JP4215337B2 - 熱供給システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽に浴槽用流路を介して接続される風呂給湯用加熱部と、浴槽以外の熱需要部に熱需要部用流路を介して接続される熱需要部用加熱部とを備えた熱源機が設けられ、
前記浴槽用流路に、浴槽の水位に応じた圧力が印加される状態において、前記水位を検出する圧力検知式の水位センサが設けられ、
前記熱源機の運転を制御する制御手段が、前記風呂給湯用加熱部の運転停止状態において、前記水位センサの検出情報に基づいて前記水位を検出する水位検出制御を実行するように構成された熱供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる熱供給システムは、風呂給湯用加熱部の運転停止状態において、水位センサの検出情報に基づいて浴槽の水位を検出する水位検出制御を実行する構成となっている。
熱需要部用加熱部については、従来は、水位検出制御の実行中か否かに関係なく、熱需要部用加熱部の運転を指令する運転指令に基づいて運転させる構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来では、熱需要部用加熱部の運転中に、水位検出制御が実行される場合がある。その場合は、熱需要部用加熱部の運転に伴って発生する振動が、水位センサが設けられている浴槽用流路にまで伝わって、水位センサの検出値が不安定となるため、水位の検出精度が低下する虞があった。
【0004】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、浴槽の水位を検出するための制御構成を合理的に改善して、熱需要部用加熱部の運転に起因して水位の検出精度が低下するといった不具合を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、前記制御手段は、前記水位検出制御を実行するときに、前記熱需要部用加熱部が運転状態にあるときは、その熱需要部用加熱部の運転を停止させるように構成されていることにある。
【0006】
請求項1に記載の特徴構成によれば、水位検出制御を実行するときには、常に、風呂給湯用加熱部及び熱需要部用加熱部共に運転停止状態となっているので、それらの運転に起因した浴槽用流路の振動が無い状態で、水位を検出することができる。
従って、熱需要部用加熱部の運転に起因して浴槽水位の検出精度が低下するといった不具合を防止することができるようになった。
【0007】
〔請求項2記載の発明〕
請求項2に記載の特徴構成は、前記熱需要部用加熱部が、前記熱需要部である暖房用端末器に対して前記熱需要部用流路である暖房用循環流路により接続される暖房用熱交換器と、前記暖房用循環流路を通じて熱媒を循環させる暖房用循環ポンプと、前記暖房用熱交換器を加熱する暖房用バーナと、その暖房用バーナに燃焼用空気を供給する暖房燃焼用送風機とを備えて構成され、
前記制御手段は、前記水位検出制御を実行するための前記熱需要部用加熱部の運転停止状態として、前記暖房用バーナが燃焼状態にあり、且つ、前記暖房燃焼用送風機及び前記暖房用循環ポンプが運転状態にあるときには、前記暖房用バーナの燃焼を停止させ、且つ、前記暖房燃焼用送風機及び前記暖房用循環ポンプの運転を停止させ、前記暖房用循環ポンプのみが運転状態にあるときには、その暖房用循環ポンプの運転を停止させるように構成されていることにある。
【0008】
請求項2に記載の特徴構成によれば、制御手段は、暖房用端末器の熱負荷に応じて、熱負荷が大きいときには、暖房用バーナを燃焼させ、並びに、暖房燃焼用送風機及び暖房用循環ポンプを運転させ、熱負荷が小さいときには、暖房用循環ポンプは運転させ、一方、暖房用バーナの燃焼を停止させ、並びに、暖房燃焼用送風機の運転を停止させるので、所定の温度範囲の湯水が暖房用端末器に供給される。
そして、制御手段は、水位検出制御を実行するときに、暖房用バーナが燃焼状態にあり、且つ、暖房燃焼用送風機及び暖房用循環ポンプが運転状態にあるときには、暖房用バーナの燃焼を停止させ、且つ、暖房燃焼用送風機及び暖房用循環ポンプの運転を停止させ、暖房用循環ポンプのみが運転状態にあるときには、その暖房用循環ポンプの運転を停止させる。
つまり、振動の発生源としては、暖房用循環ポンプが強いと考えられるが、その暖房用循環ポンプばかりでなく、暖房用バーナや暖房燃焼用送風機も考えられる。
そこで、水位検出制御を実行するときに、暖房用バーナが燃焼状態にあり、且つ、暖房燃焼用送風機及び暖房用循環ポンプが運転状態にあるときには、それらの全ての運転を停止させて、需要部用加熱部の運転に起因した振動を確実に無くならして、水位を精度良く検出するのである。
ちなみに、水位検出制御の所用時間は短いので、暖房用バーナの燃焼を一時的に停止させるにしても短時間で済み、暖房に影響を与えることはない。
【0009】
〔請求項3記載の発明〕
請求項3に記載の特徴構成は、前記制御手段は、前記暖房用バーナの燃焼を停止させるときには、前記暖房用バーナの燃焼停止後、設定パージ時間が経過してから前記暖房燃焼用送風機の運転を停止させるように構成され、
前記水位検出制御の実行のために前記暖房用バーナの燃焼を停止させるときの前記設定パージ時間が、通常時に前記暖房用バーナの燃焼を停止させるときの前記設定パージ時間よりも短くなるように設定されていることにある。
【0010】
暖房用バーナの燃焼を停止させるときには、暖房用バーナの燃焼停止後、設定パージ時間が経過してから暖房燃焼用送風機の運転を停止させる、所謂、アフターパージを実行するが、請求項3に記載の特徴構成によれば、水位検出制御の実行のために行うアフターパージの所用時間が、通常時に行うアフターパージの所用時間よりも短くなる。
つまり、水位検出制御のために暖房用バーナの燃焼を停止させるにしても、その停止に要する時間を、暖房用バーナに影響を与えることが無い状態で極力短くしてある。
従って、熱需要部用加熱部を運転停止状態として水位検出制御を実行するようにするにしても、熱需要部用加熱部を運転停止状態とするために水位検出制御に要する時間が長くなるといった不具合を、可及的に抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、熱供給システムは、浴槽21に浴槽用流路Fbを介して接続される風呂給湯用加熱部Hbと、浴槽以外の熱需要部Wに熱需要部用流路Fwを介して接続される暖房用加熱部(熱需要部用加熱部に相当する)Hwとを備えた熱源機H、その熱源機Hの運転を制御する制御装置C、及び、その制御装置Cに各種制御情報を送るリモコンRb,Rh,Rdを設けてある。
そして、風呂給湯用加熱部Hbにより、カランやシャワーなどの一般給湯栓6に湯水を供給し、浴槽21に湯水を張り、浴槽21の湯水を追焚し、並びに、暖房用加熱部Hwにより、熱需要部Wの一例としての、浴室暖房装置、ファンコンベクタ等の高温型暖房用端末器53や、床暖房装置等の低温型暖房用端末器54に、熱媒としての湯水を循環供給するものである。
又、風呂給湯用加熱部Hb及び暖房用加熱部Hwは、夫々単独運転が可能であると共に、同時運転も可能なようになっている。
【0012】
風呂給湯用加熱部Hbについて、説明を加える。
風呂給湯用加熱部Hbは、同じフィンを供用するように構成した給湯用熱交換器1及び追焚用熱交換器2と、これら給湯用熱交換器1及び追焚用熱交換器2を加熱する給湯用バーナ3と、この給湯用バーナ3に燃焼用空気を供給する給湯燃焼用送風機4を備えて構成してある。
【0013】
給湯用熱交換器1の入口側には、一端側が水道管に接続された給水路5を接続し、出口側には、一端側が給湯栓6等を接続された給湯路7を接続してある。
給水路5には、上流側から順に、水フィルター8、アキュムレータ9、給水温度を検出する給水サーミスタ10、給水量を検出する水量センサ11を設けてある。水道管からの水を給湯用熱交換器1を迂回させて給湯路7に供給すべく、給水路5における水量センサ11よりも下流側から分岐させた給水バイパス路18を、給湯路7に接続してある。
【0014】
給湯路7には、上流側から順に、給湯用熱交換器1からの湯水の温度を検出する給湯サーミスタ12、給湯用熱交換器1からの湯水と給水バイパス路18からの水との混合比を調整するミキシング弁13、ミキシング弁13により混合された後の湯水の温度を検出するミキシングサーミスタ14、湯水の量を調整する水比例弁15、一般給湯の割り込みを検出する割り込み水量センサ16、過圧防止装置17を設けてある。ミキシング弁13は、給水バイパス路18と給湯路7との接続部分に設けてある。
更に、給湯路7において、水比例弁15と割り込み水量センサ16との間の部分から、風呂用の湯張り路20を分岐させてある。
【0015】
給湯用熱交換器1には、その給湯用熱交換器1内の湯水の温度を検出する沸騰防止用サーミスタ19を設けてある。
【0016】
追焚用熱交換器2の入口側には、一端側が浴槽21に設けた循環アダプタ22に接続された風呂戻り路23を接続し、出口側には、同じく一端側が循環アダプタ22に接続された風呂往き路24を接続してある。
風呂戻り路23には、上流側、即ち、循環アダプタ22側から順に、風呂戻り路23に作用する圧力に基づいて浴槽21内の水位を検出する圧力検知式の水位センサ25、風呂戻りサーミスタ26、風呂戻り路23を開閉する風呂二方弁27、エアー置換用電磁弁28、浴槽21の湯水循環用の追焚用循環ポンプ29、水流スイッチ30を設けてある。
風呂往き路24には、風呂往きサーミスタ33を設けてある。
【0017】
給湯路7からの湯水を浴槽21に供給するための風呂用の湯張り路20は、風呂戻り路23において、追焚用循環ポンプ29と水流スイッチ30との間に相当する部分に接続し、この湯張り路20には、上流側から順に、湯張り路20を開閉する湯張り電磁弁31、湯張り逆止弁32を設けてある。
【0018】
つまり、給湯用熱交換器1からの湯水を、給湯路7、湯張り路20、風呂戻り路23及び風呂往き路24を通じて浴槽21に供給して湯張りをする。又、追焚循環ポンプ29を運転することにより、風呂戻り路23及び風呂往き路24を通じて、浴槽21の湯水を追焚熱交換器2と浴槽21との間で循環させて追焚する。
従って、給湯路7、湯張り路20、風呂戻り路23及び風呂往き路24が、風呂給湯用加熱部Hbと浴槽21とを接続する浴槽用流路Fbに相当する。
【0019】
暖房用加熱部Hwについて、説明を加える。
暖房用加熱部Hwは、暖房用熱交換器41と、この暖房用熱交換器41を加熱する暖房用バーナ42と、この暖房用バーナ42に燃焼用空気を供給する暖房燃焼用送風機43を備えて構成してある。
暖房熱交換器41の入口側には、熱媒戻り路44を接続し、出口側には、高温暖房往き路45を接続してある。
熱媒戻り路44には、上流側から順に、暖房戻りサーミスタ46、補給水タンク47及び暖房用循環ポンプ48を設け、高温暖房往き路45における暖房熱交換器41の近くに、暖房往き高温サーミスタ49を設けてある。
更に、熱媒戻り路44において、暖房用循環ポンプ48よりも下流側の部分から、低温暖房往き路50を分岐させ、その低温暖房往き路50には、暖房往き低温サーミスタ51を設けてある。
【0020】
暖房用熱交換器41には、その暖房用熱交換器41内の湯水の温度を検出する沸騰防止用サーミスタ52を設けてある。
補給水タンク47には、給水路5における水フィルター8とアキュムレータ9との間の箇所から分岐させた補給水路55を接続すると共に、オーバフロー路56を接続してある。又、補給水タンク47には、水位の上限を検出する上限センサ57、水位の下限を検出する下限センサ58を設けてある。
補給水路55には、補給水バルブ59、補給水電磁弁60を設けてある。
【0021】
高温暖房往き路45と熱媒戻り路44とには、高温型暖房用端末器53を接続し、低温暖房往き路50と熱媒戻り路44とには、低温型暖房用端末器54を接続してある。
そして、暖房用循環ポンプ48を運転することにより、補給水タンク47の湯水が熱媒戻り路44を通流し、その一部が暖房用熱交換器41を迂回して低温暖房往き路50を通じて低温型暖房用端末器54に供給され、残部が暖房用熱交換器41に流入し、暖房用熱交換器41で加熱された湯水が高温暖房往き路45を通じて高温型暖房用端末器53に供給され、高温型暖房用端末器53から戻る湯水も低温型暖房用端末器54から戻る湯水も熱媒戻り路44を通じて補給水タンク47に戻される。
従って、高温暖房往き路45及び熱媒戻り路44により高温暖房用循環流路RHを構成し、低温暖房往き路50及び熱媒戻り路44により低温暖房用循環流路RLを形成し、それら高温暖房用循環流路RH及び低温暖房用循環流路RLが、暖房用加熱部Hwと熱需要部Wとを接続する熱需要部用流路Fwに相当する。
【0022】
ガス供給路61を給湯用バーナ3及び暖房用バーナ42夫々に分岐接続してある。尚、給湯用バーナ3は3段式のバーナであり、給湯用バーナ3に対するガス供給路61の分岐部は、更に3系統に分岐して給湯用バーナ3の各段に接続してある。そして、ガス供給路61には、給湯用バーナ3及び暖房用バーナ42に対する燃料ガス供給を断続する元ガス電磁弁62を設けてある。更に、ガス供給路61において、給湯用バーナ3に対する分岐部には、給湯用ガス比例弁63を設け、その3系統の分岐部の1系統に給湯用ガス電磁弁64を、及び、他の2系統夫々にガス切替え電磁弁65を夫々設け、並びに、暖房用バーナ42に対する分岐部には、暖房用ガス電磁弁66、暖房用ガス比例弁67を設けてある。
【0023】
制御装置Cは、マイクロコンピュータを利用して構成してあり、熱源機Hの運転を制御するための熱源機用リモコンRb、高温型暖房用端末器53の運転を制御するための高温型暖房器用リモコンRh、及び、低温型暖房用端末器54の運転を制御するための低温型暖房機用リモコンRd夫々と通信可能に構成してある。熱源機用リモコンRbには、図示は省略するが、運転の開始と停止を指示する運転スイッチ、湯張りを指示する湯張りスイッチ、追焚を指示する追焚スイッチ、一般給湯や湯張りの給湯温度を設定する温度設定スイッチ、湯張り時の水位を設定する水位設定スイッチ等を備えてある。高温型暖房器用リモコンRhには、図示は省略するが、運転の開始と停止を指示する運転スイッチ等を備え、同様に、低温型暖房機用リモコンRdには、運転の開始と停止を指示する運転スイッチ等を備えてある。
【0024】
次に、制御装置Cによる制御作動について説明する。
先ず、風呂給湯用加熱部Hbを制御する制御作動について説明する。
先ず、熱源機用リモコンRbの運転スイッチがオン操作されると、給湯栓6からの一般給湯運転や湯張り運転の実行が可能になり、湯張りスイッチがオン操作されると、湯張り運転を開始し、追焚スイッチがオン操作されると追焚運転を開始する。
【0025】
一般給湯運転においては、給湯栓6が開かれて、水量センサ11による検出水量が所定量以上になると、給湯燃焼用送風機4を作動した後、元ガス電磁弁62及び給湯用ガス電磁弁64を開弁し、給湯用ガス比例弁63の開度を調節して、イグナイタ(図示せず)により給湯用ガスバーナ3に点火する。
そして、給湯用ガスバーナ3に点火すると、熱源機用リモコンRbの温度設定スイッチの設定給湯温度、給水サーミスタ10による検出温度、水量センサ11による検出水量に基づいて、ガス切替え電磁弁65を適宜切換ると共に、給湯用ガス比例弁63の開度を調整し、並びに、ミキシング弁13の開度も調整して、給湯温度が設定温度になるように、所謂フィードフォワード制御を実行する。
又、このフィードフォワード制御と共に、熱源機用リモコンRbの温度設定スイッチの設定給湯温度とミキシングサーミスタ14による検出温度との偏差に基づいて、給湯用ガス比例弁63の開度を微調整する、所謂フィードバック制御を実行する。従って、温度設定スイッチによる設定給湯温度の湯水が給湯栓6から給湯される。
【0026】
そして、給湯栓6が閉じられて、水量センサ11による検出水量が所定量未満になると、元ガス電磁弁62、給湯用ガス電磁弁64及びガス切替え電磁弁65を閉弁し、その閉弁後、通常用設定パージ時間Toが経過すると給湯燃焼用送風機4を停止して、一般給湯運転を終了する。
【0027】
湯張り運転においては、熱源機用リモコンRbの湯張りスイッチがオン操作されると、湯張り電磁弁31及び風呂二方弁27を開弁し、水量センサ11による検出水量が所定量以上になると、給湯燃焼用送風機4を作動した後、上述の一般給湯運転と同様に、給湯用ガスバーナ3に点火して、フィードフォワード制御及びフィードバック制御を実行する。従って、温度設定スイッチによる設定給湯温度の湯水が浴槽21に供給される。
つまり、給水路5からの水が給湯用熱交換器1で加熱され、加熱後の湯に、給水バイパス路18からの水が混合されて、湯張り路20から風呂戻り路23及び風呂往き路24に供給され、風呂戻り路23及び風呂往き路24の両路から浴槽21に供給される。
【0028】
上述の湯張り運転においては、制御装置Cに備えてある指令部により、適宜、水位検出制御の実行指令を指令して、後述の如き水位検出制御を実行する。制御装置Cの指令部は、水位検出制御の実行指令を、例えば、水量センサ11の検出値の積算値が予め設定してある設定水量に達することに基づいて、先ず指令し、その時の検出水位と熱源機用リモコンRbの水位設定スイッチによる設定水位との差に基づいて追加湯張り量を求め、続いて、水量センサ11の検出値の積算値が求めた追加湯張り量になることに基づいて、指令する。
【0029】
水位検出制御により検出された検出水位が水位設定スイッチによる設定水位になると、湯張り電磁弁31、風呂二方弁27、元ガス電磁弁62、給湯用ガス電磁弁64及びガス切替え電磁弁65を閉弁し、その閉弁後、通常用設定パージ時間Toが経過すると給湯燃焼用送風機4を停止して、湯張り運転を終了する。
【0030】
尚、湯張り運転中に、給湯栓6が開かれて、割り込み水量センサ16が水流を検出すると、一時、湯張り電磁弁31を閉弁し、湯張り運転を停止して一般給湯運転を実行し、給湯栓6が閉じられると、湯張り電磁弁31を開弁して湯張り運転を再開する。
【0031】
追焚運転は、湯張り運転の終了後に自動的に移行するか、あるいは、熱源機用リモコンRbの追焚スイッチがオン操作されると実行する。
追焚運転においては、追焚用循環ポンプ29を作動させ、給湯用ガスバーナ3が燃焼していないときには、水流スイッチ30の水流検出に伴って、上述の一般給湯運転と同様に、給湯用ガスバーナ3に点火し、風呂往きサーミスタ33の検出温度に基づいて、給湯用ガス比例弁63の開度を調節し、かつ、沸騰防止用サーミスタ19による検出温度に基づいて給湯用熱交換器1内の湯水が沸騰しない程度に調整する。
このようにして、追焚用熱交換器2により浴槽21内の湯水が加熱されて、風呂戻りサーミスタ26の検出温度が熱源機用リモコンRbの設定風呂温度に達すると、追焚運転終了と判断して、元ガス電磁弁62、給湯用ガス電磁弁64及びガス切替え電磁弁65を閉弁し、その閉弁後、通常用設定パージ時間Toが経過すると給湯燃焼用送風機4を停止して、追焚用循環ポンプ29を停止させる。
【0032】
尚、上述の一般給湯運転、湯張り運転及び追焚運転においては、給湯用バーナ3の燃焼を停止させるときに、後述するように、暖房運転が実行中で、暖房用バーナ42が燃焼中のときは、給湯用ガス電磁弁64及びガス切替え電磁弁65を閉弁し、元ガス電磁弁62は開弁状態に維持する。
【0033】
次に、暖房用加熱部Hwを制御する制御作動について説明する。
高温型暖房用端末器53や低温型暖房用端末器54に熱媒としての湯水を供給する暖房運転は、高温型暖房器用リモコンRhの運転スイッチ及び低温型暖房機用リモコンRdの運転スイッチのいずれか一方がオン操作されると開始する。
尚、高温型暖房器用リモコンRhの運転スイッチがオフ状態のときは、高温型暖房用端末器53に備えられた熱動弁(図示せず)が閉弁状態となって、高温型暖房用端末器53に湯水が通流せず、並びに、低温型暖房機用リモコンRdの運転スイッチがオフ状態のときは、低温型暖房用端末器54に備えられた熱動弁 (図示せず)が閉弁状態となって、低温型暖房用端末器54に湯水が通流しないようになっている。
【0034】
暖房運転においては、暖房用循環ポンプ48を作動させ、暖房燃焼用送風機43を作動した後、元ガス電磁弁62及び暖房用ガス電磁弁66を開弁し、暖房用ガス比例弁67の開度を調節して、イグナイタ(図示せず)により暖房用ガスバーナ42に点火する。
【0035】
そして、暖房用ガスバーナ42に点火すると、暖房戻りサーミスタ46、暖房往き高温サーミスタ49及び暖房往き低温サーミスタ51夫々の検出温度に基づいて、暖房用ガス比例弁67の開度を調節して、高温型暖房用端末器53や低温型暖房用端末器54に供給する湯水の温度を調整する。
高温型暖房用端末器53のみが運転されているときは、暖房戻りサーミスタ46の検出温度と高温暖房器用設定温度(例えば、80°C)とに基づいて、暖房用ガス比例弁67の開度を調整するフィードフォワード制御、並びに、前記高温暖房器用設定温度と暖房往き高温サーミスタ49の検出温度の偏差に基づいて、暖房往き高温サーミスタ49の検出温度が前記高温暖房器用設定温度になるように、暖房用ガス比例弁67の開度の微調整を行うフィードバック制御を実行する。
【0036】
暖房用ガス比例弁67の調整すべき開度が設定最小開度よりも小さいときは、元ガス電磁弁62及び暖房用ガス電磁弁66を閉弁し、その閉弁後、通常用設定パージ時間Toが経過すると暖房燃焼用送風機43を停止し、その後、暖房用ガス比例弁67の調整すべき開度が前記設定最小開度以上になると、暖房燃焼用送風機43を作動した後、上述のように暖房用ガスバーナ42を点火する。
【0037】
又、高温型暖房用端末器53及び低温型暖房用端末器54の両方が運転されているときや、低温型暖房用端末器54のみが運転されているときは、低温暖房器用設定温度(例えば、60°C)、暖房戻りサーミスタ46及び暖房往き低温サーミスタ51夫々の検出温度に基づいて、暖房往き低温サーミスタ51の検出温度が前記低温暖房器用設定温度になるように、暖房用ガス比例弁67の開度をフィードフォワード制御並びにフィードバック制御する。
【0038】
この場合も、暖房用ガス比例弁67の調整すべき開度が前記設定最小開度よりも小さいときは、元ガス電磁弁62及び暖房用ガス電磁弁66を閉弁し、その閉弁後、通常用設定パージ時間Toが経過すると暖房燃焼用送風機43を停止し、その後、暖房用ガス比例弁67の調整すべき開度が前記設定最小開度以上になると、暖房燃焼用送風機43を作動した後、上述のように暖房用ガスバーナ42を点火する。
【0039】
又、上限センサ57及び下限センサ58夫々の検出情報に基づいて、補給水電磁弁60を開閉制御して、補給水タンク47の水位を上限センサ57の検出水位と下限センサ58の検出水位との間に維持する。
【0040】
そして、高温型暖房器用リモコンRhの運転スイッチ及び低温型暖房機用リモコンRdの運転スイッチのいずれもがオフ状態になると、元ガス電磁弁62及び暖房用ガス電磁弁66を閉弁し、その閉弁後、通常用設定パージ時間Toが経過すると暖房燃焼用送風機43を停止すると共に、暖房用循環ポンプ48を停止させて、暖房運転を終了する。
尚、上述の暖房運転において、暖房用ガスバーナ42の燃焼を停止させるときに、上述の一般給湯運転、湯張り運転及び追焚運転のいずれかが実行中のときは、暖房用ガス電磁弁66のみを閉弁し、元ガス電磁弁62は開弁状態に維持する。
【0041】
次に、水位検出制御について説明を加える。
高温型暖房器用リモコンRhの運転スイッチ及び低温型暖房機用リモコンRdの運転スイッチのいずれもがオフ状態で、高温型暖房用端末器53及び低温型暖房用端末器54のいずれも運転停止状態のときは、以下のように、水位検出制御を実行する。
即ち、水位検出制御の実行指令が指令されると、湯張り運転を一時停止する。即ち、元ガス電磁弁62、給湯用ガス電磁弁64及びガス切替え電磁弁65を閉弁して、給湯用バーナ3の燃焼を停止させると共に、湯張り電磁弁31及び風呂二方弁27を閉弁し、給湯用バーナ3の燃焼停止後、通常用設定パージ時間Toよりも短く設定した検出用設定パージ時間Tpが経過すると、給湯燃焼用送風機4を停止する。
続いて、水位センサ25の検出値を読み込み、その読み込みが終了すると、湯張り運転を再開する。
【0042】
高温型暖房器用リモコンRhの運転スイッチ及び低温型暖房機用リモコンRdの運転スイッチのうちの少なくとも一方がオン状態で、高温型暖房用端末器53及び低温型暖房用端末器54のうちの少なくとも一方が運転状態のときは、以下のように、水位検出制御を実行する。
即ち、図2に示すフローチャートに示すように、先ず、暖房用バーナ42が燃焼中か否かを判別する(ステップ#1)。
暖房用バーナ42が燃焼中のときは、元ガス電磁弁62、給湯用ガス電磁弁64、ガス切替え電磁弁65及び暖房用ガス電磁弁66を閉弁して、給湯用バーナ3及び暖房用バーナ42の燃焼を停止させると共に、湯張り電磁弁31及び風呂二方弁27を閉弁し、給湯用バーナ3及び暖房用バーナ42の燃焼停止後、検出用設定パージ時間Tpが経過すると、給湯燃焼用送風機4及び暖房燃焼用送風機43を停止させ、暖房用循環ポンプ48を停止させる(ステップ#2〜#7)。続いて、水位センサ25の検出値を読み込み、その読み込みが終了すると、湯張り電磁弁31及び風呂二方弁27を開弁し、暖房用循環ポンプ48を作動させ、給湯燃焼用送風機4及び暖房燃焼用送風機43を作動させた後、上述のように、給湯用バーナ3及び暖房用バーナ42を燃焼させる(ステップ#8〜#12)。
【0043】
ステップ#1で、暖房用バーナ42が燃焼停止中のときは、元ガス電磁弁62、給湯用ガス電磁弁64及びガス切替え電磁弁65を閉弁して給湯用バーナ3の燃焼を停止させると共に、湯張り電磁弁31及び風呂二方弁27を閉弁し、給湯用バーナ3の燃焼停止後、検出用設定パージ時間Tpが経過すると、給湯燃焼用送風機4を停止させ、暖房用循環ポンプ48を停止させる(ステップ#13〜 #18)。
続いて、水位センサ25の検出値を読み込み、その読み込みが終了すると、湯張り電磁弁31及び風呂二方弁27を開弁し、暖房用循環ポンプ48を作動させ、給湯燃焼用送風機4を作動させた後、上述のように、給湯用バーナ3を燃焼させる(ステップ#19〜#23)。
尚、検出用設定パージ時間Tpは、給湯用バーナ3及び暖房用バーナ42に影響を与えない状態で、極力短く設定してある。
【0044】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) 暖房用加熱部Hwの具体構成は、上記の実施形態において例示した構成に限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態の構成において、低温暖房往き路50を省略して、一種類の温度の湯水を供給するように構成しても良い。
又、カランやシャワーなどの一般給湯栓に湯水を供給するように構成しても良い。
【0045】
(ロ) 上記の実施形態において、暖房用加熱部Hwにおいて用いる熱媒としては、湯水に限定されるものではなく、他の熱媒でも良い。
【0046】
(ハ) 上記の実施形態においては、熱源機用リモコンRb、高温型暖房器用リモコンRh及び低温型暖房機用リモコンRdの夫々を設ける場合について例示したが、1個のリモコンを、熱源機H、高温型暖房用端末器53及び低温型暖房用端末器54夫々の運転の制御が可能なように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱供給システムの全体構成を示すブロック図
【図2】制御動作のフローチャートを示す図
【符号の説明】
25 水位センサ
41 暖房用熱交換器
42 暖房用バーナ
43 暖房燃焼用送風機
48 暖房用循環ポンプ
53,54 暖房用端末機
C 制御手段
Fb 浴槽用流路
Fw 熱需要部用流路
H 熱源機
Hb 風呂給湯用加熱部
Hw 熱需要部用加熱部
RH,RL 暖房用循環流路
W 熱需要部

Claims (3)

  1. 浴槽に浴槽用流路を介して接続される風呂給湯用加熱部と、浴槽以外の熱需要部に熱需要部用流路を介して接続される熱需要部用加熱部とを備えた熱源機が設けられ、
    前記浴槽用流路に、浴槽の水位に応じた圧力が印加される状態において、前記水位を検出する圧力検知式の水位センサが設けられ、
    前記熱源機の運転を制御する制御手段が、前記風呂給湯用加熱部の運転停止状態において、前記水位センサの検出情報に基づいて前記水位を検出する水位検出制御を実行するように構成された熱供給システムであって、
    前記制御手段は、前記水位検出制御を実行するときに、前記熱需要部用加熱部が運転状態にあるときは、その熱需要部用加熱部の運転を停止させるように構成されている熱供給システム。
  2. 前記熱需要部用加熱部が、前記熱需要部である暖房用端末器に対して前記熱需要部用流路である暖房用循環流路により接続される暖房用熱交換器と、前記暖房用循環流路を通じて熱媒を循環させる暖房用循環ポンプと、前記暖房用熱交換器を加熱する暖房用バーナと、その暖房用バーナに燃焼用空気を供給する暖房燃焼用送風機とを備えて構成され、
    前記制御手段は、前記水位検出制御を実行するための前記熱需要部用加熱部の運転停止状態として、前記暖房用バーナが燃焼状態にあり、且つ、前記暖房燃焼用送風機及び前記暖房用循環ポンプが運転状態にあるときには、前記暖房用バーナの燃焼を停止させ、且つ、前記暖房燃焼用送風機及び前記暖房用循環ポンプの運転を停止させ、前記暖房用循環ポンプのみが運転状態にあるときには、その暖房用循環ポンプの運転を停止させるように構成されている請求項1記載の熱供給システム。
  3. 前記制御手段は、前記暖房用バーナの燃焼を停止させるときには、前記暖房用バーナの燃焼停止後、設定パージ時間が経過してから前記暖房燃焼用送風機の運転を停止させるように構成され、
    前記水位検出制御の実行のために前記暖房用バーナの燃焼を停止させるときの前記設定パージ時間が、通常時に前記暖房用バーナの燃焼を停止させるときの前記設定パージ時間よりも短くなるように設定されている請求項2記載の熱供給システム。
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