JP2005061711A - 排熱回収給湯装置 - Google Patents

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寿成 酒井
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Abstract

【課題】 高所や遠方に給湯できながら低廉化及び給湯温度の安定化を図ることができ、しかも、暖房を良好に行うことができる排熱回収給湯装置を提供する。
【解決手段】 排熱回収給湯装置が、排熱発生装置Gから発生する排熱を回収した熱媒が、熱媒貯留槽1を通過した後で暖房用熱交換器80と給湯用熱交換器2とに供給される形態で、熱媒貯留槽1と暖房用熱交換器80と給湯用熱交換器2とを通して熱媒循環路5にて循環されるように構成され、給湯用熱交換器2が、熱媒と熱交換する水道水が、水道圧にて入水され且つ水道圧にて給湯路7に送出されるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、排熱発生装置から発生する排熱を用いて給湯及び暖房を行うように構成されている排熱回収給湯装置に関する。
かかる排熱回収給湯装置は、例えば、コージェネレーションシステムにて用いられるものであり、コージェネレーションシステムでは、エンジンにて駆動される発電装置や燃料電池を用いた発電装置を備えるが、このエンジンや燃料電池が排熱発生装置に相当し、排熱回収給湯装置は、このような排熱発生装置から発生する排熱を用いて給湯するように構成してある。
従来は、図9に示すように、密閉型の貯湯槽50に、給水路51及び給湯路52を接続し、貯湯槽50内に貯湯槽加熱用熱交換器53を設け、その貯湯槽加熱用熱交換器53と排熱発生装置54とを熱媒循環路55にて接続し、その熱媒循環路55にて貯湯槽加熱用熱交換器53と排熱発生装置55とを通して熱媒を循環させて、貯湯槽50内の湯水を加熱し、貯湯槽50に満水状態で湯水を貯留する状態で、給水路51による給水圧にて、貯湯槽50内の湯水を給湯路52に送出するように構成していた。
そして、水道水を、上水道にて供給される水道圧のままで給水路51を通じて給水するようにすると、密閉型の貯湯槽50内の圧力が高くなり、貯湯槽50の耐圧性能を高くする必要がある。そして、貯湯槽50の耐圧性能を高くしようとすると、構成が複雑化すると共に保守管理が煩雑化することから、構成の簡略化、保守管理の容易化及び安全性の確保のために、水道水を減圧弁57にて減圧して給水路51を通じて給水するようにして、密閉型の貯湯槽50内の圧力を減圧するように構成していた(例えば、特許文献1参照)。尚、図9中の56は、熱媒循環路55を通して熱媒を循環させる熱媒循環ポンプである。
ところで、上記従来の排熱回収給湯装置では、給湯路にて湯水を需要先に供給する給湯圧として高圧が必要な場合、例えば、2階や3階等の高所や遠方に給湯する場合には、給湯路52に、給湯圧を昇圧するための昇圧用のポンプ58を設ける必要があった。
又、排熱発生装置から発生する排熱を用いて暖房を行う場合に、例えば図9の熱媒循環路55から熱媒を分岐させて暖房用熱交換器を通流させ、その後、熱媒循環路55に戻す形態で、熱媒を暖房用熱交換器に通流させることが考えられるものであった。
特開2001−248906号公報
上記従来の排熱回収給湯装置では、密閉型の貯湯槽50に対して水道水を減圧して給水するようにすると、給水圧だけでは、高所や遠方に給湯できないので、高所や遠方に給湯できるようにするためには、給湯路52に、昇圧用のポンプ58を設ける必要があるが、このように昇圧用のポンプ58を設けると、排熱回収装置の構成が複雑化し、低廉化を図り難いという問題があった。
そこで、かかる問題を解決するために、図10に示すように、排熱発生装置54と給湯用熱交換器59とを通して熱媒循環路60にて熱媒を循環させ、熱媒と熱交換する水道水を、減圧することなく、水道圧のままで給湯用熱交換器59に入水し且つ水道圧にて給湯路61に送出するように構成して、給湯用熱交換器59にて熱媒により加熱された水道水を水道圧にて給湯路61に送出するようにして、従来技術の如き昇圧用のポンプ58を設置すること無く、水道圧を利用して、給湯路61を通じて高所や遠方に給湯することが可能なように構成することが考えられる。尚、図10中の62は、熱媒循環路60を通じて熱媒を循環させる熱媒循環ポンプである。
しかしながら、この場合は、熱媒は排熱発生装置54と給湯用熱交換器59とにわたって循環されるものであって、排熱発生装置54から流出した熱媒が直接に給湯用熱交換器59に供給され、その給湯用熱交換器59にて水道水と熱交換した熱媒が直接に排熱回収装置54に戻されるので、排熱発生装置54からの排熱発生量の変動や、給湯用熱交換器59に給水される水道水の温度の変動により、給湯用熱交換器59に供給される熱媒の温度が変動し易く、給湯路61を通じて給湯される湯水の温度が不安定になるという問題が生じる。
又、暖房用熱交換器に熱媒を通流させるにあたり、上述の如く、排熱発生装置54からの熱媒を暖房用熱交換器に通流させる形態を採用すると、排熱発生装置54からの排熱発生量の変動により、暖房用熱交換器に供給される熱媒の温度が変動し易いため、良好な暖房を行わせ難いという問題がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高所や遠方に給湯できながら低廉化及び給湯温度の安定化を図ることができ、しかも、暖房を良好に行うことができる排熱回収給湯装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る排熱回収給湯装置の第1特徴構成は、排熱発生装置から発生する排熱を回収した熱媒が、熱媒貯留槽を通過した後で暖房用熱交換器と給湯用熱交換器とに供給される形態で、前記熱媒貯留槽と前記暖房用熱交換器と前記給湯用熱交換器とを通して熱媒循環路にて循環されるように構成され、前記給湯用熱交換器が、前記熱媒と熱交換する水道水が、水道圧にて入水され且つ水道圧にて給湯路に送出されるように構成されている点にある。
上記第1特徴構成によれば、排熱発生装置から発生する排熱を回収した熱媒が、熱媒貯留槽を通過した後で暖房用熱交換器と給湯用熱交換器とに供給されるように熱媒循環路を循環するように構成されているので、排熱発生量が変動したり給湯負荷が変動したりしても、排熱が熱媒貯留槽内の熱媒にて蓄熱されたり、熱媒貯留槽に熱媒にて蓄熱されている熱が持ち出されたりして、熱媒貯留槽がバッファーとして作用し、暖房用熱交換器及び給湯用熱交換器に供給される熱媒の温度を安定化させることが可能となる。従って、暖房用熱交換器及び給湯用熱交換器に供給される熱媒の温度を安定化させることが可能となるので、暖房用熱交換器にて熱媒にて加熱されて行われる暖房の温度を安定化させることが可能となり、且つ、給湯用熱交換器にて熱媒により加熱されて給湯路に送出される湯水の温度を安定化させることが可能となる。また、安定した熱量を有している、熱媒貯留槽を通過した後の熱媒が暖房用熱交換器と給湯用熱交換器とに供給されるように構成されているので、給湯性能を低下させること無しに、暖房用熱交換器に対しても熱媒を供給することが可能となっている。
更に、水道水を給湯用熱交換器に通水し、給湯用熱交換器にて熱媒と熱交換させてそのまま給湯路に送出することから、水道水を減圧することなく、水道圧のままで給湯用熱交換器に入水し且つ水道圧にて給湯路に送出するようにすることが可能となるので、従来の如き昇圧用のポンプを設置すること無く、水道圧を有効に利用して、給湯路を通じて高所や遠方に給湯することが可能となるのである。そして、昇圧用のポンプを設置しない分、低廉化を図ることが可能となる。
従って、高所や遠方に給湯できながら低廉化及び給湯温度の安定化を図ることができ、しかも、暖房を良好に行うことができる排熱回収給湯装置を提供するに至った。
本発明に係る排熱回収給湯装置の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記熱媒が、前記暖房用熱交換器、及び、前記給湯用熱交換器の順に供給される形態で、前記熱媒循環路にて循環されるように構成されている点にある。
上記第2特徴構成によれば、給湯用熱交換器が要求する熱媒温度よりも高い熱媒温度を要求する暖房用熱交換器に対して熱媒が先に供給される、つまり、より高い温度の熱媒が供給される形態の熱媒循環路を構成することができている。従って、暖房用熱交換器による暖房性能を十分に発揮させ、且つ、給湯用熱交換器による給湯性能も十分に発揮させることが可能となる。
本発明に係る排熱回収給湯装置の第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、前記熱媒が、前記暖房用熱交換器と前記給湯用熱交換器とに並列に供給される形態で、前記熱媒循環路にて循環されるように構成されている点にある。
上記第3特徴構成によれば、排熱発生装置から発生する排熱を回収した熱媒が、熱媒貯留槽を通過した後で、暖房用熱交換器と給湯用熱交換器とに並列に供給される形態で、熱媒循環路にて循環されるので、暖房用熱交換器及び給湯用熱交換器の両方に対して、熱媒貯留槽を通過した後の同じ温度の熱媒を供給することが可能となる。従って、暖房用熱交換器による暖房性能を十分に発揮させ、且つ、給湯用熱交換器による給湯性能も十分に発揮させることが可能となる。
本発明に係る排熱回収給湯装置の第4特徴構成は、上記第1〜第3特徴構成のいずれかに加えて、前記熱媒貯留槽が複数の貯留槽にて構成されている点にある。
上記第4特徴構成によれば、熱媒貯留槽を複数の貯留槽にして設けることで、貯留槽の設置場所の自由度が高くなるという利点がある。例えば、大型の熱媒貯留槽を設けるのではなく、それと合計容量が同じになるような複数の貯留槽を設ける場合には、大型の熱媒貯留槽の設置場所には制約があるが、それよりも小型の貯留槽に対する設置場所の制約はより小さくなる。
熱媒貯留槽を複数の貯留槽にして設ける場合、それらの運用方法としては、高温側の熱媒が貯留される貯留槽と低温側の熱媒が貯留される貯留槽とに役割分担させる運用方法があり、この場合には、排熱発生装置からの排熱を回収した熱媒は高温側の貯留槽に流入して、この高温側の貯留槽に貯留されている熱媒が暖房用熱交換器及び給湯用熱交換器に対して供給され、且つ、暖房用熱交換器及び給湯用熱交換器にて熱量が奪われた後の低温側の熱媒は低温側の貯留槽に流入して、この低温側の貯留槽に貯留されている熱媒が排熱発生装置における排熱回収に供されるように構成される。このように構成することで、高温用の貯留槽と低温用の貯留槽とによって熱媒貯留槽全体として高温側の熱媒と低温側の熱媒とが分離され、高温側の熱媒の温度と低温側の熱媒との対流が発生しないような温度成層を形成して、高温側の熱媒の温度を下げずに利用することが可能となる。
高温側の熱媒が貯留される貯留槽と低温側の熱媒が貯留される貯留槽との他の運用方法としては、熱媒貯留槽を、排熱発生装置からの排熱を熱媒にて回収して貯留するのみで、暖房用熱交換器及び給湯用熱交換器に対して熱媒の供給を行わない熱回収用の貯留槽と、貯留している熱媒を暖房用熱交換器及び給湯用熱交換器に対して供給するのみで、排熱発生装置からの排熱の回収を行わない熱供給用の貯留槽とにして設け、熱供給用の貯留槽に貯留されている熱媒の温度が低下したときには、その役割を熱回収用の貯留槽と交替して、これまで熱回収用の貯留槽として運用していたものを熱供給用の貯留槽として運用し、且つ、これまで熱供給用の貯留槽として運用していたものを熱回収用の貯留槽として運用するような方法がある。このように構成することで、熱回収用としての貯留槽を、熱供給用としての貯留槽のバックアップとして利用することができるので、所謂湯切れが発生する可能性を小さくすることが可能となる。
〔第1実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態に係る排熱回収給湯装置Hを備えたコージェネレーションシステムを示し、このコージェネレーションシステムは、発電機(図示省略)とその発電機を駆動するガスエンジン30を備えた発電装置Gと、ガスエンジン30の排熱を用いて給湯及び暖房を行う排熱回収給湯装置Hとから構成してある。つまり、ガスエンジン30が、排熱発生装置に相当する。
先ず、図1に基づいて、発電装置Gについて説明を加える。
発電装置Gには、ガスエンジン30の冷却水ジャケット30jにわたって冷却水循環路31を通じて冷却水が循環される冷却水熱交換器32を設け、冷却水循環路31には、冷却水を循環させる冷却水循環ポンプ33を設けてある。そして、詳細は後述するが、排熱回収給湯装置Hは、その冷却水熱交換器32に排熱回収用の熱媒を循環させて、ガスエンジン30の排熱を回収するように構成してある。
更に、冷却水循環路31において、冷却水熱交換器32から排出された冷却水が冷却水ジャケット30jへ通流する部分に、ラジエータ放熱用温調弁70を介してラジエータ71を接続し、又、冷却水を冷却水熱交換器32及びラジエータ71を迂回させて通流させるバイパス路72を、バイパス用温調弁73を介して冷却水循環路31に接続してある。ラジエータ放熱用温調弁70は、冷却水の温度がラジエータ放熱切換用設定温度(例えば82°C程度)以上のときは、ラジエータ71に冷却水が流れる流路に切り換わるように構成し、バイパス用温調弁73は、冷却水の温度が冷却水バイパス用設定温度(例えば60°C程度)以下のときは、冷却水がバイパス流路72に流れる流路に切り換わるように構成してある。
つまり、ガスエンジン30の起動時は、冷却水の温度が低いので、冷却水を冷却水熱交換器32及びラジエータ71を迂回させて通流させることにより、冷却水の放熱を抑制して、適切に起動できるようにしてある。
又、出力の大きいとき等、冷却水の温度が高くなって、冷却水熱交換器32だけでは放熱量が不足するときには、冷却水を冷却水熱交換器32とラジエータ71とに通流させるようにして、放熱量を大きくしている。
次に、排熱回収給湯装置Hについて説明を加える。
排熱回収装置Hは、ガスエンジン30の排熱を回収した熱媒を貯留する熱媒貯留槽1、外気暖房ユニット80(暖房用熱交換器の一例)及び給水加熱用熱交換器2(給湯用熱交換器の一例)、排熱回収装置Hの各種制御を司る制御部3並びにその制御部3に各種制御情報を指令するリモコン操作部4を備え、ガスエンジン30の排熱を回収した熱媒を、熱媒貯留槽1を通過した後で外気暖房ユニット80の授熱側流路80a及び給水加熱用熱交換器2の受熱側流路2aに供給される形態で、熱媒循環路5にて循環させるように構成し、並びに、給水加熱用熱交換器2の授熱側流路2gの入水側に、水道水が水道圧にて供給される給水路6を接続すると共に、送水側に給湯路7を接続して、ガスエンジン30の排熱を回収した熱媒と熱交換する水道水を、給水路6を通じて水道圧にて給水加熱用熱交換器2に入水させ且つ水道圧にて給湯路7に送出するように構成してある。
熱媒貯留槽1は、上部に溢水口1iを備えた開放型に構成し、熱媒貯留槽1に熱媒としての水道水を補給する補給水路34に補給水用開閉弁35を設けると共に、熱媒貯留槽1の貯留水位を検出する水位計36を設け、補給水用開閉弁35と水位計36とを、水位計36の検出水位に基づいて補給水用開閉弁35が開閉するように連係させて、熱媒貯留槽1の貯留水位を設定水位に維持するように構成してある。
熱媒循環路5は、熱媒を冷却水用熱交換器32と熱媒貯留槽1とにわたって循環させる加熱側熱媒循環路部分5aと、熱媒貯留槽1を通過した後の熱媒を、外気暖房ユニット80及び給水加熱用熱交換器2の順に循環させる放熱側熱媒循環路部分5gとから構成し、加熱側熱媒循環路部分5aには加熱側熱媒循環ポンプ37を設け、放熱側熱媒循環路部分5gには放熱側熱媒循環ポンプ38を設けてある。
加熱側熱媒循環路部分5aは、熱媒を熱媒貯留槽1の底部から取り出して、上部から熱媒貯留槽1に戻すように熱媒貯留槽1に接続して、熱媒貯留槽1の上部が高温層となる温度成層が形成される状態で、ガスエンジン30の排熱により熱媒貯留槽1の熱媒を加熱するように構成してある。
又、放熱側熱媒循環路部分5gは、熱媒を熱媒貯留槽1の上部から取り出して、底部から熱媒貯留槽1に戻すように熱媒貯留槽1に接続して、熱媒貯留槽1の上部の高温側の熱媒を複数の熱負荷器に提供するように構成してある。具体的には、熱負荷器としてのファンコイルユニットなどの外気暖房ユニット80及び給水加熱用熱交換器2に熱媒を直列に通流させるように構成してある。外気暖房ユニット80は、その授熱側流路80aに流入する熱媒をファン80bにて放熱させて、熱媒から奪った熱を外気暖房ユニット80の外部に提供するように構成されている。
給水路6には、給水路6を通流する水道水の流量を検出する給水流量センサ40を設けてある。
給湯路7は、通常給湯路7uと高温給湯路7hとに分岐し、通常給湯路7uにはミキシング弁11を設け、そのミキシング弁11に、給水路6から分岐したミキシング水路12を接続し、各給湯路7u,7hの先端にはシャワー、カラン等の給湯栓13を接続してある。
つまり、通常給湯路7uにより、給水加熱用熱交換器2から送出された湯水と給水加熱用熱交換器2に入水される前の水道水とをミキシング弁11にて混合して、給湯栓13を通じて給湯し、高温給湯路7hにより、給水加熱用熱交換器2から送出された湯水をそのまま給湯栓13を通じて給湯するように構成してあり、高温給湯路7hにて、通常給湯路7uよりも高温の給湯が可能となるように構成してある。
更に、通常給湯路7uにおいて、ミキシング弁11の設置箇所よりも下流側に対応する箇所に、給湯用補助湯沸器(給湯用補助加熱手段に相当する)14を三方弁15を介して接続して、その三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14に供給される側に切り換えることにより、通常給湯路7uを通流する湯水を給湯用補助湯沸器14にて補助的に加熱するように構成してある。
給湯用補助湯沸器14は、周知の瞬間湯沸器を用いているので詳細な説明は省略するが、加熱対象の湯水が通流する湯沸器熱交換器14nとその湯沸器熱交換器14nを加熱するバーナ14bを備え、バーナ14bにはガス燃料を供給する燃料供給路16を接続し、その燃料供給路16には、バーナ14bへのガス燃料供給を断続する開閉弁17、及び、バーナ14bへのガス燃料供給量を調整するガス流量調整弁18を設けてある。
給湯路7において、通常給湯路7uと高温給湯路7hとに分岐する箇所よりも上流側に対応する箇所に、給水加熱用熱交換器2から送出される湯水の温度(以下、熱交換器送出温度と称する場合がある)を検出する送出温度センサ19を設け、通常給湯路7uにおいて、給湯用補助湯沸器14の設置箇所よりも下流側に対応する箇所に、給湯栓13にて給湯される湯水の温度(以下、給湯温度と称する場合がある)を検出する給湯温度センサ20を設け、通常給湯路7uには、通常給湯流量センサ21を設けてある。
リモコン操作部4には、図示を省略するが、運転状態と停止状態とに切り換える運転スイッチ、及び、通常給湯路7uにて給湯する給湯目標温度を設定する給湯温度設定部等を設けてあり、運転スイッチにて運転状態に切り換えられている間は、制御部3の制御動作が可能となる。
次に、制御部3の制御動作について説明する。
制御部3は、発電装置Gの運転中は、冷却水循環ポンプ33及び加熱側熱媒循環ポンプ37を連続して作動させて、ガスエンジン30の排熱を回収して熱媒貯留槽1の熱媒を加熱する状態で、給水流量センサ40が設定流量以上の流量を検出することに基づいて、以下のように排熱回収給湯温度制御を実行し、給水流量センサ40の検出流量が設定流量よりも少なくなると、排熱回収給湯温度制御を終了すると共に、放熱側熱媒循環ポンプ38を停止させ、発電装置Gの運転が停止されると、冷却水循環ポンプ33、加熱側熱媒循環ポンプ37及び放熱側熱媒循環ポンプ38を停止させた状態で、給水流量センサ40が設定流量以上の流量を検出することに基づいて、以下のように発電停止時給湯温度制御を実行し、給水流量センサ40の検出流量が設定流量よりも少なくなると、発電停止時給湯温度制御を終了する。
以下、排熱回収給湯温度制御について説明を加える。
制御部3には、予め、給湯設定温度(例えば、40°C)、及び、その給湯設定温度よりも低い(例えば、5°C程度低い)補助加熱開始設定温度を設定して記憶させてある。
制御部3は、給水流量センサ40が設定流量以上の流量を検出すると、放熱側熱媒循環ポンプ38を設定初期回転速度で作動させて、給水加熱用熱交換器2に供給される水道水の加熱を開始し、その加熱された水道水の温度、即ち、送出温度センサ19の検出温度が補助加熱開始設定温度以上のときは、三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14を迂回する側に切り換えた状態で、送出温度センサ19の検出温度を給湯設定温度に維持するように放熱側熱媒循環ポンプ38の回転速度を調節する。
又、通常給湯路7uの給湯栓13が開栓されることにより、通常給湯路7uを水道圧により湯水が流れて、通常給湯流量センサ21が設定流量以上の流量を検出すると、制御部3は、送出温度センサ19及び給湯温度センサ20それぞれの検出温度に基づいて、熱交換器送出温度がリモコン操作部4にて設定される給湯目標温度以上のときは、通常給湯制御を実行し、熱交換器送出温度が給湯目標温度よりも低いときは、補助加熱給湯制御を実行する。つまり、給湯負荷が大きくなったり、発電装置Gの運転が停止されてガスエンジン30からの排熱発生がなくなると、熱交換器送出温度が給湯目標温度よりも低くなるので、補助加熱給湯制御が実行されることになる。
通常給湯制御では、三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14を迂回する側に切り換え、且つ、給湯用補助湯沸器14のバーナ14bの燃焼を停止させた状態で、給湯温度センサ20にて検出される給湯温度が給湯目標温度になるようにミキシング弁11の作動を制御する。
補助加熱給湯制御では、三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14に供給される側に切り換え、且つ、給湯用補助湯沸器14のバーナ14bを燃焼させ、且つ、ミキシング弁11をミキシング水路12側が閉じ状態となるように制御した状態で、給湯温度センサ20にて検出される給湯温度が給湯目標温度になるように、ガス流量調整弁18の開度を調節して、バーナ14bの燃焼量を調節する。
次に、発電停止時給湯温度制御について説明を加える。
制御部3は、三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14に供給される側に切り換え、且つ、給湯用補助湯沸器14のバーナ14bを燃焼させ、且つ、給湯温度センサ20にて検出される温度が給湯設定温度になるように、ガス流量調整弁18の開度を調節して、バーナ14bの燃焼量を調節する。
次に、外気暖房ユニット80の運転制御について説明する。
制御部3には、予め、暖房設定温度(例えば、20°C)を設定して記憶させてある。そして、外気暖房ユニット80が運転していない間は、三方弁23は熱媒を放熱側熱媒循環路部分5gに流すように制御されている。ここで、制御部3が、リモコン操作部4による外気暖房ユニット80の運転開始指令を検出すると、放熱側熱媒循環ポンプ38を設定初期回転速度で作動させ、及び、外気暖房ユニット80に対して熱媒を流すように三方弁23を切り換えて、熱媒貯留槽1を通過した後の熱媒が、外気暖房ユニット80の授熱側流路80a及び給水加熱用熱交換器2の受熱側流路2aの順に供給し、外気暖房ユニット80のファン80bを設定回転速度で作動させて、熱媒から奪った熱を外気暖房ユニット80の外部に提供して、外気暖房を開始するように調整する。そして、外気暖房ユニット80の外部に設けられた排気温度センサ(図示せず)による検出温度が暖房設定温度よりも低ければ、授熱側流路80aへの熱媒の流入量を増大させるように放熱側熱媒循環ポンプ38の回転速度を上昇させる。また、リモコン操作部4によって外気暖房ユニット80から排気される風量の増加指令又は減少指令があった場合には、制御部3は、ファン80bの回転数を上昇又は減少させることで対応する。
上述のように構成した第1実施形態の排熱回収給湯装置Hによれば、従来の如き昇圧用のポンプを設置することなく、水道圧を利用して、高所や遠方に給湯することが可能となり、又、熱媒貯留槽1がバッファーとして作用して、給水加熱用熱交換器2及び外気暖房ユニット80に供給される熱媒の温度を安定化させることできて、給水加熱用熱交換器2にて熱媒により加熱されて給湯路7に送出される湯水の温度を安定化させることができることから、給湯温度を安定化させることが可能となり、更に、外気暖房ユニット80に流入した熱媒の温度を安定化させることができることから、安定した暖房性能を提供することができる。
又、発電装置Gの運転停止中でガスエンジン30からの排熱発生が無いときや、給湯負荷に対してガスエンジン30の排熱発生量が不足するときにも、給湯用補助湯沸器14による加熱作用により補助加熱開始設定温度以上の温度での給湯が可能となり、所望通りに給湯が行われる。
又、熱媒貯留槽1を開放型に構成することにより、熱媒貯留槽1が圧力容器に該当しないようにすることができるので、熱媒貯留槽1の保守管理を簡略化することが可能となる。
〔第2実施形態〕
以下、図2に基づいて本発明の第2実施形態を説明するが、第2実施形態においては、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、第1実施形態と異なる構成を説明する。
第2実施形態においては、放熱側熱媒循環路部分5gが、熱負荷器としてのファンコイルユニットなどの外気暖房ユニット80及び給水加熱用熱交換器2に対して、熱媒貯留槽1を通過した後の熱媒を並列に通流させるように構成されている点で第1実施形態とは異なっている。
制御部3には、予め、暖房設定温度(例えば、20°C)を設定して記憶させてある。そして、外気暖房ユニット80が運転していない間は開閉弁24は閉じられ、熱媒を放熱側熱媒循環路部分5gに流すように制御されている。ここで、制御部3が、リモコン操作部4による外気暖房ユニット80の運転開始指令を検出すると、開閉弁24を開放して外気暖房ユニット80の授熱側流路80aにも熱媒を流入させると共にファン80bを設定回転速度で作動させて、熱媒から奪った熱を外気暖房ユニット80の外部に提供して、外気暖房を開始するように調整する。そして、外気暖房ユニット80の外部に設けられた排気温度センサ(図示せず)による検出温度が暖房設定温度よりも低ければ、授熱側流路80aへの熱媒の流入量を増大させるように放熱側熱媒循環ポンプ38の回転速度を上昇させる。また、リモコン操作部4によって外気暖房ユニット80から排気される風量の増加指令又は減少指令があった場合には、制御部3は、ファン80bの回転数を上昇又は減少させることで対応する。
本実施形態では、外気暖房ユニット80及び熱交換器2が熱媒貯留槽1に対して並列に設けられているので、それぞれの熱交換器に対して供給される熱媒は、熱媒貯留槽1を通過した後で並列に供給される熱媒であり、その結果、夫々の熱交換器に対して同じ温度の熱媒が供給されることになる。従って、給水加熱用熱交換器2及び外気暖房ユニット80に供給される熱媒の温度を同じ温度で安定化させることできて、給水加熱用熱交換器2にて熱媒により加熱されて給湯路7に送出される湯水の温度を安定化させることができることから、給湯温度を安定化させることが可能となり、更に、外気暖房ユニット80に供給される熱媒の温度を安定化させることができることから、安定した暖房性能を提供することができる。
〔第3実施形態〕
以下、図3に基づいて本発明の第3実施形態を説明するが、第3実施形態においては、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、第1実施形態と異なる構成を説明する。
第3実施形態においては、主として、第1実施形態における給湯用補助湯沸器14を省略し、熱媒循環路5を通流する熱媒を加熱する熱媒用補助湯沸器41を設けた点で、第1実施形態と異なる。
熱媒用補助湯沸器41について説明を加える。
熱媒循環路5の加熱側熱媒循環路部分5aにおいて、冷却水用熱交換器32から排出された熱媒が熱媒貯留槽1へ通流する部分に、熱媒用補助湯沸器41を三方弁42を介して接続して、その三方弁42を熱媒が熱媒用補助湯沸器41に供給される側に切り換えることにより、熱媒循環路5の加熱側熱媒循環路部分5aを通流する熱媒を熱媒用補助湯沸器41にて補助的に加熱するように構成してある。
熱媒用補助湯沸器41は、上記の第1実施形態及び第2実施形態において給湯用補助湯沸器14として用いた湯沸器と同様であり、湯沸器熱交換器41nとその湯沸器熱交換器41nを加熱するバーナ41bを備え、バーナ41bにはガス燃料を供給する燃料供給路43を接続し、その燃料供給路43には、バーナ41bへのガス燃料供給を断続する開閉弁44、及び、バーナ41bへのガス燃料供給量を調整する流量調整弁45を設けてある。
更に、熱媒循環路5の加熱側熱媒循環路部分5aにおいて、冷却水用熱交換器32と三方弁42との間の部分には、冷却水用熱交換器32から排出される熱媒の温度(以下、熱媒排出温度と称する場合がある)を検出する熱媒排出温度センサ46を設け、熱媒用補助湯沸器41と熱媒貯留槽1との間の部分には、熱媒用補助湯沸器41にて加熱された熱媒の温度(以下、熱媒補助加熱温度と称する場合がある)を検出する熱媒補助加熱温度センサ47を設けてある。
次に、制御部3の制御動作について説明する。
制御部3は、発電装置Gの運転中は、冷却水循環ポンプ33及び加熱側熱媒循環ポンプ37を連続して作動させる状態で、給水流量センサ40が設定流量以上の流量を検出すると、以下のように給湯温度制御を実行し、給水流量センサ40の検出流量が設定流量よりも少なくなると、給湯温度制御を終了すると共に、放熱側熱媒循環ポンプ38を停止させ、発電装置Gの運転が停止されると、加熱側熱媒循環ポンプ37の運転は継続するが、冷却水循環ポンプ33を停止させた状態で、給水流量センサ40が設定流量以上の流量を検出すると、給湯温度制御を実行し、給水流量センサ40の検出流量が設定流量よりも少なくなると、給湯温度制御を終了すると共に、放熱側熱媒循環ポンプ38を停止させる。
制御部3は、給湯温度制御においては、給水流量センサ40が設定流量以上の流量を検出すると、放熱側熱媒循環ポンプ38を設定初期回転速度で作動させて、給水加熱用熱交換器2に供給される水道水の加熱を開始し、その加熱された水道水の温度、即ち、送出温度センサ19又は給湯温度センサ20の検出温度を設定温度に維持するように放熱側熱媒循環ポンプ38の回転速度を調節する。
又、制御部3は、熱媒排出温度センサ46及び熱媒補助加熱温度センサ47の検出情報に基づいて、熱媒排出温度が下位設定温度以上のときは、三方弁42を熱媒が熱媒用補助湯沸器41を迂回する側に切り換え、且つ、熱媒用補助湯沸器41のバーナ41bの燃焼を停止させ、熱媒排出温度が下位設定温度よりも低くなると、三方弁42を熱媒が熱媒用補助湯沸器41に供給される側に切り換え、且つ、熱媒用補助湯沸器41のバーナ41bを燃焼させ、且つ、熱媒補助加熱温度が上位設定温度になるように、流量調整弁45の開度を調節してバーナ41bの燃焼量を調節する。ちなみに、下位設定温度は、給湯負荷が大きくなって、給水加熱用熱交換器2において熱媒にて水道水を給湯設定温度にまで加熱できなくなる状態及び外気暖房ユニット80による暖房設定温度を達成できない状態の何れか一方に対応して設定し、上位設定温度は下位設定温度よりも高く設定する。当然、発電装置Gの運転が停止されて、ガスエンジン30からの排熱発生がなくなったときにも、熱媒排出温度が下位設定温度よりも低くなる。
上述のように構成した第3実施形態の排熱回収給湯装置Hによれば、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、従来の如き昇圧用のポンプを設置することなく、水道圧を利用して、高所や遠方に給湯することが可能となり、又、熱媒貯留槽1がバッファーとして作用して、給水加熱用熱交換器2及び外気暖房ユニット80に供給される熱媒の温度を安定化させることできて、給水加熱用熱交換器2にて熱媒により加熱されて給湯路7に送出される湯水の温度を安定化させることができることから、給湯温度を安定化させることも可能となり、更に、外気暖房ユニット80に流入した熱媒の温度を安定化させることができることから、安定した暖房性能を提供することができる。
又、発電装置Gの運転停止中でガスエンジン30からの排熱発生が無いときや、給湯負荷に対してガスエンジン30の排熱発生量が不足するときにも、熱媒用補助湯沸器41による加熱作用により補助加熱開始設定温度以上の温度での給湯が可能となり、所望通りに給湯が行われる。
又、熱媒貯留槽1を開放型に構成することにより、熱媒貯留槽1が圧力容器に該当しないようにすることができるので、熱媒貯留槽1の保守管理を簡略化することが可能となる。
〔第4実施形態〕
以下、図4に基づいて本発明の第4実施形態を説明するが、第4実施形態においては、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、第1実施形態と異なる構成を説明する。
第4実施形態においては、第1実施形態における熱媒貯留槽1を二つの上側熱媒貯留槽1a及び下側熱媒貯留槽1bにて構成した点で第1実施形態と異なる。
図4に示す密閉型の上側熱媒貯留槽1a及び下側熱媒貯留槽1bによって発電装置Gからの排熱回収を行う場合、下側熱媒貯留槽1bの下部に貯留されている低温側の熱媒をポンプ37によって排熱回収部32に流入させ、発電装置Gからの排熱を回収した後、排熱の回収を行った高温側の熱媒を上側熱媒貯留槽1aの上部に貯留する。ここで、下側熱媒貯留槽1bには調整弁87b及び給水路98bを介して所定量の水を供給することができる。そして、上側熱媒貯留槽1a及び下側熱媒貯留槽1bによって外気暖房ユニット80及び給水加熱用熱交換器2への熱供給を行う場合、上側熱媒貯留槽1aの上部に貯留されている高温側の熱媒を放熱側熱媒循環部分5gを通って外気暖房ユニット80及び給水加熱用熱交換器2に供給し、熱供給が行われた後の低温側の熱媒を下側熱媒貯留槽1bの下部に貯留する。ここで、上側熱媒貯留槽1aと下側熱媒貯留槽1bとは槽間連通路99にて連通されており、下側熱媒貯留槽1bの上部に貯留されている高温側の熱媒が、上側熱媒貯留槽1aの下部に供給されるように構成されている。その結果、上側熱媒貯留槽1a及び下側熱媒貯留槽1bを全体として見れば、上側熱媒貯留槽1aには高温側の熱媒が貯留され、且つ、下側熱媒貯留槽1bには低温側の熱媒が貯留されるというように温度成層が形成されることになる。
〔第5実施形態〕
以下、図5に基づいて本発明の第5実施形態を説明するが、第5実施形態においては、第4実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、第4実施形態と異なる構成を説明する。具体的には、第5実施形態においては、第4実施形態における密閉型の二つの上側熱媒貯留槽1a及び下側熱媒貯留槽1bにより行われる、発電装置Gからの排熱回収の形態及び外気暖房ユニット80及び給水加熱用熱交換器2に対する熱供給の形態が異なっている。
まず、上側熱媒貯留槽1aと給水加熱用熱交換器2との間で熱媒を循環させ、且つ、発電装置Gと下側熱媒貯留槽1bとの間で熱媒を循環させるように動作する場合の例について以下に説明する。
この場合、発電装置Gからの排熱を受け取った熱媒は、加熱側熱媒循環部分5aによって発電装置Gの外部に排出される。その熱媒は三方弁81によって進路を下側熱媒貯留槽流入路92に切り換えられて下側熱媒貯留槽1bの上層部に流入する。そして、下側熱媒貯留槽1bの下部に貯留されている低温側の熱媒は、開閉弁86から下側熱媒貯留槽流出路93及び加熱側熱媒循環部分5aを通って発電装置Gに流入し、その熱媒により発電装置Gの排熱回収が行われる。また、上側熱媒貯留槽1aの上部に貯留されている高温側の熱媒は、上側熱媒貯留槽流出路94及び開閉弁85を通って三方弁23に至り、熱負荷器としての外気暖房ユニット80と給水加熱用熱交換器2とに供給されて熱消費が行われる。そして、熱消費が行われた後の熱媒は、放熱側熱媒循環部分5gを通って三方弁84に至り、上側熱媒貯留槽流入路95を通って上側熱媒貯留槽1aに流入する。ここで、上側熱媒貯留槽1aには調整弁87a及び給水路98aを介して所定量の水を供給することができ、下側熱媒貯留槽1bには調整弁87b及び給水路98bを介して所定量の水を供給することができる。このような構成により、上側熱媒貯留槽1aに貯留されている高温側の熱媒が熱負荷器に供給され、且つ、発電装置Gからの排熱が下側熱媒貯留槽1bに貯留されるため、排熱回収と排熱供給とを上側熱媒貯留槽1aと下側熱媒貯留槽1bとにより分担して効率よく行うことができる。
ここで、制御部3には、上側熱媒貯留槽1aから排出される熱媒の上側熱媒設定温度及び下側熱媒貯留槽1bから排出される熱媒の下側熱媒設定温度を設定して記憶させてある。制御部3は、上側熱媒貯留槽1aから排出される熱媒の温度を上側熱媒温度センサ24を用いて監視し、その熱媒の温度が上述の上側熱媒設定温度未満になれば、上側熱媒貯留槽1aに貯留されている熱媒が熱量不足であると判定する。そして、制御部3は、下側熱媒貯留槽1bから排出される熱媒の温度を下側熱媒温度センサ25を用いて監視し、その熱媒の温度が上述の下側熱媒設定温度以上であれば、上側熱媒貯留槽1aに代えて下側熱媒貯留槽1bから高温側の熱媒を外気暖房ユニット80及び給水加熱用熱交換器2に供給するように、三方弁81、開閉弁82、開閉弁83、三方弁84、開閉弁85及び開閉弁86を切り換え作動させる。
上述のように各弁が切り換え作動されると、下側熱媒貯留槽1bに貯留されている高温側の熱媒は、弁83及び下側熱媒貯留槽流出路96を通って三方弁23に至り、外気暖房ユニット80と給水加熱用熱交換器2とによって熱消費が行われる。そして、熱消費が行われた後の熱媒は、放熱側熱媒循環部分5gを通って三方弁84に至り、下側熱媒貯留槽流入路97を通って下側熱媒貯留槽1bに流入する。他方で、発電装置Gからの排熱を受け取った熱媒は、加熱側熱媒循環部分5aによって発電装置Gの外部に排出される。そして、この熱媒は三方弁81から上側熱媒貯留槽流入路90を通って上側熱媒貯留槽1aに流入する。また、上側熱媒貯留槽1aに貯留されている低温側の熱媒は、弁82から上側熱媒貯留槽流出路91及び加熱側熱媒循環部分5aを通って発電装置Gに流入し、その熱媒により発電装置Gの排熱回収が行われることになる。
このように、上側熱媒貯留槽1a及び下側熱媒貯留槽1bの一方を用いて発電装置Gの排熱を回収しながら、他方を用いて熱負荷器(外気暖房ユニット80、給水加熱用熱交換器2)に熱媒を供給し、一方の熱媒貯留槽の蓄熱量が減少すれば他方の熱媒貯留槽に切り換えて熱媒の供給を継続するように、一方の熱媒貯留槽をバックアップ用の熱媒貯留槽として活用することができる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) ガスエンジン30から発生する排熱を回収した熱媒を、熱媒貯留槽1と給水加熱用熱交換器2及び外気暖房ユニット80とを通して熱媒循環路5にて循環されるように構成するに当たっては、上記の各実施形態のように構成することに限定されるものではなく、種々に構成することができる。
例えば、図6には第1実施形態の場合について例示するが、上記の第1実施形態から第5実施形態において設けた冷却水用熱交換器32及び冷却水循環路31を省略して、加熱側熱媒循環路部分5aを、熱媒をガスエンジン30の冷却水ジャケット30jと熱媒貯留槽1とにわたって循環させるように設けて、熱媒循環路5を、その加熱側熱媒循環路部分5aと、熱媒貯留槽1を通過した後の熱媒を給水加熱用熱交換器2及び外気暖房ユニット80に循環させる放熱側熱媒循環路部分5gとから構成し、放熱側熱媒循環路部分5gには放熱側熱媒循環ポンプ38を設けても良い。
又、熱媒貯留槽1内に熱媒貯留槽1内の熱媒を加熱するように貯留熱媒加熱用熱交換器を設けると共に、その貯留熱媒加熱用熱交換器とガスエンジン30の冷却水ジャケット30jとにわたってエンジン冷却水を循環させる冷却水循環路を設けることにより、ガスエンジン30の排熱を回収して熱媒貯留槽1内の熱媒を加熱するように構成し、熱媒循環路5を、熱媒を熱媒貯留槽1と給水加熱用熱交換器2及び外気暖房ユニット80とにわたって循環させるように設けても良い。
(ロ) 図7に第1実施形態の場合について例示するが、上記の第1実施形態から第5実施形態において、給水路6に、その給水路6を通流する水道水の流量を調節する給水流量調節弁39を設けて、給湯温度の調節を、給水流量調節弁39の制御により行うように構成しても良い。即ち、リモコン操作部4に、図示を省略するが、給湯目標温度を設定する給湯温度設定部を設ける。そして、給湯栓13が開栓されることにより、給水路6を水道圧により水道水が流れて、給水流量センサ40が設定流量以上の流量を検出すると、制御部3により、放熱側熱媒循環ポンプ38を作動させ、送出温度センサ19の検出温度が給湯目標温度になるように、給水流量調節弁39の作動を制御し、給水流量センサ40の検出流量が設定流量よりも少なくなると、放熱側熱媒循環ポンプ38を停止させる。
但し、この別実施形態を第1実施形態の構成において実施するときは、送出温度センサ19の検出温度が給湯目標温度以上の間は、三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14を迂回する側に切り換えた状態で、給水流量調節弁39の開度調節により給湯温度を調節し、給水流量調節弁39を設定最小開度に絞った状態でも、送出温度センサ19の検出温度が給湯目標温度よりも低いときは、三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14に供給される側に切り換え、給湯用補助湯沸器14のバーナ14bを燃焼させて、その燃焼量の調節により給湯温度を調節する。
(ハ) 図8に第1実施形態の場合について例示するが、上記の第1実施形態から第5実施形態において、給水路6に、流量調整可能なポンプ48を設けて、そのポンプ48にて給水流量を調節することにより、給湯温度を調節するように構成しても良い。即ち、モコン操作部4に、図示を省略するが、給湯目標温度を設定する給湯温度設定部を設ける。そして、給湯栓13が開栓されることにより、給水路6を水道圧により水道水が流れて、給水流量センサ40が設定流量以上の流量を検出すると、制御部3により、送出温度センサ19の検出温度が給湯目標温度になるように、ポンプ48の作動を制御するように構成する。尚、ポンプ48は、単に給水流量を調節するだけであって、昇圧する必要がないので、図9に示す従来の如き昇圧用のポンプ58に比べて安価である。
(ニ) 上記の第1実施形態から第5実施形態において、給水流量センサ40を省略して、送出温度センサ19の検出温度が設定温度幅(例えば5°C)以上下がることに基づいて、給湯栓13が開栓されて給湯が開始されたこと判断して、各給湯制御を実行するように構成しても良い。
(ホ) 上記の第1実施形態から第5実施形態において、給湯用補助湯沸器14の設置場所は変更可能である。第1実施形態においては、例えば、給湯用補助湯沸器14を、給湯路7において、通常給湯路7uと高温給湯路7hとに分岐する箇所よりも上流側に対応する箇所に設けても良い。
この場合、給湯路7において、例えば図1における通常給湯路7uと高温給湯路7hとに分岐する箇所と給湯用補助湯沸器14との間に設けられることになる送出温度センサ19の検出温度が設定送出温度以上のときは、三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14を迂回する側に切り換え、且つ、給湯用補助湯沸器14のバーナ14bの燃焼を停止させ、送出温度センサ19の検出温度が設定送出温度よりも低くなると、三方弁15を湯水が給湯用補助湯沸器14に供給される側に切り換え、且つ、給湯用補助湯沸器14のバーナ14bを燃焼させて、送出温度センサ19の検出温度が設定送出温度になるように、ガス流量調整弁18の開度を調節して、バーナ14bの燃焼量を調節する。
この別実施形態によれば、発電装置Gの運転停止中でガスエンジン30からの排熱発生が無いときや、給湯負荷に対してガスエンジン30の排熱発生量が不足するときには、通常給湯路7u及び高温給湯路7hのいずれによっても、所望通りの給湯が可能となる。
ここで、上記の第1実施形態から第5実施形態において、給湯用補助湯沸器14を、給水路6又はミキシング水路12に設けても良い。又、上記の第1実施形態から第5実施形態において、給湯用補助湯沸器14を省略しても良い。
又、上記の第1実施形態から第5実施形態において、給湯用補助湯沸器14と熱媒循環路5を通流する熱媒を加熱する熱媒用補助湯沸器41とを同時に設けても良い。
(ヘ) 上記の第3実施形態において、熱媒用補助湯沸器41の設置場所は変更可能である。例えば、熱媒循環路5の放熱側熱媒循環路部分5gにおいて、熱媒貯留槽1から排出された熱媒が給水加熱用熱交換器2へ通流する部分に設けても良い。
又、熱媒循環路5とは別に、熱媒貯留槽1内の熱媒を熱媒用補助湯沸器41を通して循環させるように、補助加熱用熱媒循環路を設けても良い。
又、熱媒用補助湯沸器41を省略しても良い。
(ト) 上記の第3実施形態においては、熱媒貯留槽1の外部で熱媒を加熱するように構成した熱媒用補助湯沸器41を設ける場合について例示したが、熱媒貯留槽1に貯留されている熱媒そのものを加熱するように構成した加熱装置を設けても良い。その場合、例えば、加熱装置は、バーナの燃焼ガスを通流させる燃焼ガス流路を、熱媒貯留槽1に貯留されている熱媒に浸漬する状態で設けたり、熱媒貯留槽1の周壁に外部から密着させて設けたりして構成することができる。あるいは、加熱装置は、電気ヒータを熱媒貯留槽1に貯留されている熱媒に浸漬する状態で設けて構成することができる。
(チ) 上記の第1実施形態においては、発電装置Gの運転が停止すると、放熱側熱媒循環ポンプ38を停止させて発電停止時給湯温度制御を開始する場合について例示したが、これに代えて、熱媒貯留槽1内の熱媒の温度を検出する熱媒貯留温度センサを設け、発電装置Gの運転が停止しても、その熱媒貯留温度センサの検出温度が切換用設定温度以上の間は、第1実施形態において説明した排熱回収給湯温度制御を継続し、熱媒貯留温度センサの検出温度が切換用設定温度よりも低くなると、放熱側熱媒循環ポンプ38を停止させて発電停止時給湯温度制御を開始するように構成しても良い。ちなみに、切換用設定温度は、例えば、給湯設定温度よりも5°C程度高い温度に設定する。
(リ) 上記の第3実施形態においては、熱媒用補助湯沸器41を熱媒循環路5の加熱側熱媒循環路部分5aを流れる熱媒に対して加熱作動させるか否かの切り換え(具体的には、バーナ41bの点火及び消火の切り換え並びに三方弁42の切り換え)を、熱媒排出温度センサ46の検出温度により行う場合について例示したが、これに代えて、熱媒貯留槽1内の熱媒の温度を検出する熱媒貯留温度センサを設け、その熱媒貯留温度センサの検出温度に基づいて行うように構成しても良い。つまり、熱媒貯留温度センサの検出温度が切換用設定温度以上のときは、熱媒用補助湯沸器41の加熱作動を停止させ、熱媒貯留温度センサの検出温度が切換用設定温度よりも低くなると熱媒用補助湯沸器41を加熱作動させるように構成する。ちなみに、切換用設定温度は、例えば、給湯設定温度よりも5°C程度高い温度に設定する。
(ヌ) 上記の実施形態においては、ガスエンジン30にて駆動される発電装置Gを備えたコージェネレーションシステムにて用いる排熱回収給湯装置Hに本発明を適用する場合について例示したが、本発明をコージェネレーションシステムにて用いる排熱回収給湯装置Hに適用する場合、上記の実施形態の如きガスエンジン30等の各種エンジンにて駆動される発電装置Gを備えたもの以外に、例えば、ガスタービンにて駆動される発電装置Gを備えたものにおいて、ガスタービンを排熱発生装置として適用したり、あるいは、燃料電池を用いた発電装置Gを備えたものにおいて、燃料電池を排熱発生装置として適用したりすることが可能である。
又、本発明は、コージェネレーションシステムにて用いる排熱回収給湯装置以外に、各種燃焼装置や各種燃焼式原動機等の各種の排熱発生装置の排熱を用いて給湯する排熱回収給湯装置に適用することが可能である。
(ル) 上記の実施形態においては、排熱発生装置から発生する排熱を回収した熱媒が、熱媒貯留槽1を通過した後で、外気暖房ユニット80と熱交換器2という二つの熱負荷器を順に通流するような形態を説明し、上記第2実施形態では、熱媒貯留槽1を通過した後で、外気暖房ユニット80と熱交換器2という二つの熱負荷器を並列に通流するような形態について説明したが、熱負荷器が更に数多くある場合には、熱媒貯留槽1を通過した後の熱媒が直列で通流される熱交換器と並列で通流される熱交換器とを併設することも可能である。
(ヲ) 上記の第4実施形態及び第5実施形態においては、熱媒貯留槽1を二つの上側熱媒貯留槽1a及び下側熱媒貯留槽1bにて構成した場合について説明したが、二つ以上の熱媒貯留槽にて構成することも可能である。また、上記第4実施形態及び第5実施形態においては上側熱媒貯留槽1a及び下側熱媒貯留槽1bの容量について言及していないが、それら複数の貯留槽は同じ容量であってもよく、又は異なる容量であってもよい。
(ワ) 上記実施形態においては、暖房用熱交換器の例として外気暖房ユニットを例に挙げたが、他にも床暖房用の熱交換器などの様々なものに使用することができる。
第1実施形態に係る排熱回収給湯装置を備えたコージェネレーションシステムを示すブロック図 第2実施形態に係る排熱回収給湯装置を備えたコージェネレーションシステムを示すブロック図 第3実施形態に係る排熱回収給湯装置を備えたコージェネレーションシステムを示すブロック図 第4実施形態に係る排熱回収給湯装置を備えたコージェネレーションシステムを示すブロック図 第5実施形態に係る排熱回収給湯装置を備えたコージェネレーションシステムを示すブロック図 別実施形態に係る排熱回収給湯装置を備えたコージェネレーションシステムを示すブロック図 別実施形態に係る排熱回収給湯装置を備えたコージェネレーションシステムを示すブロック図 別実施形態に係る排熱回収給湯装置を備えたコージェネレーションシステムを示すブロック図 従来の排熱回収給湯装置を示すブロック図 比較例としての排熱回収給湯装置を示すブロック図
符号の説明
1 熱媒貯留槽
2 給湯用熱交換器(給水加熱用熱交換器)
5 熱媒循環路
7 給湯路
80 暖房用熱交換器(外気暖房ユニット)

Claims (4)

  1. 排熱発生装置から発生する排熱を回収した熱媒が、熱媒貯留槽を通過した後で暖房用熱交換器と給湯用熱交換器とに供給される形態で、前記熱媒貯留槽と前記暖房用熱交換器と前記給湯用熱交換器とを通して熱媒循環路にて循環されるように構成され、
    前記給湯用熱交換器が、前記熱媒と熱交換する水道水が、水道圧にて入水され且つ水道圧にて給湯路に送出されるように構成されている排熱回収給湯装置。
  2. 前記熱媒が、前記暖房用熱交換器、及び、前記給湯用熱交換器の順に供給される形態で、前記熱媒循環路にて循環されるように構成されている請求項1に記載の排熱回収給湯装置。
  3. 前記熱媒が、前記暖房用熱交換器と前記給湯用熱交換器とに並列に供給される形態で、前記熱媒循環路にて循環されるように構成されている請求項1又は請求項2に記載の排熱回収給湯装置。
  4. 前記熱媒貯留槽が複数の貯留槽にて構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の排熱回収給湯装置。
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