JPH0741391Y2 - 車両用リクライニング装置 - Google Patents

車両用リクライニング装置

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JPH0741391Y2
JPH0741391Y2 JP12757389U JP12757389U JPH0741391Y2 JP H0741391 Y2 JPH0741391 Y2 JP H0741391Y2 JP 12757389 U JP12757389 U JP 12757389U JP 12757389 U JP12757389 U JP 12757389U JP H0741391 Y2 JPH0741391 Y2 JP H0741391Y2
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JP
Japan
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arm
planetary gear
reclining device
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lower bracket
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邦之 杉本
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Fuji Kiko Co Ltd
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Fuji Kiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車等の車両用リクライニング装置に関す
る。
[従来の技術] 一般に、車両用リクライニング装置は、着座性を良好に
するため、シートバックを前後方向へ傾動可能に構成し
たものであって、シートバックがシートにリクライニン
グ装置を介して前後方向へ回動可能に軸支連結されてい
る。
ところで、リクライニング装置として、従来、第4図及
び第5図に示したように、外周に歯部を有する外歯歯車
20と、その外歯歯車20と噛合してその歯部よりも1歯だ
け歯数の多い内周歯部を有する内歯歯車21とが偏心軸22
を介して噛合し、外歯歯車20を回動可能に軸支してなる
所謂遊星ギヤ式角度調整機構を用いたリクライニング装
置がある(例えば、実開昭61-60753号公報参照)。この
リクライニング装置は、シートの左右両側に同じ構成の
遊星ギヤ式角度調整機を用いたリクライニング装置が配
置された両ロック式リクライナーであり、その一方を電
動モーター23を駆動し、歯車24,24aを介して偏心車22を
回動操作するとともに、歯車26,25,連動杆32を介して他
方がそれに伴って連動する構成が採られている。
ところで、遊星ギヤ式角度調整機は、シートに固定する
ベースプレート27にリベット28で連結されるロアーブラ
ケット33と、シートバックに固定するアーム30にリベッ
ト31で連結するアッパーブラケット29とで外歯歯車20を
偏心回転可能に挟持したものであって、内歯歯車21はロ
アーブラケット33に凹部を形成してその凹部の内周面に
形成されている。そこで偏心軸22が回転すると、外歯歯
車20が内歯歯車21と噛合しながら回動することにより、
前記歯数の差異によりシートバックが傾動するととも
に、所要の傾動状態で偏心軸22の回転が停止すると、そ
の傾動角度状態で固定されるというものである。そし
て、シートバックの最前傾若しくは最後傾位置において
は、ロアーブラケット33をベースプレート27に連結する
ためのリベット28をストッパーとして用い、このリベッ
ト31とアッパーブラケット29の両側部がそれぞれ当接で
きるようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の遊星ギヤ式角度調整機を用い
たリクライニング装置によれば、シートの左右両側に同
じ構成のリクライニング装置を用いているので、シート
バックの最前傾位置若しくは最後傾位置にあるとき、各
装置を構成する部品のバラツキにより、電動モーター23
を取付けた主動側と取り付けていない従動側とで動きに
差異が生じ、例えば、従動側が主動側よりも先に傾動を
停止してロックしてしまうことがある。従動側が先にロ
ックしてしまうと、主動側はまだ電動モーターが回転し
ていて動こうとするから、シートバックがねじられると
云う不都合を生じる可能性がある。のみならず、従動側
の動きが停まると、主動側に負荷がかかるために、モー
ターの過熱が生じて電動部の耐久性を低下させるのであ
る。
そこで、この考案は前記リクライニング装置における上
記不都合を目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] この考案は上記課題の解決を図るため、遊星ギヤ式角度
調整機構を、モーターユニットで駆動可能に達成した両
ロック式リクライニング装置において、主動側のベース
プレートに連結する遊星ギヤ式角度調整機構のロアーブ
ラケットとシートバックに連結するアームとを同一垂直
面に配設するとともに、該アームが最前傾又は最後傾し
た場合に当接するストッパーをそれぞれ設け、かつ、従
動側のアームをベースプレートに連結する遊星ギヤ式角
度調整機構のロアーブラケットの外側に配設してなる車
両用リクライニング装置を構成したものである。
[作用] 上記構成に係るこの考案によれば、モーターユニットを
駆動させて主動側の偏心軸を回転させると、外周歯部が
内周歯部を偏心回転して遊星ギヤ式角度調整機が駆動
し、主動側のアームが回動するとともに、連動杆を介し
て従動側の外周歯部が主動側と等速で内周歯部を偏心回
転するから、従動側のアームが主動側のアームと等速で
回動する。そして、アームが最前傾若しくは再後傾する
と、主動側のアームと遊星ギヤ式角度調整機のロアーブ
ラケットのストッパーが互いに当接し、アームの回動が
停止する。しかし、従動側のアームとロアーブラケット
にはストッパーが設けられていないので、それらのロッ
クは生じることなく、したがって、シートバックのねじ
れは生じない。
[実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基づき説明する。第1
図はこの考案の一実施例を示す正面図、第2図は左側面
図、第3図は右側面図であり、図中、Aは手動側(アウ
ター)、Bは従動側(インナー)で、それぞれに付した
符号中、1,1aはシートに固定するベースプレート、2,2a
はシートバックに固定するアーム、3,3aはベースプレー
ト1にリベット4,4aでそれぞれ固定するロアーブラケッ
ト、5,5aはアーム2,2aにリベット6,6aで固定するアッパ
ーブラケットであり、これらロアーブラケット3,3a、ア
ッパーブラケット5,5aによりそれぞれ所謂遊星ギヤ式角
度調整機が構成されている。ロアーブラケット3,3aに設
けられた外歯歯車10,10aと係合する内歯歯車8,8aは、ア
ッパーブラケット5,5aに凹部を形成し、その凹部の内周
面に形成されている。外歯歯車10,10aの中心部には偏心
軸9,9aが軸着され、その偏心軸9,9aはロアーブラケット
3,3a、アッパーブラケット5,5aの中心部で回動可能に軸
支されている。主動側Aの偏心軸9にはウォーム歯車17
を介してモーターユニット11が回動可能に連結されてい
る。なお、偏心軸9,9aには連動杆12が連結されている。
ところで、上記主動側Aと従動側Bにおけるアーム2と
ロアーブラケット3の配置構成は異なり、第1図に示し
たように、主動側Aでは両者は同一垂直面にあるが、従
動側ではアーム2がアッパーブラケット5aの外側に配設
されている。そして、主動側Aではロアーブラケット3
には、リベット4,4の近傍上部に、外側へそれぞれ突出
するストッパー13,14が対称的に一体形成されている。
このストッパー13,14と当接するストッパー15,16は、ア
ーム2に形成されている。しかしながら、従動側Bでは
前記のように、アーム2aとロアーブラケット3aが同一垂
直面に配設されていないので、ストッパー13〜16は実質
的には何等用を為さない構成である。すなわち、従動側
Bにはストッパーを設けていないのである。なお、主動
側Aにはモーターユニット11を固定して取り付けるため
のモーターホルダー18が取り付けられている。
そこで、上記実施例の作用につき説明すると、アーム2
を傾動させるべく、モーターユニット11を駆動させれ
ば、主動側Aの偏心軸9を介して外歯歯車10が内歯歯車
8内を偏心回転し、アーム2,2が傾動する。そこで、連
動杆12を介して従動側Bの偏心軸9aを介し外歯歯車10a
が内歯歯車8内を偏心回転し、アーム2が回動する。主
動側Aのアーム2が最前傾若しくは最後傾すると、スト
ッパー13,15又はストッパー14,16がそれぞれ当接してア
ーム2の傾動が停止する。しかしながら、従動側Bには
ストッパー13〜16が形成されていないので、従動側Bで
は最前傾若しくは最後傾のロックがされることはなく、
主動側Aのアーム2の傾動が停止すると従動側Bのアー
ム2aの傾動が同時に停止するものであり、したがって従
動側Bが先に停止することはない。すなわち、従動側B
は主動側Aに対して追従するだけである。したがって、
従動側Bが主動側Aよりも先にロックするような事態は
回避され、そのため、シートがねじられ、モーターユニ
ット11が過熱して耐久性の低下を来すような事態は生じ
ないのである。
[考案の効果] 以上説明したこの考案によれば、主動側のベースプレー
トに連結する遊星ギヤ式角度調整機のロアーブラケット
と、シートバックに連結するアームとを同一垂直面に配
設するとともに、該アームが最前傾又は最後傾した場合
に当接するストッパーをそれぞれ設け、かつ、従動側の
アームをベースプレートに連結する遊星ギヤ式角度調整
機のロアーブラケットの外側に配設してなるから、アー
ムが最前傾若しくは最後傾した場合のロックは主動側で
のみ行なわれ、従動側はロックしないようにしたので、
シートバックのねじれは生じない。また、主動側と従動
側の部品は全て同じ物を使用し、組み付けを変えるだけ
の変更で構成できるのでコスト低下をもたらすほか、遊
星ギヤ式角度調整機のロアーブラケットをベースプレー
トに連結するためのリベットをストッパーとして用いな
いから、ロアーブラケットの小形、コンパクト化ができ
る、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すリクライニング装置
の断面正面図、第2図は左側面図、第3図は右側面図、
第4図は従来例の左側面図、第5図はその縦断正面図で
ある。 A……主動側、B……従動側、1,1a……ベースプレー
ト、2,2a……アーム、3,3a……ロアーブラケット、4,6
……リベット、5,5a……アッパーブラケット、10,10a…
…外歯歯車、8,8a……内歯歯車、9,9a……偏心軸、11…
…モーターユニット、12……連動杆、13,14,15,16……
ストッパー、18……モーターホルダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊星ギヤ式角度調整機構を、モーターユニ
    ットで駆動可能に構成した両ロック式リクライニング装
    置において、主動側のベースプレートに連結する遊星ギ
    ヤ式角度調整機構のロアーブラケットとシートバックに
    連結するアームとを同一垂直面に配設するとともに、該
    アームが最前傾又は最後傾した場合に当接するストッパ
    ーをそれぞれ設け、かつ、従動側のアームをベースプレ
    ートに連結する遊星ギヤ式角度調整機構のロアーブラケ
    ットの外側に配設してなることを特徴とする車両用リク
    ライニング装置。
JP12757389U 1989-10-31 1989-10-31 車両用リクライニング装置 Expired - Fee Related JPH0741391Y2 (ja)

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WO2010001956A1 (ja) * 2008-07-02 2010-01-07 シロキ工業株式会社 シートレール装置

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