JPH01127852A - 浴槽給湯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は温水を貯溜する貯湯部から浴槽へ給湯する浴槽
給湯装置に関する。

（ロ）従来の技術 例えば実公昭６１−２８９８８号公報には、缶体内の湯
を浴槽と熱交換器との間の往き管（本発明の復管に相当
）を介して、循環ポンプの運転により浴槽へ給湯する給
湯兼用風呂釜が開示されている。

〈ハ）発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術において、浴槽へ給湯するとき、缶体内
の高温水が出湯管、及びバイパス管を介して循環ポンプ
に入るため、特に冬期の循環ポンプが冷えているときに
、高温水が急に循環ポンプに入った場合、高温水により
循環ポンプが急激に加熱され、循環ポンプにヒートショ
ックが与えられる問題があった。又、このヒートショッ
クが循環ポンプに何回も与えられると、循環ポンプに内
蔵された羽根車やケース等が損傷する等の故障が発生す
る虞れがあった。

本発明は浴槽給湯装置において、循環ポンプにヒートシ
ョックが与えられるのを回避し、循環ポンプの故障を防
止することを目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、温水を貯溜する
貯湯部（貯湯缶）り２）と、この貯湯部に接続され、た
給水管（４）と、貯湯部（２）から延びた第１給湯管（
５）と、貯湯部（２）に設けられた熱交換器（６）と、
この熱交換器（６）と浴槽（１）との間に接続された往
き管（７）、及び復管（８）と熱交換器（６）とからな
る温水路（１０）と、復管（８）に設けられた循環ポン
プ（１２）と、第１給湯管（５）と循環ポンプ（１２）
より上流側の温水路（１０）との間に接続された第２給
湯管（１１）とを備えた浴槽給湯装置において、給水管
（４）の水を循環ポンプ（１２）へ供給するバイパス管
（１４）と、給水管（４）からバイパス管（１４）を介
して循環ポンプ（１２）へ流れる水を制御する給水弁（
１５）とを備え、浴槽（１）への給湯開始時に給水弁（
１５〉を開くことを特徴とするものである。

（＊）作用 給湯開始時、まず給水弁（１５）が開き、バイパス管（
１４）、及び復管（８〉を介して循環ポンプ（１２）へ
水が流れ、循環ポンプ（１２）へ呼び水が行われる。

その後、高温水が貯湯部（２）から第１．第２給湯管（
５）　、　（１１）、及び温水路（１０）を介して循環
ポンプ（１２〉へ流れるため、徐々に循環ポンプ（１２
）内の温水温度が上昇し、循環ポンプ（１２）のヒート
ショックが回避され、循環ポンプ（１２）の故障防止が
図られる。

（へ）実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は本発明の浴槽給湯装置を示したもので、第１図
において、（１）は浴槽、（２）は温水を貯湯する貯湯
部としての貯湯缶である。（３）は貯湯缶（２）に設け
られた加熱器、（４）は貯湯缶（２）の下部に接続され
た給水管、（５〉は貯湯缶（２）の上部に接続された第
１給湯管である。又、（６）は貯湯缶（２）の上部に設
けられた熱交換器であり、この熱交換器（６）は熱交換
器（６）と共に温水路（１０）を形成する往き管（７）
、及び復管（８）を介して浴槽（１）に接続されている
。（９）は往き管（７）に設けられた流路切換装置であ
り、との流路切換装置（９）に第１給湯管（５）に接続
された第２給湯管（１１）が接続されている。又、（１
２）は復管（８）に設けられた循環ポンプ、（１３）は
循環ポンプ（１２）の下流側に設けられた管路開閉弁で
ある。さらに、（１４）は給水管（４）と復管（８）の
循環ポンプ（１２）より上流側との間に接続されたバイ
パス管であり、このバイパス管（１４）には電磁弁等の
給水弁（１５）が設けられている。許らに、（１６）は
浴槽（１）への給湯を制御する給湯制御回路であり、こ
の給湯制御回路（１６〉から流路切換装置（９）へ切換
信号が出力され、又、管路開閉弁（１３）、及び給水弁
（１５）へ開閉信号が出力され、さらに、循環ポンプ（
１２）へ運転信号、及び停止信号が出力される。

以下、上記浴槽への給湯装置の動作について説明する。

以下の説明において管路開閉弁（１３）は通常開いてい
るものとする。給湯開始時、給湯制御回路（１６〉から
給水弁（１５）へ開信号が出力され、給水管（４〉から
バイパス管（１４）、及び復管（８）を通り循環ポンプ
（１２）へ呼び水が行われる。このとき、流路切換装置
（９）は温水が往き管（７）を矢印（Ａ）方向に流れる
ように連通している。給水弁（１５）が開いてから所定
時間（例えば数秒）経過して循環ポンプ（１２）への呼
び水が終わった後、給湯制御回路（１６）が給水弁（１
５）へ閉信号を出力し、給水弁（１５）が閉じる。同時
に、給湯制御回路（１６〉が循環ポンプ（１２）へ運転
信号を出力すると共に、流路切換装置（９）へ切換信号
を出力する。そして、循環ポンプ（１２）が運転を開始
すると共に、流路切換装置（９）が第２給湯管（１１）
から往き管（７）の下流へ向いた矢印（Ｂ）方向へ温水
が流れるように切換わる。

このため、貯湯缶（２）から温水が、第１．第２給湯管
（５）　、　（１１）、流路切換装置（９）、往き管（
７）、熱交換器（６）、及び復管（８）を介して浴槽（
１）へ供給される。ここで、温水が循環ポンプ（１２）
に達したとき、温水と循環ポンプ（１２）内の水とが混
ざり、循環ポンプ（１２）の温度が次第に上昇する。

浴槽（１）への給湯が開始され、例えば、所定時間経過
すると給湯制御回路（１６）が動作し、流路切換装置（
９）へ切換信号を出力すると共に、循環ポンプ（１２）
へ停止信号を出力する。そして、循環ボンブ（１２）が
停止すると共に、流路切換装置（９）が矢印（Ｂ）方向
から矢印（Ａ＞方向へ切換わり、浴槽（１）への給湯が
停止する。ス、給湯が終わった後の追い焚き時には、給
湯制御回路（１６）から循環ポンプ（１２）へ運転信号
が出力される。そして、浴槽（１）の湯が往き管（７）
を通り熱交換器（６）へ流れ、熱交換器（６〉にて温度
上昇した後復管〈８〉を通り浴槽（１）へ戻る。

上記本発明の実施例によれば、浴槽（１）への給湯開始
時、給水弁（１５）が開き、給水管（４）から水がバイ
パス管（１４）、及び復管（８）を通り、循環ポンプ（
１２）へ流れ、呼び水が行われ、その後、貯湯缶（２）
から流れて来た温水が循環ポンプ（１２）内にて水と混
ざり、循環ポンプ（１２）の温度がゆるやかに上昇する
ため、浴槽（１）への給湯開始時の循環ポンプ（１２）
のヒートショックを回避することができ、この結果、循
環ポンプ（１２）の故障を防止して、循環ポンプ（１２
）を長期間にわたり使用することができる。

又、給湯開始時に給水弁（１５）を開くと共に、管路開
閉弁（１３）を閉じるように制御した場合には、バイパ
ス管（１４）から流れて来た水により循環ポンプ（１２
）の呼び水と同時に熱交換器（６）に水を張ることがで
き、又、往き管（７）、復管（８）、及び熱交換器（６
）のエア抜きをすることができる。さらに、管路開閉弁
（１３）を循環ポンプ（１２）の下流側に付けた場合に
は、バイパス管（１４）を循環ポンプ（１２）と管路開
閉弁（１３）との間の復管（８）に接続しても良い。

又、給水弁（１５）は上記のような電磁弁でなくても、
第２図に示したような三方切換弁でも良く、浴槽（１）
への給湯開始時には矢印（Ｄ）方向に水を流し、所定時
間経過後に矢印（Ｅ）方向に水を流すようにしても上記
実施例と同様な作用効果を得ることができる。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成した浴槽への給湯装置であり
、浴槽への給湯開始時には循環ポンプへ水を送り呼び水
を行い、循環ポンプへ貯湯部の温水が達したときには循
環ポンプ内の温水温度を徐々に上昇させ、循環ポンプの
ヒートショックを回避することができるので、循環ポン
プ（１２〉の故障を防止して循環ポンプを長期間にわた
り使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すものであり、第１図は
浴槽への給湯装置を説明するための概略構成図、第２図
は本発明で利用可能な給水弁としての三方切換弁の説明
図である。 （１）・・・浴槽、　（２〉・・・貯湯缶（貯湯部）、
　（４）・・・給水管、　（５）・・・第１給湯管、　
（６）・・・熱交換器、　（７）・・・往き管、　（８
）・・・復管、　（１０）・・・温水路、　（１１）・
・・第２給湯管、　（１２）・・・循環ポンプ、（１４
）・・・バイパス管、　（１５）・・・給水弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、温水を貯溜する貯湯部と、この貯湯部に接続された
   給水管と、貯湯部から延びた第１給湯管と、貯湯部に設
   けられた熱交換器と、この熱交換器と浴槽との間に接続
   された往き管、及び復管と熱交換器とからなる温水路と
   、復管に設けられた循環ポンプと、第１給湯管と循環ポ
   ンプより上流側の温水路との間に接続された第２給湯管
   とを備えた浴槽給湯装置において、給水管の水を循環ポ
   ンプへ供給するバイパス管と、給水管からバイパス管を
   介して循環ポンプへ流れる水を制御する給水弁とを備え
   、浴槽への給湯開始時に上記給水弁を開くことを特徴と
   する浴槽給湯装置。