JP6149881B2 - 自動車の側部車体構造 - Google Patents
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Description
このような問題点を解決するために、特許文献1に開示された車両の車体構造が既に発明されている。
よって、フロントピラーの重量や形状の拡大を防止することができる。
詳しくは、上壁と下壁との一方のみに後側フランジを形成し、このフランジを側壁に折曲げ形成された後側フランジと重ね合わせて、対面するヒンジピラー部材(ヒンジピラーレインフォースメントやヒンジピラーアウタ参照)と3枚接合固定する場合、エプロンレインフォースメントがヒンジピラーから前下に傾斜する場合や、サスタワーが比較的低い位置にある場合には、ヒンジレインフォースメントの下壁に後側フランジを形成した方が、荷重入力が多くなるため好ましい。
図面は自動車の側部車体構造を示し、図1は当該側部車体構造を備えた自動車の側面図、図2は図1の要部平面図、図3は図2からエプロンレインフォースメント、フロントサイドフレーム、フロントドアを取外した状態の平面図、図4は図2の要部拡大底面図である。なお、図2,図3では、図示の便宜上、サイドシルインナの図示を省略している。
図2,図5に示すように、上述のフロントドア8はドアアウタパネル81とドアインナパネル82とをヘミング加工により一体化しており、これら両パネル81,82で囲繞されたドア内部空間83には、ドア荷重伝達部材としてのインパクトバー84,85を設けている。
なお、上述のドアヒンジブラケット6は、ドア側ヒンジブラケット61と、車体側ヒンジブラケット62と、これら両ヒンジブラケット61,62を枢支連結するヒンジピン63とを備えている。
また、上述のダッシュロアパネル1のリヤ側の面には、断面ハット状のダッシュクロスメンバ51を接合固定して、ダッシュロアパネル1とダッシュクロスメンバ51との間には、車幅方向に延びるダッシュクロス閉断面52を形成し、これによりダッシュパネル剛性の向上を図っている。
上述のダッシュレインフォースメント53の前部は、図6,図7に示すように、ボルト、ナット54,55を用いて、カウルパネル50の縦壁部50cとダッシュクロスメンバ51とに跨って締結固定されており、ダッシュレインフォースメント53の後部は、ボルト、ナット56,57(図6参照)を用いて、ヒンジピラーインナ42と後述するヒンジレインフォースメント70とに共締め固定されている。
上述のカウルサイドアッパガセット64は、車両正面視で略Z字状に形成されており、その車幅方向外側辺64aは、サスタワートップ20Tおよびエプロンレインアッパ58にも接合固定されている。
なお、図1,図2において、67はエプロンレインフォースメント18の前端部と、フロントサイドフレーム13とを連結する連結部材である。
また、上述の上壁71の車幅方向内側には、前辺部76aと内辺部76bと後辺部76cとを有する内側フランジ76が上方に向けて一体に折曲げ形成されると共に、上述の下壁72の車幅方向内側にも、前辺部77aと内辺部77bと後辺部77cとを有する内側フランジ77が下方に向けて一体に折曲げ形成されている。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
ここで、図2のZは、衝突物を示し、この衝突物Zは、車両側部の25%以下の部位と車両前後方向に対面しており、詳しくは、車両前後方向においてフロントサイドフレーム13とは対面しない一方、フロントサイドフレーム13よりも車幅方向外側に位置するエプロンレインフォースメント18、サスタワー20、およびクラッシュカン36の車幅方向外側の一部と対面している。
この衝突物Zとの衝突のように、フロントサイドフレーム13に荷重入力がなされないスモールオーバラップ衝突時には、サスペンションタワー部20およびエプロンレインフォースメント18に衝突荷重が入力する。
よって、フロントピラー90(図1参照)の重量や形状の拡大を防止することができる。
詳しくは、上壁71と下壁72との一方のみに後側フランジ72Fを形成し、このフランジ72Fを側壁73に折曲げ形成された後側フランジ73Fと重ね合わせて、対面するヒンジピラー部材(ヒンジピラーレインフォースメント43参照)と3枚接合固定する場合、エプロンレインフォースメント18がヒンジピラー4から前下に傾斜する場合や、サスペンションタワー部20が比較的低い位置にある場合には、ヒンジレインフォースメント70の下壁72に後側フランジ72Fを形成した方が、荷重入力が多くなるため好ましい。
図11に示すこの実施例においては、ドアヒンジブラケット6が固定される側壁73に折曲げ形成された車幅方向内向きの後側フランジ73Fと、上壁71に折曲げ形成された下向きの後側フランジ71Fと、下壁72に折曲げ形成された上向きの後側フランジ72Fとを設け、図11に示すように、各後側フランジ71F,73Fを重合すると共に、各後側フランジ72F,73Fを重合したものである。ここで、各フランジ71F,73Fおよび各フランジ72F,73Fのオーバラップ量は任意に設定することができる。
この発明のドアヒンジは、実施例のドアヒンジブラケット6に対応し、
以下同様に、
ドアは、フロントドア8に対応し、
ドア荷重伝達部材は、インパクトバー84に対応し、
後側フランジが対面するヒンジピラー部材は、ヒンジピラーレインフォースメント43に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記ドア荷重伝達部材は、インパクトバー84に代えて、ベルトラインレインフォースメントであってもよい。また、図11において下壁72から上方に延びる上向きの後側フランジ72Fの上端をフランジ73Fの上下方向中間で止めることなく、該後側フランジ72Fの上端を上壁71よりもさらに上方まで延設し、インパクトバー84と対面する部位のせん断剛性をより一層高めるように構成してもよい。
6…ドアヒンジブラケット(ドアヒンジ)
8…フロントドア(ドア)
18…エプロンレインフォースメント
43…ヒンジピラーレインフォースメント(ヒンジピラー部材)
50…カウルパネル
51…ダッシュクロスメンバ
53…ダッシュレインフォースメント
70…ヒンジレインフォースメント
71…上壁
72…下壁
73…側壁
71F,72F,73F…後側フランジ
76,77…内側フランジ
84…インパクトバー(ドア荷重伝達部材)
Claims (4)
- ドアヒンジが設けられたヒンジピラーと、
該ヒンジピラーから車両前方に延びるエプロンレインフォースメントとを備えた自動車の側部車体構造であって、
上記ヒンジピラーの内部には、上記エプロンレインフォースメントの後方対面部に車幅方向において内開きコ字状のヒンジレインフォースメントが設けられており、
該ヒンジレインフォースメントは、上壁と下壁との内側フランジが、カウルパネルまたはダッシュレインフォースメントの連結部位から後方外側に直線的に傾斜して延設され、
上記上壁と下壁との少なくとも一方に折曲げ形成された後側フランジと、上記ドアヒンジが固定される側壁に折曲げ形成された後側フランジとが、ドア内に位置するドア荷重伝達部材と対面する位置で重合され、
上記ヒンジレインフォースメントは、正面断面視コ字状で、その前部が開放されており、上記各後側フランジを重合した箱形状の後部に対して前部の剛性が相対的に低く設定された
自動車の側部車体構造。 - 上記ダッシュレインフォースメントが上記カウルパネルまたはダッシュクロスメンバに連結され、
上記ヒンジレインフォースメントの下壁に折曲げ形成された後側フランジと、
当該ヒンジレインフォースメントの側壁に折曲げ形成された後側フランジとが重合され、
これら各後側フランジが対面するヒンジピラー部材の後面部と3枚接合固定された
請求項1記載の自動車の側部車体構造。 - 上記ヒンジレインフォースメントの上壁と下壁と側壁との全てに後側フランジが折曲げ形成され、
これら後側フランジが重合された
請求項1記載の自動車の側部車体構造。 - 上記ドア荷重伝達部材は剛性パイプにて形成された
請求項1〜3の何れか一項に記載の自動車の側部車体構造。
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