JP2513225Y2 - 給湯器用自動止水装置 - Google Patents

給湯器用自動止水装置

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JP2513225Y2
JP2513225Y2 JP6963090U JP6963090U JP2513225Y2 JP 2513225 Y2 JP2513225 Y2 JP 2513225Y2 JP 6963090 U JP6963090 U JP 6963090U JP 6963090 U JP6963090 U JP 6963090U JP 2513225 Y2 JP2513225 Y2 JP 2513225Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴槽に注湯するために用いられる給湯器の
出湯を、所定量の注湯の後に自動的に停止せしめる装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
浴槽に適温の湯を満たすための従来例の装置を第4図
に示す。
同図(A)の風呂装置は浴槽1の上方に給水栓2が設
けられている。
例えば上水道水を給水として用い、前記給水栓2を開
いて浴槽1内に所要量の水を入れ、風呂釜3を作動させ
る。
上記の風呂釜3は熱交換器およびガスバーナ(いずれ
も図示省略)を備えていて、往き管4,戻り管5を介して
浴槽水を循環させつつ加熱する。
なお、本考案において水とは湯を含むものとする。
第4図(B)は上記と異なる従来例を示す。この例で
は、給水を給湯器に供給し、該給湯器で加熱された湯を
浴槽1内へ注湯する。
上記の給湯器6はガスバーナーおよび熱交換器(いず
れも図示省略)を備えていて、給水を流通させながら加
熱する。この従来例(B図)において風呂釜3は追い焚
きや保温に用いられる。
第4図(C)は複合器7を設けた例である。この複合
器7は、概要的には前記の風呂釜と給湯器とを併設した
ものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
第4図(A)〜(C)に示した各従来例において、浴
槽1内の水位が適当に上昇したとき給水栓2を手動操作
で閉じなければならない。
この閉弁操作は煩わしい。その上、閉弁を失念すると
大量の湯水を無駄に溢流させてしまう。
こうした不具合を防止するため、全自動式の風呂装置
も開発されているが、構造が複雑で、高価である。
全自動式よりも安価な装置として、第5図に示す構成
も考えられる。
この風呂装置は、制御部6aが備えられた給湯器6′を
用い、この制御部6aによって電磁開閉弁8を制御してい
る。
上記制御部6aは流量計とタイマ回路とし(何れも図示
省略)を備えていて、注湯開始と同時にカウントを開始
するとともに流量を検知し、流量を時間で積算し、所定
量の注湯が行われると電磁開閉弁8を閉止させる。
この風呂装置(第5図)は、給湯器6′と電磁弁8と
の間に電気配線を施さねばならないので設備工事費が高
価になる上に、浴槽近辺に強電配線をすることは甚だ好
ましくない。
仮りに、電磁弁8を給湯器6′のケース内に収納する
と、風呂の注湯を停止したとき洗面所や台所用の給湯栓
2′から湯が出なくなってしまう。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、簡単な
構造の器具と簡単な構成の制御部とを用いて、給湯器に
よる注湯を自動的に停止せしめ得る装置を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の構成は、所定の
量の給湯を行ったとき電磁弁を作動させる機能を有する
制御部を備えた給湯器において、 上記の電磁弁は給湯管路中に介挿接続された電磁開閉
弁および電磁絞り弁の少なくとも何れか一方とし、 上記給湯管路に浴槽専用カランを接続し、 かつ、上記の浴槽専用カランは次のように構成されて
いることを特徴とする。
a.主弁と補助弁と手動操作部材とが1軸に連結されてい
る。
b.主弁の上流側は前記電磁弁の流出口に接続されてい
る。
c.主弁の下流側は浴槽に向かって取り付けられる流出口
になっている。
d.主弁を閉弁する方向に付勢する弁バネが設けられてい
る。
e.水圧によって主弁に開弁方向の力を与えるダイヤフラ
ムが設けられている。
f.前記補助弁の上流側は前記の電磁弁の流出口に接続さ
れている。
g.該補助弁の下流側はダイヤフラム室に連通している。
h.上記のダイヤフラム室内の水圧は、前記の主弁を開弁
させる方向の力を、前記のダイヤフラムに与える。
〔作用〕
上記の構成よりなる浴槽専用カランは、その上流側か
ら水圧を受けている状態で手動操作部材によって主弁を
開いて通水させることができる。
上記の主弁が開くと補助弁も一緒に開き、ダイヤフラ
ム室内に水圧が掛かって主弁の開弁状態を保たせる。
一定量の通水をした後、電磁弁が閉じられ、若しくは
絞られると、ダイヤフラム室内の水圧が低下し、主弁は
弁バネによって閉じられる。
これと共に補助弁も閉じられるので、前記電磁弁が再
び開かれてもダイヤフラム室内に水圧が掛からず、主弁
は閉止状態を保つ。
従って、電磁弁の閉弁もしくは絞り込みは、これを短
時間(数秒程度)保持すれば足りる。
〔実施例〕
第1図(A)は本考案に係る自動止水装置の1実施例
を示す水系統図である。
7′は給湯器部と風呂釜部とを備えた複合器で、給湯
熱交換器11と風呂熱交換器12とを備えている。上記双方
の熱交換器はそれぞれ図示しないガスバーナを備えてい
る。
上記風呂熱交換器12は、循環ポンプ13および流水スイ
ッチ14を介して浴槽1内の浴槽水を循環させて追焚き若
しくは保温を行うようになっている。
前記の給湯熱交換器11は、フローセンサ15を介して給
水(矢印a)を供給されてこれを加熱し、電磁弁16を介
して給湯管17に矢印bのごとく供給する。この電磁弁16
は、電磁開閉弁であってもよく、電磁絞り弁であっても
よい。
上記給湯管17から矢印cのごとく分岐した管路の先端
に浴槽専用カラン19が接続されている。
第1図(B)は、上記の浴槽専用カランの弁機構19′
を模式的に描いた断面図である。
連結軸19aに対して、主弁19bと補助弁19cとが固着さ
れていて、連動して開,閉する。
19dは上記連結軸19aに固着された手動操作用部材であ
る。
前記の主弁19b,補助弁19cの上流側は、前記(A)図
に示した電磁弁16の流出口側に接続され、矢印c方向に
給湯の供給を受ける。
前記主弁19bの下流側は流出口19eである。この主弁19
bは弁バネ19fによって開弁方向に付勢されている。
19gはダイヤフラムで、このダイヤフラム19gによって
前記補助弁19cの下流側を覆い、ダイヤフラム室19hを区
画している。
手動操作部材19dに手動操作力を加えて押し下げる
と、主弁19bと補助弁19cとが共に開く。
主弁19bの開弁により、給湯は矢印eのごとく流出口1
9eから流出する。
これに伴い、補助弁19cの開弁により給湯の動圧が矢
印fのごとくダイヤフラム室19h内に導入され、ダイヤ
フラム19gに矢印p方向の水圧を加え、弁バネ19fの付勢
力に抗して主弁19bの開弁状態を保持する。
第3図について後述するようにして電磁弁16(第1図
(A)参照)が閉じられ、若しくは絞られると、第1図
(B)に示した矢印c方向の給水流による動圧が消滅
し、若しくは減少する。このため矢印pの圧力が消滅若
しくは減少し、主弁19bは弁バネ19fの付勢力により閉弁
する。
主弁19bの閉弁に伴って補助弁19cも閉じられるので、
その後に電磁弁16が再び開かれても、給水の圧力がダイ
ヤフラム室19hに及ばす、主弁19bおよび補助弁19cは閉
弁状態に保たれる。
上述の作動から明らかなように、この浴槽専用カラン
19は、 i.手動操作で容易に開弁され、 ii.電磁弁16が開かれている間は開き続け、 iii.電磁弁16が閉じられ若しくは絞られると閉じ、 iv.一旦閉じた後は電磁弁が再び開かれても、手動操作
力を加えられない限り閉弁状態を保持する。
第1図(A)について先に述べたフローセンサ15およ
び電磁弁16は制御部18によって制御される。20は上記制
御部を操作するためのリモートコントローラである。
第2図は上記制御部18の制御ブロック図である。
本例の制御部18は判断部18aと、水量比較部18bと、温
度比較部18cとから成っている。
第1図(A)に示したフローセンサ15の検出信号と、
リモートコントローラ20の水量設定のスイッチ20aの指
令信号とは水量比較部18bを介して判断部18aに入力され
る。
浴槽水の温度を検出する温度センサ21の出力信号と、
リモートコントローラ20の温度設定スイッチ20bの指令
信号とは温度比較部18cを介して判断部18aに入力され
る。
第1図(A)に示した流水スイッチ14の出力信号は判
断部18aに入力される。
第1図(A)に示した3個の2は給湯栓で、給湯管17
に接続されている。これらの給湯栓2は台所や洗面所に
設けられていて、矢印d,d′,d″のごとく供給された給
湯を手動操作で出湯させることができる。
上記のように構成された本実施例の装置(第1図)に
おいて、 第3図にステップfのごとく専用カラン19を手動操作
で開くと、給湯動作が行われ(ステップg)、制御部18
が給湯流量の積算を開始する。
上記の給湯流量の積算量が設定流量に達したか否かを
チェックし(ステップh)、 設定流量に達すると電磁弁16を閉じ(又は絞)る。
電磁弁16が閉じられ、又は絞られると、第1図(B)
で説明した作動により専用カラン19が閉じられる。
一定時間(例えば数秒間)の後、電磁弁16は再び開か
れる(ステップj)が、電磁弁16が開かれても第1図
(B)について説明したように専用カラン19は閉止状態
を保持する。
循環ランプ13を運転し(ステップk) 流水スイッチ14によって浴槽水の有無を確かめ(ステ
ップl)、 浴槽水が無ければ、何らかの異常が発生していると判
断されるので、制御作動を停止し(ステップm)、 浴槽水が有れば保温動作に移行する(ステップn)。
本実施例の装置によれば、第4図(C)に示した従来
例の装置に改良を加えて、第1図に示したような浴槽専
用カラン19を用いるとともに、第2図に示した簡単な制
御部18を構成して、給湯器による注湯を自動的に停止さ
せることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の自動止水装置によれ
ば、簡単で安価な器具と簡単で安価な制御部とを用い
て、給湯器から設定量の注湯が行われたとき自動的に止
水することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案に係る給湯器用自動止水装置の1
実施例を示す概要的な水系統図である。 第1図(B)は上記実施例における専用カランの弁機構
を模式的に描いた断面図である。 第2図は、第1図(A)に示した制御部の構成を示すブ
ロック図である。 第3図は前記実施例の作動を示すフロー図である。 第4図は風呂装置の従来例を示す模式的な説明図であ
る。 第5図は従来技術における課題の説明図である。 1…浴槽、2…給湯栓、11…給湯熱交換器、12…風呂熱
交換器、13…循環ポンプ、14…流水スイッチ、15…フロ
ーセンサ、16…電磁弁、19…浴槽専用カラン、19a…連
結軸、19b…主弁、19c…補助弁、19d…手動操作部材、1
9f…弁バネ、19g…ダイヤフラム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の量の給湯を行ったとき電磁弁を作動
    させる機能を有する制御部を備えた給湯器において、 上記の電磁弁は給湯管路中に介挿接続された電磁開閉弁
    および電磁絞り弁の少なくとも何れか一方とし、 上記給湯管路に浴槽専用カランを接続し、かつ、上記の
    浴槽専用カランは次のように構成されていることを特徴
    とする給湯器用自動止水装置。 a.主弁と補助弁と手動操作部材とが1軸に連結されてい
    る。 b.主弁の上流側は前記電磁弁の流出口に接続されてい
    る。 c.主弁の下流側は浴槽に向かって取り付けられる流出口
    になっている。 d.主弁を閉弁する方向に付勢する弁バネが設けられてい
    る。 e.水圧によって主弁に開弁方向の力を与えるダイヤフラ
    ムが設けられている。 f.前記補助弁の上流側は前記の電磁弁の流出口に接続さ
    れている。 g.該補助弁の下流側はダイヤフラム室に連通している。 h.上記ダイヤフラム室内の水圧は、前記の主弁を開弁を
    させる方向の力を、前記のダイヤフラムに与える。
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