JP4304601B2 - 貯留式給湯装置およびコージェネレーションシステム - Google Patents
貯留式給湯装置およびコージェネレーションシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4304601B2 JP4304601B2 JP2004011742A JP2004011742A JP4304601B2 JP 4304601 B2 JP4304601 B2 JP 4304601B2 JP 2004011742 A JP2004011742 A JP 2004011742A JP 2004011742 A JP2004011742 A JP 2004011742A JP 4304601 B2 JP4304601 B2 JP 4304601B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- storage
- temperature
- water supply
- heat source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
給湯栓210が閉じられている期間は、貯留タンク206への湯水の貯留制御が行われる。貯留制御が開始されると、制御装置201は、循環ポンプ204を駆動して熱源循環回路211を循環する湯水を熱源器203で加熱し、加熱された湯水を貯留タンク206の上部から流入させつつ、貯留タンク206の下部から低温水を熱源器203側へ循環させることにより、貯留タンク206の内部に温度成層を形成しつつ高温水を貯留する。貯留制御により、貯留タンク206の上部側には、高温水213が所定量貯留され、貯留タンク206の残部は低温水214が貯留される。この貯留制御は、貯留タンク206の高温水213の貯留量が所定量に達するまで行われる。
則ち、請求項1に記載の発明は、熱源部で加熱された湯水を貯留タンクに温度成層を形成しつつ貯留し、貯留された湯水または補助熱源部で加熱された湯水の少なくともいずれかを用いて給湯を行う貯留式給湯装置であって、貯留タンクに貯留される温度成層毎の湯水の温度および貯留量を検出する貯留状態検出手段と、貯留タンクの上部において貯留タンクの内部に連通した上部配管と、を備えると共に、貯留タンクには、補助熱源部による補助加熱を受けずに給湯可能な定常貯留温度の湯水と、当該定常貯留温度よりも低く補助熱源部による補助加熱を受けて給湯可能な低温貯留温度の湯水とが貯留され、定常貯留温度の湯水の貯留に先立って、熱源部によって低温貯留温度に加熱された湯水を所定の第2貯留量を上限として貯留タンクに貯留する低温貯留を行い、当該低温貯留が完了した後に、前記熱源部によって定常貯留温度に加熱された湯水を所定の第1貯留量を上限として貯留タンクに貯留する定常貯留を行うことにより、低温貯留温度の湯水の上に定常貯留温度の湯水が温度成層を成して貯留された状態になり、給湯が開始されると、貯留タンクから上部配管を介して湯水が流出し、貯留タンクから流出する湯水が、定常貯留温度の湯水から低温貯留温度の湯水に切り換わると、補助熱源部の補助加熱を伴い、低温貯留温度の湯水を用いた給湯が行われる構成とされている。
本発明によれば、給湯によって低温貯留温度の湯水が僅かでも排出されると、低温貯留が開始される。従って、低温貯留温度および第2貯留量を適宜に設定することにより、給湯が断続される期間が継続する場合であっても、低温貯留によって低温貯留温度の湯水を絶やすことなく貯留することが可能となる。これにより、給湯に際して補助熱源部における燃料消費量を削減することが可能となる。
定常貯留が完了するまで継続させることにより、給湯によって定常貯留温度および低温貯留温度の湯水が減少しても、給湯の停止に伴って元の貯留状態に復帰させることができ、以降の給湯に対して充分な湯水を確保することができる。
低温貯留温度および第2貯留量をこのように設定することにより、給湯の合間を縫って低温貯留温度の湯水を絶やすことなく貯留することができ、補助熱源部の加熱による給湯中の温度変動を最小限に抑えることが可能である。しかも、補助熱源部の燃料消費量を削減することが可能となる。
則ち、前記請求項2に記載の発明は、低温貯留温度の湯水が規定の第2貯留量より僅かでも減少したときに、低温貯留を開始する構成であった。これに対して、本発明は、低温貯留温度の湯水が無くなったときに低温貯留を開始する構成である。
また、第2貯留量を過去の給湯実績に応じて適宜に設定することにより、一連の給湯が行われる期間は、貯留した低温貯留温度の湯水によって給湯を賄い、一連の給湯が終了した時点で低温貯留温度の湯水が無くなるように設定することができる。これにより、一連の給湯の終了時点から低温貯留を開始して定常貯留に移行することができ、短時間に効率良く貯留を行うことが可能となる。
最低貯留量は、固定的に設定しても良く、過去の給湯実績に応じて可変設定することも可能である。
この構成によれば、例えば、熱源部から湯水への熱伝達量が少ないために、循環手段による流動量を制御可能範囲を超えて低減しなければ湯水を目標温度に加熱できない場合であっても、熱源部からリターン流路側へ戻す湯水の流量を調整することにより、等価的に熱源部における湯水の流動量を低減できる。これにより、熱源部から下流側へ流動する湯水の温度を目標温度まで上昇させることが可能となる。
一方、定常貯留温度の湯水の貯留量が最低貯留量未満に減少すると、熱源循環回路は、貯留タンクの上部と貯留バイパス流路に接続されて部分貯留を行う。則ち、部分貯留が行われる間は、貯留タンクに加熱された湯水が流入する上部側と、湯水が流出する貯留バイパス流路との間に部分貯留領域が形成される。これにより、熱源循環回路で加熱された定常貯留温度またはそれ以下の温度の湯水を貯留タンクの上部から流入させつつ、貯留バイパス流路から排出される定常貯留温度以下の湯水を熱源循環回路へ循環させて、部分貯留領域の湯水を繰り返し加熱して上限温度である定常貯留温度まで昇温する。
本発明において、給湯流路を流動する湯水と給水バイパス流路を流動する低温水との比率は、混合弁などを用いて連続的に可変設定することができる。
また、別のエネルギー供給系としては、エネルギー生成装置としてのソーラー装置を備え、当該ソーラー装置によって他の系へ湯水の供給を行う構成を採ることができる。この構成によれば、ソーラー装置で生じた余剰熱を利用して熱源部を加熱することが可能となる。
請求項6に記載の貯留式給湯装置によれば、定常貯留温度の湯水が減少した場合でも、給湯の合間を縫って部分貯留を行うことにより、定常貯留温度の湯水を効率良く貯留することができ、給湯温度の変動を抑えた安定した給湯を行うことが可能となる。
請求項7〜9に記載の発明によれば、使用目的に応じた最適な構成の貯留式給湯装置を提供できる。
請求項10に記載の発明によれば、エネルギー供給系で生じる排熱や余剰熱を用いて湯水を加熱することができ、トータルエネルギー効率を向上させたコージェネレーションシステムを提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る貯留式給湯装置2を備えたコージェネレーションシステム1の流路系統図、図2は、図1の給湯装置2における貯留タンクの湯水の貯留状態を示す説明図、図3は、図1の給湯装置2の制御動作を示すフローチャートである。また、図4〜図6は、給湯装置の変形例を備えて構成されるコージェネレーションシステムの流路系統図である。
循環往路31には燃焼機12が配され、当該燃焼機12の上流側には温度センサー24および流量センサー25が設けられると共に、燃焼機12の下流側には、温度センサー26が設けられている。循環往路31の下流端は、貯留タンク13の上部配管22に接続されている。また、循環復路32には循環ポンプ11が配され、循環復路32の上流端は、貯留タンク13の下部配管23に接続されている。
また、燃焼機12は、ガスの燃焼熱によって湯水を加熱する給湯器である。
貯留タンク13の上部配管22には、温度センサー14aが設けられると共に、貯留タンク13の外周壁には、タンクに貯留された湯水の温度を検知する3個の温度センサー14b〜14dが上下方向に所定間隔をおいて設けられている。これらの温度センサー14a〜14dによって貯留状態検出手段14を形成している。
また、熱源循環回路15は、循環往路31を流動する湯水を燃焼機12で補助的に加熱して給湯流路17側へ供給する機能を兼ね備えている。
尚、説明の便宜上、混合弁20の上流側を出湯流路17aとし、混合弁20の下流側を給湯流路17bとして区別し、これら出湯流路17aと給湯流路17bの双方を給湯流路17と称するものとする。出湯流路17aの途中には出湯温度センサー27が設けられると共に、給湯流路17bの途中には給湯温度センサー28および給湯流量センサー29が設けられている。
則ち、熱源器10から循環往路31へ流動する加熱された湯水の一部をリターン流路34側へ分流させることによって、再度熱源器10を通過させる構成としている。リターン流路34を設けることにより、熱源器10を通過する湯水への熱交換率を等価的に向上させることができ、分流弁33を調整して下流側へ流動する湯水の温度を制御可能な構成を採っている。
本実施形態のコージェネレーションシステム1を敷設して通電すると、制御装置6は初期設定を行った後に、給湯装置2の各流路および貯留タンク13の内部に、給水流路16を介して供給される常温の低温水を充填する処理を行う(以上、図2(a)、図3ステップ100,101参照)。
以上の制御により、貯留タンク13への初期貯留が完了する。初期貯留が完了すると、制御装置6は、発電装置5の制御、および、熱源循環回路15の循環ポンプ11の制御を停止し、給湯栓21の開栓を監視する給湯監視状態に入る(以上、図3ステップ102,103参照)。
給湯運転が開始されると、制御装置6は、温度センサー14a,26,27、給水温度センサー30、および、給湯温度センサー28の検知温度を参照しつつ、給湯温度センサー28の検知温度が給湯設定温度となるように混合弁20の混合比および燃焼機12の駆動を制御する。
給湯が開始されると、混合弁20の混合比に応じた低温水が下部配管23から貯留タンク13に流入すると共に、貯留タンク13から上部配管22を介して出湯流路17aへ定常貯留温度(略70℃)に加熱された湯水が流出して混合弁20に到る。また、混合弁20の混合比に応じた低温水が給水バイパス流路19を経て混合弁に到る。そして、混合弁20で混合された湯水は目的とする給湯設定温度となって給湯流路17bを流動して給湯栓21から排出される(以上、図3ステップ103,115,117参照)。尚、本実施形態では、目的とする給湯設定温度が予め制御装置6で設定記憶されているものとする。
また、貯留タンク13に略50リットルの定常貯留温度(略70℃)の湯水に加えて、同量の低温貯留温度(略40℃)の湯水が貯留されているので、給湯が長時間継続した場合でも温度変動を抑えた給湯を行うことができる。更に、燃焼機12が駆動される給湯時においても、低温貯留温度の湯水を用いた給湯を行うので、燃焼機12における燃料消費量を削減することが可能である。
また、以下の説明では、一旦、低温フラグまたは定常フラグがオンされて低温貯留または定常貯留が開始されると、給湯中であっても給湯と並行して貯留制御が行われるものとして述べる。但し、給湯と並行して貯留制御が行われる期間は、熱源部によって加熱された湯水は直接給湯に供されて貯留されないので、結果として、貯留運転は給湯中を除く期間、則ち、給湯の合間を縫って行われることとなる。
定常貯留が完了すると、貯留タンク13には、第2貯留量の低温貯留温度(略40℃)の湯水の上に第1貯留量の定常貯留温度(略70℃)の湯水が温度成層を成して貯留されて、前記ステップ102で述べた初期貯留が完了した状態と同一となる。
また、図3のステップ113において、定常貯留温度(略70℃)の湯水の貯留量が最低貯留量以上であるか否かの判別は、図2(d)の様に、温度センサー14bの検知温度が定常貯留温度であるか否かによって行っている。
また、本実施形態では、低温貯留温度(略40℃)の湯水の貯留量が規定の第2貯留量(略50リットル)よりも減少したときに低温貯留を開始する構成としたが、低温貯留温度の湯水の貯留量がゼロになったときに低温貯留を開始する構成とすることも可能である。
また、給湯を行う場合は、貯留タンク13に貯留された定常貯留温度の湯水または低温貯留温度の湯水と、循環往路31から流入する低温水または燃焼機12で補助加熱された湯水を混合弁61で混合しつつ、給湯流路17へ流出させる給湯制御が行われる。
図4に示す給湯装置60においても、前記した給湯装置2と同様の低温貯留および定常貯留を行うことにより、給湯温度の変動を抑えた安定した給湯を行うことが可能である。
また、給湯を行う場合は、貯留タンク13に定常貯留温度(略70℃)の湯水が貯留されているときは、燃焼機12を駆動せずに素通りさせた定常貯留温度の湯水と常温(略25℃)の低温水を混合弁20で混合しつつ給湯流路17bへ給湯が行われる。
図5に示す給湯装置65においても、前記した給湯装置2と同様の低温貯留および定常貯留を行うことにより、給湯温度の変動を抑えた安定した給湯を行うことが可能である。
また、給湯を行う場合は、貯留タンク13に定常貯留温度(略70℃)の湯水が貯留されているときは、定常貯留温度の湯水と常温(略25℃)の低温水を混合弁20で混合しつつ給湯流路17bへ流出させ、燃焼機12を駆動せずに素通りさせて給湯を行う。
図6に示す給湯装置70においても、前記した給湯装置2と同様の低温貯留および定常貯留を行うことにより、給湯温度の変動を抑えた安定した給湯を行うことが可能である。
図7は、給湯装置75を備えたコージェネレーションシステム3の流路系統図、図8は、図7の給湯装置75における貯留タンクの湯水の貯留状態を示す説明図、図9は、給湯装置75の制御動作を示すフローチャートである。また、図10〜図12は、給湯装置の変形例を備えて構成されるコージェネレーションシステム3の流路系統図である。尚、本実施形態の給湯装置75は、前記図1に示した給湯装置2の構成の一部を変更したものである。従って、前記した給湯装置2と同一構成部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
貯留バイパス流路76の一端は、貯留タンク13の上部と下部の間の部位であって、当該部位の上部側の貯留量が第1貯留量(本実施形態では略50リットル)となる部位に接続されている。また、貯留バイパス流路76の他端は、貯留タンク13の下部、則ち、下部配管23が接続される熱源循環回路15の循環復路32へ接続されている。
本実施形態では、貯留タンク13の総容量を略150リットルとし、貯留バイパス流路76の一端を、貯留タンク13の高さの略1/3の長さだけ上端から下方の部位に接続することにより、貯留バイパス流路76の上部側の容量を第1貯留量(略50リットル)としている。
本実施形態のコージェネレーションシステム3を敷設して通電すると、制御装置6は初期設定を行った後に、給湯装置75の各流路および貯留タンク13の内部に低温水を充填する処理を行う(以上、図8(a)、図9ステップ120,121参照)。
以上の制御により、貯留タンク13への初期貯留が完了する。初期貯留が完了すると、制御装置6は、発電装置5の制御、および、熱源循環回路15の循環ポンプ11の制御を停止し、給湯栓21の開栓を監視する給湯監視状態に入る(以上、図9ステップ122,123参照)。
給湯制御が開始されると、制御装置6は、温度センサー14a,27、給水温度センサー30、および、給湯温度センサー28の検知温度を参照しつつ、給湯温度センサー28の検知温度が給湯設定温度となるように混合弁20の混合比および燃焼機12の駆動を制御する(以上、図9ステップ123,132参照)。
給湯が行われると、図8(c)の様に、貯留タンク13に貯留された定常貯留温度(略70℃)の湯水が次第に減少する。
しかし、ステップ125における検出の結果、定常貯留温度の湯水の貯留量が第1貯留量未満で、且つ、最低貯留量(本実施形態では略20リットルに設定)以上のときは、ステップ123〜126,128を循環しつつ定常貯留を開始する。そして、定常貯留を開始した後に、ステップ125で貯留量が上限の第1貯留量に達したことが判別されると定常貯留を完了する(以上、図9ステップ123〜126,128参照)。
部分貯留を開始すると、制御装置6は、三方弁78を貯留バイパス流路76から流出する湯水が熱源器10側へ流動する状態に切り換える。そして、図8(d)の様に、熱源器10で加熱した湯水を上部配管22を介して貯留タンク13に流入させつつ、貯留バイパス流路76から流出する湯水を熱源器10側へ戻す循環を行う。
図10に示す給湯装置80においても、前記図7に示した給湯装置75と同様に給湯温度の変動を抑えた安定した給湯を行うことが可能となる。
図11に示す給湯装置85は、貯留タンク13へ湯水を貯留する場合は、前記図7に示した給湯装置75と同様の貯留制御を行う。また、給湯を行う場合は、前記図5に示した給湯装置65と同様の給湯制御を行う。
図11に示す給湯装置85においても、前記図7に示した給湯装置75と同様に給湯温度の変動を抑えた安定した給湯を行うことが可能となる。
図12に示す給湯装置90は、貯留タンク13へ湯水を貯留する場合は、前記図7に示した給湯装置75と同様の貯留制御を行う。また、給湯を行う場合は、前記図6に示した給湯装置70と同様の給湯制御を行う。
図12に示す給湯装置90においても、前記図7に示した給湯装置75と同様に給湯温度の変動を抑えた安定した給湯を行うことが可能となる。
2,60,65,70,75,80,85,90 貯留式給湯装置
5 発電装置
10 熱源部(熱源器)
12 補助熱源部(燃焼機)
13 貯留タンク
14 貯留状態検出手段
15 熱源循環回路
16 給水流路
17 給湯流路
19 給水バイパス流路
50 排熱循環回路
76 貯留バイパス流路
Claims (10)
- 熱源部で加熱された湯水を貯留タンクに温度成層を形成しつつ貯留し、貯留された湯水または補助熱源部で加熱された湯水の少なくともいずれかを用いて給湯を行う貯留式給湯装置であって、
前記貯留タンクに貯留される温度成層毎の湯水の温度および貯留量を検出する貯留状態検出手段と、貯留タンクの上部において貯留タンクの内部に連通した上部配管と、を備えると共に、
前記貯留タンクには、前記補助熱源部による補助加熱を受けずに給湯可能な定常貯留温度の湯水と、
当該定常貯留温度よりも低く前記補助熱源部による補助加熱を受けて給湯可能な低温貯留温度の湯水とが貯留され、
前記定常貯留温度の湯水の貯留に先立って、前記熱源部によって低温貯留温度に加熱された湯水を所定の第2貯留量を上限として貯留タンクに貯留する低温貯留を行い、
当該低温貯留が完了した後に、前記熱源部によって定常貯留温度に加熱された湯水を所定の第1貯留量を上限として貯留タンクに貯留する定常貯留を行うことにより、低温貯留温度の湯水の上に定常貯留温度の湯水が温度成層を成して貯留された状態になり、
給湯が開始されると、貯留タンクから上部配管を介して湯水が流出し、貯留タンクから流出する湯水が、定常貯留温度の湯水から低温貯留温度の湯水に切り換わると、補助熱源部の補助加熱を伴い、低温貯留温度の湯水を用いた給湯が行われることを特徴とする貯留式給湯装置。 - 前記貯留タンクに貯留される低温貯留温度の湯水が給湯によって前記第2貯留量未満に減少したときは前記低温貯留を開始し、当該低温貯留が完了した後に前記定常貯留に移行することを特徴とする請求項1に記載の貯留式給湯装置。
- 前記貯留タンクに貯留される低温貯留温度の湯水が給湯によって無くなったときは前記低温貯留を開始し、当該低温貯留が完了した後に前記定常貯留に移行することを特徴とする請求項1に記載の貯留式給湯装置。
- 前記貯留タンクに貯留される定常貯留温度の湯水が給湯によって所定の最低貯留量未満に減少したときは前記定常貯留を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の貯留式給湯装置。
- 前記熱源部で加熱された湯水を循環させる循環手段を有した熱源循環回路を備えると共に、前記貯留タンクの上部および下部が当該熱源循環回路に接続され、更に、前記貯留タンクの下部に給水流路が接続されると共に上部に給湯流路が接続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の貯留式給湯装置。
- 熱源部で加熱した湯水を循環させる熱源循環回路を備え、
貯留タンクの上部および下部は前記熱源循環回路に接続されると共に、前記貯留タンクの上部と下部の間の部位であって当該部位の上部側の貯留量が所定の第1貯留量となる部位と下部との間に貯留バイパス流路が設けられ、更に、前記貯留タンクの下部に給水流路を接続すると共に上部に給湯流路を接続して構成され、
前記補助熱源部による補助加熱を受けずに給湯可能な定常貯留温度の湯水が前記貯留タンクに所定の最低貯留量以上貯留されているときは、前記熱源循環回路で加熱された定常貯留温度の湯水を前記貯留タンクの上部から流入させつつ下部から排出される低温の湯水を熱源循環回路へ循環させて、定常貯留温度の湯水を所定の第1貯留量を上限として貯留する定常貯留を行う一方、
給湯によって前記貯留タンクに貯留される定常貯留温度の湯水が最低貯留量未満に減少したときは、前記熱源循環回路で加熱された定常貯留温度以下の湯水を貯留タンクの上部から流入させつつ前記貯留バイパス流路から排出される湯水を熱源循環回路へ循環させて、貯留バイパス流路より上部側に定常貯留温度を上限温度とする湯水を貯留する部分貯留を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の貯留式給湯装置。 - 前記補助熱源部は、前記熱源循環回路上に設けられることを特徴とする請求項5または6に記載の貯留式給湯装置。
- 前記補助熱源部は、前記給湯流路上に設けられることを特徴とする請求項5または6に記載の貯留式給湯装置。
- 前記給水流路と給湯流路の間に、給水流路を介して供給される低温水を給湯流路側へバイパスする給水バイパス流路を設けたことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の貯留式給湯装置。
- 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の貯留式給湯装置に、他のエネルギー供給系へエネルギーを供給するエネルギー生成装置を併設して構成されるコージェネレーションシステムであって、前記エネルギー生成装置で生じる排熱または余剰熱を熱媒体へ熱交換して循環させる排熱循環回路を有し、前記熱源部は、当該排熱循環回路を循環する熱媒体の熱を受けて湯水を加熱する熱交換器であることを特徴とするコージェネレーションシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011742A JP4304601B2 (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 貯留式給湯装置およびコージェネレーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011742A JP4304601B2 (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 貯留式給湯装置およびコージェネレーションシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005207618A JP2005207618A (ja) | 2005-08-04 |
JP4304601B2 true JP4304601B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=34898345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004011742A Expired - Fee Related JP4304601B2 (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 貯留式給湯装置およびコージェネレーションシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4304601B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104819558A (zh) * | 2015-05-23 | 2015-08-05 | 冯建京 | 具有换向功能的双通道热水辅助加热装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4603482B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2010-12-22 | 株式会社日本サーモエナー | 給湯システム |
JP5210906B2 (ja) * | 2009-02-02 | 2013-06-12 | 東芝キヤリア株式会社 | 給湯装置 |
JP5729910B2 (ja) | 2010-03-05 | 2015-06-03 | 三菱重工業株式会社 | 温水ヒートポンプおよびその制御方法 |
JP5773332B2 (ja) * | 2011-05-26 | 2015-09-02 | 株式会社ノーリツ | 貯湯式給湯装置 |
JP2017044451A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | 株式会社ノーリツ | 貯湯給湯装置 |
-
2004
- 2004-01-20 JP JP2004011742A patent/JP4304601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104819558A (zh) * | 2015-05-23 | 2015-08-05 | 冯建京 | 具有换向功能的双通道热水辅助加热装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005207618A (ja) | 2005-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005061711A (ja) | 排熱回収給湯装置 | |
JP5300717B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2007132612A (ja) | コージェネレーションシステム及びその制御方法並びにプログラム | |
JP2004199920A (ja) | 燃料電池コージェネレーションシステム | |
JP2008275182A (ja) | 排熱回収システム及び副蓄熱タンク | |
JP4036582B2 (ja) | 貯湯式の給湯設備 | |
JP4267601B2 (ja) | 給湯装置 | |
JP4304601B2 (ja) | 貯留式給湯装置およびコージェネレーションシステム | |
JP3897678B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP6452465B2 (ja) | 熱供給システム | |
JP4716352B2 (ja) | 貯湯式の給湯熱源装置 | |
JP3836761B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2004150646A (ja) | コジェネレーションシステム | |
JP5846413B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP5551971B2 (ja) | 貯湯式の給湯装置 | |
JP5445811B2 (ja) | コージェネレーションシステム及び貯留タンク側ユニット | |
JP2001065982A (ja) | 貯湯式の給湯設備 | |
JP5901312B2 (ja) | 貯湯システム | |
JP2003247749A (ja) | 太陽エネルギー利用装置 | |
JP5317810B2 (ja) | 温水器 | |
JP2004053151A (ja) | 温水供給装置 | |
JP4423440B2 (ja) | 熱回収システム | |
JP2013069598A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP5816641B2 (ja) | 風呂装置 | |
JP2004263914A (ja) | 加熱装置ならびにコージェネレーションシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080312 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080507 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080618 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090402 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |