JP7139802B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、左右のリヤサイドフレーム間に有する、車体後部のフロアが、該リヤサイドフレームの下面部より段下げ形成され、該段下げ形成された窪み部の後方が開放された車両の後部車体構造に関する。
このように、リヤサイドフレーム間のフロアを、窪み部の後方が開放された所謂掃出しフロアとして構成した車両の後部車体構造の一例として、特許文献1には、車体後部に備えた後部室の後端部に、該後部室の出入口として設けられた後端部開口が、その下端部がフロア面の高さと略同じ高さになるように開口形成された後部車体構造が開示されている。
一方、特許文献1には、車体後端に、左右のリヤサイドフレームを、これらの間において、段下げ形成したフロアライン(フロア後縁)に沿って車幅方向に連結する補強部材を備えた後部車体構造が開示されている。
そして特許文献1によれば、このように左右のリヤサイドフレームを補強部材によって、段下げ形成したフロアラインに沿って連結することで、フロアを所謂掃出しフロアとして構成しつつ、車体後部の剛性を確保できるとされている。
ところで、このような特許文献1の構成を利用しつつ、例えば、車両走行時の直進安定性をさらに向上させるために、車体後部の剛性をさらに高めたいという要求がある。
特開平8-142682号公報
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、リヤサイドフレーム間に有する、車体後部のフロアを、該リヤサイドフレームの下面部より段下げ形成するとともに、該段下げ形成された窪み部の後方が開放された所謂掃出しフロアとして構成しつつ、車体後部の剛性を維持できる車両の後部車体構造の提供を目的とする。
この発明は、左右のリヤサイドフレーム間に有する、車体後部のフロアが、該リヤサイドフレームの下面部より段下げ形成されるとともに、該段下げ形成された窪み部は、後方が開放されており、車体後端に上記リヤサイドフレーム間を上記フロアの後縁に沿って連結する補強部材を備えた車両の後部車体構造であって、上記補強部材を上記リヤサイドフレームに対して車幅方向外側まで延ばすとともに、該車幅方向外側まで延ばした、上記補強部材の側部と、タイヤハウスの上部とを連結する第2の補強部材を備え、車体後部の上方が常時開放されるオープンデッキ車両において、上記第2の補強部材における、後端部からタイヤハウス上部相当部に至るまでの中間部と、上記タイヤハウスの上方に有するリヤピラーとを連結する第3の補強部材を備えたものである。
上記構成によれば、リヤサイドフレーム間の車体後部のフロアを所謂掃出しフロアとして構成しつつ、車体後部の剛性も維持できる。
しかも、車体後部の上方が常時開放されるオープンデッキ車両において、上記第2の補強部材における、後端部からタイヤハウス上部相当部に至るまでの中間部と、上記タイヤハウスの上方に有するリヤピラーとを連結する第3の補強部材を備えたものであるから、次の如き効果がある。
すなわち、第2の補強部材を第3の補強部材を介してリヤピラーによって補強することで、該第2の補強部材によって車体後部をさらに補強することができる。
この発明は、また、左右のリヤサイドフレーム間に有する、車体後部のフロアが、該リヤサイドフレームの下面部より段下げ形成されるとともに、該段下げ形成された窪み部は、後方が開放されており、車体後端に上記リヤサイドフレーム間を上記フロアの後縁に沿って連結する補強部材を備えた車両の後部車体構造であって、上記補強部材を上記リヤサイドフレームに対して車幅方向外側まで延ばすとともに、該車幅方向外側まで延ばした、上記補強部材の側部と、タイヤハウスの上部とを連結する第2の補強部材を備え、上記第2の補強部材における、後端部からタイヤハウス上部相当部に至るまでの中間部と、上記リヤサイドフレームの上面部とを連結する第4の補強部材を備えたものである。
上記構成によれば、リヤサイドフレーム間の車体後部のフロアを所謂掃出しフロアとして構成しつつ、車体後部の剛性も維持できる。
しかも、上記第2の補強部材における、後端部からタイヤハウス上部相当部に至るまでの中間部と、上記リヤサイドフレームの上面部とを連結する第4の補強部材を備えたものであるから、次の如き効果がある。
すなわち、第2の補強部材を第4の補強部材を介してリヤサイドフレームによって補強することで、該第2の補強部材によって車体後部をさらに補強することができる。
この発明は、さらに、左右のリヤサイドフレーム間に有する、車体後部のフロアが、該リヤサイドフレームの下面部より段下げ形成されるとともに、該段下げ形成された窪み部は、後方が開放されており、車体後端に上記リヤサイドフレーム間を上記フロアの後縁に沿って連結する補強部材を備えた車両の後部車体構造であって、上記補強部材を上記リヤサイドフレームに対して車幅方向外側まで延ばすとともに、該車幅方向外側まで延ばした、上記補強部材の側部と、タイヤハウスの上部とを連結する第2の補強部材を備え、上記第2の補強部材における、タイヤハウス上部相当部と、上記タイヤハウスの上方の車体後部側壁を形成するサイドパネルとを連結する第5の補強部材を備えたものである。
上記構成によれば、リヤサイドフレーム間の車体後部のフロアを所謂掃出しフロアとして構成しつつ、車体後部の剛性も維持できる。
しかも、上記第2の補強部材における、タイヤハウス上部相当部と、上記タイヤハウスの上方の車体後部側壁を形成するサイドパネルとを連結する第5の補強部材を備えたものであるから、次の如き効果がある。
すなわち、第2の補強部材を第5の補強部材を介してサイドパネルに連結することで、該第2の補強部材によって車体後部をさらに補強することができる。
この発明の態様として、左右の上記リヤサイドフレームを、これらの間において上記フロアにおける、上記窪み部の前縁部に沿って車幅方向に橋渡しする第6の補強部材を備えたものである。
上記構成によれば、左右の上記リヤサイドフレーム間に橋渡しされる第6の補強部材によって、後方が開放する窪み部を備えたフロアが、車幅方向に変形することを抑制することができる。
この発明の態様として、左右の上記リヤサイドフレームを、これらの間において車幅方向に橋渡しするリヤクロスメンバが車体後部の上記フロアの前側に配設され、上記窪み部の前縁部は、車幅方向の中央が外側よりも前方に位置するように形成されており、上記第6の補強部材の車幅方向中央が上記リヤクロスメンバに連結されたものである。
上記構成によれば、上記第6の補強部材を左右の上記リヤサイドフレームに加えて上記リヤクロスメンバに連結することで、該第6の補強部材によって、フロアの車幅方向の変形をより一層抑制することができる。
この発明の態様として、上記リヤクロスメンバは、その車幅方向の上記リヤサイドフレームとの連結部位にて、サイドドア開口部の後縁に沿って上下方向に延びる左右のピラーの下端部に連結されたものである。
上記構成によれば、左右のピラーの下端部に連結することで剛性を高めたリヤクロスメンバに対して、第6の補強部材を連結することで、該第6の補強部材によって、フロアの車幅方向の変形をより一層抑制することができる。
この発明の態様として、走行用モータへ電力を供給する電池が、車室前部の床面を形成する前側フロアの下方に搭載される構造の車両において、上記車体後部の上記フロアの上記窪み部に形成された深底部に対して前方にて車幅方向に延びて上記電池を後方から支持する電池支持クロスメンバが配設され、上記電池支持クロスメンバの車幅方向の中央部と、該車幅方向の中央部に対して後方かつ左右に位置する各上記リヤサイドフレームの夫々とを連結するブレース部材を備えたものである。
上記構成によれば、左右のリヤサイドフレームの車幅方向の変位をブレース部材によって抑制することができる。
この発明の態様として、走行用モータへ電力を供給する電池が、車室を構成する前側フロアの下方に搭載される構造の車両において、上記車体後部の上記フロアの上記窪み部に形成された深底部の前部下面と、該深底部に対して前方にて車幅方向に延びて上記電池を後方から支持する電池支持クロスメンバとを連結するアンダーステーを備えたものである。
上記構成によれば、車体後部の上記フロアの車両前後方向への変位をアンダーステーによって抑制することができる。
この発明によれば、リヤサイドフレーム間の車体後部のフロアを所謂掃出しフロアとして構成しつつ、車体後部の剛性を維持することができる。
本実施形態の後部車体構造を備えた車両を後方から視た斜視図。 本実施形態の後部車体構造の要部を前方から見た斜視図。 本実施形態の後部車体構造の要部を後方から見た斜視図。 本実施形態の後部車体構造を車幅方向の中央位置にて切断して示した縦断面図。 図4のA-A線に沿った断面図。 図4のB-B線に沿った断面図。 図6のC-C線に沿った断面図。 車体後部に対してリヤドア、ヒンジ部およびドア係合部を分解して示した後部車体構造の要部の分解斜視図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両右方を示し、矢印Lは車両左方を示し、矢印Uは車両上方を示し、矢印outは車幅方向外側を示し、矢印inは車幅方向内側を示すものとする。
本実施形態の車両1は、以下、特に示す場合を除いて左右対称形状に構成されているものとする。なお、図2、図3は本実施形態の車体後部構造の要部の右側半分のみを示すものとする。また、図1は、リヤゲートを車体に対して、枢着するヒンジ部および係合するドア係合部の図示を省略し、図1以外は車体側部の荷室空間に面する化粧パネルの図示を省略し、図1および図4以外は乗員空間と荷室空間とを区分けする隔壁の図示を省略し、図5はスプリングの図示を省略している。
本実施形態の車両1の後部車体構造の説明に先立って、その前提構造について説明する。
本実施形態の車両1は、図1に示すように、乗員空間2Fと荷室空間2Rとが車室の前後各側に設けられ、これら乗員空間2F(車室前部)と荷室空間2R(車室後部)とは、隔壁8により仕切られている。
本実施形態の車両1は、不図示の走行用モータによって駆動する電気自動車であって、走行用モータへ電力を供給する電池4を格納する電池格納空間4Aが乗員空間2Fの床下に構成されている(図4参照)。
電池格納空間4Aは、下面(床面)が電池4を支持する電池支持パネル5によって、後面が縦壁状の後壁パネル6によって夫々画成されている。また、これら電池支持パネル5と後壁パネル6とのコーナー部には、電池格納空間4Aの後部を補強する電池支持クロスメンバ4Rが構成されており、該電池支持クロスメンバ4Rは車幅方向に延びる閉断面4RAを有している(同図参照)。
また図1に示すように、乗員空間2Fの両サイドには、サイドドア開口部7が設けられている。
サイドドア開口部7は、乗員が乗降する乗降口であって、車両前側のヒンジピラー(図示省略)に上下一対のドアヒンジ11Fを介して開閉可能に取り付けられたフロントドア12Fと、リヤボディに上下一対のドアヒンジ11Rを介して開閉可能に取り付けられたリヤドア12Rとで構成されるサイドドア12を備えている(図1参照)。サイドドア12(12F,12R)は、フロントドア12Fとリヤドア12Rとで観音開き式ドアとして構成されている。
図1~図5に示すように、荷室空間2Rの下部には、該荷室空間2Rの床面を構成するリヤフロアパネル3(以下、単に「フロアパネル3」と略記する)が設けられている。図1~図4に示すように、フロアパネルの両サイドには、車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム15が設けられている。
図1、図2、図5、図6に示すように、リヤサイドフレーム15は、車両前後方向全体に渡って上方へ凸の断面ハット形状のリヤサイドフレームアッパ151(図1、図5、図6参照)と、下方へ凸の断面ハット形状のリヤサイドフレームロア152(図2、図5、図6参照)等を備えている。
図3、図4、図8に示すように、リヤサイドフレーム15は、荷室空間2Rにおいて車両前後方向に水平かつ直線状に延びている。リヤサイドフレーム15の後端には、後述するリヤゲート90(図1参照)閉時に、該リヤゲート90側に備えた取付けプレート82(図8参照)に突当て可能なセットプレート16が取り付けられている。
図1に示すように、荷室空間2Rは、上方から後方にかけて荷室開口20が設けられている。荷室開口20は、荷室空間2Rの出入り口であって、上方に位置する上方開口部21と、該上方開口部21よりも下方(換言すると荷室空間2Rの後面)に位置する下方開口部22とが上下方向(車両前後方向)に互いに連続して開口形成されている。
また図1~図4に示すように、荷室空間2Rの後部の両サイドには、リヤエンドパネル23が設けられている。このリヤエンドパネル23は、図7に示すように、リヤサイドフレーム15の後部、並びに、該後部に対して車幅方向外側に延出して荷室空間2Rの床面の一部(床面後部両サイド)を構成する外側延出部24(図2、図3、図7参照)の後端から縦壁状に立ち上がり、荷室空間2Rの両サイドの後壁を形成する。
リヤエンドパネル23の上部には、前面側(荷室空間2R側)からリヤエンドクロス25を接合固定して、該リヤエンドクロス25とリヤエンドパネル23との間には、リヤエンド閉断面25Aを形成している(図2~図4参照)。リヤエンドクロス25は、その車幅方向外端がリヤピラー26の後端に接合され、該リヤピラー26から連続して車幅方向内側へ延びるが、リヤエンドパネル23と共に、車幅方向に分断するように車体後端における、下方開口部22を隔てた両サイドにのみ設けられている。
図1に示すように、上記の上方開口部21は、乗員空間2Fの天井を構成するルーフ部27の後端にて車幅方向に延びるリヤヘッダ28によって上縁が形成され、後方程下方に位置するように傾斜して延びる両サイド縁が、リヤピラー26によって形成されている。
一方、上記の下方開口部22は、荷室空間2Rの両サイドの後壁を構成するリヤエンドパネル23の車幅方向内縁によって両サイド縁が形成され、フロアパネル3の後縁によって下縁が形成されている。
すなわち、荷室開口20は、車体後端の両サイドに設けられたリヤエンドパネル23間に有する下方開口部22を下部に有して、リヤエンドパネル23の上縁と略同じ高さに位置する上方開口部21の下端部よりも下方に至るまで開口形成したものである。
また図1に示すように、車体後端には、下方開口部22を開閉するためのリヤゲート90が設けられている。
リヤゲート90は、その車幅方向の一端(当例では右端)が、上下方向に延びる回動軸を有するヒンジ部95(図8参照)を介して車体の下方開口部22の車幅方向の一端(当例では右端)に、回動自在に連結支持されている。なお、リヤゲート90の内部構造およびヒンジ部95等については後述する。
また、本実施形態の車両1は、上方開口部21を開閉するためのドアを備えておらず、荷室空間2Rの上方、すなわち上方開口部21が常時開口した所謂オープンデッキ車両として構成している。
続いて荷室空間2Rの床面を形成するフロアパネル3について詳述する。
フロアパネル3は、図1~図6に示すように、中央部に左右のリヤサイドフレーム15の下面よりも下方に窪んだ窪み部30が形成されている。
フロアパネル3の両サイドの縁部は、左右夫々のリヤサイドフレーム15に沿って車両前後方向に延びている。窪み部30は、フロアパネル3の両サイドの縁部よりも車幅方向内側全体が窪むように形成されるとともに、図2、図3に示すように、窪み部30の前縁30fは、車幅方向内側(中央側)が車幅方向外側よりも前方に位置するように平面視孤状に形成されている。当例では窪み部30の車幅方向内側に位置する前縁30fが、フロアパネル3の略前縁に位置するように形成されている(同図参照)。
図2~図6に示すように、窪み部30は、平坦な深底部31と、深底部31の後端を除く周縁(左右側面および前面)から立ち上がり、該周縁を覆う略縦壁状の壁部32とで一体に形成されている。
窪み部30の後端には、壁部32を設けずに上記の下方開口部22を有して形成されている。
すなわち、本実施形態のフロアパネル3は、リヤゲート90が開状態において窪み部30が後方に向けて開放され、かつ低床(深底)の所謂掃出しフロアとして構成されている。
図2、図3に示すように、フロアパネル3の両サイドにおける、後端上部には、窪み部30の壁部32のうち、左右の側面を形成する側壁部32aよりも車幅方向外側に突出するとともに、フロアパネル3の上面よりも上方に突出する突出片33が一体に形成されている。
突出片33は、図3、図6に示すように、基部33aが車幅方向外側に突出するとともに屈曲部33bを介して先端部33cが上方に突出し、全体として車両後面視で逆L字形状(車両左側においてはL字形状)に形成されている。
図2~図4の特に図4に示すように、荷室空間2Rの側面は、リヤサイドパネル13と、該リヤサイドパネル13に対して下方かつ前方に位置するリヤホイルハウスインナ35(以下、「リヤホイルハウス35」と略記する)とでもって画成されている。リヤホイルハウス35は、その車幅方向内壁がリヤサイドフレーム15の車幅方向外縁に略至るまでリヤサイドパネル13に対して荷室空間2R側(車幅方向内側)へ膨出形成され(図2、図3参照)、前部が乗員空間2Fに至るまで隔壁8を跨いで車両前後方向に延びている(図4参照)。このリヤホイルハウス35の上面、すなわち図2~図4、図6に示すように、車幅方向内側への膨出部分の上面は、車両側面視で車両前後方向の中間部が上方へ凸の頂部35aとなるアーチ形状に形成されている。
図2~図4、図6、図7に示すように、リヤホイルハウス35の頂部35aには、リヤサスペンション40のダンパ41の上端41a(ダンパトップ41a)(図7参照)を支持するダンパ支持ブラケット42がガセット43を介して取り付けられている。
図2~図5に示すように、荷室空間2Rの下部の前側位置には、左右のリヤサイドフレーム15を、この間において車幅方向に橋渡しするリヤクロスメンバ45(所謂No.4クロスメンバ)が設けられている。
リヤクロスメンバ45は、車幅方向の略全体に渡って上方へ凸の断面ハット形状のリヤクロスメンバアッパ46(図4参照)と、下方へ凸の断面ハット形状のリヤクロスメンバロア47(同図参照)等を備えた骨格部材である。これらリヤクロスメンバアッパ46とリヤクロスメンバロア47とは、夫々の車両前後両端に接合フランジ部46a,47aが形成されており(同図参照)、これら接合フランジ部46a,47aによって乗員空間2Fの床面を形成するフロアパネル9の後端9aを挟み込んだ状態で溶接にて3重接合されている(同図参照)。
また図2~図4、図7に示すように、荷室空間2Rの側壁の前側位置には、リヤサイドフレーム15の上面部とリヤサイドパネル13とをリヤホイルハウス35を介して連結してサイドドア開口部の後縁を補強するピラー49(ガセット部材49)が設けられている。このピラー49は、リヤホイルハウス35との間に、サイドドア開口部7の後縁に沿って上下方向に延びる閉断面49Aを有する骨格部材である(図7参照)。
そして図3に示すように、上述したリヤクロスメンバ45(詳しくはリヤクロスメンバアッパ46)は、リヤサイドフレーム15との接合部において、上述したピラー49の下端部にも接合されており、これにより、リヤクロスメンバ45(特にリヤクロスメンバアッパ46)とピラー49とは、リヤサイドフレーム15に交差するように連続して延びている。
また図4、図5に示すように、本実施形態の車両1に備えたリヤサスペンション40(車両右側のみ図示)は、トーションバー式サスペンションであって、両サイドにおいて車両前後方向に延びる一対のトレーリングアーム38と、トレーリングアーム38を連結するトーションバー36とを備えて略H型を呈している。
図4に示すように、トレーリングアーム38は、その前端部が、該前端部を中心として後方が上下方向に揺動するように、リヤサイドフレーム15(具体的には、リヤサイドフレーム15の車両前後方向の乗員空間2Fの床下において前方程下方に位置するように傾斜して延びる傾斜部15S)の下部に取り付けられたブラケット37に、車幅方向に延びる軸部材を介して軸支されている。
図4、図5に示すように、トーションバー36は、電池格納空間4Aの後壁パネル6と、リヤフロアパネル3の窪み部30の壁部32のうち前面を形成する前壁部32bとの間の空間36A(以下、「トーションバー揺動空間36A」と称する)において、上下方向に揺動可能に車幅方向に延びており、該車幅方向の直交断面がU字形状に形成されている。図4、図7に示すように、トレーリングアーム38には、上下方向に伸縮可能なダンパ41を備えており、該ダンパ41は、トレーリングアーム38の後端とリヤホイルハウス35の上端41aとの間に連結されている。
なお、符号44はトレーリングアーム38に備えたスプリングを示し、符号39はスプリング44の下端を支持する皿状のスプリング下端受け部材を示す。
ところで、本実施形態の車両1は、上述したように、所謂オープンデッキ車両であるとともに、フロアパネル3を掃出しフロアとして構成した車両であって、このような車両1の車体後部を補強するために、該車体後部に複数の補強部材を設けたものである。以下、これら補強部材を中心に説明する。
図2~図4、図6、図7の特に図6に示すように、フロアパネル3の後端部には、深底部31、側壁部32aおよび突出片33の各後端に沿って、車両後面視で窪み部30の内部空間と反対側(車幅方向外側又は下方)に向けて延出したフランジ部3aが形成されており、このフランジ部3aの後面に第1補強部材50が接合されている。
詳述すると、図2、図3、図6、図8に示すように、第1補強部材50は、左右のリヤサイドフレーム15間において車幅方向に延びるとともに、その車幅方向の両端部が左右のリヤサイドフレーム15よりも車幅方向外側に位置するように車幅方向に延びている。第1補強部材50は、平板状の第1補強部材前側構成部51と、該第1補強部材前側構成部51よりも後方に位置し、後方へ突のハット形状の第1補強部材後側構成部52とによって、これら間に、フロアパネル3の後端に沿って延びる閉断面50A(図2~図4、図7参照)を有して構成している。
第1補強部材50は、車幅方向に略水平に延びる中央部53と、該中央部53の車幅方向外端から上方に延びる側部54とで車両後面視略U字形状に一体に形成されている。中央部53は、リヤサイドフレーム15に対して車幅方向の内側に位置するとともに、側部54は、車幅方向においてリヤサイドフレーム15と同位置から外側にかけて位置する。
側部54の下部54aは、図3、図8に示すように、リヤサイドフレーム15の下方において車両後面視で上方程車幅方向外側に位置するように傾斜形状に形成するとともに、側部54の上部54bは、該側部54の下部54aの上端から上方に鉛直に延びる。側部54の上部54bは、リヤサイドフレーム15の後端に取り付けられたセットプレート16およびフロアパネル3の突出片33に対して車幅方向外側にて隣接して配置されるとともに、該セットプレート16よりも上方に延びている。
側部54の下部54aには、図3、図6、図8に示すように、突出片33の基部33aの後端(換言すると突出片33の下縁)と側壁部32aの後端とのコーナー部の形状に対応して(換言するとコーナー部を車両後面視で塞ぐように)車幅方向内縁から車幅方向内側に張り出した張出し部54cが一体形成されている。
第1補強部材50は張出し部54cを含めて、フロアパネル3の後端に形成したフランジ部3aに対して、該フロアパネル3の後端に沿って突き当てられ、ボルト等を用いて取り付けられている。
さらに図2~図4、図6に示すように、車体後部の両サイドには、第1補強部材50の側部54と、リヤホイルハウス35の頂部35aとを連結する第2補強部材55を備え、該第2補強部材55は、リヤホイルハウス35の頂部35aを介してピラー49に連結されている。
詳述すると図3、図4、図7に示すように、第2補強部材55は、後端に、第1補強部材50の側部54の上部54bにボルトおよびナット等によって締結固定する後端取付部56が設けられ、リヤホイルハウス35の頂部35aよりも後方にて、該後端取付部56から該リヤホイルハウス35の頂部35aよりも上方に至るまで前方程上方に傾斜して延びる傾斜部55aと、該傾斜部55aの上端から屈曲部55bを介して前方へ延びる水平部55cとで一体に形成されている。
水平部55cは、屈曲部55bからリヤホイルハウス35の頂部35aよりもさらに車両前方に延びており、その前端部には、ピラー49にボルト等によって締結固定される前端取付部57が設けられている。水平部55cは、リヤホイルハウス35の頂部35aに設けられたダンパ支持ブラケット42の上方を通過するように車両前後方向に延びており、該水平部55cの車両前後方向における、リヤホイルハウス35の頂部35aの直上部分が、該リヤホイルハウス35の頂部35aに取り付けられたダンパ支持ブラケット42に連結されている(特に図6参照)。
さらに車体後部には、図2~図4、図7に示すように、第2補強部材55における屈曲部55bと、該屈曲部55bの上方に位置するリヤピラー26とを連結する第3補強部材60を備えている。第3補強部材60は、上下方向に略直線状に延び、第3補強部材60の下端部には、屈曲部55bに対してその上側からボルト等を用いて締結固定する下端フランジ部60aが形成されるとともに、リヤピラー26に備えたリヤピラーレイン26a(図7参照)に対してその下側からボルト等を用いて締結固定する上端フランジ部60bが形成される。
さらに車体後部には、図2~図4、図7に示すように、第2補強部材55における、傾斜部55aの上下方向の中間部と、リヤサイドフレーム15の前部とを連結する第4補強部材62を備えている。
第4補強部材62は、上下方向に略直線状に延び、車幅方向外壁部63、前壁部64および後壁部65を有して上下方向の直交断面が車幅方向内側に向けて開口する開断面形状(すなわちコ字状)に形成している。
第4補強部材62は図2~図4に示すように、上端に設けられた上端フランジ部66aを介して傾斜部55aの下面部にボルト等(図示省略)を用いて締結固定されるとともに、下端に設けられた下端フランジ部66bを介してリヤサイドフレーム15の上面部にボルト等を用いて締結固定される。
さらに車体後部には、図2~図4、図6、図7に示すように、第2補強部材55の車幅方向における、リヤホイルハウス35の頂部35aに相当するリヤホイルハウス頂部相当部55A(リヤホイルハウス35の直上部分)と、リヤホイルハウス35の頂部35aの上方の車体後部側壁を形成するリヤサイドパネル13とを連結する第5補強部材67を備えている。
第5補強部材67は、上下方向に延び、その下端が第2補強部材55の水平部55cにおける、リヤホイルハウス頂部相当部55Aの上縁にボルト等を用いて締結固定されるとともに上縁がリヤサイドパネル13の車幅方向内面にボルト等を用いて締結固定される(特に図6参照)。
また図2、図3に示すように、フロアパネル3の窪み部30の前縁30f(前壁部32bの上端)には、第6補強部材68を備えている。ここで、窪み部30の前縁30fは、車幅方向の外側に対して中央部53が前方に位置するように平面視で孤状に形成されている。これに伴って第6補強部材68は、窪み部30の前部を取り囲むように設けられた平面視で後方に向けて開口した略U字形状に形成されている。
第6補強部材68は、窪み部30の前縁30f(すなわち長手方向)沿って延びる閉断面68Aが内部に構成されており、下面が窪み部30の前縁30fの上面に溶接等により接合されている(図3、図5、図6参照)。
さらに図2~図6に示すように、第6補強部材68は、左右のリヤサイドフレーム15を、これらの間において車幅方向に橋渡ししている。すなわち、第6補強部材68は、リヤサイドフレーム15のリヤサイドフレームロア152と略同じ高さに配設されており、その車幅方向の外端部(後端部)の車幅方向の外面が、リヤサイドフレームロア152の車幅方向内面に溶接等によって接合されている(図6参照)。
さらにまた図4に示すように、第6補強部材68は、リヤクロスメンバ45のうちリヤクロスメンバロア47と略同じ高さに配設されており、該第6補強部材68の車幅方向中央部(前端部)が、リヤクロスメンバロア47に対して後方で隣接して配置される。
そして、第6補強部材68の車幅方向中央部がリヤクロスメンバロア47に連結されている(図2、図4参照)。
さらに車体後部は、図2~図5に示すように、電池支持クロスメンバ4R(図4参照)の車幅方向の中央部と、該電池支持クロスメンバ4Rに対して後方かつ上方に位置する左右のリヤサイドフレーム15とを連結するブレース部材70を左右一対備えている(車体右側のみ図示)。
図2~図5に示すように、ブレース部材70は梁状に形成され、その延在方向の直交断面がハット形状に形成されている。詳しくは、ブレース部材70は、車幅方向内端70a(下端)が、電池支持クロスメンバ4Rの後面に対向するように車両前方に突のハット形状に形成されるとともに(図4参照)、車幅方向外端70b(上端)が、リヤサイドフレーム15の下面に対向するように上方に突のハット形状に形成されており(図5参照)、これら車幅方向の内外両端70a,70bが、このような向きのハット形状になるように、延在方向のこれら両端70a,70bの間は捩じり形状に形成されている。
そして図4に示すように、ブレース部材70の車幅方向内端70aが、電池支持クロスメンバ4Rの後面に後壁パネル6を介してボルト等により取り付けられるとともに、図5に示すように、ブレース部材70の車幅方向外端70bが、リヤサイドフレーム15の下面にフロアパネル3を介して取り付けられている。
さらに図4に示すように、ブレース部材70は、車両側面視でリヤクロスメンバ45の下方であって、電池格納空間4Aの後壁パネル6と、フロアパネル3の窪み部30の前壁部32bとの間の空間において、車幅方向および車両前後方向に延在している。この空間は、上述したトーションバー揺動空間36Aに相当する。すなわち、トーションバー揺動空間36Aは、上述したようにリヤサスペンション40のトーションバー36が車幅方向に延びるとともに、車両走行時に上下に揺動する。
このため図4、図5に示すように、ブレース部材70は、車両側面視において、電池支持クロスメンバ4Rとリヤサイドフレーム15とを最短で連結するように例えば直線状の傾斜形状等に形成しておらず、このトーションバー揺動空間36Aにおいてトーションバー36と干渉しないように該トーションバー36の可動範囲に対して前方かつ上方に迂回するように車両側面視で湾曲して延びている。
また図2~図5の特に図4に示すように、車体後部には、フロアパネル3の窪み部30に形成された深底部31の前部と、該深底部31に対して前方に備えた、車幅方向に延びる電池支持クロスメンバ4Rとを連結するアンダーステー72を備えている。
アンダーステー72は、トーションバー揺動空間36Aを下方から覆うように深底部31の前部下面と電池支持クロスメンバ4Rの下面とを略水平に連結する平板状の部材であり、フロアパネル3の深底部31の車幅方向の長さと略同じ、或いは若干小さな幅を有して形成されている(図2、図3、図5参照)。
なお、アンダーステー72は、共に略水平かつ略平坦な電池支持パネル5と深底部31に対して略面一に配設されている。
図8は、本実施形態のリヤゲート90を備えた車体後部の構成を模式的に示した分解斜視図であって、リヤゲート90、ヒンジ部95、ドア係合部85の構成を説明する構成説明図である。
図8に示すように、リヤゲート90は、その上部に備えたリヤゲート本体部91と、該リヤゲート本体部91の下部に備えたスカート部92と、後突吸収構造80を備えている。
後突吸収構造80は、車両前後方向に延びて後突時の衝撃を吸収する筒状体等からなる左右一対のクラッシュカン81と、クラッシュカン81の前端に備えた取付けプレート82と、クラッシュカン81の後端に備えたバンパレインフォースメント83とで構成されている。左右一対のクラッシュカン81は、その前後各側に配設された取付けプレート82とバンパレインフォースメント83とによって車幅方向に連結されている。
後突吸収構造80は、リヤゲート90のスカート部92に対して、その前方側から内部に装着される。このときクラッシュカン81は、リヤゲート90閉時に左右夫々に対するリヤサイドフレーム15の後端に備えたセットプレート16に一致する位置に配設されており、セットプレート16に形成された嵌合穴16aに嵌め込み可能な嵌合突起81aが取付けプレート82よりも前方に突出形成されている。
これにより、リヤゲート90閉時において嵌合突起81aが嵌合穴16aに嵌め込まれるとともに、取付けプレート82の前面がセットプレート16の後面に突き当たった状態となり、後突時におけるクラッシュカン81からリヤサイドフレーム15への荷重伝達効率を高めている。
また図8に示すように、リヤゲート90と車体との間には、車体に対してリヤゲート90を回動自在に連結支持するヒンジ部95を備えている。
ヒンジ部95は、固定側ヒンジ部96と回動側ヒンジ部97と軸部材98とで構成され、固定側ヒンジ部96は、リヤゲート90の車幅方向の一端(当例では右端)における、第1補強部材50の側部の上部54bの後面にボルト等により締結固定され、回動側ヒンジ部97は、リヤゲート本体部91の車幅方向の一端(当例では右端)側に前面側からボルト等により締結固定される。そして、固定側ヒンジ部96と回動側ヒンジ部97とは、上下方向延びる軸部材98に軸支される。
また図8に示すように、リヤゲート90と車体との間には、車体に対してリヤゲート90を閉時に係合するドア係合部85を備えている。
ドア係合部85は、係合部86と被係合部87(引込みキャッチ)とで構成され、係合部86は、リヤゲート90の車幅方向の他端(当例では左端)における、第1補強部材50の側部の上部54bの後面にボルト等により締結固定され、被係合部87は、リヤゲート本体部91の車幅方向の他端(当例では左端)側に前面側からボルト等により締結固定される。
そして、リヤゲート90閉時には、係合部86に備えたストライカ86aと被係合部87に備えたラッチ87aとが互いに係合される。
また、リヤゲート90の後面には不図示のドアハンドルが設けられており、このドアハンドルは、ケーブル等の連結部材(図示省略)を介してラッチ87aと連結されている。そして、ドアハンドルの開操作によってラッチ87aとストライカ86aとの係合が解除され、リヤゲート90の開操作が可能となる。
図1~図6、図8に示すように、上述した本実施形態の車両1の後部車体構造は、左右のリヤサイドフレーム15間に有する、車体後部のフロアパネル3(フロア)が、該リヤサイドフレーム15の下面部より段下げ形成されるとともに(特に図4~図6参照)、該段下げ形成された窪み部30は、後方が開放されており(特に図1~図4、図8参照)、すなわち、車体後部に設けられた荷室開口20(後部開口)は、フロアパネル3の段下げ形成された窪み部30の後方も含めて開口形成されており、車体後端にリヤサイドフレーム15間をフロアパネル3の後縁(フロアライン)に沿って連結する第1補強部材50(補強部材)を備えた車両1の後部車体構造であって(図2~図4、図6~図8参照)、第1補強部材50をリヤサイドフレーム15に対して車幅方向外側まで延ばすとともに、該車幅方向外側まで延ばした、第1補強部材50の側部54と、リヤホイルハウス35の頂部35a(タイヤハウスの上部)とを連結する第2補強部材55を備えたものである(図2~図4、図7参照)。
上記構成によれば、リヤサイドフレーム15間のフロアパネル3全体を、該リヤサイドフレーム15の下面より段下げ形成するとともに、段下げ形成された窪み部30の後方を開放して形成し、さらに車体後端において、リヤサイドフレーム15間をフロアパネル3の後縁に沿って第1補強部材50によって連結したものである。これにより、フロアパネル3に対して人や荷物を出し入れする際に、第1補強部材50によって阻害されることがなく、フロアパネル3を人や荷物の出し入れが容易な所謂掃出しフロアとして形成することができる。
一方、フロアパネル3を、窪み部30後方が開放され、かつ低床とした所謂掃出しフロアとして構成した場合、リヤエンドクロス25(図2~図4参照)のように、車体後端における、フロアパネル3のフロア面よりも高い位置で車幅方向に延びる骨格部材を両サイドに分断した構成となるため、左右のリヤサイドフレーム15の剛性低下が懸念される。
これに対して本実施形態においては、第1補強部材50をフロアパネル3の後縁に沿ってリヤサイドフレーム15間に連結することに加えて、該第1補強部材50の側部54とリヤホイルハウス35の頂部35aとを連結する第2補強部材55を備えることで、車体後部の剛性も維持することができる。
また図2、図3に示すように、所謂掃出しフロア構造に構成したフロアパネル3を備えた車体後部構造において、第1補強部材50と、左右一対の第2補強部材55と、サイドドア開口部7の後縁に沿って上下方向に延びる左右一対のピラー49と、ピラー49下端を車幅方向に橋渡しするリヤクロスメンバ45とによって、車体後部に環状の骨格構造を構成することができる。
具体的には、車体後部において車幅方向全体に延びて車体後壁を構成するリヤエンドパネル並びに、該リヤエンドパネルとの間に車幅方向に延びる閉断面を構成するリヤエンドクロスを備えた一般的な車体後部構造においては(図示省略)、上記ピラー49と、上記リヤエンドクロス25とに加えて、これら25,49と車両前後方向に連結するように、リヤホイルハウス35の頂部35aの上方を略水平に延びる不図示のガセット(荷室空間2Rを上下に区分けする所謂棚ガセット)とによって、車体後部に環状の骨格構造を構成することで、車体後部の剛性を確保していた(図示省略)。
これに対して本実施形態の車体後部構造においては、フロアパネル3を所謂掃出しフロア構造に構成するに伴ってフロアパネル3のフロア面よりも高い位置に備えたリヤエンドクロス25およびリヤエンドパネル23を車幅方向に分断するように設けるとともに、ガセット(所謂棚ガセット)を備えずに構成する代わりに、第1補強部材50および第2補強部材55を備えることによって、上述したように、これら骨格部材45,49,50,55により車体後部に環状構造を構成したものである。
これにより、上述した一般的な車体後部構造と略同一の質量に抑え、且つ上述したように、フロアパネル3を所謂掃出しフロア構造として構成しながらも車体後部の剛性を確保することができる。
この発明の態様として、第2補強部材55は、リヤホイルハウス35の頂部35aを介して、サイドドア開口部7の後縁に沿って上下方向に延びるピラー49に連結されたものである(図2~図4、図7参照)。
上記構成によれば、第2補強部材55は、リヤホイルハウス35の頂部35aに加えてピラー49にも連結されるため、該第2補強部材55の剛性を高めて車体後部をさらに補強することができる。
この発明の態様として、車体後部の上方が常時開放されるオープンデッキ車両において、第2補強部材55における、第1補強部材50の側部54の上部54bに取り付ける後端取付部56(後端部)からリヤホイルハウス頂部相当部55A(タイヤハウス上部相当部)に至るまでの中間部と、リヤホイルハウス35の上方に有するリヤピラー26とを連結する第3補強部材60を備えたものである(図2~図4、図7参照)。
上記構成によれば、第2補強部材55とリヤピラー26とを第3補強部材60を介して連結することで、車体後部の上方が常時開口された(すなわち、上方開口部21(図1参照)を閉塞するリヤゲートを有しない)オープンデッキ車両においてもその剛性を維持することができる。
この発明の態様として、第2補強部材55における、後端取付部56(後端部)からリヤホイルハウス頂部相当部55Aに至るまでの中間部と、リヤサイドフレーム15の上面部とを連結する第4補強部材62を備えたものである(図2~図4、図7参照)。
上記構成によれば、第2補強部材55を、第4補強部材62を介してリヤサイドフレーム15によって補強することで、該第2補強部材55の剛性を高めて車体後部をさらに補強することができる。
具体的には、第2補強部材55を、第4補強部材62を介してリヤサイドフレーム15に連結することで、該第2補強部材55を補強することができる一方で、フロアパネル3を、窪み部30後方が開放され、かつ低床とした所謂掃出しフロアとして構成、すなわち、車体後端において車幅方向に延びる骨格部材(リヤエンドクロス25)を両サイドに分断した構成を採用したことに起因してリヤサイドフレーム15の後部が車幅方向に変形することを第2補強部材55および第4補強部材62によって抑制できる。
特に本実施形態のように、サイドドア開口部7の後縁に沿って上下方向に延びるピラー49を、第2補強部材55の前端取付部57(前端)が連結するとともに、該ピラー49の下端部をリヤサイドフレーム15に接合し、さらに上述したように、第2補強部材55を、第4補強部材62を介してリヤサイドフレーム15によって補強することで、車体後部の両サイドに、ピラー49とリヤサイドフレーム15と第2補強部材55と第4補強部材62とによって環状構造を構成することができ、車体後部の剛性を格段に高めることができる。
この発明の態様として、第2補強部材55における、リヤホイルハウス頂部相当部55Aと、リヤホイルハウス35の頂部35aの上方の車体後部側壁を形成するリヤサイドパネル13(サイドパネル)とを連結する第5補強部材67を備えたものである(図2~図4、図6、図7参照)。
上記構成によれば、第2補強部材55を、第5補強部材67を介してリヤサイドパネル13に連結することで、該第2補強部材55の剛性を高めて車体後部をさらに補強することができる。
この発明の態様として、左右のリヤサイドフレーム15を、これらの間においてフロアパネル3における、窪み部30の前縁30fに沿って車幅方向に橋渡しする第6補強部材68を備えたものである(図2~図5参照)。
上記構成によれば、左右のリヤサイドフレーム15間に橋渡しされる第6補強部材68によって、後方が開放する窪み部30を備えたフロアパネル3が、車幅方向に変形することを抑制することができる。
特に本実施形態においては、左右のリヤサイドフレーム15は、上述したように、第4補強部材62を介して第2補強部材55に連結されている(図2~図4参照)。このため、このような第2補強部材55によって補強された左右のリヤサイドフレーム15に第6補強部材68を橋渡しすることで、後方が開放する窪み部30を備えたフロアパネル3が、車幅方向に変形することを効果的に抑制することができる。
この発明の態様として、左右のリヤサイドフレーム15を、これらの間において車幅方向に橋渡しするリヤクロスメンバ45が車体後部のフロアパネル3の前側に配設され、窪み部30の前縁30fは、車幅方向の中央が外側よりも前方に位置するように形成されており、第6補強部材68の車幅方向中央がリヤクロスメンバ45に連結されたものである(図2~図5参照)。
上記構成によれば、第6補強部材68を左右のリヤサイドフレーム15に加えてリヤクロスメンバ45に連結することで、該第6補強部材68によって、フロアパネル3の車幅方向の変形をより一層抑制することができる。
この発明の態様として、リヤクロスメンバ45は、その車幅方向のリヤサイドフレーム15との連結部位にて、サイドドア開口部7の後縁に沿って上下方向に延びる左右のピラー49の下端部に連結されたものである(図2、図4参照)。
上記構成によれば、左右のピラー49の下端部に連結することで剛性を高めたリヤクロスメンバ45に対して、第6補強部材68を連結することができ、該第6補強部材68によって、フロアパネル3の車幅方向の変形をより一層抑制することができる。
すなわち本実施形態では、リヤサイドフレーム15に対して交差するように連続して延びるリヤクロスメンバ45に対して第6補強部材68を、ピラー49に対して第2補強部材55を夫々連結したため、フロアパネル3を所謂掃出しフロアとして構成するに伴って低剛性化することが懸念される車体後部の剛性を補強することができる。
この発明の態様として、不図示の走行用モータへ電力を供給する電池4が、乗員空間2F(車室前部)の床面を形成するフロアパネル9(前側フロア)の下方に搭載される構造の車両1において(図4参照)、車体後部のフロアパネル3の窪み部30に形成された深底部31に対して前方にて車幅方向に延びて電池4を後方から支持する電池支持クロスメンバ4Rが配設され(図4、図5参照)、電池支持クロスメンバ4Rの車幅方向の中央部と、該車幅方向の中央部に対して後方かつ左右各側に位置するリヤサイドフレーム15とを連結する左右一対のブレース部材70を備えたものである(図2~図5参照)。
上記構成によれば、左右のリヤサイドフレーム15の車幅方向への変位をブレース部材70によって抑制できるとともに、電池格納空間4Aの後部、すなわち電池支持クロスメンバ4Rの剛性を高めることができる。
この発明の態様として、不図示の走行用モータへ電力を供給する電池4が、乗員空間2F(車室前部)の床面を形成するフロアパネル9(前側フロア)の下方に搭載される構造の車両1において、車体後部のフロアパネル3の窪み部30に形成された深底部31の前部下面と、該深底部31に対して前方にて車幅方向に延びて電池4を後方から支持する電池支持クロスメンバ4Rとを連結するアンダーステー72を備えたものである(図2~図5参照)。
上記構成によれば、車体後部のフロアパネル3の車両前後方向への変位をアンダーステー72によって抑制することができる。
すなわち、図4に示すように、フロアパネル3の窪み部30の前壁部32bと、ブレース部材70と、アンダーステー72と、電池支持クロスメンバ4Rとによって車両側面視で略トラス構造を構成することができるため、フロアパネル3の前部から電池格納空間4A後部周辺にかけての剛性を高めることができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
例えば、本実形態では、車両として電気自動車を例に採り説明したが、このように、駆動源として走行用モータのみを備える電気自動車・燃料電池自動車に限らず、本発明は、エンジンとともに走行用モータを備えるハイブリッド車、或いは、ガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車等に適用してもよい。
1…車両
2F…乗員空間(車室前部)
3…リヤフロアパネル(フロア)
4…電池
4R…電池支持クロスメンバ
7…サイドドア開口部
9…車室前部の床面を形成するフロアパネル(前側フロア)
13…リヤサイドパネル(サイドパネル)
15…リヤサイドフレーム
26…リヤピラー
30…窪み部
30f…窪み部の前縁
31…深底部
35…リヤホイルハウス
35a…リヤホイルハウスの頂部(タイヤハウスの上部)
45…リヤクロスメンバ
49…サイドドア開口部の後縁に沿って上下方向に延びるピラー
50…第1補強部材(補強部材)
54…第1補強部材の側部
54b…第1補強部材の側部の上部
55…第2補強部材
55A…リヤホイルハウス頂部相当部(タイヤハウス上部相当部)
56…後端取付部(後端部)
60…第3補強部材
62…第4補強部材
67…第5補強部材
68…第6補強部材
70…ブレース部材
72…アンダーステー

Claims (8)

  1. 左右のリヤサイドフレーム間に有する、車体後部のフロアが、該リヤサイドフレームの下面部より段下げ形成されるとともに、該段下げ形成された窪み部は、後方が開放されており、車体後端に上記リヤサイドフレーム間を上記フロアの後縁に沿って連結する補強部材を備えた車両の後部車体構造であって、
    上記補強部材を上記リヤサイドフレームに対して車幅方向外側まで延ばすとともに、該車幅方向外側まで延ばした、上記補強部材の側部と、タイヤハウスの上部とを連結する第2の補強部材を備え
    車体後部の上方が常時開放されるオープンデッキ車両において、
    上記第2の補強部材における、後端部からタイヤハウス上部相当部に至るまでの中間部と、上記タイヤハウスの上方に有するリヤピラーとを連結する第3の補強部材を備えた
    車両の後部車体構造。
  2. 左右のリヤサイドフレーム間に有する、車体後部のフロアが、該リヤサイドフレームの下面部より段下げ形成されるとともに、該段下げ形成された窪み部は、後方が開放されており、車体後端に上記リヤサイドフレーム間を上記フロアの後縁に沿って連結する補強部材を備えた車両の後部車体構造であって、
    上記補強部材を上記リヤサイドフレームに対して車幅方向外側まで延ばすとともに、該車幅方向外側まで延ばした、上記補強部材の側部と、タイヤハウスの上部とを連結する第2の補強部材を備え、
    上記第2の補強部材における、後端部からタイヤハウス上部相当部に至るまでの中間部と、上記リヤサイドフレームの上面部とを連結する第4の補強部材を備えた
    車両の後部車体構造。
  3. 左右のリヤサイドフレーム間に有する、車体後部のフロアが、該リヤサイドフレームの下面部より段下げ形成されるとともに、該段下げ形成された窪み部は、後方が開放されており、車体後端に上記リヤサイドフレーム間を上記フロアの後縁に沿って連結する補強部材を備えた車両の後部車体構造であって、
    上記補強部材を上記リヤサイドフレームに対して車幅方向外側まで延ばすとともに、該車幅方向外側まで延ばした、上記補強部材の側部と、タイヤハウスの上部とを連結する第2の補強部材を備え、
    上記第2の補強部材における、タイヤハウス上部相当部と、上記タイヤハウスの上方の車体後部側壁を形成するサイドパネルとを連結する第5の補強部材を備えた
    車両の後部車体構造。
  4. 左右の上記リヤサイドフレームを、これらの間において上記フロアにおける、上記窪み部の前縁部に沿って車幅方向に橋渡しする第6の補強部材を備えた
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両の後部車体構造。
  5. 左右の上記リヤサイドフレームを、これらの間において車幅方向に橋渡しするリヤクロスメンバが車体後部の上記フロアの前側に配設され、
    上記窪み部の前縁部は、車幅方向の中央が外側よりも前方に位置するように形成されており、上記第6の補強部材の車幅方向中央が上記リヤクロスメンバに連結された
    請求項に記載の車両の後部車体構造。
  6. 上記リヤクロスメンバは、その車幅方向の上記リヤサイドフレームとの連結部位にて、サイドドア開口部の後縁に沿って上下方向に延びる左右のピラーの下端部に連結された
    請求項に記載の車両の後部車体構造。
  7. 走行用モータへ電力を供給する電池が、車室前部の床面を形成する前側フロアの下方に搭載される構造の車両において、上記車体後部の上記フロアの上記窪み部に形成された深底部に対して前方にて車幅方向に延びて上記電池を後方から支持する電池支持クロスメンバが配設され、
    上記電池支持クロスメンバの車幅方向の中央部と、該車幅方向の中央部に対して後方かつ左右に位置する各上記リヤサイドフレームの夫々とを連結するブレース部材を備えた
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両の後部車体構造。
  8. 走行用モータへ電力を供給する電池が、車室を構成する前側フロアの下方に搭載される構造の車両において、
    上記車体後部の上記フロアの上記窪み部に形成された深底部の前部下面と、該深底部に対して前方にて車幅方向に延びて上記電池を後方から支持する電池支持クロスメンバとを連結するアンダーステーを備えた
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両の後部車体構造。
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