JP6074825B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、前後方向に配置されたサイドシルの後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレームの前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部で接続した自動車の車体構造に関する。
何れもアルミニウム製のサイドシルの後端、リヤサイドフレームの前端およびミドルクロスメンバの車幅方向外端を、アルミニウム鋳造品よりなるジョイント部材で接続するものが、下記特許文献1により公知である。
またサスペンション装置を支持する矩形枠状のリヤサブフレームを、車体の縦フレームおよび横フレームの交差部に鉄鋳造ジョイント部材を介して支持するものが、下記特許文献2により公知である。
日本特許第3470050号公報 日本特開2010−173359号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたアルミニウム鋳造品よりなるジョイント部材が適用されるアルミニウム製の車体は、軽量化の点では有利であるが、製造が困難で材料コストが高いという問題がある。
また上記特許文献2に記載された鉄鋳造ジョイント部材は、車体の縦フレームおよび横フレームの交差部にリヤサブフレームを支持するためのものであり、後面衝突の衝突荷重の吸収については考慮されていない。
前後方向に配置されたリヤサイドフレームの後端に後面衝突の衝突荷重が入力した場合、リヤサイドフレームの前端がサイドシルの後端に強固に接続されていないと、その接続部が変形することでリヤサイドフレームが前後方向から傾いてしまい、衝突荷重によって軸線方向に圧壊することが難しくなって衝撃吸収性能が低下する可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、サイドシルおよびリヤサイドフレームを接続するキックアップ部を補強して後面衝突の衝突荷重を効率的に吸収することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、前後方向に配置されたサイドシルの後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレームの前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部で接続した自動車の車体構造であって、サスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバの端部を支持するクロスメンバ支持部とを有する鉄鋳造ジョイントを前記連結部材に接続し、前記キックアップ部は中空閉断面に構成され、サスペンションアーム支持部のL字状断面部が前記キックアップ部の下壁および車幅方向内側の側壁に接続されることを第1の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前後方向に配置されたサイドシルの後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレームの前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部で接続した自動車の車体構造であって、サスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバの端部を支持するクロスメンバ支持部とを有する鉄鋳造ジョイントを前記キックアップ部に接続し、中空閉断面の前記ミドルクロスメンバは、前記クロスメンバ支持部とそれに接続されるブラケットとに挟持されることを第の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前後方向に配置されたサイドシルの後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレームの前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部で接続した自動車の車体構造であって、サスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバの端部を支持するクロスメンバ支持部とを有する鉄鋳造ジョイントを前記キックアップ部に接続し、左右一対の前記キックアップ部は前記ミドルクロスメンバの後方においてフロアクロスメンバの車幅方向両端部に接続され、前記ミドルクロスメンバおよび前記フロアクロスメンバは前後方向に延びる左右一対の連結部材により連結され、前記フロアクロスメンバおよび前記左右一対のリヤサイドフレームは左右一対の筋交い部材を介して斜めに接続されることを第の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前後方向に配置されたサイドシルの後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレームの前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部で接続した自動車の車体構造であって、サスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバの端部を支持するクロスメンバ支持部とを有する鉄鋳造ジョイントを前記キックアップ部に接続し、前記キックアップ部の後部にルーフサイドレールから垂下するCピラーの下端を接続し、前記Cピラーの上下方向中間部から後方に延びる水平メンバを該Cピラーの後方に位置するDピラーの上下方向中間部に接続し、前記水平メンバおよび前記リヤサイドフレームをサスペンションダンパの上端を支持するリヤホイールハウスで接続し、前記リヤホイールハウスに前記水平メンバから前記キックアップ部の後部へと延びる隆起部を形成し、前記Cピラーはリヤドア開口の後縁に沿うように屈曲部にて「く」字状に屈曲しており、前記水平メンバの前端は前記Cピラーの屈曲部に接続され、前記Cピラーの屈曲部と前記リヤサイドフレームの前端とを分岐フレームで接続したことを第の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前後方向に配置されたサイドシルの後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレームの前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部で接続した自動車の車体構造であって、サスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバの端部を支持するクロスメンバ支持部とを有する鉄鋳造ジョイントを前記キックアップ部に接続し、前記キックアップ部の後部にルーフサイドレールから垂下するCピラーの下端を接続し、前記Cピラーの上下方向中間部から後方に延びる水平メンバを該Cピラーの後方に位置するDピラーの上下方向中間部に接続し、前記水平メンバおよび前記リヤサイドフレームをサスペンションダンパーの上端を支持するリヤホイールハウスで接続し、前記リヤホイールハウスに前記水平メンバから前記キックアップ部の後部へと延びる隆起部を形成し、前記リヤホイールハウスは水平方向に延びてサスペンションダンパーの上端を支持するダンパー支持壁を備え、前記リヤホイールハウスは前記ダンパー支持壁の車幅方向外端から前記水平メンバへとなだらかな曲面形状で連続することを第の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前記第の特徴に加えて、前記リヤホイールハウスの車幅方向外側を覆うリヤフェンダーパネルを備え、燃料供給口を囲むように前記リヤフェンダーパネルに形成された環状の突出部を前記リヤホイールハウスの隆起部の上端に対峙させたことを第の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前後方向に配置されたサイドシルの後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレームの前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部で接続した自動車の車体構造であって、サスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバの端部を支持するクロスメンバ支持部とを有する鉄鋳造ジョイントを前記キックアップ部に接続し、前記キックアップ部の後部にルーフサイドレールから垂下するCピラーの下端を接続し、前記Cピラーの上下方向中間部から後方に延びる水平メンバを該Cピラーの後方に位置するDピラーの上下方向中間部に接続し、前記水平メンバおよび前記リヤサイドフレームをサスペンションダンパーの上端を支持するリヤホイールハウスで接続し、前記リヤホイールハウスに前記水平メンバから前記キックアップ部の後部へと延びる隆起部を形成し、上端が前記水平メンバに直接接続された左右一方の前記リヤホイールハウスの車幅方向反対側に位置する左右他方のリヤホイールハウスの上端は、補強フレームを介して前記水平メンバに接続されることを第の特徴とする自動車の車体構造が提案される
、実施の形態の第4クロスメンバ19は本発明のミドルクロスメンバに対応し、実施の形態の第5クロスメンバ20は本発明のフロアクロスメンバに対応し、実施の形態の第3ルーフアーチ37は本発明のルーフアーチに対応する。
本発明の第1の特徴によれば、前後方向に配置されたサイドシルの後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレームの前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部で接続したので、後面衝突の衝突荷重がリヤサイドフレームに入力すると、リヤサイドフレームの後端が持ち上がるようにキックアップ部が曲げ変形してしまい、リヤサイドフレームを軸線方向に圧壊させて衝突荷重を吸収することが難しくなる。しかしながら、サスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバの端部を支持するクロスメンバ支持部とを有する鉄鋳造ジョイントをキックアップ部に接続したので、強固な鉄鋳造ジョイントでキックアップ部を補強することで、リヤサイドフレームの後端が持ち上がるようにキックアップ部が曲げ変形するのを抑制し、リヤサイドフレームを軸線方向に圧壊させて衝突荷重を効率的に吸収することができるだけでなく、キックアップ部に対してドルクロスメンバを強固に接続して車体の捩じれ剛性を高めることができる。
た、キックアップ部は中空閉断面に構成され、サスペンションアーム支持部のL字状断面部がキックアップ部の下壁および車幅方向内側の側壁に接続されるので、鉄鋳造ジョイントを薄肉にして軽量化を図りながらキックアップ部を効果的に補強し、後面衝突の衝突荷重をリヤサイドフレームからサイドシルに効率的に伝達することができる。
また本発明の第の特徴によれば、中空閉断面のミドルクロスメンバは、クロスメンバ支持部とそれに接続されるブラケットとに挟持されるので、鉄鋳造ジョイントに対するミドルクロスメンバの組み付け性が向上するだけでなく、キックアップ部にミドルクロスメンバを強固に接続して車体の捩じれ剛性を高めることができる。
また本発明の第の特徴によれば、左右一対のキックアップ部はミドルクロスメンバの後方においてフロアクロスメンバの車幅方向両端部に接続され、ミドルクロスメンバおよびフロアクロスメンバは前後方向に延びる左右一対の連結部材により連結され、フロアクロスメンバおよび左右一対のリヤサイドフレームは左右一対の筋交い部材を介して斜めに接続されるので、サイドシルおよびリヤサイドフレームを接続するキックアップ部を効果的に補強して車体の捩じり剛性を高めることができる
た本発明の第の特徴によれば、キックアップ部の後端にルーフサイドレールから垂下するCピラーの下端を接続し、Cピラーの上下方向中間部から後方に延びる水平メンバを該Cピラーの後方に位置するDピラーの上下方向中間部に接続し、水平メンバおよびリヤサイドフレームをサスペンションダンパの上端を支持するリヤホイールハウスで接続し、リヤホイールハウスに水平メンバからキックアップ部の後部へと延びる隆起部を形成したので、衝突荷重によりリヤサイドフレームの後端が持ち上がろうとしても、その上向きの荷重をCピラーを介してルーフサイドレールに伝達するとともに、リヤホイールハウスの隆起部および水平メンバを介してDピラーに伝達することで、リヤサイドフレームの後端の持ち上がりを抑制し、リヤサイドフレームを軸線方向に圧壊させて衝突荷重を効率的に吸収することができる。
た、Cピラーは後ドア開口の後縁に沿うように屈曲部にて「く」字状に屈曲しており、水平メンバの前端がCピラーの屈曲部に接続されることで、Cピラーの屈曲部の折れを防止することができ、Cピラーの断面を最小化しながら後面衝突の衝突荷重によるリヤサイドフレームの上方への傾きを阻止することができる。
また更に、Cピラーの屈曲部とリヤサイドフレームの前端とを分岐フレームで接続したので、分岐フレームが突っ張ることでリヤサイドフレームの上方への傾きを更に確実に阻止することができる。
また本発明の第の特徴によれば、リヤホイールハウスは水平方向に延びてサスペンションダンパーの上端を支持するダンパー支持壁を備え、リヤホイールハウスはダンパー支持壁の車幅方向外端から水平メンバへとなだらかな曲面形状で連続するので、サスペンションダンパーの上端からダンパー支持壁に入力した上向きの荷重は、なだらかな曲面形状のリヤホイールハウスを介して水平メンバに効率的に伝達される。
また本発明の第の特徴によれば、リヤホイールハウスの車幅方向外側を覆うリヤフェンダーパネルを備え、燃料供給口を囲むようにリヤフェンダーパネルに形成された環状の突出部をリヤホイールハウスの隆起部の上端に対峙させたので、サスペンションダンパから入力する上向きの荷重をリヤホイールハウスおよびリヤフェンダーパネルの両方の部材を介して水平メンバに伝達することができる。
また本発明の第の特徴によれば、左右一方のリヤホイールハウスは上端が水平メンバに直接接続されているため、リヤサイドフレームからの上向きの荷重をリヤホイールハウス自体で水平メンバに伝達することができるが、左右他方のリヤホイールハウスの上端は水平メンバに接続されていないため、前記上向きの荷重を水平メンバに伝達することができない。しかしながら、左右他方のリヤホイールハウスの上端を補強フレームを介して水平メンバに接続したので、前記上向きの荷重を水平メンバに伝達することが可能となる
図1は自動車の車体後部の部分斜視図である。(第1の実施の形態) 図2は図1の2方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図3は図1の3方向矢視図である。(第1の実施の形態)。 図4は図2の4−4線拡大断面図である。(第1の実施の形態) 図5は図1の5方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図6は図5の6A−6A線および6B−6B線断面図である。(第1の実施の形態) 図7はキックアップ部の周辺の分解斜視図である。(第1の実施の形態)
13 サイドシル
14 リヤサイドフレーム
19 第4クロスメンバ(ミドルクロスメンバ)
19a 凹部
20 第5クロスメンバ(フロアクロスメンバ)
26 Cピラー
27 Dピラー
33 ルーフサイドレール
37 第3ルーフアーチ(ルーフアーチ)
38L リヤホイールハウス
38R リヤホイールハウス
38a ダンパー支持壁
38b 隆起部
39L リヤフェンダーパネル
39a 突出部
41 キックアップ部
41a 下壁
41b 側壁
42 鉄鋳造ジョイント
42a サスペンションアーム支持部
42b クロスメンバ支持部
43 サスペンションアーム
45 ブラケット
46 連結部材
47 筋交い部材
50 水平メンバ
51 分岐フレーム
52 補強フレーム
53 筋交い部材
i 補強リブ
以下、図1〜図7に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において、前後方向、左右方向(車幅方向)、上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
第1の実施の形態
図1〜図3に示すように、自動車の後部の車体フレームは、車幅方向外側において前後方向に配置された左右一対のサイドシル13,13と、左右のサイドシル13,13の後端に接続されて後方に延びる左右一対のリヤサイドフレーム14,14とを備える。
左右のサイドシル13,13の後端間は車幅方向に延びる第4クロスメンバ19により接続され、左右のリヤサイドフレーム14,14の前端間は車幅方向に延びる第5クロスメンバ20により接続され、左右のリヤサイドフレーム14,14の後端間は車幅方向に延びる第6クロスメンバ21により接続される。
左右のサイドシル13,13の後端から左右一対のCピラー(リヤピラー)26,26が起立し、左右のリヤサイドフレーム14,14の後端から左右一対のDピラー27,27が起立する。Aピラーアッパ(不図示)の後端からルーフサイドレール33が後方に延びており、左右のルーフサイドレール33,33の後端間と、左右のDピラー27,27の上端間とが車幅方向に延びる第3ルーフアーチ37で接続される。
左右のリヤサイドフレーム14,14からそれぞれリヤホイールハウス38L,38Rが起立しており、リヤホイールハウス38L,38Rの車幅方向外側がそれぞれリヤフェンダーパネル39L,39Rで覆われる。
図4(A)から明らかなように、リヤサイドフレーム14は1枚の矩形状の鋼板14′をロールフォーミングにより断面「8」字状あるいは断面「日」字状に曲げ加工したものである。その断面形状を詳述すると、鋼板14′をその一端p1側から他端p2側に向けて第1辺s1、第1角部a1、第2辺s2、第2角部a2、第3辺s3、第3角部a3および第4辺s4の順番で同方向におよそ90°ずつ3回折り曲げた後に、第4角部a4、第5辺s5、第5角部a5、第6辺s6、第6角部a6および第7辺s7の順番で逆方向におよそ90°ずつ3回折り曲げ、一端p1が第4角部a4に溶接w1され、他端p2が第3角部a3に溶接w2される。直線状に連なる第1辺s1および第5辺s5と、直線状に連なる第3辺s3および第7辺s7とは同じ長さであって相互に平行であり、第2辺s2、第4辺s4および第6辺s6は同じ長さであって相互に平行である。よってリヤサイドフレーム14の断面形状は、軸線Lに対して点対称(2回対称)である。本実施の形態では、リヤサイドフレーム14は、第2辺s2、第4辺s4および第6辺s6が上下方向を向くように配置される。
図4(B)に示すように、リヤサイドフレーム14は、図4(A)に示すものを90゜横倒しにした状態で、つまり第2辺s2、第4辺s4および第6辺s6が水平姿勢となるようにして配置することができる。図4(A)および図4(B)の第4辺s4は、リヤサイドフレーム14の矩形断面の内部に向けて向かい合う一対の面を繋ぐ隔壁となる。
図5〜図7に示すように、サイドシル13は、サイドシルインナ13Aおよびサイドシルアウタ13Bを結合して閉断面に構成されており、サイドシル13の後端とリヤサイドフレーム14の前端とがキックアップ部41で連結される。サイドシル13の後端に対してリヤサイドフレーム14の前端は上方かつ車幅方向内側に偏倚しており、キックアップ部41は、車幅方向内側に位置する「コ」字状断面の第1部材41Aと、車幅方向外側前部に位置する「コ」字状断面の第2部材41Bと、車幅方向外側後部に位置する板状の第3部材41Cとを結合して閉断面に構成される。
キックアップ部41の第1部材41Aには、鉄製の鋳造部材である鉄鋳造ジョイント42を介して第4クロスメンバ19の車幅方向外端が接続される。鉄鋳造ジョイント42は、トーションビーム式サスペンションのサスペンションアーム43の前端を支持するサスペンションアーム支持部42aと、第4クロスメンバ19の車幅方向外端を支持するクロスメンバ支持部42bとを一体に備える。サスペンションアーム支持部42aは、2段の階段状に連続する縦壁a、横壁b、縦壁cおよび横壁dを備える。
縦壁cの後端から延長壁eが後下方に延びており、その結果、サスペンションアーム支持部42aの後部には、縦壁a、横壁bおよび延長壁eによって下方に開放する「コ」字状断面部が形成される、縦壁aにはボルト孔fが形成されるとともに、延長壁eの車幅方向内面には前記ボルト孔fに対向するナットgが溶接されており、前記「コ」字状断面部にサスペンションアーム43の前端のゴムブッシュジョイント43a(図6参照)を嵌合した状態で、縦壁aのボルト孔fおよびゴムブッシュジョイント43aを貫通するボルト44を延長壁eのナットgに螺合することで、サスペンションアーム43がサスペンションアーム支持部42aに上下揺動自在に支持される。
クロスメンバ支持部42bは、サスペンションアーム支持部42aの縦壁cおよび横壁dから車幅方向内側に板状に延びる板状のクロスメンバ支持壁hを備えており、クロスメンバ支持壁hと縦壁cとが車幅方向に延びる3枚の補強リブi…で接続される。クロスメンバ支持壁hの前面および第1部材41Aの車幅方向内面にはブラケット45が接続されており、クロスメンバ支持壁hおよびブラケット45間に形成された閉断面部に第4クロスメンバ19の車幅方向外端が嵌合して溶接される。第4クロスメンバ19は車幅方向に延びる凹部19aを備えており、この凹部19aにより第4クロスメンバ19の車室に対向する面は後下方に向かって窪んでいる。
そして鉄鋳造ジョイント42のサスペンションアーム支持部42aの横壁bおよび縦壁cよりなるL字状断面部をキックアップ部41の第1部材41Aの下壁41aおよび車幅方向内側の側壁41bに溶接することで、鉄鋳造ジョイント42がキックアップ部41に接続される。
図1〜図3および図5に示すように、左右のキックアップ部41,41の第1部材41A,41Aの後部間が、第4クロスメンバ19の後部に平行に配置された第5クロスメンバ20により接続される。第4クロスメンバ19の後面および第5クロスメンバ20の前面は前後方向に延びる左右一対の連結部材46,46で接続され、連結部材46,46の後端位置に対応する第5クロスメンバ20の後面が、左右のリヤサイドフレーム14,14の車幅方向内面に左右一対の筋交い部材47,47で斜めに接続される。第4クロスメンバ19、第5クロスメンバ20、左右のキックアップ部41,41および左右のリヤサイドフレーム14,14の下面が、スペアタイヤ収納凹部48aを有するリヤフロアパネル48で接続される。従って、第5クロスメンバ20、リヤサイドフレーム14および筋交い部材47で囲まれた三角形の枠部49はリヤフロアパネル48により閉塞されて補強される。
第4クロスメンバ19の車幅方向外端が連なるキックアップ部41の上面にCピラー26の下端が接続される。Cピラー26はリヤドアのドア開口の後縁に沿って配置されるもので、その上下方向中間部が後方に偏倚することで「く」字状に屈曲しており、その屈曲部から後方に延びる水平メンバ50の後端がDピラー27の上下方向中間部に接続される。またCピラー26の屈曲部、つまり水平メンバ50との接続部から分岐フレーム51が下方に延びており、分岐フレーム51の下端はキックアップ部41の後端上面に接続される。
鋼板をプレス加工した左右のリヤホイールハウス38L,38Rの下端が、左右のリヤサイドフレーム14,14の車幅方向外面に接続される。左側のリヤホイールハウス38Lの形状は右側のリヤホイールハウス38Rの形状と異なっている。即ち、左側のリヤホイールハウス38Lの上下方向中間部に、サスペンション装置のダンパー(不図示)の上端を支持するダンパー支持壁38aが略水平に形成されており、リヤホイールハウス38Lはダンパー支持壁38aの車幅方向外端から緩やかに湾曲しながら上方に延びて水平メンバ50に接続される。またダンパー支持壁38aの前方に隣接する位置に、上下方向に延びて車幅方向内側に突出する隆起部38bが形成される。
リヤホイールハウス38Lの車幅方向外面には、鋼板をプレス加工して車幅方向外側に凸に湾曲するリヤフェンダ−パネル39Lが接続される。リヤフェンダ−パネル39Lの上部には燃料タンクの給油口(不図示)を囲む円形の突出部39a(図2参照)が形成されており、突出部39aはリヤホイールハウス38Lの隆起部38bに対向する。
右側のリヤホイールハウス38Rの上部はダンパー支持壁38aの近傍で途切れており、かつ右側のリヤホイールハウス38Rは左側のリヤホイールハウス38Lの隆起部38bに対応する隆起部38bを備えていない。また右側のリヤホイールハウス38Rの上端から上方に延びる補強フレーム52が水平メンバ50の後端に接続される。また左右のルーフサイドレール33,33の後部と、第3ルーフアーチ37の車幅方向中央部とが、前方に向かって「V」字状に拡開する左右一対の筋交い部材53,53で接続される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
車両が後面衝突してリヤサイドフレーム14の後端に前向きの衝突荷重が入力したとき、リヤサイドフレーム14が後端側から前端側に向かって順次圧壊すれば、衝突荷重を効率的に吸収することができる。リヤサイドフレーム14に軸線L(図4参照)方向の衝突荷重が入力したときに、本実施の形態のリヤサイドフレーム14は、内部に向かって向かい合う一対の面を繋ぐ隔壁を備えるとともに、軸線Lに対して点対称の断面形状を有するため、衝突荷重によりリヤサイドフレーム14が折れ曲がるのを極力防止し、リヤサイドフレーム14を長いストロークにわたって圧壊して衝突荷重を効率的に吸収することができる。
本実施の形態のリヤサイドフレーム14は、鋼板14′をロールフォーミング加工により折り曲げ、一端p1および他端p2を溶接w1,w2することで製造されるので、軽合金の押し出し材で構成したリヤサイドフレームに比べて低コストで衝撃吸収性能に優れている。
また左右一対のリヤサイドフレーム14,14の前端間を車幅方向に延びる第5クロスメンバ20で接続し、リヤサイドフレーム14,14および第5クロスメンバ20を筋交い部材47,47で接続して三角形状の枠部49,49(図5参照)を構成し、枠部49,49をリヤフロアパネル48で塞いだので、後面衝突の衝突荷重がリヤサイドフレーム14,14に入力したとき、リヤサイドフレーム14,14が車幅方向に倒れ難くなって軸線L方向の圧壊が可能になり、衝撃吸収性能が更に向上する。
ところで、サイドシル13の後端に対してリヤサイドフレーム14の前端は上方に変位しているため、リヤサイドフレーム14に後面衝突の衝突荷重が入力すると、サイドシル13の後端およびリヤサイドフレーム14の前端を接続する屈曲したキックアップ部41に曲げモーメントが作用し、リヤサイドフレーム14の後端が上向きに持ち上がるように変形する可能性がある。このように、リヤサイドフレーム14の後端が上向きに持ち上がると軸線L方向の圧壊が困難になり、衝撃吸収性能が大幅に低下する虞がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、キックアップ部41の後部にルーフサイドレール33から垂下するCピラー26の下端を接続したので、Cピラー26が突っ張ってリヤサイドフレーム14の上方への折れ曲がりを抑制することで、リヤサイドフレーム14の軸線L方向の圧壊を促進することができる。
またCピラー26の上下方向中間部から後方に延びる水平メンバ50をDピラー27の上下方向中間部に接続し、更に車幅方向左側の水平メンバ50およびリヤサイドフレーム14をリヤホイールハウス38Lで接続し、リヤホイールハウス38Lに水平メンバ50からキックアップ部41の後部へと延びる隆起部38b(図1および図2参照)を形成したので、リヤホイールハウス38Lの隆起部38bおよび水平メンバ50によりリヤサイドフレーム14の上方への折れ曲がりを更に確実に抑制することができる。
特に、本実施の形態の車体はパイプを連結したスペースフレームであるので、パイプがスペース的に配置困難となるリヤホイールハウス部において、鋼板のリヤホイールハウス38Lに隆起部38bを形成して高強度とすることで、リヤサイドフレーム14の上方への折れ曲がりを更に確実に抑制することができる。
このとき、Cピラー26はリヤドア開口の後縁に沿うように屈曲部にて「く」字状に屈曲しており、水平メンバ50の前端がCピラー26の屈曲部に接続されることで、Cピラー26の屈曲部の折れ曲がりを防止でき、Cピラー26の断面を最小化しながら、後面衝突の衝突荷重によるリヤサイドフレーム14の上方への傾きを阻止することができる。
しかもCピラー26および水平メンバ50の接続部と、キックアップ部41およびリヤサイドフレーム14の接続部とを分岐フレーム51で接続したので、分岐フレーム51が突っ張ることでリヤサイドフレーム14の上方への折れ曲がりを更に確実に抑制することができる。
またサイドシル13およびリヤサイドフレーム14を接続するキックアップ部41を、サスペンションアーム43を支持するサスペンションアーム支持部42aと、車幅方向に延びる第4クロスメンバ19の端部を支持するクロスメンバ支持部42bとを有する強固な鉄鋳造ジョイント42で補強したので、後面衝突の衝突荷重でリヤサイドフレーム14の後端が持ち上がるようにキックアップ部41が曲げ変形するのを抑制し、リヤサイドフレーム14を軸線L方向に圧壊させて衝突荷重を効率的に吸収することができるだけでなく、キックアップ部41に対して第4クロスメンバ19を強固に接続して車体の捩じれ剛性を高めることができる。
特に、鉄鋳造ジョイント42は、サスペンションアーム支持部42aおよびクロスメンバ支持部42bを接続する補強リブi…(図5〜図7参照)を備えるので、補強リブi…によりサスペンションアーム支持部42aおよびクロスメンバ支持部42bの接続部を補強してサスペンションアーム43の支持剛性を高めることができる。
更に、サスペンションアーム支持部42aは、L字状断面部(図7に示す横壁bおよび縦壁c)が、キックアップ部41の第1部材41Aの下壁41aおよび車幅方向内側の側壁41bに接続されるので(図7参照)、鉄鋳造ジョイント42を薄肉にして軽量化を図りながらキックアップ部41を効果的に補強し、後面衝突の衝突荷重をリヤサイドフレーム14からサイドシル13に効率的に伝達することができる。
また中空閉断面の第4クロスメンバ19は、鉄鋳造ジョイント42のクロスメンバ支持部42bとそれに接続されるブラケット45とに挟持されるので、鉄鋳造ジョイント42に対する第4クロスメンバ19の組み付け性が向上するだけでなく、キックアップ部41に第4クロスメンバ19を強固に接続して車体の捩じれ剛性を高めることができる。
しかも左右のキックアップ部41,41は第4クロスメンバ19の後方において第5クロスメンバ20の車幅方向両端部に接続され、第4クロスメンバ19および第5クロスメンバ20は前後方向に延びる左右の連結部材46,46により接続され、第5クロスメンバ20および左右のリヤサイドフレーム14,14は左右の筋交い部材47,47を介して斜めに接続されるので、サイドシル13,13およびリヤサイドフレーム14,14を接続するキックアップ部41,41を効果的に補強して車体の捩じり剛性を高めることができる。また第4クロスメンバ19は前上方を向く面に車幅方向に延びる凹部19a(図7参照)を備えるので、凹部19aによって第4クロスメンバ19の剛性が高められる。
また左側のリヤホイールハウス38Lは水平方向に延びてサスペンションダンパーの上端を支持するダンパー支持壁38aを備えるため、ダンパー支持壁38aにはサスペンションダンパーから上向きの荷重が作用する。しかしながら、リヤホイールハウス38Lはダンパー支持壁38aの車幅方向外端から水平メンバ50へとなだらかな曲面形状で連続するので、サスペンションダンパーの上端からダンパー支持壁38aに入力した上向きの荷重は、なだらかな曲面形状のリヤホイールハウス38Lを介して水平メンバ50に効率的に伝達される。
しかも左側のリヤホイールハウス38Lの車幅方向外側を覆うリヤフェンダ−パネル39Lは、燃料供給口を囲む環状の突出部39a(図2参照)を備えており、その突出部39aをリヤホイールハウス38Lの隆起部38bの上端に対峙させたので、サスペンションダンパーから入力する上向きの荷重をリヤホイールハウス38Lおよびリヤフェンダ−パネル39Lの両方の部材を介して水平メンバ50に伝達することができる。
また右側のリヤホイールハウス38Rの上端は水平メンバ50の位置に達していないが、そのリヤホイールハウス38Rの上端と水平メンバ50とを補強フレーム52(図1および図3参照)で接続したので、リヤサイドフレーム14から入力する上向きの荷重や、サスペンションダンパーからダンパー支持壁38aに入力する上向きの荷重を、補強フレーム52を介して水平メンバ50に伝達することができる。
また左右のCピラー26,26の上端と、左右のDピラー27,27の上端間を車幅方向に接続する第3ルーフアーチ37の車幅方向中央部とを、左右の筋交い部材53,53(図1参照)でV字状に接続したので、サスペンションダンパーから入力する上向きの荷重をCピラー26,26からルーフサイドレール33,33および第3ルーフアーチ37に効率的に伝達して吸収することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明のミドルクロスメンバは実施の形態の第4クロスメンバ19に限定されず、また本発明のフロアクロスメンバは実施の形態の第5クロスメンバ20に限定されるものではなく、更に本発明のルーフアーチは実施の形態の第3ルーフアーチ37に限定されるものではない。

Claims (7)

  1. 前後方向に配置されたサイドシル(13)の後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレーム(14)の前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部(41)で接続した自動車の車体構造であって、
    サスペンションアーム(43)を支持するサスペンションアーム支持部(42a)と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバ(19)の端部を支持するクロスメンバ支持部(42b)とを有する鉄鋳造ジョイント(42)を前記キックアップ部(41)に接続し、前記キックアップ部(41)は中空閉断面に構成され、サスペンションアーム支持部(42a)のL字状断面部が前記キックアップ部(41)の下壁(41a)および車幅方向内側の側壁(41b)に接続されることを特徴とする自動車の車体構造。
  2. 前後方向に配置されたサイドシル(13)の後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレーム(14)の前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部(41)で接続した自動車の車体構造であって、
    サスペンションアーム(43)を支持するサスペンションアーム支持部(42a)と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバ(19)の端部を支持するクロスメンバ支持部(42b)とを有する鉄鋳造ジョイント(42)を前記キックアップ部(41)に接続し、中空閉断面の前記ミドルクロスメンバ(19)は、前記クロスメンバ支持部(42b)とそれに接続されるブラケット(45)とに挟持されることを特徴とする自動車の車体構造。
  3. 前後方向に配置されたサイドシル(13)の後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレーム(14)の前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部(41)で接続した自動車の車体構造であって、
    サスペンションアーム(43)を支持するサスペンションアーム支持部(42a)と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバ(19)の端部を支持するクロスメンバ支持部(42b)とを有する鉄鋳造ジョイント(42)を前記キックアップ部(41)に接続し、左右一対の前記キックアップ部(41)は前記ミドルクロスメンバ(19)の後方においてフロアクロスメンバ(20)の車幅方向両端部に接続され、前記ミドルクロスメンバ(19)および前記フロアクロスメンバ(20)は前後方向に延びる左右一対の連結部材(46)により連結され、前記フロアクロスメンバ(20)および前記左右一対のリヤサイドフレーム(14)は左右一対の筋交い部材(47)を介して斜めに接続されることを特徴とする自動車の車体構造。
  4. 前後方向に配置されたサイドシル(13)の後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレーム(14)の前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部(41)で接続した自動車の車体構造であって、
    サスペンションアーム(43)を支持するサスペンションアーム支持部(42a)と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバ(19)の端部を支持するクロスメンバ支持部(42b)とを有する鉄鋳造ジョイント(42)を前記キックアップ部(41)に接続し、前記キックアップ部(41)の後部にルーフサイドレール(33)から垂下するCピラー(26)の下端を接続し、前記Cピラー(26)の上下方向中間部から後方に延びる水平メンバ(50)を該Cピラー(26)の後方に位置するDピラー(27)の上下方向中間部に接続し、前記水平メンバ(50)および前記リヤサイドフレーム(14)をサスペンションダンパの上端を支持するリヤホイールハウス(38L)で接続し、前記リヤホイールハウス(38L)に前記水平メンバ(50)から前記キックアップ部(41)の後部へと延びる隆起部(38b)を形成し、前記Cピラー(26)はリヤドア開口の後縁に沿うように屈曲部にて「く」字状に屈曲しており、前記水平メンバ(50)の前端は前記Cピラー(26)の屈曲部に接続され、前記Cピラー(26)の屈曲部と前記リヤサイドフレーム(14)の前端とを分岐フレーム(51)で接続したことを特徴とする自動車の車体構造。
  5. 前後方向に配置されたサイドシル(13)の後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレーム(14)の前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部(41)で接続した自動車の車体構造であって、
    サスペンションアーム(43)を支持するサスペンションアーム支持部(42a)と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバ(19)の端部を支持するクロスメンバ支持部(42b)とを有する鉄鋳造ジョイント(42)を前記キックアップ部(41)に接続し、前記キックアップ部(41)の後部にルーフサイドレール(33)から垂下するCピラー(26)の下端を接続し、前記Cピラー(26)の上下方向中間部から後方に延びる水平メンバ(50)を該Cピラー(26)の後方に位置するDピラー(27)の上下方向中間部に接続し、前記水平メンバ(50)および前記リヤサイドフレーム(14)をサスペンションダンパの上端を支持するリヤホイールハウス(38L)で接続し、前記リヤホイールハウス(38L)に前記水平メンバ(50)から前記キックアップ部(41)の後部へと延びる隆起部(38b)を形成し、前記リヤホイールハウス(38L)は水平方向に延びてサスペンションダンパーの上端を支持するダンパー支持壁(38a)を備え、前記リヤホイールハウス(38L)は前記ダンパー支持壁(38a)の車幅方向外端から前記水平メンバ(50)へとなだらかな曲面形状で連続することを特徴とする自動車の車体構造。
  6. 前記リヤホイールハウス(38L)の車幅方向外側を覆うリヤフェンダーパネル(39L)を備え、燃料供給口を囲むように前記リヤフェンダーパネル(39L)に形成された環状の突出部(39a)を前記リヤホイールハウス(38L)の前記隆起部(38b)の上端に対峙させたことを特徴とする、請求項に記載の自動車の車体構造。
  7. 前後方向に配置されたサイドシル(13)の後端と、前後方向に配置されたリヤサイドフレーム(14)の前端とを、前下方から後上方に湾曲するキックアップ部(41)で接続した自動車の車体構造であって、
    サスペンションアーム(43)を支持するサスペンションアーム支持部(42a)と、車幅方向に延びるミドルクロスメンバ(19)の端部を支持するクロスメンバ支持部(42b)とを有する鉄鋳造ジョイント(42)を前記キックアップ部(41)に接続し、前記キックアップ部(41)の後部にルーフサイドレール(33)から垂下するCピラー(26)の下端を接続し、前記Cピラー(26)の上下方向中間部から後方に延びる水平メンバ(50)を該Cピラー(26)の後方に位置するDピラー(27)の上下方向中間部に接続し、前記水平メンバ(50)および前記リヤサイドフレーム(14)をサスペンションダンパーの上端を支持するリヤホイールハウス(38L)で接続し、前記リヤホイールハウス(38L)に前記水平メンバ(50)から前記キックアップ部(41)の後部へと延びる隆起部(38b)を形成し、上端が前記水平メンバ(50)に直接接続された左右一方の前記リヤホイールハウス(38L)の車幅方向反対側に位置する左右他方のリヤホイールハウス(38R)の上端は、補強フレーム(52)を介して前記水平メンバ(50)に接続されることを特徴とする自動車の車体構造。
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