JP2540395Y2 - パワーシートスライド装置 - Google Patents
パワーシートスライド装置Info
- Publication number
- JP2540395Y2 JP2540395Y2 JP1990075154U JP7515490U JP2540395Y2 JP 2540395 Y2 JP2540395 Y2 JP 2540395Y2 JP 1990075154 U JP1990075154 U JP 1990075154U JP 7515490 U JP7515490 U JP 7515490U JP 2540395 Y2 JP2540395 Y2 JP 2540395Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- screw rod
- fixed
- lock nut
- slide device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、自動車シートを運転に適する位置に移動し
て調整するパワーシートスライド装置に関するもので、
特に少スペース化を図りレールの組み付け性を向上させ
ることを目的とするものである。
て調整するパワーシートスライド装置に関するもので、
特に少スペース化を図りレールの組み付け性を向上させ
ることを目的とするものである。
［従来例］ 従来のパワーシートスライド装置は、例えば実開昭63
−155846号のようにアッパーレールの側面にモータを配
設したものや、実開昭63−18993号のようにアッパーレ
ールに固定されたロックナットがスクリュー杆全体を覆
う形状が一般的である。
−155846号のようにアッパーレールの側面にモータを配
設したものや、実開昭63−18993号のようにアッパーレ
ールに固定されたロックナットがスクリュー杆全体を覆
う形状が一般的である。
［考案が解決しようとしている問題点］ 従来のパワーシートスライド装置は、レール間の限ら
れたスペースでアッパーレールに固定されたロックナッ
トが第２図のＡに示すようにスクリュー杆Ｂ全体を覆う
形状からロックナットが大型化しロアレールとアッパー
レールの間には大きなスペースを確保しなければならな
い問題があった。
れたスペースでアッパーレールに固定されたロックナッ
トが第２図のＡに示すようにスクリュー杆Ｂ全体を覆う
形状からロックナットが大型化しロアレールとアッパー
レールの間には大きなスペースを確保しなければならな
い問題があった。
また、アッパーレールに固定されたロックナットＡが
スクリュー杆Ｂ全体を覆うためレールの組み立て時に
は、ロアレールと駆動部を予め組み立てアッパーレール
に固定されたロックナットＡを位置合わせしモータを回
転させてアッパーレールをスクリュー杆Ｂに挿通させて
軸受け部を取り付ける組み立て方法を取っており、非常
に手間と時間を浪費する問題があった。
スクリュー杆Ｂ全体を覆うためレールの組み立て時に
は、ロアレールと駆動部を予め組み立てアッパーレール
に固定されたロックナットＡを位置合わせしモータを回
転させてアッパーレールをスクリュー杆Ｂに挿通させて
軸受け部を取り付ける組み立て方法を取っており、非常
に手間と時間を浪費する問題があった。
［問題を解決するための手段］ 本考案は、前記問題を一掃するために提供するもの
で、即ち、アッパーレールにナットホールドブラケット
を介して固定されたロックナットをレール組み立て時に
スクリュー杆に挿通させる必要をなくし、ロアレールと
アッパーレール間のスペースを少なくするために強度を
同一のままロックナットの形状を断面略凹字型にしたこ
とを特徴とするパワーシートスライド装置を提供するも
のである。
で、即ち、アッパーレールにナットホールドブラケット
を介して固定されたロックナットをレール組み立て時に
スクリュー杆に挿通させる必要をなくし、ロアレールと
アッパーレール間のスペースを少なくするために強度を
同一のままロックナットの形状を断面略凹字型にしたこ
とを特徴とするパワーシートスライド装置を提供するも
のである。
［作用］ 本考案は、床側に固定したロアーレールに摺嵌したア
ッパーレールに取り付けた図示されないシートを移動調
整したい場合に、ロアレール下部にレールと並行に取り
付けられた駆動モータを図示されないスイッチにより回
転されるとモータの回転は、モータと一体のギャボック
スに取り付けられた傘歯車を回転させ、軸受け部材によ
り回転可能に支持されたスクリュー杆の一端に配設され
た傘歯車と噛み合いスクリュー杆を回転させ、スクリュ
ー杆に係合する断面略凹字型のロックナットが移動す
る。従って、アッパーレール上に取り付けられた図示さ
れないシートが床側に固定されたロアレールに沿って移
動し、希望の位置でモータを停止させ図示されないシー
トの位置を設定する。
ッパーレールに取り付けた図示されないシートを移動調
整したい場合に、ロアレール下部にレールと並行に取り
付けられた駆動モータを図示されないスイッチにより回
転されるとモータの回転は、モータと一体のギャボック
スに取り付けられた傘歯車を回転させ、軸受け部材によ
り回転可能に支持されたスクリュー杆の一端に配設され
た傘歯車と噛み合いスクリュー杆を回転させ、スクリュ
ー杆に係合する断面略凹字型のロックナットが移動す
る。従って、アッパーレール上に取り付けられた図示さ
れないシートが床側に固定されたロアレールに沿って移
動し、希望の位置でモータを停止させ図示されないシー
トの位置を設定する。
［実施例］ 次に本考案に係るパワーシートスライド装置に関する
一実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
一実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
第１図は、実施例の駆動側レールの全体を示すもの
で、１は、自動車の床側に固定されたロアレールで、前
期ロアレール上にはシートを載せるアッパーレール２が
ローラ３及びスチールボール４を介して前後に移動でき
るように配設されている。前記ロアレール１の両端の下
部には、図示されない床側にロアレールを固定するため
の前フット５と後ろフット６が溶接等で固着されてい
る。また、前記ロアレールの下部の前フット５と後ろフ
ット６の間のスペースには、モータ８がギャボックス７
と一体にロアレール２に並行に取り付けられている。前
記ギャボックス７にはモータ８の回転にともない正逆転
する傘歯車９が回転可能に配設されている。アッパーレ
ール２の一端には、ロックナット12を固定するための断
面略凹字型のナットホールドブラケット11が固着されて
いる。前記ロックナット12は、断面略凹字型でスクリュ
ー杆13全体を覆うことなくスクリュー杆13の上部半分の
みと係合している。前記ロックナット12と係合している
スクリュー杆13は、一端に前記傘歯車９と係合する傘歯
車19とナット10が配設されており、ロアレール１に固定
された軸受け部材14、15、16により回転可能に支持され
ており、軸受け部材14、15の間には、アッパーレール２
のスライド範囲を規制するストッパー17が配設され、ナ
ットホールドブラケット11がストッパー17に当たるとア
ッパレール２のスライドが停止する。しゅう動材18は、
軸受け部材14、15の間のロアレールに固定されスクリュ
ー杆13のたわみやねじれを防いでいる。
で、１は、自動車の床側に固定されたロアレールで、前
期ロアレール上にはシートを載せるアッパーレール２が
ローラ３及びスチールボール４を介して前後に移動でき
るように配設されている。前記ロアレール１の両端の下
部には、図示されない床側にロアレールを固定するため
の前フット５と後ろフット６が溶接等で固着されてい
る。また、前記ロアレールの下部の前フット５と後ろフ
ット６の間のスペースには、モータ８がギャボックス７
と一体にロアレール２に並行に取り付けられている。前
記ギャボックス７にはモータ８の回転にともない正逆転
する傘歯車９が回転可能に配設されている。アッパーレ
ール２の一端には、ロックナット12を固定するための断
面略凹字型のナットホールドブラケット11が固着されて
いる。前記ロックナット12は、断面略凹字型でスクリュ
ー杆13全体を覆うことなくスクリュー杆13の上部半分の
みと係合している。前記ロックナット12と係合している
スクリュー杆13は、一端に前記傘歯車９と係合する傘歯
車19とナット10が配設されており、ロアレール１に固定
された軸受け部材14、15、16により回転可能に支持され
ており、軸受け部材14、15の間には、アッパーレール２
のスライド範囲を規制するストッパー17が配設され、ナ
ットホールドブラケット11がストッパー17に当たるとア
ッパレール２のスライドが停止する。しゅう動材18は、
軸受け部材14、15の間のロアレールに固定されスクリュ
ー杆13のたわみやねじれを防いでいる。
［効果］ 本考案は、車両の床面に固定されたロアレールとロア
レールに沿ってスライドするアッパーレールを備え、ど
ちらか一方のレールには、軸受け部材により支持された
スクリュー杆が回転可能に配設され、他方のレールに
は、前記スクリュー杆に係合するロックナットが固定さ
れたパワーシートスライド装置で、前記他方レールに固
定されたロックナットの形状を断面略凹字状にしたこと
で従来複雑で手間の係る組み立て方法で行っていたもの
を、ロアレールと駆動部を予め組み付け、アッパーレー
ルをスチールボールを配設する隙間分レールを押し上げ
ロアレールに押し込んだ後にスクリュー杆にロックナッ
トを乗せ係合させるだけで済みスクリュー杆を回転させ
る必要がなく組み付け性を向上させることが出来る。
レールに沿ってスライドするアッパーレールを備え、ど
ちらか一方のレールには、軸受け部材により支持された
スクリュー杆が回転可能に配設され、他方のレールに
は、前記スクリュー杆に係合するロックナットが固定さ
れたパワーシートスライド装置で、前記他方レールに固
定されたロックナットの形状を断面略凹字状にしたこと
で従来複雑で手間の係る組み立て方法で行っていたもの
を、ロアレールと駆動部を予め組み付け、アッパーレー
ルをスチールボールを配設する隙間分レールを押し上げ
ロアレールに押し込んだ後にスクリュー杆にロックナッ
トを乗せ係合させるだけで済みスクリュー杆を回転させ
る必要がなく組み付け性を向上させることが出来る。
また、ロックナットが従来の半分の大きさで済みレー
ル間のスペースは従来ほど必要とせずレールの薄型化が
可能になり、即ち、ロックナット及びレールのコストを
下げることになる。
ル間のスペースは従来ほど必要とせずレールの薄型化が
可能になり、即ち、ロックナット及びレールのコストを
下げることになる。
更に、駆動モータをレールの下部に配設することで図
示されない従動側レールと駆動側レールの間の部品類は
何もなくなりシートクッションを取り付ける場合に何も
配慮する必要がなくクッション性を考慮したいろいろな
形状のクッションを取り付けることが可能となる。
示されない従動側レールと駆動側レールの間の部品類は
何もなくなりシートクッションを取り付ける場合に何も
配慮する必要がなくクッション性を考慮したいろいろな
形状のクッションを取り付けることが可能となる。
第１図は、実施例の全体を示す斜視図。第２図は、本考
案のロックナットと従来のロックナットとの比較図。第
３図は、実施例の正断面図要部。第４図は、第３図の断
面Ａ−Ａ線図。第５図は、第３図の断面Ｂ−Ｂ線図であ
る。 ［符号の説明］ １……ロアレール、２……アッパーレール、３……ロー
ラ、４……スチールボール、７……ギャボックス、８…
…モータ、11……ナットホールドブラケット、12……ロ
ックナット、13……スクリュー杆、17……ストッパー、
18……しゅう動材
案のロックナットと従来のロックナットとの比較図。第
３図は、実施例の正断面図要部。第４図は、第３図の断
面Ａ−Ａ線図。第５図は、第３図の断面Ｂ−Ｂ線図であ
る。 ［符号の説明］ １……ロアレール、２……アッパーレール、３……ロー
ラ、４……スチールボール、７……ギャボックス、８…
…モータ、11……ナットホールドブラケット、12……ロ
ックナット、13……スクリュー杆、17……ストッパー、
18……しゅう動材
Claims (1)
- 【請求項１】車両の床側に固定されたロアーレールと、
ロアーレールに沿ってスライドするアッパーレールとを
備え、どちらか一方のレールには、軸受け部材により支
持されたスクリュー杆が回転可能に配設され、他方のレ
ールには、前記スクリュー杆に係合するロックナットが
固定されたシートスライド装置において、前記他方レー
ルに固定されたコックナットを断面略凹字型にスクリュ
ー杆の半分のみと係合することを特徴とするパワーシー
トスライド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990075154U JP2540395Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | パワーシートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990075154U JP2540395Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | パワーシートスライド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0435031U JPH0435031U (ja) | 1992-03-24 |
| JP2540395Y2 true JP2540395Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=31615484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990075154U Expired - Lifetime JP2540395Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | パワーシートスライド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2540395Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60125230U (ja) * | 1984-02-03 | 1985-08-23 | 三菱自動車工業株式会社 | シ−トスライドアジヤスタ |
| JPS6338048A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-18 | Oi Seisakusho Co Ltd | パワ−シ−トスライド装置 |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP1990075154U patent/JP2540395Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0435031U (ja) | 1992-03-24 |
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