JP5746564B2 - 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法 - Google Patents

削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5746564B2
JP5746564B2 JP2011124898A JP2011124898A JP5746564B2 JP 5746564 B2 JP5746564 B2 JP 5746564B2 JP 2011124898 A JP2011124898 A JP 2011124898A JP 2011124898 A JP2011124898 A JP 2011124898A JP 5746564 B2 JP5746564 B2 JP 5746564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hot water
temperature sensor
detected
water heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011124898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012251727A (ja
Inventor
憲吾 友田
憲吾 友田
守谷 和行
和行 守谷
大江 英城
英城 大江
滋男 小畑
滋男 小畑
田中 彰一
彰一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2011124898A priority Critical patent/JP5746564B2/ja
Publication of JP2012251727A publication Critical patent/JP2012251727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5746564B2 publication Critical patent/JP5746564B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法に関する。
近年、地球温暖化の影響から二酸化炭素の排出量削減が求められている。特に、住宅におけるエネルギー消費量は増加の傾向にあり、住宅から排出される二酸化炭素量の削減が急務の課題となっている。
そこで、太陽熱温水器を利用した太陽熱給湯システムが提案されている。太陽熱温水器は、太陽熱の利用により湯水を加熱するものであり、これにより化石燃料等の消費量を抑えて二酸化炭素排出量の削減を図っている。
また、太陽熱給湯システムの利用により削減された二酸化炭素量や燃料費等を算出して表示する削減量算出装置が提案されている。この装置によれば、削減された二酸化炭素量や燃料費等を算出して積算表示するため、ユーザに削減目標を達成できたなどを提示できることとなり、二酸化炭素量の削減に励むように仕向けることができる(特許文献1参照)。
特開2003−279144号公報
ここで、特許文献1に記載の装置では、削減された二酸化炭素量や燃料費等の削減量を算出するために、温度センサや流量センサを備えている。しかし、温度センサに異常が発生した場合など、精度劣化時には正確な削減量を算出できなくなってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、温度センサの異常を検出することが可能な削減量算出装置、及びそのセンサ異常検出方法を提供することにある。
本発明の削減量算出装置は、供給される水を加熱して予熱温水とする太陽熱温水器と、供給される水及び前記太陽熱温水器から供給される予熱温水の少なくとも一方を加熱する給湯器と、を有する太陽熱給湯システムに用いられ、前記太陽熱温水器の加熱によって前記給湯器における加熱の際に削減できた削減量を算出する削減量算出装置であって、前記太陽熱温水器により加熱される前の水温を検出する第1温度センサと、前記太陽熱温水器により加熱されて当該太陽熱温水器から需要者側に伸びる配管内に供給された予熱温水の温度を検出する第2温度センサと、前記太陽熱温水器から需要者側に伸びる配管内に供給された予熱温水の流量を検出する流量センサと、前記第1温度センサ、前記第2温度センサ及び前記流量センサからの信号値に基づいて、前記削減量を算出する削減量算出手段と、前記太陽熱温水器により加熱されている予熱温水を貯湯する貯湯槽に設けられ、貯湯槽内の予熱温水の温度を検出する第3温度センサと、前記第1温度センサ及び前記第2温度センサの異常を検出する異常検出手段と、を備え、前記異常検出手段は、前記第1温度センサについて、第1所定温度範囲内の温度を検出しない場合、前記第1温度センサの異常であると検出し、前記第2温度センサについて、第2所定温度範囲内の温度を検出しない場合、前記第2温度センサの異常であると検出し、第2所定温度範囲内の温度を検出した場合、前記流量センサにより所定流量が検出されたか判断し、所定流量が検出されたときに、前記第2温度センサにより検出された予熱温水の温度と、前記第3温度センサにより検出された予熱温水の温度とを比較して、所定温度以上の差がある場合に前記第2温度センサの異常であると検出することを特徴とする。
本発明の削減量算出装置のセンサ異常検出方法は、供給される水を加熱して予熱温水とする太陽熱温水器と、供給される水及び前記太陽熱温水器から供給される予熱温水の少なくとも一方を加熱する給湯器と、を有する太陽熱給湯システムに用いられ、前記太陽熱温水器により加熱される前の水温を検出する第1温度センサと、前記太陽熱温水器により加熱されて当該太陽熱温水器から需要者側に伸びる配管内に供給された予熱温水の温度を検出する第2温度センサと、前記太陽熱温水器からから需要者側に伸びる配管内に供給された予熱温水の流量を検出する流量センサとの信号値に基づいて、前記太陽熱温水器の加熱により前記給湯器によって前記予熱温水を加熱する際に削減できた削減量を算出する削減量算出手段と、前記太陽熱温水器により加熱されている予熱温水を貯湯する貯湯槽に設けられ、貯湯槽内の予熱温水の温度を検出する第3温度センサと、を備える削減量算出装置のセンサ異常検出方法であって、前記第1温度センサについて、第1所定温度範囲内の温度を検出しない場合、前記第1温度センサの異常であると検出し、前記第2温度センサについて、第2所定温度範囲内の温度を検出しない場合、前記第2温度センサの異常であると検出し、第2所定温度範囲内の温度を検出した場合、前記流量センサにより所定流量が検出されたか判断し、所定流量が検出されたときに、前記第2温度センサにより検出された予熱温水の温度と、前記第3温度センサにより検出された予熱温水の温度とを比較して、所定温度以上の差がある場合に前記第2温度センサの異常であると検出する異常検出工程を備えることを特徴とする。
れらによれば、第1温度センサが第1所定温度範囲内の温度を検出しない場合、及び、第2温度センサが第2所定温度範囲内の温度を検出しない場合に、該当の温度センサが異常であると検出する。ここで、第1温度センサが検出する太陽熱温水器の加熱前の水温は季節により差があるものの、ある程度予想された範囲内に収まる。同様に、第2温度センサについても温度はある程度予想された範囲内に収まる。従って、これら範囲に収まらない場合に、該当の温度センサが異常であると検出することができる。
さらに、流量センサにより所定流量が検出された場合に、第2温度センサにより検出された予熱温水の温度と、第3温度センサにより検出された予熱温水の温度とを比較して、所定温度以上の差がある場合に第2温度センサの異常であると検出する。ここで、流量センサにより所定値以上の流量が検出された場合とは、太陽熱温水器にて加熱された予熱温水が需要者側に向けて流れたことを示し、この際には第2温度センサと第3温度センサとの検出温度はほぼ等しくなるべきである。このため、両者に所定温度以上の差がある場合、第2温度センサの異常と判断できる。従って、温度センサの異常を検出することができる。
本発明によれば、温度センサの異常を検出することが可能な削減量算出装置、及びそのセンサ異常検出方法を提供することができる。
本実施形態に係る削減量算出装置を含む太陽熱給湯システムの構成図である。 本実施形態に係る表示演算部を示す構成図である。 本実施形態に係る削減量算出装置の第1温度センサの異常検出方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る削減量算出装置の第2温度センサの異常検出方法を示すフローチャートである。
まず、本実施形態に係る削減量算出装置を説明するのに先立って、太陽熱給湯システム1を説明する。図1は、本実施形態に係る削減量算出装置を含む太陽熱給湯システムの構成図である。太陽熱給湯システム1は、水道管11と、冷水管12と、温水管13と、混合水管14と、加熱水管15とを備えている。さらに、太陽熱給湯システム1は、太陽熱温水器2と、混合弁3と、給湯器4とを備えている。
水道管11は、台所、洗面所、風呂、トイレ等の住宅用水道器具の各々に水を供給するものである。また、水道管11は、分岐されており、分岐箇所に冷水管12が接続されている。冷水管12は、水道管11を介して流れてくる冷水を太陽熱温水器2まで導くものである。
太陽熱温水器2は、集熱器21と熱媒配管22と貯湯槽23とを有している。集熱器21は、日当たりの良い住宅等の屋根などに設置され太陽熱を取り込んで熱媒を温めるものである。また、熱媒配管22は、集熱器21と貯湯槽23とを接続するものであり内部に熱媒が流れる構成となっている。熱媒は熱媒配管22を介して集熱器21と貯湯槽23とを循環する。貯湯槽23は、冷水管12からの冷水を導入すると共に、熱媒配管22を通じて流れてくる暖められた熱媒により冷水を加熱して予熱温水とし、貯湯しておくものである。
温水管13は、貯湯槽23からの予熱温水を給湯器4側に供給するための配管である。この温水管13の終端には混合弁3が設置されており、温水管13からの予熱温水は混合弁3の温水流入口31から混合弁3に供給される。また、冷水管12は接続点Aにて分岐しており、冷水管12からの冷水は混合弁3の冷水流入口32を介して混合弁3に供給可能となっている。混合弁3は、上記の如く流入する予熱温水と冷水とを混ぜて混合水とするものである。
混合水管14は、混合弁3の混合水流出口33と給湯器4とを接続する配管であり、混合水はこの配管14を介して混合弁3から給湯器4に供給される。なお、本実施形態において混合弁3は、混合水の温度が所定の温度となるように、温水と冷水との混合割合を自動的に調整する自動温度調節機能付湯水混合弁であるが、混合弁3の構成はこれに限られるものではない。
給湯器4は、例えば、ガスバーナと熱交換器とを備えており、利用者等によって定められた温度の加熱水(即ち、湯)を生成するものである。この給湯器4は、住宅に設けられた給湯器用リモコン等と接続されており、給湯器用リモコン等から受信する制御信号に基づいて、例えば、電源オン、電源オフ、及び、生成する湯の温度が設定される。
加熱水管15は、給湯器4と給湯側であるシャワー口等とを接続する配管である。給湯器4にて暖められた加熱水は、この加熱水管15を介して利用者等に供給されることとなる。
以上の構成により、太陽熱給湯システム1は、水道管11からの冷水を、太陽熱を利用した太陽熱温水器2によって予熱温水とし、これを給湯器4に供給するので給湯器4にて使用される燃料費や排出される二酸化炭素量等を削減することができる。
次に、本実施形態に係る削減量算出装置について説明する。削減量算出装置5は、太陽熱温水器2の利用によって削減されたガス料金や二酸化炭素排出量を積算表示するものであって、第1温度センサ51と、第2温度センサ52と、流量センサ53と、第3温度センサ54と、演算表示部55とを備えている。
第1温度センサ51は、冷水管12に配置され、太陽熱温水器2により加熱される前の水温、すなわち冷水の温度を検出するものである。第2温度センサ52は、温水管13に配置され、太陽熱温水器2により加熱されてから給湯器4に供給されるまでの配管内(すなわち温水管13内)の予熱温水の温度を検出するものである。流量センサ53は、温水管13に配置され、太陽熱温水器2から給湯器4に供給された予熱温水の流量を検出するものである。第3温度センサ54は、太陽熱温水器2の貯湯槽23に配置され、太陽熱温水器2により加熱されている予熱温水の温度を検出するものである。なお、第3温度センサ54は貯湯槽23に配置される場合に限らず、貯湯槽23からの熱伝導を考慮して温水管13のうち貯湯槽23に比較的近い部位に配置されてもよい。
表示演算部55は、各種演算処理及び表示処理を行うものであって、詳細には図2に示す構成となっている。図2は、本実施形態に係る表示演算部55を示す構成図である。
図2に示すように、表示演算部55は、マイクロプロセッサ(MPU)55aを備えている。MPU55aは、予め定められたプログラムに従って動作するものであり、CPU55a1と、ROM55a2と、RAM55a3とを備えている。
CPU55a1は、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを実行するものである。ROM55a2は、CPU51aにて実行するプログラム等を格納した読み出し専用のメモリである。RAM55a3は、各種のデータを格納すると共にCPU51aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリである。
また、本実施形態においてROM51a2には、太陽熱温水器2の利用により削減された燃料費や二酸化炭素量を算出するためのプログラムが格納されている。このため、このプログラムを実行するCPU55a1は、削減された燃料費や二酸化炭素量を算出する削減量算出手段として機能することとなる。
さらに、削減量算出装置5は、メモリ部55bと、表示部55cと、インタフェース部55dとを備えている。
メモリ部55bは、電力供給が断たれた場合でも、格納された各種データの保持が可能な記録媒体であり、CPU55a1の処理作業に必要な各種格納エリアを有する電気的消去/書き換え可能なメモリ(EEPROM)等が用いられる。
表示部55cは、LCD、LED等が用いられ、例えば、削減量算出装置5の本体部に利用者等が目視可能に設けられている。この表示部55cは、削減量算出手段により算出された削減熱量、削減二酸化炭素量、及び削減燃料費等の各種表示を行う。なお、本実施形態において表示部55cは、野外に設置された削減量算出装置5の本体部に設けられているが、これに限らず、宅内に設けられてもよい。
インタフェース部55dは、第1〜第3温度センサ51,52,54や流量センサ53と電気的に接続されており、各種センサ51〜54とMPU55aとの交信を可能としたものである。
加えて、本実施形態においてROM51a2には、第1温度センサ51及び第2温度センサ52に異常が発生したかを検出するためのプログラムが格納されている。このため、このプログラムを実行するCPU55a1は、第1温度センサ51及び第2温度センサ52の異常を検出する異常検出手段として機能することとなる。
次に、異常検出手段による第2温度センサ52の異常検出の原理について図1を参照して説明する。まず、第2温度センサ52により検出される予熱温水の温度と、第3温度センサ54により検出される予熱温水の温度とは異なることが多い。すなわち、第2温度センサ52は、貯湯槽23から排出されて温水管13内に留まる予熱温水の温度を検出するため、夜間などある程度の時間予熱温水が利用されなかった場合、温水管13に留まった予熱温水は冷却される。一方、第3温度センサ54は、貯湯槽23内の予熱温水の温度を検出するため、予熱温水は熱媒により温められ続けており、基本的には冷却しないこととなる。このため、両センサ52,54の検出値は異なることが多い。
しかし、予熱温水が貯湯槽23から給湯器4に向けて流れ出すと、貯湯槽23にて暖められていた予熱温水が第2温度センサ52まで到達することとなり、両センサ52,54の検出値は差がほぼ無くなる。このため、異常検出手段は、流量センサ53により所定値以上の流量が検出された場合に、予熱温水が貯湯槽23から給湯器4に向けて流れ出したと判断し、この際に、両センサ52,54の検出値の差が少ないときに、第2温度センサ52が正常であると判断する。一方、異常検出手段は、両センサ52,54により検出された温度を比較して、所定温度以上の差がある場合に第2温度センサ52の異常であると検出する。
なお、上記において異常検出手段は、流量センサ53により所定値以上の流量が検出された場合に、予熱温水が貯湯槽23から給湯器4に向けて流れ出したと判断するが、これに限るものではない。例えば、異常検出手段は、所定時間(例えば数秒から1分程度)に亘り零を超える流量が検出された場合に、予熱温水が貯湯槽23から給湯器4に向けて流れ出したと判断してもよい。さらには、異常検出手段は、所定値以上の流量が所定時間検出された場合、予熱温水が貯湯槽23から給湯器4に向けて流れ出したと判断してもよい。
次に、異常検出手段による第1温度センサ51及び第2温度センサ52の双方のセンサについての異常検出の原理を説明する。まず、第1温度センサ51が検出する太陽熱温水器2の加熱前の水温は季節により差があるものの、ある程度予想された範囲内に収まり、0℃〜35℃の範囲に収まる。また、第2温度センサ52についても同様に、ある程度予想された範囲内に収まり、0℃〜80℃の範囲に収まる。このため、異常検出手段は、センサ検出値がある一定の温度範囲に収まらない場合、該当のセンサ51,52が異常であると検出する。
なお、第2温度センサ52により検出された温度が80℃以下に収まる理由は、太陽熱温水器2において予熱温水が一定温度以上になると熱媒の循環が停止するためである。
次に、本実施形態に係る削減量算出装置5のセンサ異常検出方法の詳細についてフローチャートを参照して説明する。図3は、本実施形態に係る削減量算出装置5の第1温度センサ51の異常検出方法を示すフローチャートである。
図3に示すように、まずCPU55a1、すなわち異常検出手段は、第1温度センサ51から信号値を読み込んで、第1温度センサ51により検出された温度が第1温度範囲外(例えば0℃〜35℃の範囲外)であるか否かを判断する(S1)。
第1温度センサ51により検出された温度が第1温度範囲外であると判断した場合(S1:YES)、異常検出手段は、第1温度センサ51に異常が発生したと検出する(S2)。その後、CPU55a1は、表示部55cに警告表示を行い(S3)、図3に示す処理は終了する。
一方、第1温度センサ51により検出された温度が第1温度範囲外でないと判断した場合(S1:NO)、異常検出手段は、第1温度センサ51が正常であると判断する(S4)。その後、図3に示す処理は終了する。
図4は、本実施形態に係る削減量算出装置5の第2温度センサ52の異常検出方法を示すフローチャートである。図4に示すように、まずCPU55a1、すなわち異常検出手段は、第2温度センサ52から信号値を読み込んで、第2温度センサ52により検出された温度が第2温度範囲外(例えば0℃〜80℃の範囲外)であるか否かを判断する(S11)。
第2温度センサ52により検出された温度が第2温度範囲外であると判断した場合(S11:YES)、異常検出手段は、第2温度センサ52に異常が発生したと検出する(S12)。その後、CPU55a1は、表示部55cに警告表示を行い(S13)、図4に示す処理は終了する。
第2温度センサ52により検出された温度が第2温度範囲外でないと判断した場合(S11:NO)、異常検出手段は、流量センサ53により検出された流量が所定値以上であるか否かを判断する(S14)。
流量センサ53により検出された流量が所定値以上でないと判断した場合(S14:NO)、処理はステップS11に移行する。一方、流量センサ53により検出された流量が所定値以上であると判断した場合(S14:YES)、貯湯槽23内の予熱温水が第2温度センサ52に到達したと判断できる。そして、異常検出手段は、第2温度センサ52及び第3温度センサ54からの信号値を読み込み、両者に所定温度以上の差があるか否かを判断する(S15)。
両者に所定温度以上の差があると判断した場合(S15:YES)、処理はステップS12に移行し、ステップS12,S13を経て図4に示す処理は終了する。
両者に所定温度以上の差がないと判断した場合(S15:NO)、異常検出手段は、第2温度センサ52が正常であると判断する(S16)。その後、図4に示す処理は終了する。
このようにして、本実施形態に係る削減量算出装置5及びそのセンサ異常検出方法によれば、流量セン53サにより所定流量が検出された場合に、第2温度センサ52により検出された予熱温水の温度と、第3温度センサ54により検出された予熱温水の温度とを比較して、所定温度以上の差がある場合に第2温度センサ52の異常であると検出する。ここで、流量センサ53により所定値以上の流量が検出された場合とは、太陽熱温水器2にて加熱された予熱温水が給湯器4に向けて流れたことを示し、この際には第2温度センサ52と第3温度センサ54との検出温度はほぼ等しくなるべきである。このため、両者に所定温度以上の差がある場合、第2温度センサ52の異常と判断できる。従って、温度センサの異常を検出することができる。
また、第1温度センサ51が第1所定温度範囲内の温度を検出しない場合、及び、第2温度センサ52が第2所定温度範囲内の温度を検出しない場合の少なくとも一方のときに、該当の温度センサ51,52が異常であると検出する。ここで、第1温度センサ51が検出する太陽熱温水器2の加熱前の水温は季節により差があるものの、ある程度予想された範囲内に収まる。同様に、第2温度センサ52についても温度はある程度予想された範囲内に収まる。従って、これら範囲に収まらない場合に、該当の温度センサ51,52が異常であると検出することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態において太陽熱温水器2は、貯湯槽23に蓄えられた冷水を熱媒により加熱するものであるが、これに限らず、水道管11からの冷水を集熱器21まで導いて冷水を加熱するものであってもよい。また、太陽熱温水器2は、集熱器21と貯湯槽23とを備えるものに限らず、貯湯槽23を備えない一体型の太陽熱温水器2であってもよい。
また、本実施形態に係る削減値算出装置5はセンサ異常時に表示部55cに警告表示を行う構成であるが、これに限らず、音声警告を行ってもよいし、ガス管理センター等に通信により通知する構成であってもよい。
また、本実施形態では太陽熱温水器2により加熱された予熱温水が給湯器4に供給される太陽熱給湯システム1を例に説明したが、これに限らず、太陽熱温水器2から給湯器4を介することなく直接需要者側に供給される太陽熱給湯システムに適用されてもよい。さらには、太陽熱温水器2により加熱された予熱温水を給湯器4を介して供給すると共に、直接需要者側に供給する双方の機能を備えた太陽熱給湯システムに適用されてもよい。
加えて、本実施形態に係る太陽熱給湯システム1においては、混合弁3を1つ備えているが、弁はこれに限らず複数備えていてもよい。さらには、混合弁3以外の弁を備えていてもよい。また、給湯器4は、追炊き機能を備えるものなど、上記に示したものに限られるものではない。
1 太陽熱給湯システム
11 水道管
12 冷水管
13 温水管
14 混合水管
15 加熱水管
2 太陽熱温水器
21 集熱器
22 熱媒配管
23 貯湯槽
3 混合弁
31 温水流入口
32 冷水流入口
33 混合水流出口
4 給湯器
5 削減値算出装置
51 第1温度センサ
52 第2温度センサ
53 流量センサ
54 第3温度センサ
55 表示演算部
55a MPU
55a1 CPU
55a2 ROM
55a3 RAM
55b メモリ部
55c 表示部
55d インタフェース部

Claims (2)

  1. 供給される水を加熱して予熱温水とする太陽熱温水器と、供給される水及び前記太陽熱温水器から供給される予熱温水の少なくとも一方を加熱する給湯器と、を有する太陽熱給湯システムに用いられ、前記太陽熱温水器の加熱によって前記給湯器における加熱の際に削減できた削減量を算出する削減量算出装置であって、
    前記太陽熱温水器により加熱される前の水温を検出する第1温度センサと、
    前記太陽熱温水器により加熱されて当該太陽熱温水器から需要者側に伸びる配管内に供給された予熱温水の温度を検出する第2温度センサと、
    前記太陽熱温水器から需要者側に伸びる配管内に供給された予熱温水の流量を検出する流量センサと、
    前記第1温度センサ、前記第2温度センサ及び前記流量センサからの信号値に基づいて、前記削減量を算出する削減量算出手段と、
    前記太陽熱温水器により加熱されている予熱温水を貯湯する貯湯槽に設けられ、貯湯槽内の予熱温水の温度を検出する第3温度センサと、
    前記第1温度センサ及び前記第2温度センサの異常を検出する異常検出手段と、を備え、
    前記異常検出手段は、前記第1温度センサについて、第1所定温度範囲内の温度を検出しない場合、前記第1温度センサの異常であると検出し、前記第2温度センサについて、第2所定温度範囲内の温度を検出しない場合、前記第2温度センサの異常であると検出し、第2所定温度範囲内の温度を検出した場合、前記流量センサにより所定流量が検出されたか判断し、所定流量が検出されたときに、前記第2温度センサにより検出された予熱温水の温度と、前記第3温度センサにより検出された予熱温水の温度とを比較して、所定温度以上の差がある場合に前記第2温度センサの異常であると検出する
    ことを特徴とする削減量算出装置。
  2. 供給される水を加熱して予熱温水とする太陽熱温水器と、供給される水及び前記太陽熱温水器から供給される予熱温水の少なくとも一方を加熱する給湯器と、を有する太陽熱給湯システムに用いられ、前記太陽熱温水器により加熱される前の水温を検出する第1温度センサと、前記太陽熱温水器により加熱されて当該太陽熱温水器から需要者側に伸びる配管内に供給された予熱温水の温度を検出する第2温度センサと、前記太陽熱温水器からから需要者側に伸びる配管内に供給された予熱温水の流量を検出する流量センサとの信号値に基づいて、前記太陽熱温水器の加熱により前記給湯器によって前記予熱温水を加熱する際に削減できた削減量を算出する削減量算出手段と、前記太陽熱温水器により加熱されている予熱温水を貯湯する貯湯槽に設けられ、貯湯槽内の予熱温水の温度を検出する第3温度センサと、を備える削減量算出装置のセンサ異常検出方法であって、
    前記第1温度センサについて、第1所定温度範囲内の温度を検出しない場合、前記第1温度センサの異常であると検出し、前記第2温度センサについて、第2所定温度範囲内の温度を検出しない場合、前記第2温度センサの異常であると検出し、第2所定温度範囲内の温度を検出した場合、前記流量センサにより所定流量が検出されたか判断し、所定流量が検出されたときに、前記第2温度センサにより検出された予熱温水の温度と、前記第3温度センサにより検出された予熱温水の温度とを比較して、所定温度以上の差がある場合に前記第2温度センサの異常であると検出する異常検出工程を備える
    ことを特徴とする削減量算出装置のセンサ異常検出方法。
JP2011124898A 2011-06-03 2011-06-03 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法 Active JP5746564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011124898A JP5746564B2 (ja) 2011-06-03 2011-06-03 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011124898A JP5746564B2 (ja) 2011-06-03 2011-06-03 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012251727A JP2012251727A (ja) 2012-12-20
JP5746564B2 true JP5746564B2 (ja) 2015-07-08

Family

ID=47524706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011124898A Active JP5746564B2 (ja) 2011-06-03 2011-06-03 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5746564B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115388559B (zh) * 2022-09-05 2023-02-24 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种流量异常判定方法、装置及空气能热水系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3800667B2 (ja) * 1996-04-19 2006-07-26 株式会社ノーリツ 風呂装置
JPH11270900A (ja) * 1998-03-23 1999-10-05 Hitachi Chem Co Ltd 湯張り機能付き強制循環式風呂釜
JP3876721B2 (ja) * 2002-01-29 2007-02-07 ダイキン工業株式会社 給湯装置
JP2003279144A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Toto Ltd 給湯装置
JP5334876B2 (ja) * 2009-05-19 2013-11-06 株式会社長府製作所 太陽熱温水システム及び太陽熱温水システムの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012251727A (ja) 2012-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2153136B1 (en) Hot water supplying system
EP2313694B1 (en) Method for controlling a hot water temperature in using low flux in hot water supply system
JP5577135B2 (ja) 給湯装置
CN104676902A (zh) 热泵热水器及其控制方法
JP5242527B2 (ja) 流量センサ異常検出ユニット、削減熱量算出装置、及び、太陽熱給湯システム
JP5904932B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP5436933B2 (ja) 給湯システム
JP5705332B2 (ja) 瞬間湯沸器
CN105091329A (zh) 热泵热水系统及热泵热水系统的控制方法
JP5746564B2 (ja) 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法
JP6628643B2 (ja) 給湯システム
US20160069574A1 (en) Heat pump water heater appliance and a method for operating a heat pump water heater appliance
KR101797646B1 (ko) 순간식 보일러의 계절에 따른 온수 비례제어장치 및 그 방법
JP2009287838A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP5604119B2 (ja) 貯湯式給湯システム
KR101810769B1 (ko) 급탕시스템
JP6095318B2 (ja) 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法
JP2009052759A (ja) 貯湯式給湯機
JP6362469B2 (ja) 貯湯システム
JP5979042B2 (ja) 給湯装置
JP2012251726A (ja) 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法
JP5871641B2 (ja) 削減熱量算出装置
CN109838918A (zh) 燃气热水器的水泵控制系统及其水控制方法
JP5571514B2 (ja) 液体加熱供給装置
JP5478354B2 (ja) 給湯システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120926

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120927

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20121005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5746564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250