JP4622766B2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車室の下面(床面)を形成するフロアパネルに上方へ段上げ形成されたキックアップ部が設けられたような車両の下部車体構造に関する。
従来、上述例の車両の下部車体構造としては、図19、図20、図21に示す構造のものがある。
すなわち、車室の下面を形成するフロアパネル100を設け、このフロアパネル100の前部に運転席シート101と助手席シート102とを左右に並設する一方、フロアパネル100の後方には上方へ段上げされた左右同一高さのキックアップ部103を設け、このキックアップ部103上には左右の乗員用シートとしてのリヤシート104,105を並設し、さらに、上述のキックアップ部103の車幅方向中間部において、その車外側下方には車両補機としての燃料タンク106を配設した構造である。
一方、特許文献1には、フロアパネルに対して、湾曲部と、この湾曲部をそのまま上方に延長させた延長部とを備えて成る左右同一高さのキックアップ部を段上げ形成し、このキックアップ部の車外側前部と車外側後部とに車幅方向に延びるクロスメンバをそれぞれ設ける一方、上記キックアップ部上にはリヤシートを配設し、キックアップ部の車外側下方において上記前後の各クロスメンバ間には、その上面が上述の湾曲部および延長部に沿う形状の燃料タンク(車両補機)を配設したものが開示されている。
また、特許文献2には、車室の下面を形成するフロアパネルの後方に段部を介してキックアップフロア部を連設し、このキックアップフロア部にリヤキックアップ部を介してリヤフロアを連設し、これら段部、キックアップフロア部、リヤキックアップ部、リヤフロアを左右同一高さに設定すると共に、上述のキックアップフロア部およびリヤキックアップ部上に乗員用シートとしてのリヤシートを配設する一方、上述の段部、キックアップフロア部、リヤキックアップ部およびリヤフロアの車外側下方には、これら各要素の連続形状に沿う構造の燃料タンク(車両補機)を配設したものが開示されている。
しかしながら、図19〜図21で示した従来構造、並びに、上述の各特許文献1、2には、車幅方向においてキックアップ部の大きさ(高さ)を異ならせるという技術思想が全くない。
ところで、低全高のコンパクトな車両を構成する要請があり、この場合、乗員の居住性を確保すると共に、側突に対する耐力、走行中の性能、車両の動きに追従する車体剛性を考慮して、充分な車体剛性の向上を図る必要がある。
特開平6−211169号公報 特開平5−627号公報
そこで、この発明は、第1キックアップ部と、このキックアップ部に対して車幅方向に並設され、かつ高さ方向で第1キックアップ部より高い第2キックアップ部とを設け、これら第1および第2の各キックアップ部の前部には車幅方向に延びるクロスメンバを設けると共に、クロスメンバの第2キックアップ部前部に配設された部位よりも第1キックアップ部前部に配設された部位を前方にオフセットさせることで、高さの異なるキックアップ部により車室内空間および車室外空間のレイアウト自由度の拡大を図りつつ、上記クロスメンバにより車体剛性を確保することができ、低全高のコンパクトなボディにおいてレイアウトの自由度と車体剛性確保との両立を図ることができる車両の下部車体構造の提供を目的とする。
この発明による車両の下部車体構造は、車室の下面がフロアパネルによって形成された車両において、上記フロアパネルには、該フロアパネルから立上がる前面壁部と、該前面壁部から後方に向けて略水平に延びるキックアップフロア部とを備えたキックアップ部が設けられ、上記キックアップ部は第1キックアップ部と、該第1キックアップ部と車幅方向で並設され、かつ第1キックアップ部より高さ方向で高い第2キックアップ部とから成り、上記フロアパネルの第1および第2の各キックアップ部におけるキックアップフロア部の上面かつ前部には車幅方向に延びるクロスメンバがそれぞれ設けられると共に、該クロスメンバは、第2キックアップ部のキックアップフロア部前部に配設された部位より第1キックアップ部キックアップフロア部前部に配設された部位が車両前方にオフセットして配設され、上記第1キックアップ部のクロスメンバの上部位置に対して上記第2キックアップ部のクロスメンバの上部位置が上方に位置すると共に、各キックアップ部に配設されるシートに対応して、第1キックアップ部のクロスメンバの前後方向の長さは第2キックアップ部のクロスメンバの前後方向の長さに対して短く形成され、第1キックアップ部のクロスメンバの上下方向の高さは、第2キックアップ部のクロスメンバの上下方向の高さに対して高く形成されたものである。
上記構成によれば、上述のキックアップ部は高さが異なる第1キックアップ部と第2キックアップ部とから成るので、キックアップ部上下の車室内空間および車室外空間に対するシートや補機等のレイアウト自由度の拡大を図ることができる。
また、上述の各キックアップ部の前部に配設されたクロスメンバにより車体剛性を確保することができる。要するに、低全高のコンパクトなボディにおいてレイアウトの自由度と車体剛性の確保との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアパネルには車両前後方向に延びて車室内側に突出するトンネル部が設けられ、上記クロスメンバは該トンネル部に対して車室内側端部で接続されたものである。
上記構成によれば、第1および第2キックアップ部前部に配設されたオフセット構造のクロスメンバの車室内側端部(車幅方向の内側端部)を、トンネル部に接続したので、車体剛性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記クロスメンバの第2キックアップ部前部に配設された部位の車室内側端部と、第1キックアップ部前部に配設された部位の車室内側端部とが補強メンバで接続されたものである。
上記構成によれば、オフセットしたクロスメンバを上述の補強メンバで接続したので、車体剛性をさらに向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強メンバはトンネル部との間に閉断面を形成するように構成されたものである。
上記構成によれば、補強メンバとトンネル部との間に閉断面が形成されるので、この閉断面構造により車体剛性をより一層向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1キックアップ部の下方に第1車両補機が配設されると共に、第2キックアップ部の下方には第1車両補機より高さ方向で大型の第2車両補機が配設されたものである。
上記構成によれば、クロスメンバによる車体剛性を確保しつつ、高さが異なる第1および第2の各キックアップ部の下方に大きさが異なる車両補機を仕分けて効率的にパッケージングすることができ、この結果、低全高のコンパクトなボディにおいて車体剛性の確保と、複数の車両補機のレイアウトとの両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1車両補機は第1燃料タンクに設定されたものである。
上記構成によれば、クロスメンバによる車体剛性を確保しつつ、高さ方向で低い第1キックアップ部の下方にも第1燃料タンクを配設することができるので、タンク容量を適切に確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2車両補機は第2燃料タンクに設定され、該第2燃料タンクは第1車両補機である第1燃料タンクと連通されたものである。
上記構成によれば、クロスメンバによる車体剛性を確保しつつ、第1および第2の両キックアップ部の下方を有効に利用して、確実にタンク容量を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1キックアップ部上に第1シートを配設すると共に、上記第2キックアップ部上には第1シートに着座する乗員の体格よりも小さい乗員用の第2シートを配設したものである。
上記構成によれば、クロスメンバによる車体剛性を確保しつつ、高さ方向で高い第2キックアップ部の上部にはその上方空間に対応して体格が小さい乗員用の第2シートを配設し、第1キックアップ部の上部にはその上方空間に対応して第1シートを配設するので、車室内の空間を適切に分担使用することができ、低全高のコンパクトな車両であっても、乗員の体格により分担使用ができ、多人数乗車が可能となって、例えば大人3人と女性(または子供)の乗車が可能となる。
この発明の一実施態様においては、上記第1シートの前方に助手席シートが配設され、上記第2シートの前方に運転席シートが配設されたものである。
上記構成によれば、クロスメンバによる車体剛性を確保しつつ、運転席シートと助手席シートとから成る前列シートのスペースもバランスよく確保することができ、特に第1シートの乗員の安全性と使い勝手との両立を図ることができる。
すなわち、体格の大きい乗員が助手席側の後列シート(第1シート)に着座可能となり、一般に助手席側の後列シート(第1シート)は使用頻度が高く、この後列シート(第1シート)が歩道側(いわゆる路肩)に対応するので、安全性と使い勝手との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記運転席シートより助手席シートが前方にオフセットして配設されたものである。
上記構成によれば、クロスメンバによる車体剛性を確保しつつ、助手席スペースの確保と、助手席側の後列シート(第1シート)のスペース拡大とを図ることができ、第1シートに着座する乗員の快適性向上を図ることができる。
つまり、運転席側にはステアリングホイールが存在するので、運転席シートを前寄りに配設することはできないが、助手席側にはステアリングホイールが存在しない分、そのスペースを確保した上で助手席シートを前方にオフセットして配設することができ、これにより、助手席側の後列シートのスペース拡大を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2シートより第1シートが前方にオフセットして配設されたものである。
上記構成によれば、クロスメンバによる車体剛性を確保しつつ、車室内空間を前後方向に分けて適切にスペース利用することができ、車室内の前後スペースの有効利用を図ることができ、特に、第1シートとして大きいシートを配置すると、後席乗員の快適性をさらに向上させることができる。
また、第2シートは第1シートに対して後方にオフセットされることになり、この第2シートの前方に運転席シートが配設されるので、運転席スペースの拡大を図って、ドライバの居住性、快適性向上を図ることができる。
この発明によれば、第1キックアップ部と、このキックアップ部に対して車幅方向に並設され、かつ高さ方向で第1キックアップ部より高い第2キックアップ部とを設け、これら第1および第2の各キックアップ部の前部には車幅方向に延びるクロスメンバを設けると共に、クロスメンバの第2キックアップ部前部に配設された部位よりも第1キックアップ部前部に配設された部位を前方にオフセットさせたので、高さの異なるキックアップ部により車室内空間および車室外空間のレイアウト自由度の拡大を図りつつ、上記クロスメンバにより車体剛性を確保することができ、低全高のコンパクトなボディにおいてレイアウトの自由度と車体剛性確保との両立を図ることができる効果がある。
低全高のコンパクトなボディにおいて、レイアウトの自由度と車体剛性確保との両立を図るという目的を、車室の下面がフロアパネルによって形成された車両において、上記フロアパネルには、該フロアパネルから立上がる前面壁部と、該前面壁部から後方に向けて略水平に延びるキックアップフロア部とを備えたキックアップ部が設けられ、上記キックアップ部は第1キックアップ部と、該第1キックアップ部と車幅方向で並設され、かつ第1キックアップ部より高さ方向で高い第2キックアップ部とから成り、上記フロアパネルの第1および第2の各キックアップ部におけるキックアップフロア部の上面かつ前部には車幅方向に延びるクロスメンバがそれぞれ設けられると共に、該クロスメンバは、第2キックアップ部のキックアップフロア部前部に配設された部位より第1キックアップ部キックアップフロア部前部に配設された部位が車両前方にオフセットして配設され、上記第1キックアップ部のクロスメンバの上部位置に対して上記第2キックアップ部のクロスメンバの上部位置が上方に位置すると共に、各キックアップ部に配設されるシートに対応して、第1キックアップ部のクロスメンバの前後方向の長さは第2キックアップ部のクロスメンバの前後方向の長さに対して短く形成され、第1キックアップ部のクロスメンバの上下方向の高さは、第2キックアップ部のクロスメンバの上下方向の高さに対して高く形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の下部車体構造を示し、図1〜図6において、エンジンルームEと車室Rとを前後方向に仕切るダッシュロアパネル(ダッシュパネル)1を設け、このダッシュロアパネル1の下端後部には、後方に向けてほぼ水平に延びるフロアパネル2を連設し、このフロアパネル2で車室R下面(底面)を構成している。
上述のフロアパネル2の後部には上方へ段上げされたキックアップ部3(図2参照)を設けるが、このキックアップ部3は助手席側Pa(車両の右側参照)の第1キックアップ部4と、この第1キックアップ部4と車幅方向で並設された運転席側Dr(車両の左側参照)の第2キックアップ部5とを備えている。
しかも、図2に斜視図で示すように、第2キックアップ部5は第1キックアップ部4よりも高さ方向でより一層高く形成されている。
ここで、上述の第1キックアップ部4は、フロアパネル2から立上がる前面壁部4aと、この前面壁部4aから後方に向けて略水平に延びるキックアップフロア部4bとを有する。
また、上述の第2キックアップ部5は、フロアパネル2から立上がる前面壁部5aと、この前面壁部5aから後方に向けて略水平に延びるキックアップフロア部5bとを有し、第2キックアップ部5の前面壁部5aの立上り量は第1キックアップ部4の前面壁部4aの立上り量よりも大きく設定されている。
しかも、図2、図3に示すように、第1キックアップ部4は第2キックアップ部5に対して車両の前方に所定距離L1だけオフセットするように形成されている。
上述のキックアップ部3における各キックアップフロア部4b,5bのさらに後方には、リヤキックアップ部6を介してリヤフロア7を連設している。
一方、フロアパネル2の車幅方向の中央部には車室R内方へ突出して、車両の前後方向に延びるトンネル部8を形成している。このトンネル部8はダッシュロアパネル1とリヤキックアップ部6との間において車両の前後方向に延びるように形成されると共に、このトンネル部8の上部には該トンネル部8との間に閉断面9を形成するトンネルメンバ10(いわゆるハイマウントバックボーンフレーム)を接合している。
上述のトンネルメンバ10はトンネル部8の上部に沿って、ダッシュロアパネル1とリヤキックアップ部6との間において車両の前後方向に延びる車体剛性部材(強度部材)であり、このトンネルメンバ10によりフロア剛性および車体剛性の向上を図っている。
また、フロアパネル2の車幅方向両端部には車両の前後方向に延びるサイドシル11(図3参照)を接合している。
このサイドシル11は、サイドシルアウタと、サイドシルインナと、サイドシルレインフォースメントとを接合して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面をもった車体剛性部材である。但し、図面においてはサイドシルインナを図示している。
図2、図3、図5、図6に示すように、フロアパネル2の前後方向の中間部には、トンネル部8とサイドシル11とを連結して車幅方向に延びるクロスメンバ12(No.2クロスメンバ)を設け、このクロスメンバ12(車体剛性部材)とフロアパネル2の上面との間には車幅方向に延びる閉断面13を形成している。
図2、図3、図5に示すように、助手席側Paにおける第1キックアップ部4の前部には車幅方向に延びるクロスメンバ14(No.3クロスメンバ)を設け、第1キックアップ部4の上面とこのクロスメンバ14との間には同方向に延びる閉断面14aを形成している。
また、図2、図3、図6に示すように、運転席側Drにおける第2キックアップ部5の前部には車幅方向に延びるクロスメンバ15(No.3クロスメンバ)を設け、第2キックアップ部5の上面とこのクロスメンバ15との間には同方向に延びる閉断面15aを形成している。
図2、図3に示すように、上述のクロスメンバ14,15(車体剛性部材)は、第2キックアップ部5の前部に配設されたクロスメンバ15よりも、第1キックアップ部4前部に配設されたクロスメンバ14が車両の前方にオフセットして配設されている。
また、これらの各クロスメンバ14,15は車室R内側に位置しており、その車室内側端部(車幅方向の内端部)は上述のトンネル部8に接続固定されている。
図2、図3、図5に示すように助手席側Paにおける第1キックアップ部4の後方には、リヤキックアップ部6とリヤフロア7との車外側において車幅方向に延びるクロスメンバ16(No.4クロスメンバ)を設け、各要素6,7,16間には同方向に延びる閉断面16aを形成すると共に、この閉断面16a内にはリヤフロア7とクロスメンバ16とを上下方向に接続する略Z字状の節部材17を設けている。
図2、図3、図6に示すように運転席側Drにおける第2キックアップ部5の後方には、リヤキックアップ部6とリヤフロア7との車外側において車幅方向に延びるクロスメンバ18(No.4クロスメンバ)を設け、各要素6,7,18間には同方向に延びる閉断面18aを形成している。
これらのクロスメンバ16,18(車体剛性部材)はキックアップ部3の後方において第1キックアップ部4と第2キックアップ部5に渡って車幅方向に延びる車体剛性部材であって、図2、図3に示すように、これらのクロスメンバ16,18は、第1キックアップ部4の後方に配設されるクロスメンバ16と、第2キックアップ部5の後方に配設されるクロスメンバ18とが車両の前後方向にオフセットされており、これらの各クロスメンバ16,18は左右非対象に形成されている。
この実施例では図2、図3に示すように、第1キックアップ部4の後方に配設された助手席側Paのクロスメンバ16の前部が、第2キックアップ部5の後方に配設された運転席側Drのクロスメンバ18の前部に対して車両前方にオフセット配置されている。
これら各クロスメンバ16,18のさらに後方には、車幅方向に延びて後述する左右一対のリヤサイドフレーム43,43間を接続するクロスメンバ19(No.5クロスメンバ)を設け、このクロスメンバ19(車体剛性部材)とリヤフロア7との間には車幅方向に延びる閉断面19aを形成している。
一方、図2、図4に示すように、フロアパネル2の下面において、サイドシル11とトンネル部8との間の車幅方向の中間部を、車両の前後方向に延びる左右一対のフロアフレーム20,20を設け、このフロアフレーム20とフロアパネル2の下面との間には、同方向に延びる閉断面20aを形成している。
このフロアフレーム20はフロアパネル2に接合された車体剛性部材である。
ところで、図4に底面図で示すように、トンネル部8の車外側の下部空間内には、トランスミッション21を配設し、このトランスミッション21の出力をプロペラシャフト22を介してリヤディファレンシャル装置23に伝達し、リヤディファレンシャル装置23の差動出力を左右の後輪ドライブシャフト24,24を介して、左右の後輪25,25に伝達すべく構成している。なお、左右の各後輪25,25はリヤサスペンション装置26,26(例えば、ダブルウィッシュボーン型のサスペンション装置)により左右独立して懸架されている。
また、上述のトランスミッション21のミッションケースと、リヤディファレンシャル装置23のデフケースとの間には、断面略Z字状で、車両の前後方向に延びるパワープラントフレーム27を設けている。
このパワープラントフレーム27(いわゆるPPF)はエンジン駆動系からのロール方向の動きを許容しつつ、リヤディファレンシャル装置23のワインドアップ振動を抑制するためのものである。
さらに、図4に示すように、エンジンの排気系には、フロントエキゾーストパイプ28、キャタリスト29、ミドルエキゾーストパイプ30、プリサイレンサ31、リヤエキゾーストパイプ32、メインサイレンサ33、テールパイプ34,34から成る排気通路35を接続し、この排気通路35を図示しないブラケットを介してボディ側に支持すると共に、フロントエキゾーストパイプ28、キャタリスト29、ミドルエキゾーストパイプ30は、トンネル部8の車外側の下部空間内に位置させている。
ところで、図3〜図6に示すように、第1キックアップ部4の下方には第1車両補機としてのサブタンク36(第1燃タンク)を配設し、第2キックアップ部5の下方にはサブタンク36よりも高さ方向で大型の第2車両補機としてのメインタンク37(第2燃料タンク)を配設するが、図7に斜視図で示すように、サブタンク36とメインタンク37とは、上方に立上がって車幅方向に延びる略門形状のトンネルタンク部38で車幅方向に連通されて、非対称鞍型の単一の燃料タンク39として一体化されている。
ここで、上述のサブタンク36の後部には、リヤキックアップ部6の背面に沿って立上がる隆起部36aが一体形成されており、この隆起部36aによっても、タンク容量の拡大を図るように構成している。
また、メインタンク37の上部にはフューエルポンプ40が取付けられている。一方、上述のサブタンク36とメインタンク37とをトンネルタンク部38をして一体化した燃料タンク39は、図4、図5、図6に示すように、タンクバンド41,42を介してボディ側に支持されている。
図8は図3のA−A線矢視断面図、図9は図3のB−B線矢視断面図、図10はトンネルタンク部38に相当する部位の断面図、図11は図3のC−C線矢視断面図、図12は図3のD−D線矢視断面図であって、図3、図8〜図12に示すように、リヤフロア7の下面両サイドには車体剛性部材としてのリヤサイドフレーム43,43を接合し、これら左右一対のリヤサイドフレーム43,43をサイドシル11の後端部まで車両の前方に向けて延設している。
また、図8、図9、図10に示すように、第1および第2キックアップ部4,5の車幅方向外側部にはリヤサイドインナパネル44,44を接合固定している。
図3で示したようにNo.3クロスメンバとしての各クロスメンバ14,15は助手席側Paのクロスメンバ14が運転席側Drのクロスメンバ15よりも車両前方にオフセット配置されているので、第1キックアップ部4の前部に配設したクロスメンバ14の車室内側端部(車幅方向内端部)と、第2キックアップ部5の前部に配設したクロスメンバ15の車室内側端部(車幅方向内端部)とを図8、図9に示す補強メンバとしてのコネクトメンバ45,46で接続している。
これらのコネクトメンバ45,46は図8、図9に断面図で示すように、トンネル部8内、つまりトンネル部8の車外側に位置している。
また両コネクトメンバ45,46は図3に平面図で示すようにこれらコネクトメンバ45,46同士が互にオーバラップする前後幅を有すると共に、一方のコネクトメンバ45は両クロスメンバ14,15とオーバラップする前後幅を有し、他方のコネクトメンバ46も両クロスメンバ14,15とオーバラップする前後幅を有するように構成されている。
そして、一方のコネクトメンバ45はトンネル部8のトップデッキ部中間下面とトンネル部8の下端部車外側に接合し、トンネル部8との間に閉断面45aを形成している。
他方のコネクトメンバ46はトンネル部8の縦壁部中間部位の車外側と一方のコネクトメンバ45の車外側の面とに接合し、トンネル部8との間に閉断面46aを形成している。
図13に上述の両コネクトメンバ45,46を分解斜視図で示すように、一方のコネクトメンバ45は、上側の接合片45bと、上下方向中間の接合片45cと、下側の接合片45dと、各接合片間つまり接合片45b,45c間、接合片45c,45d間を連接する連接片45e,45fとを有し、これら各片45b〜45fを金属部材により一体形成した補強メンバである。
また、他方のコネクトメンバ46は、上側の接合片46bと、下側の接合片46cと、これら両接合片46b,46cを上下方向に連接する湾曲状の連接片46dとを有し、これら各片46b〜46dを金属部材により一体形成した補強メンバである。
ここで、図13に示す構造に加えて、図14に示す如く、上述の各コネクトメンバ45,46に、少なくとも車幅方向に延びるビード45g,46e(例えば十字状のビード)を閉断面45a,46a側に向けて一体形成し、ビード45g,46eにより車体剛性および側突耐力のさらなる向上を図ってもよい。
図10に燃料タンク39のトンネルタンク部38に相当する部位の断面図を示すように、トンネル部8の車外側において、サブタンク36とメインタンク37とを車幅方向に連通するトンネルタンク部38の下方には、第3車両補機としてのミドルエキゾーストパイプ30(排気管)、プロペラシャフト22、パワープラントフレーム27が配設されている。
図3で示したようにNo.4クロスメンバとしての各クロスメンバ16,18は助手席側Paのクロスメンバ16の前部が、運転席側Drのクロスメンバ18の前部よりも車両前方にオフセット配置されると共に、これらの各クロスメンバ16,18は車幅方向に分割して形成されているので、図11、図12に示すように、これら両クロスメンバ16,18をコネクトメンバ47によって車幅方向に接続している。
上述のコネクトメンバ47は断面凹状の部材であって、リヤフロア7の下面に該コネクトメンバ47を接続して、これら両者7,47間に閉断面47aを形成すると共に、一方のクロスメンバ16は図11、図12に示すように閉断面43a構造のリヤサイドフレーム43とコネクトメンバ47との間に接続し、他方のクロスメンバ18も図12に示すように閉断面43a構造のリヤサイドフレーム43とコネクトメンバ47との間に接続している。
上述のコネクトメンバ47はNo.4クロスメンバとしての各クロスメンバ16,18のうち、前後幅が広い方のクロスメンバ16と略同等の前後幅を有し、分割された各クロスメンバ16,18を車幅方向に接続するように接続する接続メンバである。
図15は図3で示した車体に対して後列シートおよび前列シートを取付けた状態で示す平面図であって、前述の第1キックアップ部4上には第1リヤシート51を配設すると共に、第2キックアップ部5上には第1リヤシート51に着座する乗員X(図5参照)の体格よりもその体格が小さい乗員Y(図6参照)用の第2リヤシート52を配設している。
これら第1および第2の各リヤシート51,52は、シートクッション51C,52Cと、シートバック51B,52Bとをそれぞれ有する左右独立のセパレートシート(バケット・シート)に構成されている。また、図5に示すように、第1リヤシート51のシートバック51Bは、リクライニングヒンジピン53とリクライニングヒンジブラケット54等からなるリクライニング機構55を備え、リクライニングヒンジピン53を支点として、図5に仮想線で示すように、後方へリクライニング可能に構成されている。
上述の第1リヤシート51および第2リヤシート52の前方には前列シート56,57が配設され、この前列シート56,57は車幅方向に並設されたドライバーズシート57とパッセンジャーズシート56とから成り、第1リヤシート51の前方にはパッセンジャーズシート56が配設され、第2リヤシート52の前方にはドライバーズシート57が配設されている。このドライバーズシート57の後方に第2リヤシート52を配設し、この第2リヤシート52には体格が小さい乗員Yが着座するので、ドライバーズシート57の前後スペースを広く設定することができる。
図5、図6、図15に示すように、パッセンジャーズシート56およびドライバーズシート57は、それぞれシートクッション56C,57C、シートバック56B,57B、ヘッドレスト56H,57Hを有する左右独立のセパレートシート(バケット・シート)に構成されている。
また、図15に示すように、ドライバーズシート57よりもパッセンジャーズシート56が車両前方にオフセットするように配設される一方、後列シート側においては第2リヤシート52よりも第1リヤシート51が車両前方にオフセットするように配設されている。
図5および図6に示すように、パッセンジャーズシート56およびドライバーズシート57には乗員Yよりも体格が大きい前席乗員Z1,Z2が着座可能で、助手席側Paの後列シートつまり第1リヤシート51には前席乗員Z1,Z2の体格とほぼ同等の後席乗員Xが着座可能となるので、助手席側Paの各シート56,51の前方オフセット構造により、パッセンジャーズシート56および第1リヤシート51の前後のスペースの適切化を図って、特に第1リヤシート51としては図15で示したシート51よりも、さらに大きいシート51(図16参照)が配置できるように構成している。
なお、図中、58はステアリングホイール、59はインストルメントパネル、60はルーフ部、61は前輪である。また矢印Fは車両の前方を示す。
このように、図1〜図16で示した実施例の車両の下部車体構造は、車室Rの下面がフロアパネル2によって形成された車両において、上記フロアパネル2には上方へ段上げされたキックアップ部3(図2参照)が設けられ、上記キックアップ部3は第1キックアップ部4と、該第1キックアップ部4と車幅方向で並設され、かつ第1キックアップ部4より高さ方向で高い第2キックアップ部5とから成り、上記フロアパネル2のキックアップ部3前部には車幅方向に延びるクロスメンバ14,15が設けられると共に、該クロスメンバ14,15は、第2キックアップ部5の前部に配設された部位15より第1キックアップ部4の前部に配設された部位14が前方にオフセットして配設されたものである。
この構成によれば、上述のキックアップ部3は高さが異なる第1キックアップ部4と第2キックアップ部5とから成るので、キックアップ部4,5上下の車室内空間および車室外空間に対するシートや補機等のレイアウト自由度の拡大を図ることができる。
また、上述の各キックアップ部4,5の前部に配設されたクロスメンバ14,15により車体剛性を確保することができる。要するに、低全高のコンパクトなボディにおいてレイアウト(シートや補機などのレイアウト)の自由度と車体剛性の確保との両立を図ることができる。
また、上記フロアパネル2には車両前後方向に延びて車室Rの内側に突出するトンネル部8が設けられ、上記クロスメンバ14,15は該トンネル部8に対して車室内側端部(車幅方向の内側端部)で接続されたものである。
この構成によれば、第1および第2キックアップ部4,5の前部に配設されたオフセット構造のクロスメンバ14,15の車室内側端部(車幅方向の内側端部)を、トンネル部8に接続したので、車体剛性の向上を図ることができる。
さらに、上記クロスメンバ14,15の第2キックアップ部5前部に配設された部位15の車室内側端部と、第1キックアップ部4前部に配設された部位14の車室内側端部とが補強メンバ(コネクトメンバ45,46参照)で接続されたものである。
この構成によれば、オフセットしたクロスメンバ14,15を上述の補強メンバ(コネクトメンバ45,46)で接続したので、車体剛性をさらに向上させることができる。
しかも、上記補強メンバ(コネクトメンバ45,46参照)はトンネル部8との間に閉断面45a,46aを形成するように構成されたものである。
この構成によれば、補強メンバ(コネクトメンバ45,46)とトンネル部8との間に閉断面45a,46aが形成されるので、この閉断面構造により車体剛性をより一層向上させることができる。
加えて、上記第1キックアップ部4の下方に第1車両補機(第1燃料タンクとしてのサブタンク36参照)が配設されると共に、第2キックアップ部5の下方には第1車両補機(サブタンク36)より高さ方向で大型の第2車両補機(第2燃料タンクとしてのメインタンク37参照)が配設されたものである。
この構成によれば、クロスメンバ14,15による車体剛性を確保しつつ、高さが異なる第1および第2の各キックアップ部4,5の下方に大きさが異なる車両補機(サブタンク36、メインタンク37参照)を左右に仕分けて効率的にパッケージングすることができ、この結果、低全高のコンパクトなボディにおいて車体剛性の確保と、複数の車両補機(サブタンク36、メインタンク37参照)のレイアウトとの両立を図ることができる。
また、上記第1車両補機は第1燃料タンク(サブタンク36参照)に設定されたものである。
この構成によれば、クロスメンバ14,15による車体剛性を確保しつつ、高さ方向で低い第1キックアップ部4の下方にも第1燃料タンク(サブタンク36)を配設することができるので、燃料タンク39のタンク容量を適切に確保することができる。
さらに、上記第2車両補機は第2燃料タンク(メインタンク37参照)に設定され、該第2燃料タンク(メインタンク37)は第1車両補機である第1燃料タンク(サブタンク36)と連通されたものである。
この構成によれば、クロスメンバ14,15による車体剛性を確保しつつ、第1および第2の両キックアップ部4,5の下方を有効に利用して、確実にタンク容量を確保することができる。
加えて、上記第1キックアップ部4上に第1リヤシート51を配設すると共に、上記第2キックアップ部5上には第1リヤシート51に着座する乗員X(図5参照)の体格よりも小さい乗員Y(図6参照)用の第2リヤシート52を配設したものである。
この構成によれば、クロスメンバ14,15による車体剛性を確保しつつ、高さ方向で高い第2キックアップ部5の上部にはその上方空間に対応して体格が小さい乗員Y用の第2リヤシート52を配設し、第1キックアップ部4の上部にはその上方空間に対応して第1リヤシート51を配設するので、車室R内の空間を適切に分担使用することができ、低全高のコンパクトな車両であっても、乗員の体格により分担使用ができ、多人数乗車が可能となって、図5、図6で示したように、例えば大人3人と女性(または子供)乗員が可能となる。
また、上記第1リヤシート51の前方にパッセンジャーズシート56が配設され、上記第2リヤシート52の前方にドライバーズシート57が配設されたものである。
この構成によれば、クロスメンバ14,15による車体剛性を確保しつつ、ドライバーズシート57とパッセンジャーズシート56とから成る前列シートのスペースもバランスよく確保することができ、特に第1リヤシート51の乗員Xの安全性と使い勝手との両立を図ることができる。
すなわち、体格の大きい乗員Xが助手席側Paの後列シート(第1リヤシート51)に着座可能となり、一般に助手席側Paの後列シート(第1リヤシート51)は使用頻度が高く、この後列シート(第1リヤシート51)が歩道側(いわゆる路肩)に対応するので、安全性と使い勝手との両立を図ることができる。
さらに、上記ドライバーズシート57より上記パッセンジャーズシート56が前方にオフセットして配設されたものである。
この構成によれば、クロスメンバ14,15による車体剛性を確保しつつ、助手席スペースの確保と、助手席側Paの後列シート(第1リヤシート51)のスペース拡大とを図ることができ、特に、第1リヤシート51に着座する乗員Xの快適性向上を図ることができる。
つまり、運転席側Drにはステアリングホイール58が存在するので、ドライバーズシート57を前寄りに配設することはできないが、助手席側Paにはステアリングホイール58が存在しない分、そのスペースを確保した上でパッセンジャーズシート56を前方にオフセットして配設することができ、これにより、助手席側Paの後列シートのスペース拡大を図ることができる。
そのうえ、上記第2リヤシート52より第1リヤシート51が前方にオフセットして配設されたものである。
この構成によれば、クロスメンバ14,15による車体剛性を確保しつつ、車室内空間を前後方向に分けて適切にスペース利用することができ、車室R内の前後スペースの有効利用を図ることができ、特に、第1リヤシート51として図15で図示したシートよりも大きいシート51(図16参照)を配置した場合には、後席乗員Xの快適性をさらに向上させることができる。
また、第2リヤシート52は第1リヤシート51に対して後方にオフセットされることになり、この第2リヤシート52の前方にドライバーズシート57が配設されるので、運転席スペースの拡大を図って、ドライバZ2の居住性、快適性向上を図ることができる。
さらに、実施例で開示したように、第1燃料タンク(サブタンク36)と第2燃料タンク(メインタンク37)は、上方に立上がって車幅方向に延びるトンネルタンク部38を介して連通され、上記トンネルタンク部38の下方に第3車両補機(プロペラシャフト22、排気管としてのミドルエキゾーストパイプ30参照)を配設すると、タンク容量の確保と、第3車両補機(プロペラシャフト22、エキゾーストパイプ30)のレイアウトとの両立を図ることができる。特に、タンク容量を最大限に確保しつつ、第1および第2の燃料タンク(サブタンク36、メインタンク37)をトンネルタンク部38にて連通一体化できるので、燃料タンク39の構造が簡単となるうえ、その組付け性の向上と、取付け工数の削減とを図ることもできる。
図17、図18は車両の下部車体構造の実施例開示構造を示し、図1〜図16で示した先の実施例においては第1および第2の各キックアップ部4,5の前部上側にクロスメンバ14,15を配設したが、図17、図18に示すこの実施例開示構造においては第1および第2の各キックアップ部4,5の前部下側にクロスメンバ14,15を配設し、これらのクロスメンバ14,15と干渉しない形状のサブタンク36、メインタンク37を対応するキックアップ部4,5の下方に配設したものである。
図17、図18に示すこの実施例開示構造においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図17、図18において、図5、図6と同一の部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のクロスメンバにおける第2キックアップ部の前部に配設された部位は、実施例のクロスメンバ15(No.3クロスメンバ)に対応し、
以下同様に、
クロスメンバにおける第1キックアップ部の前部に配設された部位はクロスメンバ14(No.3クロスメンバ)に対応し、
補強メンバは、コネクトメンバ45,46に対応し、
第1車両補機は、第1燃料タンクとしてのサブタンク36に対応し、
第2車両補機は、第2燃料タンクとしてのメインタンク37に対応し、
第1シートは、第1リヤシート51に対応し、
第2シートは、第2リヤシート52に対応し、
助手席シートは、パッセンジャーズシート56に対応し、
運転席シートは、ドライバーズシート57に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては左ハンドル車両に適用した構成を例示したが、上記構造を右ハンドル車両に適用してもよいことは勿論である。
本発明の下部車体構造を備えた車両の側面図 車両の下部車体構造を示す斜視図 図2の平面図 車両の要部底面図 助手席側の下部車体構造を示す側面図 運転席側の下部車体構造を示す側面図 燃料タンクの斜視図 図3のA−A線矢視断面図 図3のB−B線矢視断面図 トンネルタンク部に相当する部位の断面図 図3のC−C線矢視断面図 図3のD−D線矢視断面図 コネクトメンバの分解斜視図 コネクトメンバの他の実施例を示す分解斜視図 シートを配設した状態で示す平面図 第1シートを大型化した状態で示す平面図 助手席側の下部車体構造の実施例開示構造を示す側面図 運転席側の下部車体構造の実施例開示構造を示す側面図 従来の補機配設構造を示す平面図 図19の運転席側の側面図 図19の助手席側の側面図
R…車室
2…フロアパネル
3…キックアップ部
4…第1キックアップ部
4a,5a…前面壁部
4b,5b…キックアップロア部
5…第2キックアップ部
8…トンネル部
14,15…クロスメンバ
36…サブタンク(第1車両補機)
37…メインタンク(第2車両補機)
45,46…コネクトメンバ(補強メンバ)
45a,46a…閉断面
51…第1リヤシート(第1シート)
52…第2リヤシート(第2シート)
56…パッセンジャーズシート(助手席シート)
57…ドライバーズシート(運転席シート)

Claims (11)

  1. 車室の下面がフロアパネルによって形成された車両において、
    上記フロアパネルには、該フロアパネルから立上がる前面壁部と、該前面壁部から後方に向けて略水平に延びるキックアップフロア部とを備えたキックアップ部が設けられ、
    上記キックアップ部は第1キックアップ部と、該第1キックアップ部と車幅方向で並設され、かつ第1キックアップ部より高さ方向で高い第2キックアップ部とから成り、
    上記フロアパネルの第1および第2の各キックアップ部におけるキックアップフロア部の上面かつ前部には車幅方向に延びるクロスメンバがそれぞれ設けられると共に、
    該クロスメンバは、第2キックアップ部のキックアップフロア部前部に配設された部位より第1キックアップ部のキックアップフロア部前部に配設された部位が車両前方にオフセットして配設され
    上記第1キックアップ部のクロスメンバの上部位置に対して上記第2キックアップ部のクロスメンバの上部位置が上方に位置すると共に、
    各キックアップ部に配設されるシートに対応して、第1キックアップ部のクロスメンバの前後方向の長さは
    第2キックアップ部のクロスメンバの前後方向の長さに対して短く形成され、
    第1キックアップ部のクロスメンバの上下方向の高さは、第2キックアップ部のクロスメンバの上下方向の高さに対して高く形成された
    車両の下部車体構造。
  2. 上記フロアパネルには車両前後方向に延びて車室内側に突出するトンネル部が設けられ、
    上記クロスメンバは該トンネル部に対して車室内側端部で接続された
    請求項2記載の車両の下部車体構造。
  3. 上記クロスメンバの第2キックアップ部前部に配設された部位の車室内側端部と、第1キックアップ部前部に配設された部位の車室内側端部とが補強メンバで接続された
    請求項1または2記載の車両の下部車体構造。
  4. 上記補強メンバはトンネル部との間に閉断面を形成するように構成された
    請求項3記載の車両の下部車体構造。
  5. 上記第1キックアップ部の下方に第1車両補機が配設されると共に、第2キックアップ部の下方には第1車両補機より高さ方向で大型の第2車両補機が配設された
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両の下部車体構造。
  6. 上記第1車両補機は第1燃料タンクに設定された
    請求項5記載の車両の下部車体構造。
  7. 上記第2車両補機は第2燃料タンクに設定され、該第2燃料タンクは第1車両補機である第1燃料タンクと連通された
    請求項6記載の車両の下部車体構造。
  8. 上記第1キックアップ部上に第1シートを配設すると共に、
    上記第2キックアップ部上には第1シートに着座する乗員の体格より小さい乗員用の第2シートを配設した
    請求項1〜7の何れか1に記載の車両の下部車体構造。
  9. 上記第1シートの前方に助手席シートが配設され、上記第2シートの前方に運転席シートが配設された
    請求項8記載の車両の下部車体構造。
  10. 上記運転席シートより助手席シートが前方にオフセットして配設された
    請求項9記載の車両の下部車体構造。
  11. 上記第2シートより第1シートが前方にオフセットして配設された
    請求項8〜9の何れか1に記載の車両の下部車体構造。
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