JPH0550952A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents
自動車の後部車体構造Info
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- JPH0550952A JPH0550952A JP23708891A JP23708891A JPH0550952A JP H0550952 A JPH0550952 A JP H0550952A JP 23708891 A JP23708891 A JP 23708891A JP 23708891 A JP23708891 A JP 23708891A JP H0550952 A JPH0550952 A JP H0550952A
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- Japan
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- reinforcing
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- frame
- body structure
- reinforcing plate
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/063—Arrangement of tanks
- B60K2015/0638—Arrangement of tanks the fuel tank is arranged in the rear of the vehicle
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リヤフロアの強度・剛性を高め燃料タンクに
対する保護性能を向上し得るシャシフレーム付き自動車
の後部車体構造を提供する。 【構成】 シャシフレーム付き自動車のリヤフロア本体
7cのうちの車幅方向中央部に車体前後方向に延びる断
面凹型の補強部13を設け、補強部13の上方を塞ぐ断
面凸型の補強板14を設け、補強部13と補強板14と
で燃料タンク12よりも後方まで延びる閉断面状の補強
フレーム17を形成した。補強板14にリヤフロア本体
7cの前端よりも前方へ延び、シャフトトンネル9と協
働して閉断面部18を形成する前側延長部16を設け
た。補強フレーム17に、補強フレーム17内を横断状
に仕切る仕切壁部20aとこの仕切壁部20aの外周部
に一体形成されたフランジ部20bとからなる補強用仕
切部材20を設けた。補強板14の後端部をリヤエンド
クロスメンバ10のフランジ部10aに固定した。
対する保護性能を向上し得るシャシフレーム付き自動車
の後部車体構造を提供する。 【構成】 シャシフレーム付き自動車のリヤフロア本体
7cのうちの車幅方向中央部に車体前後方向に延びる断
面凹型の補強部13を設け、補強部13の上方を塞ぐ断
面凸型の補強板14を設け、補強部13と補強板14と
で燃料タンク12よりも後方まで延びる閉断面状の補強
フレーム17を形成した。補強板14にリヤフロア本体
7cの前端よりも前方へ延び、シャフトトンネル9と協
働して閉断面部18を形成する前側延長部16を設け
た。補強フレーム17に、補強フレーム17内を横断状
に仕切る仕切壁部20aとこの仕切壁部20aの外周部
に一体形成されたフランジ部20bとからなる補強用仕
切部材20を設けた。補強板14の後端部をリヤエンド
クロスメンバ10のフランジ部10aに固定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャシフレーム付き自動
車の後部車体構造に関し、特にリヤフロアに車体前後方
向向きの補強フレームを設けたものに関する。
車の後部車体構造に関し、特にリヤフロアに車体前後方
向向きの補強フレームを設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車室を構成するボディ本体を複数
のキャブマウントブラケットを介してシャシフレームに
支持させたたシャシフレーム付きの自動車が実用化され
ている。通常、前記シャシフレーム付きの自動車では、
シャシフレームの強度・剛性を十分に高めて衝突時の衝
撃を吸収させるように構成されており、ボディ本体の強
度・剛性は比較的低く設定されている。このため、リヤ
フロアなどには、通常、乗員やシート装置の重量を支持
するために必要な強度・剛性を確保するために、2〜3
本のクロスメンバは設けられるものの、前後方向向きの
縦強度フレームは設けられていない。一方、フロントフ
ロアの強度・剛性を高めるとともにフロントフロアとリ
ヤフロアの接合強度を高めるため、例えば、実開昭61
−186686号公報には、シャフトトンネルの後端近
傍部にその上面に沿うトンネルレインフォースメントを
設け、このトンネルレインフォースメントの左右両端部
をフロントフロアに沿って外方側へ延長しフロントフロ
アの上面に接合するとともに、後端部をフロントフロア
とリヤフロア間の段部に沿って延長し段部の前端面に接
合するようにした自動車の下部車体構造が記載されてい
る。
のキャブマウントブラケットを介してシャシフレームに
支持させたたシャシフレーム付きの自動車が実用化され
ている。通常、前記シャシフレーム付きの自動車では、
シャシフレームの強度・剛性を十分に高めて衝突時の衝
撃を吸収させるように構成されており、ボディ本体の強
度・剛性は比較的低く設定されている。このため、リヤ
フロアなどには、通常、乗員やシート装置の重量を支持
するために必要な強度・剛性を確保するために、2〜3
本のクロスメンバは設けられるものの、前後方向向きの
縦強度フレームは設けられていない。一方、フロントフ
ロアの強度・剛性を高めるとともにフロントフロアとリ
ヤフロアの接合強度を高めるため、例えば、実開昭61
−186686号公報には、シャフトトンネルの後端近
傍部にその上面に沿うトンネルレインフォースメントを
設け、このトンネルレインフォースメントの左右両端部
をフロントフロアに沿って外方側へ延長しフロントフロ
アの上面に接合するとともに、後端部をフロントフロア
とリヤフロア間の段部に沿って延長し段部の前端面に接
合するようにした自動車の下部車体構造が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のようにシャシフ
レーム付きの自動車では、リヤフロアの強度・剛性が比
較的低く設定され略車幅全体にわたる大型のパネル状に
構成されているので、後部車体の車体剛性が低く、高速
走行時にリヤフロアが膜振動して車室内の静粛性が低下
すること、後面衝突時など衝突状態によっては衝突の衝
撃がシャシフレームで十分に吸収されずにリヤフロアに
伝達されリヤフロアの変形を介してリヤフロアの下方に
配設された燃料タンクへの影響が発生しやすいこと、な
どの問題がある。
レーム付きの自動車では、リヤフロアの強度・剛性が比
較的低く設定され略車幅全体にわたる大型のパネル状に
構成されているので、後部車体の車体剛性が低く、高速
走行時にリヤフロアが膜振動して車室内の静粛性が低下
すること、後面衝突時など衝突状態によっては衝突の衝
撃がシャシフレームで十分に吸収されずにリヤフロアに
伝達されリヤフロアの変形を介してリヤフロアの下方に
配設された燃料タンクへの影響が発生しやすいこと、な
どの問題がある。
【0004】本発明の目的は、シャシーフレーム付き自
動車の後部車体、特にリヤフロアの強度・剛性を高め且
つ燃料タンクに対する保護を向上し得る自動車の後部車
体構造を提供することである。
動車の後部車体、特にリヤフロアの強度・剛性を高め且
つ燃料タンクに対する保護を向上し得る自動車の後部車
体構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自動車の
後部車体構造は、シャシフレーム付き自動車の車体の後
部車体構造において、リヤフロアのうちの車幅方向中央
部に車体前後方向に延びる断面凹型の補強部を設け、前
記補強部の上方を塞ぐ断面凸型の補強板を設け、前記補
強部と補強板とでリヤフロアの下方に配設される燃料タ
ンクよりも後方まで延びる閉断面状補強フレームを形成
したものである。
後部車体構造は、シャシフレーム付き自動車の車体の後
部車体構造において、リヤフロアのうちの車幅方向中央
部に車体前後方向に延びる断面凹型の補強部を設け、前
記補強部の上方を塞ぐ断面凸型の補強板を設け、前記補
強部と補強板とでリヤフロアの下方に配設される燃料タ
ンクよりも後方まで延びる閉断面状補強フレームを形成
したものである。
【0006】請求項2に係る自動車の後部車体構造は、
請求項1に記載の自動車の後部車体構造において、前記
補強板にはリヤフロアの前端よりも前方へ延び、フロン
トフロアのシャフトトンネルと協働して閉断面部を形成
する前側延長部を設けたものである。
請求項1に記載の自動車の後部車体構造において、前記
補強板にはリヤフロアの前端よりも前方へ延び、フロン
トフロアのシャフトトンネルと協働して閉断面部を形成
する前側延長部を設けたものである。
【0007】請求項3に係る自動車の後部車体構造は、
請求項2に記載の自動車の後部車体構造において、前記
補強フレームに、補強フレーム内を横断状に仕切る仕切
壁部とこの仕切壁部の外周部に一体形成されたフランジ
部とからなる補強用仕切部材を設けたものである。
請求項2に記載の自動車の後部車体構造において、前記
補強フレームに、補強フレーム内を横断状に仕切る仕切
壁部とこの仕切壁部の外周部に一体形成されたフランジ
部とからなる補強用仕切部材を設けたものである。
【0008】請求項4に係る自動車の後部車体構造は、
請求項1に記載の自動車の後部車体構造おいて、前記補
強板の後端部をリヤフロアの後端近傍部に設けられたク
ロスメンバに接合したものである。
請求項1に記載の自動車の後部車体構造おいて、前記補
強板の後端部をリヤフロアの後端近傍部に設けられたク
ロスメンバに接合したものである。
【0009】請求項5に係る自動車の後部車体構造は、
請求項1に記載の自動車の後部車体構造おいて、前記補
強板に、補強フレーム内の物品を出入れするための開口
部と、この開口部を開閉可能な蓋部材を設けたものであ
る。
請求項1に記載の自動車の後部車体構造おいて、前記補
強板に、補強フレーム内の物品を出入れするための開口
部と、この開口部を開閉可能な蓋部材を設けたものであ
る。
【0010】請求項6に係る自動車の後部車体構造は、
シャシフレーム付き自動車の車体の後部車体構造におい
て、リヤフロアのうちの車幅方向中央部に車体前後方向
に延びる断面凸型の補強部を設け、前記補強部の下方を
塞ぐ断面凹型の補強板を設け、前記補強部と補強板とで
リヤフロアの下方に配設される燃料タンクよりも後方ま
で延びる閉断面状補強フレームを形成したものである。
シャシフレーム付き自動車の車体の後部車体構造におい
て、リヤフロアのうちの車幅方向中央部に車体前後方向
に延びる断面凸型の補強部を設け、前記補強部の下方を
塞ぐ断面凹型の補強板を設け、前記補強部と補強板とで
リヤフロアの下方に配設される燃料タンクよりも後方ま
で延びる閉断面状補強フレームを形成したものである。
【0011】
【作用】請求項1に係る自動車の後部車体構造において
は、シャシフレーム付き自動車のリヤフロアのうちの車
幅方向中央部に設けられ車体前後方向に延びる断面凹型
の補強部と、補強部の上方を塞ぐ断面凸型の補強板とで
閉断面状の補強フレームが形成され、この補強フレーム
によりリヤフロアの強度・剛性が高められるので、高速
走行時のリヤフロアの膜振動を低減出来、車室内の静粛
性を向上出来る。また、閉断面状の補強フレームがリヤ
フロアの下方に配設される燃料タンクよりも後方まで延
長されているので、後面衝突時における衝突エネルギを
シャシフレームと補強フレームとで効果的に吸収出来る
から燃料タンクに対する保護性能を向上出来る。断面凹
型の補強部と断面凸型の補強板とで補強フレームを形成
するので、リヤフロアの上下両側付近のスペースを有効
活用して補強フレームを設けることが出来る。
は、シャシフレーム付き自動車のリヤフロアのうちの車
幅方向中央部に設けられ車体前後方向に延びる断面凹型
の補強部と、補強部の上方を塞ぐ断面凸型の補強板とで
閉断面状の補強フレームが形成され、この補強フレーム
によりリヤフロアの強度・剛性が高められるので、高速
走行時のリヤフロアの膜振動を低減出来、車室内の静粛
性を向上出来る。また、閉断面状の補強フレームがリヤ
フロアの下方に配設される燃料タンクよりも後方まで延
長されているので、後面衝突時における衝突エネルギを
シャシフレームと補強フレームとで効果的に吸収出来る
から燃料タンクに対する保護性能を向上出来る。断面凹
型の補強部と断面凸型の補強板とで補強フレームを形成
するので、リヤフロアの上下両側付近のスペースを有効
活用して補強フレームを設けることが出来る。
【0012】請求項2に係る自動車の後部車体構造にお
いては、基本的に請求項1と同様の作用が得られるが、
補強板にリヤフロアの前端よりも前方へ延びる前側延長
部が形成され、この前側延長部とフロントフロアのシャ
フトトンネルとで閉断面部が形成されるので、この閉断
面部により補強フレームとシャフトトンネルとの結合部
の強度・剛性を向上して車体剛性を向上でき、補強フレ
ームの補強作用を向上出来る。
いては、基本的に請求項1と同様の作用が得られるが、
補強板にリヤフロアの前端よりも前方へ延びる前側延長
部が形成され、この前側延長部とフロントフロアのシャ
フトトンネルとで閉断面部が形成されるので、この閉断
面部により補強フレームとシャフトトンネルとの結合部
の強度・剛性を向上して車体剛性を向上でき、補強フレ
ームの補強作用を向上出来る。
【0013】請求項3に係る自動車の後部車体構造にお
いては、基本的に請求項2と同様の作用が得られるが、
補強フレームに、補強フレーム内を横断状に仕切る仕切
壁部とこの仕切壁部の外周部に一体形成されたフランジ
部とからなる補強用仕切部材が設けられているので、簡
単な構成の補強用仕切部材でもって補強フレームの捩じ
りや曲げに対する強度・剛性を大幅に向上出来る。
いては、基本的に請求項2と同様の作用が得られるが、
補強フレームに、補強フレーム内を横断状に仕切る仕切
壁部とこの仕切壁部の外周部に一体形成されたフランジ
部とからなる補強用仕切部材が設けられているので、簡
単な構成の補強用仕切部材でもって補強フレームの捩じ
りや曲げに対する強度・剛性を大幅に向上出来る。
【0014】請求項4に係る自動車の後部車体構造にお
いては、基本的に請求項1と同様の作用が得られるが、
補強板の後端部をリヤフロアの後端近傍部に設けられた
クロスメンバに接合したので、補強フレームとクロスメ
ンバの結合を強化し、車体後部の車体剛性を向上出来
る。
いては、基本的に請求項1と同様の作用が得られるが、
補強板の後端部をリヤフロアの後端近傍部に設けられた
クロスメンバに接合したので、補強フレームとクロスメ
ンバの結合を強化し、車体後部の車体剛性を向上出来
る。
【0015】請求項5に係る自動車の後部車体構造にお
いては、基本的に請求項1と同様の作用が得られるが、
補強板には補強フレーム内へ物品を出入れするための開
口部と、この開口部を開閉可能な蓋部材を設けたので、
補強フレーム内のスペースを有効活用して工具やジャッ
キなどの物品を収納することが出来る。
いては、基本的に請求項1と同様の作用が得られるが、
補強板には補強フレーム内へ物品を出入れするための開
口部と、この開口部を開閉可能な蓋部材を設けたので、
補強フレーム内のスペースを有効活用して工具やジャッ
キなどの物品を収納することが出来る。
【0016】請求項6に係る自動車の後部車体構造にお
いては、シャシフレーム付き自動車のリヤフロアのうち
の車幅方向中央部に設けられ車体前後方向に延びる断面
凸型の補強部と、補強部の下方を塞ぐ断面凹型の補強板
とで閉断面状の補強フレームが形成され、閉断面状の補
強フレームがリヤフロアの下方に配設される燃料タンク
よりも後方まで延長されているので、前記請求項1と同
様の作用が得られる。
いては、シャシフレーム付き自動車のリヤフロアのうち
の車幅方向中央部に設けられ車体前後方向に延びる断面
凸型の補強部と、補強部の下方を塞ぐ断面凹型の補強板
とで閉断面状の補強フレームが形成され、閉断面状の補
強フレームがリヤフロアの下方に配設される燃料タンク
よりも後方まで延長されているので、前記請求項1と同
様の作用が得られる。
【0017】
【発明の効果】前記作用の項で説明したように次のよう
な効果が得られる。請求項1に係る自動車の後部車体構
造によれば、閉断面状の補強フレームでリヤフロアの強
度・剛性を高めることが出来、高速走行時におけるリヤ
フロアの膜振動を低減して車室内の静粛性を向上出来る
こと、後面衝突時における衝突エネルギの一部を補強フ
レームで効果的に吸収出来、燃料タンクに対する保護性
能を向上出来ること、リヤフロアの上下両側付近のスペ
ースを有効活用して補強フレームを配設出来ること、な
どの効果が得られる。
な効果が得られる。請求項1に係る自動車の後部車体構
造によれば、閉断面状の補強フレームでリヤフロアの強
度・剛性を高めることが出来、高速走行時におけるリヤ
フロアの膜振動を低減して車室内の静粛性を向上出来る
こと、後面衝突時における衝突エネルギの一部を補強フ
レームで効果的に吸収出来、燃料タンクに対する保護性
能を向上出来ること、リヤフロアの上下両側付近のスペ
ースを有効活用して補強フレームを配設出来ること、な
どの効果が得られる。
【0018】請求項2に係る自動車の後部車体構造によ
れば、基本的に請求項1と同様の効果が得られるが、補
強板の前側延長部とフロントフロアのシャフトトンネル
とで形成される閉断面部により、補強フレームとシャフ
トトンネルとの結合強度を向上して車体剛性を向上で
き、補強フレームの補強作用を向上出来る。
れば、基本的に請求項1と同様の効果が得られるが、補
強板の前側延長部とフロントフロアのシャフトトンネル
とで形成される閉断面部により、補強フレームとシャフ
トトンネルとの結合強度を向上して車体剛性を向上で
き、補強フレームの補強作用を向上出来る。
【0019】請求項3に係る自動車の後部車体構造によ
れば、基本的に請求項2と同様の効果が得られるが、補
強フレーム内に設けられた簡単な構成の補強用仕切部材
により、補強フレームの捩じりや曲げに対する強度・剛
性を大幅に向上出来る。
れば、基本的に請求項2と同様の効果が得られるが、補
強フレーム内に設けられた簡単な構成の補強用仕切部材
により、補強フレームの捩じりや曲げに対する強度・剛
性を大幅に向上出来る。
【0020】請求項4に係る自動車の後部車体構造によ
れば、基本的に請求項1と同様の効果が得られるが、補
強板の後端部をリヤフロアの後端近傍部に設けられたク
ロスメンバに接合したので、補強フレームとクロスメン
バの結合を強化し、後部車体の車体剛性を向上出来る。
れば、基本的に請求項1と同様の効果が得られるが、補
強板の後端部をリヤフロアの後端近傍部に設けられたク
ロスメンバに接合したので、補強フレームとクロスメン
バの結合を強化し、後部車体の車体剛性を向上出来る。
【0021】請求項5に係る自動車の後部車体構造によ
れば、基本的に請求項1と同様の効果が得られるが、補
強板に開口部を形成するとともに、この開口部を開閉可
能な蓋部材を設けたので、補強フレーム内のスペースを
有効活用して工具やジャッキなどの物品を収納すること
が出来る。
れば、基本的に請求項1と同様の効果が得られるが、補
強板に開口部を形成するとともに、この開口部を開閉可
能な蓋部材を設けたので、補強フレーム内のスペースを
有効活用して工具やジャッキなどの物品を収納すること
が出来る。
【0022】請求項6に係る自動車の後部車体構造によ
れば、基本的に請求項1と同様に、閉断面状の補強フレ
ームでリヤフロアの強度・剛性を高めることが出来、高
速走行時におけるリヤフロアの膜振動を低減して車室内
の静粛性を向上出来ること、後面衝突時における衝突エ
ネルギの一部を補強フレームで効果的に吸収出来、燃料
タンクに対する保護性能を向上出来ること、リヤフロア
の上下両側付近のスペースを有効活用して補強フレーム
を配設出来ること、などの効果が得られる。
れば、基本的に請求項1と同様に、閉断面状の補強フレ
ームでリヤフロアの強度・剛性を高めることが出来、高
速走行時におけるリヤフロアの膜振動を低減して車室内
の静粛性を向上出来ること、後面衝突時における衝突エ
ネルギの一部を補強フレームで効果的に吸収出来、燃料
タンクに対する保護性能を向上出来ること、リヤフロア
の上下両側付近のスペースを有効活用して補強フレーム
を配設出来ること、などの効果が得られる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、シャシフレーム付きの自動車の後部
車体構造に本発明を適用した場合のものである。尚、本
実施例では、自動車の前後左右を基準に前後左右を定義
して説明する。図1・図2に示すように、自動車のボデ
ィ本体1の下側にはシャシフレーム2が設けられ、シャ
シフレーム2の左右両側部にはボディ本体1の前端部か
ら後端部に亙って延びる左右1対のサイドフレーム3が
設けられ、左右のサイドフレーム3には5つのキャブマ
ウントブラケット4が外方へ向けて突出状に夫々設けら
れ、ボディ本体1はキャブマウントブラケット4を介し
てシャシフレーム2に連結されている。
する。本実施例は、シャシフレーム付きの自動車の後部
車体構造に本発明を適用した場合のものである。尚、本
実施例では、自動車の前後左右を基準に前後左右を定義
して説明する。図1・図2に示すように、自動車のボデ
ィ本体1の下側にはシャシフレーム2が設けられ、シャ
シフレーム2の左右両側部にはボディ本体1の前端部か
ら後端部に亙って延びる左右1対のサイドフレーム3が
設けられ、左右のサイドフレーム3には5つのキャブマ
ウントブラケット4が外方へ向けて突出状に夫々設けら
れ、ボディ本体1はキャブマウントブラケット4を介し
てシャシフレーム2に連結されている。
【0024】前記自動車の後部車体構造について説明す
ると、図1〜図4に示すように、ボディ本体1のうちの
車室5を形成する部分の下部にはフロントフロア6とリ
ヤフロア7とが前後に設けられ、フロントフロア6の左
右両端部はサイドシル8に接合され、フロントフロア6
の車幅方向中央部にはシャフトトンネル9が突出状に形
成され、リヤフロア7の前端近傍部には下方へ延びる縦
壁部7aが形成され、縦壁部7aの下端部にはフロント
フロア6の後端部に沿うように前方へ延びる接合フラン
ジ部7bが形成され、フロントフロア6の後端部は接合
フランジ部7bの上面に重合わされて接合され、縦壁部
7aの上端部から後方へ延びるリヤフロア本体7cはフ
ロントフロア6よりも一段高い位置に略水平に配置さ
れ、リヤフロア本体7cの後端近傍部の下側にはリヤエ
ンドクロスメンバ10が設けられ、リヤフロア本体7c
の前端近傍部と縦壁部7aの上端近傍部とに亙って第3
クロスメンバ11が設けられ、リヤフロア本体7cの下
方には燃料タンク12が配設されている。
ると、図1〜図4に示すように、ボディ本体1のうちの
車室5を形成する部分の下部にはフロントフロア6とリ
ヤフロア7とが前後に設けられ、フロントフロア6の左
右両端部はサイドシル8に接合され、フロントフロア6
の車幅方向中央部にはシャフトトンネル9が突出状に形
成され、リヤフロア7の前端近傍部には下方へ延びる縦
壁部7aが形成され、縦壁部7aの下端部にはフロント
フロア6の後端部に沿うように前方へ延びる接合フラン
ジ部7bが形成され、フロントフロア6の後端部は接合
フランジ部7bの上面に重合わされて接合され、縦壁部
7aの上端部から後方へ延びるリヤフロア本体7cはフ
ロントフロア6よりも一段高い位置に略水平に配置さ
れ、リヤフロア本体7cの後端近傍部の下側にはリヤエ
ンドクロスメンバ10が設けられ、リヤフロア本体7c
の前端近傍部と縦壁部7aの上端近傍部とに亙って第3
クロスメンバ11が設けられ、リヤフロア本体7cの下
方には燃料タンク12が配設されている。
【0025】前記リヤフロア本体7cの車幅方向中央部
には、略水平な下壁部13aと下壁部13aの左右両端
部及び後端部から上方に向けて傾斜状に延びる傾斜壁部
13bとからなる断面凹型の補強部13がリヤフロア本
体7cの前端部からリヤエンドクロスメンバ10まで形
成されるとともに、補強部13の上方を塞ぐ断面凸型の
補強板14が補強部13の後端部からシャフトトンネル
9の後端近傍部に亙って突出状に設けられている。前記
補強板14について説明すると、図1〜図4に示すよう
に、補強板14の後部には補強部13の上方を塞ぐ補強
板本体15が設けられ、前部には補強板本体15から前
方へ延びる前側延長部16が設けられ、補強板本体15
は、略水平な上壁部15aと、上壁部15aの左右両端
部及び後端部から下方へ向けて傾斜状に延びる傾斜壁部
15bと、傾斜壁部15bの下端部から外方へ延びるフ
ランジ部15c・15dとから一体的に形成され、左右
のフランジ部15cはリヤフロア本体7cの上面に結合
され、後側のフランジ部15dはリヤエンドクロスメン
バ10の前側のフランジ部10aにリヤフロア本体7c
を介して結合され、補強板本体15と補強部13とで燃
料タンク12よりも後方まで延びる閉断面状の補強フレ
ーム17が形成されている。
には、略水平な下壁部13aと下壁部13aの左右両端
部及び後端部から上方に向けて傾斜状に延びる傾斜壁部
13bとからなる断面凹型の補強部13がリヤフロア本
体7cの前端部からリヤエンドクロスメンバ10まで形
成されるとともに、補強部13の上方を塞ぐ断面凸型の
補強板14が補強部13の後端部からシャフトトンネル
9の後端近傍部に亙って突出状に設けられている。前記
補強板14について説明すると、図1〜図4に示すよう
に、補強板14の後部には補強部13の上方を塞ぐ補強
板本体15が設けられ、前部には補強板本体15から前
方へ延びる前側延長部16が設けられ、補強板本体15
は、略水平な上壁部15aと、上壁部15aの左右両端
部及び後端部から下方へ向けて傾斜状に延びる傾斜壁部
15bと、傾斜壁部15bの下端部から外方へ延びるフ
ランジ部15c・15dとから一体的に形成され、左右
のフランジ部15cはリヤフロア本体7cの上面に結合
され、後側のフランジ部15dはリヤエンドクロスメン
バ10の前側のフランジ部10aにリヤフロア本体7c
を介して結合され、補強板本体15と補強部13とで燃
料タンク12よりも後方まで延びる閉断面状の補強フレ
ーム17が形成されている。
【0026】前記前側延長部16は、上壁部15aの前
端部からシャフトトンネル9の後端側部分まで前方下が
りの傾斜状に延びる前壁部16aと、補強板本体15の
傾斜壁部15bに連なり且つ前壁部16aの左右両端部
から下方へ延びる側壁部16bと、前壁部16aの前端
部から前方へ延びるフランジ部16cと、側壁部16b
の下端部に形成された略鉛直方向向きのフランジ部16
dと、側壁部16bの後端部から側方へ延びるフランジ
部16eとを備え、フランジ部16c・16dはシャフ
トトンネル9の上壁部9a及び側壁部9bに結合され、
フランジ部16eは縦壁部7aに結合され、前壁部16
aと左右の側壁部16bとシャフトトンネル9とで補強
フレーム17に連なる閉断面部18が形成されている。
端部からシャフトトンネル9の後端側部分まで前方下が
りの傾斜状に延びる前壁部16aと、補強板本体15の
傾斜壁部15bに連なり且つ前壁部16aの左右両端部
から下方へ延びる側壁部16bと、前壁部16aの前端
部から前方へ延びるフランジ部16cと、側壁部16b
の下端部に形成された略鉛直方向向きのフランジ部16
dと、側壁部16bの後端部から側方へ延びるフランジ
部16eとを備え、フランジ部16c・16dはシャフ
トトンネル9の上壁部9a及び側壁部9bに結合され、
フランジ部16eは縦壁部7aに結合され、前壁部16
aと左右の側壁部16bとシャフトトンネル9とで補強
フレーム17に連なる閉断面部18が形成されている。
【0027】前記補強フレーム17の前端近傍部と後端
近傍部内には、図2・図3・図5に示すように、補強フ
レーム17を横断状に仕切る仕切壁部20aとこの仕切
壁部20aの外周部に一体形成されたフランジ部20b
とからなる前後1対の補強用仕切部材20が設けられ、
前後の補強用仕切部材20はそのフランジ部20bにお
いて補強フレーム17の内壁に結合され、補強用フレー
ム17の後側の補強仕切部材20に対応する位置にはリ
ヤシート用の左右1対のシートベルトアンカ21が取付
けられ、前後の補強用仕切部材20間において補強フレ
ーム17内には工具類やジャッキなどを含む装備品Sを
収容可能な収容部21が形成され、補強板本体15には
収容部22内へ装備品Sを出入れするための開口部14
aと、この開口部14aを開閉可能な蓋部材23が設け
られている。
近傍部内には、図2・図3・図5に示すように、補強フ
レーム17を横断状に仕切る仕切壁部20aとこの仕切
壁部20aの外周部に一体形成されたフランジ部20b
とからなる前後1対の補強用仕切部材20が設けられ、
前後の補強用仕切部材20はそのフランジ部20bにお
いて補強フレーム17の内壁に結合され、補強用フレー
ム17の後側の補強仕切部材20に対応する位置にはリ
ヤシート用の左右1対のシートベルトアンカ21が取付
けられ、前後の補強用仕切部材20間において補強フレ
ーム17内には工具類やジャッキなどを含む装備品Sを
収容可能な収容部21が形成され、補強板本体15には
収容部22内へ装備品Sを出入れするための開口部14
aと、この開口部14aを開閉可能な蓋部材23が設け
られている。
【0028】次に、前記自動車の後部車体構造の作用に
ついて説明する。シャシフレーム付きの自動車のリヤフ
ロア本体7cが、略車全幅の大型のパネル部材に構成さ
れる関係上、高速走行時などにリヤフロア本体7cが膜
振動しようとするが、車幅方向中央部に設けられた簡単
な構成の閉断面状の補強フレーム17によりリヤフロア
本体7cの強度・剛性が高められ、高速走行時における
リヤフロア本体7cの膜振動が低減され車室5の静粛性
が確保される。しかも、補強フレーム17の前端部が閉
断面部18を介して比較的強度・剛性の高いシャフトト
ンネル9と縦壁部7aと第3クロスメンバ11とに結合
されるので、補強フレーム17とシャフトトンネル9と
の結合強度が強化されるとともに、補強フレーム17の
後端部が比較的強度・剛性の高いリヤエンドクロスメン
バ10に結合されるので、補強フレーム17とリヤエン
ドクロスメンバ10との結合が強化され、補強フレーム
17の補強作用が高められている。しかも、補強フレー
ム17はその内部に設けられた補強用仕切部材20でも
って捩じりや曲げに対する強度・剛性が高められている
ので、補強フレーム17の強度・剛性が十分に確保され
る。更に、比較的強度・剛性の高い補強フレーム17を
燃料タンク12よりも後方まで延長したので、後面衝突
時における衝突エネルギの一部を補強フレーム17で効
果的に吸収出来、燃料タンク12に対する保護性能を一
層向上出来る。加えて、断面凹型の補強部13と断面凸
型の補強板14とで補強フレーム17を形成してあるの
で、リヤフロア本体7cの上下両側付近のスペースを有
効活用して補強フレーム17を配設出来、また補強フレ
ーム17内のスペースを有効活用して工具やジャッキな
どを含む装備品Sを収納出来る。また、補強用仕切部材
20で補強された補強フレーム17の部分に対してシー
トベルトアンカ21を取付けるので、補強部材などを別
途設けることなくシートベルトアンカ21をリヤフロア
本体7cに強固に固定出来る。
ついて説明する。シャシフレーム付きの自動車のリヤフ
ロア本体7cが、略車全幅の大型のパネル部材に構成さ
れる関係上、高速走行時などにリヤフロア本体7cが膜
振動しようとするが、車幅方向中央部に設けられた簡単
な構成の閉断面状の補強フレーム17によりリヤフロア
本体7cの強度・剛性が高められ、高速走行時における
リヤフロア本体7cの膜振動が低減され車室5の静粛性
が確保される。しかも、補強フレーム17の前端部が閉
断面部18を介して比較的強度・剛性の高いシャフトト
ンネル9と縦壁部7aと第3クロスメンバ11とに結合
されるので、補強フレーム17とシャフトトンネル9と
の結合強度が強化されるとともに、補強フレーム17の
後端部が比較的強度・剛性の高いリヤエンドクロスメン
バ10に結合されるので、補強フレーム17とリヤエン
ドクロスメンバ10との結合が強化され、補強フレーム
17の補強作用が高められている。しかも、補強フレー
ム17はその内部に設けられた補強用仕切部材20でも
って捩じりや曲げに対する強度・剛性が高められている
ので、補強フレーム17の強度・剛性が十分に確保され
る。更に、比較的強度・剛性の高い補強フレーム17を
燃料タンク12よりも後方まで延長したので、後面衝突
時における衝突エネルギの一部を補強フレーム17で効
果的に吸収出来、燃料タンク12に対する保護性能を一
層向上出来る。加えて、断面凹型の補強部13と断面凸
型の補強板14とで補強フレーム17を形成してあるの
で、リヤフロア本体7cの上下両側付近のスペースを有
効活用して補強フレーム17を配設出来、また補強フレ
ーム17内のスペースを有効活用して工具やジャッキな
どを含む装備品Sを収納出来る。また、補強用仕切部材
20で補強された補強フレーム17の部分に対してシー
トベルトアンカ21を取付けるので、補強部材などを別
途設けることなくシートベルトアンカ21をリヤフロア
本体7cに強固に固定出来る。
【0029】以上のように、リヤフロア本体7cの膜振
動を抑制して車室5の静粛性を向上出来ること、後面衝
突時における燃料タンク12に対する保護性能を一層向
上出来ること、リヤフロア本体7cの上下両側付近のス
ペースを有効活用して補強フレーム17を配設出来るこ
と、補強フレーム17内のスペースを有効活用して工具
やジャッキなどの装備品Sを収納することが出来るこ
と、シートベルトアンカ21取付用の補強部材を省略出
来ること、などの効果が得られる。
動を抑制して車室5の静粛性を向上出来ること、後面衝
突時における燃料タンク12に対する保護性能を一層向
上出来ること、リヤフロア本体7cの上下両側付近のス
ペースを有効活用して補強フレーム17を配設出来るこ
と、補強フレーム17内のスペースを有効活用して工具
やジャッキなどの装備品Sを収納することが出来るこ
と、シートベルトアンカ21取付用の補強部材を省略出
来ること、などの効果が得られる。
【0030】尚、本実施例では、補強板本体15のフラ
ンジ部15dをリヤエンドクロスメンバ10の前側のフ
ランジ部10aに固定したが、図3に仮想線で示すよう
に、後側のフランジ部10bに固定してもよい。尚、本
実施例では、断面凹型の補強部13と断面凸型の補強板
14とで閉断面状の補強フレーム17を形成したが、図
6に示すように、補強部13を断面凸型の補強部13A
に、また補強板14を断面凹型の補強部14Aに夫々形
成するとともに、補強板14の前側延長部16を省略
し、補強部13Aを下方から塞ぐように補強板14Aを
リヤフロア本体7cに結合し、断面凸型の補強部13A
と断面凹型の補強板14Aとで閉断面状の補強フレーム
17Aを形成してもよい。また、前記補強フレーム17
の断面寸法をより小型化し且つこの小型化した補強フレ
ーム17と同様の補強フレームを補強フレーム17の左
右両側に間隔を空けて設けることも有り得る。
ンジ部15dをリヤエンドクロスメンバ10の前側のフ
ランジ部10aに固定したが、図3に仮想線で示すよう
に、後側のフランジ部10bに固定してもよい。尚、本
実施例では、断面凹型の補強部13と断面凸型の補強板
14とで閉断面状の補強フレーム17を形成したが、図
6に示すように、補強部13を断面凸型の補強部13A
に、また補強板14を断面凹型の補強部14Aに夫々形
成するとともに、補強板14の前側延長部16を省略
し、補強部13Aを下方から塞ぐように補強板14Aを
リヤフロア本体7cに結合し、断面凸型の補強部13A
と断面凹型の補強板14Aとで閉断面状の補強フレーム
17Aを形成してもよい。また、前記補強フレーム17
の断面寸法をより小型化し且つこの小型化した補強フレ
ーム17と同様の補強フレームを補強フレーム17の左
右両側に間隔を空けて設けることも有り得る。
【図1】ボディ本体及びシャシフレームの斜視図であ
る。
る。
【図2】後部車体構造の分解斜視図である。
【図3】補強板を組付けた状態における図2の3−3線
断面図である。
断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】補強用仕切部材の斜視図である。
【図6】変形例に係る後部車体構造の図4相当図であ
る。
る。
1 ボディ本体 2 シャシフレーム 5 車室 6 フロントフロア 7 リヤフロア 9 シャフトトンネル 10 リヤエンドクロスメンバ 10a フランジ部 10b フランジ部 12 燃料タンク 13・13A 補強部 14・14A 補強板 14a 開口部 16 前側延長部 17・17A 補強フレーム 18 閉断面部 20 補強用仕切部材 20a 仕切壁部 20b フランジ部 23 蓋部材 S 装備品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 篤 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 シャシフレーム付き自動車の車体の後部
車体構造において、 リヤフロアのうちの車幅方向中央部に車体前後方向に延
びる断面凹型の補強部を設け、前記補強部の上方を塞ぐ
断面凸型の補強板を設け、前記補強部と補強板とでリヤ
フロアの下方に配設される燃料タンクよりも後方まで延
びる閉断面状補強フレームを形成したことを特徴とする
自動車の後部車体構造。 - 【請求項2】 前記補強板にはリヤフロアの前端よりも
前方へ延び、フロントフロアのシャフトトンネルと協働
して閉断面部を形成する前側延長部を設けたことを特徴
とする請求項1に記載の自動車の後部車体構造。 - 【請求項3】 前記補強フレームに、補強フレーム内を
横断状に仕切る仕切壁部とこの仕切壁部の外周部に一体
形成されたフランジ部とからなる補強用仕切部材を設け
たことを特徴とする請求項2に記載の自動車の後部車体
構造。 - 【請求項4】 前記補強板の後端部をリヤフロアの後端
近傍部に設けられたクロスメンバに接合したことを特徴
とする請求項1に記載の自動車の後部車体構造。 - 【請求項5】 前記補強板に、補強フレーム内の物品を
出入れするための開口部と、この開口部を開閉可能な蓋
部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車
の後部車体構造。 - 【請求項6】 シャシフレーム付き自動車の車体の後部
車体構造において、 リヤフロアのうちの車幅方向中央部に車体前後方向に延
びる断面凸型の補強部を設け、前記補強部の下方を塞ぐ
断面凹型の補強板を設け、前記補強部と補強板とでリヤ
フロアの下方に配設される燃料タンクよりも後方まで延
びる閉断面状補強フレームを形成したことを特徴とする
自動車の後部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03237088A JP3102508B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 自動車の後部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03237088A JP3102508B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 自動車の後部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550952A true JPH0550952A (ja) | 1993-03-02 |
JP3102508B2 JP3102508B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=17010236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03237088A Expired - Fee Related JP3102508B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 自動車の後部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3102508B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6206461B1 (en) * | 1998-07-01 | 2001-03-27 | Daimlerchrysler Ag | Bottom structure for a self-supporting frame body of a motor vehicle |
JP2006015799A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Honda Motor Co Ltd | 車体構造 |
US7331611B2 (en) | 2004-06-30 | 2008-02-19 | Mazda Motor Corporation | Underbody structure of vehicle |
WO2013099428A1 (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-04 | トヨタ車体株式会社 | 車両ボディの下部構造 |
JP2020050030A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | マツダ株式会社 | 車両の後部車体構造 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP03237088A patent/JP3102508B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6206461B1 (en) * | 1998-07-01 | 2001-03-27 | Daimlerchrysler Ag | Bottom structure for a self-supporting frame body of a motor vehicle |
JP2006015799A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Honda Motor Co Ltd | 車体構造 |
US7331611B2 (en) | 2004-06-30 | 2008-02-19 | Mazda Motor Corporation | Underbody structure of vehicle |
JP4570914B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-10-27 | 本田技研工業株式会社 | 車体構造 |
WO2013099428A1 (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-04 | トヨタ車体株式会社 | 車両ボディの下部構造 |
JP2013132930A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両ボディの下部構造 |
JP2020050030A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | マツダ株式会社 | 車両の後部車体構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3102508B2 (ja) | 2000-10-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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