JPH0517552Y2 - - Google Patents

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JPH0517552Y2
JPH0517552Y2 JP11474588U JP11474588U JPH0517552Y2 JP H0517552 Y2 JPH0517552 Y2 JP H0517552Y2 JP 11474588 U JP11474588 U JP 11474588U JP 11474588 U JP11474588 U JP 11474588U JP H0517552 Y2 JPH0517552 Y2 JP H0517552Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は浴槽への自動給湯を風呂追焚き用の循
環路を利用して行うことができる風呂釜装置に関
する。
〈従来の技術とその課題〉 浴槽水を風呂循環路により熱交換缶体へ循環さ
せて加熱する風呂追焚き機能の他に、風呂給湯路
から前記風呂循環路へ落とし込んだ温水を循環ポ
ンプで浴槽へ送り込む風呂自動給湯機能を備えた
風呂釜装置が従来より提供されている。この様な
従来の風呂釜装置において、特に風呂循環路へ落
とし込まれた温水を前記風呂循環路の往き管及び
戻り管の両方を用いて浴槽へ両搬送方式で給湯を
行う構成のものに問題があつた。
すなわち、風呂循環路へ落とし込まれた温水を
循環路の往き管と戻り管の両方で浴槽へ送り込む
両搬送方式のものにおいては、浴槽への搬送流量
を増大し、速やかなる搬送が可能となるが、その
一方、往き管に設けられる風呂水位センサに対し
て大きな圧力が加わつたり、急激な圧力変動が生
じやすくなり、風呂水位センサが破損したりする
欠点があつた。
というのは、所定水位で風呂給湯を停止するため
には、予め水位センサの基準設定を行う必要があ
り、この基準設定は浴槽水が風呂循環路を循環し
て得る水位になつた時点で行われるところから、
浴槽水位が循環し得る水位になつたか否かの循環
判定を風呂自動給湯運転の途中に何回か行う必要
がある。しかも、この循環判定の際には、風呂自
動給湯運転時とは全く逆に、浴槽側から浴槽水が
往き管内に導入される。よつて、全体としての圧
力変動が非常に大きくなる。しかも、風呂自動給
湯運転から循環判定への切り換え時点の短期間に
おいては、風呂自動給湯運転による水圧が未だ充
分緩和されずに水位センサにそのまま加わつてお
り、しかもそれに加えて循環判定による反対側か
らの水圧が加わる。その結果、非常に大きな圧力
が瞬間的或いは短時間的に水位センサに加わるの
である。
そこで本考案は、上記従来における装置の欠点
を解消し、両搬送方式の風呂自動給湯運転を行う
ものであつても、風呂自動給湯運転の途中に行わ
れる循環判定の際に、水位センサに大きな圧力や
急激な圧力変動が生じるのを緩和し、水位センサ
の破損等が生じにくい風呂釜装置の提供を目的と
する。
〈課題を解決するための手段〉 本考案の風呂釜装置は、浴槽水を浴槽2から熱
交換缶体1へ送るための往き管3aと熱交換缶体
1から浴槽2へ戻すための戻り管3bからなる風
呂循環路3と、該風呂循環路3の前記往き管3a
に対して三方弁12を介して接続される風呂給湯
路20と、前記往き管3aの前記三方弁12より
も浴槽2側に設けられる風呂水位センサ11と、
前記戻り管3bに設けられる循環ポンプ8と、該
循環ポンプ8より下流の戻り管3bから前記三方
弁12と風呂水位センサ11との間の往き管3a
に接続される短絡路40と、該短絡路40に設け
られる電磁開閉弁41と、風呂自動給湯運転時に
は前記三方弁12を風呂給湯路20側に接続する
と共に前記電磁開閉弁41を開放し且つ前記循環
ポンプ8を駆動して、風呂給湯路20から風呂循
環路3に落とし込まれた温水を前記循環ポンプ8
の下流の戻り管3bから及び前記短絡路40を経
て往き管3aから両搬送で浴槽2に送り込むよう
制御すると共に、浴槽水位が風呂循環路の浴槽へ
の接続位置より上になつたかを判定する循環判定
時には前記三方弁12を風呂循環路3側に切り換
えると共に前記電磁開閉弁41を閉止し且つ循環
ポンプ8を駆動して、浴槽水を往き管3aから戻
り管3bの方向に循環するよう制御する制御部6
0とを有する風呂釜装置であつて、且つ前記制御
部60は、風呂自動給湯運転中における循環判定
の際には,前記三方弁12が風呂循環路3側への
切り換えを完了した後に前記電磁開閉弁41を閉
止する構成としたことを特徴としている。
〈作用〉 両搬送による風呂給湯から循環判定への切り換
えの際、循環ポンプは三方弁が切り変わるまでの
多少の時間一旦停止されるが、その停止と同時に
短絡路の電磁開閉弁を閉止するのではなく、少な
くとも循環ポンプが停止した後三方弁が風呂循環
路側へ切り換わりを完了するまでの間、前記電磁
開閉弁を開放しておくことにより、前記往き管に
加わつていた循環ポンプからの吐出水の圧力が、
前記開放されている短絡路を通つて解放されるこ
とができる。よつて三方弁が加わつていた循環ポ
ンプの吐出圧がその間に軽減され、よつて次に循
環ポンプの再駆動がなされた際における逆方向流
によつて生じる水位センサへの大きな圧力や急激
な圧力変動が緩和され、水位センサの破損や故障
が防止される。
〈実施例〉 第1図は本考案に係る風呂釜装置の全体構成
図、第2図と第3図はそれぞれ状況に応じた湯経
路を示す図である。
1缶2回路の熱交換缶体1に対し浴槽2から往
き管3aと戻り管3b及び熱交換コイル3cから
なる風呂循環路3が設けられており、また上水道
4から減圧弁5を介して入水管6aが缶体1に接
続されると共に缶体1からの出湯管7が設けられ
ている。すなわち前記風呂循環路3と入水管6a
及び出湯管7とで1缶2回路が構成されている。
前記風呂循環路3の戻り管3bには循環ポンプ
8、水流スイツチ9が設けられ、また往き管3a
には風呂温度センサ10、風呂水位センサ11が
設けられている。また前記往き管3aにはその途
中に風呂給湯路20が第1の三方弁12を介して
接続され、該三方弁12よりも下流側に第2の三
方弁13を介して第1の短絡路30が設けられて
いる。一方前記戻り管3bの循環ポンプ8の吐出
側から第2の短絡路40が途中に電磁開閉弁41
を介して前記往き管3a側へ接続している。
前記風呂給湯路20は、水管6からの水と前記
出湯管7からの温水をミキシングするワツクスサ
ーモミキシングバルブ21の吐出口に始まり、水
量センサ22、電磁開閉弁23を経てホツパ24
に至り、さらに逆止弁25を経て前記第1の三方
弁12に接続する。なお、ホツパ24はこれを省
いて風呂給湯路20を直結させてもよい。
50はバーナ、60は制御部、70はリモコン
である。前記制御部60はリモコン70からの指
令を受け、また水流センサ9、風呂温度センサ1
0、風呂水位センサ11、水流センサ22等から
の情報を入力し、内蔵するマイクロコンピユータ
により所定のプログラムに沿つて演算し、循環ポ
ンプ8、第1、第2の三方弁12,13、電磁開
閉弁23,41、バーナ50等に命令を出力す
る。
動作について説明する。今、風呂自動給湯スイ
ツチが入ると、電磁開閉弁23,41が開き、第
1、第2の三方弁12,13が第2図の太線の方
向に湯経路を構成する。そして循環ポンプ8が駆
動することにより、第2図の太線で示す経路を矢
印の方向へ温水が搬送され、浴槽2へ送り込まれ
る。この時、前記ワツクスサーモミキシングバル
ブ21による送り込み温水温度は一定値、例えば
38℃に調整されている。浴槽2への送り込みは往
き管3aと戻り管3bの両管が利用された両搬送
方式となつている。水量センサ22により一定量
が給湯されると、一旦給湯が停止される。
そして今度は第3図に太線で示す形に湯経路が
構成され、ポンプ8で駆動されて、矢印の方向に
循環判定が行われる。この循環判定はポンプ8駆
動中、一定時間以上水流スイツチ9がオン状態を
保持するか否かで判定される。一定時間以上オン
状態を保持すれば、水位が浴槽金具2aの上まで
きていると判断し、一定時間以上オン状態が保持
されない場合は、再度第2図の状態を示してさら
に一定量の給湯を行い、再度循環判定する。水位
が前記金具2aより上まできていると循環判定で
きれば、その時の水位を基準点とし、以後水位セ
ンサ11にて浴槽水位が監視され、所定水位まで
再び給湯が行われる。
前記風呂自動給湯中に、該給湯から循環判定に
切り換わる際には、風呂給湯路20からの給湯が
停止され、第1の三方弁12が風呂給湯路20側
から風呂循環路3側へ切り換えられ、電磁開閉弁
41が閉止され、循環ポンプ8が一旦停止された
後再駆動されることになるが、その切り換えの際
における循環ポンプ8と第2の三方弁13と第2
の短絡路40の電磁開閉弁41についての詳細な
制御動作について第4図のタイムチヤートに沿つ
て説明する。風呂自動給湯が開始されてから、水
位センサ22により一定量が給湯されたことがA
時点で検出されると、循環ポンプ8が一旦オフさ
れる。この時同時に第2の三方弁13を風呂給湯
路側から風呂循環路側へ切り換えるための切り換
えスイツチがオンされるが、通路切り換えが行わ
れるのに一般に多少の時間を要し、C時点で切り
換えが完了する。このため本考案では第2の短絡
路40の電磁開閉弁41をA時点で閉止せず、前
記三方弁13の切り換えが完了するC時点まで開
放状態を維持させる。そしてC時点で循環ポンプ
8が再駆動し、電磁開閉弁41を閉止して、循環
判定に入ることとしている。したがつて循環ポン
プ8が停止してから三方弁13が切り換え完了す
る間のB時点では、電磁開閉弁41が引き続き開
いているため、第5図に示すように、風呂水位セ
ンサ41に加わつていた循環ポンプ吐出圧が、P
矢符で示す方向に解放される。よつてその後のC
時点で循環ポンプ8が再駆動して、風呂水位セン
サ41に逆方向の圧力が加わつても、その時点で
瞬時的な高圧力の発生及び急激な圧力変動を抑え
ることができる。もし電磁開閉弁41が、三方弁
12が未だ切り換えを完了していない早期に閉止
されるならば、循環ポンプ8による吐出圧が水位
センサ11に一方から加わつた状態が続くため、
ポンプ8の再駆動による逆流が生じたときに両方
からの圧力が水位センサ11に加わり、瞬時的な
高圧が水位センサ11に加わることになる。また
その後に急激な圧力変動が生じることになる。本
考案では圧力緩和が予めなされているので、瞬時
的な圧力増大や急激な圧力変動が生じない。
〈効果〉 本考案は以上の構成よりなり、制御部60は、
風呂自動給湯運転中における循環判定の際には、
前記三方弁12が風呂循環路3側への切り換えを
完了した後に前記電磁開閉弁41を閉止する構成
としたので、水位センサに加わつている吐出圧を
その間に短絡路を介して開放することができ、こ
れによつて風呂自動給湯運転中における循環判定
の際に、水位センサへの瞬間的な高圧負荷や急激
な圧力変動を防止することができる。よつて水位
センサの破損や故障が予防され、装置の長期使用
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る風呂釜装置の全体構成
図、第2図と第3図はそれぞれ状況に応じた湯経
路を示す図、第4図は循環判定への切り換え時に
おける弁類、ポンプの制御タイムチヤート、第5
図は循環判定への切り換え途中における状態を説
明する図である。 1……熱交換缶体、2……浴槽、3……風呂循
環路、3a……往き管、3b……戻り管、8……
循環ポンプ、11……風呂水位センサ、12……
第1の三方弁、40……第2の短絡路、41……
電磁開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浴槽水を浴槽2から熱交換缶体1へ送るための
    往き管3aと熱交換缶体1から浴槽2へ戻すため
    の戻り管3bからなる風呂循環路3と、該風呂循
    環路3の前記往き管3aに対して三方弁12を介
    して接続される風呂給湯路20と、前記往き管3
    aの前記三方弁12よりも浴槽2側に設けられる
    風呂水位センサ11と、前記戻り管3bに設けら
    れる循環ポンプ8と、該循環ポンプ8より下流の
    戻り管3bから前記三方弁12と風呂水位センサ
    11との間の往き管3aに接続される短絡路40
    と、該短絡路40に設けられる電磁開閉弁41
    と、風呂自動給湯運転時には前記三方弁12を風
    呂給湯路20側に接続すると共に前記電磁開閉弁
    41を開放し且つ前記循環ポンプ8を駆動して、
    風呂給湯路20から風呂循環路3に落とし込まれ
    た温水を前記循環ポンプ8の下流の戻り管3bか
    ら及び前記短絡路40を経て往き管3aから両搬
    送で浴槽2に送り込むよう制御すると共に、浴槽
    水位が風呂循環路の浴槽への接続位置より上にな
    つたかを判定する循環判定時には前記三方弁12
    を風呂循環路3側に切り換えると共に前記電磁開
    閉弁41を閉止し且つ循環ポンプ8を駆動して、
    浴槽水を往き管3aから戻り管3bの方向に循環
    するよう制御する制御部60とを有する風呂釜装
    置であつて、且つ前記制御部60は、風呂自動給
    湯運転中における循環判定の際には,前記三方弁
    12が風呂循環路3側への切り換えを完了した後
    に前記電磁開閉弁41を閉止する構成としたこと
    を特徴とする風呂釜装置。
JP11474588U 1988-08-30 1988-08-30 Expired - Lifetime JPH0517552Y2 (ja)

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JPH0234943U JPH0234943U (ja) 1990-03-06
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