JP4269866B2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4269866B2
JP4269866B2 JP2003339071A JP2003339071A JP4269866B2 JP 4269866 B2 JP4269866 B2 JP 4269866B2 JP 2003339071 A JP2003339071 A JP 2003339071A JP 2003339071 A JP2003339071 A JP 2003339071A JP 4269866 B2 JP4269866 B2 JP 4269866B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
panel
floor
frame
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003339071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005104254A (ja
Inventor
学 田村
健次 飯田
隆之 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2003339071A priority Critical patent/JP4269866B2/ja
Publication of JP2005104254A publication Critical patent/JP2005104254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4269866B2 publication Critical patent/JP4269866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、フロアパネルとリアパネルとこれらの間を覆う起立パネルとから成る車両の下部車体構造において、フロアパネルあるいはリアパネルの内、いずれか一方のパネルから他方のパネルへの荷重伝達を向上させる車体構造に関する技術に属す。
従来、例えば、下記特許文献1に記載するように、車室内の床部を形成するフロアパネルと、フロアパネルに沿って車両前後方向に延設されたフロアフレームと、フロアフレームよりも車両後方寄りで車幅方向の左右それぞれにおいて、車両前後方向に延設された2本のリアフレームと、これら2本のリアフレームにより挟まれる空間を覆うリアパネルと、フロアパネル後端部近傍とリアパネル前端部近傍との間の空間を覆うように、車幅方向から見て起立状態を成す起立パネル(特許文献1では、リアキックアップ部2aに相当)とを有す自動車の車体下部構造については、周知である。
特開平5−627号公報
また、上述の従来構造のフロアパネルにおいて、フロアパネルの車幅方向略中心部分において車両前後方向に亘って上方側に凸状形状となるトンネル部が形成されるとともに、上述の起立パネルをこのトンネル部に連結させることも公知である。このようなトンネル部内には、例えば、エンジンからの排気管が設置されたり、あるいは、車両前部にエンジンを搭載し、エンジンから駆動力をプロペラシャフトなどを介して後輪に伝達する、所謂FR(フロントエンジン・リアドライブ)タイプの自動車においては、プロペラシャフトが配置されたりする。
一方、上述の従来構造において、左右のリアフレームの前端部を連結するように車幅方向に亘って延設されるリアクロスメンバは、一般に、フロアフレームとリアフレームとの間での荷重伝達性を確保するために、フロアフレームと連結されるようにフロアパネルの下端部近傍に配置される。
このとき、フロアパネルに上述のトンネル部が形成されている場合には、リアクロスメンバは、トンネル部内に配置されるプロペラシャフトと干渉しないように、トンネル部近傍においてはトンネル部の車幅方向の外形に沿って、車両前後方向から見て略逆U字状に湾曲するよう形成されるのが一般的であった。
ところで、上述のようにリアクロスメンバを、トンネル部近傍において、車両前後方向から見て略逆U字状に湾曲するよう形成した場合には、車両側方における外方側から、車両に対して荷重が加わった際に、この略逆U字状の部分に荷重による曲げが生じ、このような変形により車体構造が大きく損壊される虞がある。
このような問題に対して、リアクロスメンバを逆U字状に湾曲させずに、車幅方向亘って略直線状に延設させるとともに、リアクロスメンバの位置を、フロアフレームよりも上方側で、トンネル部内の排気管やプロペラシャフト等と干渉しない程度に、トンネル部の上方側に配置させることが考えられる。
このように構成した場合であれば、リアクロスメンバは略直線状であるため、車両側方からの荷重により容易に変形することが抑制でき、しかもトンネル部内への排気管等の配置に対する悪影響も防止できる。
しかしながら、このような構成においては、次のような問題があることが新たに、判明した。
つまり、車両外方側から車両後方側あるいは車両前方側を指向する荷重が発生した場合、通常では、こうした荷重は、上述の起立パネルを介してフロアパネルからリアパネルに伝達されるか、あるいはリアパネルからフロアパネルに伝達され、これにより、荷重伝達されるパネルが広くなる。従って、これら双方による広いパネルにより荷重のエネルギーは吸収されて減少し、下部車体構造が局部的に損壊するのを防止できる。
しかしながら、リアクロスメンバをフロアフレームから上方側に離間配置させた場合では、起立パネルの剛性が不足するため、フロアパネルとリアパネルとの間の荷重伝達が十分に行われないため、フロアパネルとリアパネルとの双方のパネルによる荷重エネルギーの吸収が積極的に行われないため、下部車体構造の部分的な損壊を防止できない。
これを具体的に説明すると、従来構造において、リアクロスメンバを、フロアフレーム後端部と連結するように、下方側に配置させるとともに、トンネル部近傍で、車両前後方向から見て略逆U字状に湾曲するよう形成した場合、起立パネルに関しては、起立パネル自体の剛性を確保するために、湾曲形成されたリアクロスメンバに沿うように配置することが考えられる。
これにより、起立パネルは、リアクロスメンバの湾曲した形状により、車幅方向及び上下方向において補強されることになり、これにより起立パネルの剛性が高められる。従って、起立パネルによるフロアパネルとリアパネルとの間の荷重伝達性を向上でき、一方側のパネルから他方側のパネルへの荷重を容易に伝達させることができる。
しかしながら、リアクロスメンバを、車幅方向亘って略直線状に延設させ、リアクロスメンバの位置を、フロアフレームよりも上方側に離間配置させた場合では、起立パネル自体の剛性を強化しようとしても、せいぜい、起立パネルをクロスメンバに沿うよう配置することしかできない。このような構成では、起立パネルは、単に、車幅方向に延設されるクロスメンバのみにより補強されるに過ぎない。
従って、起立パネルの剛性を十分高めることができず、フロアパネルとリアパネルとの間の荷重伝達性が低くなり、一方側のパネルから他方側のパネルへ荷重を伝達し難くなるために、双方のパネルによる荷重エネルギーの吸収が殆ど促進されず、下部車体構造に対し局部的に大きな荷重が加わってしまい、よって、局部的な損壊を抑制できなかった。
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その目的は、トンネル部を具備するフロアパネルと、リアパネルと、これらのパネルの間を覆う起立パネルと、リアクロスメンバとから成る車両の下部車体構造において、トンネル部内部の開口を大きく妨げることなく、車幅方向の車両外方側からの荷重に対する下部車体構造の変形を抑制可能に構成するとともに、フロアパネルあるいはリアパネルの内、いずれか一方のパネルから他方のパネルへの荷重伝達を向上させることで、下部車体構造の局部的な損壊の抑制を図ることにある。
このような目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明においては、車体の車室内の床面を形成するとともに、車幅方向略中心部分において車両前後方向に亘って上方側に凸状に延設されるトンネル部を具備するフロアパネルと、該フロアパネルの平面部に沿って車両前後方向に延設されるフロアフレームと、該フロアフレームより実質的に車両後方側において、車幅方向の左右に配置されるとともに車両前後方向に延設されたリアフレームと、該左右のリアフレームによって挟まれる空間部分を覆うように、これらのリアフレームに対して固定設置されるとともに、上記フロアパネルの後端部よりも上方側に離間配置されるリアパネルと、該フロアパネル後端部近傍と該リアパネル前端部近傍との間の空間を覆うように、車幅方向から見て起立状態となるよう形成され、上記トンネル部に連結された起立パネルとを備えた車両の下部車体構造において、上記左右のリアフレームの前端部同士を連結するように車幅方向に延設されるとともに、上記フロアフレームの後端部に対して、上方側に離間配置さるリアクロスメンバと、該フロアパネル後端部近傍と該リアパネル前端部近傍との間の空間において、上下方向の中間部分を覆うよう車幅方向に延設されるとともに、少なくとも該リアフレーム、上記フロアフレーム、および上記トンネル部に連結される補強部材とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、補強部材により、フロアパネル後端部近傍とリアパネル前端部近傍との間の空間の外縁構造を補強できるため、これにより、この空間を覆う起立パネルの剛性を強化でき、起立パネルによる荷重伝達性を向上できる。従って、車両外方から車両後方側あるいは車両前方側のいずれかの方向へ指向する荷重を受けた場合に、こうした荷重を、起立パネルが、フロアパネルからリアパネルへ、あるいはリアパネルからフロアパネルへ、容易に伝達させることができ、これにより、フロアパネルとリアパネルとの双方による、荷重に起因するエネルギーの低減を促進でき、下部車体構造の局部的な損壊を抑制することが可能となる。
記補強部材上記トンネル部に連結され構成によって、補強部材は、車幅方向において位置的に異なるリアフレームとトンネル部とに連結されるため、フロアパネル後端部近傍とリアパネル前端部近傍との間の空間の外縁構造の補強がより強化され、起立パネルの伝達性を向上できる。また、例えば走行中において、車幅方向に沿って作用する荷重や、フロアパネル前端部近傍とリアパネル後端部近傍との間の空間に作用する、車両前後方向から見たときの車体断面上における捩れを抑制することも可能である。また、車両外方からトンネル部に伝達された荷重を、補強部材に分散して荷重エネルギーの低減を促進できる。こうして、下部車体構造の局部的な損壊を抑制可能となる。
上記補強部材上記フロアフレームと連結され構成によって、補強部材は、リアフレームとフロアフレームとに連結されるため、フロアパネル後端部近傍とリアパネル前端部近傍との間の空間の外縁構造において車幅方向の補強に加え、上下方向の補強も可能となり、より起立パネルによる荷重伝達性を向上できる。
また、車両外方からリアフレームとフロアフレームとのいずれか一方に入力された荷重を他方のフレームに伝達することができ、リアフレームとフロアフレームとによる荷重のエネルギー低減が促進される。
また、補強部材は、車両前後方向から見たときの車体断面上において、異なる2点を連結するため、例えば走行中において、この車体断面上における捩れを抑制することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、上記フロアパネルの車両外方側において、車両前後方向に延設するサイドシルを備え、上記リアフレームの前側部分には、上記リアクロスメンバとの接続部分から車両前方で、斜め下方側に延設して該サイドシルと連結される接続部が形成されるとともに、上記補強部材は、該リアフレームにおける該接続部に連結されることを特徴とする。
このような構成によれば、リアフレームの接続部は、サイドシルに連結するとともに、補強部材は、このようにサイドシルに連結されたリアフレームの接続部に連結されるため、上述のような車両外方からの荷重がサイドシルに入力された場合に、サイドシルを伝達する荷重を、接続部を介して補強部材に分散でき、荷重のエネルギーの低減を促進することで、下部車体構造の局部的な損壊を抑制可能となる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記補強部材は、車両前後方向から見て略T字状に形成されることを特徴とする。
このような構成により、補強部材は、フロアパネル後端部近傍とリアパネル前端部近傍との間の空間を覆う程には広く形成されず、小面積で形成できるため、軽量化が図れる。
請求項記載の発明は、請求項1から請求項において、上記補強部材の車両前方側の面には、車両前方へ突出し、子供用座席を着脱可能に固定するための固定部材が設けられることを特徴とする。
このような構成により、子供用座席を着脱可能の固定する固定部材が、強固な補強部材に設けられるため、固定部材による子供用座席の固定を確実に行うことが可能となる。
以上のように、本発明に係る発明においては、トンネル部を具備するフロアパネルと、リアパネルと、これらのパネルの間を覆う起立パネルと、リアクロスメンバとから成る車両の下部車体構造において、トンネル部内部の開口を大きく妨げることがなく、車幅方向の車両外方側からの荷重に対する下部車体構造の変形を抑制するが可能となる。また、フロアパネルあるいはリアパネルの内、いずれか一方のパネルから他方のパネルへの荷重伝達を向上させることで、下部車体構造の局部的な損壊を抑制できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両1の下部車体構造を下方側から上方側を指向して見たときの図面である。
車両1は、シートが、2つのフロントシート(図示せず)のみから成る2人乗り用自動車であり、車両前方に配置されたエンジン(図示せず)から、車両後方に動力を伝達して後車輪を駆動する、所謂FR(フロントエンジン・リアドライブ)車である。
このような車両1において、左右のフロアパネル2,2は、車室(図示せず)内の下側で車室内の床面を形成するとともに、フロアパネル2,2の車幅方向の中心には、車両前後方向に沿って、車幅方向断面が上方に凸状となるトンネル部3が形成されており、このトンネル部3には、図示しないトランスミッションや、ドライブシャフトなどが格納される。
また、フロアパネル2,2の車幅方向の左右には、それぞれフロアパネル2,2の下面に沿って車両前後方向にフロアフレーム4,4が形成されており、フロアフレーム4,4の車幅方向断面は、略U字状(下に凸状)で、このU字の上方の開口部分がフロアパネル2,2で覆われるよう構成される。
各フロアフレーム4,4の車両前方側(図1の紙面上左側)で若干上方側には、それぞれフロントフレーム5,5が配置されており、各フロアフレーム4,4は、各フロントフレーム5,5に荷重伝達可能となるよう接続されている。
また、フロアパネル2,2より車幅方向外方側の左右には、ドア開口部(図示せず)下端部を形成するサイドシル6,6が配置されており、サイドシル6,6は、車両前方側において、フロントフレーム5,5に対して荷重伝達可能となるよう連結されている。
更に、フロアパネル2,2の車両前後方向の略中心部分には、トンネル部3を除いて車幅方向にナンバー2クロスメンバ7,7(NO.2 クロスメンバ)が形成されており、ナンバー2クロスメンバ7,7は、車両前後方向断面がU字状(上に凸状)で、U字の開口部分がフロアパネル2,2の上面により覆われるよう構成されている。
図2に示すように、フロアパネル2の後端側には、フロアパネル2の後端から後方側の斜め上方に起立したキックアップパネル8(特許請求の範囲に記載の起立パネルに相当)が形成されており、キックアップパネル8の上端は、車両後方側に略水平なリアパネル9に接続されている。また、トンネル部3の上端部は、リアパネル9の前端部よりも若干低く位置している。
リアパネル9の前端部には、車幅方向に亘って、車両前後方向断面が略ロ字状のリアクロスメンバ10が形成されている。このようなリアクロスメンバ10は、車両前後方向断面がL字状のパネルの車両前方側に、キックアップパネル8の上方部が、車幅方向に亘って接続することで、車両前後方向断面が略U字状となるとともに、このU字の開口部分が
リアパネル9前端部とキックアップパネル8の後端上部に覆われるよう固定されることで
、略ロ字状に形成される。
リアパネル9の車幅方向の左右端部には、車幅方向断面が略ロ字状のリアフレーム11が配置されており、リアフレーム11は、車幅方向断面が略U字状のパネルのU字の開口部分がリアパネル9に覆われるよう固定されることで形成されている。
左右のリアフレーム11の後方側は、これらを連結固定するよう車幅方向に延設されたナンバー4クロスメンバ(NO.4 クロスメンバ)9aが、配設されている。
また、左右のリアフレーム11において、後車輪12が位置する下方側には、それぞれサスペンションクロスメンバ13が、車両下方側から見て、リアフレーム11の延設方向に沿うように配置されており、サスペンションクロスメンバ13は、リアフレーム11の下面において車両前後方向に異なるように配置された2つのマウント14a、14bにより、固定されている。また、左右のサスペンションクロスメンバ13は、リアパネル9の下方側において、車幅方向に延設されるとともに前後に配置されたサスペンション用のフロントクロスメンバ15と、リアクロスメンバ16とにより連結固定されており、更に、これらフロントクロスメンバ15とリアクロスメンバ16とは、略車両前後方向に延設される2本のサイドクロスメンバ17により、フロントクロスメンバ15とリアクロスメンバ16との左側、及び右側が、それぞれ連結固定されている。
サスペンションサブフレーム18は、基本的にこうした2本のサスペンションクロスメンバ13、2本のサイドクロスメンバ17、フロントクロスメンバ15、及びリアクロスメンバ16とにより構成されており、この内、左右のサスペンションクロスメンバ13は、リンク機構を介してそれぞれ後車輪12を支持するとともに、それぞれ上方のリアフレーム11に、上述のマウント14a、14bを介して固定されることになる。
次に、補強パネル19(特許請求の範囲に記載の補強部材に相当)を含むフロアパネル2後端部付近とリアフレーム11の前端部付近との間の構造について、上述の図2と、図3から図5を参照して詳細に説明する。
図3は、キックアップパネル8を前方側から見た斜視図であるが、図3に示すように、キックアップパネル8は、車幅方向の内方側全面においてトンネル部3の側壁面3aに固定されるとともに、車幅方向の外方側全面においては、リアフレーム11の車幅方向外方側の面を形成する外側面11aの車両内方側の面に固定されており、更に、下方側全面においては、フロアパネル2に固定され、上方側全面においては、リアパネル9に固定されている。
尚、リアフレーム11の外側面11aは、キックアップパネル8よりも前方側において、リアフレーム11の外側面11aの上端部分が、前方側に向かうに従い下方側に傾斜する先細り形状となっており、こうしたリアフレーム11の外側面11aは、その前端部でサイドシル6の後端部に接続されている。このように、リアフレーム11において、リアクロスメンバ10と連結している部位よりも下方側に広がる部位と、この連結している部位より、前方側で且つ斜め下側に方向を指向してサイドシル6に接続されるまでの部分が、特許請求の範囲における接続部に相当している。
このようなキックアップパネル8の機能としては、フロアパネル2とリアパネル9との間の空間を全て覆うように構成されていることから、車両1の下方側から跳ね上げられる石などが車室内へ侵入することを防止する機能がある。また、キックアップパネル8の左右方向の全面をトンネル部3やリアフレーム11にて固定するとともに、上下方向の全面を、フロントパネル2とリアパネル9とにより接続しているため、車両1の前方に対して車両外方から車両後方へ指向する荷重が発生した場合、これにより車体前部構造を介してフロントパネル2に入力された荷重を、キックアップパネル8を介してリアパネル9に効果的に伝達し、こうした荷重によるエネルギーを、フロントパネル2及びリアパネル9の双方により吸収して、車体の局部的な損壊を防止する機能を有す。また、車両1の後方に対して、車両外方からの車両前方へ指向する荷重が発生した場合、これにより車両後方構造を介してリアパネル9に入力された荷重を、キックアップパネル8を介してフロントパネル2に効果的に伝達することで、同様に、車体の局部的な損壊を防止する機能も有す。
図4は、図3において、キックアップパネル8を取り除いた状態を同じ方向から見た斜視図である。
これによると、キックアップパネル8の後方側には、キックアップパネル8が覆っているトンネル部3、フロアパネル2、リアフレーム11及びリアパネル9とにより形成される空間によって、このの上下方向の中間部分に主として位置するように、略T字状の補強パネル19が配設されている。このT字状の補強パネル19は、車幅方向の内方側においてトンネル部3の側壁面3aに固定されるとともに、車幅方向の外方側においては、リアフレーム11の車幅方向外方側の面を形成する上述の接続部であるパネル11aに固定され、下方側においては、フロアフレーム2の後端部に固定されている。
補強パネル19の車両外方側の裏面には、リアフレーム11の車両内方側の面を形成する内側面11bと、リアフレーム11の下方側の面を形成する下面11cとが接続されている。
また、リアフレーム11の内側面11bにおいて補強パネル19と接続している部分の上端11bbは、後方側に進むに従って、補強パネル19より上方に位置するリアクロスメンバ10の後方側面10aに沿って斜め上方側に延設し、リアパネル9に接続している。(図1のX−X断面の概略図である図5も参照)
これにより、リアフレーム11は、車幅方向から見て、その前端部の高さは、サイドシル6から、より具体的にはフロアパネル2からリアパネル9までの距離となり、上下方向に比較的長く形成されることになるが、後方側のサスペンションサブフレーム18が配置される位置に進むに連れて、リアフレーム11の下面11cが斜め上方側に延びて、これによりリアフレーム11の高さ方向の長さが短くなっている。
また、このような構成により、リアフレーム11は、フロアフレーム4の後端部に対して実質的に後方側に位置するとともに、これらの互いに離間配置されることになる。つまり、リアフレーム11の内側面11b及び下面11cの前端部は、フロアフレーム4の後端部に対し、この後端部よりも後方側に位置するとともに、これらは互いに車幅方向においても、車両前後方向においても離間していることになる。但し、リアフレーム11外側面11aの前端部は、フロアフレーム4の後端部よりも前方側である。
尚、本願発明は、リアフレーム11後端部とフロアフレーム4の前端部とが車両前後方向に沿って、互いに離間配置される場合も含むものである。
上述のように、補強パネル19は、トンネル部3後端部と、フロアフレーム4後端部と、リアフレーム11とにより固定されることで、キックアップパネル8が覆っているトンネル部3、フロアパネル2、リアフレーム11後端部及びリアパネル9前端部とにより形成される空間の外縁の強度を向上させて、キックアップパネル8の剛性強化を図っている。これにより、上述したように、フロアパネル2やリアパネル9のいずれか一方に入力された荷重を、キックアップパネル8を介して他方側に効果的に伝達することができ、よって、荷重のエネルギー低減を図る機能を促進できる。
尚、補強パネル19を、更に、リアクロスメンバ10と、車幅方向と平行なパネルで連結することで、上述の空間外縁の強度を高めて、キックアップパネル8による荷重伝達性を向上できる。
また、こうした補強パネル19の車体構造との連結は、少なくも2ヶ所であればよく、例えば、補強パネル19を、トンネル部3とは連結させずに、リアフレーム11とフロアフレーム4の後端部とのみに連結させたり、あるいは、フロアフレーム4とは連結させずに、リアフレーム11と、トンネル部3とに連結させても同様な効果が得られる。
但し、本実施形態においては、リアフレーム11の前端部は、上下方向に長く設定されており、補強パネル19は、リアフレーム11の内側面11bによっても固定されているため、補強パネル19は、少なくともリアフレーム11に連結させることが、強度上有利である。
また、補強パネル19の上下方向中間部分には、トンネル部3とリアフレーム11の外側面11aとの間において、2つのチャイルドシート固定用アンカ20(特許請求の範囲の固定部材に相当)が、車幅方向において予め設定された距離だけ離間して、車両前方の斜め上方を指向するよう固定されており、このアンカ20は、キックアップパネル8に形成された開口部21を通って、キックアップパネル8より前方側に突出している。
これにより、車室内に配置されたシート(図示せず)にチャイルドシート(図示せず)を固定する場合には、チャイルドシート後方下部のブラケットをこのアンカ20に着脱可能に連結することで、チャイルドシートを車体へ固定することが可能となり、従って、チャイルドシートの固定が確実となる。
次に、ガセット22について説明する。
フロアフレーム4の後端部と、リアフレーム11の前端部は、車幅方向にオフセットされているが、車両下方から見て、フロアフレーム4の後端部からリアフレーム11の前側部分に向けて後方側で、車両斜め外方側を指向するガセット22により連結されている。(図1参照)
具体的には、図6、図7に示すように、ガセット22は、平面視において略三角形の形状をした水平面部23を有しており、その間には空間部24が形成されている。水平面部23の三角形の外縁の一辺から、上方に向かって略垂直に起立した2つの起立部25a、25bが形成されており、起立部25a、25bには、下面11cの形状に沿ってその一部が形成された接触部26が、平面視において、上述の三角形の一辺の方向に沿うよう形成されている。これにより、起立部25a、25bとの間には空間部27が形成されることになる。
また、ガセット22の水平面部23において、起立部25a、25bが形成される辺と対面する角の周辺には、2つの孔部29a、29bが形成されるとともに、接触部26の長手方向の双方の端部には、それぞれ孔部30、31が形成されている。但し、孔部29a、29bに対する距離が、孔部30よりも遠方にある孔部31の方が、孔の直径が大きくなるよう形成される。
上述の図1に示すように、このようなガセット22は、水平面部23が略水平となるように配置されるが、この場合、ガセット22の孔部29a、29bは、ボルト等によりフロアフレーム4の後端部に固定され、孔部30は、ボルト等によりリアフレーム11の下面11cに固定され、孔部31は、ボルト等によって、リアフレーム11の下方側に膨出した膨出部11dに形成されるマウント14aに、サスペンションクロスメンバ13の前端部とともに固定される。但し、ガセット22の孔部30を固定するリアフレーム11の下面11cの位置は、マウント14aを固定するリアフレーム11の下面11cの膨出部11dよりも車両前方側であり、ガセット22の接触部26は、リアフレーム11下面11cの延設方向に沿って、下面11cと接触するよう固定される。
このような構成により、車両1の前方部に対して外方側から車両後方側への荷重が加わった場合に、フロアフレーム4に入力された荷重を、ガセット22を介して高剛性のリアフレーム11に伝達することができ、リアフレーム11は、フロアフレーム4からの荷重を積極的に受け止めてフロアフレーム4の後退を抑制することにより、下部車体構造の損壊を最小にすることができる。
また、これは、車両1の後方部に対して外方側から車両前方側への荷重が加わった場合も同じであり、ガセット22による荷重伝達を積極的に行うことで、リアフレーム11の前方側への変位を抑制して、下部車体構造の損壊を最小化できる。
尚、本実施形態においては、ガセット22の水平面部23を略三角形形状としたが、多角形形状であっても構わない。
燃料タンク28は、図1、図2に示すように、補強パネル19より後方側で、左右のリアフレーム11に挟まれる空間に、リアフレーム11から延設する図示しないブラケットを介して配置される。
具体的には、燃料タンク28の前端部は、補強パネル19の直ぐ後方側で、リアクロスメンバ10の下方側となるように設置されるとともに、燃料タンク28の後端部は、ガセット22よりも上方側となるよう設置される。また、燃料タンク28の後端部は、サスペンションサブフレーム18の斜め上方側に配置させる。
このように、従来、フロアフレームの後端部付近に配置され、フロアフレーム4とリアフレームとを接続していたリアクロスメンバ10を、リアパネル9付近となるよう上方側に設定することにより、燃料タンク28を前方側且つ下方側に下げて配置できる。これにより、燃料タンク28の容量を同じにするか、あるいは容量を大きく減少させなくても、燃料タンク28の上端部、及びこの上端部の直ぐ上方に位置するリアパネル9の位置を、比較的下方側に設定することができる。従って、リアパネル9の上方側に位置する車室内の床面を底面化して車室内空間を拡張することが可能となる。あるいは、車両1のルーフ部分(図示せず)を車両前方側から車両後方側のフロントシート後方、つまり、リアパネル9の前側に折り畳んで、車両後方側の格納部分に格納可能としてリトラクタブルハードトップ機構を搭載した車両においては、このルーフ部分の格納部分の容積を大きく設定することができ、ルーフ部分の格納時における見栄えを向上できる。
本実施形態においては、以上のような構成により、次にような効果を奏す。
先ずは、リアクロスメンバ10を、リアパネル9付近となるよう上方側に設定し、燃料タンク28を前方側且つ下方側に下げて配置し、これにより燃料タンク28の上面を下方側に設定できるので、リアパネル9の上方側に位置する車室内の床面を底面化して車室内空間を拡張することが可能となったり、あるいは、燃料タンク28の大容量化が可能となる。
更に、このようにリアクロスメンバ10をリアパネル9付近となるよう上方側に設定した場合においても、ガセット22により、フロアフレーム4とリアフレーム11とを連結したために、車両1に対して外方側から車両後方側、あるいは車両前方側へ荷重が加わった場合に、フロアフレーム4あるいはリアフレーム11に入力された荷重を、ガセット22を介して他方側に伝達することができる。この場合、フロアフレーム4やリアフレーム11は略ロ字状であり、パネル等に比べて高剛性体であるため、ガセット22により、荷重の伝達を受ける他方側は、一方側から伝達される荷重を積極的に受け止めることができる。従って、下部車体構造の変形の抑制が可能となる。
また、ガセット22の後端部は、サスペンションクロスメンバ13のマウント14aに支持されるため、車体下部構造の剛性を向上でき、サスペンションから入力される振動に対する構造強化が図れる。
また、上述のように燃料タンク28を可能な限り車両前方に配置させた状態で、ガセット22の後端部を、リアフレーム11の前端部より後方側で、比較的前側の位置で固定させたことにより、ガセット22は、車両前後方向において燃料タンク28の大部分を跨ぐように設置されていることになる。
これにより、車両外方から、車両前後方向の一方側を指向する荷重が、フロアフレーム4あるいはリアフレーム11に入力された場合、ガセット22を介した荷重伝達が積極的行われるものの、車両前後方向においてガセット22と略平行に位置するリアフレーム11前端部による荷重伝達は低減された状態となる。
ところで、フロアフレーム4やリアフレーム11自体には、荷重が伝達された場合、荷重によるエネルギーを吸収するように該フレームの長手方向に沿って潰れるよう変形することで荷重を低減させ、これにより荷重の集中を抑制する等して、下部車体構造の局部的な損壊を防止する機能がある。
これに対し、上述のように、ガセット22を介して荷重伝達を積極的に行なう一方で、ガセット22により迂回されたリアフレーム11前端部による荷重伝達は低減されるよう構成しているため、リアフレーム11の前端部以外での荷重のエネルギー吸収は積極的に行われる一方で、リアフレーム11前端部によるエネルギーの吸収は抑制され、この前端部の変形は極力抑制されることになる。従って、リアフレーム11前端部の変形により、この前端部の直ぐ近傍に位置する燃料タンク28が損害を受けることを防止でき、燃料タンク28の保護が可能となる。
また、この場合、リアフレーム11前方側の車幅方向断面の断面積は大きく形成されているため、これによりリアフレーム11前方側の剛性を向上でき、より確実に燃料タンク28の保護を促進できる。
更に、この場合、ガセット22は車両前後方向に対して、所謂筋交状に傾いて配置されるため、車体の捩り剛性を向上できる。
また、上述のように、リアクロスメンバ10をリアパネル9前端部の直ぐ下部でフロアフレーム4よりも上方に配置させることにより、トンネル部3を有する車両1において、リアクロスメンバ10を車幅方向に直線状に形成させても、リアクロスメンバ10がトンネル部3内空間の開口を大きく塞ぐことがない。また、このようにリアクロスメンバ10は直線状であるために、車幅方向の車両外方側からの荷重に対する車体構造の変形を防止できる効果も奏す。
しかしながら、このようにリアクロスメンバ10をフロアフレーム4と離間させ、直線状に形成したことにより、キックアップパネル8が覆っている空間外縁の強度が低下し、キックアップパネル8の剛性が低下してしまい、キックアップパネル8によるフロアパネル2とリアパネル9との荷重伝達が阻害される虞がある。
そこで、キックアップパネル8の後方側に、補強パネル19を、パネル面がキックアップパネル8の面と略平行となるように配置させるとともに、補強パネル19を、トンネル部3後端部と、フロアフレーム4後端部と、リアフレーム11とにより固定させている。これにより、キックアップパネル8が覆っているトンネル部3、フロアパネル4、リアフレーム11及びリアパネル9とにより形成される空間の外縁の強度を向上させて、キックアップパネル8の剛性強化を図ることができる。従って、車両1に対して車両外方から車両後方側、あるいは車両後方側へ荷重が加わった場合に、フロントパネル2やリアパネル9のいずれか一方に入力された荷重を、キックアップパネル8を介して他方側に効果的に伝達することができ、フロントパネル2及びリアパネル9の双方によって、荷重に起因するエネルギーの低減を図ることができるため、下部車体構造の局部的な損壊を防止できる。
また、特に、FRタイプの自動車では、後車輪駆動であるため、車体に対して車両前後方向を軸とする捩り方向の荷重が強く加わり易くなるが、補強パネル19により、車両前後方向から見た車体断面上における異なる2つの位置を固定するため、こうした捩り剛性強度も高めて、車体捩り方向の荷重に積極的に抗することが可能となる。
また、上述のように、リアフレーム11の前端部は、ガセット22により荷重伝達が迂回されるよう構成されており、これにより、リアフレーム11前端部によるエネルギーの吸収が低減されて前端部の変形を極力抑制できるため、このようなリアフレーム11の前端部に固定される補強パネル19の変形も抑制されることになり、より確実に、局部的な車体構造の損壊防止が図れる。
また、本実施形態においては、リアフレーム11の前方側の高さを、リアクロスメンバ10からサイドシル6の後端部までとし、リアフレーム11前方側の高さを、上下方向に長く設定している。これにより、リアフレーム11よりも車両内方側において上述のように前方側かつ下方に配置される燃料タンク28は、車幅方向から見て、その大部分がリアフレーム11に隠れることになる。
このような構成により、リアフレーム11前方部分とサイドシル6との間の荷重の伝達性を向上させて、エネルギー吸収を図りつつ、車両側方からの外力に対する燃料タンク28の積極的な保護が可能となる。また、この場合、上述のようにリアフレーム11前端部の車幅方向断面の断面積は大きく形成されることになるため、リアフレーム11前方側の剛性を向上でき、より燃料タンク28の保護を促進できる。
尚、上述の実施形態においては、車両は、2人乗り用で、FRタイプの自動車としたが、本発明はこれに限定されず、例えば4人以上の搭乗と可能とする自動車で、FFタイプの自動車であってもよい。
また、このようなFFタイプの自動車では、ドライブシャフトはないが、排気管等を通すために、フロアパネル2にトンネル部3を形成する場合があり、本発明は、こうした場合にも適用可能である。この場合、トンネル部3の高さはそれほど高くないため、補強パネル19は、トンネル部3とは連結させずに、トンネル部3の上を通過するように左右のリアフレーム11同士に連結させてもよい。
また、本実施形態においては、補強パネル19は、キックアップパネル8と別体としたが、キックアップパネル8に、補強パネル19と同様の機能を有し、リアフレーム11とフロアフレーム4、トンネル部3と接続される肉厚のリブを設けることで、キックアップパネル8の剛性を向上させ、フロアパネル2後端部周辺とリアパネル9前端部周辺との間の空間の外縁を補強するよう構成したものであっても構わない。
本実施形態に係る車両1の一部の下部車体構造を下方側から見た図。 車体1の一部の下部車体構造を車幅方向から見た図。 キックアップパネル8周辺の斜視図。 図3に対し、キックアップパネル8を取り除いたときの斜視図。 図1のX−X断面概略図。 ガセット22の平面図。 ガセット22の側面図。
1:車両
2:フロアパネル
3:トンネル部
4:フロアフレーム
6:サイドシル
8:キックアップパネル(起立パネル)
9:リアパネル
10:リアクロスメンバ
11:リアフレーム
18:サスペンションサブフレーム
19:補強パネル
20:チャイルドシート固定用アンカ(固定部材)
22:ガセット
28:燃料タンク

Claims (4)

  1. 車体の車室内の床面を形成するとともに、車幅方向略中心部分において車両前後方向に亘って上方側に凸状に延設されるトンネル部を具備するフロアパネルと、
    該フロアパネルの平面部に沿って車両前後方向に延設されるフロアフレームと、
    該フロアフレームより実質的に車両後方側において、車幅方向の左右に配置されるとともに車両前後方向に延設されたリアフレームと、
    該左右のリアフレームによって挟まれる空間部分を覆うように、これらのリアフレームに対して固定設置されるとともに、上記フロアパネルの後端部よりも上方側に離間配置されるリアパネルと、
    該フロアパネル後端部近傍と該リアパネル前端部近傍との間の空間を覆うように、車幅方向から見て起立状態となるよう形成され、上記トンネル部に連結された起立パネルとを備えた車両の下部車体構造において、
    上記左右のリアフレームの前端部同士を連結するように車幅方向に延設されるとともに、上記フロアフレームの後端部に対して、上方側に離間配置さるリアクロスメンバと、
    該フロアパネル後端部近傍と該リアパネル前端部近傍との間の空間において、上下方向の中間部分を覆うよう車幅方向に延設されるとともに、少なくとも該リアフレーム、上記フロアフレーム、および上記トンネル部に連結される補強部材とを備えたことを特徴とする車両の下部車体構造。
  2. 上記フロアパネルの車両外方側において、車両前後方向に延設するサイドシルを備え、
    上記リアフレームの前側部分には、上記リアクロスメンバとの接続部分から車両前方で、斜め下方側に延設して該サイドシルと連結される接続部が形成されるとともに、
    上記補強部材は、該リアフレームにおける該接続部に連結されることを特徴とする請求項1記載の車両の下部車体構造。
  3. 上記補強部材は、車両前後方向から見て略T字状に形成されることを特徴とする請求項記載の車両の下部車体構造。
  4. 上記補強部材の車両前方側の面には、車両前方へ突出し、子供用座席を着脱可能に固定するための固定部材が設けられることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1つに記載の車両の下部車体構造
JP2003339071A 2003-09-30 2003-09-30 車両の下部車体構造 Expired - Fee Related JP4269866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003339071A JP4269866B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 車両の下部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003339071A JP4269866B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 車両の下部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005104254A JP2005104254A (ja) 2005-04-21
JP4269866B2 true JP4269866B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=34534360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003339071A Expired - Fee Related JP4269866B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 車両の下部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4269866B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5063288B2 (ja) * 2007-10-10 2012-10-31 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP4500867B2 (ja) * 2008-07-07 2010-07-14 本田技研工業株式会社 車体後部構造
JP5428797B2 (ja) 2008-12-08 2014-02-26 トヨタ自動車株式会社 車体下部構造
JP5584928B2 (ja) * 2010-08-25 2014-09-10 ダイハツ工業株式会社 車体フロア構造
JP5934509B2 (ja) * 2012-01-06 2016-06-15 富士重工業株式会社 車両用フレーム構造
JP7275836B2 (ja) * 2019-05-15 2023-05-18 マツダ株式会社 電動車両の下部車体構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005104254A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018163815A1 (ja) 車両の下部車体構造
JP4645541B2 (ja) 車体後部構造
US7237829B2 (en) Unitized vehicle rear body structure
JP5590232B2 (ja) 車体骨格構造
JP6881325B2 (ja) 下部車体構造
JP4875558B2 (ja) 車体フレーム構造
JP2019202747A (ja) 車体下部構造体
JP4345422B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP2008230460A (ja) 車両の下部車体構造
JP2019167020A (ja) 車両下部構造
WO2015037444A1 (ja) 自動車の車体構造
JP5493971B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP3112978B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP2007145129A (ja) 車体前部構造
JP4314992B2 (ja) 車体構造
JP4269866B2 (ja) 車両の下部車体構造
KR100622213B1 (ko) 차체 구조
JP4525276B2 (ja) 車体下部構造
JP2008230459A (ja) 車両の下部車体構造
JP2002046648A (ja) 自動車における車体前部の衝撃力吸収構造
JP2005255067A (ja) 自動車のサスペンションクロスメンバ
JP4979002B2 (ja) 自動車の車体後部構造
JP3102508B2 (ja) 自動車の後部車体構造
WO2019198751A1 (ja) 自動車の車体構造
JP4251569B2 (ja) 車両の車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060320

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4269866

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees