JPH09118163A - 格納式補助シート - Google Patents

格納式補助シート

Info

Publication number
JPH09118163A
JPH09118163A JP29897995A JP29897995A JPH09118163A JP H09118163 A JPH09118163 A JP H09118163A JP 29897995 A JP29897995 A JP 29897995A JP 29897995 A JP29897995 A JP 29897995A JP H09118163 A JPH09118163 A JP H09118163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
auxiliary
backrest
auxiliary seat
upper bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29897995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirochika Takei
泰親 武井
Masami Yoshida
正美 吉田
Tomomi Shiyouji
共実 庄子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seat Co Ltd filed Critical Tokyo Seat Co Ltd
Priority to JP29897995A priority Critical patent/JPH09118163A/ja
Publication of JPH09118163A publication Critical patent/JPH09118163A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助シートの傾斜角度変更、シートの前進長
さの拡大、スペースの有効利用、チャイルドシートとし
ての配置の適正化、使用態様の多様化。 【解決手段】 背凭シート4の後面に補助シート用凹部
16を形成する。補助シート用凹部16に補助背凭シー
ト25を回動自在に設ける。座席シート2は、固定部側
に設けたスライドレール61側の後部に横軸57により
回動自在に取付ける。座席シート2とスライドレール6
1側との間には、座席シート2が通常使用位置と下方に
位置する前下がり位置の夫々の位置で保持するシート上
下ロック装置58を設けた格納式補助シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、子供の使用するいわゆ
るチャイルドシートとしても使用可能な格納式補助シー
トに係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実開昭62−24581号公
報には、車体側に取付けた座席シートに取付軸により背
凭シートを回動自在に取付け、座席シートと背凭シート
の間には前記背凭シートが前記座席シート上に重合する
前倒状態のときロックする保持装置を設け、前記背凭シ
ートの裏面には背凭シートの長さ方向に長い補助シート
用凹部を形成し、該補助シート用凹部には、不使用のと
き該補助シート用凹部内に格納され前記背凭シートが前
倒状態のとき起立させて使用する間回動するように基部
を前記背凭シートの先端側の補助シート用凹部内に軸着
した補助背凭シートと、前記補助シート用凹部の底部に
形成した補助座席シートとからなる補助シートを設け、
前記補助背凭シートの回動位置を保持する保持機構を前
記補助背凭シートの軸着部に設けた構成について記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、背凭シ
ートを前倒し状態で車両用シート全体を前進させたと
き、ダッシュボードに当たってしまうことがあるという
課題がある。また、背凭シートを前倒し状態にしたと
き、これをロックするロック機構が別途必要なため、構
造が複雑になって、コストを上昇させ、また、操作が面
倒であるという課題がある。
【0004】
【発明の目的】補助シートの傾斜角度変更、シートの前
進長さの拡大、スペースの有効利用、チャイルドシート
としての配置の適正化、使用態様の多様化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定部側に取
付けた座席シート2に取付軸3により背凭シート4を回
動自在に取付け、座席シート2と背凭シート4の間には
前記背凭シート4が前記座席シート2上に重合する前倒
状態のときロックするロック装置を設け、前記背凭シー
ト4の裏面には該背凭シート4の長さ方向に長い補助シ
ート用凹部16を形成し、該補助シート用凹部16に
は、不使用のとき該補助シート用凹部16内に格納され
前記背凭シート4が前倒状態のとき起立させて使用する
間回動するように基部を前記背凭シート4の先端側の補
助シート用凹部16内に軸着した補助背凭シート25
と、前記補助シート用凹部16の底部に形成した補助座
席シート17とからなる補助シート15を設け、前記補
助背凭シート25の回動位置を保持する保持機構を前記
補助背凭シート25の軸着部に設けたものにおいて、前
記座席シート2は、固定部側に設けたスライドレール6
1側の後部に横軸57により回動自在に取付け、前記座
席シート2とスライドレール61側との間には、前記座
席シート2が通常使用位置と下方に位置する前下がり位
置の夫々の位置で保持するシート上下ロック装置58を
設けた格納式補助シートとしたものである。本発明は、
前記座席シート2の左右両側にはアッパーブラケット5
5を夫々設け、各アッパーブラケット55の後部は一対
のロアーブラケット56の後部に夫々横軸57により回
動自在に取付け、各アッパーブラケット55の前部とロ
アーブラケット56の前部の重合部分には、前記アッパ
ーブラケット55に形成した係合孔60a 、60b とロ
アーブラケット56に設けた出入り自在の前記係合孔に
選択係合する係合突起59からなるシート上下ロック装
置58を設けた格納式補助シートとしたものである。、
本発明は、前記座席シート2と前記背凭シート4の間に
は該背凭シート4の傾斜角度を調節し得るリクライニン
グ装置5を設け、該リクライニング装置5は、ロックギ
ヤ48が係合するセクタギヤ47に、通常の傾斜角度を
調節するリクライニング用歯部49と背凭シート4を前
倒しさせたとき係合する前倒し用歯部50との間に無歯
部を形成して構成し、該リクライニング装置5により前
記背凭シート4が前記座席シート2上に重合する前倒状
態のときロックするロック装置とした格納式補助シート
としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
は車両等に用いるシートであり、車両用のシート1の例
で説明する。車両用シート1は、車体側に取付けた座席
シート2に取付軸3により背凭シート4を回動自在に設
け、前記座席シート2と背凭シート4の間にはリクライ
ニング装置5を設けて、前記背凭シート4の傾斜角度を
所望角度に調節して保持する。前記背凭シート4は、任
意形状の骨格フレーム6に縦板形状の支持部材7を設
け、支持部材7の前側に背凭用クッション材8を設け、
該背凭用クッション材8の外周を表皮部材9により包囲
し、正面視中央の中央背凭部10と該中央背凭部10の
左右側に設けた土手部11により構成している。12は
背凭シート4の上部に設けたヘッドレストである。
【0007】しかして、前記背凭シート4の裏側には、
補助シート15を形成する。前記背凭シート4の中央背
凭部10の裏側には補助シート用凹部16を形成する。
補助シート用凹部16の左右側には前記土手部11を位
置させる。補助シート用凹部16は、背凭シート4を前
倒しさせた状態においてその底部を補助座席シート17
の座面とし、補助座席シート17は前記骨格フレーム6
の支持部材7の裏側上面に補助座席用クッション材18
を設け、補助座席用クッション材18の外周を表皮部材
9により包囲して形成する。また、補助座席シート17
は、着座者の臀部の位置する部分を凹ませて、臀部支持
面19に形成し、補助座席シート17の前後中間部には
反転式座面形成パッド体20の基部を取付ける。即ち、
反転式座面形成パッド体20は補助座席シート17の長
さの略半分の長さに形成し、クッション材21を表皮部
材22により包囲して形成し、反転式座面形成パッド体
20の基部を補助座席シート17の長さ方向の中間の表
皮部材9に縫着して取付け、先端は自由端とし、前記通
常は臀部支持面19の上面(側面)に格納し、前記補助
シート15として使用状態のとき着座者の大腿部下方に
位置させ、大腿部を支持する。
【0008】したがって、補助座席シート17は、補助
シート15として使用するとき臀部支持面19が低く、
着座者の大腿部の下方が高くなる傾斜となって、良好に
支持し、反転式座面形成パッド体20を格納すると、補
助シート用凹部16の底部を平坦にする。しかして、前
記補助シート用凹部16内には補助シート15を構成す
る補助背凭シート25を設ける。補助背凭シート25
は、平板状の補助背凭フレーム26の周囲に補助背凭ク
ッション材27を設け、補助背凭クッション材27の外
周を表皮部材28により包囲して形成する。補助背凭フ
レーム26の基部の左右側には一対の取付部29を設
け、該取付部29を前記骨格フレーム6に横軸30によ
り回動自在に取付ける。横軸30にはロックプレート3
1を固定する。ロックプレート31には補助背凭シート
25が格納状態のときの格納用係合溝33および使用状
態のときの使用係合溝34を形成する。前記支持部材7
の裏面には、ロックスプリング35の取付部36を回転
自在に取付け、ロックスプリング35の中央に設けた反
転部37を前記支持部材7に当接させる。前記取付部3
6の左右側は折曲して係合部38に形成し、係合部38
に続いてロック解除レバー39に形成する。ロックスプ
リング35は係合部38を前記ロックプレート31の係
合溝に係合するように反転部37により付勢されて係合
し、ロック解除レバー39を押すことにより係合部38
を係合溝より離脱させる。
【0009】しかして、前記背凭シート4の先端部と前
記補助シート用凹部16の間には上側土手部43を形成
し、上側土手部43の上面に前記ヘッドレスト12を取
付ける。上側土手部43の下面は前記補助背凭シート2
5を起立させたとき当接する補助背凭支持面44に形成
し、補助背凭支持面44は補助背凭シート25を起立さ
せたときの傾斜に合わせて、使用状態において前側に至
るに従い高くなる傾斜面に形成し、補助背凭シート25
に掛かる荷重を支持する。しかして、前記座席シート2
と背凭シート4の間に設けたリクライニング装置5は、
公知のものと同様に、前記取付軸3を中心とする扇状の
セクタギヤ47を固定し、該セクタギヤ47にロックギ
ヤ48を任意位置にて噛み合うようにして構成するが、
セクタギヤ47には、背凭シート4の着座姿勢における
傾斜調節するリクライニング用歯部49を形成し、リク
ライニング用歯部49に続いてまたは無歯部を間に置い
て別個に背凭シート4を前倒しさせたときロックギヤ4
8が係合する前倒し用歯部50を形成する。51はリク
ライニング操作レバー、52はバネである。
【0010】前記座席シート2の後部左右両側には一対
のアッパーブラケット55を固定する。各アッパーブラ
ケット55は、その後部をロアーブラケット56の後部
に横軸57により回動自在に取付ける。アッパーブラケ
ット55とロアーブラケット56とは前側部分で重合さ
せ、該重合部分にシート上下ロック装置58を設ける。
シート上下ロック装置58は前記ロアーブラケット56
にロック用の係合突起59を出入り自在に設け、前記ア
ッパーブラケット55には上側係合孔60a および下側
係合孔60b を形成して構成する。ロアーブラケット5
6はスライドレール61のアッパーレール62に固定
し、アッパーレール62は車体側に設けたロアーレール
63にロック装置により任意位置にて固定する。64は
前記係合突起59に設けたシート上下操作ノブである。
アッパーブラケット55はシート上下操作ノブ64を引
いて係合突起59を上側係合孔60a から外すと、横軸
57中心に前側下方回動し、車両用シート1全体を前側
へ低く回動させる。即ち、車種によっては、背凭シート
4を前倒し状態で前進させるとダッシュボードシート6
5に当たることがあるが、これを回避して、車両用シー
ト1を前進させる。66はシートベルトである。
【0011】
【作用】次に作用を述べる。リクライニング操作レバー
51を操作すると、ロックギヤ48がリクライニング用
歯部49より離脱し、背凭シート4は前倒れして座席シ
ート2の上面に重なり、ロックギヤ48は前倒し用歯部
50に係合して背凭シート4の前倒れ状態を保持する。
次に、ロック解除レバー39を押すと、ロック解除レバ
ー39は取付部36中心に回動し、取付部36とロック
解除レバー39の間に形成した係合部38をロックプレ
ート31の格納用係合溝33より離脱させる。この状態
で、補助シート15の補助背凭シート25を持ち上げる
と、補助背凭シート25は横軸30中心に回動する。前
記ロックプレート31は横軸30に固定されているか
ら、補助背凭シート25の回動により回転し、使用係合
溝34がロックスプリング35の係合部38に至ると、
係合部38は反転部37の弾力により使用係合溝34に
係合する。それゆえ、補助背凭シート25の回動は停止
する。
【0012】この場合、前記背凭シート4の先端部と前
記補助シート用凹部16の間には上側土手部43を形成
し、上側土手部43の下面は前記補助背凭シート25を
起立させたとき当接する補助背凭支持面44に形成して
いるから、補助背凭シート25を起立させると、補助背
凭シート25の裏面は補助背凭支持面44に当接し、補
助背凭シート25に掛かる荷重を支持する。それゆえ、
ロックスプリング35とロックプレート31により構成
した補助背凭シート25のロック装置で十分に荷重を支
持する。しかして、補助背凭シート25を起立させる
と、前倒し状態の背凭シート4の上面には補助シート用
凹部16が形成され、補助シート用凹部16の底部を補
助座席シート17としているから、補助背凭シート25
と補助シート用凹部16の底部の補助座席シート17と
により補助シート15ができ、着座し得る。
【0013】この場合、補助座席シート17は、着座者
の臀部の位置する部分を凹ませて臀部支持面19に形成
しているから、着座者の臀部は臀部支持面19に嵌るよ
うに着座でき、前後方向の臀ずれが防止でき、着座感を
向上させる。また、補助座席シート17の前後中間部に
は、補助座席シート17の長さの略半分の長さでクッシ
ョン材21の外周を表皮部材22により包囲して形成し
た反転式座面形成パッド体20の基部を、補助座席シー
ト17の長さ方向の中間の表皮部材9に縫着して取付
け、先端は自由端としているから、反転式座面形成パッ
ド体20を着座者の大腿部下方になるように基部のとこ
ろで反転させると、臀部支持面19が低く、着座者の大
腿部の下方が高くなる傾斜となって、良好に支持し、着
座姿勢を良好にして、着座感を向上させる。
【0014】特に、反転式座面形成パッド体20は基部
を薄く、先端に至るに従い厚く形成しているので、一
層、前上りの傾斜となって、着座姿勢を良好にして着座
感を向上させる。しかして、補助シート15は、前記し
たように、補助背凭シート25と補助座席シート17に
より構成するが、そのうち、補助背凭シート25は平板
状の補助背凭フレーム26の表裏両面に補助背凭クッシ
ョン材27を設け、補助背凭クッション材27の外周を
表皮部材9により包囲して形成しているから、背中を良
好なクッション性能をもって支持する。また、通常のシ
ート1として使用した場合で、該シート1の後方にシー
トを設けたとき、後部席の着座者の足が補助背凭シート
25の裏面に当たっても、背凭クッション材27の存在
により不快感を与えない。
【0015】また、補助座席シート17は、骨格フレー
ム6に設けた支持部材7の裏側に補助座席用クッション
材18を設けているから、臀部および大腿部を良好なク
ッション性能をもって支持する。この場合、支持部材7
の表側には通常の背凭用クッション材8を設けているか
ら、通常のシート1として使用する場合にも、座席シー
ト2のクッション性能を良好に確保する。しかして、補
助シート15は、子供が着座するチャイルドシートとし
ての使用も、もちろん可能であり、車両用シート1の背
凭シート4の裏側に補助シート15を設けているから、
運転席の側部に設けた助手席の車両用シート1に使用す
ると、補助シート15の着座者と運転席の着座者とは向
かい合う状態になり、チャイルドシートとしての使用に
適したものとなり、子供の着座姿勢を安定させる。
【0016】この場合、車両用シート1はスライドレー
ル61により車体に対して前方位置にスライドできるの
で、補助シート15の位置を一層良好にできるが、車種
によっては、前倒しした背凭シート4の前部がダッシュ
ボードシート65に当たることがある。車両用シート1
は、座席シート2の後部左右両側のアッパーブラケット
55を、スライドレール61側に取付けたロアーブラケ
ット56に横軸57により前側が上下するように回動自
在に取付けているから、シート上下ロック装置58のシ
ート上下操作ノブ64を引くと、係合突起59がアッパ
ーブラケット55の下側係合孔60b より外れ、車両用
シート1全体は横軸57中心に前側下方回動し、係合突
起59が上側係合孔60a に係合して背凭シート4の前
端の高さを低く保持する。
【0017】したがって、車両用シート1を前進させ、
背凭シート4の前部をダッシュボードシート65の下方
の空間内に収容し、補助シート15の位置を前側に位置
させて、運転席と良好な位置関係にする。また、車両用
シート1全体を前側下方回動させると、補助シート15
の傾斜も後下がりになるから、ダッシュボードシート6
5の下方の空間内に収容しなくとも、前側下方回動させ
ることは有効である。しかして、車両用シート1を前進
させていたときは、元の位置に戻し、座席シート2を持
ち上げると、アッパーブラケット55の下側係合孔60
b に係合突起59が図示は省略するがバネ弾力で係合
し、座席シート2が略水平の車両用シート1として使用
し得る着座可能な元の状態になる。
【0018】次に、反転式座面形成パッド体20を臀部
支持面19側に反転させて、補助シート用凹部16の底
部を平坦にする。したがって、反転式座面形成パッド体
20は補助背凭シート25と臀部支持面19の間に位置
して、空間を有効利用して格納する。次に、ロック解除
レバー39を押すと、ロック解除レバー39は取付部3
6中心に回動し、ロックプレート31の使用係合溝34
に係合していた係合部38を離脱させ、補助背凭シート
25を回動自由状態にするから倒して格納する。そし
て、補助背凭シート25を格納すると、これによりロッ
クプレート31の格納用係合溝33にロックスプリング
35の係合部38が係合し、補助背凭シート25を格納
状態で保持する。
【0019】次に、リクライニング操作レバー51を操
作して、前倒し用歯部50に係合しているロックギヤ4
8を離脱させ、背凭シート4を起立状態にすると、ロッ
クギヤ48がリクライニング用歯部49に係合して保持
する。この場合、リクライニング装置5は、セクタギヤ
47にリクライニング用歯部49および前倒し用歯部5
0を形成するだけで、背凭シート4を使用状態と前倒し
状態のいずれでも保持し、構成を簡単にする。なお、上
記説明において、前後左右の方向を示して説明している
部分があるが、説明の便宜上のものであり、これに限定
されるものではない。
【0020】
【効果】本発明は、固定部側に取付けた座席シート2に
取付軸3により背凭シート4を回動自在に取付け、座席
シート2と背凭シート4の間には前記背凭シート4が前
記座席シート2上に重合する前倒状態のときロックする
ロック装置を設け、前記背凭シート4の裏面には該背凭
シート4の長さ方向に長い補助シート用凹部16を形成
し、該補助シート用凹部16には、不使用のとき該補助
シート用凹部16内に格納され前記背凭シート4が前倒
状態のとき起立させて使用する間回動するように基部を
前記背凭シート4の先端側の補助シート用凹部16内に
軸着した補助背凭シート25と、前記補助シート用凹部
16の底部に形成した補助座席シート17とからなる補
助シート15を設け、前記補助背凭シート25の回動位
置を保持する保持機構を前記補助背凭シート25の軸着
部に設けたものにおいて、前記座席シート2は、固定部
側に設けたスライドレール61側の後部に横軸57によ
り回動自在に取付け、前記座席シート2とスライドレー
ル61側との間には、前記座席シート2が通常使用位置
と下方に位置する前下がり位置の夫々の位置で保持する
シート上下ロック装置58を設けた格納式補助シートと
したから、シート1の後部の横軸57を中心に前側を上
下させることができ、補助シート15の傾斜を簡単に変
更できる。また、車両用シート1を前進させたとき、前
倒し背凭シート4の前部をダッシュボードシート65の
下方の空間内に収容でき、補助シート15の位置を前側
に位置させて、空間を有効利用できる効果を奏する。ま
た、運転席の側部に設けた助手席に補助シート15を設
けたとき、補助シート15の着座者と運転席の着座者と
は向かい合う状態になり、チャイルドシートとしての使
用に適したものとなり、前倒しした背凭シート4の前部
をダッシュボードシート65の下方の空間内に収容する
まで、車両用シート1を前進させることにより運転席と
良好な位置関係にできる効果を奏する。本発明は、前記
座席シート2の左右両側にはアッパーブラケット55を
夫々設け、各アッパーブラケット55の後部は一対のロ
アーブラケット56の後部に夫々横軸57により回動自
在に取付け、各アッパーブラケット55の前部とロアー
ブラケット56の前部の重合部分には、前記アッパーブ
ラケット55に形成した係合孔60a 、60b とロアー
ブラケット56に設けた出入り自在の前記係合孔に選択
係合する係合突起59からなるシート上下ロック装置5
8を設けた格納式補助シートとしたから、シート上下ロ
ック装置58のシート上下操作ノブ64を引くと、係合
突起59がアッパーブラケット55の係合孔より外れ、
シート1全体を横軸57中心に前側上下回動させること
ができ、係合突起59を係合孔に選択係合させると、シ
ート1を保持でき、構造を簡単にし、コストを削減し、
また操作性を向上させる。また、本発明は、前記座席シ
ート2と前記背凭シート4の間には該背凭シート4の傾
斜角度を調節し得るリクライニング装置5を設け、該リ
クライニング装置5は、ロックギヤ48が係合するセク
タギヤ47に、通常の傾斜角度を調節するリクライニン
グ用歯部49と背凭シート4を前倒しさせたとき係合す
る前倒し用歯部50との間に無歯部を形成して構成し、
該リクライニング装置5により前記背凭シート4が前記
座席シート2上に重合する前倒状態のときロックするロ
ック装置とした格納式補助シートとしたから、リクライ
ニング装置5により背凭シート4の前倒れ状態を保持で
き、製造、組立が容易になり、部品点数が少なく、コス
トも削減でき、軽量化にも貢献できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 補助シートの使用状態の斜視図。
【図2】 背凭シートの裏側の斜視図。
【図3】 同フレームの斜視図。
【図4】 同縦断側面図。
【図5】 図4の一部拡大図。
【図6】 ロックスプリングの格納状態の作用状態側面
図。
【図7】 同使用状態の作用状態側面図。
【図8】 リクライニング装置の一部側面図。
【図9】 シート上下回動機構の斜視図。
【図10】 シートの前倒し状態説明図。
【図11】 前倒し状態の背凭シートの縦断側面図。
【図12】 チャイルドシートの使用状態側面図。
【図13】 シート上下回動機構の作用状態図。
【符号の説明】
1…シート、2…座席シート、3…取付軸、4…背凭シ
ート、5…リクライニング装置、6…骨格フレーム、7
…支持部材、8…背凭用クッション材、9…表皮部材、
10…中央背凭部、11…土手部、12…ヘッドレス
ト、15…補助シート、16…補助シート用凹部、17
…補助座席シート、18…補助座席用クッション材、1
9…臀部支持面、20…反転式座面形成パッド体、21
…クッション材、22…表皮部材、25…補助背凭シー
ト、26…補助背凭フレーム、27…補助背凭クッショ
ン材、29…取付部、30…横軸、31…ロックプレー
ト、33…格納用係合溝、34…使用係合溝、35…ロ
ックスプリング、36…取付部、37…反転部、38…
係合部、39…ロック解除レバー、43…上側土手部、
44…補助背凭支持面、47…セクタギヤ、49…リク
ライニング用歯部、48…ロックギヤ、50…前倒し用
歯部、51…リクライニング操作レバー、52…バネ、
55…アッパーブラケット、56…ロアーブラケット、
57…横軸、58…シート上下ロック装置、59…係合
突起、60…係合孔、61…スライドレール、62…ア
ッパーレール、63…ロアーレール、64…シート上下
操作ノブ、65…ダッシュボードシート、66…シート
ベルト。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図12】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図13】
【図9】
【図10】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60N 2/26 B60N 2/26 (72)発明者 庄子 共実 栃木県塩谷郡高根沢町大字太田字治部沢 118の1 東京シート株式会社技術センタ ー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部側に取付けた座席シート2に取付
    軸3により背凭シート4を回動自在に取付け、座席シー
    ト2と背凭シート4の間には前記背凭シート4が前記座
    席シート2上に重合する前倒状態のときロックするロッ
    ク装置を設け、前記背凭シート4の裏面には該背凭シー
    ト4の長さ方向に長い補助シート用凹部16を形成し、
    該補助シート用凹部16には、不使用のとき該補助シー
    ト用凹部16内に格納され前記背凭シート4が前倒状態
    のとき起立させて使用する間回動するように基部を前記
    背凭シート4の先端側の補助シート用凹部16内に軸着
    した補助背凭シート25と、前記補助シート用凹部16
    の底部に形成した補助座席シート17とからなる補助シ
    ート15を設け、前記補助背凭シート25の回動位置を
    保持する保持機構を前記補助背凭シート25の軸着部に
    設けたものにおいて、前記座席シート2は、固定部側に
    設けたスライドレール61側の後部に横軸57により回
    動自在に取付け、前記座席シート2とスライドレール6
    1側との間には、前記座席シート2が通常使用位置と下
    方に位置する前下がり位置の夫々の位置で保持するシー
    ト上下ロック装置58を設けた格納式補助シート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記座席シート2の
    左右両側にはアッパーブラケット55を夫々設け、各ア
    ッパーブラケット55の後部は一対のロアーブラケット
    56の後部に夫々横軸57により回動自在に取付け、各
    アッパーブラケット55の前部とロアーブラケット56
    の前部の重合部分には、前記アッパーブラケット55に
    形成した係合孔60a 、60b とロアーブラケット56
    に設けた出入り自在の前記係合孔に選択係合する係合突
    起59からなるシート上下ロック装置58を設けた格納
    式補助シート。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記座席シート2と
    前記背凭シート4の間には該背凭シート4の傾斜角度を
    調節し得るリクライニング装置5を設け、該リクライニ
    ング装置5は、ロックギヤ48が係合するセクタギヤ4
    7に、通常の傾斜角度を調節するリクライニング用歯部
    49と背凭シート4を前倒しさせたとき係合する前倒し
    用歯部50との間に無歯部を形成して構成し、該リクラ
    イニング装置5により前記背凭シート4が前記座席シー
    ト2上に重合する前倒状態のときロックするロック装置
    とした格納式補助シート。
JP29897995A 1995-10-24 1995-10-24 格納式補助シート Withdrawn JPH09118163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29897995A JPH09118163A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 格納式補助シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29897995A JPH09118163A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 格納式補助シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09118163A true JPH09118163A (ja) 1997-05-06

Family

ID=17866670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29897995A Withdrawn JPH09118163A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 格納式補助シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09118163A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102234028A (zh) * 2010-04-27 2011-11-09 宝钢发展有限公司 一种粉煤灰卸载装置的改良结构
WO2021187496A1 (ja) * 2020-03-17 2021-09-23 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102234028A (zh) * 2010-04-27 2011-11-09 宝钢发展有限公司 一种粉煤灰卸载装置的改良结构
WO2021187496A1 (ja) * 2020-03-17 2021-09-23 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
CN115298058A (zh) * 2020-03-17 2022-11-04 提爱思科技股份有限公司 交通工具用座椅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09118160A (ja) 格納式補助シート
KR100457396B1 (ko) 차량용 시트의 높이조절장치
JP3012765B2 (ja) 座席装置
JPH09118163A (ja) 格納式補助シート
JPH09118161A (ja) 格納式補助シート
JPH07257242A (ja) 車両用シート
JP2863816B2 (ja) 車両用背凭シートの上部傾斜角度調節装置
JPH09118162A (ja) 格納式補助シート
JP5499870B2 (ja) 座席
JP2604640Y2 (ja) 腰 掛
JPH1016618A (ja) 車両用多機能シート
JP4059101B2 (ja) 車両用センターシート構造
JP2624096B2 (ja) シート装置
JPH0617629Y2 (ja) 座席用シートクッションのための駆動機構
JP2517135Y2 (ja) リクライニングシート
JPH0722125Y2 (ja) 車両における座席構造
JP2001070074A (ja) 乗物用座席
JP2634541B2 (ja) 座席装置
JP2553220Y2 (ja) 車両用リヤシート
JP2584939B2 (ja) 座席装置
JP2541430B2 (ja) 車両用シ―トのヘッドレスト装置
JPH0721135Y2 (ja) 車両用シート
JP2023004166A (ja) 乗物用シート
JP2616356B2 (ja) 車両用シートのヘッドレスト装置
JP2521810Y2 (ja) 揺動可能なリクライニングシート

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107