JP2730288B2 - リヤシートのヘッドレスト取付構造 - Google Patents

リヤシートのヘッドレスト取付構造

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JP2730288B2
JP2730288B2 JP2297851A JP29785190A JP2730288B2 JP 2730288 B2 JP2730288 B2 JP 2730288B2 JP 2297851 A JP2297851 A JP 2297851A JP 29785190 A JP29785190 A JP 29785190A JP 2730288 B2 JP2730288 B2 JP 2730288B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、リヤシートのシートバックに設けたワイ
ヤーフレームにホルダープレートを取り付け、このホル
ダープレートにヘッドレストのステーを装着したリヤシ
ートのヘッドレスト取付構造に関するものである。
(従来の技術) この種のリヤシートのヘッドレスト取付構造として
は、例えば第6図〜第9図に示したようなものが考えら
れている。
この第6図では、上下に延びる支持パネル1が車体2
の車室後部に設けられ、リヤシート3のシートバック4
が支持パネル1に沿わせられている。また、シートバッ
ク4は第8図に示した様なワイヤーフレーム5を有し、
このワイヤーフレーム5のプレート取付部5aにはホルダ
ープレート6が溶接固定され、ホルダープレート6に取
り付けたヘッドレストホルダー7にはヘッドレスト8の
ステー9が位置調整可能に装着されている。
この様な構成では、ワイヤーフレーム5の上端5b,5c,
5dを第7図の支持プレート1の上部に設けたフック1a,1
b,1cに係止させることにより、シートバック4が所定の
位置に装着される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、ヘッドレスト8に後方に向かう衝撃荷重が
入力されると、ホルダープレート6の上縁がワイヤーフ
レーム5に押し付けられる。この際、ホルダープレート
6には、上縁中心に下部を前側に回動させようとするモ
ーメントが作用する。この様にヘッドレスト8に後方に
向けて入力される衝撃荷重はワイヤーフレーム5のみで
支持しなければならなかった。
しかしながら、通常、ワイヤーフレーム5には軽量化
のために必要以上の剛性を持たせていないので、このワ
イヤーフレーム5ではヘッドレスト8から作用する衝撃
荷重を支持するために充分な剛性が得られないものであ
った。
従って、ワイヤーフレーム5に充分な剛性を持たせ
て、ヘッドレスト8に入力される衝撃荷重をワイヤーフ
レーム5のみで確実に支持させるには、ワイヤーフレー
ム5を補強する必要がある。しかし、この様な補強を施
した場合には、リヤシート3のコスト及び重量が増大す
るという問題があった。
そこで、この発明は、ヘッドレストに後方に向う衝撃
荷重が作用しても、この衝撃荷重はワイヤーフレームに
殆ど作用せずに車体側に入力されると共に、リヤシート
のコスト及び重量が増大することのないリヤシートのヘ
ッドレスト取付構造を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、この発明は、上下に延びる
支持パネルが車体の車室後部に設けられ、リヤシートの
ワイヤーフレームを有するシートバックが前記支持パネ
ルに沿わせられ、前記ワイヤーフレームの上部にホルダ
ープレートが保持され、前記ホルダープレートに取り付
けたヘッドレストホルダーにヘッドレストのステーが位
置調整可能に装着されたリヤシートのヘッドレスト取付
構造において、前記ホルダープレートは上下に延びる板
体と前記板体の上下端に前記支持パネル側に向けてそれ
ぞれ延設された上脚片及び下脚片から形成され、前記両
脚片に前記支持パネルに当接する弾性脚部材が固着され
ていると共に、前記板体の背面に係止部材が一体に設け
られ、前記係止部材を係止する係止フックが前記支持パ
ネルに設けられているリヤシートのヘッドレスト取付構
造としたことを特徴とするものである。
(作用) この様な構成によれば、ヘッドレストに入力される後
方への衝撃荷重は、ワイヤーフレームに殆ど作用するこ
となく、ホルダープレート,フック係止部材,係止フッ
ク及びホルダープレートの弾性脚部材等を介して車体側
の支持パネルに入力される。この際、この入力される衝
撃荷重の初期の衝撃力を弾性脚部材が圧縮されながら吸
収することになる。この結果、ヘッドレストに入力され
る衝撃荷重を滑らかに吸収される。
しかも、ヘッドレストに後方への荷重が作用した場合
には、ヘッドレストがホルダープレートの上脚片に設け
た弾性脚部材を中心に後方に回動しようとするモーメン
トが作用するが、ホルダープレートに設けた係止部材と
支持パネルに設けた係止フックとの作用により、ヘッド
レストが後方に回動するのを阻止することになる。
また、ヘッドレストに前方への荷重が作用した場合に
は、ヘッドレストがホルダープレートの下脚片に設けた
弾性脚部材を中心に前方に回動しようとするモーメント
が作用するが、ホルダープレートに設けた係止部材と支
持パネルに設けた係止フックとの作用により、ヘッドレ
ストが前方に回動するのを阻止することになる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を第1図〜第5図に基づいて
説明する。
第5図において、10は自動車の車体、11は車体10内の
車室、12は車室11後部の左右上下に延びる支持パネル、
13は車室11の後部に配設されたリヤシート、14はリヤシ
ート13のシートバックである。
このシートバック14は、支持パネル12に沿って配設さ
れていると共に、第4図に示した様なワイヤーフレーム
15を有する。このワイヤーフレーム15は、第8図に示し
た従来のワイヤーフレーム5よりも簡単な構造に構成さ
れている。
このワイヤーフレーム15の上部に対応してホルダープ
レート16が配設されている。このホルダープレート16
は、上下に延びる板体16aと、この板体16aの上下端に支
持パネル12側に向けてそれぞれ延設された上脚片脚16b
及び下脚片16cから台形状に形成されている。そして、
板体16aの背面がワイヤーフレーム15の上部15aに溶接固
定されている。ホルダープレート16の正面の左右には、
第3図に示した様に、上下に延びる半円筒状部11aを有
するブラケット17が溶接固定されている。また、ホルダ
ープレート16の板体16aの背面には、第1図,第2図に
示した如く、線材からなるフック係止部材18がフック係
止部として溶接固定され、ホルダープレート16の板体16
aの背面の四隅すなわち上脚片脚16b及び下脚片16cには
ゴム等の弾性脚部材19が当接部として固着されている。
一方、支持パネル12のフック係止部材18に対応する部
分には係止フック20が溶接固定され、この係止フック20
にはホルダープレート16のフック係止部材18が係止され
ている。
また、ブラケット17とホルダープレート16との間に形
成される上下に延びる挿入孔21内にはヘッドレストホル
ダー22が嵌着され、このヘッドレストホルダー22の保持
孔22aにはヘッドレスト23のステー24が上下動自在に嵌
合される。
尚、図示は省略したが、ステー24とワイヤーフレーム
15との間にはロック装置が介装される。
次に、この様な構成のリヤシートのヘッドレスト取付
構造の作用を説明する。
この様な構成によれば、ヘッドレスト23に入力される
後方への衝撃荷重は、ワイヤーフレーム15に殆作用する
ことなく、ホルダープレート16,係止部材18,係止フック
20及び弾性脚部材19等を介して車体側の支持パネル12に
直接入力されることになる。
しかも、ヘッドレスト23に後方への荷重が作用した場
合には、ヘッドレスト23がホルダープレート16の上脚片
16bに設けた弾性脚部材19を中心に後方に回動しようと
するモーメントが作用するが、ホルダープレート16に設
けた係止部材18と支持パネル12に設けた係止フック20と
の作用により、ヘッドレスト23が後方に回動するのを阻
止する。
また、ヘッドレスト23に前方への荷重が作用した場合
には、ヘッドレスト23がホルダープレート16の下脚片16
cに設けた弾性脚部材19を中心に前方に回動しようとす
るモーメントが作用するが、ホルダープレート16に設け
た係止部材18と支持パネル12に設けた係止フック20との
作用により、ヘッドレスト23が前方に回動するのを阻止
する。
(発明の効果) この発明は、以上説明したように、前記ホルダープレ
ートは上下に延びる板体と前記板体の上下端に前記支持
パネル側に向けてそれぞれ延設された上脚片及び下脚片
から形成され、前記両脚片に前記支持パネルに当接する
弾性脚部材が固着されていると共に、前記板体の背面に
係止部材が一体に設けられ、前記係止部材を係止する係
止フックが前記支持パネルに設けられている構成とした
ので、ヘッドレストに後方に向う衝撃荷重が作用した場
合には、ヘッドレストがホルダープレートの上脚片に設
けた弾性脚部材を中心に後方に回動しようとするモーメ
ントが作用するが、ホルダープレートに設けた係止部材
と支持パネルに設けた係止フックとの作用により、ヘッ
ドレストが後方に回動するのを阻止できる。しかも、ヘ
ッドレストに前方への衝撃荷重が作用した場合には、ヘ
ッドレストがホルダープレートの下脚片に設けた弾性脚
部材を中心に前方に回動しようとするモーメントが作用
するが、ホルダープレートに設けた係止部材と支持パネ
ルに設けた係止副との作用により、ヘッドレストが前方
に回動するのを阻止できる。
この様にヘッドレストに前方及び後方に向う衝撃荷重
が作用しても、この衝撃荷重はシートバックのワイヤフ
レームに殆ど作用せずに車体に入力されることになる。
この結果、ヘッドレストに作用する衝撃荷重を支持する
ために、ワイヤーフレームを補強する必要がないので、
リヤシートのコスト及び重量が増大するのを防止でき
る。
また、弾性脚部材が支持パネル前面に当接しているの
で、ヘッドレストに後方への衝撃荷重が入力されたとき
に、この入力される衝撃荷重の初期の衝撃力を弾性脚部
材が圧縮されながら吸収できるので、ヘッドレストに入
力される衝撃荷重を滑らかに吸収できる。
その上、この弾性脚部材による衝撃荷重吸収作用によ
り、ヘッドレストに支持される乗員の頭部に作用する衝
撃力が緩和されるので、より安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかるリヤシートのヘッドレスト
取付構造の要部側面図である。 第2図は、第1図の部分拡大図である。 第3図は、第1図,第2図に示したホルダープレートと
ヘッドレストホルダーとの関係を示す分解斜視図であ
る。 第4図は、第1図に示したワイヤーフレームとホルダー
プレートとの関係を示す斜視図である。 第5図は、第1図〜第4図に示したリヤシートのヘッド
レスト取付構造を備える自動車の説明図である。 第6図は、従来のリヤシートのヘッドレスト取付構造を
備える自動車の説明図である。 第7図は、第6図の支持プレートの説明図である。 第8図は、第6図に示したシートバックのワイヤープレ
ートとヘッドレスト等との関係を示す斜視図である。 第9図は、第8図に示したホルダープレートとヘッドレ
ストホルダーとの関係を示す分解斜視図である。 10……車体 11……車室 12……支持パネル 13……リヤシート 14……シートバック 15……ワイヤーフレーム 16……ホルダープレート 18……フック係止部材(フック係止部) 19……弾性脚部材(当接部) 20……係止フック 22……ヘッドレストホルダー 23……ヘッドレスト 24……ステー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に延びる支持パネルが車体の車室後部
    に設けられ、リヤシートのワイヤーフレームを有するシ
    ートバックが前記支持パネルに沿わせられ、前記ワイヤ
    ーフレームの上部にホルダープレートが保持され、前記
    ホルダープレートに取り付けたヘッドレストホルダーに
    ヘッドレストのステーが位置調整可能に装着されたリヤ
    シートのヘッドレスト取付構造において、 前記ホルダープレートは上下に延びる板体と前記板体の
    上下端に前記支持パネル側に向けてそれぞれ延設された
    上脚片及び下脚片から形成され、前記両脚片に前記支持
    パネルに当接する弾性脚部材が固着されていると共に、
    前記板体の背面に係止部材が一体に設けられ、前記係止
    部材を係止する係止フックが前記支持パネルに設けられ
    ていることを特徴とするリヤシートのヘッドレスト取付
    構造。
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