JP4096382B2 - パワーシートスライド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などのシートをモータにより前後方向に移動させてその位置を調整するようにしたパワーシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパワーシートスライド装置には、例えば図4及び図5に示すようなものがある。これは、自動車などの車体に固定した左右1対(図は一方のみを示す)のロアレール1にシートクッション及びシートバックの両側部を支持するアッパレール2を、ボール3及びローラ4を介して前後方向移動可能に支持し、ブラケット5aを介して長手方向軸線回り回転可能にアッパレール2に支持したスクリュー5をロアレール1に固定したナット6に螺合させ、ギヤ7及びウォーム8を介してスクリュー5を図示しないモータにより回転駆動するようにしたものである。モータを作動させるスイッチを使用者が操作してスクリュー5を正または逆向きに回転すれば、シートクッション及びシートバックを支持するアッパレール2は前または後向きに移動し、スイッチを離せば所望の位置に停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術のパワーシートスライド装置は、シートをスライドさせるスクリュー5とナット6がロアレール1とアッパレール2の間に内蔵されるのでコンパクトであり、外部の物体と接触するおそれもないが、スクリュー5の長さをスライドストロークよりも長くする必要がある。このためパワーシートスライド装置の重量が増大し、またアッパレール2を支持するローラ4を設ける範囲が短くなるので作動が不円滑になったり耐久性が低下したりするという問題がある。
本発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によるパワーシートスライド装置は、何れも一定断面形状に成形された、車体に固定されるロアレールと、このロアレールに長手方向移動自在に案内支持されてシートが取り付けられるアッパレールとよりなるシートスライド装置に関するものであり、ロアレールの両側上縁に沿って形成されて外側が解放された横向きU字状断面形状の1対の内向き突出部と、アッパレールの両側下縁に沿って形成され外側から各内向き突出部内に入って長手方向移動自在に係合される1対の内向き折曲部と、1対の内向き突出部の間に位置するようにアッパレールにより長手方向軸線回りに回転可能に支持されてモータにより正逆両方向に回転駆動されるスクリューギヤと、各内向き突出部の互いに向かい合う内先端部に長手方向に沿って所定ピッチで形成されてスクリューギヤ外周の螺旋状突条と係合する多数のスリットを備え、各内向き突出部と内向き折曲部は、転動する複数のボールを介して長手方向移動自在に係合したことを特徴とするものである。
【0005】
各内向き突出部と内向き折曲部とスリットとボールは、上下方向においてスクリューギヤの範囲内に位置していることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図1〜図3に示す実施の形態により本発明の説明をする。
取付金具(図示省略)により自動車の車体に前後方向に沿って固定される左右のロアレール10には、それぞれ長手方向移動自在に左右のアッパレール20が案内支持されている。図3の全体斜視図に示すように、左右のアッパレール20は、中間部に設けた連結部材22及び前後部に設けた補強部材23により一体連結されている。各アッパレール20の上側には、シートクッション及びシートバックよりなるシートの両側部を支持するロアアーム26が固定されている。
【0007】
ロアレール10及びアッパレール20は、図1及び図2に示すように、何れも一定断面形状に折曲された細長い板金製または金属押出し成形品である。上向き溝形のロアレール10には、両側上縁から連続するように、外側が解放された横向きU字状断面形状の1対の内向き突出部11が折り曲げ形成されている。下向き溝形のアッパレール20には、両側下縁から1対の内向き折曲部21が折り曲げ形成され、各内向き折曲部21は各内向き突出部11の裏側となる凹部内に外側から入り込み、ロアレール10に対し長手方向相対移動可能となっている。ロアレール10の各内向き突出部11の互いに向かい合う内先端部には、長手方向中間部の相当な範囲にわたり、後述するスクリューギヤ30外周の螺旋状突条30aと係合する多数のスリット12が形成され、その範囲はシートのスライドストロークに後述するスクリューギヤ30の長さを加えた長さである。
【0008】
図1に示すように、アッパレール20の前後部の上壁の下面には、各内向き突出部11の向かい合う内先端部の間の間隔より狭い幅の細長いブロック24がそれぞれ固定されてその下面とロアレール10の底壁の上面との間には多数の転動ローラ16が介在され、またアッパレール20の内向き折曲部21とロアレール10の内向き突出部11の上縁の間には多数の転動ボール15が介在され、これによりロアレール10とアッパレール20とは円滑に相対移動する。図示は省略したが、これらの多数のボール15及びローラ16は、リテーナにより転動自在に保持されている。
【0009】
図1及び図2に示すように、互いに同軸的に一体連結されたスクリューギヤ30と従動ギヤ31は、アッパレール20の長手方向軸線回りに回転可能となるように、ブラケット38a,38bを介してアッパレール20に支持されている。この両ギヤ30,31は長手方向では両ブロック24の間に位置し、幅方向では両内向き突出部11の間に位置し、スクリューギヤ30の外周に形成された螺旋状突条30aの先端部が各内向き突出部11の内先端部に形成されたスリット12と係合するようになっている。従動ギヤ31と噛合する駆動ギヤ32はブラケット38a,38cにより回転自在に支持され、その外周の一部はアッパレール20の上壁に形成した開口25から上側に突出している。
【0010】
アッパレール20の長手方向と直交する横方向軸線回りに回転自在となように、ブラケット39を介してアッパレール20の上側に支持されたウォーム33は、開口25から突出する駆動ギヤ32の一部と噛合している。両ギヤ31.32は、ウォーム33に合わせたはすば歯車である。図3に示すように、左右の各アッパレール20上に位置する各ウォーム33は、中間軸36a,36b及び軸継手37を介して連結部材22上に設けたモータ35により正逆両方向に回転駆動される。
【0011】
次に上記実施の形態の作動の説明をする。シート付近に設けた双投式のシートスイッチ(図示省略)を使用者が前向きに操作すれば、モータ35は中間軸36a,36b、軸継手37、ウォーム33,駆動ギヤ32及び従動ギヤ31を介してスクリューギヤ30を図2において反時計回転方向に回転し、これによりアッパレール20及びこれに取り付けられたシートは前進方向に移動し、シートスイッチを離せばその位置に停止する。また、これと逆にシートスイッチを後向きに操作すれば、モータ35はスクリューギヤ30を時計回転方向に回転し、これによりアッパレール20及びこれに取り付けられたシートは後退方向に移動し、シートスイッチを離せばその位置に停止する。これによりアッパレール20及びこれに支持されたシートの前後方向位置が調整される。
【0012】
上記実施の形態では、回転するスクリューギヤ30は外周の螺旋状突条30aがロアレール10の内向き突出部11に長手方向に沿って形成された多数のスリット12と係合してアッパレール20を移動させるので、スクリューギヤ30の長さは短くてもスリット12の数を多くすることによりパワーシートスライド装置のストロークを充分にとることができる。ブロック24及びローラ16は、互いに向かい合う内向き突出部11の間に配置されているので、長手方向の位置はスリット12が形成された範囲内にあっても差し支えなく、スクリューギヤ30、従動ギヤ31及びそれらの支持ブラケットと干渉しないように配置すればよい。これによりブロック24及びローラ16を設ける範囲を長くとることができるので、ストロークの全範囲で円滑な作動が得られ、また充分な耐久性が得られる。
【0013】
スクリューギヤ30はロアレール10とアッパレール20の間に内蔵されているので、上述したパワーシートスライド装置はコンパクトにまとまり、またスリット12と係合するスクリューギヤ30の螺旋状突条30aの先端部は内向き突出部11の内先端部からU字状の底部内にわずかに突出するだけであるので、外部の物体と接触するおそれもない。
【0014】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、スクリューギヤ外周の螺旋状突条がロアレールの内向き突出部に長手方向に沿って形成された多数のスリットと係合してアッパレールを移動させるので、スクリューギヤの長さは短くてもスリットの数を多くすることによりパワーシートスライド装置のストロークを充分にとることができる。このようにスクリューギヤを短くすることができるのでパワーシートスライド装置の重量を減少させることができ、またアッパレールを支持するローラを設ける範囲が短くなって作動が不円滑になったり耐久性が低下したりすることはない。さらに、各内向き突出部と内向き折曲部を、転動する複数のボールを介して長手方向移動自在に係合したので、ロアレールとアッパレールの長手方向移動が円滑になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパワーシートスライド装置の一実施形態の要部を示す長手方向断面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 図1の実施形態の全体斜視図である。
【図4】 従来技術によるパワーシートスライド装置の一例の図1に相当する長手方向断面図である。
【図5】 図4の5−5断面図である。
【符号の説明】
10…ロアレール、11…内向き突出部、12…スリット、15…ボール、20…アッパレール、21…内向き折曲部、30…スクリューギヤ、30a…螺旋状突条、35…モータ。

Claims (2)

  1. 何れも一定断面形状に成形された、車体に固定されるロアレールと、このロアレールに長手方向移動自在に案内支持されてシートが取り付けられるアッパレールとよりなるシートスライド装置において、前記ロアレールの両側上縁に沿って形成されて外側が解放された横向きU字状断面形状の1対の内向き突出部と、前記アッパレールの両側下縁に沿って形成され外側から前記各内向き突出部内に入って長手方向移動自在に係合される1対の内向き折曲部と、前記1対の内向き突出部の間に位置するように前記アッパレールにより長手方向軸線回りに回転可能に支持されてモータにより正逆両方向に回転駆動されるスクリューギヤと、前記各内向き突出部の互いに向かい合う内先端部に長手方向に沿って所定ピッチで形成されて前記スクリューギヤ外周の螺旋状突条と係合する多数のスリットを備え、前記各内向き突出部と内向き折曲部は、転動する複数のボールを介して長手方向移動自在に係合したことを特徴とするパワーシートスライド装置。
  2. 前記各内向き突出部と内向き折曲部とスリットとボールが、上下方向において前記スクリューギヤの範囲内に位置している請求項1に記載のパワーシートスライド装置。
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