JP2553220Y2 - 車両用リヤシート - Google Patents

車両用リヤシート

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JP2553220Y2
JP2553220Y2 JP1991036817U JP3681791U JP2553220Y2 JP 2553220 Y2 JP2553220 Y2 JP 2553220Y2 JP 1991036817 U JP1991036817 U JP 1991036817U JP 3681791 U JP3681791 U JP 3681791U JP 2553220 Y2 JP2553220 Y2 JP 2553220Y2
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Japan
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movable body
rear seat
shaft
rod
support
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JP1991036817U
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Inventor
あさ子 藤田
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車等に設置
されるヘッドレスト付きの車両用リヤシートに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭63−85537号公報に
示す如く、シートバックの側部にヘッドレストやアーム
レストの機能を有した車両用リアシートがある。この車
両用リアシートの一部を図5に斜視図で示している。図
中1は車両用リアシートのシートクッションで、2はシ
ートバックである。このシートバック2の側部の略上半
部分には切欠部3が設けられている。この切欠部3に別
成形した可動体(ピロー)4が収められている。
【0003】この可動体4はシートバック2と同様に成
形されたクッション性を有する縦形長方体状のもので、
この上端寄り部がシートバック2から側方に突設した支
軸により上下に回動可能となっている。この可動体4を
図示する如くシートバック2の上方に回動することによ
り、サイドヘッドレストとして使用できるようになって
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の車両用リヤシートでは、長時間座っていなければな
らない時や眠くなったり、同じ姿勢で疲れてきた時に、
従来の可動体4は水平支軸を支点に上下に回動するだけ
なので、ヘッドレストとして上方に回動した場合、着座
者の体格(座高の違い等)や好みに合わせて上下高さ調
整することができず、また特に上下の回動だけであるの
で着座者側へのサポート量の調整ができず、きまった姿
勢でしか休むことができなかった。また実開昭59−8
9056号公報に記載されているヘッドレスト付シート
のように、可動ヘッドレストを上下方向の支持杆によっ
て回転可能に支持し、この支持杆に設けたピニオンギヤ
とウオームギヤを介して可動ヘッドレストを支持杆まわ
りに回転させることができるようにしたものも公知であ
る。上記ウオームギヤは、水平方向の回転軸を介してシ
ートバック側部のダイヤルによって回転させることがで
きるようになっていた。しかしながらこの公知例の可動
ヘッドレストは、支持杆まわりに乗員頭部の荷重が作用
したときなどに上記ウオームギヤとピニオンギヤとの噛
み合い部に過大なねじり力が加わるなど強度的に問題が
あり、可動ヘッドレストの支持が不安定になりやすいと
いう欠点があった。
【0005】本考案は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、上下高さ調整が具合よく
できると共に、着座者側へのサポート量の調整ができ
強度が高く、ヘッドレストやサイドサポートとして有効
に利用可能な可動体を備えた車両用リヤシートを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用リヤシー
トは、前記目的を達成するために、リヤシートのシート
バックの側部の上部分を切欠すると共に、この切欠部に
収まる可動体(14)を設けた車両用リヤシートにおいて、
前記可動体(14)に設けられた上下方向に延びるシャフト
(17)と、前記シートバックの側部に設けられかつ前記シ
ャフト(17)を回転自在にかつ上下方向に移動自在に支持
する支持部材(18)と、前記シャフト(17)を上下方向の所
望位置に止めることができかつ操作部(20b) を有するロ
ック部材(20)と、前記可動体(14)に上下方向に移動可能
に設けられたロッド(27)と、前記可動体(14)の下側に位
置するシートバックの下側部分(12b) の上面に前記支持
部材(18)を中心とする円弧上に所定間隔で複数設けられ
かつ前記ロッド(27)の下端が係脱可能な係止部(26)と、
前記ロッド(27)を上下方向に操作可能な操作部(29)とを
具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】前記構成の車両用リヤシートによれば、シート
バックの側部の切欠部に収められた可動体(14)がシャフ
ト(17)を中心として左右方向に回動可能であり、複数の
係止部(26)のうちの所望の係止部(26)にロッド(27)の下
端を係合させることにより、左右方向に所望角度となる
ように可動体(14)を止めることができる。この係止部(2
6)はシートバックの下側部分(12b) の上面において支持
部材(18)から離れた位置に支持部材(18)を中心とする円
弧上に設けられており、この係止部(26)にロッド(27)を
係合させるようにしているため、可動体(14)に加わるシ
ャフト(17)まわりの荷重(モーメント)に対して強度が
高く安定した状態で可動体(14)を支持できる。そして上
下方向に移動可能な可動体(14)をロック部材(20)によっ
て所望高さに固定することで可動体(14)を好みの高さに
調整することができるので、可動体(14)が着座者の好み
や体型に応じた高さのヘッドレストやサイドサポートと
して機能するようになる。特に左右方向の回動調整によ
り着座者側へのサポート量の調整が具合よくできるよう
になる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の車両用シートの一実施例を図
1乃至図4に示し説明する。
【0009】まず、図4において、図中11はリヤシー
トのシートクッションで、12はシートバックである。
このシートバック12の側部の略上半部分には切欠部1
3が設けられている。この切欠部13に収まる状態に別
成形した可動体(ピロー)14が設けられている。
【0010】可動体14はリヤシートに対して上下動並
びに左右方向に回動可能に支持されていると共に、前記
可動体14の上下高さ並びに左右回動位置を位置決めロ
ックするロック手段が設けられている。
【0011】つまり、この可動体14は図1に示す如く
前記シートバック12と同様にパッド等のクッション材
と表皮とにより成形されたクッション性を有する略三角
柱形状となっていると共に、内部には骨組として略コ字
形状のフレーム15と、この上下に結合された一対の支
持板16が埋設されている。また、この可動体14の前
端側内側寄り部から下方に長く突出してシャフト17が
設けられている。
【0012】一方、前記シートバック12側部の切欠部
13の下側部分12bには、その内端側前寄り部にシー
トバック12の後傾角度と同じ傾斜角度で支持筒18が
埋設されている。支持筒18は支持部材として機能す
る。支持筒18に前記シャフト17が挿入され、可動体
14を上下動並びに左右に回動可能に支持している。
【0013】前記ロック手段として、シートバック12
側部の下側部分12bには高さ調整用ロック機構19が
設けられている。この高さ調整用ロック機構19はロッ
ク部材として機能するロックプレート20と圧縮ばね2
1とにより構成されている。
【0014】前記ロックプレート20は平板形状で、前
記下側部分12bにこの外側方から水平に差し込まれ
て、この内端部が前記支持筒18を横切るように貫通さ
れている。このロックプレート20の内端方に角形のロ
ック穴20aが形成され、このロック穴20aに前記支
持筒18内に挿入されたシャフト17が通されている。
また、前記ロックプレート20の外端に略L字状に立ち
上がった操作部20bがあり、これと下側部分12bと
の間に前記圧縮ばね21が2個設けられ、このばね21
で前記ロックプレート20が外側方に付勢されることに
よりロック穴20aの内端方縁部がシャフト17に形成
されている係止溝17aに係合し、このシャフト17の
上下動を規制するようになる。なお、シャフト17には
複数段の係止溝17aが設けられている。
【0015】もう一方のロック手段として左右位置調整
用ロック機構25が設けられている。この左右位置調整
用ロック機構25は、係止穴26とロッド27とから構
成されている。
【0016】係止部として機能する前記係止穴26は前
記下側部分12bの上面に、支持部材として機能する
記支持筒18を中心とする円弧上に配設したプレート1
2cに等間隔を存して形成されている。また、前記ロッ
ド27は前記可動体14の内端側後寄り部に前記シャフ
ト17と平行して上下動可能に且つ前記上下の支持板1
6に貫通して上下に突出する状態に設けられていると共
に、このロッド27の上端には操作部としての操作ノブ
29が設けられ、またロッド27には上端を前記上側支
持板16の下面に当接し、且つ下端を該ロッド27の途
中の穴に係合して圧縮ばね28が設けられている。この
圧縮ばね28により前記ロッド27は常に下方に付勢さ
れて、この下端が前記いずれかの係止穴26に選択的に
係脱可能に係合して該可動体14のシャフト17を中心
とする左右方向の回動を規制するようになっている。な
お、前記操作ノブ29を上方に引っ張れば、圧縮ばね2
8に抗し、ロッド27が上昇して、前記係止穴26から
離脱してロック解除できるようになっている。
【0017】このように構成された車両用リヤシート
は、シートバック12の側部の切欠部13に収められた
可動体14を例えば上下動させて好みの高さに調整した
い場合には、シートバック12側部の下側部分12bの
ロックプレート20を圧縮ばね21の付勢力に抗して押
し込む。するとシャフト17の溝17aに係合していた
ロック穴20aの内端方縁部が外れる。この状態で可動
体14を好みの高さまで上下動させたら、ロックプレー
ト20の押圧を解除する。これにて、自動的にロック穴
20aの内端方縁部がシャフト17の溝17aに係合
し、可動体14は上下動方向に対してロック保持状態と
なる。
【0018】また、可動体14を左右に回動操作して着
座者側へのサポート量を好みに合わせて調整したい場合
には、ロッド27上端の操作ノブ29を圧縮ばね28に
抗して上方に引上げ操作して、当該ロッド27と係止穴
26との係合を解除する。そしてシャフト17を中心に
可動体14を好みのサポート位置まで回動させ、ロッド
27の引上げ操作を解除する。すると圧縮ばね28の付
勢力で、この近傍に位置する係止穴26に再びロッド2
7が自動的に係合復帰することにより、可動体14は左
右回動方向に対してロック保持される。
【0019】こうして、可動体14が上下動並びに左右
回動調整することによりその可動体14は着座者の好み
や体型に応じた高さのヘッドレストやサイドサポートと
して機能するようになり、小柄な人から大柄な人まで利
用できるようになる。また特に左右方向の回動調整によ
り着座者側へのサポート量の調整ができるので、着座者
はより楽な姿勢を選ぶことができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は、前述したように構成したか
ら、上下高さの調整が具合よくできると共に、着座者側
へのサポート量の調整ができ、しかも可動体の支持強度
が高いため可動体を安定して支持することができ、ヘッ
ドレストやサイドサポートとして有効に利用可能な可動
体を備えた車両用リヤシートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用リヤシートの要部斜視図。
【図2】同上車両用リヤシートの部分平面図。
【図3】同上車両用リヤシートの可動体の回動状態を示
す斜視図。
【図4】同上車両用リヤシートを設置した車室内の部分
的斜視図。
【図5】従来の車両用リヤシートを設置した車室内の部
分的斜視図。
【符号の説明】
12…シートバック、12b…下側部分、13…切欠
部、14…可動体、17…シャフト、18…支持筒、1
9,25…ロック手段(19…高さ位置決め用ロック機
構、25…左右回動位置決め用ロック機構、26…係止
穴、27…ロッド)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤシートのシートバックの側部の上部分
    を切欠すると共に、この切欠部に収まる可動体(14)を設
    けた車両用リヤシートにおいて、 前記可動体(14)に設けられた上下方向に延びるシャフト
    (17)と、 前記シートバックの側部に設けられかつ前記シャフト(1
    7)を回転自在にかつ上下方向に移動自在に支持する支持
    部材(18)と、 前記シャフト(17)を上下方向の所望位置に止めることが
    できかつ操作部(20b)を有するロック部材(20)と、 前記可動体(14)に上下方向に移動可能に設けられたロッ
    ド(27)と、 前記可動体(14)の下側に位置するシートバックの下側部
    分(12b) の上面に前記支持部材(18)を中心とする円弧上
    に所定間隔で複数設けられかつ前記ロッド(27)の下端が
    係脱可能な係止部(26)と、 前記ロッド(27)を上下方向に操作可能な操作部(29)と、 を具備した ことを特徴とする車両用リヤシート。
JP1991036817U 1991-05-23 1991-05-23 車両用リヤシート Expired - Lifetime JP2553220Y2 (ja)

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JPH04131351U JPH04131351U (ja) 1992-12-02
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007236868A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Osada Res Inst Ltd 歯科治療椅子
JP5200131B2 (ja) * 2011-03-22 2013-05-15 株式会社フジ医療器 施療機

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JPS5989056U (ja) * 1982-12-06 1984-06-16 三菱自動車工業株式会社 ヘツドレスト付シ−ト
JPH066997Y2 (ja) * 1986-11-25 1994-02-23 河西工業株式会社 車両用リアシ−ト

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