JPS631623Y2 - - Google Patents

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JPS631623Y2
JPS631623Y2 JP13605082U JP13605082U JPS631623Y2 JP S631623 Y2 JPS631623 Y2 JP S631623Y2 JP 13605082 U JP13605082 U JP 13605082U JP 13605082 U JP13605082 U JP 13605082U JP S631623 Y2 JPS631623 Y2 JP S631623Y2
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JP
Japan
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seat
floor panel
attached
seat cushion
rail
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JP13605082U
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JPS5939226U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のシートスライド装置に関す
るものである。
自動車のシートにおいて、シートクツシヨンの
下面に取り付けられたシートスライド用アツパレ
ールを、フロアパネルに取り付けられているロア
レールに対して摺動自在に嵌合させることで、シ
ートが前後方向に移動可能に構成されたものはす
でに知られている(たとえば実開昭56−1836号)。
上記従来のシートスライド装置は、フロアパネ
ルが一様なフラツト状に形成されている場合には
有効に使用できるけれども、たとえば、キヤブオ
ーバ型車のようにシートの下方にエンジンが配置
されていたり、一般の乗用車においてタイヤハウ
スが車内側に突出しているためにフロアパネルの
一部が上方に突出している場合には使用し難い。
すなわち、第5図に示すように、フロアパネル2
0の一部が上方に突出20aしている車種では、
シート21のシートクツシヨン21aにおけるフ
ロアパネル20の突出部20a寄りの肉厚t1が中
央部およびサイドドア(図示省略)寄りの肉厚t2
よりも薄く形成され、この肉厚の薄い部分の下面
に一方のシートスライド用アツパレール22が取
り付けられ、該アツパレール22がフロアパネル
20の突出部20aへの移行部分20bに設けら
れているロアレール23に対して摺動自在に嵌合
されるようになされる。
しかしながら、このようなシートスライド装置
では、上記薄い肉厚t2部分のクツシヨン性能が低
く、着席者のでん部や大腿部にシートスライド用
アツパレール22の硬さが伝わつて異和感をあた
え、経時的に苦痛をともなう欠点がある。したが
つて、上記の欠点を解消するために、第6図のよ
うにシートクツシヨン21aの側方下部21b
は、フロアパネル20の突出部20aへの移行部
分20bの形状に倣つてぬすみ成形し、一方のシ
ートスライド用アツパレール22を肉厚t2の厚い
部分の下方、つまり上記ぬすみ成形されている側
方下部21bよりも中央部寄りの下方に取り付
け、このアツパレール22をフロアパネル20の
平坦部20cに設けたロアレール23に対して摺
動自在に嵌合したものが知られている。
このように構成されたシートスライド装置で
は、一方のシートスライド用アツパレール22が
肉厚t2の厚い部分の下方に取り付けられているか
ら、クツシヨン性能が向上するため、着座時の異
和感や苦痛が解消されるけれども、一方のレール
22と他方のレール24間のスパンS1が小さく制
限されるため、支持剛性が低くなる欠点がある。
この考案は上記従来の欠点に鑑みなされたもの
で、フロアパネルの一部が上方に突出している自
動車に使用されるシートにおいて、シートクツシ
ヨンの良好なクツシヨン性能を確保するととも
に、支持剛性を高めることができる自動車のシー
トスライド装置を提供することを目的とする。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図において、1はフロアパネル、2はシー
トを示し、フロアパネル1はシート2の取付部に
おいて、その一部が上方に突出した突出部1aに
なつている。シート2は、シートバツク2aとシ
ートクツシヨン2bとからなり、シートクツシヨ
ン2bの側方下部3はフロアパネル1の突出部1
aへの移行部分1bの形状に倣つて、ぬすみ成形
されている。
上記シート2は、そのシートクツシヨン2bの
下面に取り付けられている一方のシートスライド
用アツパレール4がフロアパネル1の平坦部1c
に取り付けられているロアレール5に対して摺動
自在に嵌合されていることおよび、他方のシート
スライド用アツパレール6の前側部分6aがフロ
アパネル1の平坦部1cに取り付けられているロ
アレール7の前側部分7aに対して摺動自在に嵌
合され、かつアツパレール6の後側部分6bがフ
ロアパネル1の突出部1aの上面に取り付けられ
たロアレール7の後側部分7bに対して摺動自在
に嵌合されることによつて、前後にスライド可能
に支持されている。
すなわち、第2図に示されるように、他方のア
ツパレール6は前側部分6aと後側部分6bとの
2つの部分から成り、前側部分6aがシートクツ
シヨン2b下面のフロアパネル1の突出部1a寄
りの平坦部2b1に、後側部分6bがシートクツシ
ヨン2bのフロアパネル1の突出部1a寄りの側
方2b2に取り付けられている。
上記一方のアツパレール4とロアレール5は、
たとえば第3図で示されるように摺動自在に嵌合
され、アツパレール4に対してピン8を支点に回
動自在に操作レバー9が取り付けられている。こ
の操作レバー9には一端に把持部9aが、他端に
係止爪部9bが形成され、該係止爪部9bはロア
レール5の側壁5aに所定間隔を存して形成され
ている係止孔10に対して係脱自在に係合され、
常時はスプリング11のばね力によつて係止爪部
9bと係止孔10との係合状態が保持され、シー
ト2が節度的に固定される。したがつて、操作レ
バー9の把持部9aを把持して矢印A方向に移動
させることで、係止爪部9bが係止孔10から抜
け出た解ロツク状態となるため、アツパレール4
はロアレール5を案内に前後に摺動可能になり、
シート2が前後にスライド可能になる。なお、着
席者が所望する位置にシート2をスライドさせて
位置決めしたのち、把持部9aの把持を解けば、
スプリング11のばね力によつて操作レバー9は
回動復帰し、係止爪部9bが係止孔10のいづれ
かに係合したロツク状態が得られ、シート2は節
度的に固定される。
上記構成において、操作レバー9を操作して係
止爪部9bとロアレール5の側壁5aに形成した
係止孔10との係合を解いた解ロツク状態を得る
ことによつて、シート2は第4図で示される実線
Bの後側位置から仮想線Cで示される前側位置の
範囲にスライド可能であつて、着席者の体格や好
みに応じて任意の位置に位置決めして使用するこ
とができる。
上記他方のシートスライド用アツパレール6、
つまり、シートクツシヨン2bの下面でフロアパ
ネル1の突出部1a寄りに取り付けられたシート
スライド用アツパレール6は、前側部分6aと後
側部分6bとに分割して形成され、前側部分6a
がシートクツシヨン2b下面のフロアパネル1の
突出部1a寄りの平坦部2b1、すなわち肉厚tの
大きい部分に取り付けられているため、良好なク
ツシヨン性能を確保することができる。また、後
側部分6bがシートクツシヨン2bのフロアパネ
ル1の突出部1a寄りの側方2b2に取り付けられ
ているから、後側部分6bと一方のアツパレール
4とのスパンSが大きく、支持剛性が高められ
る。
上記実施例においては、アツパレール6の前側
部分6aを平坦部2b1に、後側部分6bを側方2
b2にそれぞれ取り付けた例について説明している
けれども、この考案は上記実施例にのも限定され
るものではなく、前側部分6aを側方2b2に、後
側部分6bを平坦部2b1に取り付けても上記実施
例と同様の効果を奏する。ただし、シート2にか
かる荷重は、シート前部よりもシート後部の方が
大きいので、実施例のように後側部分6bを側方
2b2に取り付ける構成とした方が、支持剛性の点
で有利となる。
以上説明したように、この考案によればフロア
パネル突出部寄りに取り付けられるシートスライ
ド用アツパレールを前側部分と後側部分とに分割
して構成し、一方がシートクツシヨン下面のフロ
アパネル突出部寄りの平坦部に、他方がシートク
ツシヨンのフロアパネル突出部寄りの側方に取り
付けるようにしているから、クツシヨン性能と支
持剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のシートスライ
ド装置の一例を示す正面図、第2図は同平面図、
第3図はロツク機構の一例を示す斜視図、第4図
はスライド状態の説明側面図、第5図は従来例の
正面図、第6図は他の従来例を示す正面図であ
る。 1……フロアパネル、1a……突出部、1b…
…移行部分、2……シート、2a……シートクツ
シヨン、2b1……平坦部、2b2……側方、6……
アツパレール、6a……前側部分、6b……後側
部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フロアパネルはシート取付部において、その
    一部が上方へ突出し、シートクツシヨンの側方
    下部はフロアパネルの突出部への移行部分の形
    状に倣つてぬすみ成形されているシートを前後
    にスライドさせる装置において、シートクツシ
    ヨン下面でフロアパネル突出部寄りに取り付け
    られたシートスライド用アツパレールは前側部
    分と後側部分とから成り、該シートスライド用
    アツパレールは一方がシートクツシヨン下面の
    フロアパネル突出部寄りの平坦部に、他方がシ
    ートクツシヨンのフロアパネル突出部寄りの側
    方に取り付けられ、各シートスライド用アツパ
    レールは該レールに対応するフロアパネル部分
    に取り付けられたロアレールに対して摺動自在
    である自動車のシートスライド装置。 (2) 上記シートスライド用アツパレールは、前側
    部分がシートクツシヨン下面のフロアパネル突
    出部寄りの平坦部に、後側部分がシートクツシ
    ヨンのフロアパネル突出部寄りの側方に取り付
    けられている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の自動車のシートスライド装置。
JP13605082U 1982-09-07 1982-09-07 自動車のシ−トスライド装置 Granted JPS5939226U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13605082U JPS5939226U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 自動車のシ−トスライド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13605082U JPS5939226U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 自動車のシ−トスライド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5939226U JPS5939226U (ja) 1984-03-13
JPS631623Y2 true JPS631623Y2 (ja) 1988-01-16

Family

ID=30306018

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13605082U Granted JPS5939226U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 自動車のシ−トスライド装置

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JPS5939226U (ja) 1984-03-13

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