JP7006491B2 - 車両の車体構造 - Google Patents
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ところで、スポーツカーのような車両は、一般的な車両に比べて、より高い操縦安定性が要求されることが多い。このため、スポーツカーのような車両における車体剛性をさらに向上する様々な技術が提案されている。
具体的には、フロントサスペンションを支持する第1骨格部材、及びリヤサスペンションを支持する第2骨格部材と、車室内に配設された第3骨格部材とを、第4骨格部材、及び第5骨格部材で連結したことにより、車両の車体構造は、前部車体を構成する骨格部材と後部車体を構成する骨格部材とが、第3骨格部材で連結された車体骨格を、車体の車幅方向略中央に構成することができる。
これにより、車両の車体構造は、第3骨格部材と第5骨格部材との間における荷重伝達効率を向上できるとともに、第3骨格部材を介した伝達された車両前方からの荷重を、効率よく後部車体に分散伝達することができる。
具体的には、例えば、平面視において、車両前後方向に略直線状に延びる第3骨格部材の場合、車幅方向略中央で第3骨格部材の前端と第4骨格部材の後端とが連結されるため、平面視における第3骨格部材と第4骨格部材との相対角度が大きくなり易い。この場合、第3骨格部材と第4骨格部材との間において、効率よく荷重伝達が行われないおそれがある。
具体的には、フロントサスペンションを支持する第1骨格部材と、リヤサスペンションを支持する第2骨格部材とを、第6骨格部材、及び第7骨格部材で連結したことにより、車両の車体構造は、前部車体を構成する骨格部材と、後部車体を構成する骨格部材とが、第6骨格部材、及び第7骨格部材で連結された車体骨格を、車体の車幅方向外側上方に構成することができる。
さらに、車両の車体構造は、第1骨格部材に作用する荷重、または第2骨格部材に作用する荷重を、第3骨格部材をとおる荷重伝達経路と、第7骨格部材をとおる荷重伝達経路とに分散して伝達することができる。
具体的には、フロントサスペンションを支持する第1骨格部材と、リヤサスペンションを支持する第2骨格部材とを、第8骨格部材、第9骨格部材、及び第10骨格部材で連結したことにより、車両の車体構造は、前部車体を構成する骨格部材と、後部車体を構成する骨格部材とが、第8骨格部材で連結された車体骨格を、車体下部の車幅方向略中央に構成することができる。
本実施形態の車両1の車体構造は、押出成形されたアルミ合金製の複数のフレームを連結して車体骨格をなす、所謂、スペースフレーム構造である。このような車両1の車体構造について、図1から図11を用いて説明する。
まず、前部車体3は、上述したように、左右一対のフロントサス支持部材31と、フロントサスクロス32と、前部第1クロスメンバ33と、前部第2クロスメンバ34と、左右一対の前部アッパサイドフレーム35と、左右一対の第1前部ロアサイドフレーム36と、左右一対の第2前部ロアサイドフレーム37と、左右一対の前部アッパセンターフレーム38と、左右一対の前部ロアセンターフレーム39とを備えている。
具体的には、前部アッパサイドフレーム35は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
この左右一対の補強フレーム41は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を緩やかに湾曲させながら所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
具体的には、第1前部ロアサイドフレーム36は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
具体的には、第2前部ロアサイドフレーム37は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
具体的には、前部アッパセンターフレーム38は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、内部空間を車両上下方向に隔てる隔壁部分を有する閉断面を、所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
そして、前部アッパセンターフレーム38は、図1、図3、及び図4に示すように、前端がアッパアーム支持部312の後面に接合され、後端がダッシュパネル75に一体的に設けた前部フレーム連結部材94に接合されることで、フロントサス支持部材31のアッパアーム支持部312と、ダッシュパネル75とを連結している。なお、前部フレーム連結部材94については、後ほど詳述する。
具体的には、前部ロアセンターフレーム39は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
より詳しくは、前部ロアセンターフレーム39は、ロアアーム支持部311と、後述する車室部7のフロアトンネル82における車両前後方向略中央とを結ぶ仮想直線に沿うように配置されている。
なお、ダンパ支持部512は、アッパアーム支持部511の閉断面と連続するとともに、後述するリヤピラー56の閉断面と連続する閉断面をなすよう構成されている。
なお、後部第2クロスメンバ53の断面形状は、図6に示すように、車両前後方向に所定間隔を隔てて配置された2つの閉断面を車両前後方向に連結した形状に形成されている。
具体的には、リヤピラー56は、リヤサス支持部材51のダンパ支持部512に連続する閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
具体的には、後部アッパサイドフレーム57は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を車両前後方向に延設した略筒状体に形成されている。
このため、リヤサス支持部材51と後部アッパサイドフレーム57とは、一体的に接合されることで、連続して車両前後方向に延びる閉断面を構成している。つまり、リヤサス支持部材51と後部アッパサイドフレーム57とは、互いに接合された状態において、車室部7に連結されるとともに、リヤサスペンション4を支持する後部車体5の車体骨格をなしている。
具体的には、第1後部ロアサイドフレーム58は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
具体的には、後部アッパセンターフレーム59は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
具体的には、後部ロアセンターフレーム60は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。
具体的には、第2後部ロアサイドフレーム61は、アルミ合金製であって、略ハット状の開断面を所定方向に延設した形状に形成されている。
なお、ヒンジピラー71には、図1及び図5に示すように、車室上方側方フレーム74の前端が接合されるアルミ合金製の連結部材11が上端に接合され、車両前方からの衝突荷重を吸収する略ボックス形状の衝突荷重吸収ボックス上部90が下部前面に接合されている。
具体的には、サイドシル73は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、複数の区画に区切られた閉断面を車両前後方向に延設した略筒状体に形成されている。
なお、サイドシル73の前端には、サイドシル73をさらに所定長さ車両前方へ延設するとともに、前端開口を閉塞して、車両前方からの衝突荷重を吸収する衝突荷重吸収ボックス下部91が構成されている。
具体的には、車室上方側方フレーム74は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、車両1におけるフロントピラーに相当する部分と、車両1におけるルーフサイドレールに相当する部分とを一体形成した形状に形成されている。
さらに、ダッシュパネル75は、車幅方向略中央近傍の下端が、後述するフロアトンネル82と連続するように、車両下方が開口した正面視略門型形状に形成されている。
トルクボックス部材93の前面には、図7に示すように、第2前部ロアサイドフレーム37の後端が接合されている。
具体的には、カウルボックス76は、図7に示すように、下端がダッシュパネル75に接合されるとともに、図示を省略したフロントウインドウガラスの下端を支持するアルミ合金製のカウルインナパネル761と、カウルインナパネル761の前端に接合されたアルミ合金製のカウルアウタパネル762とで、車両上方が開口した略ボックス状に形成されている。
さらに、前部フレーム連結部材94における上部94bの前面には、前部フレーム連結部材94と前部アッパセンターフレーム38の後端上面とを連結するアルミダイキャスト製の連結部材16が接合されている。
なお、後壁部77には、ダッシュパネル75と同様に、車幅方向略中央近傍の下端が、後述するフロアトンネル82と連続するように、車両下方が開口した正面視略門型形状に形成されている。
なお、アッパパネル78aには、車幅方向略中央近傍を切り欠いて、後述するトンネルアッパフレーム83の後端が挿通される切欠き開口が形成されている。
具体的には、フロアトンネル82は、図1及び図7に示すように、アルミ合金製のパネル部材を、車幅方向に沿った縦断面における断面形状が断面略門型形状になるよう成形して形成されている。なお、フロアトンネル82の上面をなす上面部82aには、車幅方向略中央に車両下方へ突設された凹溝状の凹溝部分が、車両前後方向に沿って形成されている。
具体的には、トンネルアッパフレーム83は、押出成形されたアルミ合金製の押出し部材であって、略矩形の閉断面を所定方向に延設した略筒状体に形成されている。このトンネルアッパフレーム83は、図1及び図7に示すように、所定方向の一端を後端として、後端に対して前端が車両上方、かつ車幅方向外側に位置するように、車両1の車室部7に配設されている。
このように、トンネルサイドフレーム84は、サイドフレーム前部841、サイドフレーム連結部材843、及びサイドフレーム後部842とで、車室部7の下部における車体骨格を構成している。
なお、車室第2クロスメンバ85における車幅方向内側の下面には、前部ロアセンターフレーム39、及びトンネルサイドフレーム84が連結される連結部材12が接合されている。
なお、車室第3クロスメンバ86における車幅方向内側の下面には、トンネルサイドフレーム84のサイドフレーム前部841と、サイドフレーム後部842とが連結されるサイドフレーム連結部材843が接合されている。
具体的には、例えば、平面視において、車両前後方向に略直線状に延びるトンネルアッパフレームの場合、車幅方向略中央でトンネルアッパフレームの前端と前部アッパセンターフレーム38の後端とが連結されるため、平面視におけるトンネルアッパフレームと前部アッパセンターフレーム38との相対角度が大きくなり易い。この場合、トンネルアッパフレームと前部アッパセンターフレーム38との間において、効率よく荷重伝達が行われないおそれがある。
さらに、車室第1クロスメンバ78にトンネルアッパフレーム83の後端が連結されているため、車両1の車体構造は、トンネルアッパフレーム83の後端における支持剛性を向上することができる。
さらに、車両1の車体構造は、フロントサス支持部材31に作用する荷重、またはリヤサス支持部材51に作用する荷重を、トンネルアッパフレーム83をとおる荷重伝達経路と、車室上方側方フレーム74、及びリヤピラー56をとおる荷重伝達経路とに分散して伝達することができる。
この発明の第1骨格部材は、実施形態のフロントサス支持部材31に対応し、
以下同様に、
第2骨格部材は、リヤサス支持部材51、及び後部アッパサイドフレーム57に対応し、
第3骨格部材、第1の第3骨格部材、及び第2の第3骨格部材は、左右のトンネルアッパフレーム83に対応し、
フロントアッパアーム支持部は、アッパアーム支持部312に対応し、
第4骨格部材は、前部アッパセンターフレーム38に対応し、
リヤアッパアーム支持部は、アッパアーム支持部511に対応し、
第5骨格部材は、後部アッパセンターフレーム59に対応し、
第3骨格前部は、フレーム前部83aに対応し、
第3骨格後部は、フレーム後部83bに対応し、
サイドピラーは、センターピラー72に対応し、
クロスメンバは、車室第1クロスメンバ78に対応し、
第6骨格部材は、前部アッパサイドフレーム35に対応し、
第7骨格部材は、車室上方側方フレーム74、及びリヤピラー56に対応し、
第8骨格部材は、トンネルサイドフレーム84に対応し、
フロントロアアーム支持部は、ロアアーム支持部311に対応し、
第9骨格部材は、前部ロアセンターフレーム39に対応し、
リヤロアアーム支持部は、ロアアーム支持部513に対応し、
第10骨格部材は、後部ロアセンターフレーム60に対応し、
第11骨格部材は、第2前部ロアサイドフレーム37に対応し、
第12骨格部材は、第2後部ロアサイドフレーム61に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2…フロントサスペンション
4…リヤサスペンション
31…フロントサス支持部材
35…前部アッパサイドフレーム
37…第2前部ロアサイドフレーム
38…前部アッパセンターフレーム
39…前部ロアセンターフレーム
51…リヤサス支持部材
56…リヤピラー
57…後部アッパサイドフレーム
59…後部アッパセンターフレーム
60…後部ロアセンターフレーム
61…第2後部ロアサイドフレーム
71…ヒンジピラー
72…センターピラー
73…サイドシル
74…車室上方側方フレーム
78…車室第1クロスメンバ
82…フロアトンネル
83…トンネルアッパフレーム
83a…フレーム前部
83b…フレーム後部
84…トンネルサイドフレーム
201…フロントロアアーム
202…フロントアッパアーム
311…ロアアーム支持部
312…アッパアーム支持部
401…リヤロアアーム
402…リヤアッパアーム
511…アッパアーム支持部
513…ロアアーム支持部
Claims (7)
- 車両の車幅方向に所定間隔を隔てた位置で、車両のフロントサスペンションを支持する左右一対の第1骨格部材と、
車幅方向に所定間隔を隔てた位置で、車両のリヤサスペンションを支持する左右一対の第2骨格部材と、
車両の車室内における車幅方向略中央に位置にするフロアトンネルに沿って、車両前後方向に延びる第3骨格部材とを備えた車両の車体構造であって、
前記フロントサスペンションのフロントアッパアームを支持する前記第1骨格部材のフロントアッパアーム支持部、及び前記第3骨格部材の前端を連結する左右一対の第4骨格部材と、
前記リヤサスペンションのリヤアッパアームを支持する前記第2骨格部材のリヤアッパアーム支持部、及び前記第3骨格部材の後端を連結する左右一対の第5骨格部材と、
前記リヤアッパアーム支持部に対して、車両前方、かつ車幅方向外側の位置で、サイドドアの開口における後端縁をなす左右一対のサイドピラーと、
該サイドピラーを車幅方向に連結するクロスメンバとを備え、
前記第2骨格部材の前端が、
前記サイドピラーに連結され、
前記第5骨格部材の前端が、
前記クロスメンバを介して、前記第3骨格部材の後端に連結された
車両の車体構造。 - 前記第3骨格部材が、
平面視において、車幅方向に並設された第1の第3骨格部材と、第2の第3骨格部材とで構成され、
前記第4骨格部材が、
平面視において、前記第1骨格部材のアッパアーム支持部よりも車幅方向内側、かつ前記フロアトンネルよりも車幅方向外側の位置へ向けて、前端から略直線的に延びる形状に形成され、
前記第1の第3骨格部材、及び前記第2の第3骨格部材が、
平面視において、前記第4骨格部材から連続するように、前記フロアトンネルへ向けて略直線状に延びる第3骨格前部と、
平面視において、前記フロアトンネルの上面で前記第3骨格前部から車両後方へ向けて延設されるとともに、他方の第3骨格部材に連結された第3骨格後部とで一体形成された
請求項1に記載の車両の車体構造。 - 前記第1骨格部材に対して車両後方、かつ車幅方向外側の位置で、車両上下方向に延びる左右一対のヒンジピラーと、
前記第1骨格部材、及び前記ヒンジピラーの上部を連結する左右一対の第6骨格部材と、
前記車両の車体上方をとおって、前記ヒンジピラーの上部、及び前記第2骨格部材のリヤアッパアーム支持部を連結する左右一対の第7骨格部材とを備えた
請求項1または請求項2に記載の車両の車体構造。 - 車幅方向に所定間隔を隔てて、前記フロアトンネルの下端を車両前後方向に延びる左右一対の第8骨格部材と、
前記フロントサスペンションのフロントロアアームを支持する前記第1骨格部材のフロントロアアーム支持部、及び前記第8骨格部材の前端を連結する左右一対の第9骨格部材と、
前記リヤサスペンションのリヤロアアームを支持する前記第2骨格部材のリヤロアアーム支持部、及び前記第8骨格部材の後端を連結する左右一対の第10骨格部材と、
前記第8骨格部材よりも車幅方向外側で、車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、
前記第1骨格部材の前記フロントロアアーム支持部、及び前記サイドシルの前端を連結する左右一対の第11骨格部材と、
前記第2骨格部材の前記リヤロアアーム支持部、及び前記サイドシルの後端を連結する左右一対の第12骨格部材とを備えた
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両の車体構造。 - 車両の車幅方向に所定間隔を隔てた位置で、車両のフロントサスペンションを支持する左右一対の第1骨格部材と、
車幅方向に所定間隔を隔てた位置で、車両のリヤサスペンションを支持する左右一対の第2骨格部材と、
車両の車室内における車幅方向略中央に位置にするフロアトンネルに沿って、車両前後方向に延びる第3骨格部材とを備えた車両の車体構造であって、
前記フロントサスペンションのフロントアッパアームを支持する前記第1骨格部材のフロントアッパアーム支持部、及び前記第3骨格部材の前端を連結する左右一対の第4骨格部材と、
前記リヤサスペンションのリヤアッパアームを支持する前記第2骨格部材のリヤアッパアーム支持部、及び前記第3骨格部材の後端を連結する左右一対の第5骨格部材と、
前記第1骨格部材に対して車両後方、かつ車幅方向外側の位置で、車両上下方向に延びる左右一対のヒンジピラーと、
前記第1骨格部材、及び前記ヒンジピラーの上部を連結する左右一対の第6骨格部材と、
前記車両の車体上方をとおって、前記ヒンジピラーの上部、及び前記第2骨格部材のリヤアッパアーム支持部を連結する左右一対の第7骨格部材とを備えた
車両の車体構造。 - 車両の車幅方向に所定間隔を隔てた位置で、車両のフロントサスペンションを支持する左右一対の第1骨格部材と、
車幅方向に所定間隔を隔てた位置で、車両のリヤサスペンションを支持する左右一対の第2骨格部材と、
車両の車室内における車幅方向略中央に位置にするフロアトンネルに沿って、車両前後方向に延びる第3骨格部材とを備えた車両の車体構造であって、
前記フロントサスペンションのフロントアッパアームを支持する前記第1骨格部材のフロントアッパアーム支持部、及び前記第3骨格部材の前端を連結する左右一対の第4骨格部材と、
前記リヤサスペンションのリヤアッパアームを支持する前記第2骨格部材のリヤアッパアーム支持部、及び前記第3骨格部材の後端を連結する左右一対の第5骨格部材と、
車幅方向に所定間隔を隔てて、前記フロアトンネルの下端を車両前後方向に延びる左右一対の第8骨格部材と、
前記フロントサスペンションのフロントロアアームを支持する前記第1骨格部材のフロントロアアーム支持部、及び前記第8骨格部材の前端を連結する左右一対の第9骨格部材と、
前記リヤサスペンションのリヤロアアームを支持する前記第2骨格部材のリヤロアアーム支持部、及び前記第8骨格部材の後端を連結する左右一対の第10骨格部材と、
前記第8骨格部材よりも車幅方向外側で、車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、
前記第1骨格部材の前記フロントロアアーム支持部、及び前記サイドシルの前端を連結する左右一対の第11骨格部材と、
前記第2骨格部材の前記リヤロアアーム支持部、及び前記サイドシルの後端を連結する左右一対の第12骨格部材とを備えた
車両の車体構造。 - 前記第3骨格部材が、
平面視において、車幅方向に並設された第1の第3骨格部材と、第2の第3骨格部材とで構成され、
前記第4骨格部材が、
平面視において、前記第1骨格部材のアッパアーム支持部よりも車幅方向内側、かつ前記フロアトンネルよりも車幅方向外側の位置へ向けて、前端から略直線的に延びる形状に形成され、
前記第1の第3骨格部材、及び前記第2の第3骨格部材が、
平面視において、前記第4骨格部材から連続するように、前記フロアトンネルへ向けて略直線状に延びる第3骨格前部と、
平面視において、前記フロアトンネルの上面で前記第3骨格前部から車両後方へ向けて延設されるとともに、他方の第3骨格部材に連結された第3骨格後部とで一体形成された
請求項5または請求項6に記載の車両の車体構造。
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