JP3765238B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車体前部構造としては、例えば特開平11−342869号公報に開示されたものがある。この車体前部構造は、車体下部両側に車両前後方向に延長されるサイドシルの前端部上面にフロントピラーが立設されており、車両の前面衝突時に、サイドシル前方にある前輪から受ける衝突荷重を、サイドシル自身で分散しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の車体前部構造では、車両前面衝突時にサイドシル前端部のみに前輪が直接干渉するため、サイドシルに衝突荷重が集中して変形が大きくなり、また、斜め前方からの衝突の際に前輪が車幅方向内向きに転舵した際には、衝突荷重を受ける前輪の衝突後の挙動については特に制御していないことから、前輪がその内側に配置されているサイドメンバなどの車体構成部材と必ずしも干渉できなくなるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、前輪周辺における車両前後方向の少なくとも後方側および車幅方向内側に車体構成部材が配置され、車両前面衝突時に、前記前輪の挙動を制御するとともに、前記前輪からの衝突荷重を、車両前後方向の後方側および車幅方向内側のそれぞれの前記車体構成部材に伝達させる前輪挙動制御手段を、車両前後方向の前記車体構成部材に設け、車幅方向内側に配置される前記車体構成部材となる中空のフロントサイドメンバの車幅方向外側内面に、車両前面衝突時で変位した前輪の前部を受け入れる凹状の補強部を設けた構成としてある。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、前輪挙動制御手段は、前面衝突荷重を吸収して変形するエネルギ吸収部材を備えている構成としてある。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の構成において、前輪挙動制御手段は、前輪の車両後方側に位置するサイドシル前端部に設定され、前記車輪を車幅方向内側へ変位させるガイド部を備えている構成としてある。
【0007】
請求項4の発明は、請求項3の発明の構成において、サイドシル前端部の車幅方向外側部位が車両前方へ突出している構成としてある。
【0008】
請求項5の発明は、請求項4の発明の構成において、サイドシル前端部の突出部は、別部材で構成してある。
【0009】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明の構成において、車幅方向内側に配置される車体構成部材は、フロントサイドメンバからなり、このフロントサイドメンバの後端に連結されるフロントサイドメンバエクステンションと、サイドシル前端部とがアウトリガーで連結され、前輪挙動制御手段は、前記サイドシルおよびアウトリガーに前記前輪からの衝突荷重を伝達させる構成としてある。
【0010】
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明の構成において、前輪挙動制御手段は、前輪前方のバンパ内側部に設定され、前記前輪に対向する面が、前記前輪を覆い囲む形状を呈する構成としてある。
【0011】
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの発明の構成において、前記フロントサイドメンバの後端に連結されるフロントサイドメンバエクステンションと、サイドシル前端部とがアウトリガーで連結され、前輪挙動制御手段は、前輪の車両後方側に位置するサイドシル前端部および前記アウトリガーに設定されて、前記前輪を車幅方向内側へ変位させる凹状のガイド部を備えるとともに、前記サイドシルの車幅方向外側面が、前記前輪の車幅方向外側面より車幅方向外側に位置する構成としてある。
【0012】
請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかの発明の構成において、前輪とサスペンションアームを介して連結されるサブフレームを備え、このサブフレームは、前面衝突時に下折れ変形するとともに車幅方向内側に変形して、前記前輪を車幅方向内側および後方側へ変位させる構成としてある。
【0013】
請求項10の発明は、請求項2ないし9のいずれかの発明の構成において、エネルギ吸収部材は、サイドシル前端部からその上方のフロントピラー前面にわたって配置され、このフロントピラーと前記エネルギ吸収部材との間に、エネルギ吸収部材が受ける前面衝突荷重のフロントピラーへの伝達を抑止する外部補強部材を設けた構成としてある。
【0014】
請求項11の発明は、請求項10の発明の構成において、外部補強部材は、エネルギ吸収部材の車幅方向外側面を覆う板部材で構成されている。
【0015】
請求項12の発明は、請求項10の発明の構成において、外部補強部材は、エネルギ吸収部材の車幅方向外側面とフロントピラーとの間に形成した空間に充填される充填部材で構成されている。
【0016】
請求項13の発明は、請求項12の発明の構成において、充填部材は、樹脂または軽金属から構成されている。
【0017】
請求項14の発明は、請求項2ないし13のいずれかの発明の構成において、エネルギ吸収部材の車両前方側の形状を、車両前面衝突時での前輪の挙動軌跡に対応した形状とした構成としてある。
【0019】
請求項1の発明は、請求項2ないし1のいずれかの発明の構成において、エネルギ吸収部材は、前輪後方の車体構成部材となるサイドシル前端部からその上方のフロントピラー前面にわたって配置され、このエネルギ吸収部材は、フロントピラー前面部に対応する部位に対してサイドシル前端部に対応する部位が、車両前後方向の厚さが厚く構成されている。
【0020】
請求項1の発明は、請求項1の発明の構成において、エネルギ吸収部材は、フロントピラー前面部に対応する部位からサイドシル前端部に対応する部位にわたり、車両前後方向の厚さが徐々に厚く構成されている。
【0021】
請求項1の発明は、請求項1ないし1のいずれかの発明の構成において、前輪後方の車体構成部材の上部に設定される中空のフロントピラー下部断面内に、前記フロントピラー下部側面に対するドアヒンジプレート装着部に一端が連結し、他端が前記フロントピラー下部の前側部分に連結する内部補強部材を設け、この内部補強部材とフロントピラー前側部分との間に空間部を形成する構成としてある。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、前輪の動きを制御することが出来るため、車両に作用する荷重を衝突初期から前輪により広域で受けられるとともに、その荷重を前輪周辺の車体構成部材に効率的に伝達することができ、衝突荷重を、前輪後方の車体構成部材であるサイドシルに集中させることなく、車幅方向内側の車体構成部材にも伝達でき、フロントピラーやサイドシルなどボディサイドの大きな変形を防止することができる。
また、前輪が受ける衝突荷重を、凹状の補強部によってフロントサイドメンバの前後力として分散することができる。
【0023】
請求項2の発明によれば、前面衝突時の前輪への衝撃を緩和できる上、エネルギ吸収部材が変形することで、前輪との接触面積を増大できて前輪への荷重伝達効率を向上させることができる。
【0024】
請求項3の発明によれば、前面衝突時に、前輪を車幅方向内側へ確実に変位させることができ、車体構成部材への衝突荷重の伝達をより効率的に行うことができる。
【0025】
請求項4の発明によれば、前輪がサイドシル前端部に干渉して後退する際に、車幅方向外側への前輪のはみ出しを防止でき、衝突後半まで効率的に車体構成部材へ衝突荷重を伝達することができる。
【0026】
請求項5の発明によれば、別部材を車種や車輪の形状に応じて変更することで、車体骨格構造を大きく変えることなく、前輪がサイドシル前端部に荷重入力して後退する際の車幅方向外側への前輪のはみ出しを防止することができる。
【0027】
請求項6の発明によれば、衝突荷重を、サイドシルのみならずアウトリガーからフロントサイドメンバエクステンションなど複数の車体構成部材へ分散して伝達でき、荷重伝達効率をより向上させることができる。
【0028】
請求項7の発明によれば、前輪を衝突初期段階から確実に挙動制御することができる。
【0029】
請求項8の発明によれば、前面衝突時に、前輪を車幅方向内側へ確実に変位させることができるとともに、前輪がサイドシル前端部に干渉して後退する際に、車幅方向外側への前輪のはみ出しを防止でき、衝突後半まで効率的に車体構成部材へ衝突荷重を伝達することができる。
【0030】
請求項9の発明によれば、前面衝突時における前輪の前後方向および車幅方向の挙動をより確実に制御できるとともに、サブフレーム自身でも衝突時の衝撃を吸収することができる。
【0031】
請求項10の発明によれば、フロントピラーなどボディサイドの大きな変形を防止することができる。
【0032】
請求項11の発明によれば、前面衝突時でのフロントピラーなどボディサイドの変形を板部材からなる外部補強部材によって防止することができる。
【0033】
請求項12の発明によれば、前面衝突時でのフロントピラーなどボディサイドの変形を充填部材によって防止できる上、外部補強部材は、設定上での制約に左右されることなく必要な範囲に容易に設定することができる。
【0034】
請求項13の発明によれば、前面衝突時でのフロントピラーなどボディサイドの変形を樹脂または軽金属からなる充填部材によって防止できる上、外部補強部材は、設定上での制約に左右されることなく必要な範囲に容易に設定することができる。
【0035】
請求項14の発明によれば、前面衝突時での前輪の転舵角が異なっても衝突時の衝撃を確実に吸収することができる。
【0037】
請求項1の発明によれば、前面衝突時の前輪からの衝突荷重を、主にサイドシルへの軸力として伝達でき、フロントピラーへの衝突荷重の入力およびフロントピラー基部に発生する曲げモーメントを低減することができる。
【0038】
請求項1の発明によれば、前面衝突時の前輪からの衝突荷重を、主にサイドシルへの軸力として確実に伝達でき、フロントピラーへの衝突荷重の入力およびフロントピラー基部に発生する曲げモーメントをより低減することができる。
【0039】
請求項1の発明によれば、前面衝突時の衝突荷重を空間部が吸収し、フロントピラーにおけるドアヒンジ装着部周辺の変形を防止することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0041】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる車体前部構造の平面図、図2は同斜視図、図3は上記した車体前部構造を備えた自動車の斜視図である。なお、図1および図2中で矢印Frで示す方向が車体前方側である。また、図1および図2は車体右側の構造を示しているが、同左側の前部も右側に対して左右対称であるだけで構造は同一であるので、ここでは右側前部の構造のみ説明する。
【0042】
前輪1の車幅方向内側には、フロントサイドメンバ3が車体前後方向に延長され、フロントサイドメンバ3の後端には、フロントサイドメンバエクステンション5が連結されている。前輪1の後方にはサイドシル7が車体前後方向に延長して配置され、サイドシル7の前端上部には、フロントピラー9がサイドシル前端部を覆うようにして立設されている。
【0043】
サイドシル7の内側に配置されるフロアパネル11の前端部にはダッシュパネル13が配置され、前記したフロントサイドメンバエクステンション5は、このダッシュパネル13下端のダッシュロワクロスメンバ17の下部を回り込んでフロアパネル11の下面に接合配置されている。また、図1の平面図で示すように、フロントサイドメンバエクステンション5は、サイドシル7の前端部とアウトリガー15により連結されている。
【0044】
上記したフロントサイドメンバ3、フロントサイドメンバエクステンション5、サイドシル7、アウトリガー15およびダッシュロワクロスメンバ17などが、車体の骨格を形成する車体構成部材に相当している。
【0045】
アウトリガー15は、サイドシル7側の端部が、フロントサイドメンバエクステンション5側の端部より車両後方側に位置し、車両前方側の側面が車幅方向外側に向けて車両後方側に傾斜するガイド部としての傾斜面15aを形成している。一方、サイドシル7の前端部は、車幅方向外側が車両前方側へ向けて突出する突出部7aを有し、これによりサイドシル7の前端面は、車幅方向内側に向けて車両後方側に傾斜する傾斜面7bを形成している。この突出部7aの車幅方向外側面は、前輪1の直進状態での車幅方向外側面より車幅方向外側に位置している。
【0046】
上記したアウトリガー15の傾斜面15aとサイドシル7の傾斜面7bとで形成された凹状のガイド部となる凹部18に、硬質発泡ウレタンからなる後部エネルギ吸収部材19が装着されている。
【0047】
フロントサイドメンバ3の前端部には、車体構成部材の一部であるバンパ21が取り付けられ、バンパ21の車幅方向外側端部の前輪1側の後面には、硬質発泡ウレタンからなる前部エネルギ吸収部材23が装着されている。この前部エネルギ吸収部材23は、後部エネルギ吸収部材19と同様に、車幅方向外側面が、前輪1の直進状態での車幅方向外側面より車幅方向外側に位置しているとともに、車幅方向外側の先端が車両後方側に突出する突出部23aを有して前輪1の外側部分を覆い囲む形状となっている。
【0048】
これら傾斜面15a、アウトリガー15、サイドシル7の傾斜面7b、前後のエネルギ吸収部材19、23により前輪挙動制御手段を形成している。
【0049】
フロントサイドメンバ3およびフロントサイドメンバエクステンション5の下面には、前輪1とサスペンションアーム25により連結部27にて連結されるサブフレーム29が装着されている。サブフレーム29は、フロントサイドメンバ3の下部からダッシュロワクロスメンバ17の下部にわたり屈曲して形成されている。(図8参照)
上記したサブフレーム29は、フロントサイドメンバ3の下部に位置する部位の前端が、フロントサイドメンバ3の前端下面に前方締結部31にて締結固定されるとともに、同後端が、フロントサイドメンバエクステンション5の前端下面に後方締結部33にて締結固定されている。この後方締結部33におけるサブフレーム29のコーナ部には、ブレース部材35が設けてある。
【0050】
サブフレーム29は、前方締結部31から後方に向けて下方に傾斜する前方傾斜部29aと、前方傾斜部29aの後端から水平に後方に向けて延長される水平部29bと、水平部29bの後端から後方締結部33に向けて僅かに上方に向けて傾斜する後方傾斜部29cとを備えており、水平部29bにサスペンションアーム25が連結されている。
【0051】
次に、上記した車体前部構造の作用を説明する。図4は、上記した車体前部構造を備えた自動車に、車両右斜め前方から相手車両35と前面衝突した状態を示す平面図である。このとき、バンパ21の右側端部前面に斜め方向荷重Fが作用する。図5に、その際の前輪1の挙動および車体各部の変形状態を時系列的に(a)〜(f)として示す。
【0052】
まず、右斜め前方からバンパ21に荷重Fが作用すると、(a)に示すようにバンパ21の右側端部が内折れ変形を始め、この内折れ変形に伴って、バンパ21の右側端部裏面側に設けられた前部エネルギ吸収部材23が、前輪1の前端右部付近に干渉する。その後、前部エネルギ吸収部23が変形するとともに、前輪1に対し、後退させる荷重F1と同時に内側に転舵(変位)させる荷重F2が作用する。
【0053】
このとき、前部エネルギ吸収部材23は、バンパ21の前輪1への干渉時の衝撃を緩和し、バンパ21の局部折れを防止するとともに、前部エネルギ吸収部材23が変形することで前輪1との接触面積が増大し、バンパ21からの前輪1への荷重伝達効率が向上し、前面衝突時における前輪1の内側へ転舵する挙動を確実に制御することが可能となる。
【0054】
また、前部エネルギ吸収部材23は、外側端部に前輪1を覆う突出部23aを備え、かつ車幅方向外側面が、前輪1の車幅方向外側面より車幅方向外側に位置しているので、前輪1を内側に転舵させるようにガイドし、その挙動制御をより確実なものとする。
【0055】
次に、図5(b)に示すように、前輪1は、内側への転舵に伴って、フロントサイドメンバ3の側壁面に干渉し、フロントサイドメンバ3に対し横荷重が作用するようになる。
【0056】
上記した(b)とほぼ同時に、(c)に示すように車体変形が進行し、フロントサイドメンバ3およびサブフレーム29の前端部に相手車両35から斜め荷重が作用するようになる。そのため、車両側方から見た図である(d)に示すようにサブフレーム29が、二点鎖線で示すように下折れ変形し、また、サブフレーム29にはこれと同時に車両横方向荷重も作用するので、ブレース部材35の変形によるエネルギ吸収作用を伴って内側(図5中で左側)に変形する。
【0057】
その結果、サスペンションアーム25がサブフレーム29の前記挙動に伴って後退しながら内側に移動し、前輪1も同様の挙動となる。その後、(f)に示すように、さらに前輪1に作用する荷重により、内側に転舵した前輪1がさらに後退し、サイドシル7の前端部およびアウトリガー15の前面部に設定してある後部エネルギ吸収部材19に干渉し、後部エネルギ吸収部材19を変形させることにより、前面衝突時のエネルギ吸収がなされる。
【0058】
その後、さらに車体の変形が進行し、後部エネルギ吸収部材19の変形も進行すると、サイドシル7の前端部の傾斜面7bとアウトリガー15の傾斜面15aとで形成される凹部18に、前輪1の後端内側角部がガイドされ、その結果前輪1は、図4に示す転舵姿勢となる。
【0059】
このとき、サイドシル7前端部の突出部7aの車幅方向外側面は、前輪1の車幅方向外側面より車幅方向外側に位置しているため、前面衝突時に前輪1が後退した際に、サイドシル7外側への前輪1のはみ出しを防止でき、衝突荷重をフロントサイドメンバ3およびサイドシル7に確実に伝達することができる。
【0060】
上記したように、(a)のタイミングとすることで、前輪1の後端部が後部エネルギ吸収部材19に接触する前に、前輪1の転舵方向の挙動を制御することができ、前輪1の後端部を、サイドシル7の傾斜面7bおよびアウトリガー15の傾斜面15aとで形成される凹部18にガイドしやすくできる。
【0061】
また、(b)のタイミングにすることで、フロントサイドメンバ3自身が斜め入力で大きく内折れ変形する前に、フロントサイドメンバ3の所定の位置に前輪1を干渉させることで、前輪1からフロントサイドメンバ3への荷重伝達経路を確保できる。
【0062】
さらに(c),(d)のタイミングとすることで、前輪1は、フロントサイドメンバ3の側壁面に左前端部がガイドされてほぼ一定の転舵角を保ったまま、サブフレーム29の下折れ挙動と前方からの入力により後退変位する。
【0063】
その後は、前述したように(f)のタイミングで、後部エネルギ吸収部材19により前面衝突時でのエネルギ吸収を行いつつ、前輪1は凹部18のほぼ中央にガイドされて車幅方向の位置が制御され、これにより前輪1が受ける衝突荷重を、アウトリガー15およびサイドシル7へ確実に伝達することができる。
【0064】
上記した前輪1の挙動による全体的な効果としては、車両斜め前方から車両に作用する荷重を衝突初期から前輪1により広域で受けられるとともに、その荷重を前輪1からフロントサイドメンバ3,サイドシル7およびアウトリガー15など車体の骨格を形成する車体構成部材に効率的に伝達し、この結果キャビン空間を形成するフロントピラー9やサイドシル7などのボディサイドを大きく変形させることなく、前面衝突時のエネルギ吸収を効率よく行うことができる。
【0065】
その際の車両側方から見た状態を図6(a),(b)に示す。図6(a)に示すように、前輪1へ斜め荷重Fが車両前方から作用すると、前輪1は、前記した転舵挙動を伴いながら後退し、図6(b)に示すように前輪1のゴム部の変形を伴って、後部エネルギ吸収部材19に干渉し、後部エネルギ吸収部材19の変形により衝突時のエネルギを吸収する。
【0066】
また、前輪1に入力される衝突荷重は、前輪1の後端部がサイドシル7の前端部およびアウトリガー15に伝達されるため、ドア取り付け用のドアヒンジ37,39が設定されているフロントピラー9自身には直接大きな変形が及ばず、衝突後のドアの開閉が容易に行える。
【0067】
また、図7および図8に示すように、相手車両と前方から真っ直ぐ衝突した際には、荷重Fが車両前後方向にバンパ21の全体にわたって作用する。そのため、この場合には、衝突初期からフロントサイドメンバ3およびサブフレーム29に前後方向の衝突荷重が作用する。
【0068】
この結果、図7および図8(b)に示すように、バンパ21が全体的に圧壊変形し、それと同時に、フロントサイドメンバ3が軸圧壊変形するとともに、サブフレーム29が下折れ変形する。バンパ21に設けた前部エネルギ吸収部材23が前輪1の前面部に干渉し、前輪1のゴム部の変形と後退挙動が始まり、さらに後退が進行すると、前輪1の後端部が、サイドシル7の前端部およびアウトリガー15前面部に設定してある後部エネルギ吸収部材19に干渉し、後部エネルギ吸収部材19を変形させることで、さらにエネルギ吸収量が増大される。
【0069】
また、本実施形態では、図1に示すように、サイドシル7前端部の突出部7aの車幅方向外側面が、前輪1より外側に位置しているので、前面衝突時に前輪1が後退してきて後部エネルギ吸収部材19を変形させる際に、前輪1が前記突出部7aで挙動がコントロールされ、サイドシル7の外側へのはみ出しを防止し、ボディサイドの変形を抑止する。
【0070】
つまり、本実施形態は斜め衝突時だけでなく、相手車両35と真っ直ぐ衝突し、単純に前輪1が後退した際にも、サイドシル7前端部の突出部7aとアウトリガー15から形成される凹部18に前輪1がガイドされ、その結果、前輪1の前端部がフロントサイドメンバ3に干渉し、前輪1の後端部がサイドシル7の前端部およびアウトリガー15に後部エネルギ吸収部材19を介して干渉し、前輪1からの衝突荷重を効率的に車体の骨格を構成する車体構成部材へ分散させることができる。
【0071】
なお、前部エネルギ吸収部材23は、突出部23aを設けずに、前輪1に対向する面を車幅方向外側が車両後方側となるよう傾斜させるだけでもよく、また前部エネルギ吸収部材23の前輪1に対向する面を傾斜させる代わりに、バンパ21の前輪1に対向する面を同様に傾斜させることで、前部エネルギ吸収部材23の前輪1側の面を傾斜させるのと等価となるようにしてもよい。また、図9に示すように、バンパ21に前部エネルギ吸収部材23を設けずに、バンパ21の端部を車両後方側に突出させ、前輪1を覆い囲む形状としてもよい。
【0072】
以上より、バンパ21の車幅方向側端部,前部エネルギ吸収部材23,サイドシル7およびアウトリガー15前面の凹部18,後部エネルギ吸収部材19により、車両前面衝突時に、前輪1の挙動を制御するとともに、前輪1からの衝突荷重を車体構成部材に伝達させる前輪挙動制御手段を構成することになる。
【0073】
図10は、この発明の第2の実施形態を示している。この実施形態では、図6におけるフロントピラー9のA−A断面の位置において、フロントピラーロワアウタ9aと後部エネルギ吸収部材19との間に、外部補強部材として板部材41を設けている。符号9bは、フロントピラーロワインナである。
【0074】
この場合、フロントピラー9に対応する部位の後部エネルギ吸収部材19は、フロントピラーロワアウタ9aとの間に三角形状の空間43を形成するよう切り欠かれて切欠面19aを形成しており、この切欠面19aを覆うように、上記した板部材41が設置されている。この板部材41は、一端がフロントピラーロワアウタ9aとフロントピラーロワインナ9bとの接合部におけるフロントピラーロワアウタ9a側に接合され、他端がパネル材45の内面に接合されている。
【0075】
このため、上記した第2の実施形態においては、前輪1からの前面衝突時の荷重が後部エネルギ吸収部材19に作用しても、キャビン空間を形成するフロントピラーロアアウタ9aなどボディサイドの変形は、板部材41によって低減でき、ドアヒンジ39,37の変形防止もより確実なものとなる。
【0076】
図11は、この発明の第3の実施形態を示している。この実施形態は、前記図10の第2の実施形態における三角形状の空間43を矩形状とし、この空間に外部補強部材として樹脂または軽金属からなる充填部材47を充填したものである。この場合には、第2の実施形態と同様の効果を有する他、充填部材47を単に空間に格納するだけでよいので、外部補強部材を設置する上での制約に左右されることなく必要な範囲で効率的に補強できる。
【0077】
図12は、この発明の第4の実施形態を示している。この実施形態は、サイドシル7前端部に設けた後部エネルギ吸収部材19の前輪1に対向する面を、フロントピラー9に対応する上部から、サイドシル7前端部に対応する下部に向って車両前後方向の厚さを徐々に厚くなる形状としている。
【0078】
図12(b)に示すように、後部エネルギ吸収部材19は、前面衝突時にサイドシル7に対応する下部を中心に変形するため、この下部の厚さを厚くすることで、前輪1からの衝突荷重入力を、主にサイドシル7への軸力として伝達でき、フロントピラー9への荷重入力およびフロントピラー9の基部に発生する曲げモーメントを低減できる。
【0079】
図13は、この発明の第5の実施形態を示している。この実施形態は、中空のフロントサイドメンバ3の車幅方向外側内面に、車両前面衝突時で変位した前輪1の前部を受け入れる凹状の補強部49を設けている。これにより、図13(b)に示すように、前輪1は、前側左角部がフロントサイドメンバ3の側壁面を変形させた後、前記凹状の補強部49と干渉するため、前輪1が受ける衝突荷重入力を補強部49を介してフロントサイドメンバ3の前後力としても受けることができ、車体の骨格を構成する車体構成部材への荷重伝達効率をさらに向上することができる。
【0080】
図14は、この発明の第6の実施形態を示している。この実施形態は、サイドシル7前端部の後部エネルギ吸収部材19の前輪1に対応する側の形状を、前面衝突時での前輪1の転舵軌跡(挙動軌跡)に応じた形状にしている。すなわち、後部エネルギ吸収部材19の車両前後方向の厚さを、サイドシル7の傾斜面7bとアウトリガー15の傾斜面15aとで構成される凹部18に対応するように、ほぼ均一に確保している。
【0081】
このような構成とすることで、前面衝突の際に前輪1の転舵角が多少異なっても、前輪1に入力された衝突荷重のエネルギ吸収を充分確保することができる。
【0082】
図15は、この発明の第7の実施形態を示している。この実施形態は、サイドシル7前端部に設けた突出部7aに代えて、突出部材51を別部材として設けている。突出部7aを別部材とすることで、この別部材を車種や前輪1の形状に応じて変更することで、車体骨格構造を大きく変えることなく、前輪1がサイドシル7前端部に荷重入力して後退する際の車幅方向外側への前輪1のはみ出しを防止することができる。
【0083】
図16は、この発明の第8の実施形態を示している。この実施形態は、図6のフロントピラー9のB−B断面の位置において、中空のフロントピラー9の断面内に内部補強部材となる板部材53を設けている。この板部材53は、一端がドアヒンジ37の車両前側部位に対応するフロントピラーロワアウタ9a内面に接合され、他端が車両前方側のフロントピラーロワアウタ9aと同インナ9bとの接合部に接合固定され、フロントピラーロワアウタ9aの前側部分との間に空間部55を形成している。
【0084】
これにより、図16(b)に示すように、前面衝突荷重を、空間部55が吸収し、ドアヒンジ37周辺のフロントピラー9の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる自動車の車体前部構造の平面図である。
【図2】図1の車体前部構造の斜視図である。
【図3】図1の車体前部構造を備えた自動車の斜視図である。
【図4】図1の車体前部構造による右斜め前方からの衝突時の車体変形状態を示す平面図である。
【図5】図4での衝突時における前輪の挙動および車体各部の変形状態を、(a)〜(f)にて時系列的に示す説明図である。
【図6】図4での衝突時における車両側方から見た状態を示す説明図で、(a)は衝突前、(b)は衝突後のものである。
【図7】図1の車体前部構造において、相手車両と前方から真っ直ぐ衝突した際の平面図である。
【図8】図7の衝突時での車両側方から見た状態を示す説明図で、(a)は衝突前、(b)は衝突後のものである。
【図9】図1の実施形態における前部エネルギ吸収部材を廃止した例を示す衝突時の平面図である。
【図10】この発明の第2の実施形態を示す、図6におけるフロントピラーのA−A断面に相当する断面図であり、(a)は衝突前、(b)は衝突後のものである。
【図11】この発明の第3の実施形態を示す、図6におけるフロントピラーのA−A断面に相当する断面図であり、(a)は衝突前、(b)は衝突後のものである。
【図12】この発明の第4の実施形態を示す車両側方から見た図で、(a)は衝突前、(b)は衝突後のものである。
【図13】この発明の第5の実施形態を示す車体前部構造の平面図であり、(a)は衝突前、(b)は衝突後のものである。
【図14】この発明の第6の実施形態を示す要部の平面図である。
【図15】この発明の第7の実施形態を示す要部の平面図である。
【図16】この発明の第8の実施形態を示す、図6におけるフロントピラーのB−B断面に相当する断面図であり、(a)は衝突前、(b)は衝突後のものである。
【符号の説明】
1 前輪
3 フロントサイドメンバ(車体構成部材)
5 フロントサイドメンバエクステンション(車体構成部材)
7 サイドシル(車体構成部材)
7a 突出部
9 フロントピラー
15 アウトリガー(車体構成部材)
17 ダッシュロワクロスメンバ(車体構成部材)
18 凹部(ガイド部,前輪挙動制御手段)
19 後部エネルギ吸収部材(前輪挙動制御手段)
21 バンパ(車体構成部材、前輪挙動制御手段)
23 前部エネルギ吸収部材(前輪挙動制御手段)
25 サスペンションアーム
29 サブフレーム
37,39 ドアヒンジ
41 板部材(外部補強部材)
47 充填部材(外部補強部材)
49 補強部
51 突出部材(別部材)
53 板部材(内部補強部材)
55 空間部

Claims (17)

  1. 前輪周辺における車両前後方向の少なくとも後方側および車幅方向内側に車体構成部材が配置され、車両前面衝突時に、前記前輪の挙動を制御するとともに、前記前輪からの衝突荷重を、車両前後方向の後方側および車幅方向内側のそれぞれの前記車体構成部材に伝達させる前輪挙動制御手段を、車両前後方向の前記車体構成部材に設け、車幅方向内側に配置される前記車体構成部材となる中空のフロントサイドメンバの車幅方向外側内面に、車両前面衝突時で変位した前輪の前部を受け入れる凹状の補強部を設けたことを特徴とする車体前部構造。
  2. 前輪挙動制御手段は、前面衝突荷重を吸収して変形するエネルギ吸収部材を備えていることを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
  3. 前輪挙動制御手段は、前輪の車両後方側に位置するサイドシル前端部に設定され、前記車輪を車幅方向内側へ変位させるガイド部を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の車体前部構造。
  4. サイドシル前端部の車幅方向外側部位が車両前方へ突出していることを特徴とする請求項3載の車体前部構造。
  5. サイドシル前端部の突出部は、別部材で構成されていることを特徴とする請求項4記載の車体前部構造。
  6. 前記フロントサイドメンバの後端に連結されるフロントサイドメンバエクステンションと、サイドシル前端部とがアウトリガーで連結され、前輪挙動制御手段は、前記サイドシルおよびアウトリガーに前記前輪からの衝突荷重を伝達させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車体前部構造。
  7. 前輪挙動制御手段は、前輪前方のバンパ内側部に設定され、前記前輪に対向する面が、前記前輪を覆い囲む形状を呈していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車体前部構造。
  8. 前記フロントサイドメンバの後端に連結されるフロントサイドメンバエクステンションと、サイドシル前端部とがアウトリガーで連結され、前輪挙動制御手段は、前輪の車両後方側に位置するサイドシル前端部および前記アウトリガーに設定されて、前記前輪を車幅方向内側へ変位させる凹状のガイド部を備えるとともに、前記サイドシルの車幅方向外側面が、前記前輪の車幅方向外側面より車幅方向外側に位置していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の車体前部構造。
  9. 前輪とサスペンションアームを介して連結されるサブフレームを備え、このサブフレームは、前面衝突時に下折れ変形するとともに車幅方向内側に変形して、前記前輪を車幅方向内側および後方側へ変位させることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の車体前部構造。
  10. エネルギ吸収部材は、サイドシル前端部からその上方のフロントピラー前面にわたって配置され、このフロントピラーと前記エネルギ吸収部材との間に、エネルギ吸収部材が受ける前面衝突荷重のフロントピラーへの伝達を抑止する外部補強部材を設けたことを特徴とする請求項2ないし9のいずれかに記載の車体前部構造。
  11. 外部補強部材は、エネルギ吸収部材の車幅方向外側面を覆う板部材で構成されていることを特徴とする請求項10記載の車体前部構造。
  12. 外部補強部材は、エネルギ吸収部材の車幅方向外側面とフロントピラーとの間に形成した空間に充填される充填部材で構成されていることを特徴とする請求項10記載の車体前部構造。
  13. 充填部材は、樹脂または軽金属から構成されていることを特徴とする請求項12記載の車体前部構造。
  14. エネルギ吸収部材の車両前方側の形状を、車両前面衝突時での前輪の挙動軌跡に対応した形状としたことを特徴とする請求項2ないし13のいずれかに記載の車体前部構造。
  15. エネルギ吸収部材は、前輪後方の車体構成部材となるサイドシル前端部からその上方のフロントピラー前面にわたって配置され、このエネルギ吸収部材は、フロントピラー前面部に対応する部位に対してサイドシル前端部に対応する部位が、車両前後方向の厚さが厚く構成されていることを特徴とする請求項2ないし1のいずれかに記載の車体前部構造。
  16. エネルギ吸収部材は、フロントピラー前面部に対応する部位からサイドシル前端部に対応する部位にわたり、車両前後方向の厚さが徐々に厚く構成されていることを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
  17. 前輪後方の車体構成部材の上部に設定される中空のフロントピラー下部断面内に、前記フロントピラー下部側面に対するドアヒンジプレート装着部に一端が連結し、他端が前記フロントピラー下部の前側部分に連結する内部補強部材を設け、この内部補強部材とフロントピラー前側部分との間に空間部を形成したことを特徴とする請求項1ないし1のいずれかに記載の車体前部構造。
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