JP3184258B2 - 車両装備品の配設構造 - Google Patents

車両装備品の配設構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、少なくともサイレン
サーとスペヤータイヤ等、車体後部に配設された所の剛
性を有する車両装備品の配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の後部にクラツシユスペ
ースを配設し、後突時における衝撃を、このクラツシユ
スペースで吸収して、乗員の安全を確保しようとする提
案は種々なされている。一方、近年においては、乗員の
快適性の確保の観点から、車室内スペースを大きく取る
傾向が強くなってきている。このように車室内スペース
を大きく取ると、上述したクラツシユスペースを如何に
配設するかが問題となり、この観点からも、種々提案が
なされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、例えば、実公平
2−26734号公報に示されるように、ハツチバツク
タイプの車両においては、元々、リヤーシートとバツク
ドアーとの間の空間が狭く、上述したクラツシユスペー
スを配設する空間が少なくなると共に、剛性を有するリ
ヤーサスクロスメンバーの直後方に、やはり剛性を有す
るサイレンサーが最後尾に位置する状態で配設されてい
る。即ち、リヤーサスクロスメンバーとサイレンサーと
を略同一高さに設定している。このため、後突時に、先
ず、サイレンサーが前方に押し込まれる事となるが、こ
のサイレンサーの直前方には、剛性を有するリヤーサス
クロスメンバーが配設されている。このため、この構成
では、後突時に、これの衝撃が直ちに車体前方に伝えら
れ、車体前後方向に関してのクラツシユスペース確保と
いう観点で改善が求められているものである。この発明
は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、この発
明の目的は、後突時のクラツシユスペースを有効に確保
する事の出来る車両装備品の配設構造を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決
し、目的を達成するため、この発明に係わる車両装備品
の配設構造は、車幅方向に沿って延出するリヤーサスペ
ンション部材よりも少なくとも前方にスペヤータイヤと
燃料タンクとサイレンサーとを配設し、前記サイレンサ
ーは、前記燃料タンクと前記リヤーサスペンション部材
との間に、車幅方向に沿って延出するように配設されて
いる
【0005】また、この発明に係わる車両装備品の配設
構造において、リヤシートの下部に、前記スペヤータイ
ヤと燃料タンクとが車幅方向に沿って並設されている。
また、前記サイレンサーは、更に、前記スペヤータイヤ
と前記リヤーサスペンション部材との間に、車幅方向に
沿って延出するように配設されている。また、前記スペ
ヤータイヤは、前記リヤシートを移動させる事により、
上方に取り出し可能である。
【0006】また、前記リヤシートは前方に向けて倒立
可能に取り付けられており、倒立された状態で、これの
下方に位置するスペヤータイヤの上方に、前記スペヤー
タイヤの取り出し空間を形成する。
【0007】
【作用】以上のように構成されるこの発明に係わる車両
装備品の配設構造によれば、燃料タンクが、車両後方に
対して剛性を有するリヤーリヤーサスペンション部材と
サイレンサーとにガードされた状態で配設されるので、
後突時に燃料タンクを効果的に保護できる
【0008】
【実施例】以下に、この発明に係わる車両装備品の配設
構造の一実施例の構造を、添付図面の図1乃至図4を参
照して詳細に説明する。この一実施例の車両装備品の配
設構造は、図1及び図2に示すように、車両10の後部
における車両装備品の配設構造にその特徴を有するもの
であり、この車両装備品が取り付けられる車体後部構造
を先ず説明する。即ち、この車両10の後部構造は、そ
の両側部を車体略前後方向に沿つて延出する左右一対の
リヤーサイドフレーム12(図2に示す。)を備えてお
り、これらリヤーサイドフレーム12は図示しない左右
一対のフロントサイドフレームの後部に、夫々から一体
的に後方に延出するように夫々連接されている。これら
左右一対のリヤーサイドフレーム12上には、左右両端
を夫々掛け渡された状態で、フロントフロアーパネル1
4が取り付けられている。このフロントフロアーパネル
14上には、フロントシート16が主として載置されて
いる。
【0009】このフロントフロアーパネル14の後端に
は、これの下面に接合され、その後、略垂直に起立する
と共に、フロントシート16のシートクツシヨン16a
と略同一の高さ位置で略水平状態で後方に所定距離だけ
延出し、この後、略垂直に立ち下がり、そして、この
後、後方に向かうように水平に延出するリヤーシートパ
ネル18が一体的に取り付けられている。即ち、このリ
ヤーシートパネル18は、車室の後壁を規定する前方起
立部分18aと、この前方起立部分18aの上端から後
方に向けて略水平に延出し、後述するリヤーシート20
が直接載置されるシート載置面を規定する前方水平部分
18bと、この前方水平部分18bの後端から僅かに上
方に起立した後方起立部分18cと、この後方起立部分
18cの上端から、後方に向けて略水平に延出し、リヤ
ーシート20の後方に配設されたトランクルームの底面
を規定する後方水平部分18dとから一体に概略構成さ
れている。尚、この後方水平部分18dの後端は、エン
ドパネル22に接合されている。
【0010】このリヤーシートパネル18の前方起立部
分18aの後面左方部分には、これの略半分の高さ位置
で略水平状態で後方に延出し、その後起立して、後方起
立部分18cの後面に接合されるスペヤータイヤパン2
4が一体的に取り付けられている。即ち、このスペヤー
タイヤパン24は、前端を前方起立部分18aの後面に
接合され、後端を前方水平部分18bの後端の直下方ま
で延出され、剛性を有する車両装備品としてのスペヤー
タイヤ26が収納されるスペヤータイヤ収納室28の底
面を規定する水平部分24aと、この水平部分24aの
後端から起立し、上端を後方起立部分18cの後面に接
合され、スペヤータイヤ収納室28の後面を規定する起
立部分24bとから一体的に構成されている。
【0011】ここで、上述したリヤーシートパネル18
の前方起立部分18aの直後方には、スペヤータイヤ収
納室28の前壁を構成し、且つ、その両端を、左右一対
のリヤーサイドフレーム12に夫々固着された所謂N
o.3クロスメンバー(図示していないが、これより前
方部分に、略起立状態のNo.1クロスメンバー及びN
o.2クロスメンバーが既に配設されている。)29が
起立した状態で取り付けられている。詳細には、このN
o.3クロスメンバー29は、その下端をスペヤータイ
ヤパン24の水平部分24aの前部上面に接合され、そ
の上端をリヤーシートパネル18の前方水平部分18b
の前部下面に接合されており、その取り付け剛性が高め
られている。この結果、このスペヤータイヤ収納室28
に収納されたスペヤータイヤ24は、その前方位置を強
固に支持(係止)された状態を維持される事となる。
【0012】尚、この前方水平部分18bには、スペヤ
ータイヤ収納室28の上方に位置する部分に渡り、スペ
ヤータイヤ26を取り出すための開口18eが形成され
ている。ここで、この開口18eは、リヤーシート20
により通常隠されている。敷かしながら、このスペヤー
タイヤ26を使用する必要が生じた場合には、詳細は後
述するが、このリヤーシート20を前方に倒して、この
開口18eを開放させ、この開放された開口18eを介
して、スペヤータイヤ26を上方に取り出すことが出来
る様になされている。
【0013】一方、上述したリヤーシートパネル18の
後方起立部分18cは、車体後部を懸架するリヤーサス
ペンシヨン機構30を構成するリヤーサスペンシヨンメ
ンバー32よりも少なくとも前方に位置するように配設
されている。詳細には、このリヤーサスペンシヨンメン
バー32は、図3に示す様に車幅方向に沿つて延出する
ように、トランクルームの底面を規定する後方水平部分
18dの下方に配設されており、これの両端には、左右
一対のホイールサポート34が取り付けられ、これらホ
イールサポート34には、左右一対の後輪RL,RRが
着脱自在に取着されている。そして、これら左右一対の
後輪RL,RRの回転中心を互いにリヤーホイールセン
ターRWCが規定されている。
【0014】即ち、上述したリヤーシートパネル18の
後方起立部分18c、換言すれば、スペヤータイヤ収納
室28の後壁は、リヤーホイールセンタRWCの配設位
置よりも所定空間を介して前方に位置するように規制さ
れている。換言すれば、スペヤータイヤ収納室28は、
リヤーホイールセンターRWCよりも前方位置に配設さ
れている。また、このリヤーホイールセンターRWCよ
りも後方に張り出した車体部分により、車体のリヤーオ
ーバーハング部ROHが構成されている。
【0015】以上のように構成された車体後部構造にお
いて、以下に、この発明の特徴となる車両装備品の配設
構造を詳細に説明する。先ず、この発明における車両装
備品としては、燃料タンク36及びサイレンサー38
と、上述したスペヤータイヤ26とがある。即ち、この
燃料タンク36は、後突に際して、その衝撃から守らな
ければならない第1優先順位の車両装備品であり、この
ため、これは、リヤーホイールセンタRWCよりも前方
に位置した状態で、上述したリヤーシートパネル18の
前方水平部分18bの下面右側に取り付けられている。
具体的には、この燃料タンク36は図示しない一対のタ
ンク保持ベルトを介して、前方水平部分18bの下側に
吊持されている。尚、この燃料タンク36の下面は、フ
ロントフロアーパネル14の下面と略同一高さとなるよ
うに取り付けられている。
【0016】また、図3に示すように、この燃料タンク
36は、平面視した場合に、スペヤータイヤ収納室28
の右方に配設されている。換言すれば、この燃料タンク
36とスペヤータイヤ収納室28とは、左右に並設され
た状態で配設されている。一方、このサイレンサー38
は、これら左右に並設された燃料タンク36とスペヤー
タイヤ収納室28との後方であつて、リヤーサスペンシ
ヨンメンバー32よりも前方に位置した状態で、且つ、
車幅方向に沿つて延出する状態で配設されている。この
サイレンサー38は、図示しない吊持部材を介して、そ
の両端を、トランクルームの底面を規定する後方水平部
分18dの下面に吊持されている。
【0017】一方、スペヤータイヤ26は、上述したス
ペヤータイヤ収納室28内に収納されており、これは、
緊急脱出用の応急サイズに設定されており、鋼鉄製のリ
ム本体26aと、このリム本体26aの外周に嵌合され
たゴム製のタイヤ本体26bとから構成されており、剛
性が極めて高く設定されている。即ち、この応急サイズ
のスペヤータイヤ26においては、このリム本体26a
の軸方向長さ(即ち、収納状態における収納高さ)は短
く(即ち、低く)設定され、また、その直径は大きく設
定されている。そして、このリム本体26aは、その一
側面が開放された状態で形成されている。ここで、この
スペヤータイヤ26は、その収納状態において、リム本
体26aの開口された一側面が上面となるような姿勢で
スペヤータイヤ収納室28内に収納されている。
【0018】この結果、この一実施例においては、上述
した車体後部のリヤーオーバーハング部ROHに、即
ち、リヤーホイールセンタRWCよりも後方部分には、
剛性の高い車両装備品が何ら装備されない状態となる。
このようにして、例え、この車両10に他の車両が後方
から追突、即ち、後突してきたとしても、このリヤーオ
ーバーハング部ROHがクラツシヤブルエリアとして機
能して、ここが全面的にクラツシユしることとなる。従
つて、この後突に際して発生する衝撃が、このリヤーオ
ーバハング部ROHで効果的に吸収される事となる。
【0019】また、このリヤーホイールセンタRWCを
概略規定するリヤーサスペンシヨンメンバー32は所定
の剛性を有した状態で車幅方向に沿つて延出しており、
このリヤーサスペンシヨンメンバー32の直前方に位置
した状態で、やはり、剛性を有して車幅方向に沿つて延
出するサイレンサー38が配設されている。そして、こ
の剛性を有するサイレンサー38の前方に、燃料タンク
36とスペヤータイヤ26とが互いに並設された状態で
配設されている。この様に、剛性を有する2つの部材
(リヤーサスペンシヨンメンバー32とサイレンサー3
8)にガードされた状態で、燃料タンク36が配設され
ているので、この後突時における燃料タンク36が効果
的に保護される事となる。
【0020】更に、上述したスペヤータイヤ26は、そ
の前部をNo.3クロスメンバー29により規制されて
いるが、このNo.3クロスメンバー29は上述した様
にその両端を左右一対のリヤーサイドフレーム12に夫
々接合されており、所定の剛性を有して取り付けられて
いる。従つて、後突時に強い衝撃が車体後部に作用し
て、リヤーオーバハング部ROHのクラツシユだけでは
その衝撃を吸収することが出来ず、リヤーホイールセン
ターRWCよりも前方に後突時の衝撃が作用する場合に
おいても、このスペヤータイヤ26は上述したNo.3
クロスメンバー29により前方への移動を効果的に阻止
され、強い後突時における車室内の変形が効果的に抑制
され、リヤーシート20における生存空間を確実に確保
することが出来る事となる。
【0021】そして、このように後突時の車室内の変形
が効果的に抑制される事により、燃料タンク36の変形
をも同様に抑制される事となり、この結果、後突時にお
ける燃料タンク36からの燃料漏れが確実に防止され、
後突時の安全性の確保が更に図られる事となる。特に、
この一実施例においては、剛性を有する車両装備品とし
てのスペヤータイヤ26が燃料タンク36の側方に配設
されているため、仮に、このスペヤータイヤ26に後突
時の衝撃が作用したとしても、これは取り付け剛性を高
められた状態で取り付けられたNo.3クロスメンバー
29に支持され、その位置に留まろうと踏ん張る事とな
る。この様にして、後突時における燃料タンク36への
悪影響を確実に抑制することが出来、後突時の安全性が
更に担保される事となる。
【0022】一方、上述したリヤーシート20は、図4
に示すように、シートクツシヨン20aの前部を、リヤ
ーシートパネル18の前方起立部分18aの上端に支軸
42(図4に示す)回りに回動自在に軸支された状態
で、このリヤーシートパネル18の前方水平部分18b
の上面に載置されている。また、このリヤーシート20
のシートバック20bは、その下端で、シートクツシヨ
ン20aの後端に回動自在に軸支されている。尚、上述
したトランクルームの底面を規定する後方水平部分18
dの上面には、トランクマット44が敷かれており、こ
のトランクマット44の前端は上方に折り曲げられた状
態で、このシートバック20bの背面の下部に、図示し
ないファスナーを介して着脱自在に接合されている。
【0023】このようにリヤーシート20は構成されて
いるので、装着された何れかのタイヤのパンク時に、こ
のスペヤータイヤ26をスペヤータイヤ収納室28から
取り出す場合には、図4に示すように、先ず、このファ
スナーを外して、トランクマット44の前端をシートバ
ック20bの背面下部から取り外し、次に、二点鎖線で
示すシートバック20bを前方に回動して、シートクツ
シヨン20a上に重ね倒し、この後、シートクツシヨン
20aをこれの支軸42回りに前方に回転して、これに
重ねられたシートバック20bと共に、起立した状態に
回動する事とする。この結果、図4に実線で示すよう
に、このリヤーシート20は、スペヤータイヤ収納室2
8の上面を開放する状態に、前方に起立した状態に折り
たたまれた状態で回動され、スペヤータイヤ26は、こ
の上部開口18eを介して、スペヤータイヤ収納室28
から上方に取り出され得る事となる。
【0024】この発明は、上述した一実施例の構成に限
定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である事は言うまでもない。例えば、上述
した一実施例においては、スペヤータイヤ26は燃料タ
ンク36の右側に配設されるように説明したが、この発
明は、このような構成に限定されることなく、左右関係
を入れ替えて、燃料タンク36をスペヤータイヤ26の
左側に配設してもよい。要は、この燃料タンク36とス
ペヤータイヤ26とが、左右に並設された状態で配設さ
れるように構成されていれば、その左右関係は限定され
ない。
【0025】また、上述した一実施例においては、サイ
レンサー38は、スペヤータイヤ26と燃料タンク36
との後方に位置するように説明したが、この発明はこの
ような構成に限定されることなく、サイレンサー38
は、スペヤータイヤ26または燃料タンク36の左右何
れかの側方において、前後方向に延出した状態で配設し
ても良いし、また、このサイレンサー38を2分割構造
として、スペヤータイヤ26及び燃料タンク26の左右
に夫々分割配置するように構成してもよい。要は、この
スペヤータイヤ26は、側面視において、リヤーサスペ
ンシヨンメンバー32よりも少なくとも前方に配設され
ていればよいものである。
【0026】また、上述した一実施例においては、スペ
ヤータイヤ26は緊急脱出用の応急サイズに設定される
ように説明したが、この発明はこの様な構成に限定され
ることなく、ノーマルサイズのスペヤータイヤを備える
場合にも適用され得る事は言うまでも無い。また、上述
した一実施例においては、リヤーシート20のシートク
ツシヨン20aは、リヤーフロアーパネル18の前方水
平部分18b状に載置される様に説明したが、この発明
はこの様な構成に限定されることなく、このシートクツ
シヨン20aの後部は、スペヤータイヤ収納室28内
に、ここに収納されたスペヤータイヤ26のリム本体2
6aの開口された一側面内に落ち込んだ状態で、入り込
むようにしてもよい。即ち、このリヤーシート20の下
底部は、スペヤータイヤ収納室28内に入り込んだ状態
で設定しても良い。この結果、このリヤーシート20の
下方に、スペヤータイヤ26が配設されているものの、
そのヒツプポイントは比較的高くならずに済み、車両1
0の車高を高くせざるを得ない事態に至らなくて済むも
のである。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係わる
車両装備品の配設構造によれば、燃料タンクが、車両後
方に対して剛性を有するリヤーリヤーサスペンション部
材とサイレンサーとにガードされた状態で配設されるの
で、後突時に燃料タンクを効果的に保護できる
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる車両装備品の配設構造の一実
施例の構成を、車両の後部に適用した状態で概略的に示
す側断面図である。
【図2】図1に示す車両装備品の配設構造を、一部断面
した状態で概略的に示す斜視図である。
【図3】図1に示す車両装備品の配設構造における燃料
タンクとスペヤータイヤとの車幅方向のオフセツト状態
を示す平面図である。
【図4】図1に示す車両装備品の配設構造において、リ
ヤーシートの前方への倒れ込みによるスペヤータイヤの
取り出し状態を説明するための側面図である。
【符号の説明】
RWC リヤーホイールセンター、 ROH リヤーオーバーハング部、 10 車両、 12 リヤーサイドフレーム、 14 フロントフロアーパネル、 16 フロントシート、 16a シートクツシヨン、 18 リヤーシートパネル、 18a 前方起立部分、 18b 前方水平部分、 18c 後方起立部分、 18d 後方水平部分、 18e 開口、 20 リヤーシート、 20a シートクツシヨン、 20b シートバック、 22 エンドパネル、 24 スペヤータイヤパン、 26 スペヤータイヤ、 26a リム本体、 26b タイヤ本体、 28 スペヤータイヤ収納室、 29 No.3クロスメンバー、 30 リヤーサスペンシヨン機構、 32 リヤーサスペンシヨンメンバー、 34 ホイールサポート、 36 燃料タンク、 38 サイレンサー、 42 支軸、 44 トランクマットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 43/10 B62D 25/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に沿って延出するリヤーサスペ
    ンション部材よりも少なくとも前方にスペヤータイヤと
    燃料タンクとサイレンサーとを配設し、前記サイレンサ
    ーは、前記燃料タンクと前記リヤーサスペンション部材
    との間に、車幅方向に沿って延出するように配設されて
    いる事を特徴とする車両装備品の配設構造。
  2. 【請求項2】 リヤシートの下部に、前記スペヤータイ
    ヤと燃料タンクとが車幅方向に沿って並設されている事
    を特徴とする請求項1に記載の車両装備品の配設構造。
  3. 【請求項3】 前記サイレンサーは、更に、前記スペヤ
    ータイヤと前記リヤーサスペンション部材との間に、車
    幅方向に沿って延出するように配設されている事を特徴
    とする請求項1又は2に記載の車両装備品の配設構造。
  4. 【請求項4】 前記スペヤータイヤは、前記リヤシート
    を移動させる事により、上方に取り出し可能である事を
    特徴とする請求項2に記載の車両装備品の配設構造。
  5. 【請求項5】 前記リヤシートは前方に向けて倒立可能
    に取り付けられており、倒立された状態で、これの下方
    に位置するスペヤータイヤの上方に、前記スペヤータイ
    ヤの取り出し空間を形成する事を特徴とする請求項2又
    は4に記載の車両装備品の配設構造。
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