JP6172179B2 - 自動車の側部車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、衝突物が車輪に衝突した時、アーム等の車輪の支持部材の揺動作用により車輪をサイドシルの外側方へ外出し変位させるような自動車の側部車体構造に関する。
図14は、衝突物が車輪に衝突した時、車輪がサイドシル先端に衝突するような従来の自動車の衝突における挙動を示す説明図である。
車体の正面視で車幅方向外側端から中央に向かって25%以下の範囲で前面衝突するような範囲の狭い衝突(以下、単に、スモールオーバラップ衝突と略記する)のような衝突時に、図14に示すような車輪100とサイドシル101の先端との干渉を抑制するためには、アーム102の揺動作用により車輪100をサイドシル101の外側方へ外出し変位させて、サイドシル101の先端と車輪100との干渉を防止または軽減し、車室の車両前後方向の変形を抑制することが考えられる。
この場合、一旦、サイドシルの外側方へ外出し変位した車輪が、サイドシルに車幅方向外側から横方向に圧接し、車両前後方向に延びるサイドシルと、車幅方向に延びて該サイドシルを支持するクロスメンバと、の連結部の負担が増加するという現象が判明した。
そこで、上記サイドシルと上記クロスメンバとの連結部の剛性を高めて、車室変形を抑制することが要請される。
ところで、特許文献1には、車体前部構造において、左右の前輪を支持する左右一対のロアアームと、車体における左右のロアアームの後側の支持部間を連結する第1横部材と、左右一対のサイドシルの前端側の部分間を連結する第2横部材と、第1横部材と第2横部材とを一体的に結合する結合構造とが開示されており、スモールオーバラップ衝突時にロアアームを介して横荷重を発生するように構成している。
しかしながら、該特許文献1に開示された従来構造においては、上述の第1および第2の各横部材と結合構造とにより車体重量が大幅に増加するうえ、一旦外出し変位させた車輪がサイドシルの車幅方向外側から横方向に圧接するという現象については全く開示されていない。
また、特許文献2には、車体前部構造において、サスペンションを構成するロアアームを支持するサブフレームと、該サブフレームの前端部に当該サブフレームよりも車幅方向外側へ突出するように設けられ、車体前方側から荷重が入力された時、その荷重により車体後方側へ移動し、車輪の後部側が車幅方向外側へ移動するように、前輪の前部側を押圧する突出部材と、を有し、スモールオーバラップ衝突時に前輪を外側方へ移動させるように成した構造が開示されている。
しかしながら、該特許文献2には、一旦外出し変位させた車輪がサイドシルの車幅方向外側から横方向に圧接するという現象については全く開示されていない。
特開2014−94588号公報 特開2014−144658号公報
そこで、この発明は、一旦外出し変位させた車輪をサイドシルの横方向で受止める構造において、サイドシルの所定領域からクロスメンバ連結部にかけての幅方向せん断剛性を高め、スモールオーバラップ衝突時に車輪をサイドシル先端面ではなく側面で受止めながら、車室の車幅方向内側への変形を抑制すると共に、その反力を利用して車体を衝突物に対し横ずれさせて、車両前後方向への変形を抑制することができる自動車の側部車体構造の提供を目的とする。
この発明による自動車の側部車体構造は、車輪を車体に揺動可能に支持する支持部材が設けられ、衝突時に上記支持部材が揺動して上記車輪をサイドシル外側方へ外出し変位させる自動車の側部車体構造であって、サイドシルインナの車幅方向内側面の上部に沿って、コーナ部に稜線を有する第1レインフォースメントが設けられ、上記車輪の外出し変位による車輪と上記サイドシルとの干渉可能性のある所定領域からクロスメンバ連結部にかけて、上記第1レインフォースメントの稜線と上記サイドシルインナの上部稜線とが重合して車両前後方向に延びるように形成されたものである。
上述の支持部材は、サスペンションアーム、またはショックアブソーバに設定してもよく、上述の車体はフロントサイドフレーム、フロントサイドフレームに連結固定されたサブフレーム、またはストラットタワーに設定してもよい。
上記構成によれば、車輪の外出し変位による車輪とサイドシルとの干渉可能性のある所定領域からクロスメンバ連結部にかけて、上記各稜線により2重稜線構造を形成したので、上記所定領域からクロスメンバ連結部にかけての幅方向せん断剛性を高めることができ、スモールオーバラップ衝突時に車輪をサイドシル先端面ではなくサイドシル側面で受止めて、車室の車両前後方向の変形を抑制すると共に、衝撃緩衝の反力で車体を衝突物に対し横ずれ変位させて、車室の車幅方向内側への変形を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記サイドシルの先端部から上記第1レインフォースメントの先端部にかけてサイドシルインナとの間で車両前後方向に延びる閉断面を形成する第2レインフォースメントが設けられたものである。
上記構成によれば、サイドシルインナと第2レインフォースメントとの間に形成される閉断面により、サイドシルインナの前後方向耐力を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、上記干渉可能性のある所定領域で上記第1レインフォースメントと上記第2レインフォースメントとが連結されたものである。
上記構成によれば、上述の所定領域において第1および第2の各レインフォースメントを連結したので、せん断剛性をさらに高めることができる。
この発明の一実施態様においては、上記サイドシルは、上記サイドシルインナとサイドシルアウタとで車両前後方向に延びる閉断面が形成されており、上記サイドシルアウタには、上記第1レインフォースメントと車幅方向に離間して上記閉断面を補強する補強部が設けられたものである。
上記構成によれば、サイドシルアウタを補強部で第1レインフォースメントと離間して補強したので、第1レインフォースメントとの間でサイドシル閉断面の潰れを制御、すなわち2重稜線構造の稜線の変形や潰れを抑制しつつ、効果的に衝撃緩衝、および、横ずれ荷重の発生を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記車輪をロアアーム本体で支持するA型ロアアームを設け、上記ロアアーム本体の車両前後方向中央側端部には、車輪衝突荷重を受けて車幅方向内側に変形する変形促進部が設けられると共に、衝突時に先端側軸部とロアアームとが剥離、またはロアアームが破断した後に、中央側軸部近傍を中心に揺動して上記車輪をサイドシル外側方へ外出し変位させるように構成したものである。
上記構成によれば、衝突物が車輪に衝突するスモールオーバラップ衝突時には、まず、A型ロアアームの車両前後方向中央側端部の変形促進部により、該ロアアームの中央側端部が車幅方向内側に曲げ変形し、次に、先端側軸部とロアアームとが剥離、または、ロアアームが破断する。その後、ロアアームを揺動させて、車輪をサイドシル外側方に変位させて、横荷重(反力)を発生する。
このように、車輪をサイドシル先端で受止めることがなく、かつ、車輪をサイドシル外側方に逸らし出す際に、その反力により横ずれ荷重を発生させ、車輪を介してサイドシル先端へ衝撃荷重が伝達されることを防止する。
よって、上述の衝突時に、サイドシル先端と車輪との衝突を防ぎつつ、車輪を確実に外出し変位させることができ、かつ車体の横ずれ荷重を発生させ、衝突物からの横ずれ変位を促進することができる。
この発明によれば、一旦外出し変位させた車輪をサイドシルの横方向で受止める構造において、サイドシルの所定領域からクロスメンバ連結部にかけての幅方向せん断剛性を高め、スモールオーバラップ衝突時に車輪をサイドシル先端面ではなく側面で受止め、車室の車両前後方向の変形を抑制すると共に、衝撃緩衝の反力で車体を衝突物に対し横ずれ変位させて、車室の車幅方向内側への変形を抑制することができる効果がある。
本発明の自動車の側部車体構造を示す平面図 図1からエプロンレイン、サイドフレーム、ドアを取外した状態の平面図 図2の要部拡大平面図 (a)は図2のA−A線矢視断面図、(b)は図2のB−B線矢視断面図 図1の要部拡大底面図 フロントサスペンションの要部側面図 ロアアームの車両前後方向中央側の支持構造を示す拡大平面図 図5のC−C線に沿う要部拡大断面図 ロアアームの平面図 ヒンジピラーインナ、サイドシルインナを省略した状態で示す側部車体構造の斜視図 ボディサイドパネル、ヒンジピラーアウタ、サイドシルアウタを省略して側部車体構造を車両外方から見た状態で示す側面図 補強部を形成する節部材の斜視図 本発明の自動車のスモールオーバラップ衝突における挙動を示す説明図 従来の自動車のスモールオーバラップ衝突における挙動を示す説明図
一旦外出し変位させた車輪をサイドシルの横方向で受止める構造において、サイドシルの所定領域からクロスメンバ連結部にかけての幅方向せん断剛性を高め、スモールオーバラップ衝突時に車輪をサイドシル先端面ではなく側面で受止め、車室の車幅方向内側への変形を抑制すると共に、その反力を利用して車体を衝突物に対して横ずれさせて、車両前後方向への変形を抑制するという目的を、車輪を車体に揺動可能に支持する支持部材が設けられ、衝突時に上記支持部材が揺動して上記車輪をサイドシル外側方へ外出し変位させる自動車の側部車体構造であって、サイドシルインナの車幅方向内側面の上部に沿って、コーナ部に稜線を有する第1レインフォースメントが設けられ、上記車輪の外出し変位による車輪と上記サイドシルとの干渉可能性のある所定領域からクロスメンバ連結部にかけて、上記第1レインフォースメントの稜線と上記サイドシルインナの上部稜線とが重合して車両前後方向に延びるように形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は本発明の自動車の側部車体構造を示し、図1は当該側部車体構造を示す平面図、図2は図1からエプロンレインフォースメント、フロントサイドフレーム、ドア等を取外した状態の平面図、図3は図2の要部拡大平面図、図4の(a)は図2のA−A線に沿う要部拡大断面図、図4の(b)は図2のB−B線に沿う要部拡大断面図である。なお、以下の実施例においては自動車の側部車体構造として車両前部における側部車体構造について例示する。
図1,図2,図3(但し、図1〜図3ではサイドシルインナの図示を省略している)において、エンジンルームと車室とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル(ダッシュパネル)1を設け、このダッシュロアパネル1の下部後端には、後方に向けて略水平に延びるフロアパネル2を一体的に連設すると共に、該フロアパネル2の車幅方向中央部には、車室内側へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部3を一体的に設けている。
また、上述のダッシュロアパネル1の車幅方向左右両端部には、上下方向に延びる閉断面構造のヒンジピラー4を設ける一方、フロアパネル2の車幅方向左右両端部には、車両の前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル5を設けている。なお、図1,図2,図3においては、ヒンジピラー4、サイドシル5は車両右側のものについてのみ図示している。
上述のヒンジピラー4には、図1に示すように、ヒンジブラケット6を介してフロントドア7を開閉可能に取付ける一方、ヒンジピラー4と図示しないセンタピラーとの車両前後方向中間に対応して、上述のサイドシル5とトンネル部3との間には、車幅方向に延びるクロスメンバ8(いわゆるNo.2クロスメンバ)を取付け、このクロスメンバ8とフロアパネル2との間には、車幅方向に延びる閉断面を形成している。
さらに、図1,図2,図3に示すように、ダッシュロアパネル1とフロアパネル2との両者に跨って車両前後方向に延びるフロアフレーム9を設け、このフロアフレーム9とダッシュロアパネル1およびフロアパネル2との間には、車両の前後方向に延びる閉断面を形成している。
図2に示すように、ダッシュロアパネル1の下部において、サイドシル5前端部とフロアフレーム9の下部対応位置とを車幅方向に連結するトルクボックス10を設けている。
図1に示すように、エンジンルームの左右両サイドにおいて、車両の前後方向に延びる閉断面構造のフロントサイドフレーム11(但し、図面では車両右側のフロントサイドフレーム11のみを示す)を設け、これら左右のフロントサイドフレーム11には、セットプレート、取付けプレートおよびメインクラッシュカンを介して車幅方向に延びるバンパレインフォースメント(図示せず)を取付けている。
図1に示すように、上述のフロントサイドフレーム11よりも車幅方向外側で、かつ上方位置には、車両の前後方向に延びる閉断面構造のエプロンレインフォースメント12を設け、このエプロンレインフォースメント12と上述のフロントサイドフレーム11との間にはホイールハウス13およびサスペンションタワー部14を形成している。
図1,図2,図3に示すように、上述のフロントサイドフレーム11の下方部に位置してパワートレイン(図示せず)を搭載するサブフレーム15を設けている。
このサブフレーム15は、図2に示すように、車体側部において車両の前後方向に延びる前後メンバ16および、その先端に位置する先端メンバ17と、前側において車幅方向に延びる前部クロスメンバ18と、後側において車幅方向に延びる後部クロスメンバ19と、を平面視で方形枠状に組合せたフレームである。
ここで、上述の先端メンバ17は前後メンバ16に対して高剛性に形成されている。また、前部クロスメンバ18はシュラウドロアを兼ねるものである。
上述の前部クロスメンバ18は下向き開放の閉断面に形成してもよく、または、その少なくとも一部にクロージングプレートを接合固定して閉断面構造に形成してもよい。この実施例では、図5に底面図で示すように、断面ハット形状のクロスメンバ本体18aの下部にクロージングプレート18bを接合固定して、その両端部を除く略全体を閉断面構造と成している。
図1,図2,図3に示すように、サブフレーム15における後部クロスメンバ19の車幅方向端部前側には、該後部クロスメンバ19から上方に立上がるタワー部20を設けており、このタワー部20を介してサブフレーム15をフロントサイドフレーム11の下部に取付けている。
図2,図3に示すように、ステアリング装置21は、ラック部22の左右両端(但し、図2,図3では右端のみを示す)にコントロールリンク23を設け、このコントロールリンク23の先端をステアリングナックル24のナックルアーム25遊端にボールジョイントを介して連結して前輪26を操舵すべく構成している。図2,図3において、27はフロントサスペンションを構成するロアアームである。なお、図示実施例の自動車の側部車体構造は、左右略対称に形成されている。
図1,図2において、サブフレーム15を構成する先端メンバ17の先端側すなわち前端側には、セットプレート28および取付けプレート29を介して、サブフレーム15よりも車幅方向外側に突出して車両前後方向後方に傾斜した前面(傾斜面部30S)を有するサブクラッシュカン30を取付けている。また、セットプレート28の車幅方向外側端部と車両前後方向後方のサブフレーム15における先端メンバ17とを傾斜メンバ30Bで連結している。これらはそれぞれ、スモールオーバラップ衝突時に、車輪(前輪26)を外出しする前の段階で車体前端部に対し横ずれ荷重を伝達するもの、すなわち車両前部に設けられたスモールオーバラップ衝突時の車両横ずれ促進手段である。
図5は図1の要部拡大底面図、図6はフロントサスペンションの要部側面図、
図7はロアアーム27の車両前後方向中央側つまり車両前後方向後側の支持構造を示す拡大平面図、図8は図5のC−C線に沿う要部拡大断面図、図9はロアアーム27を単体で示す平面図、図13は、本発明の自動車のスモールオーバラップ衝突における挙動を示す説明図である。
図5に底面図で示すように、上述のトンネル部3の車幅方向両サイド(但し、図面では車幅方向右サイドのみを示す)には車両前後方向に延びる凹凸形状のトンネルメンバ3aを一体形成すると共に、トンネル部3の車幅方向両サイド前端部と、フロントサイドフレーム11のキックアップ部乃至後部との間にはトンネルロアメンバ35を取付けている。
一方で、図5に示すように、上述のサブフレーム15における後部クロスメンバ19は、車幅方向に延びるリヤ中央メンバ36と、このリヤ中央メンバ36の車幅方向端部に一体的に設けられて上述の前後メンバ16に接続されたリヤサイドメンバ37との両者から構成されている。
上述のリヤサイドメンバ37は、図8に示すように、上部メンバ37Aと下部メンバ37Bとを組合せて形成されており、この実施例では、同図に示すように上下の各メンバ37A,37B間にカラー38を介設した状態で、上述の各メンバ37A,37Bをボルト39で固定すると共に、これら上部メンバ37Aと下部メンバ37Bとの間には閉断面40を形成している。
また、図6にフロントサスペンションの要部側面図を示すように、ナックル24の上部は上下方向に延びるショックアブソーバ90の下部に連結され、ショックアブソーバ90の上部は、図1に示すサスペンションタワー部14(いわゆるストラットタワー)の取付部91に弾性支持されている。
また、図5,図6,図7、図8に示すように、フロントサイドフレーム11のキックアップ部11K(図6参照)の下部にはロアアーム取付け用のブラケット41を溶接固定している。
ところで、図9にロアアーム27を単体で示すように、該ロアアーム27は車幅方向に延びる前側アーム部27A1と、車両前後方向の後方へ延びる後側アーム部27A2とからなるアーム本体27Aと、このアーム本体27Aの前側における車幅方向内側に溶接固定された前側取付けブラケット27Bとを備えると共に、車両前後方向の先端側に位置する先端側軸部としての前側軸部27Fと、車両前後方向の中央側に位置する中央側軸部としての後側軸部27Rと、図3で示したナックル24を連結する連結部27N(ナックル連結部)とを有するA型ロアアームである。
上述の前側軸部27Fはブラケット27Bの車幅方向内側に設けられており、上述の後側軸部27Rはアーム本体27Aの車幅方向内側かつ後端に設けられており、上述のナックル連結部27Nはアーム本体27Aの車幅方向外側端部に設けられている。
また、この実施例では、図9に示すように、前側軸部27Fおよび後側軸部27Rの何れもが、その軸芯線が車両前後方向に指向するよう構成されている。
なお、上述のナックル24は、図6で示したように、その上部がショックアブソーバ90を介して、図1に示す取付部91(ダンパ支持部)に連結されており、ストラットタイプのサスペンションを構成している。
上述の後側軸部27Rは、図8に示すように、ロアアームピン42と、ラバー44と、内筒45と、外筒46と、ダイナミックダンパ47とを有し、これら各要素42、44〜47から成る後側軸部27Rが軸受部としてのブラケット48で支持されるように構成している。
そして、ロアアーム27の後側軸部27Rを支持する軸受部としてのブラケット48には、左右一対の締結部49,50が設けられている。
図7,図8に示すように、上述の各締結部49,50を締結する車体側には、予めナット51,52が溶接固定されている。同図に示すように、車幅方向内側の締結部49を締結するナット51は、リヤサイドメンバ37の下部メンバ37Bにおける閉断面40内に予め溶接固定されており、車幅方向外側の締結部50を締結するナット52は、フロントサイドフレーム11のキックアップ部下部に取付けられたブラケット41に予め溶接固定されている。
これらの各ナット51,52に締結する各ボルト53,54を用いて左右一対の締結部49,50をリヤサイドメンバ37、ブラケット41に取付けたものである。
ここで、図7に平面図で示すように、上述のナット52は溶接部W1,W2にて当該ナット52の全外周のうちの一部分をブラケット41に溶接固定すると共に、ボルト54を挿通させるブラケット41のボルト挿通孔41aは、その前後両端が尖った略菱形を、溶接部W1,W2から周方向へずれるように形成することにより、車幅方向外側の締結部50に、車幅方向内側の締結部49よりも離脱を促進する離脱促進部55を設けている。
これにより、左右一対の各締結部49,50にて通常時(非衝突時)のロアアーム27の支持剛性の確保を図り、衝突時の荷重によりボルト挿通孔41aの尖った部分に亀裂が発生して、ボルト54が抜けることで、車幅方向外側の締結部50が離脱して、ロアアーム27の車幅方向内側のボルト53を中心とする車両後方側への揺動を許容すべく構成している。
図9に示すように、ロアアーム27のアーム本体27Aにおける中間部には、サブフレーム取付け用のサービスホール56が形成されており、このサービスホール56の車幅方向外側口縁から車幅方向外方へ延びる膨出状の補強部57と、サービスホール56の車両後側口縁から車両後側へ延びる膨出状の補強部58とが一体形成されている。
また、図9に示すように、上述の後側軸部27R直前におけるアーム本体27A後端から車両前側へ延びる膨出状の補強部59と、この補強部59の車幅方向外側前部に連続して略円錐台状に盛り上がる補強部60と、を一体形成し、上述の補強部58の後端と、補強部60の前端との間に、これら各補強部58,60に対して相対的に高さ(上下方向の幅)が低い谷部61を形成し、この谷部61を隣接する両補強部58,60よりも断面2次モーメントを低くすることで変形促進部と成している。
なお、上述の各補強部57〜60は、図5に底面図で示すように、ロアアーム27のアーム本体27A下面にも一体形成されており、アーム本体27A下面における各補強部57〜60は上下方向の下方に膨出または盛り上がるように形成されている。
上述の如く、A型ロアアーム27の後側アーム部27A2の後側端部に、前輪26の衝突荷重を受けて車幅方向内側に変形する変形促進部としての谷部61を形成したもので、この谷部61は上述の補強部58の車両後側端で形成されたものである。
上述の補強部58によりサービスホール56の補強と、変形促進部としての谷部61の形成とを両立させ、かつ補強部58の車両後側端の谷部61は、通常の走行時に必要な剛性を充分に確保しつつ、相対的に剛性が低くなり、この部分に衝突時における応力を集中させて、ロアアーム27の車幅方向内側への変形を行なうように構成したものである。
なお、上述の谷部61は応力が集中する形状であれば谷形状でなくてもよく、例えば、開口を設けたり、ロアアーム27の厚みやフランジの高さを異ならせる等して、断面2次モーメントを局所的に低下させてもよいし、局所的に低剛性の材料を使ってもよい。
図9に示すように、前側取付けブラケット27Bは前側軸部27Fに対して車幅方向外側から突き当てるように連続溶接にて取付けられており、車幅方向外側から車幅方向内側に向く荷重や車両前後方向の荷重に対しては強く、車幅方向内側から車幅方向外側に向く荷重(引張り力)に対しては、溶接部に剥離方向の荷重が付勢されるため相対的弱く、これにより、ロアアーム27の前側軸部27Fは、ナックル連結部27Nよりも引張り剛性が低くなるように形成されている。
そして、図3に示すように、上述のロアアーム27は、前側軸部27Fの分離、破断または剥離後、詳しくは、前側軸部27Fに対するブラケット27Bの分離、破断または剥離後に、図3に仮想線で示すように、後側軸部27R近傍としてのボルト53(図7,図8参照)を中心に揺動し、前輪26の少なくともリム部26aの車幅方向外側端をサイドシル5の外側方へ変位させる寸法形状と成している。
加えて、図3に示すように、前輪26はリム部26aを有し、このリム部26aと、前輪26の車両前後方向後側で当該前輪26に近接する車体部材としてのヒンジピラー4前端またはサイドシル5前端との間には、該前輪26のサイドシル5外側方への変位を許容する前後方向間隔g1が形成されている。
これにより、衝突物が前輪26に衝突するスモールオーバラップ衝突時には、まず、A型ロアアーム27の後側端部の変形促進部である谷部61により、該ロアアーム27の後端部が車幅方向内側に曲げ変形し、次に、ロアアーム27の先端側軸部である前側軸部27Fを分離、破断または剥離させる。詳しくは、ロアアーム本体27Aの後端部が車幅方向内側に変形することでロアアーム本体27Aが後傾し、前側軸部27Fに対する連結部27Nの相対位置が、車両前後方向後側に変位するか、あるいは、当初位置から更に後方へのずれが増大することで、前輪26の車両前後方向後方への変位に伴う前側軸部27Fへの車幅方向外側への引っ張り荷重が増大する。従って、前側軸部27Fに溶接固定したブラケット27Bを分離、破断または剥離させ、その後、ロアアーム27を図3に仮想線で示すように揺動させる。
そして、図3および図13に示すように、本実施形態ではリム部26aがヒンジピラー4前端またはサイドシル5前端の車幅方向外側端に当接し、その反力でサイドシル5の先端を中心に前輪26が車幅方向外側に揺動しつつサイドシル5の車幅方向外側に押し出される。すなわち、前輪26をサイドシル5の外側方に変位させて、横荷重(反力)を発生する。これにより、前輪26をサイドシル5前端で受止めることが抑制され、かつ、前輪26をサイドシル5の外側方に逸らし出す際に、その反力により横ずれ荷重を発生させ、前輪26を介してサイドシル5前端へ衝撃荷重が伝達されることを防止すべく構成したものである。
上述のロアアーム27により、スモールオーバラップ衝突時に一旦サイドシル5の外側方へ変位した前輪26は、ロアアーム27、または、ショックアブソーバ90(図6参照)によって車体に連結されている為、衝突荷重で車両前後方向後方へ押し込まれるほど車幅方向内側に揺動し、図3に矢印で示すように、ヒンジピラー4よりも後方のサイドシル5をその外方から圧接することになる。
ところで、図1,図2,図3に示すように、上述のヒンジピラー4は、ヒンジピラーインナ62と、ヒンジピラーレインフォースメント63と、ヒンジピラーアウタ64とを接合して、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面65を形成した車体剛性部材である。
上述のヒンジピラー4とサイドシル5との車幅方向外側は、図2,図3に示すように、ボディサイドパネル66で一体的に覆われている。
図10はヒンジピラーインナ62、サイドシルインナ70を省略した状態で示す側部車体構造の斜視図、図11はボディサイドパネル66、ヒンジピラーアウタ64、サイドシルアウタ71を省略して当該側部車体構造を車両外方から見た状態で示す側面図、図12は補強部を形成する節部材の斜視図である。
図4の(a)、(b)に示すように、上述のサイドシル5はサイドシルインナ70とサイドシルアウタ71とを接合固定して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面72を有する車体強度部材である。
図4の(b)、図10に示すように、上述のサイドシルインナ70の車幅方向外側面、すなわち、サイドシル閉断面72側の面の上部に沿って、コーナ部に稜線X1を有する第1レインフォースメントとしての後側レインフォースメント73が設けられている。
同図に示すように、この後側レインフォースメント73は、サイドシルインナ70の上辺部70aに沿う上辺部73aと、サイドシルインナ70の縦壁部70bに沿う縦壁部73bとを、逆L字状に一体形成したもので、上辺部73aと縦壁部73bとの間のコーナ部に車両の前後方向に延びる稜線X1を形成している。この後側レインフォースメント73は、図10に示すように、その前端73cから後端73dにかけて車両の前後方向に延びている。
一方で、図4の(b)、図10に示すように、上述のクロスメンバ8は断面ハット形状に形成されていて、その前後の接合フランジ部8aはフロアパネル2に接合固定されており、その車幅方向外端部の接合フランジ部8bはサイドシルインナ70の縦壁部70bに接合固定されている。
図10に示すように、上述のクロスメンバ8の車幅方向外端部上側とサイドシルインナ70とは、平面視L字状の連結ブラケット74で連結固定されている。この連結ブラケット74は、断面門形状で車幅方向に延びる車幅方向部74aと、断面逆L字状で前後方向に延びる前後方向部74bとを、平面視でL字状になるよう一体形成した荷重吸収ブラケットである。
そして、上述の前輪26の外出し変位による前輪26とサイドシル5との干渉可能性のある所定領域α(図10参照)からクロスメンバ連結部β(図10に示すサイドシルインナ70とクロスメンバ8とがブラケット74で連結された部位)にかけて、図4の(b)に示すように、後側レインフォースメント73の稜線X1とサイドシルインナ70の上部稜線X2とが重合して車両前後方向に延びるように形成されている。
ここで、上述の所定領域αは、前輪26の干渉可能性が高く、かつ車幅方向に剛性が比較的低い領域、例えば、トルクボックス10とクロスメンバ8との車両前後方向の中間部等が好ましい。
これにより、上述の所定領域αからクロスメンバ連結部βにかけての幅方向せん断剛性を高め、スモールオーバラップ衝突時に前輪26をサイドシル5の先端面ではなく、サイドシル5の側面で受止めて、車室の車両前後方向への変形を抑制するよう構成したものである。
図4の(a),図10に示すように、サイドシル5の先端部つまり前端部から上述の後側レインフォースメント73の前端部にかけてサイドシルインナ70との間で車両前後方向に延びる閉断面75を形成する第2レインフォースメントとしての前側レインフォースメント76が設けられている。
図4の(a),図10に示すように、該前側レインフォースメント76は、サイドシルインナ70の上辺部70aに接合される上部接合フランジ76aと、この上部接合フランジ76aの車幅方向内端から下方に延びる縦壁部76bと、該縦壁部76bの下端から略車幅方向内側に延びる底壁部76cと、この底壁部76cの車幅方向内端から下方に延びて、サイドシルインナ70の縦壁部70bに接合される下部接合フランジ76dと、を一体形成したものである。
そして、上述のサイドシルインナ70と前側レインフォースメント76との間に形成される閉断面75により、サイドシルインナ70の前後方向耐力を高めるように構成している。
また、前側レインフォースメント76とサイドシルインナ70とで形成される閉断面75の前部は、ヒンジピラーの閉断面65、および、トルクボックス10とダッシュロア1とで形成される閉断面と連結されており、これらとの荷重分散性能を向上させている。
図10に示すように、前側レインフォースメント76は、その前端76fから後端76rにかけて車両前後方向に延びており、上述の干渉可能性のある所定領域αにおいて当該前側レインフォースメント76の後部と、上述の後側レインフォースメント73の前部とが車両前後方向の所定のオーバラップ量を有して、互いに連結されている。
このように、上述の所定領域αにおいて前側レインフォースメント76と後側レインフォースメント73とを連結することで、せん断剛性をさらに高めるように構成している。
図4の(a)、図4の(b)に示すように、上述のサイドシルアウタ71は、上部接合フランジ71aと、上辺部71bと、縦壁部71cと、下辺部71dと、下側接合フランジ71eとを有する。
上述のサイドシルアウタ71の車幅方向外側面上部と、車幅方向外側面下部とには、図4の(a)に示すように、補強レインフォースメント77,78が接合固定されている。
図4の(a)に示す上側の補強レインフォースメント77は、サイドシルアウタ71の上辺部71bおよび縦壁部71cに沿う上辺部77bおよび縦壁部77cを有するように逆L字状に形成されている。
図4の(a)に示す下側の補強レインフォースメント78は、サイドシルアウタ71の縦壁部71cおよび下辺部71dに沿う縦壁部78cおよび下辺部78dを有するように、L字状に形成されている。
また、図4の(b)に示すように、クロスメンバ連結部βにおいては、サイドシルアウタ71の車幅方向外側面上部に、補強レインフォースメント79が接合固定されている。同図に示すように、該補強レインフォースメント79は、サイドシルアウタ71の上辺部71bおよび縦壁部71cに沿う上辺部79bおよび縦壁部79cを有するように逆L字状に形成されている。
そして、上述の各補強レインフォースメント77,78,79により、サイドシルアウタ71の剛性向上を図っている。なお、上述の補強レインフォースメント77,78,79のうちの2つの補強レインフォースメント77,79は前後方向に一体形成してもよく、それぞれ別々に形成してもよい。
図4の(b)、図10、図11に示すように、サイドシルアウタ71には、後側レインフォースメント73の上辺部73aにおける車幅方向外端部に対して車幅方向に離間してサイドシル閉断面72を補強する補強部としての節部材81,82,83が、車両前後方向に間隔を隔てて複数設けられている。
これにより、後側レインフォースメント73との間で、サイドシル閉断面72の潰れを制御、すなわち、2重稜線構造の稜線X1,X2の変形や潰れを抑制して、節部材81,82,83と後側レインフォースメントの上辺部73aにおける車幅方向外端部との間の離間間隔、および各節部材81,82,83それ自体の荷重吸収変形にて、衝撃緩衝を図るように構成している。
図10に示すように、これらの各節部材81,82,83はサイドシルアウタ71にのみ接合固定されている。ここで、図10に示す3つの節部材81,82,83のうちの2つの節部材82,83は同一構造に形成されているので、図12を参照して、節部材83の構成について説明する。
図12に示すように、節部材83は、内辺部83aと、該内辺部83aから上下に延びてサイドシルアウタ71の上部接合フランジ71a、下部接合フランジ71eに接合固定されるフランジ部83b,83cと、上述の内辺部83aの前後両端から車幅方向外方に向けて折曲げ形成された前辺部83dおよび後辺部83eと、該後辺部83eの上端から後方に向けて折曲げ形成され、サイドシルアウタ71の上辺部71bに接合固定されるフランジ部83fと、後辺部83eの下端から後方に向けて折曲げ形成され、サイドシルアウタ71の下辺部71dに接合固定されるフランジ部83gと、後辺部83eの車幅方向外端から後方に向けて折曲げ形成され、サイドシルアウタ71の縦壁部71cに接合固定されるフランジ部83hと、を一体形成したものである。
節部材82は、図12で示した節部材83と同一構造に形成されている。節部材81は内辺部の車両前後方向の寸法を節部材82,83のそれに対して短い寸法とすると共に、節部材83の各要素83e〜83hに相当する構造を前後対称で備えるように形成されている。
ところで、図10,図4の(b)に示すように、サイドシルインナ70の上部稜線X2とクロスメンバ8との間には、荷重吸収ブラケットとしての連結ブラケット74が架設されており、これにより、サイドシル5に対する横方向からの荷重を高剛性で受止めつつ、連結ブラケット74の車幅方向外端74cとサイドシル5の上部接合フランジ5a(図4の(b)参照)との間の間隔にて荷重吸収を図るように構成している。
また、図10,図4の(a)に示すように、前輪26の外出し変位による前輪26とサイドシル5との干渉可能性のある所定領域αにおいては、ヒンジピラーインナ62とサイドシルインナ70とが車両前後方向に所定量オーバラップして重ねられている。図10において、ヒンジピラーインナ62の後端62aを仮想線で示している。これにより、前輪26がサイドシル5に対して横方向から当る部分の耐力向上をさらに図るように構成している。また、板厚が大きいパネル部材を用いることなく、ヒンジピラーインナ62とサイドシルインナ70とのオーバラップ構造で、剛性を確保することにより、加工性の確保と、剛性の確保との両立を図るように構成している。
さらにまた、図10に示すように、ヒンジピラーインナ62とサイドシルインナ70とが重複する部位からクロスメンバ連結部βに渡って、サイドシルインナ70の上部稜線X2(図4参照)に、その車幅方向内側上部に沿って、車両前後方向に延びるガセット84が架設されている。
このガセット84は、図10に示すように、サイドシルインナ70の上辺部70aに沿う上辺部84aと、サイドシルインナ70の縦壁部70bに沿う縦壁部84bとを逆L字状に一体形成したものである。
上述のガセット84により、サイドシルインナ70の上部稜線X2(図4参照)を強化し、クロスメンバ8への荷重伝達を促進するように構成している。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例の自動車の側部車体構造は、車輪(前輪26参照)を車体に揺動可能に支持する支持部材(ロアアーム27参照)が設けられ、衝突時に上記支持部材(ロアアーム27)が揺動して上記車輪(前輪26)をサイドシル5外側方へ外出し変位させる自動車の側部車体構造であって、サイドシルインナ70の車幅方向内側面の上部に沿って、コーナ部に稜線X1を有する第1レインフォースメント(後側レインフォースメント73参照)が設けられ、上記車輪(前輪26)の外出し変位による車輪(前輪26)と上記サイドシル5との干渉可能性のある所定領域αからクロスメンバ連結部βにかけて、上記第1レインフォースメント(後側レインフォースメント73)の稜線X1と上記サイドシルインナ70の上部稜線X2とが重合して車両前後方向に延びるように形成されたものである(図3,図4,図10参照)。
この構成によれば、車輪(前輪26)の外出し変位による車輪(前輪26)とサイドシル5との干渉可能性のある所定領域αからクロスメンバ連結部βにかけて、上記各稜線X1,X2により2重稜線構造を形成したので、上記所定領域αからクロスメンバ連結部βにかけての幅方向せん断剛性を高めることができ、スモールオーバラップ衝突時に車輪(前輪26)をサイドシル先端面ではなくサイドシル5の側面で受止めて、車室の車両前後方向への変形を抑制することができる。
ここで、車両と衝突物との車幅方向の相対速度は、車両と衝突物の車両前後方向の相対速度よりも極めて小さいため、車両と衝突物の車両前後方向の相対速度を零にするよりも小さな運動エネルギーにて、車体を衝突物に対し横ずれ変位させることができることから、サイドシルインナ70の所定領域αからクロスメンバ連結部βまでの稜線を補強するだけでも、その反力で車体を横ずれ変位させることを効果的に促進し、車室の車幅方向内側への変形を抑制できる。
また、この発明の一実施形態においては、上記サイドシル5の先端部から上記第1レインフォースメント(後側レインフォースメント73)の先端部にかけてサイドシルインナ70との間で車両前後方向に延びる閉断面75を形成する第2レインフォースメント(前側レインフォースメント76)が設けられたものである(図4,図10参照)。
この構成によれば、サイドシルインナ70と第2レインフォースメント(前側レインフォースメント76)との間に形成される閉断面75により、サイドシルインナ70の前後方向耐力を高めることができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記干渉可能性のある所定領域αで上記第1レインフォースメント(後側レインフォースメント73)と上記第2レインフォースメント(前側レインフォースメント76)とが連結されたものである(図10参照)。
この構成によれば、上述の所定領域αにおいて第1および第2の各レインフォースメント(後側および前側の各レインフォースメント73,76)を連結したので、せん断剛性をさらに高めることができる。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、上記サイドシル5は、上記サイドシルインナ70とサイドシルアウタ71とで車両前後方向に延びる閉断面(サイドシル閉断面72)が形成されており、上記サイドシルアウタ71には、上記第1レインフォースメント(後側レインフォースメント73)と車幅方向に離間して上記閉断面(サイドシル閉断面72)を補強する補強部(節部材81,82,83参照)が設けられたものである(図4,図10参照)。
この構成によれば、サイドシルアウタ71を補強部(節部材81,82,83)で第1レインフォースメント(後側レインフォースメント73)と離間して補強したので、第1レインフォースメント(後側レインフォースメント73)との間でサイドシル閉断面72の潰れを制御、すなわち2重稜線構造の稜線X1,X2の変形や潰れを抑制しつつ、効果的に衝撃緩衝および横ずれ荷重の発生を図ることができる。
加えて、この発明の一実施形態においては、上記車輪(前輪26)をロアアーム本体(アーム本体27A)で支持するA型ロアアーム27を設け、上記ロアアーム本体(アーム本体27A)の車両前後方向中央側端部には、車輪衝突荷重を受けて車幅方向内側に変形する変形促進部(谷部61)が設けられると共に、衝突時に先端側軸部(前側軸部27F)とロアアーム27とが剥離、またはロアアーム27が破断した後に、中央側軸部(後側軸部27R)近傍を中心に揺動して上記車輪(前輪26)をサイドシル5外側方へ外出し変位させるように構成したものである(図3,図9参照)。
この構成によれば、衝突物が車輪(前輪26)に衝突するスモールオーバラップ衝突時には、まず、A型ロアアーム27の車両前後方向中央側端部の変形促進部(谷部61)により、該ロアアーム27の中央側端部が車幅方向内側に曲げ変形し、次に、先端側軸部(前側軸部27F)とロアアーム27とが分離、剥離、または、ロアアーム27が破断する。その後、ロアアーム27を揺動させて、車輪(前輪26)をサイドシル5外側方に変位させて、横荷重(反力)を発生する。
このように、車輪(前輪26)をサイドシル先端で受止めることがなく、かつ、車輪(前輪26)をサイドシル5外側方に逸らし出す際に、その反力により横ずれ荷重を発生させ、車輪(前輪26)を介してサイドシル先端へ衝撃荷重が伝達されることを防止する。
よって、上述の衝突時に、サイドシル5先端と車輪(前輪26)との衝突を防ぎつつ、車輪(前輪26)を確実に外出し変位させることができ、かつ車体の横ずれ荷重を発生させ、衝突物からの横ずれ変位を促進することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車輪は、実施例の前輪26に対応し、
以下同様に、
支持部材は、ロアアーム27に対応し、
第1レインフォースメントは、後側レインフォースメント73に対応し、
第2レインフォースメントは、前側レインフォースメント76に対応し、
サイドシルインナとサイドシルアウタとで形成される閉断面は、サイドシル閉断面72に対応し、
補強部は、節部材81〜83の少なくとも何れか1つに対応し、
ロアアーム本体は、アーム本体27Aに対応し、
変形促進部は、谷部61に対応し、
先端側軸部は、前側軸部27Fに対応し、
中央側軸部は、後側軸部27Rに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては自動車の側部車体構造を車両前部に採用した場合を例示したが、これは車両後部に採用してもよい。また、車輪を車体に支持するアームとしては、A型ロアアーム27を例示したが、これはI型アームやマルチリンク等の他のサスペンションアームであってもよい。
また、スモールオーバラップ衝突時に、車体へ車幅方向内側方向に衝突荷重を伝達するサブクラッシュカン30や傾斜メンバのように、車体の前後方向先端部に横ずれ促進手段を設けてもよい。こうすることで、スモールオーバラップ衝突の初期から横ずれ変位を開始し、車輪がサイドシルに横から圧接する際の車室の車幅方向内側への変形を、更に抑制できると共に、ヒンジピラーやサイドシルといった車室の前後方向先端部位と衝突物との直接衝突を効果的に抑制できる。
以上説明したように、本発明は、衝突物が車輪に衝突した時、アーム等の支持部材の揺動作用により車輪をサイドシル外側方へ外出し変位させるような自動車の側部車体構造について有用である。
5…サイドシル
26…前輪(車輪)
27…ロアアーム(支持部材)
27F…前側軸部(先端側軸部)
27R…後側軸部(中央側軸部)
61…谷部(変形促進部)
70…サイドシルインナ
71…サイドシルアウタ
72,75…閉断面
73…後側レインフォースメント(第1レインフォースメント)
76…前側レインフォースメント(第2レインフォースメント)
81〜83…節部材(補強部)
α…所定領域
β…クロスメンバ連結部
X1,X2…稜線

Claims (5)

  1. 車輪を車体に揺動可能に支持する支持部材が設けられ、
    衝突時に上記支持部材が揺動して上記車輪をサイドシル外側方へ外出し変位させる自動車の側部車体構造であって、
    サイドシルインナの車幅方向内側面の上部に沿って、コーナ部に稜線を有する第1レインフォースメントが設けられ、
    上記車輪の外出し変位による車輪と上記サイドシルとの干渉可能性のある所定領域からクロスメンバ連結部にかけて、上記第1レインフォースメントの稜線と上記サイドシルインナの上部稜線とが重合して車両前後方向に延びるように形成されたことを特徴とする
    自動車の側部車体構造。
  2. 上記サイドシルの先端部から上記第1レインフォースメントの先端部にかけてサイドシルインナとの間で車両前後方向に延びる閉断面を形成する第2レインフォースメントが設けられた
    請求項1記載の自動車の側部車体構造。
  3. 上記干渉可能性のある所定領域で上記第1レインフォースメントと上記第2レインフォースメントとが連結された
    請求項2記載の自動車の側部車体構造。
  4. 上記サイドシルは、上記サイドシルインナとサイドシルアウタとで車両前後方向に延びる閉断面が形成されており、
    上記サイドシルアウタには、上記第1レインフォースメントと車幅方向に離間して上記閉断面を補強する補強部が設けられた
    請求項1〜3の何れか一項に記載の自動車の側部車体構造。
  5. 上記車輪をロアアーム本体で支持するA型ロアアームを設け、
    上記ロアアーム本体の車両前後方向中央側端部には、車輪衝突荷重を受けて車幅方向内側に変形する変形促進部が設けられると共に、
    衝突時に先端側軸部とロアアームとが剥離、またはロアアームが破断した後に、中央側軸部近傍を中心に揺動して上記車輪をサイドシル外側方へ外出し変位させるように構成した
    請求項1〜4の何れか一項に記載の自動車の側部車体構造。
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