JP2008230460A - 車両の下部車体構造 - Google Patents

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剛央 小平
Takayuki Sunakawa
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Abstract

【課題】車体の剛性を高めることができる車両の下部車体構造を提供する。
【解決手段】本発明によれば、フロントサイドフレーム2と、これらのフロントサイドフレームの後部にそれぞれ接続されるサイドシル12と、リアサイドフレーム16とを有する。また、フロアトンネル8の縁部8aに沿って、No.2クロスメンバ24からNo.3クロスメンバ32まで車両前後方向に延びるトンネルメンバ48と、トンネルメンバ48の前端部とフロントサイドフレーム2の後端とを斜めに連結する前部斜行メンバ46と、トンネルメンバ48の後端部とリアサイドフレーム2及びNo.4クロスメンバ34の連結部とを斜めに連結する後部斜行メンバ50と、トンネルメンバ48の前端部を互いに連結し車幅方向に延びる前部トンネルクロスメンバ52と、トンネルメンバ48の後端部を互いに連結し車幅方向に延びる後部トンネルクロスメンバ54と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の下部車体構造に係り、特に、フロントサイドフレーム及びサイドシルを有する車両の下部車体構造に関する。
従来、車両の下部におけるフレーム構造は、車体の剛性、強度或いは衝突安全性を保つために、車両前後方向に延びるサイドフレームやサイドシルと、車幅方向に延びる複数のクロスメンバとで構成される井桁構造とするのが一般的である。一方、特許文献1には、フロントサイドフレームの後部を二股に分けてサイドシルとフロアトンネルに結合させる構造が開示されている。
特開2001−219873号公報
ここで、近年、車両の衝突安全性をより向上させることが要望されている。そのためには様々な方策が考えられるが、本発明者らは、車両の剛性や強度には、基本的にはフレーム構造が寄与する割合が大きいことに着目した。即ち、画期的なフレーム構造により飛躍的に剛性を向上させれば、衝突安全性をより大きく高めることができると考えたのである。言い換えると、上述したような従来のフレーム構造では、衝突安全性を大きく高めるには限界があったと考えられている。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、車体の剛性を高めることができる車両の下部車体構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の車両の下部車体構造は、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、これらのフロントサイドフレームの後部にそれぞれ接続され車室フロアの両縁部で車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、車両前後方向に延びる左右一対のリアサイドフレームと、左右一対のリアサイドフレームを互いに連結するように車幅方向に延びる後方クロスメンバと、車幅方向中間部で車両前後方向に延びると共に上方に膨出するフロアトンネルと、フロアトンネルの両縁部に沿って車両前後方向に延びる左右一対のトンネルメンバと、フロントサイドフレームの後部とトンネルメンバの前端部とを連結する前部斜行メンバと、トンネルメンバの後端部と、リアサイドフレーム及び後方クロスメンバの連結部と、を連結する後部斜行メンバと、車幅方向に延びると共に、左右一対のトンネルメンバを連結するトンネルクロスメンバと、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、フロントサイドフレーム、サイドシル、リアサイドフレーム及び後方クロスメンバに加え、トンネルメンバ、前部および後部斜行メンバ、並びにトンネルクロスメンバを有するので、車体の剛性を高めることができる。特に、トンネルメンバ、前部及び後部斜行メンバ、並びにトンネルクロスメンバによって、車体のねじり剛性を高めることができる。ここで、ねじり剛性とは、例えば、フロントサイドフレームの前端部と、リアサイドフレーム後端部とを、それぞれ荷重の入力点として定めた場合のねじりである。このようなねじりを受ける場合、前部及び後部斜行メンバが受け止め可能な軸力が大きくなり、車体のねじり剛性を向上させることができるのである。
また、トンネルメンバ、前部及び後部斜行メンバ、並びにトンネルクロスメンバを有するので、オフセット衝突に対して剛性を高めることができる。オフセット衝突時には、フロントサイドフレームの後部にそれぞれサイドシルが接続されているので、フロントサイドフレームが受ける入力荷重は、そのフロントサイドフレームのすぐ後方のサイドシルに伝達される。また、フロントサイドフレームに入力された荷重は、前部斜行メンバ、トンネルメンバ、トンネルクロスメンバ、を介して、車幅方向左右反対側の後部斜行メンバに伝達され、荷重が入力されたフロントサイドフレームとは左右反対側のリアサイドフレームに伝達される。つまり、オフセット衝突時には、一方のフロントサイドフレームが受ける入力荷重を、他方のリアサイドフレームにも伝達することが出来る。このように、本発明によれば、従来の井桁構造ではオフセット衝突時に荷重分担に余り寄与しない左右反対側のリアサイドフレームにも荷重を分散させることが出来る。その結果、左右一対のリアサイドフレームで効率的に荷重を受け止めてオフセット衝突時の衝撃エネルギを吸収することが出来る。
また、本発明において、好ましくは、トンネルクロスメンバは、前部斜行メンバの後端部及びトンネルメンバの前端部の連結部を互いに連結する前部トンネルクロスメンバと、トンネルメンバの後端部及び後部斜行メンバの前端部の連結部を互いに連結する後部トンネルクロスメンバとを有し、左右一対のトンネルメンバ、前部トンネルクロスメンバ、および後部トンネルクロスメンバにより、平面視で井桁形状を形成している。
このように構成された本発明においては、トンネルメンバ、前部トンネルクロスメンバ、および後部トンネルクロスメンバが平面視で井桁形状を形成するので、オフセット衝突時に、一方のフロントサイドフレームから入力された荷重が、前部斜行メンバからトンネルメンバおよび前部トンネルクロスメンバに分散され、その後、他方のトンネルメンバおよび後部トンネルクロスメンバを介して、他方のリアサイドフレームに伝達される。このような荷重の伝達により、トンネルメンバ、前部及び後部トンネルクロスメンバで囲まれる井桁形状全体としては、入力荷重を前部斜行メンバから他方の後部斜行メンバへ、対角線方向に伝達することができる。したがって、前部斜行メンバからの荷重の多くを、後部斜行メンバの軸線方向に伝達することができるので、井桁形状によって衝突時の荷重を左右反対側のリアフレームに効率よく伝達することができる。
また、本発明において、好ましくは、更に、後方クロスメンバよりも前方側においてサイドシルを互いに連結するように車幅方向に延びる前方クロスメンバを有し、前部トンネルクロスメンバは、前方クロスメンバに平面視で重なる位置に配置され且つ結合されている。
このように構成された本発明においては、前部トンネルクロスメンバが、前方クロスメンバに平面視で重なる位置に配置され且つ結合されているので、前部トンネルクロスメンバが受ける荷重を、前方クロスメンバによっても受けることができる。したがって、車両の前突時等に、前部トンネルクロスメンバの変形を抑制することができるから、車両の剛性を高めることができる。また、車両の前部に、前部斜行メンバ、前方クロスメンバ及びサイドシルによって三角形状のメンバが構成されるので、前方からの衝突時に加わる衝撃荷重を効率良く分散することができる。
また、本発明において、好ましくは、リアサイドフレームは、その前端部よりも、後輪ホイールハウスと側面視で重複する後方側の部分の方が互いに狭い間隔に形成され、後方クロスメンバは、後輪ホイールハウスと側面視で重複しその互いに狭い間隔に形成された部分で車幅方向に延びてリアサイドフレームを互いに連結する第1後方クロスメンバであり、更に、第1後方クロスメンバより前方側で左右一対のリアサイドフレームの前端部及び/又は左右一対のサイドシルを互いに結合する第2後方クロスメンバを有し、後部トンネルクロスメンバは、第2後方クロスメンバに平面視で重なる位置に配置され且つ結合されている。
このように構成された本発明においては、後部トンネルクロスメンバが第2後方クロスメンバに平面視で重なる位置に配置され且つ結合されているので、後部トンネルクロスメンバが受ける荷重を、第2後方クロスメンバによっても受けることができる。したがって、車両の前突時等に、後部トンネルクロスメンバの変形を抑制することができるから、車両の剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、車両の後部に、後部斜行メンバ、第2後方クロスメンバ及びリアサイドフレームによって三角形状のメンバが構成されるので、後方からの衝突時に加わる衝撃荷重を効率良く分散することができる。さらに、特に、後方からのオフセット衝突時にリアサイドフレームが受ける入力荷重を、そのリアサイドフレームのすぐ前方のサイドシルに伝達させると共に、後部斜行メンバ、前部及び後部トンネルクロスメンバ、トンネルメンバ、および前部斜行メンバにより、車幅方向左右反対側のフロントサイドフレームにも伝達することができる。このように従来の井桁構造の車両ではオフセット衝突時に荷重分担に余り寄与しない左右反対側のフロントサイドフレームにも荷重を分散させることができる。
また、本発明において、好ましくは、車室フロア下方において、トンネルメンバ、そのトンネルメンバと車幅方向左右同じ側のサイドシル、前方クロスメンバ、および第2後方クロスメンバで囲まれた領域に燃料タンクが収容されている。
このように構成された本発明においては、トンネルメンバ、サイドシル、前方クロスメンバ、および第2後方クロスメンバによって、それらが囲む領域内方の剛性を高めることができる。本発明においては、その領域内に燃料タンクが収容されているので、車両の衝突時にも、燃料タンクを効果的に保護することができる。また、従来の車両では、燃料タンクは通常第2後方クロスメンバの後方に配置されていたが、本発明では、第2後方クロスメンバの後方には、後部斜行メンバが配置される。したがって、後部斜行メンバの配置を邪魔することなく、燃料タンクを配置することができる。
また、本発明において、好ましくは、トンネルクロスメンバは、左右一対設けられ、前部斜行メンバ及びトンネルメンバの結合部と、そのトンネルメンバとは車幅方向左右反対側のトンネルメンバ及び後部斜行メンバの結合部とを連結すると共に、車両の車幅方向中央部で互いに交差し且つ結合されるX字状メンバとなっている。
このように構成された本発明においては、トンネルクロスメンバが、X字状メンバとなっているので、例えばオフセット衝突時にフロントサイドフレームから車幅方向右側の前部斜行メンバに伝達された荷重は、トンネルクロスメンバによって、車幅方向左側の後部斜行メンバに直接的に伝達される。したがって、トンネルクロスメンバが前部斜行メンバからの荷重を対角線方向に、車幅方向左右反対側の後部斜行メンバに直接的に伝達することができる。これにより、後部斜行メンバが受け止める軸方向荷重が大きくなり、衝突時の荷重を効率よく左右反対側のリアサイドフレームに伝達することができる。このように、本発明によれば、従来の井桁構造ではオフセット衝突時に荷重分担に余り寄与しない車幅方向左右反対側のリアサイドフレームにも荷重を分散させることができる。その結果、左右一対のリアサイドフレームで効率的に荷重を受け止めてオフセット衝突時の衝撃エネルギを吸収することができる。
また、トンネルクロスメンバは、互いに車幅方向中央部で交差し且つ結合されたX字状メンバとなっているので、前方衝突時や側突時に荷重を受けて生じる左右それぞれのトンネルクロスメンバ自身の曲げ変形を互いに抑制して、より確実に荷重を分散させることができる。また、トンネルクロスメンバが斜めに延びるので、車体に入力される荷重に対し、トンネルクロスメンバが受け止め可能な軸力が大きくなり、車体のねじり剛性を向上させることができる。
また、本発明において、好ましくは、トンネルクロスメンバは、左右一対のトンネルメンバの前端部および後端部で囲まれる領域を覆う面状メンバとなっている。
このように構成された本発明においては、トンネルクロスメンバが、面状メンバとなっているので、左右一対のトンネルメンバの前端部および後端部で囲まれる領域の変形を抑制して剛性を高めることができる。また、面状メンバによって、オフセット衝突時に前部斜行メンバに伝達された荷重を面で受け止めることができるので、前部斜行メンバからの荷重を、車幅方向左右反対側の後部斜行メンバに対角線方向に直接的に伝達することができ、より効率的に荷重を伝達することができる。
本発明によれば、車体の剛性を高めることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照して説明する。なお、第2実施形態以降では、第1実施形態と同様の構成には、図面に第1実施形態と同一符号を付し、その説明を簡略化または省略する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態の車両の下部車体構造を下方から見た底面図であり、図2は、本発明の第1実施形態の車両の下部車体構造を斜め下方から見た斜視図である。
先ず、主に、車両前後方向に延びるフレームの構造及びフロアの構造について説明する。
図1及び図2に示すように、車両1は、その前方のエンジンルームの側方にてそれぞれ車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム2を有する。フロントサイドフレーム2は、断面ロ字状の閉断面構造を有している。フロントサイドフレーム2の後方側の部分は、ダッシュパネル4の下方にて、後方に向けて斜め下方に延び且つ車幅方向内方に湾曲している。フロントサイドフレーム2は、その湾曲した部分より後方の部分が、水平方向に且つ車両前後方向に延びてフロアパネル(第1フロアパネル)6の下面部に結合されている。このフロアパネル6には、その車幅方向中央部に、車両前後方向に延びると共に上方に膨出するフロアトンネル8が形成されている。このフロアトンネル8の後端部は、フロアパネル6から斜め上方に向けて立ち上がるキックアップ部(キックアップパネル)18に接続されている。
各フロントサイドフレーム2の後端部には、それぞれ、その車幅方向外方の部分にトルクボックス10が結合されている。これらのトルクボックス10は、その車幅方向外方端部がサイドシル12に結合されている。これらのトルクボックス10は、所定の閉断面を有して、斜め後方に向けて延び、フロントサイドフレーム2に加わる荷重をサイドシル12に有効に伝達するように形成されている。このようにして、フロントサイドフレーム2の後部がサイドシル12に結合される。サイドシル12は、所定の閉断面構造(図3参照)を有し、車両の車幅方向両側の縁部でそれぞれ車両前後方向に延びている。また、これらのサイドシル12の内方壁部には、フロアパネル6が結合されている(図3参照)。
ここで、図2に示すように、フロントサイドフレーム2には、それぞれ、その上部にフロントのストラットサスペンション(図示せず)を支持するサスタワー14が形成され、これらのサスタワー14は、それぞれ、エプロンレインフォースメント15に結合されている。サスタワー14はフロントサイドフレーム2に結合されているので、サスペンションからの荷重入力は、サスタワー14及びフロントサイドフレーム2を介して、他のフレーム部材12等に伝達される。
次に、サイドシル12の後端部の内方側には、それぞれ、リアサイドフレーム16が結合されている。これらのリアサイドフレーム16は、上方に開口した断面ハット状の形状(図示せず)を有し、その上部の左右両側に形成されたフランジ部(図示せず)が、キックアップ部18及び第2フロアパネル20のそれぞれの下面部に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとして形成されている。また、図示しないが、リアサイドフレーム16には、リアサスペンション(図示せず)が取り付けられており、これらのリアサスペンションからの荷重入力は、リアサイドフレーム16を介して、他のフレーム部材12等に伝達される。
次に、車両1には、上述した主に車両前後方向に延びるフレームに加えて、車幅方向に延びる数本のクロスメンバが形成されている。これらのフレーム部材について説明する。
先ず、各フロントサイドフレーム2の前端部には、車幅方向に延びるNo.1クロスメンバ22が結合されている。このNo.1クロスメンバ22は、クラッシュカン(図示せず)等を介してフロントサイドフレーム2に取りつけられており、バンパーレインフォースメントの機能を有している。
次に、フロアパネル6には、No.2クロスメンバ24が形成されている。このNo.2クロスメンバは、下方に開口した断面ハット状の形状(図9参照)を有し、その下部の左右両側に形成されたフランジ部が、フロアパネル6の上面部に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとして形成されている。このNo.2クロスメンバ24は、その両端部がサイドシル12に結合されており、主に車幅方向の剛性を高めると共に、前席の脚部を支持するシートブラケットの役割をも果たしている。このNo.2クロスメンバ24は、正面視で、フロアトンネル8の山なりの断面形状に沿って延びている。
このNo.2クロスメンバ24の後方には、シートブラケット26が形成されている。図2に示すように、これらのシートブラケット26は、車両前後方向の中間部に設けられたBピラー(センターピラー)28及びサイドシル12の結合部30に結合されている(図4参照)。このシートブラケット26は、これらの結合部30から車幅方向内方に延び、フロアパネル6上において、サイドシル12とフロアトンネル8との間で終端している。このシートブラケット26は、下方に開口した断面ハット状の形状(図4参照)を有し、その下部の左右両側に形成されたフランジ部が、フロアパネル6の上面部に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとして形成されている。このシートブラケット26は、前席の脚部を支持する役割をも果たしている。
これらのシートブラケット26の後方には、No.3クロスメンバ32が形成されている。このNo.3クロスメンバ32は、上方に開口した断面ハット状の形状(図示せず)を有し、その上部の左右両側に形成されたフランジ部(図示せず)が、キックアップ部18の傾斜に合わせた角度で延び、それらのフランジ部がキックアップ部18および第2フロアパネル20の下面部に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとして形成されている。このNo.3クロスメンバ32は、その両端部がサイドシル12及びリアサイドフレーム16に結合されており、主に車幅方向の剛性を高めるようになっている。より詳細には、No.3クロスメンバ32の両端部がサイドシル12の後端部の内方側部分に結合されると共に、No.3クロスメンバ32の両端部の後方側部分がリアサイドフレーム16の前端部に結合されている。
このNo.3クロスメンバ32の後方には、No.4クロスメンバ34が形成されている。このNo.4クロスメンバ34は、上方に開口した断面ハット状の形状(図示せず)を有し、その上部の左右両側に形成されたフランジ部(図示せず)が、キックアップ部18の下面部に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとして形成されている。このNo.4クロスメンバ34は、その両端部がリアサイドフレーム16に結合されており、主に車幅方向の剛性を高めるようになっている。
このNo.4クロスメンバ34の後方には、No.5クロスメンバ36が形成されている。ここで、第2フロアパネル20は、トランクスペースの床面の一部となっており、スペアタイヤパン35が形成されている。No.5クロスメンバ32は、この第2フロアパネル20の下面部に結合され、スペアタイヤパン35を支持するように下方に湾曲している。
ここで、さらに、サイドシル12、リアサイドフレーム16、No.3クロスメンバ32及びNo.4クロスメンバ34のフレーム構造を説明する。
先ず、リアサイドフレーム16は、その前端部の車幅方向外方の側面部がサイドシル12の内方側の側面部に結合されている。さらに、リアサイドフレーム16の前端部は、No.3クロスメンバ32の後面部に結合されている。また、No.3クロスメンバ32の両端部がサイドシル12の後端部の内方側部分に結合されている。このように、No.3クロスメンバ32は、左右のサイドシル12を互いに連結すると共に、左右のリアサイドフレーム16の前端部をも互いに連結している。リアサイドフレーム16は、それらのサイドシル12及びNo.3クロスメンバ32との結合部から、後輪のホイールハウス37を避けるように、後方に且つ車幅方向内方に向けて延び、後輪のホイールハウス37に沿って形成されている。そして、リアサイドフレーム16が側面視でホイールハウス37と重複する部分は、その前端部(リアサイドフレーム16と、サイドシル12及びNo.3クロスメンバ32との結合部)よりも、互いのリアサイドフレーム16の車幅方向の間隔が狭くなっている。上述したNo.4クロスメンバ34は、この側面視でリアサイドフレーム16とホイールハウス37とが重複する部分に設けられており、その車幅方向の長さが、No.3クロスメンバ32よりも短く形成されている。
次に、図3及び図4により、Bピラー28、サイドシル12及びクロスメンバの結合部30の構造を説明する。図3は、本発明の第1実施形態の車両の下部車体構造の、サイドシル、Bピラー及びクロスメンバの結合部を示す斜視図であり、図4は、図3のIV-IV線に沿って見たサイドシル、Bピラー及びクロスメンバの結合部を示す断面図である。
図3及び図4に示すように、サイドシル12は、サイドシルインナ12a、サイドシルレインフォースメント12b及びサイドシルアウタ12cにより構成されている。そして、Bピラー28は、ピラーインナ28a、ピラーインナガセット28b、ピラーレインフォースメント28c、及び、上述したサイドシルアウタ12cと連続して形成されたピラーアウタ28dを備えている。
サイドシル12の下端部では、サイドシル12を縦断して下方まで延びるピラーインナ28aが、サイドシルインナ12a、サイドシルレインフォースメント12b及びサイドシルアウタ12cとで挟み込まれると共にこれらの部材が互いに溶接されている。サイドシル12の上端部では、同じくピラーインナ28aが、サイドシルインナ12a及びサイドシルレインフォースメント12bで挟み込まれ、さらに、これらの部材が、車幅方向内方側に設けられたピラーインナガセット28bと共に互いに溶接されている。また、Bピラー28の内方には、ピラーレインフォースメント28cが車体上下方向に延びており、その下端部が、サイドシルレインフォースメント12bに溶接されている。
これらのように構成された結合部30には、さらに、フロアパネル6、及び上述したシートブラケット26が結合されている。
図3及び図4に示すように、フロアパネル6は、その端縁部にフランジ部6aを有し、このフランジ部6aがサイドシル12の内方側の側面に溶接されている。
また、シートブラケット26には、その端縁部にノッチ26aが設けられており、このノッチ26aが、サイドシル12の肩部に合わさるように形成されている。このような構造のノッチ26aによれば、側面衝突時に、側突力が、サイドシル12及びBピラー28からシートブラケット26に効果的に加わるようになっている。
次に、図1及び図2により、本発明の実施形態による斜行メンバ、トンネルメンバ、及びトンネルクロスメンバの配置を説明する。斜行クロスメンバとは、上述した車両前後方向及び車幅方向に延びる部材に加え、平面視で車両前後方向及び車幅方向の両方向に対し斜めに延びるフレーム部材である。以下、これらの部材について説明する。
先ず、フロントサイドフレーム2の後端部には、それぞれ、その車幅方向内方の部分に、前部斜行メンバ46が結合されている。前部斜行メンバ46は、左右一対に設けられ、フロントサイドフレーム2の後端部から内方且つ後方に斜めに延びる。一方の前部斜行メンバ46は、車幅方向左側のフロントサイドフレーム2の後端部内方部分2aから、車幅方向左右同じ側、つまり車幅方向左側のフロアトンネル8の縁部(フロアトンネル8が上方に膨出する位置における立ち上がり部)8aおよびNo.2クロスメンバ24の結合部24aまで、直線状に延びている。
前部斜行メンバ46の後端部には、フロアトンネル8の縁部8aに沿って車両前後方向に延びるトンネルメンバ48が結合されている。トンネルメンバ48は、左右一対に設けられ、フロアトンネル8の縁部8a及びNo.2クロスメンバ24の結合部24aから、フロアトンネル8の縁部8a及びNo.3クロスメンバ32の結合部32aまで直線状に延びている。したがって、一対のトンネルメンバ48は、フロアトンネル8の車幅方向寸法にほぼ等しい間隔を有して互いにほぼ平行に配置されている。
トンネルメンバ48の後端部には、後部斜行メンバ50が結合されている。後部斜行メンバ50は、左右一対に設けられ、フロアトンネル8の縁部8a及びNo.3クロスメンバ32の結合部32aから、車幅方向左右同じ側のリアサイドフレーム16及びNo.4クロスメンバ34の結合部34aまで斜めに、平面視で直線状に延びている。後部斜行メンバ50の後端部は、リアサイドフレーム16の内方部分に結合されている。
トンネルメンバ48の前端部には、これらを互いに連結する前部トンネルクロスメンバ52が結合され、トンネルメンバ48の後端部には、これらを互いに連結する後部トンネルクロスメンバ54が結合されている。
前部トンネルクロスメンバ52は、トンネルメンバ48の前端部を互いに結合し、車幅方向に延びている。この前部トンネルクロスメンバ52は、平面視において、No.2クロスメンバ24と重なる位置に配置されている。
後部トンネルクロスメンバ54は、トンネルメンバ48の後端部を互いに結合し、車幅方向に延びている。この後部トンネルクロスメンバ54は、平面視において、No.3クロスメンバ32と重なる位置に配置されている。
このような、トンネルメンバ48、前部トンネルクロスメンバ52、および後部トンネルクロスメンバ54によって、車両の中央部には、ほぼ矩形状の、井桁形状のフレーム55が形成される。
ここで、トンネルメンバ48、そのトンネルメンバ48と車幅方向左右同じ側のサイドシル12、No.2クロスメンバ24、およびNo.3クロスメンバ32によって囲まれた領域56の内方には、燃料タンク58が配置されている。燃料タンク58は、平面視でほぼ矩形状に形成され、領域56の内方形状に対応した形状となっている。燃料タンク58は車幅方向左右一対に設けられ、互いに内部が連結することによって一つの燃料タンクとしての機能を果たしている。これらの燃料タンク58は、図示しないバンドによってフロアパネル6の下面部に固定されている。
次に、図1、図2、図5、図6、及び図7により、前部斜行メンバ46、トンネルメンバ48、後部斜行メンバ50、前部トンネルクロスメンバ52、及び後部トンネルクロスメンバ54の具体的な構造を説明する。
図5は、本発明の第1実施形態の車両の下部車体構造の、前部斜行メンバ46、トンネルメンバ48、及び前部トンネルクロスメンバ52の結合部を斜め下方から見た分解斜視図であり、図6は、本発明の第一実施形態の車両の下部車体構造の、前部斜行メンバ46を斜め下方から見た分解斜視図であり、上下が逆さまに示された図である。
まず、前部斜行メンバ46は、上方に開口した断面ハット状の形状(図示せず)を有し、その上部の左右両側に形成されたフランジ部(図示せず)が、フロアパネル6の下面に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとなっている。
前部斜行メンバ46は、図6に示すように、直線部材46aと、直線部材46aの後端部に結合されるガセット46bとを備えている。直線部材46a及びガセット46bは、ともに上方に開口する断面ハット状の形状を有し、その上部の左右両側に形成されたフランジ部46cが、フロアパネル6の下面に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとなっている。直線部材46aの前端部は、フロントサイドフレーム2の内方部分2aに結合されている。直線部材46aは、トンネルメンバ48の前端部近傍まで延びており、その後端部には、段差部46dが形成されている。
ガセット46bの後端部には、トンネルメンバ48の前端部と結合される結合部46eが形成されている。結合部46eは、トンネルメンバ48の前端部に重ね合わされ、この前端部と溶接により結合される。これにより、トンネルメンバ48及び前部斜行メンバ46は、フロアトンネル8及びNo.2クロスメンバ24の結合部24aにおいて、互いに結合する。
ガセット46bの前端部には、直線部材46aの段差部46dが挿通される。ガセット46b及び直線部材46aが重なる部分においてフランジ部46cがフロアパネル6に溶接されることにより、ガセット46b及び直線部材46aは、互いに結合される。
トンネルメンバ48は、図5に示すように、断面略L字形に形成され、その左右両側にはフランジ部48aが形成されている。これらのフランジ部48aの一方は、フロアトンネル8の内面に固定され、また他方は、フロアパネル6の下面に固定されている。したがってトンネルメンバ48は、フロアトンネル8の縁部8aをまたぐように固定されることにより、フロアパネル6及びフロアトンネル8の内面に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとなっている。なお、トンネルメンバ48の前端部におけるフランジ部48aと、No.2クロスメンバ24のフランジ部とが平面視で重なる部分は、フロアパネル6を挟んで互いに溶接により結合されている。また、トンネルメンバ48の後端部におけるフランジ部48aは、No.3クロスメンバ32の下面に結合されている。
なお、フロアパネル6を挟んでNo.2クロスメンバ24と反対側には、補強部材24bが設けられている。この補強部材24bは、断面ハット状の形状であり、フロアトンネル8の内面に沿って、フロアトンネル8の縁部8a近傍まで車幅方向に延びている。補強部材24bの左右両側のフランジ部は、フロアパネル6を挟んでNo.2クロスメンバ24のフランジ部と結合されている。トンネルメンバ48の前端部は、補強部材24bの両端部をそれぞれ覆って、フロアパネル6、No.2クロスメンバ24とともに、補強部材24bにも結合されている。
後部斜行メンバ50は、図示はしないが、前部斜行メンバ46及びトンネルメンバ48の結合構造と同様の構造によって、トンネルメンバ48に結合されている。すなわち、後部斜行メンバ50は、直線部材と、直線部材の前端部に結合されるガセットとで構成されている。直線部材及びガセットは、ともに上方に開口する断面ハット状の形状を有し、その上部の左右両側に形成されたフランジ部が、フロアパネル6の下面に結合され且つ一体となった閉断面のフレームとなっている。直線部材の後端部は、リアサイドフレーム16の内方部分およびNo.4クロスメンバ34の下面に結合されている。直線部材は、トンネルメンバ48の後端部近傍まで延びており、その前端部には、段差部が形成されている。
ガセットの前端部には、トンネルメンバ48の後端部と結合される結合部が形成されている。結合部は、トンネルメンバ48の後端部内方に挿通され、この後端部と溶接により結合される。これにより、トンネルメンバ48及び後部斜行メンバ50は、フロアトンネル8及びNo.3クロスメンバ32の結合部32aにおいて、互いに結合する。
ガセットの後端部には、直線部材の段差部が挿通される。ガセット及び直線部材が重なる部分においてフランジ部がフロアパネル6に溶接されることにより、ガセット及び直線部材は、互いに結合される。
ここで、No.4クロスメンバ34は、No.3クロスメンバ32より高い位置に設けられているので、後部斜行メンバ50は、No.3クロスメンバ32からNo.4クロスメンバ34に向かって、側面視で斜め上方に延びている。また、この後部斜行メンバ50は、キックアップ部18の形状によっては、上方のフランジ部が結合されず、キックアップ部18の形状に沿って配置されない場合がある。この場合に、フロアパネル6、キックアップ部18、または第2フロアパネル20の下面に結合されない部分のクロスメンバは、閉断面に形成されてもよい。
図7は、本発明の第1実施形態の車両の下部車体構造の、前部トンネルクロスメンバ52とトンネルメンバ48との結合構造を示す図である。前部トンネルクロスメンバ52は、前述の図5にも示すように、板状部材で構成され、長手方向に延びる凹凸によってその断面が波状に形成されている。前部トンネルクロスメンバ52は、その各端部が、トンネルメンバ48の前端部の下面に配置され、図7に示すように、3点でボルト52aにより固定されている。これら3つのボルト52aの取付位置を結ぶ線は、前方且つ外方に直角が配置された直角三角形を形成する。ここで、前部斜行メンバ46からの荷重は、前部斜行メンバ46からボルト52aを介して前部トンネルクロスメンバ52へ伝達される。したがって、このようにボルト52aを3つ設けることにより、前部トンネルクロスメンバ52と前部斜行メンバ46との結合部におけるモーメントの発生を抑制し、荷重を効率よく前部トンネルクロスメンバ52に伝達することができる。
また、このような配置により、前部トンネルクロスメンバ52は、No.2クロスメンバ24に、フロアパネル6及びトンネルメンバ48を介して結合している。
後部トンネルクロスメンバ54は、前部トンネルクロスメンバ52と同様の形状の板状部材であり、後部トンネルクロスメンバ54の各端部は、前部トンネルクロスメンバ52の取付構造と同様に、トンネルメンバ48の後端部の下面に3つのボルトで固定されている。このような配置により、後部トンネルクロスメンバ54は、NO.3クロスメンバ32に、トンネルメンバ48を介して結合している。
このような前部トンネルクロスメンバ52および後部トンネルクロスメンバ54を取り付ける際には、前述の図5に示すように、フロアトンネル8に触媒7や排気管9などの部品を配置し、その後に前部トンネルクロスメンバ52および後部トンネルクロスメンバ54を、トンネルメンバ48に結合させればよい。ここで、トンネルメンバ48は、フロアトンネル8の縁部8aに沿って配置されているため、トンネルメンバ48の下方を横切らない。したがって、トンネルメンバ48をフロアトンネル8の縁部8aに配置した後に、フロアトンネル8内に部品を配置してもよいし、フロアトンネル8内に部品を配置した後に、トンネルメンバ48を取り付けてもよいから、組立作業を簡単に行えるとともに、組立工程の自由度を高めることができる。
次に、本発明の第1実施形態の車両の下部車体構造による作用効果を説明する。
本発明の第1実施形態によれば、フロントサイドフレーム2、サイドシル12、リアサイドフレーム16及びクロスメンバ24,32,34,36に加え、前部斜行メンバ46及び後部斜行メンバ50、並びにトンネルメンバ48及びトンネルクロスメンバ52,54で構成されたフレーム55を有するので、車両1の剛性を高めることができる。特に、車体のねじりに対して有効に作用する。即ち、前部斜行メンバ46、フレーム55、及び後部斜行メンバ50によって、車体のねじり剛性を高めることが出来る。ここで、ねじり剛性とは、例えば、前輪のサスタワー部14と、リアサスペンションが取りつけられるリアサイドフレーム16(例えば、リアサイドフレーム16の後端部)とを、それぞれ荷重の入力点として定めた場合のねじりである。このようなねじりを受ける場合、前部斜行メンバ46、フレーム55、及び後部斜行メンバ50が受け止め可能な軸力が大きくなり、車体のねじり剛性、特に、車室フロア後部のねじり剛性を向上させることが出来るのである。
また、本発明の第1実施形態によれば、前部斜行メンバ46、フレーム55、後部斜行メンバ50、No.4クロスメンバ34、サイドシル12及びリアサイドフレーム16等で、ほぼ三角形状のメンバが形成されるので、オフセット衝突時に加わる衝撃荷重を効率良く分散することが出来る。
さらに、本発明の第1実施形態によれば、前部斜行メンバ46の後端部がNo.2クロスメンバ24に結合されているので、フロントサイドフレーム2、サイドシル12、前部斜行メンバ46、およびNo.2クロスメンバ24によって、ほぼ三角形状のメンバが形成される。したがって、これらのメンバによって、前方からの衝突時に加わる衝撃荷重を効率よく分散することができる。
そして、本発明の第1実施形態によれば、後部斜行メンバ50の前端部がNo.3クロスメンバ32に結合されているので、リアサイドフレーム16、No.3クロスメンバ32、および後部斜行メンバ50によってほぼ三角形状のメンバが形成される。したがって、これらのメンバによって、後方からの衝突時に加わる衝撃荷重を効率よく分散することができる。
そして、本発明の第1実施形態によれば、前部斜行メンバ46、後部斜行メンバ50、並びにトンネルメンバ48及びトンネルクロスメンバ52,54で構成されるフレーム55によって、特にオフセット衝突時の車両1の剛性を高めることができる。
ここで、従来の井桁構造では、オフセット衝突時にフロントサイドフレーム2及びサイドシル12が受ける入力荷重を、その荷重を受けるフロントサイドフレーム2及びサイドシル12に近い側のリアサイドフレーム16にしか伝達されていなかった。つまり、他方のリアサイドフレーム16への荷重分担はほとんど無かった。
これに対して、本発明の第1実施形態によれば、一方のフロントサイドフレーム2に入力された荷重は、トルクボックス10を介してサイドシル12に伝達されるとともに、前部斜行メンバ46にも分散されて伝達される。前部斜行メンバ46に伝達された荷重は、フレーム55において、前部トンネルクロスメンバ52および一方のトンネルメンバ48に分散されて伝達される。その後、前部トンネルクロスメンバ52に伝達された荷重は車幅方向左右反対側のトンネルメンバ48に、また一方のトンネルメンバ48に伝達された荷重は後部トンネルクロスメンバ54に伝達される。そして、他方のトンネルメンバ48および後部トンネルクロスメンバ54に伝達された荷重は、それらの結合部で合流するとともに、車幅方向左右反対側の後部斜行メンバ50に伝達され、そしてその後部斜行メンバ50が連結するリアサイドフレーム16に伝達される。したがって、一対のトンネルメンバ48、前部トンネルクロスメンバ52、及び後部トンネルクロスメンバ54で構成されるフレーム55は、前部斜行メンバ46からの荷重をその1角で斜めから受け、平行四辺形に変形しながら、対角へ、対角線方向に伝達することとなる。このような構成により、従来の井桁構造ではオフセット衝突時に荷重分担に余り寄与しないリアサイドフレーム16にも荷重を分散させることで、フロントサイドフレーム2、サイドシル12、及び左右一対のリアサイドフレーム16で効率的に荷重を受け止めてオフセット衝突時の衝撃エネルギを吸収することができる。
本発明の第1実施形態によれば、前部トンネルクロスメンバ52が、No.2クロスメンバ24と平面視で重なる位置に配置され、且つ結合されているので、前部斜行メンバ46に入力された荷重を、No.2クロスメンバ24によっても受けることができる。したがって、フレーム55の剛性を高めることができ、衝撃荷重によるフレーム55の変形を抑制することができる。また、後部トンネルクロスメンバ54が、No.3クロスメンバ32と平面視で重なる位置に配置され、且つ結合されているので、フレーム55から伝達された荷重を、No.3クロスメンバ32によっても受けることができる。したがって、フレーム55の剛性を高めることができ、衝撃荷重によるフレーム55の変形を抑制することができる。
本発明の第1実施形態によれば、前部斜行メンバ46は、フロントサイドフレーム2の後端部2aから、そのフロントサイドフレーム2と車幅方向左右同じ側に位置するフロアトンネル8の縁部8aまで延びる。そして、トンネルメンバ48は、フロアトンネル8の縁部8aに沿って車体の前後方向に延びる。したがって、前部斜行メンバ46が、フロアトンネル8の下方を横切らず、フロアトンネル8が下方に開口する。これにより、フロアトンネル8内に触媒7や排気管9などの部品を配置した後に、前部斜行メンバ46を配置したり、あるいは前部斜行メンバ46を取り付けた後に、触媒7や排気管9などの部品を配置したりすることができ、車体の組立が容易になる。さらに、前部トンネルクロスメンバ52及び後部トンネルクロスメンバ54が別体に設けられ、トンネルメンバ48の前端部および後端部にそれぞれ固定されているので、フロアトンネル8内に部品を配置した後に、これらの前部および後部トンネルクロスメンバ52,54を取り付けることができる。したがって、車両1の剛性を高めながら、車両1の組立を容易に行うことができる。
さらに、本発明の第1実施形態によれば、トンネルメンバ48、そのトンネルメンバ48と車幅方向左右同じ側のサイドシル12、No.2クロスメンバ24、およびNo.3クロスメンバ32で囲まれた領域56に、燃料タンク58が配置されている。したがって、燃料タンク58が、これらの部材によって囲まれるため、燃料タンク58を効果的に保護することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態による車両の下部車体構造について説明する。
図8は、本発明の第2実施形態による車両100の下部車体構造の、前部斜行メンバ、トンネルメンバ、及びトンネルクロスメンバを斜め下方から上下逆さまに見た斜視図である。
この第2実施形態の車両の下部車体構造は、第1実施形態の車両の下部車体構造に対し、トンネルクロスメンバの構造が異なる点を除き、第1実施形態の車両の下部車体構造とほぼ同様である。
トンネルクロスメンバ60は、一方の前部斜行メンバ46の後端部と、その前部斜行メンバ46とは車幅方向反対側の後部斜行メンバ50の前端部とを連結するように斜めに延びる一対のメンバ62を有する。これらのメンバ62は、車幅方向中央部で互いに結合された交差部分62aを形成しており、これにより、トンネルクロスメンバ60は、全体としてX字状となっている。
トンネルクロスメンバ60は、第1実施形態と同様の断面形状を有する板状部材で形成されている。なお、トンネルクロスメンバ60は、板状部材で形成されているものに限らず、例えば閉断面を有する部材であってもよい。
トンネルクロスメンバ60の前端部は、トンネルメンバ48の前端部下面において、第1実施形態と同様の3つのボルト(図示せず)で固定されている。したがって、トンネルクロスメンバ60の前端部は、前部斜行メンバ46及びトンネルメンバ48の結合部において、前部斜行メンバ46に結合されている。また、トンネルクロスメンバ60の前端部は、フロアパネル24及びトンネルメンバ48を挟んで、No.2クロスメンバ24とも結合している。
トンネルクロスメンバ60の後端部は、トンネルメンバ48の後端部下面において、第1実施形態と同様の3つのボルト(図示せず)で固定されている。したがって、トンネルクロスメンバ60の後端部は、後部斜行メンバ50及びトンネルメンバ48の結合部に置いて、後部斜行メンバ50に結合されている。また、トンネルクロスメンバ60の後端部は、トンネルメンバ48を挟んで、No.3クロスメンバ32とも結合している。
本発明の第2実施形態の車両の下部車体構造によれば、第1実施形態における作用効果の他、次のような作用効果が得られる。
本発明の第2実施形態によれば、トンネルクロスメンバ60は、一方の前部斜行メンバ46と、その前部斜行メンバ46とは車幅方向左右反対側の後部斜行メンバ50とを連結し、互いに車幅方向中央部で交差すると共に互いに結合されたX字状メンバとなっている。したがって、前方衝突時や後方衝突時に荷重を受けて生じる左右それぞれのトンネルクロスメンバ60自身の曲げ変形を互いに抑制して、より確実に荷重を分散させることができる。
また、トンネルクロスメンバ60が、斜めに延びる一対のメンバ62を有するX字状メンバとなっているので、特にオフセット衝突時に、一方の前部斜行メンバ46から伝達された荷重を、トンネルクロスメンバ60によって斜めに、車幅方向左右反対側の後部斜行メンバ50に伝達することができる。したがって、前部斜行メンバ46からの荷重を、より直接的に後部斜行メンバ50の軸線方向に伝達することができるから、オフセット衝突時の衝撃荷重をより効率的に車幅方向左右反対側のリアサイドフレーム16に伝達することができる。
さらに、本発明の第2実施形態によれば、トンネルクロスメンバ60がX字状になって前部斜行メンバ46および後部斜行メンバ50と連結しているので、車体全体のねじりに対し、斜めに延びる各メンバが受け止め可能な軸力が大きくなり、車体のねじり剛性、特に、フロアパネル6のねじり剛性を向上させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態による車両の下部車体構造について説明する。
図9は、本発明の第3実施形態による車両110の下部車体構造の、前部斜行メンバ、トンネルメンバ、及びトンネルクロスメンバを斜め下方から上下逆さまに見た斜視図である。
この第3実施形態の車両の下部車体構造は、第1実施形態の車両の下部車体構造に対し、トンネルクロスメンバの構造が異なる点を除き、第1実施形態の車両の下部車体構造とほぼ同様である。
トンネルクロスメンバ70は、一対のトンネルメンバ48の前端部および後端部の4点を結ぶ、ほぼ矩形状の板状部材で構成されている。したがって、トンネルクロスメンバ70は、トンネルメンバ48をその全長にわたって車幅方向に連結する、面状メンバとなっており、トンネルメンバ48の前端部及び後端部の4点を結ぶ領域を覆っている。トンネルクロスメンバ70の前方側の角は、トンネルメンバ48の前端部の下面に、第1実施形態と同様に3つのボルトで固定されている。このような構造により、トンネルクロスメンバ70の前方端は、トンネルメンバ48を介して、前部斜行メンバ46の後端部と結合している。
また、トンネルクロスメンバ70の後方側の角は、トンネルメンバ48の後端部の下面に、第1実施形態と同様に3つのボルトで固定されている。このような構造により、トンネルクロスメンバ70の後方端は、トンネルメンバ48を介して、後部斜行メンバ50の前端部と結合している。
本発明の第3実施形態による車両の下部車体構造によれば、第1実施形態における作用効果の他、次のような作用効果が得られる。
本発明の第3実施形態の車両の下部車体構造によれば、トンネルクロスメンバ70が、面状メンバとなっているので、前部斜行メンバ46に伝達された荷重を面で受けることができるから、トンネルクロスメンバ70の剛性を高めることができ、その変形を抑制することができる。また、車両1のオフセット衝突時には、前部斜行メンバ46に伝達された荷重を、トンネルクロスメンバ70が面で受け止め、後部斜行メンバ50に伝達する。したがって、前部斜行メンバ46の荷重をトンネルメンバ70の対角線方向に伝達できるから、後部斜行メンバ50の軸線方向に沿ってより多くの荷重を伝達することができる。これにより、一方のフロントサイドフレーム2に入力された荷重を、効率よく反対側のリアサイドフレーム16に伝達することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、例えば、燃料タンクの形状は、領域56の内方形状に対応していなくてもよく、例えばほぼ矩形状の領域に、三角形状や楕円形状の燃料タンクを配置してもよい。要するに、燃料タンクは、トンネルメンバ、そのトンネルメンバと車幅方向左右同じ側のサイドシル、前方クロスメンバ、及び後方クロスメンバによって囲まれる領域の内方に配置されていればよい。
燃料タンクは、トンネルメンバ、そのトンネルメンバと車幅方向左右同じ側のサイドシル、前方クロスメンバ、及び後方クロスメンバによって囲まれる領域の内方に配置されるものに限らない。燃料タンクは、他に設置場所が確保できる場合には、フロアパネル下面の任意の位置に配置してよく、必ずしもトンネルメンバ、そのトンネルメンバと車幅方向左右同じ側のサイドシル、前方クロスメンバ、及び後方クロスメンバによって囲まれる領域の内方に配置されていなくてもよい。
第1実施形態の後部斜行メンバの後端部は、No.4クロスメンバ及びリアサイドフレームの結合部に結合されていたが、これに限らず、例えばNo.3クロスメンバ、サイドシル、及びリアサイドフレームの結合部の車幅方向中間部に結合されていてもよい。このような場合でも、後部斜行メンバが、トンネルメンバ及びトンネルクロスメンバから伝達された荷重を、荷重入力点とは左右反対側のリアサイドフレーム及び/またはサイドシルに伝達するので、車体の剛性を向上させることができる。
トンネルクロスメンバは、前部斜行メンバと、その前部斜行メンバとは車幅方向左右反対側の後部斜行メンバとを、直接的にまたは間接的に連結するものであればよく、その形状や構造は任意に設定することができる。図10は、本発明の車両の下部車体構造の変形例を示す図である。例えば、この図10に示すように、トンネルクロスメンバ80は、ほぼ矩形の板状部材で構成されているが、その内方に三角形状の孔82が形成されることにより、矩形の枠84の内部にX字状のメンバ86が配置された形状となっている。トンネルクロスメンバ80は、トンネルメンバ48に、6箇所でボルト止めされている。
このような形状のトンネルクロスメンバ80であれば、枠84で構成される井桁形状のフレームが、前部斜行メンバからの荷重を車幅方向左右反対側の後部斜行メンバに伝達すると共に、X字状のメンバ86が、前部斜行メンバからの荷重を車幅方向左右反対側の後部斜行メンバに、対角線方向に直接的に伝達することができる。
トンネルクロスメンバは、No.2クロスメンバ及びNo.3クロスメンバと平面視で重なる位置に配置されるものに限らず、前部斜行メンバの荷重を車幅方向左右反対側の後部斜行メンバに伝達できるような任意の位置に配置することができる。
トンネルクロスメンバは、各実施形態におけるNo.2クロスメンバ24及びNo.3クロスメンバ32がその機能を兼ねていてもよい。この場合でも、トンネルメンバ、No.2クロスメンバ、及びNo.3クロスメンバが、ほぼ矩形の井桁形状のフレームを形成するので、前部斜行メンバからの荷重を、車幅方向左右反対側の後部斜行メンバに伝達できると考えられる。
本発明の第1実施形態による車両の下部車体構造を下方から見た底面図である。 本発明の第1実施形態による車両の下部車体構造を斜め下方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態による車両の下部車体構造の、サイドシル及びBピラーの結合部を示す斜視図である。 図3のIV-IV線に沿って見たサイドシル及びBピラーの結合部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による車両の下部車体構造の、フロアパネル及びこのフロアパネルに取り付けられた前部斜行メンバ、トンネルメンバ、及びトンネルクロスメンバを斜め下方から上下逆さまに見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による車両の下部車体構造の、前部斜行メンバを斜め下方から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による車両の下部車体構造の、トンネルクロスメンバおよびトンネルメンバの結合部を示す図である。 本発明の第2実施形態による車両の下部車体構造の、前部斜行メンバ、トンネルメンバ、及びトンネルクロスメンバを斜め下方から上下逆さまに見た斜視図である。 本発明の第3実施形態による車両の下部車体構造の前部斜行メンバ、トンネルメンバ、及びトンネルクロスメンバを斜め下方から上下逆さまに見た斜視図である。 本発明の車両の下部車体構造のトンネルクロスメンバの変形例を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 フロントサイドフレーム
6 フロアパネル
8 フロアトンネル
8a フロアトンネルの縁部
12 サイドシル
16 リアサイドフレーム
24 No.2クロスメンバ
28 Bピラー
30 Bピラー及びサイドシルの結合部(車両前後方向中間部)
32 No.3クロスメンバ
34 No.4クロスメンバ
34a リアサイドフレーム及びNo.4クロスメンバの結合部
46 前部斜行メンバ
48 トンネルメンバ
50 後部斜行メンバ
52,54,60,70 トンネルクロスメンバ
56 領域
58 燃料タンク

Claims (7)

  1. 車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、
    これらのフロントサイドフレームの後部にそれぞれ接続され車室フロアの両縁部で車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、
    車両前後方向に延びる左右一対のリアサイドフレームと、
    左右一対の前記リアサイドフレームを互いに連結するように車幅方向に延びる後方クロスメンバと、
    車幅方向中間部で車両前後方向に延びると共に上方に膨出するフロアトンネルと、
    前記フロアトンネルの両縁部に沿って車両前後方向に延びる左右一対のトンネルメンバと、
    前記フロントサイドフレームの後部と前記トンネルメンバの前端部とを連結する前部斜行メンバと、
    前記トンネルメンバの後端部と、前記リアサイドフレーム及び前記後方クロスメンバの連結部と、を連結する後部斜行メンバと、
    車幅方向に延びると共に、左右一対の前記トンネルメンバを連結するトンネルクロスメンバと、を有することを特徴とする車両の下部車体構造。
  2. 前記トンネルクロスメンバは、前記前部斜行メンバの後端部及び前記トンネルメンバの前端部の連結部を互いに連結する前部トンネルクロスメンバと、前記トンネルメンバの後端部及び前記後部斜行メンバの前端部の連結部を互いに連結する後部トンネルクロスメンバとを有し、左右一対の前記トンネルメンバ、前記前部トンネルクロスメンバ、および前記後部トンネルクロスメンバにより、平面視で井桁形状を形成している請求項1に記載の車両の下部車体構造。
  3. 更に、前記後方クロスメンバよりも前方側において前記サイドシルを互いに連結するように車幅方向に延びる前方クロスメンバを有し、
    前記前部トンネルクロスメンバは、前記前方クロスメンバに平面視で重なる位置に配置され且つ結合されている請求項2に記載の車両の下部車体構造。
  4. 前記リアサイドフレームは、その前端部よりも、後輪ホイールハウスと側面視で重複する後方側の部分の方が互いに狭い間隔に形成され、
    前記後方クロスメンバは、後輪ホイールハウスと側面視で重複しその互いに狭い間隔に形成された部分で車幅方向に延びて前記リアサイドフレームを互いに連結する第1後方クロスメンバであり、
    更に、前記第1後方クロスメンバより前方側で左右一対の前記リアサイドフレームの前端部及び/又は左右一対の前記サイドシルを互いに結合する第2後方クロスメンバを有し、
    前記後部トンネルクロスメンバは、前記第2後方クロスメンバに平面視で重なる位置に配置され且つ結合されている請求項2または請求項3に記載の車両の下部車体構造。
  5. 前記車室フロア下方において、前記トンネルメンバ、そのトンネルクロスメンバと車幅方向左右同じ側の前記サイドシル、前記前方クロスメンバ、および前記第2後方クロスメンバで囲まれた領域に燃料タンクが収容されている請求項4に記載の車両の下部車体構造。
  6. 前記トンネルクロスメンバは、左右一対設けられ、前記前部斜行メンバ及び前記トンネルメンバの結合部と、そのトンネルメンバとは車幅方向左右反対側の前記トンネルメンバ及び前記後部斜行メンバの結合部とを連結すると共に、車両の車幅方向中央部で互いに交差し且つ結合されるX字状メンバとなっている請求項1に記載の車両の下部車体構造。
  7. 前記トンネルクロスメンバは、左右一対の前記トンネルメンバの前端部および後端部で囲まれる領域を覆う面状メンバとなっている請求項1に記載の車両の下部車体構造。
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