JP4257605B2 - 複合熱源機 - Google Patents

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本発明は、温水暖房機能及び風呂追い焚き機能を共に併有する複合熱源機に関する。より詳しくは、追い焚き加熱の熱源として温水暖房機能を実現するために供給される高温水を用い、この高温水との液−液熱交換による熱交換加熱によって追い焚き加熱するように構成された複合熱源機に関し、特に追い焚き運転終了後に浴槽水の意図しない不要な温度上昇を回避し得るようにした複合熱源機に係る。
従来、温水暖房機能及び風呂追い焚き機能を共に併有する複合熱源機として、例えば特許文献1で提案されたものが知られている。このものでは、温水暖房機能として、膨張タンク内の低温水を熱交換器で燃焼熱により熱交換加熱した後の高温水を高温暖房端末に供給し、放熱により降温した低温水を膨張タンクに戻した後、この膨張タンクから上記熱交換器に再加熱のために戻す一方、低温暖房端末に供給して放熱後にさらに低温となった温水を上記膨張タンクに戻すという、高温水と低温水との2温度の温水供給を可能としている。又、上記風呂追い焚き機能として、上記の熱交換器からの高温水の一部を液−液熱交換器に対し熱源として供給する一方、浴槽水を浴槽と液−液熱交換器との間で循環させるようにして、上記高温水との液−液熱交換によって浴槽水の追い焚き加熱を行うようにしている。そして、上記液−液熱交換器に熱源として供給した高温水を、液−液熱交換器通過後に、高温暖房端末をバイパスさせて膨張タンク側に戻すようにしている。つまり、低温暖房端末に対する低温水の熱量確保のために高温暖房端末をバイパスする温水供給用のバイパス路が設けられており、このバイパス路に上記液−液熱交換器が介装されて、低温暖房端末の暖房運転が行われている場合には高温水が上記の液−液熱交換器を通過するようになっている。
特開平10−73263号公報
ところが、上記従来の複合熱源機においては、上記の液−液熱交換器での液−液熱交換加熱により浴槽水の追い焚き運転を終了させた後であっても浴槽水の温度が上昇し続けてしまう結果、浴槽水にユーザーの意図しない温度上昇が生じてしまうおそれがあるという不都合発生が考えられる。
すなわち、追い焚き運転は循環ポンプを作動させて浴槽と液−液熱交換器との間の追い焚き循環路に浴槽水を循環させる一方、温水暖房循環路からの高温水を上記液−液熱交換器に対し熱源として供給することにより開始される。これにより、追い焚き循環路の戻り路を通して浴槽から相対的に低温の湯水が液−液熱交換器に戻され、液−液熱交換により昇温された後の湯水が追い焚き循環路の往き路を通して浴槽に供給され、この循環が繰り返される。そして、上記循環ポンプの作動を停止して浴槽水の循環を停止させることにより追い焚き運転は終了する。ところが、低温暖房端末の暖房運転が継続されていると、追い焚き循環路内が循環ポンプの作動停止により強制循環は停止されているものの、液−液熱交換器に対し高温水が依然として供給され続けることになり、液−液熱交換器内の浴槽水は高温水側からの受熱により温度上昇することになる。この場合、追い焚き運転終了直後の追い焚き循環路内の状態は戻り路側の浴槽水が相対的に低温に、往き路側の浴槽水が相対的に高温になって温度差が生じているため、強制循環が停止されてはいても液−液熱交換器内での温度上昇によって追い焚き循環路内で浴槽側に向かう自然循環が容易に引き起こされてしまうことになる。この結果、浴槽内の浴槽水が追い焚き運転停止後であっても、引き続き温度上昇してしまうことになる。特に浴槽が熱源機よりも高位に設置される階上浴槽である場合等において、上記の自然循環による温度上昇が生じ易くなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、追い焚き運転終了直後に浴槽内での意図しない温度上昇の発生を回避し得る複合熱源機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、高温暖房端末に対する高温水の循環供給及び低温暖房端末に対する低温水の循環供給を同時に行い得るように構成された暖房回路と、浴槽水の強制循環により追い焚き加熱するように構成された追い焚き回路とを併有し、上記暖房回路が、上記高温暖房端末をバイパスするよう高温水供給の途中で分流される高温バイパス路を備え、この高温バイパス路と上記追い焚き回路との途中に介装させた液−液熱交換器において上記高温水を熱源として浴槽水と液−液熱交換させることにより浴槽水の追い焚き加熱を行うように構成された複合熱源機を対象として、上記追い焚き回路による追い焚き運転が終了してから設定時間が経過するまでの間、上記液−液熱交換器での熱交換を禁止する熱交換禁止変換手段を備えることとした(請求項1)。
この発明の場合、追い焚き運転終了直後から設定時間が経過するまでの間、熱交換禁止変換手段によって液−液熱交換器での熱交換が禁止されるため、その液−液熱交換器を通る追い焚き回路内の浴槽水に対する加熱が停止される。これにより、追い焚き運転が終了しても暖房運転の継続により液−液熱交換器への高温水の供給が継続することに起因して浴槽水が温度上昇し続けることが回避され、ユーザーの意図しない浴槽内の湯水の温度上昇発生が防止されることになる。
上記発明における熱交換禁止変換手段としては、上記暖房回路による暖房運転を強制的に禁止する運転調整制御手段によって構成することができる(請求項2)。暖房運転が禁止されると、高温水の供給が停止されるため、液−液熱交換器に対する追い焚き加熱のための熱源供給が停止されることになる。この結果、追い焚き運転終了直後における液−液熱交換器での浴槽水に対する加熱を確実に禁止させることが可能になる。
又、上記発明における熱交換禁止変換手段としては、上記高温バイパス路を通る高温水の流通を開閉切換する開閉切換弁と、この開閉切換弁を閉弁変換させる運転調整制御手段とによって構成することができる(請求項3)。この場合、追い焚き運転が終了すれば開閉切換弁が運転調整制御手段によって閉弁変換されるため、液−液熱交換器に対する高温水の供給が遮断されて追い焚き加熱のための熱源供給が遮断されることになる。この結果、追い焚き運転終了直後における液−液熱交換器での追い焚き回路内の浴槽水に対する加熱を禁止させることが可能になる。これにより、暖房運転自体を禁止する請求項2の場合とは異なり、暖房運転の継続を許容しつつも、追い焚き運転が終了すれば液−液熱交換器での熱交換加熱の継続を確実に禁止することが可能となる。
さらに、以上のいずれかの複合熱源機においては、上記追い焚き回路に浴槽水を強制循環させる追い焚き用循環ポンプを備え、上記熱交換禁止変換手段として、上記設定時間が経過するまでの間、上記追い焚き用循環ポンプを強制的に作動させる制御部を備えるようにしてもよい(請求項4)。このようにすることにより、液−液熱交換器での熱交換の禁止変換に加えて、上記制御部によって追い焚き運転終了後も所定時間だけ追い焚き用循環ポンプの作動が強制的に継続されるため、追い焚き運転終了直後における追い焚き回路内の液−液熱交換器への戻り側と往き側との間の温度差を早期に解消して、追い焚き回路内の温度分布状態を早期に均一化した状態にすることが可能になる。この結果、上記の熱交換の禁止変換だけの処理で追い焚き回路内の温度差解消を自然放熱に委ねる場合と比べ、暖房運転を早期に再開させたり、高温バイパス路に対する高温水の供給を早期に再開させたりすることができるようになる。
以上、説明したように、請求項1〜請求項4のいずれかの複合熱源機によれば、追い焚き運転終了直後から設定時間が経過するまでの間、熱交換禁止変換手段によって液−液熱交換器での熱交換を禁止するようにしているため、液−液熱交換器を通る追い焚き回路内の浴槽水に対する加熱を停止させることができる。これにより、追い焚き運転が終了しても暖房運転の継続により液−液熱交換器への高温水の供給が継続することに起因して、追い焚き回路内で自然循環が発生することを回避することができ、この結果、浴槽水が温度上昇し続けることを回避して、ユーザーの意図しない浴槽内の温度上昇の発生を防止することができる。
特に、請求項2によれば、暖房運転の禁止により、高温水の供給を停止して液−液熱交換器に対する追い焚き加熱のための熱源供給を停止させることができる。この結果、追い焚き運転終了直後における液−液熱交換器での浴槽水に対する加熱を確実に禁止させることができる。
又、請求項3によれば、開閉切換弁の閉弁変換により、液−液熱交換器に対する高温水の供給を遮断して追い焚き加熱のための熱源供給を遮断することができる。この結果、追い焚き運転終了直後における液−液熱交換器での追い焚き回路内の浴槽水に対する熱交換加熱を確実に禁止させることができる。これにより、暖房運転自体を禁止する請求項2の場合とは異なり、暖房運転の継続を許容しつつも、液−液熱交換器での熱交換加熱の継続を確実に禁止することができる。
さらに、請求項4によれば、追い焚き用循環ポンプの作動により、追い焚き運転終了直後における追い焚き回路内の温度差を早期に解消させることができ、追い焚き回路内の温度分布状態を早期に均一化した状態にすることができる。この結果、かかる追い焚き回路内の温度差解消を自然放熱に委ねる場合と比べ、暖房運転を早期に再開させたり、高温バイパス路に対する高温水の供給を早期に再開させたりすることができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る複合熱源機の例を示す。この複合熱源機20は、給湯機能、温水暖房機能及び風呂追い焚き機能の各機能を共に備えたものである。同図において、21は給湯機能を実現するための給湯回路、22は温水暖房機能を実現するための暖房回路、23は風呂追い焚き機能を実現する追い焚き回路、24はこれらの各回路の動作や試運転を制御するコントローラである。本複合熱源機20は、風呂追い焚き時には暖房回路22の高温水と、追い焚き回路23の湯水との間で液−液熱交換を行うことにより追い焚き回路23の湯水を温度上昇させて追い焚き加熱を行うタイプのものである。以下、上記複合熱源機20の各主要構成要素21,22,23,24について説明する。
(給湯回路21)
上記給湯回路21は、給湯用バーナ31と、このバーナ31の燃焼熱により入水を熱交換加熱する給湯用熱交換器32と、上記バーナ31に燃料ガスを供給する燃料供給系33と、上記給湯用熱交換器32の入口側に水道水等を入水させる入水路34と、その熱交換器32で加熱された後の湯を出湯させる出湯路35とを備えている。
上記燃料供給系33は、後述の暖房用バーナ51に対する燃料供給をも兼ねており、元電磁弁36と、給湯用バーナ31に対する燃料ガス供給量を変更調整する給湯用電磁比例弁37と、暖房用バーナ51に対する燃料ガス供給量を変更調整する暖房用電磁比例弁38とを備えている。
そして、上記入水路34を通して供給された水道水などの水が給湯用熱交換器32を通過する間に熱交換加熱され、出湯路35に出湯された湯が台所等のカラン40や上記追い焚き回路23などの所定の給湯箇所に給湯されるようになっている。この給湯回路21での給湯制御は、上記コントローラ24において、リモコン240からの設定給湯温度の設定入力や、入水流量センサ41、入水サーミスタ42及び出湯サーミスタ43等からの各検出値に基づいて、上記カラン40への給湯温度が上記設定給湯温度になるように実行される。
(暖房回路22)
上記暖房回路22は、暖房用バーナ51と、このバーナ51の燃焼熱により循環温水を熱交換加熱する暖房用熱交換器52と、この熱交換器52を通る暖房用温水循環路53とを備えて構成されている。
上記温水循環路53は、途中に膨張タンク61及び暖房用循環ポンプ62が介装されて戻り口63から上記暖房用熱交換器52に至る戻り路64と、その熱交換器52から高温水供給口65に至る高温往き路66と、上記循環ポンプ62の下流側位置の戻り路64から分岐して複数の熱動弁により構成された低温水供給口67に至る低温往き路68と、上記熱交換器52の出口の下流側位置の高温往き路66から分岐し途中に後述の液−液熱交換器81を通過した後に戻り口63と膨張タンク61との間の戻り路64に合流する第1高温バイパス路69と、上記高温水供給口65の上流側の高温往き路66から分岐して戻り口63と膨張タンク61との間の戻り路64に合流する第2高温バイパス路70とを備えている。そして、戻り路64に配設されたサーミスタ71と、熱交換器52の出口側の高温往き路66に配設されたサーミスタ72とからの検出温度に基づき、所定温度の高温水が熱交換器から供給されるように上記コントローラ24により暖房用バーナ51の燃焼制御が行われるようになっている。
上記膨張タンク61には給湯用入水路34から分岐して注水栓及び補給水電磁弁を介装した暖房用注水路73の下流端が接続されており、膨張タンク61への注水と補水との各制御が高水位スイッチ及び低水位スイッチからの検出信号に基づき上記コントローラ24により行われるようになっている。また、上記液−液熱交換器81の上流側位置の第1高温バイパス路69には開閉切換弁としての熱動弁74が介装され、この熱動弁74の開閉切換により上記液−液熱交換器81への熱源としての高温水の供給・遮断との切換えが行われるようになっている。
そして、上記高温水供給口65には図示省略の高温暖房端末(例えば浴室乾燥機や室内暖房機等)まで延ばされる高温往き配管の上流端が接続され、上記低温水供給口67には同様に図示省略の低温暖房端末(例えば床暖房装置)まで延ばされる低温往き配管の上流端が接続され、高温暖房端末及び低温暖房端末の各出口に接続された戻り配管の下流端が上記戻り口63に接続されるようになっている。これにより、暖房用循環ポンプ62の作動により温水循環路53の強制循環が開始され暖房用バーナ51の燃焼が開始されると、上記高温水供給口65から所定温度(例えば80℃)の高温水が高温暖房端末に供給され、上記低温水供給口67から所定温度(例えば60℃)の低温水が低温暖房端末に供給され、これら高温暖房端末及び低温暖房端末での放熱により降温した後の温水が上記戻り口63から戻り路64を経て膨張タンク61に戻されるようになっている。この際、低温暖房端末側の運転状況に応じて熱動弁74が開作動されて、高温往き路66の高温水の一部が第1高温バイパス路69を通して低温往き路68による低温水供給の際の熱量確保のために膨張タンク61に供給されることになる。
(追い焚き回路23)
追い焚き回路23は、追い焚き用の液−液熱交換器81と、この熱交換器81を通る追い焚き循環路82と、この追い焚き循環路82を通して温水を強制循環させる追い焚き用循環ポンプ83と、給湯用出湯路35から分岐して上記追い焚き循環路82にお湯を注湯する注湯路84とを備えている。
上記追い焚き循環路82は、風呂戻り口85から液−液熱交換器81に至る風呂戻り路86と、その液−液熱交換器81から風呂往き口87に至る風呂往き路88とにより構成されている。そして、上記風呂戻り口85には浴槽100からの戻り配管101の下流端が接続され、上記風呂往き口87には上記浴槽100に至る風呂往き配管102の上流端が接続されている。上記風呂用循環ポンプ83は上記の風呂戻り路86に介装され、この風呂戻り路86には上記注湯路84の下流端が接続されている。この注湯路84にはこの注湯路84に流れる注湯流量を検出する注湯流量センサ89及び電磁開閉弁90等が設置されている。
又、上記風呂戻り路86には、内圧により浴槽100内の水位を検出する水位センサ92と、循環流の発生を検出する水流センサ93と、風呂戻り路86内の湯水の温度を検出することにより浴槽100内の温度を検出するサーミスタ94とが配設されており、これらの検出値の出力に基づいて上記コントローラ24により追い焚き運転や注湯運転等が制御されるようになっている。すなわち、上記注湯流量センサ89及び/又は水位センサ92からの検出出力に基づき浴槽100内に所定水位まで湯張りする注湯運転の制御が行われ、上記水流センサ93やサーミスタ94からの検出出力に基づいて設定風呂温度まで沸き上げるための追い焚き運転の制御が行われる。
(コントローラ24)
コントローラ24は、リモコン240からユーザー等の入力操作に基づく各種操作指令を受けて上記の各熱交換回路21,22,23の運転を制御するものであり、マイクロコンピュータやメモリ等を含んで構成されたものである。上記コントローラ24は、図2に示すように、上記各回路21,22,23に対応して給湯運転を制御する給湯制御手段241、追い焚き運転を制御する追い焚き制御手段242及び暖房運転を制御する暖房制御手段243等の通常運転を制御する部分と、暖房運転中に追い焚き運転が生じた場合に特に追い焚き運転終了直後の所定期間範囲での浴槽100内の浴槽水の温度上昇を回避し得るよう調整制御する運転調整制御手段244又は245とを備えている。
<第1実施形態>
第1実施形態の運転調整制御手段244による制御について図3を参照しつつ説明する。リモコン240の暖房スイッチのON操作に基づき暖房制御手段243による暖房運転が開始されると、追い焚き運転が開始されたか否かを監視する。この監視はリモコン240の追い焚きスイッチのON操作に基づくON指令が出力されたか否かによって行う。追い焚き運転が開始されると(ステップS1でYES)、その追い焚き運転の終了を待って、終了すれば上記の暖房制御手段243による暖房運転の制御を制限して暖房運転を強制的に禁止する(ステップS2でYES,ステップS3)。具体的には、暖房用バーナ51の燃焼停止及び暖房用循環ポンプ62の作動停止を強制的に実行し暖房運転を一時的に停止させる。加えて、追い焚き運転が終了すれば、本来は追い焚き制御手段242による制御によって追い焚き用循環ポンプ83の作動が停止されることになるが、この追い焚き制御手段242による制御を制限して上記追い焚き用循環ポンプ(ふろポンプ)83の作動を所定時間αだけ継続させる(ステップS4)。この所定時間αの経過は内蔵のタイマにより判定する。
上記の所定時間αとしては、上記の暖房運転禁止により液−液熱交換器81での熱交換加熱が停止した時点から、追い焚き循環路82の風呂往き路88、風呂往き配管102、浴槽100、風呂戻り配管101及び風呂戻り路86の浴槽水の循環経路内の温度差が上記追い焚き用循環ポンプ83の作動継続による循環継続により解消されて均一化し得るまでに要する最短の時間値(例えば1分間〜2分間)を設定する。この時間値は、追い焚き循環路82や、風呂往き配管102及び風呂戻り配管101の延長長さ等に基づいて演算又は実験的に定めればよい。この所定時間αが、液−液熱交換器81での熱交換加熱を禁止する設定時間に相当する。
次に、追い焚き用循環ポンプ83の作動継続が上記の時間αの経過により終了し、その作動が停止したことを確認して(ステップS5でYES)、ステップS3での暖房運転の禁止(暖房制御手段243による制御の制限)を解除し、本来の暖房制御手段243による制御の実行を許可する(ステップS6)。これにより、暖房用循環ポンプ62の作動が再開されて暖房用バーナ51の燃焼が再開され、暖房用熱交換器52からの高温水の高温往き路66に対する供給が再開される。この際、低温暖房端末の運転状況により第1高温バイパス路69を通しての温水供給が必要であれば熱動弁74が開作動されるか、又は、その温水供給の必要性が依然として継続していればそれまでの開作動が継続されるかして、上記高温往き路66内の高温水の一部が第1高温バイパス路69にも分流されることになる。
なお、上記の暖房運転の再開により液−液熱交換器81に高温水が供給されることになるが、この時点では追い焚き循環路82内の温度差が解消されて均一化した状態になっているため、追い焚き循環路82内に対流による自然循環は生じ得ず、たとえ滞留湯水に熱伝達が生じてもそれが浴槽100まで及ぶことはない。
以上の運転調整制御手段244による制御によって、追い焚き運転が終了すれば暖房運転の継続実行が強制的に禁止(運転停止)されるため、液−液熱交換器81に対する高温水の供給が停止されて追い焚き加熱のための熱源供給が停止される結果、追い焚き運転終了直後における液−液熱交換器81での追い焚き循環路82内の浴槽湯水に対する加熱を停止させることができる。つまり、第1実施形態では、液−液熱交換器81での熱交換禁止変換手段を運転調整制御手段244による暖房の禁止制御によって構成しているのである。これにより、追い焚き運転が終了しても暖房運転の継続により液−液熱交換器81への高温水の供給が継続することに起因して浴槽100内の湯水が温度上昇し続けることを回避することができ、ユーザーの意図しない浴槽100内の湯水の温度上昇発生を防止することができる。
しかも、上記の暖房運転の禁止に加えて、追い焚き運転終了後も所定時間だけ追い焚き用循環ポンプ83の作動を強制的に継続させているため、追い焚き運転終了直後における追い焚き循環路82等の循環経路内の戻り側と往き側との間の温度差を早期に解消して、追い焚き循環路82内の温度分布状態を早期に均一化した状態にすることができるようになる。この結果、上記の暖房運転の禁止だけの処理で上記の温水の循環経路内の温度差解消を自然放熱に委ねた場合と比べ、暖房運転を早期に再開させることができるようになる。
<第2実施形態>
図4に第2実施形態の運転調整制御手段245による制御フローチャートを示す。この第2実施形態の制御は、追い焚き運転が終了しても第1実施形態の如く暖房運転を禁止させずに継続させつつも、液−液熱交換器81での熱交換を禁止して浴槽100内の湯水の温度上昇を防止するものである。
すなわち、暖房制御手段243による暖房運転が開始されると、追い焚き運転が開始されたか否かを第1実施形態と同様に監視し、追い焚き運転が開始されると(ステップS11でYES)、その追い焚き運転の終了を待って、終了すれば追い焚き制御手段242の本来の制御通りに追い焚き用循環ポンプ(ふろポンプ)83の作動を停止する(ステップS12でYES,ステップS13)。これにより、追い焚き循環路82内の強制循環は停止されるものの、上記の追い焚き用循環ポンプ83の作動停止処理に併せて、熱動弁74に対し閉弁変換指令を出力し開弁禁止状態にする(ステップS14)。これにより、液−液熱交換器81に対する高温水(追い焚き加熱用熱源)の供給が遮断されて、液−液熱交換器81での熱交換が禁止される。
そして、この時点で、暖房運転の要求が継続中であれば所定時間βの経過を待った上で(ステップS15でYES,ステップS16でYES)、あるいは、暖房運転の要求がなくなり暖房運転が停止されるのであれば即座に、上記追い焚き用循環ポンプ(ふろポンプ)83を所定時間αだけ作動させる(ステップS17)。上記の所定時間βの経過を待つ理由は、熱動弁74が、その開閉機構の特性上、閉弁変換指令の出力を受けても完全に閉弁状態に変換されるまでに遅れがあり、これに相当する遅れ時間の経過(完全閉弁状態に変換するまでの時間経過)を待つためである。つまり、完全閉弁状態になって熱源としての高温水の供給が完全に遮断されるのを待った上で、追い焚き用循環ポンプ83の作動を開始させるようにしているのである。なお、上記の所定時間αについては第1実施形態と同様である。
そして、追い焚き用循環ポンプ83の作動継続が上記の時間αの経過により終了し、その作動が停止したことを確認して(ステップS18でYES)、ステップS14での熱動弁74の開弁禁止を解除して暖房制御手段243からの指令に応じて開弁変換可能な状態に変換する(ステップS19)。これにより、低温暖房端末の運転状況により第1高温バイパス路69を通しての温水供給が必要で有れば暖房制御手段243からの指令に基づいて熱動弁74が開作動され、高温往き路66内の高温水の一部が第1高温バイパス路69にも分流されることになる。
以上の運転調整制御手段245による制御によって、追い焚き運転が終了すれば熱動弁74が閉弁変換されるため、液−液熱交換器81に対する高温水の供給が遮断されて追い焚き加熱のための熱源供給が遮断される結果、追い焚き運転終了直後における液−液熱交換器81での追い焚き循環路82内の浴槽湯水に対する加熱を停止させることができる。つまり、この第2実施形態では、液−液熱交換器81での熱交換禁止変換手段を熱動弁74と、この熱動弁74の閉弁変換の制御を行う運転調整制御手段245とによって構成しているのである。これにより、暖房運転を禁止する第1実施形態の場合とは異なり、第2実施形態では暖房運転の継続を許容しつつも、追い焚き運転が終了すれば液−液熱交換器81での熱交換加熱の継続を確実に禁止することができる。このため、追い焚き運転が終了した後も浴槽100内の湯水が温度上昇し続けることを回避することができ、この結果、ユーザーの意図しない浴槽100内の湯水の温度上昇発生を防止することができる。
しかも、第1実施形態と同様に、追い焚き運転の終了後に所定時間だけ追い焚き用循環ポンプ83を強制的に作動させるようにしているため、追い焚き運転終了直後における追い焚き循環路82等の循環経路の戻り側と往き側との間の温度差を早期に解消して、追い焚き循環路82内の温度分布状態を早期に均一化した状態にすることができるようになる。この結果、上記の熱動弁74の閉弁変換だけの処理で上記の温水の循環経路内の温度差解消を自然放熱に委ねた場合と比べ、第1高温バイパス路69に対する高温水の供給を早期に再開させることができるようになる。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第2実施形態での熱動弁74に代えて通常の電磁開閉弁を熱交換禁止変換手段として採用するようにしてもよい。この場合には、その電磁開閉弁の閉弁変換を瞬時に行うことができるため、第2実施形態の所定時間β(図4のステップS16参照)の経過を待つ必要はない。又、高温往き路66と第1高温バイパス路69との分岐部(分流部)に上記の熱動弁74に代わりに三方切換弁を配設し、この三方切換弁によって上記の熱交換禁止変換手段を構成させるようにしてもよい。
又、上記第1及び第2実施形態では、複合熱源機として給湯機能をも併有するものを示したが、これに限らず、温水暖房機能と風呂追い焚き機能とだけを有し給湯機能を有さない複合熱源機によって本発明を構成するようにしてもよい。
本発明の実施形態を適用した複合熱源機の例を示す模式図である。 コントローラの主として運転調整制御に係る部分を示したブロック図である。 第1実施形態の制御フローチャートである。 第2実施形態の制御フローチャートである。
符号の説明
20 複合熱源機
22 暖房回路
23 追い焚き回路
69 第1高温バイパス路(高温バイパス路)
74 熱動弁(開閉切換弁,熱交換禁止変換手段)
81 液−液熱交換器
83 追い焚き用循環ポンプ
244 運転調整制御手段(制御部,熱交換禁止変換手段)
245 運転調整制御手段(制御部,熱交換禁止変換手段)

Claims (4)

  1. 高温暖房端末に対する高温水の循環供給及び低温暖房端末に対する低温水の循環供給を同時に行い得るように構成された暖房回路と、浴槽水の強制循環により追い焚き加熱するように構成された追い焚き回路とを併有し、上記暖房回路が、上記高温暖房端末をバイパスするよう高温水供給の途中で分流される高温バイパス路を備え、この高温バイパス路と上記追い焚き回路との途中に介装させた液−液熱交換器において上記高温水を熱源として浴槽水と液−液熱交換させることにより浴槽水の追い焚き加熱を行うように構成された複合熱源機において、
    上記追い焚き回路による追い焚き運転が終了してから設定時間が経過するまでの間、上記液−液熱交換器での熱交換を禁止する熱交換禁止変換手段を備えている
    ことを特徴とする複合熱源機。
  2. 請求項1記載の複合熱源機であって、
    上記熱交換禁止変換手段は、上記暖房回路による暖房運転を強制的に禁止する運転調整制御手段によって構成されている、複合熱源機。
  3. 請求項1記載の複合熱源機であって、
    上記熱交換禁止変換手段は、上記高温バイパス路を通る高温水の流通を開閉切換する開閉切換弁と、この開閉切換弁を閉弁変換させる運転調整制御手段とによって構成されている、複合熱源機。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の複合熱源機であって、
    上記追い焚き回路は浴槽水を強制循環させる追い焚き用循環ポンプを備え、
    上記熱交換禁止変換手段は、上記設定時間が経過するまでの間、上記追い焚き用循環ポンプを強制的に作動させる制御部を備えている、複合熱源機。
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