JPH066080U - 中折れシートバックにおける角度調整装置の ストッパ構造 - Google Patents

中折れシートバックにおける角度調整装置の ストッパ構造

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JPH066080U
JPH066080U JP5180192U JP5180192U JPH066080U JP H066080 U JPH066080 U JP H066080U JP 5180192 U JP5180192 U JP 5180192U JP 5180192 U JP5180192 U JP 5180192U JP H066080 U JPH066080 U JP H066080U
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stopper
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long hole
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シートバックの上部を前後方向に傾動する角度
調整装置におけるストッパ構造において、ストッパの信
頼性を向上させることである。 【構成】アッパーブラケット(3)に固定したモータ・
ユニット(M)取付用のモータ・ブ(1)と、ロアブラ
ケット(2)に頂部との突き当たりによる補助ストッパ
部(11a)(12a)(21)(22)を設けたこと
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用シート(座席)における中折れシートバック(背凭部)に おける角度調整装置のストッパ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の中折れシートバックには、シートバックの下部と上部とを夫々別体のフ レームで、上部に位置する上部フレームを下部の下部フレームにモータユニット で駆動する遊星ギャ式角度調整機構などの角度調整装置を介して、前後方向に傾 動可能に組付けたものがある。 そして、上部フレームの最前傾と最後傾位置のストッパ構造は、上部フレーム 側に固着し、角度調整装置を構成するアッパーブラケットに設けた前後方向に長 い長孔内に、下部フレーム側のロアレールに設けたストッパピンを摺動自在に挿 入する構造で、このストッパピンが長孔の前端又は後端に突き当たることにより 、角度調整装置の作動による上部フレームの最前傾又は最後傾位置を規制してい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上のストッパ構造は、上部フレームが最前傾と最後傾の位置において、スト ッパピンと、このピンが突き当たる長孔の孔縁とに荷重が集中するため、いずれ か一方又は双方が破損し易く、この破損により、ストッパとしての機能が果たせ ず、信頼性が不充分であった。 そこで、本考案は斯様なストッパ構造の不具合を除去することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本考案は、前記長孔を開孔した上部シートバック のアッパーブラケットに、モータユニット取付用の略ハ字状モータブラケットを 一体に固定し、前記ストッパピンを固着する下部シートバックのロアブラケット には、ストッパピンが長孔の前、後端に位置した際に、モータブラケットに当接 する補助ストッパ部を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
上部シートバックが最前傾又は最後傾の際に、ストッパピンが長孔の前端又は 後端に突き当たると共に、補助ストッパ部がモータブラケット内の前端又は後端 に当接する。即ち、上部シートバックの最前傾又は最後傾規制用ストッパが二重 構造となる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案に係る角度調整装置を使用する中折れシートバックのフレーム 構造体を示し、図中(A)は、シートバックの下部に位置する下部シートバック (不図示)を構成する下部フレーム、(B)はシートバックの上部に位置する上 部シートバック(不図示)を構成する上部フレームを夫々示し、上部フレーム( B)はモータユニットの駆動力によって作動する角度調整装置(D)によって矢 印方向に傾動可能に下部フレーム(A)に取付けられている。
【0007】 図2は、傾動角度を調節する角度調整装置(D)を示し、モータユニット(M )は、上部フレーム(B)側に固定されており、図中(4)は、モータユニット (M)に一体に固定した固定ブラケットで、この固定ブラケット(4)はモータ ブラケット(1)に鋲着され、モータブラケット(1)は、上部フレーム(B) の下端に溶接したアッパーブラケット(3)に一体に固着されている。 図中(6)は、アッパーブラケット(3)に上端が溶接により一体に固定され ているカバーであり、また、(2)は下部フレーム(A)の上端に締結されてい るロアブラケット、(52)はモータユニット(M)の駆動力を他方の図1にお ける左側に示す角度調整装置(D′)に伝達させるシャフトを示す。
【0008】 以上の角度調整装置(D)は、図3乃至図6に示すように構成されている。 即ち、アッパーブラケット(3)とロアブラケット(2)間に、リクライニン グ装置に使用されている従来周知の遊星ギャ式角度調整機構(5)が介在し、そ の偏心軸(51)がモータユニット(M)の出入軸に連結されており、上部フレ ーム(B)は偏心軸(51)を回転中心に前、後方向に傾動する。そして、アッ パーブラケット(3)には、従来品と同様に上部フレーム(B)の回転中心と同 芯の前後方向が長い円弧状の長孔(31)が開孔されており、この長孔(31) 内にロアブラケット(2)の頂部内側に固着したストッパピン(23)が摺動自 在に挿入されている。
【0009】 なお、前記遊星ギャ式角度調整機構(5)は、例えば、実開昭61ー6075 3号公報に開示されているような外周に歯部を有する外歯歯車と、その外歯歯車 と噛合してその歯部よりも一歯だけ歯車の多い内周歯車を有する内周歯車とが前 記偏心軸(51)を介して噛合し、外歯歯車を回動可能に軸支してなるものであ り、外歯歯車が前記アッパーブラケット(3)に、内歯歯車が前記ロアブラケッ ト(2)に固定される。
【0010】 前記アッパーブラケット(3)のモータブラケット(1)には、長孔(31) の前、後端の外方に向けて略ハ字状に延設する締結部(11)(12)が設けて あり、この一方の締結部(11)の内側端縁を最後傾位置当接部(11a)とし 、他方の締結部(12)の内側端縁を最前傾位置当接部(12a)とする。 このモータブラケット(1)に、モータユニット(M)の固定ブラケット(4 )がボルトなどの締結具で一体に締結される。図中、(13)…、(41)…は モータブラケット(1)、固定ブラケット(4)に設けた締結具挿通用の通孔を 示す。
【0011】 前記ロアブラケット(2)は、このロアブラケット(2)を補強するためのフ ランヂが周囲に設けてあり、このフランヂにおけるロアブラケット(2)の頂部 における一方を最後傾位置係止部(21)、他方を最前傾位置係止部(22)と し、最後傾位置係止部(21)が、上部シートバックが前記角度調整機構(D) によって回動して、最後傾した際に、モータブラケット(1)の最後傾位置当接 部(11a)に当接する。また、図6に示すように、上部シートバックが最前傾 した際に、最前傾位置係止部(22)がモータブラケット(1)の最前傾位置当 接部(12a)に当接する。 以上の最後傾位置係止部(21)、最前傾位置係止部(22)、最後傾位置当 接部(11a)、最後傾位置当接部(12a)を補助ストッパ部とする。
【0012】 斯くして、上部シートバックが最前傾又は最後傾時には、ストッパピン(23 )がアッパーブラケット(1)の長孔(31)端部に突き当たり、ロアブラケッ ト(2)の最前傾位置係止部(22)又は最後傾位置係止部(21)が、モータ ブラケット(1)の最前傾位置当接部(11a)又は最後傾位置当接部(12a )に突き当る。即ち、上部シートバックは、二重のストッパ構造によって最前傾 又は最後傾位置に係止される。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、前述の如く、上部シートバックの最前傾位置及び最後傾位置 の作動は、二重のストッパ構造によって規制する。そのため、前記従来品に対し て、ストッパ構造の信頼性が向上するし、また、ストッパ構造の各部分に対する 負荷が軽減されるため、破損、損傷する虞れがないし、また、各部分の小型化、 軽減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を採用する自動車用シートのフレーム構
造体の斜視図である。
【図2】本考案の要部の斜視図である。
【図3】本考案の要部の断面図である。
【図4】本考案の要部の分解斜視図である。
【図5】図4のVーV線断面図である。
【図6】本考案の要部の説明図である。
【符号の説明】
1 モータブラケット 2 ロアブラケット 3 アッパーブラケット 11a、12a、21、22 ストッパ部 23 ストッパピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部シートバックのロアブラケットに、
    上部シートバックのアッパーブラケットをモータユニッ
    トで前後方向に傾動可能に取付け、前記アッパーブラケ
    ットに、上部シートバックの回転中心と同芯上の長孔を
    前後方向に開孔し、該長孔内に摺動自在に挿入すると共
    に上部シートバックの最前傾及び最後傾位置を規制する
    ストッパピンを前記ロアブラケットに固着してなる中折
    れシートバックの角度調整装置において、 前記アッパーブラケットに、長孔の前後両端近傍に、モ
    ータユニット取付用略ハ字状のモータブラケットを一体
    に固定し、一方、前記ロアブラケットにおけるストッパ
    ピンの前後には、ストッパピンが長孔の前後端に位置し
    た際に、モータユブラケットに当接する補助ストッパ部
    を設けてなることを特徴とする中折れシートバックにお
    ける角度調整装置のストッパ構造。
JP1992051801U 1992-06-30 1992-06-30 中折れシートバックにおける角度調整装置のストッパ構造 Expired - Fee Related JP2579110Y2 (ja)

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