JP2565942Y2 - 車両用シートにおけるスライドレールの取付構造 - Google Patents

車両用シートにおけるスライドレールの取付構造

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JP2565942Y2 JP1992009461U JP946192U JP2565942Y2 JP 2565942 Y2 JP2565942 Y2 JP 2565942Y2 JP 1992009461 U JP1992009461 U JP 1992009461U JP 946192 U JP946192 U JP 946192U JP 2565942 Y2 JP2565942 Y2 JP 2565942Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート(座席)
のフロントシート(前席)などの車両用シートにおける
シートの前後位置調節用スライドレールの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用フロントシートには、シ
ートの前後位置を調節するためのスライドレールが備え
られている。このスライドレールは図7に示すようにシ
ートクッション(SC)側に固定されるアッパーレール
(2)と、このアッパーレール(2)が前後方向に摺動
自在に嵌合され、車床側に固定されるロアレール
(1′)とから構成され、ロアレール(1′)の底面前
後には略倒L字状のスタンドブラケット(101)(1
02)が固定され、このスタンドブラケットを車床
(F)にボルトなどの締結具(101A)(102A)
で締結することにより、ロアレール(1′)を車床
(F)に取付けている。なお、図中(31)は車床
(F)に設けた補強メンバーであり、前記スタンドブラ
ケット(102)はロアレール(1)の前端より延設し
て形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来品における
スタンドブラケット(101)は、自動車の急停車時な
どシートに加わる剥離方向の荷重と同一方向に締結具
(101A)で車床(F)に締結されているため、斯か
る荷重に対してスタンドブラケット(101)が剥離し
ないように、スタンドブラケット及びこのスタンドブラ
ケット(101)を固定する部分の車床を補強してい
る。
【0004】また、スタンドブラケット(101)が外
部に露出するため、このスタンドブラケット(101)
を大型の樹脂カバーで被覆する必要もあった。そこで本
考案は、以上の従来品の不具合を除去することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、前記スライドレールのロアレールを、車
体のセンターピラーの一部を内方に向けて延設すること
により形成した台座に締結したことを特徴とする。
【0006】
【作用】センターピラーの一部を延設することにより、
台座を形成しているためセンターピラーの横剛性が向上
すると共に台座自体の剛性も向上し、台座が前記スタン
ドブラケットの代わりになるため、従来のスタンドブラ
ケット、樹脂カバーを用意せずに、スライドレールのロ
アレールを直接車床側に取付けることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。図1は、スライドレールの左右一対の
ロアレール(1A)(1B)を自動車の車床に(F)側
に締結する前の状態を示し、車床(F)にはカーペット
(C)が敷設され、このカーペット(C)上に取付ブラ
ケット(32)(32)が締結されている。車床(F)
の左右方向の中央には、自動車の駆動軸を挿通するため
の隆起部(T)が前後方向に向けて形成され、この隆起
部(T)の側壁に前記取付ブラケット(32)(32)
が締結されている。そのため、取付ブラケット(32)
(32)は、シートに加わる剥離荷重方向に対して略平
行方向に、また、取付ブラケット(32)(32)を車
床(F)に締結する締結具は、前記荷重方向に対して直
交方向に固定される。図中(32a)は、ロアレール取
付部、(32b)は車床固定部、(32c)はロアレー
ル取付部(32a)に設けた締結孔を夫々示す。
【0008】以上の取付ブラケット(32)(32)に
は、内側のロアレール(1B)がボルト、ナットによっ
て締結される。外側のロアレール(1A)は、その外側
はセンターピラー(P)と一体の台座(30)に、前側
は補強メンバー(31)に夫々ボルト、ナットによって
締結され、台座(30)、補強メンバー(31)はカー
ペット(C)に被覆されている。
【0009】前記台座(30)は、自動車の車体におけ
る車床(F)と天井(不図示)とを連結する補強部材た
るセンターピラー(P)の下部を内方に台形状に延設し
て形成し、車床(F)に一体に溶接したものである。一
方、補強メンバー(31)は従来と同様に車床(F)に
一体に溶接したものである。
【0010】ロアレール(1A)(1B)は、左右が共
用できるように同一形態のもので、本体(10)の前後
には上面部を切欠した取付部(11)(12)が設けて
あり、この取付部(11)(12)には、ボルト挿通用
の通孔(11a)(12a)が開孔され、各取付部(1
1)(12)は、合成樹脂製のカバー(4)(4)によ
って被覆される。このロアレール(1A)(1B)にシ
ートクッションの底部に固定したアッパーレールが前後
方向に摺動自在に嵌合される。
【0011】図2は、外側(ドア側)ロアレール(1
A)を車床(F)に取付けた状態、図3は同ロアレール
(1A)にシートクッション(SC)側のアッパーレー
ル(2)を嵌合した状態を夫々示し、ロアレール(1
A)の後部に設けた取付部(11)は、カーペット
(C)に被覆されている台座(30)にボルト(40
A)、ナット(40B)によって締結され、ロアレール
(1B)の前部に設けた取付部(12)には、L字状の
取付片(13)と共に補強メンバー(31)にボルト
(41A)(42A)、ナット(41B)(42B)に
よって締結され、補強メンバー(31)の内面には前記
ナット(41B)(42B)付の補強片(14)があら
かじめ溶接されている。なお、前記ボルト(42A)の
ナット(42B)を使用せずに、ボルト(42A)の代
わりに、位置定め用ピンを使用するも任意である。ボル
ト(40A)(41A)…で、車床(F)側に締結した
ロアレール(1A)の前、後に設けた取付部(11)
(12)は、前記カバー(4)で被覆される。
【0012】図4は、ロアレール(1A)における前側
に設けた取付部(12)を、補強メンバー(31)に締
結する前の状態を示し、取付部(12)には取付片(1
4)が固定され、この取付片(14)の下部がボルト
(41A)、ナット(41B)によって、補強メンバー
(31)の前壁に締結され、補強メンバー(31)の前
壁はシートクッション(SC)に加わる剥離荷重の方向
に対して略平行に形成されている。
【0013】図5は、内側のロアレール(1B)を、取
付ブラケット(32)にボルト(43A)、ナット(4
3B)で締結して取付けた状態を示し、図6は、その取
付方法を夫々示す。ロアレール(1B)の前、後に設け
た取付部(11)(12)を、ボルト(43A)、ナッ
ト(43B)で締結後、前記カバー(4)で、その取付
部(11)(12)は被覆される。
【0014】以上の如く、ロアレール(1A)(1B)
の取付部を締結する取付ブラケット(32)(32)、
取付片(13)はシートクッション(SC)に加わる剥
離荷重の方向と略平行に車床(F)側に締結され、台座
(30)はセンターピラー(P)と一体であるから、剥
離荷重によって変形する虞れが少ない。そして、前記実
施例の如く、左右のロアレールを同一のものにすること
により、共用化が図れる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、センターピラーの一部を延設
して、ロアレール締結用の台座を形成しているため、こ
の台座が従来のスタンドブラケットの代用になる。従っ
て、スタンドブラケットが不要となり、それに伴い、ス
タンドブラケットを被覆用の大型樹脂カバーも使用せず
に済む。また、台座はセンターピラーと一体であるか
ら、シートに加わる剥離荷重に対する剛性が向上し、ま
た、センターピラー自体の横剛性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の部分切欠分解斜視図である。
【図2】本考案に係る外側のロアレールの取付状態を示
す断面図である。
【図3】図2において、シートを装着した状態の断面図
である。
【図4】図に示すロアレールの前側の取付方法を示す説
明図である。
【図5】本考案に係る内側のロアレールの取付状態を示
す断面図である。
【図6】図5に示すロアレールの取付方法を示す説明図
である。
【図7】従来のシートの取付状態を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1A、1B ロアレール P センターピラー F 車床 30 台座

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを前後方向に摺動可能に車床に取
    付ける車両用シートのスライドレールにおいて、 該スライドレールのロアレールは、車体のセンターピラ
    ーの一部を内方に向けて延設した台座に締結してなるこ
    とを特徴とする車両用シートにおけるスライドレールの
    取付構造。
JP1992009461U 1992-01-31 1992-01-31 車両用シートにおけるスライドレールの取付構造 Expired - Fee Related JP2565942Y2 (ja)

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