JP2764126B2 - 車両用のフロントシート - Google Patents

車両用のフロントシート

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JP2764126B2
JP2764126B2 JP10913889A JP10913889A JP2764126B2 JP 2764126 B2 JP2764126 B2 JP 2764126B2 JP 10913889 A JP10913889 A JP 10913889A JP 10913889 A JP10913889 A JP 10913889A JP 2764126 B2 JP2764126 B2 JP 2764126B2
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、着座者の尻部を支えるシートクッション
と、中立位置から前後方向に傾倒可能に支持されたシー
トバックと、該シートバックの背部に折り畳まれた格納
位置から後方に傾倒した使用位置へ回動可能にシートバ
ックに支持されたフットレストとを具備し、該フットレ
ストを使用位置に傾倒させ、その上に、後方のリヤシー
トの着座者が足を載せることの可能な車両用のフロント
シートに関する。
従来技術 自動車等の車両内に配置される上記形式のフロントシ
ートは従来より周知である。このようなフロントシート
は、その後方に配置されたリヤシートの着座者が、後方
に傾倒したフットレストの上に足を載せ、くつろいだ姿
勢をとることができる。
ところが従来のこの種のフロントシートにおいては、
フットレストを使用するとき、その都度これを格納位置
から使用位置に手操作で回動させる必要があり、その操
作が面倒なものとなる点に問題があった。
目的 本発明の目的は上記従来の欠点を除去し、フットレス
トを自動的に回動させることができ、しかもフットレス
ト自体の回動のために、特別な操作を何ら行う必要のな
い冒頭に記載した形式のフロントシートを提供すること
である。
構成 本発明は上記目的を達成するため、フットレストを格
納位置と使用位置との間で回動させる駆動モータと、シ
ートバックを前方側へ傾倒させたとき、その動きに連動
して作動し、フットレストを格納位置から使用位置へ回
動させるべく、前記駆動モータの作動を開始させるフッ
トレストスイッチとを設けた構成を提案する。
作用 シートバックを前傾させれば、これに連動してフット
レストスイッチが作動し、フットレストが格納位置から
使用位置に回動する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図において、1は本発明に係るフロントシート、
1aはその後方に位置するリヤシートであり、これらのシ
ート1,1aは例えば自動車の車室内に配置される。
シート1,1aは、着座者の尻部を支えるシートクッショ
ン2,2aと、背部を支えるシートバック3,3aと、シートバ
ック3,3aの上部に設けられ、着座者の頭部を支えるヘッ
ドレスト4,4aをそれぞれ有している。
フロントシート1のシートクッション2はそれ自体公
知のように図示していない駆動装置によって前後方向に
スライド可能にフロアに支持されている。またシートバ
ック3も後述するリクライニング装置によって、第1図
に示した中立位置から前方側又は後方側に傾倒可能であ
る。同様にヘッドレスト4も図示していない駆動装置に
よって前方側に駆動されるように、シートバック3に支
持されている。
シートバック3の背部にはフットレスト9がピン8を
介して回動可能に支持されており、かかるフットレスト
9は通常第1図に示したようにシートバック3の背部に
折り畳まれた格納位置に納められている。
フットレスト9を使用するときは、次の手順でフロン
トシート1の各部分が作動する。
先ず、シートクッション2又はその他の適所に設けら
れたメインスイッチSW1を手操作により押下する。これ
により前述のリクライニング装置及びその他の駆動装置
がそれぞれ作動し、第2図に示すように、シートクッシ
ョン2が前方にスライドすると共に、シートバック3が
最前傾位置まで傾動する。その傾斜角θ(第4図)は例
えば24°程度である。またヘッドレスト4も第3図に示
す如く前方に傾倒する。
上述のようにシートクッション2を前方にスライドさ
せ、しかもシートバック3を前傾させることによって、
フロントシート1とリヤシート1aとの間に比較的広いス
ペースができる。この状態でそれまで格納位置に納めら
れていたフットレスト9を第3図に示すように後方側に
倒し、ほぼ水平な使用位置にもたらす。これによって、
フットレスト9の上部にリヤシート1aの着座者Pが足を
載せ、楽な姿勢をとることができる。
上述した構成と作用は従来のフロントシートと変りは
ない。その際、従来はフットレスト9を手操作によって
格納位置から使用位置まで回動させていたため、その操
作が大変煩雑なものとなっていた。
そこで本発明に係る構成においては、第1図に例示す
る如く、シートバック3の内部にフットレスト9を駆動
する駆動モータ10が収容されている。即ち、フットレス
ト9のピン8に固着されたギア11がモータ10の出力軸に
固着された駆動ギア12に噛み合い、モータ10の作動によ
ってフットレスト9を第1図に示した格納位置から第3
図に示した使用位置まで自動的に回動させることができ
るように構成されているのである。その際、モータ10を
作動させるフットレストスイッチを着座者Pが押下し、
これによってモータ10を作動させ、フットレスト9を使
用位置にもたらすようにしてもよいが、このような構成
を採用すると、着座者は前述のメインスイッチSW1と上
述のフットレストスイッチの計2個のスイッチを押下し
なければならず、その操作が大変煩しい。そこで本発明
では、フットレスト9を使用するときは、必ずそれに先
立ってシートバック3を前傾させるという点に着目し、
シートバック3を前方側へ傾倒させたとき、その動きに
連動してフットレストスイッチを作動させ、これによっ
てモータ10の作動を開始させることによりフットレスト
9を格納位置から使用位置まで回動させるように構成さ
れている。
ここで、上述したフットレストスイッチとこれに関連
した構成を説明する前に、本発明の理解のため、前述の
リクライニング装置の構成と作用を明らかにしておく。
第4図はフロントシート1に設けられたリクライニン
グ装置20の拡大図であり、第5図は第4図のV-V線断面
図、そして第6図は第4図に示した構成要素のうちの一
部の要素を分解して示した斜視図である。なお、第1図
乃至第4図では図を判りやすくするため、第5図に示し
た要素の一部を省略し、また第5図ではシートクッショ
ン2とシートバック3を鎖線で簡略化して示してある。
第4図乃至第6図において、シートクッション2の両
サイドには図示していないシートクッションフレームに
固着されたロアプレート21,121が設けられ、シートバッ
ク3の両サイドには同様に図示していないシートバック
フレームに固着されたアッパプレート22,122が設けられ
ている。ロアプレート21,121にはロアギアプレート23,1
23がピン24,124によって固定され、またアッパプレート
22,122にはアッパギアプレート25,125がピン26,126によ
って固定されている。
ロアギアプレート23,123には、シートクッション2の
内側に向けて突出した円筒状部30,130が突設され、その
外周面にロアギア27,127が形成されている。またアッパ
ギアプレート25,125も同様にシートクッション2の内側
に向けて突出した円筒状部31,131を有し、その内周面に
アッパギア28,128が形成されている。このようなギアを
形成する際、各円筒状部には内歯32,132と外歯33,133が
それぞれ同時に形成される(第6図参照)。
ロアギア27,127を有する円筒状部30,130は、第5図に
明示する如くアッパギア28,128を有する円筒状部31,131
にそれぞれ嵌め込まれ、ロアギアとアッパギアがそれぞ
れ噛み合っている。またロアギアプレート23,123とアッ
パギアプレート25,125は、そのそれぞれのギアの中心部
に穿設された孔がヒンジピン34,134にそれぞれ相対回転
自在に嵌合している。その際、アッパギアプレート25,1
25はヒンジピン34,134の中心O1と同心のピン円筒部35,1
35に嵌合しているが、ロアギアプレート23,123はヒンジ
ピン34,134の中心O1から偏心した中心O2を有する偏心円
筒部36,136に軸受を介してそれぞれ嵌合している。また
ロアギア27,127の外径はアッパギア28,128の径よりも小
さく設定されている(第8図参照)。
第5図に示す如く、両ヒンジピン34,134は同心状に配
置され、連結管37によって互いに一体に連結されてい
る。また第5図における左側のヒンジピン134には中間
ギア38が固設され、このギア38はモータ39の出力軸に固
定された駆動ギア40に噛み合っている。モータ39はアッ
パギアプレート125に固定支持されている。
なお、第5図における41,141は、各ヒンジピン34,134
が回転自在に貫通したカバー、42,142は各カバー41,141
をロアギアプレート23,123に固定する押えプレートであ
るが、これらは第1図乃至第4図には示されていない。
シートバック3を前方側又は後方側に傾倒させるとき
は、モータ39を作動させ、ギア40,38を回転させて両ヒ
ンジピン34,134をその中心O1のまわりに回転させる。こ
れにより、ヒンジピン34,134の偏心円筒部36,136は第8
図から判るように中心O1のまわりを回転しようとする
が、この円筒部36,136にはロアプレート21,121を介して
シートクッション2に固定されたロアギアプレート23,1
23が嵌合しているので、偏心円筒部36,136はヒンジピン
34,134の中心O1のまわりを回転することはできない。こ
のため、中心O1の方が偏心円筒部36,136の中心O2のまわ
りを回転することになる。この動作によってアッパギア
プレート25,125が、そのギア28,128をロアギア27,127に
係合させながら、中心O2のまわりを回動し、よってアッ
パギアプレート25,125にアッパプレート22,122を介して
固定されたシートバック3が前方又は後方に向けて傾動
する。
上述したリクライニング装置20の構成と作用は従来よ
り公知のものと変りはない。このような装置によって、
第1図乃至第3図に関連して先に説明したように、シー
トバック3をその中立位置(第1図)から最前方位置
(第2図及び第3図)に倒すことができるのである。そ
してこのようにシートバック3を前傾させたとき、フッ
トレスト9用のスイッチをオンさせ、モータ10を作動さ
せるのであるが、次にこのフットレストスイッチとその
関連構成を明らかにする。
第4図乃至第7図において、一方のロアプレート21に
は、ピン24によって、ロアギアプレート23の他に支持ブ
ラケット50が固定され、このブラケット50にフットレス
トスイッチSW2が固定支持されている。またこのスイッ
チSW2に対向した位置にはスイッチSW2を作動させるスト
ライカ51が設けられており、このストライカ51は、その
孔52がヒンジピン34に相対回転自在に嵌合し、しかもそ
の一方の面に突設された一対の係合片53がアッパギアプ
レート25に突設された円筒部31外周面に形成された外歯
33に係合している。これによりストライカ51はアッパギ
アプレート25に一体的に係止される。またストライカ51
の他方の面、即ちスイッチSW2の作動子55を向いた方の
面には、第7図に明示する如く突部54が突設されてい
る。
シートバック3が第1図に示し、かつ第4図に実線で
示すように中立位置にあるとき、フットレストスイッチ
SW2の作動子55は、第9図に実線で示す如くストライカ5
1に接触していない。前述のようにメインスイッチSW1
押下し、モータ39を作動させてシートバック3を前傾さ
せると、ストライカ51もシートバック3と共に回動し、
シートバック3が第2図並びに第4図に鎖線で示すよう
に最前傾位置まで傾くと、第9図に鎖線で示すようにフ
ットレストスイッチSW2の作動子55がストライカ51の突
部54に当って押圧される。これにより駆動モータ10が作
動を開始し、その回転がギア11,12を介してフットレス
ト9に伝えられ、それまで格納位置に納められていたフ
ットレスト9が第3図に示したように使用位置まで回動
する。次いでモータ10の作動が停止し、フットレスト9
は使用位置に保持される。
上述のようにシートバック3の前傾動作に連動してス
イッチSW2をオンさせ、これによりモータ10を作動させ
て、フットレスト9を使用位置にもたらすことができる
ため、着座者Pはフットレスト9を手操作で回動させる
必要がないだけでなく、フットレスト9を作動させるた
めにスイッチSW2を操作する必要もない。メインスイッ
チSW1を操作するだけでよいのである。
なお、フットレスト9を格納するときは、メインスイ
ッチSW1を押下し、これによってモータ10を作動させる
と共に、リクライニング装置20及びその他の駆動装置を
作動させ、フットレスト9、ヘッドレスト4、シートバ
ック3及びシートクッション2を第1図に示した初期位
置に戻せばよい。
図示した例では、ストライカ51を外歯33に係合させる
ことによって、これをシートクッション側に固定したた
め、ストライカ51の取付構造を簡素化でき、しかもその
位置を正しく設定できる利点が得られるが、ストライカ
51を他の位置に設けてもよいことは当然である。またシ
ートクッション側にフットレストスイッチSW2を設け、
シートバック側にストライカ51を設ける代りに、シート
クッション側にストライカ51を、シートバック側にフッ
トレストスイッチSW2を設けるようにしてもよい。
効果 本発明によれば、フットレストを自動的に使用位置に
回動させることができるだけでなく、フットレストを作
動させるためのフットレストスイッチを操作する煩雑さ
も除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はフロントシートの作動状況を示す側
面図、第4図はフロントシートの部分拡大図であって、
第1図乃至第3図と同様に一部の要素を省略して示した
図、第5図は第4図のV-V線断面図、第6図は第5図に
示した要素の一部の要素だけを示す分解斜視図、第7図
は第6図とは反対側から見たときの、一部の要素の分解
斜視図、第8図はアッパギアとロアギアの関係を示す説
明図、第9図はフットレストスイッチの作動状況を示す
説明図である。 1……フロントシート、1a……リヤシート 2……シートクッション、3……シートバック 9……フットレスト、10……駆動モータ P……着座者、SW2……フットレストスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座者の尻部を支えるシートクッション
    と、中立位置から前後方向に傾倒可能に支持されたシー
    トバックと、該シートバックの背部に折り畳まれた格納
    位置から後方に傾倒した使用位置へ回動可能にシートバ
    ックに支持されたフットレストとを具備し、該フットレ
    ストを使用位置に傾倒させ、その上に、後方のリヤシー
    トの着座者が足を載せることの可能な車両用のフロント
    シートにおいて、 前記フットレストを格納位置と使用位置との間で回動さ
    せる駆動モータと、シートバックを前方側へ傾倒させた
    とき、その動きに連動して作動し、フットレストを格納
    位置から使用位置へ回動させるべく、前記駆動モータの
    作動を開始させるフットレストスイッチとを設けたこと
    を特徴とするフロントシート。
JP10913889A 1989-05-01 1989-05-01 車両用のフロントシート Expired - Lifetime JP2764126B2 (ja)

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