JP5334876B2 - 太陽熱温水システム及び太陽熱温水システムの制御方法 - Google Patents

太陽熱温水システム及び太陽熱温水システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、強制循環式太陽熱温水器の集熱する太陽熱エネルギーの集熱熱量を客観的に評価可能な集熱量計測装置が設けられた太陽熱温水システム及び太陽熱温水システムの制御方法に関する。
従来、具体例としては、本件出願人が出願した特許文献1に記載されたものがある。特許文献1は強制循環式太陽熱温水器に補助熱源機が設けられた太陽熱温水器である。
特願2008−254878号
特許文献1の太陽熱温水器は太陽熱を利用して貯湯タンク内の水を加熱するという性格上、天候や季節等の影響をうけるので、補助熱源装置(補助熱源機)を必要としていた。
また、昨今の二酸化炭素の排出による地球温暖化という問題から太陽熱温水器の利用は見直されており、太陽熱温水器がこの二酸化炭素の排出の低減に寄与したことを客観的に証明する手段として集熱量計測装置を太陽熱温水器のシステムに組み込む必要が生じている。
しかしながら、補助熱源装置を太陽熱温水器と一体としたシステムとした場合には、補助熱源装置により貯湯タンク内の貯留水を凍結防止や殺菌のために加熱する場合があり、補助熱源装置により加熱された温水が太陽熱温水器の貯湯タンクに混入し、出湯時に集熱量計測装置の計測値に補助熱源装置により加熱された熱量も加算されるという問題があった。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
第1発明の太陽熱温水システムは、強制循環式太陽熱温水器と、該強制循環式太陽熱温水器から出湯する温水を加熱する補助熱源装置と、該強制循環式太陽熱温水器の集熱量を計測する集熱量計測装置と、該補助熱源装置により加熱された温水が該強制循環式太陽熱温水器の貯湯タンク内に流入した場合は該補助熱源装置で加熱し流入した熱量分が流出するまで該集熱量計測装置の計測を行わせない禁止手段が備えられていることを特徴とする。
第2発明の太陽熱温水システムは、請求項1記載の発明において、前記禁止手段が前記集熱量計測装置をバイパスする流路を形成させることよりなることを特徴とする。
第3発明の太陽熱温水システムは、請求項2記載の発明において、前記集熱量計測装置を通過する流路と、前記集熱量計測装置をバイパスする流路と、該集熱量計測装置を通過する流路および該集熱量計測装置をバイパスする流路の両流路を通過させない流路と、これら3つの流路の切り換えが1つの閉止機能付三方弁で切り換えられることを特徴とする。
第4発明の太陽熱温水システムは、請求項2または請求項3記載の発明において、前記集熱量計測装置をバイパスする流路に、強制的に一定時間通水させる強制通水手段を有することを特徴とする。
第5発明の太陽熱温水システムの制御方法は、強制循環式太陽熱温水器と、該強制循環式太陽熱温水器から出湯する温水を加熱する補助熱源装置と、該強制循環式太陽熱温水器の集熱量を計測する集熱量計測装置と、該補助熱源装置により加熱された温水が該強制循環式太陽熱温水器の貯湯タンク内に流入した場合は該補助熱源装置で加熱し流入した熱量分が流出するまで該集熱量計測装置の計測を行わせない禁止手段が備えられ、該補助熱源装置により加熱された温水が該貯湯タンク内に流入する場合は流入した量に対応する期間に亘って該禁止手段を作動させることを特徴とする。
第6発明の太陽熱温水システムの制御方法は、請求項5記載の発明において、前記禁止手段が前記集熱量計測装置をバイパスする流路を形成させることよりなることを特徴とする。
第7発明の太陽熱温水システムの制御方法は、請求項5記載の発明において、前記集熱量計測装置を通過する流路と、前記集熱量計測装置をバイパスする流路と、該集熱量計測装置を通過する流路および該集熱量計測装置をバイパスする流路の両流路を通過させない流路と、これら3つの流路の切り換えが1つの閉止機能付三方弁で切り換えられることを特徴とする。
第8発明の太陽熱温水システムの制御方法は、請求項6または請求項7記載の発明において、前記集熱量計測装置をバイパスする流路に、強制的に一定時間通水させる強制通水手段を有することを特徴とする。
以上のような、技術的手段を有することにより、以下の効果を有する。
第1発明によれば、太陽熱温水システムの貯湯タンクの貯留水を補助熱源装置により加熱した場合には補助熱源装置で加熱し流入した熱量分が流出するまで集熱量計測装置の計測を禁止する禁止手段を有することにより補助熱源装置により加熱された熱量を加算しない太陽熱温水システムを提供できる。
第2発明によれば、第1発明の禁止手段が集熱量計測装置をバイパスする流路を形成させることよりなるので、より簡単かつ客観的に集熱量を証明できる太陽熱温水システムを提供できる。
第3発明によれば、第2発明の効果に加えて、禁止手段を一つの閉止機能付の三方弁が備えられたことで、集熱量計測装置を通過する流路と、集熱量計測装置をバイパスする流路と、両流路通過させない流路と、以上三つの流路の切り換えを行うことができ、よりシステムが簡単となる太陽熱温水システムを提供できる。
第4発明によれば、第2発明または第3発明の効果に加え、集熱量計測装置を通過する流路と集熱量計測装置をバイパスする流路を切り換える弁が固着することを防止するとともに、集熱量計測装置をバイパスする流路に長時間滞留する水による衛生上の問題を解消することができる太陽熱温水システムを提供できる。
第5発明によれば、太陽熱温水システムの貯湯タンクの貯留水を補助熱源装置により加熱した場合には集熱量計測装置の計測を禁止する禁止手段を強制循環式太陽熱温水器の貯湯タンクに流入した熱量に対応する期間に亘って作動することができ、補助熱源装置により加熱された熱量を加算しない太陽熱温水システムの制御方法を提供できる。
第6発明によれば、第4発明の禁止手段が集熱量計測装置をバイパスする流路を形成させることよりなるので、より簡単かつ客観的に集熱量を証明できる太陽熱温水システムの制御方法を提供できる。
第7発明によれば、第5発明の効果に加えて、禁止手段を一つの閉止機能付の三方弁が備えられたことで、集熱量計測装置を通過する流路と、集熱量計測装置をバイパスする流路と、両流路を通過させない流路と、以上三つの流路の切り換えを行うことができ、よりシステムが簡単となる太陽熱温水システムの制御方法を提供できる。
第8発明によれば、第6発明または第7発明の効果に加え、集熱量計測装置を通過する流路と集熱量計測装置をバイパスする流路を切り換える弁が固着することを防止するとともに、集熱量計測装置をバイパスする流路に長時間滞留する水による衛生上の問題を解消することができる太陽熱温水システムの制御方法を提供できる。
本発明に係る実施例1の太陽熱温水システムの概略説明図である。 本発明に係る太陽熱温水システムの集熱量計測装置の概略説明図である。 本発明に係る実施例1の太陽熱温水システムの制御方法のフローチャートである。 本発明に係る実施例2の太陽熱温水システムの概略説明図である。 本発明に係る実施例2の太陽熱温水システムの制御方法のフローチャートである。 本発明に係る実施例3の太陽熱温水システムの制御方法のフローチャートである。 本発明に係る実施例4の太陽熱温水システムの制御方法のフローチャートである。
発明を実施する形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
(システムの概略)
図1は本発明に係る太陽熱温水システム1の概略説明図である。太陽熱温水システム1は強制循環式太陽熱温水器2と、集熱量計測装置3と、補助熱源装置4と、禁止手段5及び、強制循環式太陽熱温水器2若しくは補助熱源装置4で加熱された温水を利用する部分とにより構成される。
(強制循環式太陽熱温水器)
強制循環式太陽熱温水器2は、大きくは集熱板10の部分と貯湯タンク21部分よりなり、集熱板10と貯湯タンク21の内部に設けられた太陽熱熱交換器13と、そしてこれらを結ぶ集熱板往き配管11と集熱板戻り配管12とが、循環回路を形成させる搬送手段としての太陽熱循環ポンプ14及び図示しないアキュームタンクにより太陽熱循環回路として形成される。前記太陽熱循環回路には不凍液等の熱媒体が満たされており、集熱板10により加熱された熱媒体は太陽熱循環ポンプ14を作動させることにより太陽熱熱交換器13で貯湯タンク21内部の貯留する水が加熱されるようになっている。アキュームタンクは太陽熱循環回路内の熱媒体が太陽熱により温められ膨張するので、膨張分を吸収する。
貯湯タンク21は略円筒状の形状であり、一般家庭用については200〜500リットル程度の内容量があるものが使用される。貯湯タンク21の下部には給水管26が接続され、貯湯タンク上部には給湯管27が接続されている。給水管26には給水温度を測定する給水管温度センサー29が、貯湯タンク21には貯湯タンク21内の貯留する湯水の温度を測定する貯湯タンク温度センサー22〜25が高さ方向において異なった位置に複数個設けられている。
貯湯タンク21は給水管26に減圧した水道配管が接続されることにより水道圧よりも減圧した給水圧が加わり、給湯管27より貯湯タンク21内部に貯留する湯水を貯湯タンク21の外部に押し出すことができる。
(集熱量計測装置)
集熱量計測装置3は表示部と演算部よりなる計測装置本体30と、給水管26内の水温を測定する給水温度センサー31と、給湯配管28の水温を測定する給湯温度センサー32と、給湯配管28の通過水量を測定する流量センサー33及びこれらを結ぶセンサーコード34〜36よりなる。
図2において、集熱量計測装置3の全体的な構成を示す。給水温度センサー31、給湯温度センサー32、流量センサー33は計測装置本体30とセンサーコード34〜36によって電気的に接続され、給水温度センサー31、給湯温度センサー32、が温度により変化する電圧値を、流量センサー33は通過流量によって変化するパルス値を計測装置本体30に出力する。強制循環式太陽熱温水器2で集熱した熱量は貯湯タンク21内部で水温から所定温度まで加熱された上昇温度、及び加熱対象となる水量によって計測できる。よって、計測装置本体30に出力された給湯温度センサー32の電圧値に対応する測定温度から給水温度センサー31の電圧値に対応する測定温度を引いた値が上昇温度となり、これに流量センサー33で出力されたパルス値に対応する単位時間当たりの流量を乗じた値が、単位時間当たりの集熱量として計測装置本体30の演算部が演算し、表示部に積算集熱量として表示する。
(補助熱源装置)
強制循環式太陽熱温水器2は太陽熱という自然エネルギーを利用するため常に所望の温水を利用することができないので、補助的加熱手段が必要となる。本発明における補助的加熱手段が補助熱源装置4である。加熱部分がLPGやLNG等の気体燃料、灯油や重油等の液体燃料の燃焼量を可変させて燃焼させる燃焼器41となり、温水生成部分が燃焼器41の熱を受けて通過する湯水を加熱する補助熱源熱交換器42となる。補助熱源装置4には、給水側に補助熱源流量センサー43と補助熱源給水温度センサー44が、給湯側には補助熱源給湯温度センサー45が備えられている。これらにより、補助熱源装置4は一般的なガス給湯器や灯油給湯器等と同等の機能を有しており補助熱源熱交換器42に通水されると設定温度以下であれば燃焼器41の燃焼を開始し、通水された湯水の水温や流量による例外はあるが、設定温度まで加熱する機能を有している。
補助熱源装置4の補助熱源熱交換器42は給水側を後述する禁止手段5のバイパス三方弁52と三方向連通可能三方弁58を一部に含む補助熱源給水管46で連通しており、給湯側は補助熱源給湯管47を介して混合弁61と連通している。
(禁止手段)
禁止手段5はバイパス配管51と、バイパス三方弁52と、制御基板53と、バイパス三方弁52と制御基板53を電気的に結ぶ制御コード54とから構成されている。バイパス三方弁52により、給湯管27から分岐してバイパス配管51、バイパス三方弁52、三方向連通可能三方弁58を一部に含む補助熱源給水管46を経由して補助熱源装置4に連通するよう構成される流路と、給湯管27から集熱量計測装置3の給湯温度センサー32と流量センサー33を一部に含む給湯配管28、バイパス三方弁52、三方向連通可能三方弁58を一部に含む補助熱源給水管46を経由して補助熱源装置4に連通する流路が切換えられる。バイパス三方弁52の切換えは制御コード54を通じて制御基板53により制御される。なお、制御基板53は禁止手段5の制御だけでなく、太陽熱温水システム1の全体の制御を行っている。
(強制循環式太陽熱温水器若しくは補助熱源装置で加熱された温水を利用する部分)
三方向連通可能三方弁58の構造について説明する。通常の三方弁は共通接続口A、選択接続口B、選択接続口Cの3つの接続口を有している。そして、電気的な切換え手段により、共通接続口Aと選択接続口Bが連通する流路、共通接続口Aと選択接続口Cが連通する流路の何れかに切換えるものである。三方向連通可能三方弁58は前記通常の三方弁の機能だけでなく共通接続口A、選択接続口B、選択接続口Cの3つの接続口の全てを連通させる機能を有している。そして以下の説明においては三方向連通可能三方弁58の3つの接続口の全てを連通させた状態の場合を三方向連通モードと呼ぶ。
給湯機能についての構成を説明する。強制循環式太陽熱温水器2と補助熱源装置4は直列に接続されており、何れか一方若しくはその両方により加熱した温水を供給できる。給湯設備の例としては給湯栓6を図中に示す。強制循環式太陽熱温水器2と補助熱源装置4を経由して加熱された温水は補助熱源給湯管47、混合弁61、給湯栓配管62により給湯栓6に供給されている。また、給湯時においては循環ポンプ55を作動させ、補助熱源装置4、補助熱源給湯管47、補助熱源給湯分岐配管48、追焚き循環路切換三方弁76、循環バイパス配管56、循環ポンプ55を経由する内部循環配管57、三方向連通可能三方弁58、補助熱源給水管46を経て補助熱源装置4に戻る循環回路も形成される。この場合の三方向連通可能三方弁58は三方向連通モードとなっている。
混合弁61には給水管26と連通する混合弁給水配管63が接続されており、混合弁61により強制循環式太陽熱温水器2と補助熱源装置4とで加熱された温水に水を混合させて適度な水温にした後に給湯栓6に供給するよう構成されている。
給湯設備の別の例として湯張りもできように構成されている。湯張りは、混合弁61を通過した後に分岐して湯張り弁64を介して湯張り配管65により、後で説明する外部追焚き循環回路に接続され、浴槽7に直接温水を供給できる。
追焚き機能についての構成を説明する。浴槽7には浴槽7の湯を吸入する口と吐出する口を具備した浴槽接続口71が備えられおり、追焚き熱交換器72の熱消費側と浴槽接続口71と、そしてこれらを結ぶ追焚き往き配管74と追焚き戻り配管75とが、循環回路を形成し、搬送手段としての追焚き循環ポンプ73により外部追焚き循環回路として形成されている。
次に、追焚き熱交換器72の熱供給側については、追焚き熱交換器72の熱供給側と補助熱源装置4と、そしてこれらを結ぶ補助熱源給湯分岐配管48、追焚き循環路切換三方弁76と、追焚き内部配管77と、内部循環配管57と、三方向連通可能三方弁58を経由した補助熱源給水管46とが、循環回路を形成し、搬送手段としての循環ポンプ55により内部追焚き循環回路として形成されている。この場合の三方向連通可能三方弁58は給湯が同時に行われる場合は三方向連通モードであるが、追焚き単独の場合は内部循環配管57と補助熱源装置4を連通する水路だけとなり、補助熱源給水管46は三方向連通可能三方弁58によりバイパス三方弁52方向の流路が閉止される。
なお、追焚き循環路切換三方弁76の切換により補助熱源給湯分岐配管48、循環バイパス配管56、内部循環配管57が結ばれる循環回路も形成されこの場合は追焚き熱交換器71の熱供給側には熱は供給されない。
凍結防止機能や殺菌機能の構成について説明する。凍結防止機能は、貯湯タンク21内の貯留水の温度が水道配管からの給水温度に近くかつ外気温が氷点以下を継続する場合に、太陽熱温水システム1内部の破損の防止のための機能である。殺菌機能は、太陽熱温水システム1の使用者が長期の不在等で使用されない場合に太陽熱温水システム1内部の貯留する湯水が入れ替わらないことにより衛生上の問題を解消するための機能である。凍結防止機能や殺菌機能の構成上は同じであり、補助熱源装置4の設定温度が、凍結防止機能の場合は摂氏10度であり、殺菌機能の場合は摂氏65度となる。
凍結防止機能や殺菌機能の構成は、補助熱源装置4を燃焼させその熱を利用して凍結防止や殺菌を行うので、循環ポンプ55を駆動して補助熱源装置4の補助熱源熱交換器42に通水させ補助熱源装置4の燃焼器41の燃焼を開始させる必要がある。また三方向連通可能三方弁58は三方向連通モードとなっている。よって循環ポンプ55により2つの循環回路が形成される。
第一の循環回路は、三方向連通可能三方弁58、補助熱源給水管46、補助熱源装置4、補助熱源給湯管47の一部、補助熱源給湯分岐配管48、追焚き循環路切換三方弁76、追焚き熱交換器72の熱供給側、追焚き内部配管77、内部循環配管57を経て三方向連通可能三方弁58に戻るものである。
第二の循環回路は、三方向連通可能三方弁58、バイパス三方弁52、バイパス配管51、給湯管27、貯湯タンク21、給水管26の一部、閉止機能付流量調節弁59を一部に含む凍結防止バイパス管60、内部循環配管57を経て三方向連通可能三方弁58に戻るものである。この第二の循環回路において、閉止機能付流量調節弁59により第二の循環回路に流れる流量を凍結防止や殺菌に最適なように調節される。
この凍結防止や殺菌の動作が行われた場合には、第一の循環回路中の補助熱源装置4により加熱された温水は循環ポンプ55を一部に含む内部循環配管57と三方向連通可能三方弁58を共通にする第二の循環回路にその温水も混ざることになり、給湯管27、貯湯タンク21、給水管26の一部に、補助熱源装置4で加熱された温水による熱量が加算されることとなる。
(制御方法)
制御方法について図3に基づいて説明する。前述の凍結防止や殺菌が行われたかどうかは禁止手段の制御も含む制御基板53で判断し、補助熱源装置4で貯湯タンク21側を加熱する動作を開始したと判断する(ステップ1)とステップ2に進む。バイパス三方弁52をバイパス配管51側に切換える(ステップ2)。燃焼器41の既知である制御量に対応する燃焼量と、既知である補助熱源熱交換器42の熱交換効率より、貯湯タンク21側を加熱した熱量を積算する(ステップ3)。貯湯タンク21の貯湯タンク温度センサー22〜25により貯湯タンク21内の水温を検出し、凍結防止又は殺菌の各場合の設定温度に到達したかを制御基板53で判断する。これにより設定温度に到達している場合は補助熱源装置4で貯湯タンク21側を加熱する動作を終了し(ステップ4)、ステップ5に進む。給湯を行う等により貯湯タンク21内の湯が消費される場合に、給水管温度センサー29と、補助熱源流量センサー43と、補助熱源給水温度センサー44により貯湯タンク21側から消費された消費熱量を計算しこれを積算する(ステップ5)。貯湯タンク21側の補助熱源装置4による加熱量の積算値よりも消費された消費熱量の積算値が大きくなった時点(ステップ6)でステップ7に進み、バイパス三方弁52を集熱量計測装置3側に切換える(ステップ7)。
なお、前記ステップ2のバイパス三方弁52の切換え時間については、他に貯湯タンク21に貯湯タンク温度センサー22乃至25が備えられ、貯湯タンク21の内容量及び各貯湯タンク温度センサー22乃至25高さ位置における貯湯タンク21の内容量は予め求めることが可能であるのでこれを固定値として、補助熱源装置4による貯湯タンク21の加熱熱量は演算可能であり、これによりバイパス三方弁52の切換え時期とする方法もある。
また、貯湯タンク21、給湯管27、給水管26、給湯配管28の補助熱源装置4により加熱された温水が流入する部分の内容量は予め求めることが可能であり、この内容量の全部について通過する時間をバイパス三方弁52の切換え時間とする方法もある。
(システムの概略)
図4は本発明に係る太陽熱温水システム1aの概略説明図である。太陽熱温水システム1aは強制循環式太陽熱温水器2と、集熱量計測装置3と、補助熱源装置4aと、禁止手段5a及び、強制循環式太陽熱温水器2若しくは補助熱源装置4aで加熱された温水を利用する部分とにより構成される。
(強制循環式太陽熱温水器)
強制循環式太陽熱温水器2は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
(集熱量計測装置)
集熱量計測装置3は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
(補助熱源装置)
補助熱源装置4aは、実施例1の補助熱源装置4に潜熱回収用熱交換器49を追加した構成となっている。補助熱源装置4aが備えられている目的は、強制循環式太陽熱温水器2が太陽熱という自然エネルギーを利用するため常に所望の温水を利用することができないからである。加熱部分がLPGやLNG等の気体燃料、灯油や重油等の液体燃料の燃焼量を可変させて燃焼させる燃焼器41となり、温水生成部分が燃焼器41の熱を受けて通過する湯水を加熱する補助熱源熱交換器42となるが、補助熱源装置4aの熱交換効率の向上のため補助熱源熱交換器42を通過した後の排気がさらに潜熱回収用熱交換器49を通過させられ、排気に含まれる水蒸気の潜熱まで回収することができる。補助熱源装置4aには、給水側に補助熱源流量センサー43と補助熱源給水温度センサー44が、給湯側には補助熱源給湯温度センサー45が備えられている。これらにより、補助熱源装置4aは一般的なガス給湯器や灯油給湯器等と同等の機能を有しており補助熱源熱交換器42に通水されると設定温度以下であれば燃焼器41の燃焼を開始し、通水された湯水の水温や流量による例外はあるが、設定温度まで加熱する機能を有している。
補助熱源装置4aの補助熱源熱交換器42は、給水側において補助熱源給水管46がバイパス管51及び集熱量計測装置3を一部に含む給湯配管28を介して後述する禁止手段5aの閉止機能付三方弁50と連通されており、同時に出側内部循環配管57bを介して循環ポンプ55と、潜熱熱交入口管91を介して潜熱回収用熱交換器49とも連通されている。補助熱源熱交換器42の給湯側においては、補助熱源給湯管47を介して混合弁61と連通されている。補助熱源装置4aの潜熱回収用熱交換器49は、給水側の潜熱熱交入口管91が補助熱源給水管46、バイパス管51、給湯配管28及び出側内部循環配管57bと接続されており、潜熱回収用熱交換器49を通過した後は潜熱熱交出口管92となって、入側内部循環配管57aの途中に連通し、循環ポンプ55の吸い込み側の入側内部循環配管57aに接続されている。
(禁止手段)
禁止手段5aはバイパス配管51と、閉止機能付三方弁50と、制御基板53aと、閉止機能付三方弁50と制御基板53aを電気的に結ぶ制御コード54aとから構成されている。閉止機能付三方弁50により、給湯管27は分岐してバイパス配管51を経由して、補助熱源給水管46により補助熱源熱交換器42、及び潜熱熱交入口管91により潜熱回収用熱交換器49に連通するよう構成される流路と、給湯管27から集熱量計測装置3の給湯温度センサー32と流量センサー33を一部に含む給湯配管28を経由して、補助熱源給水管46により補助熱源熱交換器42、及び潜熱熱交入口管91により潜熱回収用熱交換器49に連通するよう構成される流路が切換えられる。また、閉止機能付三方弁50の閉止機能により、給湯管27からの流路を閉ざすこともできる。閉止機能付三方弁50の切換えは制御コード54aを通じて制御基板53aにより制御される。なお、制御基板53aは禁止手段5の制御だけでなく、太陽熱温水システム1aの全体の制御を行っている。
(強制循環式太陽熱温水器若しくは補助熱源装置で加熱された温水を利用する部分)
給湯機能についての構成を説明する。強制循環式太陽熱温水器2と補助熱源装置4aは直列に接続されており、何れか一方若しくはその両方により加熱した温水を供給できる。給湯設備の例としては給湯栓6を図中に示す。強制循環式太陽熱温水器2及び補助熱源装置4aを経由して加熱された温水は補助熱源給湯管47、混合弁61、給湯栓配管62により給湯栓6に供給されている。また、給湯時においては循環ポンプ55が作動させられており、循環ポンプ55を起点として、出側内部循環配管57b、潜熱熱交入口管91、潜熱回収用熱交換器49、潜熱熱交出口管92、入側内部循環配管57aを経て循環ポンプ55に戻る潜熱回収用循環回路も形成される。これにより、補助熱源装置4aの給水の一部は潜熱回収用熱交換器49を経由した後に供給される。
混合弁61には給水管26と連通する混合弁給水配管63が接続されており、混合弁61により強制循環式太陽熱温水器2と補助熱源装置4aとで加熱された温水に水を混合させて適度な水温にした後に給湯栓6に供給するよう構成されている。
給湯設備の別の例として湯張りもできように構成されている。湯張りは、混合弁61を通過した後で分岐して湯張り弁64を介して湯張り配管65により、後で説明する外部追焚き循環回路に接続され、浴槽7に直接温水を供給できる。
追焚き機能についての構成を説明する。浴槽7には浴槽7の湯を吸入する口と吐出する口を具備した浴槽接続口71が備えられおり、追焚き熱交換器72の熱消費側と浴槽接続口71と、そしてこれらを結ぶ追焚き往き配管74と追焚き戻り配管75とが、循環回路を形成し、搬送手段としての追焚き循環ポンプ73により外部追焚き循環回路として形成されている。
次に、追焚き熱交換器72の熱供給側については、追焚き熱交換器72の熱供給側と補助熱源装置4aと、そしてこれらを結ぶ補助熱源給湯分岐配管48、追焚き暖房切換三方弁78と、追焚き内部配管77と、入側内部循環配管57aと、循環ポンプ55と出側内部循環配管57bと、補助熱源給水管46とが、循環回路を形成し、搬送手段としての循環ポンプ55により内部追焚き循環回路として形成されている。なお、循環ポンプ55が作動することで、循環ポンプ55を起点として、出側内部循環配管57b、潜熱熱交入口管91、潜熱回収用熱交換器49、潜熱熱交出口管92、入側内部循環配管57aを経て循環ポンプ55に戻る潜熱回収用循環回路も形成され、これにより、内部追焚き循環回路を循環する水の一部は潜熱回収用熱交換器49によっても加熱される。
暖房機能についての構成を説明する。暖房装置8は温水が供給されることにより室内に熱を放出する温水式床暖房や温水式暖房装置(送風機により強制的に熱を放出する場合と、自然対流による場合がある。)である。暖房装置8には暖房往き配管84と暖房戻り配管85が連通して接続されており、暖房熱交換器82の熱消費側と暖房往き配管84と暖房戻り配管85も連通して接続されることにより外部暖房循環回路が形成され、搬送手段として暖房循環ポンプ83が設けられている。なお、外部暖房循環回路には冬季の凍結を防止するため、プロピレングリコール等の不凍液が満たしてある。
次に、暖房熱交換器82の熱供給側については、暖房熱交換器82の熱供給側と補助熱源装置4aと、そしてこれらを結ぶ補助熱源給湯管47、補助熱源給湯分岐配管48、追焚き暖房切換三方弁78、暖房内部配管87、追焚き内部配管77、入側内部循環配管57a、循環ポンプ55、出側内部循環配管57b、補助熱源給水管46とにより、内部暖房循環回路が形成され、搬送手段として循環ポンプ55が設けられている。なお、循環ポンプ55が作動することで、循環ポンプ55を起点として、出側内部循環配管57b、潜熱熱交入口管91、潜熱回収用熱交換器49、潜熱熱交出口管92、入側内部循環配管57aを経て循環ポンプ55に戻る潜熱回収用循環回路も形成され、これにより、内部暖房循環回路を循環する水の一部は潜熱回収用熱交換器49によっても加熱される。
追焚き機能または暖房機能については、追焚き暖房切換三方弁78により何れか一方のみの機能が選択可能である。次に給湯機能と、追焚き機能または暖房機能の一方の機能が同時に使用される場合は、閉止機能付三方弁50は給湯管27から集熱量計測装置3に連通する流路となる。追焚き機能または暖房機能の一方の機能だけが使用される場合は、閉止機能付三方弁50は閉止状態となり、強制循環式太陽熱温水器2よりの温水の供給はされない。
凍結防止機能や殺菌機能の構成について説明する。凍結防止機能及び殺菌機能についての説明は、実施例1と同様であるので説明を省略する。なお、内部暖房循環回路については、外部暖房循環回路が不凍液で満たされていることから、凍結防止機能や殺菌機能の対象とはされてない。
凍結防止機能や殺菌機能の構成は、補助熱源装置4aを燃焼させその熱を利用して凍結防止や殺菌を行うので、循環ポンプ55を駆動して補助熱源装置4aの補助熱源熱交換器42に通水させ補助熱源装置4aの燃焼器41の燃焼を開始させる必要がある。同時に循環ポンプ55が作動することで、潜熱回収用熱交換器49にも通水され、潜熱回収用熱交換器49で熱交換される熱も利用されている。
凍結防止機能や殺菌機能時には、閉止機能付三方弁50は給湯管27とバイパス配管51が連通され、追焚き暖房切換三方弁78は補助熱源給湯分岐配管48と追焚き熱交換器72の熱供給側が連通されている。これにより、循環ポンプ55により3つの循環回路が形成される。
第一の循環回路は、循環ポンプ55を起点として、出側内部循環配管57b、補助熱源給水管46、補助熱源熱交換器42、補助熱源給湯管47の一部、補助熱源給湯分岐配管48、追焚き暖房切換三方弁78、追焚き熱交換器72の熱供給側、追焚き内部配管77、入側内部循環配管57aを経て循環ポンプ55に戻るものである。
第二の循環回路は、循環ポンプを起点として、出側内部循環配管57b、バイパス配管51、閉止機能付三方弁50、給湯管27、貯湯タンク21、給水管26の一部、閉止機能付流量調節弁59を一部に含む凍結防止バイパス管60、入側内部循環配管57aを経て循環ポンプ50に戻るものである。なお、閉止機能付流量調節弁59により、この第二の循環回路における流量が凍結防止や殺菌に最適なように調節されている。
第三の循環回路は、循環ポンプ55を起点として、出側内部循環配管57b、潜熱熱交入口管91、潜熱回収用熱交換器49、潜熱熱交出口管92、入側内部循環配管57aを経て循環ポンプ55に戻るものである。
この凍結防止や殺菌の動作が行われた場合には、第一の循環回路中の補助熱源熱交換器42及び第三の循環回路中の潜熱回収用熱交換器49により加熱された温水は循環ポンプ55を共通にするので第二の循環回路に混ざることになり、給湯管27、貯湯タンク21、給水管26の一部に、補助熱源熱交換器42及び潜熱回収用熱交換器49で加熱された温水による熱量が加算されることとなる。
(制御方法)
制御方法について図5に基づいて説明する。前述の凍結防止や殺菌が行われたかどうかは禁止手段の制御も含む制御基板53aで判断し、補助熱源装置4aで貯湯タンク21側を加熱する動作を開始したと判断する(ステップ11)とステップ12に進み、閉止機能付三方弁50をバイパス配管51側に切換える(ステップ12)。燃焼器41の既知である制御量に対応する燃焼量と、既知である補助熱源熱交換器42の熱交換効率より、貯湯タンク21側を加熱した熱量を積算する(ステップ13)。貯湯タンク21の貯湯タンク温度センサー22〜25により貯湯タンク21内の水温を検出し、凍結防止又は殺菌の各場合の設定温度に到達したかを制御基板53aで判断する。これにより設定温度に到達している場合は補助熱源装置4aで貯湯タンク21側を加熱する動作を終了し(ステップ14)、ステップ15に進む。給湯を行う等により貯湯タンク21内の湯が消費される場合に、給水管温度センサー29と、補助熱源流量センサー43と、補助熱源給水温度センサー44により貯湯タンク21側から消費された消費熱量を計算しこれを積算する(ステップ15)。貯湯タンク21側の補助熱源装置4aによる加熱量の積算値よりも消費された消費熱量の積算値が大きくなった時点(ステップ16)でステップ17に進み、閉止機能付三方弁50を集熱量計測装置3側に切換える(ステップ17)。
なお、前記ステップ12の閉止機能付三方弁50の切換え時間については、他に貯湯タンク21に貯湯タンク温度センサー22乃至25が備えられ、貯湯タンク21の内容量及び各貯湯タンク温度センサー22乃至25高さ位置における貯湯タンク21の内容量は予め求めることが可能であるのでこれを固定値として、補助熱源装置4aによる貯湯タンク21の加熱熱量は演算可能であり、これにより閉止機能付三方弁50の切換え時期とする方法もある。
また、貯湯タンク21、給湯管27、給水管26、給湯配管28の補助熱源装置4aにより加熱された温水が流入する部分の内容量は予め求めることが可能であり、この内容量の全部について通過する時間を閉止機能付三方弁50の切換え時間とする方法もある。
実施例1及び実施例2においては発明2、発明3、発明5及び発明6の内容によりバイパス流路を設ける内容を説明している。禁止手段については発明2、発明3、発明5及び発明6のバイパス流路を設ける方法以外にも、補助熱源装置4又は4aにより貯湯タンク21等に流入した加熱熱量に対応する時間について、集熱量計測装置3の駆動電源を供給しない方法や、流量センサー33より出力されるパルス値を計測装置本体30の演算部に入力しない方法もある。
実施例3のシステムについては図1の実施例1と同様であり説明を省略する。ただし、実施例3においては、図1の制御基板53の中に強制通水手段の制御部を有しており、前記強制通水手段の制御部によってバイパス三方弁52および循環ポンプ55の強制的な駆動が可能となる。また、前記強制通水手段の制御部にはバイパス三方弁52がバイパス配管51側に切換えてから集熱量計測装置3側に戻った時点を起点とする時間を積算し、所定時間が経過したことを判断する手段および強制通水手段が動作する一定時間が経過したことを判断する手段も有している。
(制御方法)
制御方法について図6に基づいて説明する。前述のバイパス三方弁52がバイパス配管51側に切換えてから集熱量計測装置3側に戻った時点からの時間を積算し、所定時間が経過したことを判断する手段により、バイパス三方弁52が駆動してから所定時間(例えば、24時間)以上経過したと強制通水手段の制御部が判断する(ステップ21)とステップ22に進み、バイパス三方弁52をバイパス配管51側に切換える(ステップ22)。次に閉止機能付流量調節弁59を開き(ステップ23)、循環ポンプ55を駆動させる(ステップ24)。バイパス配管51の内容量と、循環ポンプ55が駆動した場合の流量より、バイパス配管51内部に滞留する水が入れ替わるのに必要な所定時間を求め、強制通水手段が動作して前記求めた所定時間(例えば、5秒間)が経過したことを判断し(ステップ25)、ステップ26に進む。循環ポンプ55を停止させ(ステップ26)、バイパス三方弁52を集熱量計測装置3側に切換え(ステップ27)、閉止機能付流量調節弁59を閉じる(ステップ28)。
実施例4のシステムについては図4の実施例2と同様であり説明を省略する。ただし、実施例4においては、図4の制御基板53aの中に強制通水手段の制御部を有しており、前記強制通水手段の制御部によって閉止機能付三方弁50および循環ポンプ55の強制的な駆動が可能となる。また、前記強制通水手段の制御部には一日の時刻に対応した時刻であることを判断する手段および強制通水手段が動作する一定時間が経過したことを判断する手段も有している。
(制御方法)
制御方法について図7に基づいて説明する。前述一日の時刻に対応した時刻であることを判断する手段により、所定の時刻(例えば、午前3時)になったと強制通水手段の制御部が判断する(ステップ31)とステップ32に進み、閉止機能付三方弁50をバイパス配管51側に切換える(ステップ32)。次に閉止機能付流量調節弁59を開き(ステップ33)、循環ポンプ55を駆動させる(ステップ34)。バイパス配管51の内容量と、循環ポンプ55が駆動した場合の流量より、バイパス配管51内部に滞留する水が入れ替わるのに必要な所定時間を求め、強制通水手段が動作して前記求めた所定時間(例えば、5秒間)が経過したことを判断し(ステップ35)、ステップ36に進む。循環ポンプ55を停止させ(ステップ36)、閉止機能付三方弁50を集熱量計測装置3側に切換え(ステップ37)、閉止機能付流量調節弁59を閉じる(ステップ38)。
なお、実施例3においては、バイパス三方弁52がバイパス配管51側に切換えてから集熱量計測装置3側に戻った時点を起点とする時間を積算し、所定時間が経過したことを判断する手段を有し、実施例4においては一日の時刻に対応した時刻であることを判断する手段を有しているが、実施例3において一日の時刻に対応した時刻であることを判断する手段を有し、実施例4においてバイパス三方弁52がバイパス配管51側に切換えてから集熱量計測装置3側に戻った時点を起点とする時間を積算し、所定時間が経過したことを判断する手段を有するようにしても、第4発明および第8発明についての同様の効果を得ることが可能である。
また、バイパス配管51内部に滞留する水が入れ替わるのに必要な時間を所定の時間として説明したが、多少長めの一定の時間としても、同様の効果を得ることが可能である。
1、1a:太陽熱温水システム
2:強制循環式太陽熱温水器
3:集熱量計測装置
4、4a:補助熱源装置
5、5a:禁止手段
6:給湯栓
7:浴槽
8:暖房装置
10:集熱板
11:集熱板往き配管
12:集熱板戻り配管
13:太陽熱熱交換器
14:太陽熱循環ポンプ
21:貯湯タンク
22、23、24、25:貯湯タンク温度センサー
26:給水管
27:給湯管
28:給湯配管
29:給水管温度センサー
30:計測装置本体(表示部と演算部)
31:給水温度センサー
32:給湯温度センサー
33:流量センサー
34、35、36:センサーコード
41:燃焼器
42:補助熱源熱交換器
43:補助熱源流量センサー
44:補助熱源給水温度センサー
45:補助熱源給湯温度センサー
46:補助熱源給水管
47:補助熱源給湯管
48:補助熱源給湯分岐配管
49:潜熱回収用熱交換器
50:閉止機能付三方弁
51:バイパス配管
52:バイパス三方弁
53、53a:制御基板
54、54a:制御コード
55:循環ポンプ
56:循環バイパス配管
57:内部循環配管
57a:入側内部循環配管
57b:出側内部循環配管
58:三方向連通可能三方弁
59:閉止機能付流量調節弁
60:凍結防止バイパス管
61:混合弁
62:給湯栓配管
63:混合弁給水配管
64:湯張り弁
65:湯張り配管
71:浴槽接続口
72:追焚き熱交換器
73:追焚き循環ポンプ
74:追焚き往き配管
75:追焚き戻り配管
76:追焚き循環路切換三方弁
77:追焚き内部配管
78:追焚き暖房切換三方弁
82:暖房熱交換器
83:暖房循環ポンプ
84:暖房往き配管
85:暖房戻り配管
87:暖房内部配管
91:潜熱熱交入口管
92:潜熱熱交出口管

Claims (8)

  1. 強制循環式太陽熱温水器と、該強制循環式太陽熱温水器から出湯する温水を加熱する補助熱源装置と、該強制循環式太陽熱温水器の集熱量を計測する集熱量計測装置と、該補助熱源装置により加熱された温水が該強制循環式太陽熱温水器の貯湯タンク内に流入した場合は該補助熱源装置で加熱し流入した熱量分が流出するまで該集熱量計測装置の計測を行わせない禁止手段が備えられていることを特徴とする太陽熱温水システム。
  2. 前記禁止手段は前記集熱量計測装置をバイパスする流路を形成させることよりなることを特徴とする請求項1記載の太陽熱温水システム。
  3. 前記集熱量計測装置を通過する流路と、前記集熱量計測装置をバイパスする流路と、該集熱量計測装置を通過する流路および該集熱量計測装置をバイパスする流路の両流路を通過させない流路と、これら3つの流路の切り換えが1つの閉止機能付き三方弁で切り換えられることを特徴とする請求項2記載の太陽熱温水システム。
  4. 前記集熱量計測装置をバイパスする流路に、強制的に所定時間通水させる強制通水手段を有することを特徴とする請求項2または請求項3記載の太陽熱温水システム。
  5. 強制循環式太陽熱温水器と、該強制循環式太陽熱温水器から出湯する温水を加熱する補助熱源装置と、該強制循環式太陽熱温水器の集熱量を計測する集熱量計測装置と、該補助熱源装置により加熱された温水が該強制循環式太陽熱温水器の貯湯タンク内に流入した場合は該補助熱源装置で加熱し流入した熱量分が流出するまで該集熱量計測装置の計測を行わせない禁止手段が備えられ、該補助熱源装置により加熱された温水が該貯湯タンク内に流入する場合は流入した量に対応する期間に亘って該禁止手段を作動させることを特徴とする太陽熱温水システムの制御方法。
  6. 前記禁止手段は前記集熱量計測装置をバイパスする流路を形成させることよりなることを特徴とする請求項5記載の太陽熱温水システムの制御方法。
  7. 前記集熱量計測装置を通過する流路と、前記集熱量計測装置をバイパスする流路と、該集熱量計測装置を通過する流路および該集熱量計測装置をバイパスする流路の両流路を通過させない流路と、これら3つの流路の切り換えが1つの閉止機能付き三方弁で切り換えられることを特徴とする請求項5記載の太陽熱温水システムの制御方法。
  8. 前記集熱量計測装置をバイパスする流路に、強制的に所定時間通水させる強制通水手段を有することを特徴とする請求項6または請求項7記載の太陽熱温水システムの制御方法。
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