JP6350968B2 - 貯湯給湯装置 - Google Patents

貯湯給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6350968B2
JP6350968B2 JP2014192165A JP2014192165A JP6350968B2 JP 6350968 B2 JP6350968 B2 JP 6350968B2 JP 2014192165 A JP2014192165 A JP 2014192165A JP 2014192165 A JP2014192165 A JP 2014192165A JP 6350968 B2 JP6350968 B2 JP 6350968B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
heat source
passage
external heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014192165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016061536A (ja
Inventor
健太 山西
健太 山西
直人 岩澤
直人 岩澤
岩本 淳
淳 岩本
邦彦 中野
邦彦 中野
艶隆 木村
艶隆 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2014192165A priority Critical patent/JP6350968B2/ja
Publication of JP2016061536A publication Critical patent/JP2016061536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6350968B2 publication Critical patent/JP6350968B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は貯湯給湯装置に関し、特に補助熱源機を使用した給湯運転中に風呂追焚運転等の外部加熱運転が割り込み実行された際の給湯温度の変動を改善したものに関する。
従来から、貯湯、給湯、床暖房パネル等の温水暖房端末への暖房水の供給、風呂の追い焚き等の機能を備えた貯湯給湯装置が広く一般に普及している。この貯湯給湯装置は、外部熱源機により加熱された湯水を貯留する貯湯タンク、この貯湯タンクに低温の上水を供給する給水系通路、貯湯タンクに貯留された湯水を給湯栓等の所望の給湯先に供給する給湯系通路、暖房水を温水暖房端末に循環供給する温水暖房回路、風呂の追い焚きを行う風呂追焚回路、温水暖房回路の暖房水や風呂追焚回路の浴槽水を加熱する外部加熱回路等を備えている。
また、上記の貯湯給湯装置において、貯湯タンクに貯留されている湯水の温度が不足する場合等に湯水を再加熱する燃焼式の補助熱源機を備えた構造のものも一般に知られている(例えば特許文献1参照)。この補助熱源機を使用して給湯運転を行う場合、切換弁の切換え動作を介して、貯湯タンクから補助熱源機をバイパスして給湯先に直接接続される通路から補助熱源機を経由する通路に切換え、補助熱源機に湯水を加圧して供給する加圧ポンプを駆動して、補助熱源機を燃焼作動し、湯水を再加熱して給湯先に給湯している。また、特許文献1の温水システムに記載があるように、補助熱源機を使用した給湯運転と風呂追焚運転や暖房運転等の外部加熱運転とを同時に実行する場合もある。
特開2012−93062号公報
ところで、補助熱源機を使用した給湯運転中に外部加熱運転を割り込ませて実行する場合、従来では、外部加熱運転の要求があると、図5に示すように、切換弁の切換え動作を開始すると共に、加圧ポンプの吐出量を、給湯運転に必要な給湯流量から外部加熱回路に必要な循環流量分だけ一気に増加し(図5の時間Ta参照)、その後に、補助熱源機の出湯通路に設けられた流量調整弁の開度を、外部加熱回路に必要な循環流量分に対応する量だけ絞る動作を開始し(図5の時間Tb参照)、外部加熱回路に必要な循環流量を供給する切換え制御を実行する。
しかし、上記の従来の切換え制御では、流量調整弁の開度がある程度絞られるまで、加圧ポンプによる圧力が、補助熱源機からの高温の湯水と給水系通路からの低温の上水とを混合する混合弁にかかるので、高温の湯水の混合量が増加してしまい、これにより混合弁における湯水分配比がズレてしまうことで、図5の給湯温度の変化に示すように、補助熱源機を使用した給湯運転中に外部加熱運転を割り込み実行した際の過渡期に給湯温度が著しく変動してしまうという問題がある。
本発明の目的は、貯湯給湯装置において、補助熱源機を使用した給湯運転中に外部加熱運転を割り込み実行した際の給湯温度の変動を極力抑制可能なもの、等を提供することである。
請求項1の貯湯給湯装置は、貯湯タンクと、この貯湯タンクからの湯水を再加熱可能な補助熱源機と、この補助熱源機に供給される湯水を加圧する加圧ポンプと、前記補助熱源機に湯水を供給する為の通路を切換える切換弁と、この切換弁と前記貯湯タンクとを接続するタンク出湯通路と、前記補助熱源機の出湯通路から分岐して前記切換弁に接続された外部加熱回路と、前記出湯通路の前記外部加熱回路が分岐する分岐部の下流側に設けられた流量調整弁と、この流量調整弁の下流側に設けられ且つ高温水と低温水とを混合して設定温度に湯水を調整する混合弁とを備えた貯湯給湯装置において、前記貯湯タンク内の湯水を前記補助熱源機で再加熱して前記出湯通路を介して給湯する給湯運転中に、前記外部加熱回路に前記出湯通路から湯水を流す外部加熱運転の要求があった場合、前記切換弁を前記タンク出湯通路側から前記外部加熱回路側に切換えると共に前記加圧ポンプの吐出量を前記外部加熱運転に必要な最小流量分だけ増加させ、前記流量調整弁の開度を所定量絞るように調整を行う制御手段を備えたことを特徴としている。
請求項2の貯湯給湯装置は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記切換弁の切換え動作完了後及び前記流量調整弁の所定量絞り動作完了後、前記外部加熱運転の要求に応じて前記加圧ポンプの流量調整を行うことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、貯湯タンク内の湯水を補助熱源機で再加熱して出湯通路を介して給湯する給湯運転中に、外部加熱回路に出湯通路から湯水を流す外部加熱運転の要求があった場合、切換弁をタンク出湯通路側から外部加熱回路側に切換えると共に加圧ポンプの吐出量を外部加熱運転に必要な最小流量分だけ増加させ、流量調整弁の開度を所定量絞るように調整を行う制御手段を備えている。
従って、給湯運転中に外部加熱運転を割込み実行した際に、加圧ポンプの吐出量の増加を外部加熱運転に必要な最小流量分に制限することで、混合弁への加圧ポンプの圧力負荷を極力抑制することができるので、混合弁の湯水分配比のズレを防止することができ、外部加熱運転の割込み実行直後の過渡期における給湯温度の変動を極力抑制することができ、ユーザーに違和感を抱かせるのを防止することができる。
請求項2の発明によれば、制御手段は、切換弁の切換え動作完了後及び流量調整弁の所定量絞り動作完了後、外部加熱運転の要求に応じて加圧ポンプの流量調整を行うので、外部加熱回路に必要な循環流量を確保可能な状態になるまで、加圧ポンプの吐出量を最小流量増加の状態に維持し、各動作が完了した後に、加圧ポンプの流量調整を行うことで、給湯温度の変動を抑制しながら外部加熱回路に目標循環流量を確実に供給することができる。
本発明の実施例に係る補助熱源機を使用した給湯運転時における貯湯給湯装置の概略構成図である。 給湯運転と外部加熱運転との同時運転時における貯湯給湯装置の概略構成図である。 加圧ポンプの吐出量段階上げ運転制御のフローチャートである。 給湯運転中の外部加熱運転の割込み運転時における給湯温度と加圧ポンプの吐出量と切換弁の弁位置と流量調整弁の弁位置の変化を示した線図である。 従来の給湯運転中の外部加熱運転の割込み運転時における給湯温度と加圧ポンプの吐出量と切換弁の弁位置と流量調整弁の弁位置の変化を示した線図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
先ずは、本発明の貯湯給湯装置1の全体構成について説明する。
図1に示すように、貯湯給湯装置1は、貯湯、給湯、風呂の追い焚き等の機能を有するものであり、貯湯タンク5を備えたタンクユニット2、貯湯タンク5内の湯水を加熱する為の外部熱源機3、タンクユニット2と外部熱源機3とを接続する湯水循環回路4等を備えている。
タンクユニット2は、貯湯タンク5、補助熱源機6、給水系通路7、給湯系通路8、風呂の浴槽水を追焚きする風呂追焚回路9、この風呂追焚回路9を流れる浴槽水を加熱する外部加熱回路11、制御ユニット12等を備え、これら大部分は外装ケース13内に収納されている。尚、外部熱源機3としては、ヒートポンプ式熱源機や燃料電池発電装置、太陽集熱パネル等が活用される。また、外部熱源機3に代えて、外装ケース13の内部に設置可能な内部熱源機を活用しても良い。
貯湯タンク5は、外部熱源機3で加熱された高温の湯水(例えば、65〜90℃)を貯留可能な密閉タンクで構成され、貯留された湯水の放熱を防ぐ為にタンク周囲は断熱材で覆われている。貯湯タンク5の外周部には、下側から上側に向かって等間隔に複数の湯水温度検出センサ14a〜14dが順に設けられ、これら複数の湯水温度検出センサ14a〜14dにより貯湯タンク5内の複数の貯留層の湯水温度が検出される。
補助熱源機6は、バーナーや熱交換器等を内蔵した公知のガス給湯器で構成されている。補助熱源機6は、給湯運転時に貯湯タンク5内の湯水温度が低下した場合や風呂追焚運転を含む外部加熱運転等の特別な場合に限り、制御ユニット12から指令が送信されて燃焼作動され、湯水を加熱するものである。補助熱源機6の出口側には、補助熱源機6から導出された湯水温度を検出可能な湯水温度検出センサ14eが設けられている。
次に、給水系通路7について説明する。
図1に示すように、給水系通路7は、上水源から低温の上水を貯湯タンク5等に供給するものであり、上流給水通路部7a、中間給水通路部7b、下流給水通路部7cを有している。上流給水通路部7aの上流端が上水源に接続され、下流給水通路部7cの下流端が貯湯タンク5の下部に接続されている。上流給水通路部7aには、低温の上水の温度を検出可能な湯水温度検出センサ14fが設置されている。上流給水通路部7aに開閉弁15が設置され、通常は開閉弁15は開弁されていて、低温の上水を貯湯タンク5内に供給するようになっている。中間給水通路部7bに逆止弁16が設置されている。
上流給水通路部7aと中間給水通路部7bとの間から給湯系通路8に接続するバイパス通路部17が分岐されている。このバイパス通路部17に逆止弁18が設置されている。中間給水通路部7bと下流給水通路部7cとの間から外部加熱回路11に接続するバイパス通路部19が分岐されている。このバイパス通路部19によって、低温の上水を補助熱源機6に供給することができ、また逆に、外部加熱回路11から湯水を貯湯タンク5に戻すことができる。
次に、給湯系通路8について説明する。
図1に示すように、給湯系通路8は、貯湯タンク5内に貯湯された湯水を台所等の所望の給湯先に供給するものであり、給湯栓に接続される給湯通路21、貯湯タンク5の上部から給湯通路21に直接接続される高温用タンク出湯通路22、貯湯タンク5の上部から切換弁31に接続される再加熱用タンク出湯通路23(タンク出湯通路に相当する)、切換弁31から補助熱源機6に接続される補助熱源機入湯通路24、補助熱源機6から給湯通路21に接続される補助熱源機出湯通路25等を有している。
給湯通路21は、高温の湯水が流れる上流給湯通路部21a、混合湯水が流れる下流給湯通路部21bを有し、上流給湯通路部21aの上流端が高温用タンク出湯通路22の下流端及び補助熱源機出湯通路25の下流端に接続され、下流給湯通路部21bの下流端が給湯栓に接続されている。下流給湯通路部21bには、混合湯水の温度(給湯温度)を検出可能な湯水温度検出センサ14gが設置されている。
上流給湯通路部21aと下流給湯通路部21bとの間に混合弁26が設置されている。この混合弁26に給水系通路7から分岐したバイパス通路部17が接続されている。混合弁26は、給湯温度が指令温度になるように低温の水と高温の湯水の湯水分配比(混合比)を制御するものである。下流給湯通路部21bには、バイパス通路部17から分岐した分岐通路部27が接続され、この分岐通路部27に高温出湯回避用の電磁弁28が設置されている。
再加熱用タンク出湯通路23と補助熱源機入湯通路24との間に切換弁31が設置されている。補助熱源機入湯通路24の下流端は、補助熱源機6の導入口に接続されている。補助熱源機入湯通路24には、補助熱源機6に供給される湯水を加圧する加圧ポンプ32と、補助熱源機入湯通路24の通水量を検出可能な流量センサ33が設置されている。
切換弁31は、補助熱源機6に湯水を供給する為の通路を切換えるものであり、加圧ポンプ32の上流側に設置されている。即ち、切換弁31には、外部加熱回路11の下流端も接続され、この切換弁31は、再加熱用タンク出湯通路23と補助熱源機入湯通路24との間の接続・遮断及び補助熱源機入湯通路24と湯水戻り側通路部11bとの間の接続・遮断を切換可能なものである。
尚、本実施例の切換弁31は、例えば、弁体が0step位置で再加熱用タンク出湯通路23と補助熱源機入湯通路24との間を接続(補助熱源機入湯通路24と外部加熱回路11との間を遮断)し、弁体が1500step位置で補助熱源機入湯通路24と外部加熱回路11との間を接続(再加熱用タンク出湯通路23と補助熱源機入湯通路24との間を遮断)する構造のものであるが、この性能に限定する必要はない。
補助熱源機出湯通路25は、上流補助出湯通路部25a、下流補助出湯通路部25bを有し、上流補助出湯通路部25aの上流端が補助熱源機6の導出口に接続され、下流補助出湯通路部25bの下流端が上流給湯通路部21aの上流端に接続されている。上流補助出湯通路部25aと下流補助出湯通路部25bとの間から外部加熱回路11が分岐されている。
補助熱源機出湯通路25の外部加熱回路11が分岐する分岐部の下流側であって下流補助出湯通路部25bには、流量調整弁34が設置されている。流量調整弁34は、給湯運転を単独で実行する際に全開状態に設定され、給湯運転と外部加熱運転の同時運転を実行する際に要求に応じて開度が所定量絞られ、外部加熱運転を単独で実行する際に全閉状態に設定される。尚、本実施例の流量調整弁34は、弁体が0step位置で全開状態となり、弁体が3800step位置で全閉状態となる構造のものであるが、この性能に限定する必要はない。
次に、風呂追焚用熱交換器10について説明する。
図1に示すように、風呂追焚用熱交換器10は、風呂追焚回路9を流れる浴槽水を加熱するものであり、外部加熱回路11の一部となる熱交換通路部10a、風呂追焚回路9の一部となる熱交換通路部10bを有している。
次に、風呂追焚回路9について説明する。
図1に示すように、風呂追焚回路9は、風呂の浴槽水を追焚きする為に浴槽水を循環させる回路であり、風呂戻り側通路部9a、風呂往き側通路部9bを有している。風呂戻り側通路部9aと風呂往き側通路部9bとの間に風呂循環ポンプ35が設置され、風呂往き側通路部9bに風呂追焚用熱交換器10の熱交換通路部10bが設置されている。
次に、外部加熱回路11について説明する。
図1に示すように、外部加熱回路11は、湯水を循環させて風呂追焚回路9との間で熱交換を行う閉回路であり、湯水往き側通路部11a、湯水戻り側通路部11bを有している。湯水往き側通路部11aと湯水戻り側通路部11bとの間に、風呂追焚用熱交換器10の熱交換通路部10aが接続されている。湯水戻り側通路部11bには、風呂追焚運転を実行する際に開放される風呂追焚用の開閉弁36と、補助熱源機6に戻る湯水温度を検出可能な湯水温度検出センサ14hが設置されている。
次に、湯水循環回路4について説明する。
図1に示すように、湯水循環回路4は、貯湯タンク5と外部熱源機3との間に湯水を循環させて加熱する閉回路であり、低温側循環通路部4a、高温側循環通路部4b等を有している。低温側循環通路部4aの上流端が貯湯タンク5の下部に接続され、高温側循環通路部4bの下流端が貯湯タンク5の上部に接続されている。
低温側循環通路部4aから高温側循環通路部4bに接続する分岐通路部37が分岐され、この分岐部には、貯湯タンク5を含めた循環回路と貯湯タンク5をバイパスする循環回路とを択一的に選択可能な三方弁38が設置されている。低温側循環通路部4aの三方弁38の下流側に循環ポンプ39が設置されている。低温側循環通路部4aの下流端と高温側循環通路部4bの上流端との間に外部熱源機3の熱交換部3aが設けられている。
次に、制御ユニット12について説明する。
図1に示すように、貯湯給湯装置1は、制御ユニット12(制御手段に相当する)によって制御される。各種のセンサの検出信号が制御ユニット12に送信され、この制御ユニット12によって、貯湯給湯装置1の動作、各種のポンプの作動・停止、各種の弁の開閉状態の切換え及び開度調整等を制御し、各種運転(通常の給湯運転、補助熱源機6を使用した給湯運転、外部加熱運転(風呂追焚運転)、湯水循環加熱運転等)を実行する。
制御ユニット12は、ユーザーが操作可能な操作リモコン41との間でデータ通信可能であり、操作リモコン41のスイッチ操作により各種の運転が設定されると、その指令信号が操作リモコン41から制御ユニット12に送信される。例えば、操作リモコン41のスイッチ操作により目標給湯設定温度(例えば、40℃)が設定されると、その目標給湯設定温度データが操作リモコン41から制御ユニット12に送信される。
次に、本発明に関連する加圧ポンプ32の吐出量段階上げ運転について説明する。
制御ユニット12が実行可能な加圧ポンプ32の吐出量段階上げ運転は、貯湯タンク5内の湯水を補助熱源機6で再加熱して補助熱源機出湯通路25を介して給湯する給湯運転中に、外部加熱回路11に補助熱源機出湯通路25から湯水を流す外部加熱運転の要求があった場合、切換弁31を再加熱用タンク出湯通路23側から外部加熱回路11側に切換えると共に加圧ポンプ32の吐出量を外部加熱運転に必要な最小流量分(外部加熱運転を維持する為の最小流量分、外部加熱する為の熱源として必要な最小流量分)だけ増加させ、流量調整弁34の開度を所定量(外部加熱運転の立ち上がりを早くする為に設定された弁体の位置であって流量調整弁の開度が65%〜75%程度となる量)絞るように調整を行い、切換弁31の切換え動作完了後及び流量調整弁34の所定量絞り動作完了後、外部加熱運転の要求に応じて加圧ポンプ32の流量調整を行う運転である。
尚、補助熱源機6を使用した給湯運転時においては、加圧ポンプ32を駆動し、補助熱源機6を燃焼作動し、貯湯タンク5の上部の湯水を、再加熱用タンク出湯通路23と補助熱源機入湯通路24とを通して補助熱源機6に導入し、補助熱源機6で加熱された高温の湯水を、補助熱源機出湯通路25から給湯通路21の上流給湯通路部21aに送り、混合弁26でバイパス通路部17からの低温の上水と混合して、目標給湯設定温度に調整された湯水を下流給湯通路部21bを通して給湯栓から給湯する(図1矢印参照)。
ところで、貯湯タンク5内の湯水を再加熱する為に補助熱源機6を燃焼作動した場合、補助熱源機6から給湯通路21に流入した高温の湯水が、貯湯タンク5から高温用タンク出湯通路22を通って給湯通路21に流入した低温の湯水と混合する虞があるので、加圧ポンプ32の出力能力を上昇させて(加圧ポンプ32を目標給湯流量より僅かに大きい吐出量に設定して)、補助熱源機6からの高温の湯水を少量だけ常時高温用タンク出湯通路22へ流し込むように制御することで、貯湯タンク5側から給湯通路21に低温の湯水が流入するのを防止し、出湯特性の悪化を防止している。
また、補助熱源機6を使用した給湯運転と外部加熱運転との同時運転時においては、加圧ポンプ32を給湯通路21への目標給湯流量と外部加熱回路11への目標循環流量との合計流量より僅かに大きい吐出量に設定し、流量調整弁34の開度を外部加熱回路11へ目標循環流量が流れるように絞り、補助熱源機6によって加熱された後の高温の湯水を、補助熱源機出湯通路25から給湯通路21に送ると共に湯水往き側通路部11aを介して風呂追焚用熱交換器10に送り、この風呂追焚用熱交換器10で風呂追焚回路9を流れる浴槽水との間で熱交換し、熱交換後の湯水を、湯水戻り側通路部11bを通して補助熱源機6に戻している(図2矢印参照)。
次に、補助熱源機6を使用した給湯運転中に外部加熱運転を割り込み実行する際に、制御ユニット12により自動的に実行される、加圧ポンプ32の吐出量段階上げ運転制御について、図3のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中の符号Si(i=1,2,・・)は各ステップを示す。この加圧ポンプ32の吐出量段階上げ運転制御の制御プログラムは、制御ユニット12に予め格納されている。
図3のフローチャートにおいて、この制御が開始されると、最初にS1において、貯湯給湯装置1が補助熱源機6を使用した給湯運転中か否かを判定する。貯湯給湯装置1が補助熱源機6を使用した給湯運転中であって貯湯タンク5から補助熱源機6を通って出湯するタンク出湯中の場合(図1矢印参照)、S1の判定がYesとなり、S2に移行し、S1の判定がNoのうちはS1を繰り返す。
次に、S2において、外部加熱運転の要求があるか否かを判定する。即ち、操作リモコン41の入力操作や各種のセンサの検出等に基づいて外部加熱運転(例えば風呂追焚運転)開始条件成立か否かを判定する。外部加熱運転を開始する為の条件が成立している場合、S2の判定がYesとなり、S3に移行し、S2の判定がNoのうちはS2を繰り返す。
次に、S3において、風呂循環ポンプ35の駆動を介して風呂追焚回路9に浴槽水を循環し、風呂追焚用の開閉弁36を開放状態に切換え、切換弁31を再加熱用タンク出湯通路23と補助熱源機入湯通路24との間の接続から補助熱源機入湯通路24と湯水戻り側通路部11bとの間の接続に切換える動作を開始すると共に、加圧ポンプ32の吐出量を、給湯運転時の吐出量(例えば2L/min)に対して外部加熱運転に必要な最小流量分(例えば2L/min分)だけ増加し(図4の時間T1参照)、S4に移行する。
次に、S4において、切換え動作開始後の切換弁31の弁体の位置が設定位置(例えば1200step位置)に達したか否かを判定する。即ち、切換弁31の弁体は徐々に移動し、図4に示すように、切換弁31の切換え動作が開始してから所定時間(図4の時間T1−T2、例えば9s)経過後に弁体の位置が1200step位置に達した場合、S4の判定がYesとなり、S5に移行し、S4の判定がNoのうちはS4を繰り返す。
次に、S5において、流量調整弁34の所定量絞り動作を開始し(図4の時間T2参照)、S6に移行し、S6において、切換弁31の切換え動作開始から設定時間(例えば13s)経過したか否かを判定する。即ち、切換弁31の切換え動作開始から設定時間経過している場合、S6の判定がYesとなり、S7に移行し、S6の判定がNoのうちはS6を繰り返す。
尚、切換弁31の切換え動作速度と流量調整弁34の絞り動作速度は、弁構造によって異なるので、切換弁31の切換え動作の完了時間と流量調整弁34の開度の所定量絞り動作の完了時間は、略同じタイミングになるように予め調整されている。また、上記の所定量は、外部加熱運転の立ち上がりを早くする為に設定された流量調整弁34の弁体の位置(例えば1000step位置)に対応している。
そして、S7において、加圧ポンプ32の流量調整を開始し(図4の時間T3参照)、リターンする。このS7では、図4に示すように、切換弁31の切換え動作完了後及び流量調整弁34の所定量絞り動作完了後、外部加熱運転の要求に応じた流量分(例えば3L/min分)だけ加圧ポンプ32の吐出量を増加させる。流量調整弁34の開度も、所定量絞り動作完了後から外部加熱運転の要求に応じて微調整される。
次に、本発明の貯湯給湯装置1の作用及び効果について説明する。
貯湯給湯装置1において、補助熱源機6を使用した単独の給湯運転中に、外部加熱運転を割り込み実行して、給湯運転と外部加熱運転との同時運転を行う際に、上述した加圧ポンプ32の吐出量段階上げ制御を実行すると、湯水温度検出センサ14gで検出される図4に示す給湯温度の変動は、図5に示す従来の加圧ポンプ32の吐出量上げ制御における給湯温度の変動と比較すると、ばらつきが50%程度(ばらつき幅が10℃程度から5℃程度)低減する。
以上説明したように、制御ユニット12が、貯湯タンク5内の湯水を補助熱源機6で再加熱して給湯する給湯運転中に、外部加熱運転の要求があった場合、切換弁31を再加熱用タンク出湯通路23側から外部加熱回路11側に切換えると共に加圧ポンプ32の吐出量を外部加熱運転に必要な最小流量分だけ増加させ、流量調整弁34の開度を所定量絞るように調整を行う。
従って、給湯運転中に外部加熱運転を割込み実行した際に、加圧ポンプ32の吐出量の増加を外部加熱運転に必要な最小流量分に制限することで、混合弁26への加圧ポンプ32の圧力負荷を極力抑制することができるので、混合弁26の湯水分配比のズレを防止することができ、外部加熱運転の割込み実行直後の過渡期における給湯温度の変動を極力抑制することができ、ユーザーに違和感を抱かせるのを防止することができる。
また、制御ユニット12は、切換弁31の切換え動作完了後及び流量調整弁34の所定量絞り動作完了後、外部加熱運転の要求に応じて加圧ポンプ32の流量調整を行うので、外部加熱回路11に必要な循環流量を確保可能な状態になるまで、加圧ポンプ32の吐出量を最小流量増加の状態に維持し、各動作が完了した後に、加圧ポンプ32の流量調整を行うことで、給湯温度の変動を抑制しながら外部加熱回路11に目標循環流量を確実に供給することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した形態について説明する。
[1]前記実施例において、外部加熱運転時に外部加熱回路11を循環する高温の湯水によって風呂追焚回路8の浴槽水を加熱する構造であるが、この構造に限定する必要はなく、温水暖房回路を追加的に設置し、温水暖房回路を循環する床暖房パネルや浴室乾燥機等に供給される暖房水を加熱する構造であっても良いし、風呂追焚回路8の代わりに温水暖房回路のみを設置した構造であっても良く、適宜変更可能である。
[2]前記実施例の加圧ポンプ32の吐出量段階上げ運転制御のフローチャートのS4において、切換弁31の弁体の位置を判定に利用しているが、特にこれに限定する必要はなく、切換弁31の切換え動作開始からの経過時間を判定に利用しても良い。
[3]前記実施例の加圧ポンプ32の吐出量段階上げ運転制御のフローチャートのS6において、切換弁31の切換え動作開始から経過した時間を判定に利用しているが、特にこれに限定する必要なく、切換弁31及び流量調整弁34の弁体の位置を判定に利用しても良い。
[4]前記実施例において、設定位置、設定時間、所定量は、ほんの一例を示したに過ぎず、適宜変更可能である。
[5]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 貯湯給湯装置
5 貯湯タンク
6 補助熱源機
11 外部加熱回路
12 制御ユニット
23 再加熱用タンク出湯通路
25 補助熱源機出湯通路
26 混合弁
31 切換弁
32 加圧ポンプ
34 流量調整弁

Claims (2)

  1. 貯湯タンクと、この貯湯タンクからの湯水を再加熱可能な補助熱源機と、この補助熱源機に供給される湯水を加圧する加圧ポンプと、前記補助熱源機に湯水を供給する為の通路を切換える切換弁と、この切換弁と前記貯湯タンクとを接続するタンク出湯通路と、前記補助熱源機の出湯通路から分岐して前記切換弁に接続された外部加熱回路と、前記出湯通路の前記外部加熱回路が分岐する分岐部の下流側に設けられた流量調整弁と、この流量調整弁の下流側に設けられ且つ高温水と低温水とを混合して設定温度に湯水を調整する混合弁とを備えた貯湯給湯装置において、
    前記貯湯タンク内の湯水を前記補助熱源機で再加熱して前記出湯通路を介して給湯する給湯運転中に、前記外部加熱回路に前記出湯通路から湯水を流す外部加熱運転の要求があった場合、前記切換弁を前記タンク出湯通路側から前記外部加熱回路側に切換えると共に前記加圧ポンプの吐出量を前記外部加熱運転に必要な最小流量分だけ増加させ、前記流量調整弁の開度を所定量絞るように調整を行う制御手段を備えたことを特徴とする貯湯給湯装置。
  2. 前記制御手段は、前記切換弁の切換え動作完了後及び前記流量調整弁の所定量絞り動作完了後、前記外部加熱運転の要求に応じて前記加圧ポンプの流量調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
JP2014192165A 2014-09-22 2014-09-22 貯湯給湯装置 Active JP6350968B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192165A JP6350968B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 貯湯給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192165A JP6350968B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 貯湯給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016061536A JP2016061536A (ja) 2016-04-25
JP6350968B2 true JP6350968B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=55795884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014192165A Active JP6350968B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 貯湯給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6350968B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6834665B2 (ja) * 2017-03-24 2021-02-24 株式会社ノーリツ 貯湯給湯暖房装置
JP7277719B2 (ja) * 2019-03-26 2023-05-19 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置の制御方法
JP7389946B2 (ja) 2019-12-25 2023-12-01 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置
JP7389947B2 (ja) 2019-12-25 2023-12-01 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5311128B2 (ja) * 2009-04-28 2013-10-09 株式会社ノーリツ 貯湯式給湯システム
JP5334876B2 (ja) * 2009-05-19 2013-11-06 株式会社長府製作所 太陽熱温水システム及び太陽熱温水システムの制御方法
JP2011247568A (ja) * 2010-04-28 2011-12-08 Osaka Gas Co Ltd 熱媒供給装置
JP5601465B2 (ja) * 2010-10-28 2014-10-08 株式会社ノーリツ 温水システム
JP2014149094A (ja) * 2013-01-30 2014-08-21 Noritz Corp 給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016061536A (ja) 2016-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5084768B2 (ja) 給湯システム
US10824178B2 (en) Heating and hot water supply apparatus and control method thereof
JP6350968B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP2019007687A (ja) 給湯システム
JP6376390B2 (ja) 貯湯給湯システム
CA2974322C (en) Heat supply system
JP5284996B2 (ja) 給湯システム
JP2011163659A (ja) 給湯システム
JP2013224782A (ja) 給湯システム
JP6607375B2 (ja) 補助熱源機
JP6601059B2 (ja) 複合熱源機
JP6672983B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP6331461B2 (ja) 給湯暖房装置
JP5505129B2 (ja) 給湯システム
JP6283984B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP5516138B2 (ja) 給湯システム
JP2016180539A (ja) 貯湯給湯装置
JP5814643B2 (ja) 貯湯システム
JP5058193B2 (ja) 給湯システム
JP6143092B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP5816226B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP6237988B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP2012078041A (ja) 貯湯式給湯装置
JP3712179B2 (ja) 1缶2回路式給湯装置
JP5870844B2 (ja) 貯湯式給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6350968

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180527