JP2019128073A - 貯湯給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部構成を複雑化することなく、かつ、簡易な施工によって即湯機能を具備することが可能な貯湯給湯装置の構成を提供する。【解決手段】循環配管40は、筐体25外部において、給湯配管80及び接続端30の間に接続される。給湯配管80からの給湯停止時においても、循環ポンプ310の作動により、循環ポンプ310の吐出口311bから、補助熱源機200、配管119,121、出湯端102、循環配管40、及び、接続端30を通過して、循環ポンプ310の吸入口311aに至る即湯循環経路を形成するとともに、補助熱源機200を作動することで、即湯循環経路に適温の湯を通流させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯給湯装置に関し、より特定的には、即湯機能を有する貯湯給湯装置に関する。
給湯装置の一型式として、給湯が長時間オフされた後での給湯開始時から適温の湯を出力する、いわゆる、即湯機能を具備するものがある。通常、即湯機能を実現するためには、給湯オフ中にも熱源を経由する循環経路を形成する必要がある。このため、給湯装置に外付けする形で即湯ユニットを追加配置する場合には、施工負荷及び費用が増大することが懸念される。
又、熱源として発電機構の排熱やヒートポンプ等を用いるために、貯湯タンクを備えた構成を有する、貯湯給湯装置が公知である。例えば、特許第5860276号公報(特許文献1)には、ヒートポンプ給湯機によって加熱した湯を保持する貯湯タンクと、補助熱源としての燃焼式の温水ヒータとを備えるハイブリッド給湯装置が記載されている。
特許文献1のハイブリッド給湯装置では、付設された温水ヒータを通流する付加的な循環経路を装置内部に形成することによって、常時一定の温度の湯を給湯栓に供給するための保温装置が構成される。これにより、上述の即湯機能を実現することができる。
特許第5860276号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたハイブリッド給湯装置の保温装置では、装置内部に、複数の配管及びミキシングバルブ(副ミキシングバルブ)を設けることで即湯機能を実現するため、内部構成の複雑化が懸念される。特に、即湯機能を具備する機種と具備しない機種との間の構成の差異が大きくなることで、生産効率の低下も懸念される。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、内部構成を複雑化することなく、かつ、簡易な施工によって即湯機能を具備することが可能な貯湯給湯装置の構成を提供することである。
本発明のある局面によれば、貯湯給湯装置は、貯湯タンクと、補助熱源機と、第1及び第2の配管と、循環ポンプと、筐体と、出湯端と、接続端と、循環配管と、制御装置とを備える。貯湯タンクは、主熱源によって加熱された温水を蓄積する。補助熱源機は、通流する流体を加熱する。第1の配管には低温水が供給される。循環ポンプは、第1の配管との間に通流経路を有する吸入口、及び、補助熱源機の入力側との間に通流経路を有する吐出口を有する。第2の配管は、補助熱源機の出力側および貯湯タンクの出力側と接続される。筐体は、貯湯タンク、補助熱源機、循環ポンプ、並びに、第1及び第2の配管を格納する。出湯端は、第2の配管との間に通流経路を有する。接続端は、筐体の外部から配管を接続可能に設けられる。循環配管は、出湯端に接続された給湯配管からの分岐ノードと、接続端との間に接続される。制御装置は、補助熱源機及び循環ポンプの動作を制御する。接続端は、循環ポンプの吸入口との間に通流経路を有する。
上記貯湯給湯装置によれば、給湯配管からの給湯停止時においても、循環ポンプの作動により、循環ポンプの吐出口から、補助熱源機、第2の配管、出湯端、循環配管、及び、接続端を通過して、循環ポンプの吸入口に至る循環経路(即湯循環経路)を形成するとともに、補助熱源機を作動することで、即湯循環経路に適温の湯を通流させることができる。従って、内部構成を複雑化することなく、かつ、筐体外部にて循環配管を接続するだけの簡易な施工によって、即湯機能を実現することができる。
好ましくは、貯湯給湯装置は、接続端による流路を開閉制御するための第1の開閉弁をさらに備える。
このように構成すると、即湯運転のオフ時には、第1の開閉弁によって循環配管を含む即湯循環経路を非形成とできるので、当該経路での抜熱の発生による効率低下を抑制できる。
又好ましくは、貯湯給湯装置は、出湯端と接続された第3の配管と、混合弁と、バイパス配管とを備える。混合弁は、第1及び第2の配管と第3の配管との間に配置されて、第1及び第3の配管間の流量と、第2及び第3の配管間の流量との流量比を制御する。バイパス配管は、循環ポンプの吐出口及び補助熱源機の入力側の間の第1のノードと、第1又は第3の配管上の第2のノードとの間に接続される。
このように構成すると、即湯運転時に補助熱源機から給湯運転時よりも高温の高温水が出力されても、当該高温水と、補助熱源機を通過しないバイパス配管の流体との流量比を混合弁で制御することにより、即湯循環経路に適温の湯を循環させることができる。
さらに好ましくは、貯湯給湯装置は、第3の配管に設けられた温度センサをさらに備える。制御装置は、温度センサによる検出温度に基づいて混合弁による流量比を制御する。第2のノードは、第3の配管上の出湯温度センサ及び混合弁の間に位置する。
このように構成すると、バイパス配管を第3の配管(すなわち、混合弁の下流側)に接続しても、即湯循環経路の流体(湯水)の温度を、出湯温度センサの検出温度に基づいて制御することができる。
さらに好ましくは、貯湯給湯装置は、バイパス配管による流路を開閉制御するための第2の開閉弁をさらに備える。
このように構成すると、即湯運転のオフ時には、第2の開閉弁によってバイパス配管の流路を閉止することにより、バイパス配管での抜熱による効率低下を抑制できる。特に、補助熱源機から出湯する給湯運転時に、第2の開閉弁によってバイパス配管の流路を閉止することにより、バイパス配管を経由して第1又は第3の配管に混入される湯水によって出湯温度が不安定になることを回避できる。
好ましくは、接続端は、貯湯タンクとの間に通流経路を有する。
このように構成すると、貯湯タンクから貯湯給湯装置の外部に排水するための接続端を共用して、即湯機能のための循環配管を配設することができる。
本発明によれば、内部構成を複雑化することなく、かつ、簡易な施工によって即湯機能を具備することが可能な貯湯給湯装置の構成を実現することができる。
実施の形態1に係る貯湯給湯装置の構成を説明するブロック図である。 図1に示された貯湯給湯装置と他の外部機器との接続関係を説明するための概念図が示される。 補助熱源機の構成例を説明するブロック図である。 図1に示された貯湯給湯装置の運転動作について説明するための図表である。 実施の形態1に係る貯湯給湯装置における即湯運転のための制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1の変形例に係る貯湯給湯装置の構成を説明するブロック図である。 実施の形態2に係る貯湯給湯装置に適用される補助熱源機の第1の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態2に係る貯湯給湯装置に適用される補助熱源機の第2の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態2に係る貯湯給湯装置の構成例を説明するブロック図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお以下では、図中の同一又は相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る貯湯給湯装置の構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、実施の形態1に係る貯湯給湯装置10は、筐体25、給水端101、出湯端102、外部との接続端30,103〜109、貯湯タンク150、補助(BU)熱源機200、及び、熱交換器210,220を備える。給水端101、出湯端102、及び、接続端30,103〜109は、筐体25の外部から配管を接続可能に構成されている。
図2には、貯湯給湯装置10と他の外部機器との接続関係を説明するための概念図が示される。
図1及び図2を参照して、給水端101は、低温水を供給する給水管81と接続される。出湯端102は、給湯配管80と接続される。給湯配管80には給湯栓15が接続されており、給湯栓15が操作(開栓)されると、貯湯給湯装置10から出湯端102に出力された適温の湯が、給湯配管80を経由して給湯栓15へ供給される。燃料ガス配管82は、補助熱源機200で燃焼される燃料ガスを貯湯給湯装置10へ供給する。
接続端105は、暖房装置14a及び浴室暖房乾燥機14bの両方と接続され、接続端106は、暖房装置14aと接続され、接続端107は、浴室暖房乾燥機14bと接続される。暖房ポンプ240の作動により、暖房装置14aを通過する第1の暖房用循環経路、及び、浴室暖房乾燥機14bを通過する第2の暖房用循環経路を形成することができる。第2の暖房用循環経路は、接続端105から、暖房タンク230、暖房ポンプ240、熱交換器210の二次側(図示せず)、及び、接続端107を経由して、浴室暖房乾燥機14bへ至る。従って、浴室暖房乾燥機14bに対しては、熱交換器210で加熱された高温水が供給される。一方で、第1の暖房用循環経路は、接続端105から、暖房タンク230、暖房ポンプ240、及び、接続端106を経由して、暖房装置14aへ至る。従って、暖房装置14aに供給される高温水は、貯湯給湯装置10の内部にて熱交換器210によって直接は加熱されない。
すなわち、熱交換器210を共用して、暖房装置14aの運転時及び浴室暖房乾燥機14bの運転時の各々において、暖房の熱源となる高温水の循環経路を形成することができる。なお、以下では、暖房装置14a及び浴室暖房乾燥機14bの運転を、包括的に暖房運転とも称する。暖房運転には、暖房装置14a及び浴室暖房乾燥機14bの両方が運転されるケースも含まれる。
同様に、接続端108及び109は、浴槽13と接続される。貯湯給湯装置10に内蔵されたポンプ(図示せず)の作動により、接続端108から貯湯給湯装置10へ入力された浴槽水が、熱交換器220の二次側(図示せず)を通過した後に、接続端109を経由して浴槽13に戻される、浴槽水の循環経路を形成することができる。これにより、浴槽13での追焚運転を実現することができる。
再び図1を参照して、貯湯給湯装置10は、さらに、コントローラ20と、配管111〜114,116〜121,124〜126,130,132と、開閉弁215,225と、三方弁320と、蓄熱切替弁330と、混合弁340と、比例弁350と、注湯開閉弁360と、流量調整弁370を備える。
配管111は、給水端101と接続されて低温水の供給を受ける。配管112は、配管111及び蓄熱切替弁330の間に接続される。配管112には、配管111への低温水の逆流を防止する逆止弁が挿入される。
配管114は、開閉弁215及び225をそれぞれ経由して、熱交換器210及び220の一次側経路(図示せず)と接続される。配管113は、蓄熱切替弁330及び貯湯タンク150の底部との間を接続する。配管116は、蓄熱切替弁330及び配管114の間に接続される。
蓄熱切替弁330は、コントローラ20からの制御指令に従って、配管112及び113の間のタンク入水経路と、配管112及び116の間の循環側経路と、配管113及び116の間のタンク排水経路とのうちの1つを選択的に形成する。蓄熱切替弁330がタンク入水経路を形成することにより、給水管81(図2)の給水圧によって、貯湯タンク150が満水状態となるまで、低温水が、配管111〜113を経由して貯湯タンク150へ導入される。なお、循環側経路とタンク排水経路とでは、蓄熱切替弁330の流路は同じである。
貯湯タンク150の上部は、配管125及び130と接続される。配管130は、後述する配管119と接続される。配管125は、貯湯切替弁380を経由して、発熱機構(図示せず)との接続端103に至る配管124と接続される。貯湯タンク150の底部には、発熱機構(図示せず)との接続端104に至る配管126がさらに接続される。貯湯タンク150には複数の温度センサ151〜156が異なる部位に配置される。
発熱機構は、貯湯給湯装置10の外部に設けられた、燃料電池或いはエンジン発電機等の廃熱を生じる発電機構、又は、ヒートポンプ装置によって構成することができる。
貯湯切替弁380は、コントローラ20からの制御指令に従って、貯湯タンク150を迂回して配管124及び126を接続するバイパス経路と、配管124及び125を接続する貯湯経路とを選択的に形成する。配管124及び126には、温度センサ560及び565がそれぞれ設けられる。
発熱機構に設けられた図示しないポンプの作動により、貯湯タンク150内の低温水を、接続端104を経由して発熱機構へ出力し、発熱機構で加熱された高温水として、接続端103から導入するような加熱循環経路を形成することができる。
この際に、貯湯切替弁380が貯湯経路を形成すると、発熱機構で加熱された高温水は、貯湯タンク150へ導入される。これにより、貯湯タンク150内では、上部より温度が上昇する。一方で、貯湯切替弁380がバイパス経路を形成すると、接続端104から出力された高温水は、発熱機構で再加熱される。例えば、温度センサ560による検出温度(接続端103からの入力温度)に基づいて、低温時には、貯湯切替弁380によってバイパス経路を形成することができる。
一方で、温度センサ151〜156及び565の検出温度によって、貯湯タンク150の内の高温水の加熱が完了したことが検知されると、発熱機構でのポンプの停止によって上記加熱循環経路の形成が停止される。このように、貯湯給湯装置10では、外部の発熱機構を「主熱源」として、当該主熱源によって加熱された高温水が、貯湯タンク150に蓄積されて給湯に用いられる。
配管117は、配管114及び循環ポンプ310の吸入口311aとの間を接続する。配管117には、三方弁320が接続される。三方弁320は、逆止弁322が設けられた配管132によって、貯湯タンク150からの配管130とさらに接続される。
三方弁320は、コントローラ20からの制御指令に従って、配管132から循環ポンプ310の吸入口311aへ至る経路P1と、配管117上の経路P2との流量比を制御する。三方弁320は、流量比を0〜100(%)の間で制御できるので、経路P1又は経路P2のみが形成された状態、及び、経路P1及びP2の両方が形成された状態の両方を実現することが可能である。以下では、経路P1を「タンク出力経路」、経路P2を「循環経路」とも称する。
配管118は、循環ポンプ310の吐出口311b及び補助熱源機(BU)200の入力端201aと接続される。配管118には、流量センサ420が配置される。流量センサ420によって、補助熱源機200の通過流量を検出することができる。補助熱源機200の出力端201bは、配管119と接続される。
図3は、補助熱源機200の構成例を説明するブロック図である。
図3を参照して、補助熱源機200は、入力端201a及び出力端201bと、燃焼バーナ202と、熱交換器204と、配管205,206とを含む。燃焼バーナ202は、燃料ガス配管82から供給された燃料ガスを燃焼する。熱交換器204は、主に燃焼バーナ202での燃料燃焼の顕熱によって流体を加熱するための一次熱交換器204aと、主に燃料燃焼による排気ガスの潜熱によって流体を加熱する二次熱交換器204bとを有する。配管205は、入力端201a及び二次熱交換器204bの間を接続し、配管206は、一次熱交換器204a及び出力端201bの間を接続する。
補助熱源機200は、配管118から入力端201aへ導入された流体(湯水)を、熱交換器204で加熱することにより、出力端201bから配管119へ高温水を出力する。配管118には、補助熱源機200への入力温度を検出するための温度センサ550が配置される。配管119には、補助熱源機200からの出力温度を検出するための温度センサ555が配置される。
補助熱源機200(図3)は、いわゆる、潜熱回収型の燃焼式給湯器で構成されるが、熱交換器204に対するバイパス経路を内蔵していない。又、一次熱交換器204aでのドレン発生を抑制するために、配管119へ出力される高温水は、一般的な給湯温度(約40℃)よりも高温(例えば、50〜70℃程度)に制御される。すなわち、給湯に補助熱源機200を用いる場合には、後述する混合弁340による低温水との混合を前提として、補助熱源機200から高温水が出力される。
再び図1を参照して、配管119は、補助熱源機200の出力端201b及び混合弁340の一端(以下、高温側とも称する)と接続される。配管119は、ノードNbにおいて、熱交換器210及び220の一次側(図示せず)に至る配管120に分岐される。
暖房運転時には、循環ポンプ310の作動とともに開閉弁215を開放することにより、補助熱源機200、配管118,120、熱交換器210、配管114,117、循環ポンプ310、及び、配管118を含む、高温水の循環経路を形成することができる。これにより、補助熱源機200からの高温水によって、暖房装置14a及び/又は浴室暖房乾燥機14bと熱交換器210(二次側)との間で形成される循環経路の流体(暖房用高温水)を加熱することができる。
同様に、追焚運転時には、循環ポンプ310の作動とともに開閉弁225を開放することにより、補助熱源機200、配管118,120、熱交換器220、配管114,117、循環ポンプ310、及び、配管118を含む、高温水の循環経路を形成することができる。これにより、補助熱源機200からの高温水によって、熱交換器220(二次側)と浴槽13との間の循環経路を通流する浴槽水を加熱することができる。
一方で、開閉弁215及び225の両方を閉止すると、配管120を経由する高温水の循環経路は形成されない。
配管119は、ノードNbよりも下流側に位置するノードNcにおいて、貯湯タンク150からの配管130とさらに接続される。さらに、配管119のノードNb及びNc間には、比例弁350が配置される。比例弁350の開度は、コントローラ20によって制御される。
比例弁350の開度によって、補助熱源機200から混合弁340へ、すなわち、給湯用途で出力される高温水の流量を制御することができる。特に、開閉弁215及び/又は225が開放されている状態では、比例弁350の開度によって、補助熱源機200からの高温水について、混合弁340への流量(給湯用)と、配管120を含む循環経路への流量(暖房/追焚用)との比率を制御することができる。なお、比例弁350を全閉状態(開度=0)として、補助熱源機200からの高温水の全量を暖房/追焚用とすることも可能である。
混合弁340の他端(以下、「低温側」とも称する)は、低温水を供給する配管111と接続され、混合弁340の出力端は、出湯端102へ至る配管121と接続される。混合弁340の開度は、コントローラ20によって制御される。混合弁340の開度によって、配管119からの高温水と、配管111からの低温水との混合比率が制御される。
配管111には、低温水の温度を検出するための温度センサ510が配置され、配管121には、混合弁340の下流側において、出湯温度を検出するための温度センサ520が配置される。さらに、配管119には、上述の温度センサ555に加えて、温度センサ530が配置される。温度センサ530は、配管119から混合弁340へ入力される高温水の温度を検出するように配置される。
混合弁340による混合比率は、例えば、温度センサ510,520,530による検出温度に基づいて制御することができる。これにより、混合弁340から配管121への出力温度(すなわち、出湯温度)を、ユーザによる設定温度に制御することができる。
配管121には、流量センサ430及び流量調整弁370が配置される。流量センサ430によって、配管121による出湯流量を検出することができる。又、流量調整弁370によって、出湯温度が上がらないときに出湯流量を絞ることで、出湯温度の顕著な低下を抑制することができる。
配管121からは、接続端109へ至る注湯配管301が分岐される。注湯配管301には、注湯開閉弁360及び流量センサ410が配置される。注湯開閉弁360は、電磁弁によって構成され、コントローラ20からの制御指令に従って開閉される。注湯開閉弁360の開放により、配管121に出力された、給湯設定温度に制御された湯を、浴槽13(図2)の湯張りに用いることができる。さらに、流量センサ410の検出値の積算によって、浴槽13へ供給される湯量を算出することができる。
接続端30は、配管114及び117と接続される。したがって、接続端30は、循環ポンプ310の吸入口311aとの間に通流経路を有している。さらに、接続端30は、配管114,116、蓄熱切替弁330、及び、配管113を経由して、貯湯タンク150と接続される。開閉弁35は、接続端30と直列に接続されて、コントローラ20からの制御指令に従って開閉制御される。開閉弁35によって、接続端30による流量が開閉制御される。すなわち、接続端30は「接続端」に対応し、開閉弁35は「第1の開閉弁」の一実施例に対応する。
又、上述のように、配管119は、貯湯タンク150の出力側、及び、補助熱源機200の出力端201bと接続される。さらに、配管119は、混合弁340及び配管121により出湯端102との間に通流経路を有している。すなわち、配管119は「第2の配管」の一実施例に対応する。又、低温水が供給される配管111は「第1の配管」の一実施例に対応し、配管121は「第3の配管」に対応する。
配管116には、温度センサ580及び圧力逃がし弁390がさらに配置される。圧力逃がし弁390によって、補助熱源機200からの高温水の循環経路における過圧の発生を防止できる。
蓄熱切替弁330がタンク排出経路を形成するように制御されると、貯湯タンク150の貯留水を、配管113、配管116、配管114、及び、開閉弁35(開状態)を経由して、接続端30から排出することができる。すなわち、図1の構成例において、接続端30は、貯湯タンク150から貯湯給湯装置10の外部への排水口の機能を有するように配置されている。この際の排出温度を、温度センサ580によって検出することができる。
このように、貯湯給湯装置10は、貯湯タンク150に蓄積された高温水を用いた給湯(以下、「タンク給湯」とも称する)と、補助熱源機200からの高温水を用いた給湯(以下,「BU給湯」とも称する)のいずれかにより、浴槽13への注湯を含む給湯運転を実行することができる。さらに、補助熱源機200及び熱交換器210,220を含む循環経路に高温水を通流することで、暖房運転及び追焚運転をさらに実行することができる。
コントローラ20は、代表的には、マイクロコンピュータによって構成され、各センサ(温度センサ、流量センサ等)の検出値に基づき、各弁を含む各種機器の動作を制御することによって、貯湯給湯装置10の動作を制御する。
次に、図4を用いて、実施の形態1に係る貯湯給湯装置10の運転動作について説明する。図4では、暖房運転及び追焚運転の少なくとも一方がオンされる状態を「暖房/追焚オン」と表記する一方で、暖房運転及び追焚運転の両方がオフされた状態を「暖房/追焚オフ」と表記する。図4に示されるように、貯湯給湯装置10には、タンク給湯及びBU給湯の各々において、暖房/追焚オン、又は、追焚/暖房オフとすることができる。
図4を参照して、タンク給湯の暖房/追焚オフ時には、補助熱源機200がオフされるとともに、比例弁350は全閉状態とされ、循環ポンプ310も停止される。さらに、蓄熱切替弁330がタンク入水経路、すなわち、配管112から113へ到る経路を形成するように制御される。この状態で、給湯配管80に接続された給湯栓15が開栓されると、給水端101への給水圧によって、配管112及び113を経由して、貯湯タンク150内に低温水が流入するとともに、配管130へ貯湯タンク150内の高温水が出力される。三方弁320は、経路P1及びP2のいずれを形成していても、貯湯タンク150から高温水は出力される。
配管130に出力された高温水は、ノードNcを経由して配管119から混合弁340へ入力される。したがって、タンク給湯は、貯湯タンク150から出力された高温水と、配管111の低温水を混合することによって実行される。
タンク給湯時に追焚/暖房オンとされると、三方弁320が経路P2(循環経路)を形成するともに、開閉弁215及び/又は225が開放される。蓄熱切替弁330は、給湯用の高温水を貯湯タンク150から配管130へ出力するために、タンク入水経路を形成する。
さらに、補助熱源機200の運転がオンされて、燃焼バーナ202による燃料燃焼が開始されるとともに、循環ポンプ310が作動する。これにより、補助熱源機200と、配管119,120と、熱交換器210及び/又は220の一次側と、配管116,117とを含む高温水の循環経路を形成することができる。当該循環経路の高温水によって、熱交換器210及び/又は220の二次側を通流する、暖房装置14a及び浴室暖房乾燥機14bの循環水、及び/又は浴槽水を加熱することができる。
給湯運転時に、貯湯タンク150内の温度低下によりタンク給湯ができない場合には、BU給湯が実行される。BU給湯では、補助熱源機200がオンする。追焚/暖房オフ時には、蓄熱切替弁330がタンク入水経路を形成するとともに、三方弁320が経路P1を形成した状態で、循環ポンプ310が作動する。これにより、貯湯タンク150内の温水は、配管132から循環ポンプ310を経由して、補助熱源機200によって加熱されて、配管190へ出力される。この際に、循環ポンプ310の流量制御により、貯湯タンク150から配管130を経由して配管119(ノードNc)へ出力される流体圧よりも、比例弁350を経由して配管119上を通流する高温水の圧力が高く設定される。これにより、貯湯タンク150内の予熱を利用しながら、タンク給湯時と同等の高温水を、配管119から混合弁340の高温側へ供給することができる。
BU給湯時に追焚/暖房オンとされると、開閉弁215及び/又は225が開放される。さらに、三方弁320が経路P2を形成し、蓄熱切替弁330が循環経路を形成するように制御されることで、配管111から導入される低温水、及び、熱交換器210及び/又は220を通流する循環高温水が混合されて、循環ポンプ310から補助熱源機200へ入力される。補助熱源機200から出力された高温水は、比例弁350の開度に応じた比率で、配管119上で混合弁340へ至る経路と、配管120から熱交換器210,220へ至る経路とに分流される。従って、比例弁350の開度が大きくなると、給湯用との高温水の供給比率が高くなる一方で、比例弁350の開度が小さくなると、暖房/追焚用途の高温水の供給比率が高くなる。
或いは、BU給湯の追焚/暖房オン時にも蓄熱切替弁330をタンク入水側とし、三方弁320が経路P1及びP2の比率を制御することで、貯湯タンク150の予熱を利用することも可能である。但し、この場合には、三方弁320及び比例弁350の両方で流量比が可変制御されるので、制御が複雑となる虞がある。
このように実施の形態1に係る貯湯給湯装置10では、貯湯タンク150の高温水によるタンク給湯に加えて、循環ポンプ310及び補助熱源機200を用いたBU給湯が可能である。なお、給湯運転の停止時にも、比例弁350を全閉状態とし、三方弁320を経路P2に制御して、循環ポンプ310を作動することで、開閉弁215及び/又は225の開放により、補助熱源機200で加熱された高温水を熱交換器210及び/又は220に通流する循環経路を形成することができる。
貯湯給湯装置10では、給湯栓15(図2)が閉止されて出湯端102からの給湯が停止されると、内部配管内及び給湯配管80に滞留する湯水の温度が低下する。このため、給湯停止から長時間経過後に給湯栓15が操作されると、給湯開始時において、配管121の滞留水が排出されるまでの間、適温の湯を供給できないことが懸念される。したがって、貯湯給湯装置10では、給湯開始直後から確実に適温の湯を供給するための即湯機能を具備するために、循環配管40及びバイパス配管50がさらに配置される。
再び図2を参照して、循環配管40は、筐体25の外部において、接続端30と給湯配管80との間に接続される。例えば、循環配管40は、継手等を用いて形成される、給湯配管80からの分岐ノードと、接続端30との間に接続される。このように、循環配管40は、貯湯給湯装置10の外部にて、比較的容易に施工することができる。
再び図1を参照して、コントローラ20からの制御指令によって開閉弁35を開放すると、循環配管40、接続端30、及び、配管117を経由して、循環ポンプ310の吸入口311aへ至る経路を形成することができる。
さらに、バイパス配管50は、配管118上のノードN1と、配管111又は121上のノードN2との間に接続される。配管118は、循環ポンプ310の吐出口311b及び補助熱源機200の入力端201aの間に接続されるが、好ましくは、ノードN1は、補助熱源機200の流量を正しく検出するために、循環ポンプ310の吐出口311b及び流量センサ420の間とされる。ノードN2は、好ましくは、混合弁340の低温水側、すなわち配管111上とされるが、配管121上に設けられてもよい。
配管121上にノードN2を設ける場合には、温度センサ520(出湯温度)よりも上流側とすることが好ましい。又、出湯温度の過高温を検知すると緊急的に開放される高温回避電磁弁365が配管121及び111の間に配置される場合には、高温回避電磁弁365よりも上流側にノードN2を設けることが好ましい。バイパス配管50には、開閉弁60及び逆止弁55が挿入される。開閉弁60は、コントローラ20によって開閉が制御される。開閉弁60によって、バイパス配管50の流路を開閉制御することができる。すなわち、開閉弁60は「第2の開閉弁」の一実施例に対応する。
これにより、給湯栓15が閉止されていても、開閉弁35,60の開放、並びに、循環ポンプ310及び補助熱源機200の作動により、配管121から、給湯配管80、循環配管40、配管117,118、補助熱源機200、配管119を経由して混合弁340の高温側への高温水の経路が形成される。このとき、三方弁320は、経路P2を形成するように制御される。さらに、補助熱源機200をバイパスして、配管118からバイパス配管50を経由して、上記高温水と混合されるバイパス経路が形成される。混合後の湯は、配管121、出湯端102、給湯配管80、循環配管40、及び、接続端30を経由して、循環ポンプ310の吸入口311aに導入される。これにより、上記高温水経路及びバイパス経路を含む、即湯機能用の循環経路(以下、「即湯循環経路」とも称する)が形成される。
温度センサ520の検出温度に応じて混合弁340又は比例弁350の開度を制御することにより、即湯循環経路において出湯端102からの出力温度を適温に制御することが可能である。開閉弁35及び60を開放し、補助熱源機200及び循環ポンプ310を作動することにより、即湯循環経路は、連続的に形成される。
図5は、貯湯給湯装置10における即湯運転のための制御処理を説明するフローチャートである。図5に示す処理は、コントローラ20によって繰返し実行することができる。
図5を参照して、コントローラ20は、ステップS110により、給湯がオフされているかどうかを判定する。例えば、ステップS110の判定は、流量センサ430の検出流量に基づいて実行することができる。コントローラ20は、給湯オフ時(S110のYES判定時)には、ステップS120により、温度低下判定を実行する。ステップS120による判定は、例えば、温度センサ520の検出温度に基づいて実行できる。具体的には、温度センサ520の検出温度が、所定のしきい値温度、例えば、ユーザによる給湯設定温度よりもα[℃](α=2〜3程度)低い温度よりも低くなると、ステップS120をYES判定とすることができる。
或いは、温度センサ520以外にも、温度センサ530等の他の温度センサの出力を用いて、ステップS120による判定を実行してもよい。特に、図1に示されるように、凍結防止のための制御用途で、配管121の途中に温度センサ525が配置される場合には、当該温度センサ525の検出温度を、ステップS120での温度低下判定に用いることができる。又は、ステップS120による判定は、給湯オフが検知されてからの経過時間、すなわち、ステップS110がYES判定される連続時間に基づいて実行することもできる。
コントローラ20は、温度低下が検出されると(S120のYES判定時)、ステップS130に処理を進めて即湯運転をオンする。一方で、温度低下が検出されないとき(S120のNO判定時)には、処理はステップS110に戻されて即湯運転は開始されない。
コントローラ20は、即湯運転がオンされると、ステップS140により、三方弁320を経路P2に制御するとともに、開閉弁35及び60を開放して、循環ポンプ310を作動する。これにより、上述の即湯循環経路を形成する。さらに、ステップS150により、補助熱源機200が作動して、燃焼バーナ202の燃焼が開始される。
なお、既に循環ポンプ310が作動されている暖房/追焚オン時には、ステップS140では、開閉弁35及び60を開放するとともに、比例弁350により高温水を混合弁340へ導入する経路を形成することによって、即湯循環経路が形成される。これにより、配管121からは適温の湯が出力される状態となる。
コントローラ20は、ステップS140,S150により即湯循環経路が形成された状態で、ステップS160により、即湯運転の終了条件が成立しているかどうかを判定する。
終了条件は、即湯循環経路の温度、例えば、温度センサ520の検出温度(出湯温度)、又は、温度センサ550の検出温度(補助熱源機200入力前)が、給湯設定温度に達してから所定時間が経過したときに成立する。
或いは、暖房/追焚オフでの即湯運転時には、補助熱源機200からの高温水の温度上昇に伴い、混合弁340又は比例弁350の制御によって補助熱源機200の流量が低下すると、流量センサ420の検出流量がMOQ(最小作動流量)よりも小さくなるケースがある。このケースでは、流量低下による補助熱源機200での燃焼停止から所定時間が経過したときに、ステップS160をYES判定とすることも可能である。
即湯運転の終了条件が成立するまで(S160のNO判定時)は、ステップS140,S150により、即湯循環経路が形成された状態で、補助熱源機200の作動(燃焼)が継続される。
コントローラ20は、即湯運転の終了条件が成立すると(S160のYES判定時)、ステップS170に処理を進めて、即湯運転をオフする。即湯運転がオフされると、開閉弁35及び60が閉止される。これにより、即湯循環経路が非形成とされて、即湯運転が終了される。さらに、暖房/追焚オフ時には、循環ポンプ310が停止される。即湯運転のオフ時には、開閉弁60を閉止してバイパス配管50の流路を閉止することにより、バイパス配管50での抜熱による効率低下を抑制できる。特に、BU給湯時には、開閉弁60によりバイパス配管50の流路を閉止することで、バイパス配管50を経由して配管111又は121に混入される湯水によって出湯温度が不安定になることを回避できる。
このように、実施の形態1に係る貯湯給湯装置によれば、循環配管40及びバイパス配管50を追加配置することにより、即湯機能を具備することができる。上述のように、循環配管40は、筐体25の外部において、接続端30及び給湯配管80の間に容易に施工することができる。又、筐体25の内部構成についても、逆止弁55及び開閉弁60が挿入されたバイパス配管50を、配管118と、配管111又は121に対して接続するのみの変更とすることができる。このため、回路構成を複雑化することなく、貯湯給湯装置に即湯機能を持たせることが可能となる。又、循環ポンプや加熱ヒータを備えた即湯ユニットを貯湯給湯装置に外付けする必要が無いため、施工の複雑化や設置コスト上昇を抑制できる。
なお、図2において、給湯配管80上で、循環配管40との分岐点から給湯栓15までの経路については、即湯運転時の即湯循環経路には含まれない。従って、循環配管40は、即湯機能を高める観点からは、給湯配管80上で、各給湯栓15との間の経路長が短くなる個所に接続することが好ましい。
図1の構成例において、循環配管40が接続される接続端30は、配管113,114,116を経由して、貯湯タンク150の底部と接続されている。したがって、蓄熱切替弁330によってタンク排水経路を形成することにより、貯湯タンク150の貯留水を接続端30から外部へ排出するための経路を形成することができる。すなわち、図1の貯湯給湯装置10では、貯湯タンク150からの排水のための接続端を共用して、すなわち、接続端を追加配置することなく、即湯循環経路を形成することができる。
図6には、実施の形態1の変形例に係る貯湯給湯装置11の構成例が示される。
図6を参照して、実施の形態1の変形例に係る貯湯給湯装置11では、図1に示された貯湯給湯装置10と比較して、循環配管40を接続する接続端30及び開閉弁35と、貯湯タンク150からの排水用の接続端110及び開閉弁115とが別個に設けられる点が異なる。
接続端110及び開閉弁115は、図1での接続端30及び開閉弁35と同様に配置される。一方で、接続端30は、筐体25内部では、接続点605において、配管113又は114と接続される。これにより、開閉弁35を開放すると、給湯配管80、循環配管40及び接続端30を経由して、出湯端102から循環ポンプ310の吸入口311aに至る経路を形成することができる。
実施の形態1の変形例に係る貯湯給湯装置11のその他の部分の構成は、実施の形態1に係る貯湯給湯装置10と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。貯湯給湯装置11においても、図5に示した制御処理によって、貯湯給湯装置10と同様の即湯運転を実行することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1及びその変形例では、バイパス経路を内蔵しない構成の潜熱回収型の燃焼式給湯器による補助熱源機から、給湯設定温度よりも高い高温水が出力される構成例を説明した。一方で、補助熱源機から、給湯設定温度相当の温水が出力される構成においても、本実施の形態に係る即湯運転を適用することが可能である。
図7及び図8には、実施の形態2に係る貯湯給湯装置に適用される補助熱源機の第1及び第2の構成例が示される。
図7は、実施の形態2に係る貯湯給湯装置に適用される補助熱源機の第1の構成例を説明するブロック図である。
図7を参照して、第1の構成例に係る補助熱源機200xは、図3に示した補助熱源機200と比較して、バイパス配管208及び流量調整弁209をさらに有する点で異なる。バイパス配管208は、配管205及び206の間に接続されて、熱交換器204のバイパス経路を形成する。流量調整弁209は、バイパス配管208に介挿接続される。流量調整弁209の開度はコントローラ20によって制御される。
流量調整弁209の開度によって、熱交換器204の流量と、バイパス配管208の流量との比率(分配比)を制御することができる。補助熱源機200xには、熱交換器204からの出力温度を検出するための温度センサ552がさらに配置される。温度センサ555は、流量調整弁209を経由した低温水と、熱交換器204を経由した高温水との混合後の湯温を検出することになる。又、熱交換器204の流量は、流量センサ420の検出流量と、流量調整弁209による分配比とから、演算によって求めることができる。
補助熱源機200xでは、潜熱回収型の構成としつつ、補助熱源機200xからの出力温度を、給湯設定温度(約40度)と同等とすることができる。
図8は、実施の形態2に係る貯湯給湯装置に適用される補助熱源機の第2の構成例を説明するブロック図である。
図8を参照して、第2の構成例に係る補助熱源機200yは、燃焼バーナ202の顕熱で流体を加熱する熱交換器204を有するように構成される。
図9には、実施の形態2に係る貯湯給湯装置の構成を説明するブロック図が示される。
図9を参照して、実施の形態2に係る貯湯給湯装置12は、実施の形態1に係る貯湯給湯装置10(図1)と比較して、補助熱源機200に代えて、図7に示した補助熱源機200x又は図8に示す補助熱源機200yが配置される。さらに、実施の形態2に係る貯湯給湯装置12では、図1における、バイパス配管50、開閉弁60、及び逆止弁55の配置が省略されている。
補助熱源機200x、200yは、即湯運転時に、給湯設定温度(約40度)相当の適温の湯を出力するように制御することができる。貯湯給湯装置12では、バイパス配管50を設けることなく、配管121、出湯端102、給湯配管80、循環配管40、接続端30、配管117,118、補助熱源機200x(200y)、配管119、及び、混合弁340を経由する、適温の湯の循環経路を形成することができる。
実施の形態2に係る貯湯給湯装置12では、実施の形態1に係る貯湯給湯装置10でのバイパス配管50を配置することなく、即湯循環経路を形成することができる。すなわち、循環配管40の追加配置のみで、貯湯給湯装置に即湯機能を持たせることができる。このように、バイパス配管50の配置は、補助熱源機の種類によっては不要となる。
実施の形態2に係る貯湯給湯装置12においても、実施の形態1の変形例(図7)と同様に、接続端30及び開閉弁35について、貯湯タンク150からの排水用の接続端110及び開閉弁115と別個に設けることも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,11,12 貯湯給湯装置、13 浴槽、14a 暖房装置、14b 浴室暖房乾燥機、15 給湯栓、20 コントローラ、25 筐体、30,103,104,105,106,108,109,110 接続端、35,60,115,215,225 開閉弁、40 循環配管、50,208 バイパス配管、55,322 逆止弁、80 給湯配管、81 給水管、82 燃料ガス配管、101 給水端、102 出湯端、111〜114,116〜121,124〜126,130,132,190,205,206 配管、150 貯湯タンク、151,156,510,520,525,530,550,552,555,560,580 温度センサ、200,200x,200y 補助熱源機、201a 入力端(補助熱源機)、201b 出力端(補助熱源機)、202 燃焼バーナ、204,210,220 熱交換器、204a 一次熱交換器、204b 二次熱交換器、209,370 流量調整弁、230 暖房タンク、240 暖房ポンプ、301 注湯配管、310 循環ポンプ、311a 吸入口(循環ポンプ)、311b 吐出口(循環ポンプ)、320 三方弁、330 蓄熱切替弁、340 混合弁、350 比例弁、360 注湯開閉弁、365 高温回避電磁弁、380 貯湯切替弁、390 圧力逃がし弁、410,420,430 流量センサ、605 接続点。

Claims (6)

  1. 主熱源によって加熱された温水を蓄積するための貯湯タンクと、
    通流する流体を加熱する補助熱源機と、
    低温水が供給される第1の配管と、
    前記第1の配管との間に通流経路を有する吸入口及び前記補助熱源機の入力側との間に通流経路を有する吐出口を有する循環ポンプと、
    前記補助熱源機の出力側および前記貯湯タンクの出力側と接続された第2の配管と、
    前記貯湯タンク、前記補助熱源機、前記循環ポンプ、並びに、前記第1及び第2の配管を格納する筐体と、
    前記第2の配管との間に通流経路を有する出湯端と、
    前記筐体の外部から配管を接続可能に設けられた接続端と、
    前記出湯端に接続された給湯配管からの分岐ノードと、前記接続端との間に接続される循環配管と、
    前記補助熱源機及び前記循環ポンプの動作を制御するための制御装置とを備え、
    前記接続端は、前記循環ポンプの前記吸入口との間に通流経路を有する、貯湯給湯装置。
  2. 前記接続端による流路を開閉制御するための第1の開閉弁をさらに備える、請求項1記載の貯湯給湯装置。
  3. 前記出湯端と接続された第3の配管と、
    前記第1及び第2の配管と前記第3の配管との間に配置されて、前記第1及び第3の配管間の流量と、前記第2及び第3の配管間の流量との流量比を制御する混合弁と、
    前記循環ポンプの前記吐出口及び前記補助熱源機の前記入力側の間の第1のノードと、前記第1又は第3の配管上の第2のノードとの間に接続されたバイパス配管とを備える、請求項1又は2に記載の貯湯給湯装置。
  4. 前記第3の配管に設けられた温度センサをさらに備え、
    前記制御装置は、前記温度センサによる検出温度に基づいて前記混合弁による前記流量比を制御し、
    前記第2のノードは、前記第3の配管上の前記温度センサ及び前記混合弁の間に位置する、請求項3記載の貯湯給湯装置。
  5. 前記バイパス配管による流路を開閉制御するための第2の開閉弁をさらに備える、請求項3又は4に記載の貯湯給湯装置。
  6. 前記接続端は、前記貯湯タンクとの間に通流経路を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の貯湯給湯装置。
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