JP3092759B2 - シートベルトガイド装置 - Google Patents

シートベルトガイド装置

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JP3092759B2 JP04261210A JP26121092A JP3092759B2 JP 3092759 B2 JP3092759 B2 JP 3092759B2 JP 04261210 A JP04261210 A JP 04261210A JP 26121092 A JP26121092 A JP 26121092A JP 3092759 B2 JP3092759 B2 JP 3092759B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に用い
られるシートベルトガイド装置に係り、更に詳しくは、
車両シートのヘッドレスト内に配設されるシートベルト
ガイド取付用ブラケットを介してシートベルトガイドを
前記ヘッドレストの側部に取付けると共に、前記ヘッド
レストの後方に配設される車体部品にショルダーアンカ
ーサッシュガイドを取付け、前記シートベルトガイド及
びショルダーアンカーサッシュガイドにてシートベルト
の中間部分を案内するようにしたシートベルトガイド装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8〜図11はこの種の従来のシートベ
ルトガイド装置を示すものであって、本装置は、ルーフ
を取り外した状態でのフルオープン走行が可能ないわゆ
るコンバーチブルタイプの車両に採用されている。コン
バーチブルタイプの車両にあってはバックピラーがない
ため、図8及び図10に明示するように、シートベルト
(シートベルトウエビング)30の中間部分30aを摺
動自在に案内するショルダーアンカーサッシュガイド3
1が車両シート(フロントシート)32のヘッドレスト
33の後方箇所に取付けられている。
【0003】すなわち、フロントシート32の後部に
は、サスペンションストラット取付用のストラットタワ
ー(図示せず)が配設されており、このストラットタワ
ー上にタワートリム34が外観性向上のために取付けら
れている。そして、タワートリム34の側端部に設けら
れた凹部35内にショルダーアンカーサッシュガイド3
1のショルダーアンカー部31aが配置され、ボルト等
から成る支軸36を中心に水平面において回動自在の状
態で前記ストラットタワー上に取付られている。そし
て、ショルダーアンカーサッシュガイド31のリング部
31bにシートベルト30の中間部分30aが摺動自在
に挿通されて案内され、シートベルト30が装着のため
に引っ張られるのに伴い、ショルダーアンカーサッシュ
ガイド31が支軸36を中心に回動されてその引張方向
に応じた向きになるように構成されている。
【0004】また、図9に示すように、ヘッドレスト3
3の側面33aには、シートベルト30の取扱いを容易
にするためにシートベルトガイド37がシートベルトガ
イド取付用ブラケット38を介して取付けられている。
具体的には、前記ブラケット38は上下両端部38a,
38bを同方向にほぼ直角に屈曲してなる断面コ字状の
部材が用いられ、ヘッドレスト33内のフレーム39
(図9及び図11参照)に溶接等にて結合されている。
そして、このブラケット38に前記シートベルトガイド
37がねじ40a,40bにて締付け固定され、これに
よりヘッドレスト33へのシートベルトガイド37の取
付けがなされている。
【0005】しかして、このシートベルトガイド37及
びショルダーアンカーサッシュガイド31にシートベル
ト30の中間部分30aが掛け渡されて摺動自在に案内
されるようになっている。なお、図示を省略したが、シ
ートベルト30の一端は車体に固着されており、その他
端は巻取装置に連結されている。かくして、シートベル
ト30に組付けられた係着金具41を図8及び図10に
おいて矢印A方向(車両シート32のシートバック32
aの対角方向)に引き回して図外のバックルに係着する
ことにより、シートベルト30が乗員に装着されるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシートベルトガイド装置が装備されるコンバーチブ
ルタイプの車両の場合には、車室の大きさが比較的狭く
限定されてしまう傾向にあり、車室内の寸法が限られた
条件の下で車両シート32とシートベルト30のレイア
ウトを決めると、車両シート32とショルダーアンカー
サッシュガイド31との間の左右方向(車幅方向)の隙
間を充分に確保することができないのが実状である。こ
のような場合、車両シート32をリクライニング機構に
より後方に傾倒或いはスライド機構により後方にスライ
ドさせたりすると、図10及び図11に示すように、ヘ
ッドレスト33の後部とショルダーアンカーサッシュガ
イド31のリング部31bとが互いに干渉してしまうこ
とがある。
【0007】すなわち、フロントシート32を後方に傾
倒或いはスライドさせると、ヘッドレスト33の後部が
ショルダーアンカーサッシュガイド31の側部近傍にあ
るタワートリム34の突出部(車両シート32の側に向
けて突出する突起部分)34aにまず当たるが、この時
点では、ヘッドレスト33はショルダーアンカーサッシ
ュガイド31には当接しない。しかし、ヘッドレスト3
3がさらに後方に附勢されると、ヘッドレスト33に内
装された弾性材(ウレタンフォーム等)が部分的にへこ
んでその部分に前記突出部34aの先端部が食い込んだ
状態となるため、ヘッドレスト33の後部がショルダー
アンカーサッシュガイド31のリング部31bにまで達
してこれに接触してしまう場合がある。
【0008】そのような事態になると、前記リング部3
1bが強制的に回動され、これに伴ってシートベルト3
0の中間部分30aが図11に明示する如く前記リング
部31bによりこじられた状態になり、こじれ42を生
じた状態のまま保持されることとなる。そのため、シー
トベルト装着解除時におけるシートベルト30の巻取装
置への巻込み性(ウエビングの巻込み性)が阻害される
という不具合を生じるおそれがある。
【0009】そこで、このような不具合を解消するため
に、タワートリム34の突出部34aに接触するヘッド
レスト33の後部部分にストッパゴム等の別部材を取付
けるような対策を採用することが考えられる。しかしな
がら、この場合には、ストッパゴム等の別部材を取付け
るためのブラケットを必要としてコスト高になる上に、
ストッパゴム等の存在のために外観を損ねるといった別
の不具合を生じるので、上述の対策を採用することは実
際上困難である。
【0010】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ヘッドレストとショルダ
ーアンカーサッシュガイドとの干渉を防止し得てシート
ベルトのこじれの発生を防止でき、ひいてはシートベル
トの巻込み性を良好に保つことができるような構成のシ
ートベルトガイド装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、車両シートのヘッドレスト内に配設
されるシートベルトガイド取付用ブラケットを介してシ
ートベルトガイドを前記ヘッドレストの側部に取付ける
と共に、前記ヘッドレストの後方に配設される車体部品
にショルダーアンカーサッシュガイドを取付け、前記シ
ートベルトガイド及びショルダーアンカーサッシュガイ
ドにてシートベルトの中間部分を案内するようにしたシ
ートベルトガイド装置において、前記シートベルトガイ
ド取付用ブラケットの一部を延設してストッパ部を形成
すると共に前記ストッパ部を前記ヘッドレスト内に配置
し、前記ヘッドレストが後方に傾倒或いはスライドされ
た場合に、前記ストッパ部と前記車体部品との間のスト
ッパ作用により、前記ヘッドレストが前記ショルダーア
ンカーサッシュガイドに接触するのを阻止するように構
成している。
【0012】
【作用】ヘッドレストが後方に傾倒或いはスライドされ
た場合に、シートベルトガイド取付用ブラケットに延設
したストッパ部がヘッドレストの後方の車体部品に対応
することにより、ショルダーアンカーサッシュガイドへ
のヘッドレストの接触が阻止される。従って、ヘッドレ
ストがショルダーアンカーサッシュガイドに接触するこ
とに起因してシートベルトに生じるこじれを防止でき
る。これにより、シートベルトは、シートベルト装着解
除時に、巻込み性に支障を来すことなく巻取装置に円滑
に巻取られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図7
を参照して説明する。
【0014】図1は本発明に係るシートベルトガイド装
置1を示すものである。本装置1は、コンバーチブルタ
イプの車両に装備されるものであって、車両シート(フ
ロントシート)2の側部に配設されている。
【0015】図1に示すように、車両シート2は、シー
トクッション3と、上部にヘッドレスト4を有するシー
トバック5とから成り、シートバック5は図外のリクラ
イニング装置によりシートクッション3に対して後方に
傾倒されるように構成されている。また、この車両シー
ト2は、図外のスライド装置により車体の前後方向にス
ライドされるように構成されている。
【0016】また、前記車両シート2の後部にはサスペ
ンションストラット取付用のストラットタワー(図示せ
ず)が配設されており、このストラットタワーは外観性
の向上のためにタワートリム6にて覆われている。タワ
ートリム6は板材を所定形状に屈曲成形して成るもので
あって、左右両側部に凹部6aが設けられると共に中央
部にも凹部6bが設けられている。そして、ショルダー
アンカー部7とこのショルダーアンカー部7の前端に取
付けられたリング部8とから成るショルダーアンカーサ
ッシュガイド9が前記凹部6a内に配置され、ショルダ
ーアンカー部7が前記ストラットタワーにボルト等から
成る支軸10を中心に回動自在に取付けられている。
【0017】また、図2に明示するように、ヘッドレス
ト4の側部4aには、シートベルトガイド取付用ブラケ
ット11を介してシートベルトガイド12が取付けられ
ている。このシートベルトガイド12は、一対のねじ挿
通孔13を有する取付板部12aと、この取付板部12
aの下端に連接されたベルトガイド部12bと、このベ
ルトガイド部12bの先端から折返された折返し部12
cとで構成されている。一方、上述のシートベルトガイ
ド取付用ブラケット11は、図2及び図3に示すよう
に、一対のねじ挿通孔14を有しかつ上下両端に直角状
屈曲部15を有する板状のブラケット本体11aと、こ
のブラケット本体11aの裏面側に延設されたストッパ
部11bとで構成されている。そして、図6に示すよう
に、ブラケット本体11aの裏面には前記ねじ挿通孔1
4に対応する位置に溶接ナット50が結合されており、
直角状屈曲部15の端縁には嵌着凹部15aが形成され
ている。
【0018】本例のシートベルトガイド取付用ブラケッ
ト11は、図3及び図6に示すように、板材を屈曲成形
して成る一体成形品であって、そのストッパ部11b
は、ブラケット本体11aの後端11cにおいて屈曲さ
れたほぼ矩形の板状部16にて構成されている。この板
状部16は、ブラケット本体11aの後端11cから後
方に向けて傾斜する傾斜部16aと、この傾斜部16a
から屈曲して延設された平坦状受け板部16bとをそれ
ぞれ有しており、板状部16の周囲には、強度の確保並
びにヘッドレスト表皮の破損防止等のために屈曲片から
成るフランジ17が設けられている。しかして、ブラケ
ット本体11aの嵌着凹部15aが図6に示すようにヘ
ッドレスト4の側部フレーム18に嵌着されて溶接結合
され、これによりシートベルトガイド取付用ブラケット
11が側部フレーム18に固着されるようになってい
る。
【0019】ここで、ヘッドレスト4に対する前記ブラ
ケット11の配置状態について詳述すれば、次の通りで
ある。すなわち、側部フレーム18に固着された前記ブ
ラケット11の全体は、図4〜図6に示すようにヘッド
レスト4の表皮19内に配置されており、ブラケット1
1のストッパ部11bは、図4に示す如く側部フレーム
18のブラケット取付箇所からヘッドレスト4の中央箇
所に向けて突出しており、かつ、図5及び図6に示す如
く側部フレーム18の後方であってヘッドレスト4の表
皮19の後面の近傍に配置されている。
【0020】一方、ストッパ部11bの平坦状受け板部
16bはヘッドレスト4の幅方向(車幅方向)に沿って
配置されると共に、ヘッドレスト4が後方に傾倒或いは
スライドされた場合に、既述のタワートリム6の突起部
6cに対応する位置に配設されている。なお、ヘッドレ
スト4の表皮19内にはウレタンフォーム等の弾性材2
0が内装されており、ヘッドレスト4の後部4b側の表
皮19と前記ストッパ部11bとの間には僅かな厚みの
弾性材20が介在されている。
【0021】また、前記ブラケット本体11aにはシー
トベルトガイド12の取付板部12aが当てがわれて前
記ねじ挿通孔13、14を通して溶接ナット50にねじ
Sが螺着され、シートベルトガイド12が前記ブラケッ
ト11にねじ止めされている。これにより、シートベル
トガイド12が前記ブラケット11を介してヘッドレス
ト4の側部フレーム18に取付けられ、ヘッドレスト4
の側部4aに固定配置されている。
【0022】しかして、ヘッドレスト4の側部4aに取
付けられたシートベルトガイド12の後方には、ショル
ダーアンカーサッシュガイド9が配設されると共に、ヘ
ッドレスト4の後方には、前記ショルダーアンカーサッ
シュガイド9の側部近傍においてヘッドレスト4に向け
て突出するタワートリム6の突起部6cが配設されてい
る。
【0023】また、シートベルト21の中間部分21a
は、図1に示すように、ショルダーアンカーサッシュガ
イド9のリング部8及びシートベルトガイド12のベル
トガイド部12bにそれぞれ掛け渡され、これらの部分
にて摺動自在に案内されている。また、シートベルト2
1の一端は車体に固着されると共に、その他端は図外の
巻取装置に連結されている。さらに、シートベルト21
には、車体に取付けられた図外のバックルに係着される
係着金具22が組付けられている。
【0024】かくして、ショルダーアンカーサッシュガ
イド9及びシートベルトガイド12等にてシートベルト
ガイド装置1が構成され、係着金具22が図1において
矢印A方向に引き回されて図外のバックルに係着される
のに応じて、シートベルト21が図外の巻取装置から引
き出されて乗員に装着されるようになっている。
【0025】次に、上述の如き構成のシートベルトガイ
ド装置1の機能について述べる。まず、乗員が車両シー
ト2に着座して係着金具22を図1の矢印A方向に引く
と、シートベルト21の中間部分21aがショルダーア
ンカーサッシュガイド9のリング部8及びシートベルト
ガイド12のベルトガイド部12bにてそれぞれ案内さ
れつつ図外の巻取装置から引き出される。そして、係着
金具22を図外のバックルに係着することにより、シー
トベルト21が乗員に装着される。
【0026】このような状態の下でシートバック5を後
方に傾倒或いは車両シート2を後方にスライドさせるの
に伴い、ヘッドレスト4の後面がタワートリム6の突起
部6cに当った場合には、図7に示す如く、ヘッドレス
ト4の後部4bとブラケット11のストッパ部11bと
の間の僅かな隙間に内装された弾性材20(図6参照)
が部分的にへこみ、前記突起部6cの先端がヘッドレス
ト4の後部に食い込むこととなる。しかし、突起部6c
が前記弾性材20内にあまり深く食い込まない時点で、
この突起部6cがヘッドレスト4の表皮19及び弾性材
20を介してブラケット11のストッパ部11bに当接
するため、突起部6cのヘッドレスト4へのそれ以上の
食い込みは前記ストッパ部11bにて阻止される。この
ため、前記突起部6cの側部近傍に配置されているショ
ルダーアンカーサッシュガイド9にヘッドレスト4が接
触してしまうようなことがなく、従って、ヘッドレスト
4の接触によりショルダーアンカーサッシュガイド9が
強制的に大きく回動されてシートベルト21にこじれを
生じることがない(図7参照)。なお、この際、ストッ
パ部11bの周囲にはフランジ17が設けられているた
め、前記突起部6cに当たるヘッドレスト4の表皮19
部分の破れを防止できると共に、このストッパ部11b
の後部には弾性材20が配設されているため、前記突起
部6cに損傷が生じるのを防止できる。
【0027】このように本例のシートベルトガイド装置
1によれば、シートベルトガイド取付用ブラケット11
に延設したストッパ部11bにて、ヘッドレスト4とシ
ョルダーアンカーサッシュガイド9との間の干渉(接
触)を防止でき、ひいてはシートベルト21にこじれを
生じるのを防止できると共にシートベルト21の巻込み
性を良好にすることができる。。
【0028】また、本例のシートベルトガイド装置1
は、既存のタワートリム6及びブラケット11を利用し
たものであるため、新規に専用の部品を追加する必要が
なく、従って部品点数の増加及びコストアップを来たさ
ずに済むという利点がある。
【0029】さらに、ブラケット11にストッパ部11
bを一体に延設したことにより、ブラケット11の剛性
が増大されることとなるため、ブラケット11及びシー
トベルトガイド12にねじれ等の不具合を生じるのを防
止できる。
【0030】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、ブラケット11のストッパ部11bの形状
は必要に応じて変更可能である。また、シートベルトガ
イド取付用ブラケット11は一体成形品である必要は必
ずしもなく、ブラケット本体11aにストッパ部11b
を溶接等により一体に結合して成るブラケットを用いる
ようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、シートベルトガ
イド取付用ブラケットの一部を延設してストッパ部を形
成すると共に前記ストッパ部を前記ヘッドレスト内に配
置し、前記ヘッドレストが後方に傾倒或いはスライドさ
れた場合に、前記シートベルトガイド取付用ブラケット
のストッパ部と前記車体部品との間のストッパ作用によ
り、前記ヘッドレストが前記ショルダーアンカーサッシ
ュガイドに接触するのを阻止するように構成したもので
あるから、ヘッドレストとショルダーアンカーサッシュ
ガイドとの間の干渉(接触)を防止でき、ショルダーア
ンカーサッシュガイドにおけるシートベルトのこじりの
発生を防止することができる。また、本発明に係るシー
トベルトガイド装置によれば、新規の専用部品を用いる
ことなくシートベルトガイド取付用ブラケットにストッ
パ部を付設するだけの簡単な設計変更で済み、部品点数
の増加及びコストの大幅な増大を招くことがないという
利点がある。さらに、ストッパ部を延設したことに伴
い、シートベルトガイド取付用ブラケットの剛性が増大
することとなるため、シートベルトガイド取付用ブラケ
ット及びこのブラケットに取付けられるシートベルトガ
イドにねじれ等が生じるのを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートベルトガイド装置を示す斜
視図である。
【図2】ヘッドレストの側部へのシートベルトガイドの
取付け状態を示す分解斜視図である。
【図3】シートベルトガイド取付用ブラケットの斜視図
である。
【図4】ヘッドレストの正面図である。
【図5】ヘッドレストの側面図である。
【図6】図4におけるB−B線拡大断面図である。
【図7】本発明に係るシートベルトガイド装置の要部の
平面図である。
【図8】従来のシートベルトガイド装置を示す斜視図で
ある。
【図9】従来のシートベルトガイド装置におけるシート
ベルトガイドのヘッドレストへの取付け状態を示す分解
斜視図である。
【図10】従来のシートベルトガイド装置の正面図であ
る。
【図11】従来のシートベルトガイド装置の要部の平面
図である。
【符号の説明】
1 シートベルトガイド装置 2 車両シート 4 ヘッドレスト 4a 側部 6 タワートリム(車体部品) 6c 突起部 9 ショルダーアンカーサッシュガイド 11 シートベルトガイド取付用ブラケット 11a ブラケット本体 11b ストッパ部 12 シートベルトガイド 18 側部フレーム 20 弾性材 21 シートベルト 21a 中間部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両シートのヘッドレスト内に配設され
    るシートベルトガイド取付用ブラケットを介してシート
    ベルトガイドを前記ヘッドレストの側部に取付けると共
    に、前記ヘッドレストの後方に配設される車体部品にシ
    ョルダーアンカーサッシュガイドを取付け、前記シート
    ベルトガイド及びショルダーアンカーサッシュガイドに
    てシートベルトの中間部分を案内するようにしたシート
    ベルトガイド装置において、前記シートベルトガイド取
    付用ブラケットの一部を延設してストッパ部を形成する
    と共に前記ストッパ部を前記ヘッドレスト内に配置し、
    前記ヘッドレストが後方に傾倒或いはスライドされた場
    合に、前記ストッパ部と前記車体部品との間のストッパ
    作用により、前記ヘッドレストが前記ショルダーアンカ
    ーサッシュガイドに接触するのを阻止するように構成し
    たことを特徴とするシートベルトガイド装置。
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