JP4267601B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯装置に関するものである。特に、貯湯タンクに貯められている温水を、給湯前に殺菌可能な給湯装置に関するものである。
貯湯タンクに貯められている温水を、給湯箇所に給湯する給湯装置が知られている。貯湯タンクに貯えられている温水が長時間消費されないと、貯湯されている温水の温度が低下し、温水中にレジオネラ菌等の雑菌が繁殖することがある。その場合には、貯湯タンクに貯められている温水を殺菌してから給湯しなければならない(以下においては、「温水」と「冷水」を区別することなく「水」と総称する)。
特許文献1には、貯湯タンクと、バーナー式熱交換器を備えている給湯装置が開示されている。貯湯タンクに貯められている水の温度が低下した場合には、貯湯タンクから送り出された水をバーナー式熱交換器で加熱してから給湯箇所に給湯する。貯湯タンクに貯められている水の温度が高い場合には、バーナー式熱交換器を動作させない。貯湯タンクを殺菌するときには、貯湯タンクとバーナー式熱交換器を一巡する流路を形成する。貯湯タンクから送り出された水は、バーナー式熱交換器を通過して温度が上昇する。バーナー式熱交換器を通過して温度が上昇した水は、貯湯タンクに戻る。このような循環が繰り返されることによって、貯湯タンクの水が高温になり、貯湯タンクが殺菌される。
特開2004−263912号公報
特許文献1の給湯装置は、貯湯しておいた湯によって給湯要求をまかなうことを基本としており、貯湯量を高めるために高温の水を貯湯しておく。雑菌の繁殖を抑制できる程度に高温の水を貯湯タンクに貯湯しておくことを常態とする。バーナー式熱交換器は、貯湯量が不足する例外的な場合に、作動するように意図されている。高温の水を貯湯しておく方式でも、長期間給湯しなければタンク内の水の温度が低下し、雑菌が繁殖する可能性が生じる。この場合には、バーナー式熱交換器を利用して前記の加熱運転を実行し、タンクに高温の水を貯湯しておく常態に戻すことによって、殺菌する。
貯湯タンクに貯湯しておく給湯装置は、貯湯しておいた湯によって給湯要求をまかなうことを基本としており、高温の水を多量に貯湯しておく必要があり、タンク設置用に広いスペースが必要とされ、貯湯タンクに高い断熱性能が必要とされる。
そこで、貯湯量が不足する時にはバーナー式熱交換器を利用することを前提にすることによって、貯湯量を抑えた給湯装置の開発が試みられている。貯湯タンクを備えていながらバーナー式熱交換器を多用する方式であり、貯湯式給湯装置の利点が得られないように思われる。しかしながら、貯湯量が少なくてすむことから小型のタンクですみ、設置スペースの制約が緩和される。また貯湯量が少なくてすむことから低温の水を貯湯しておけば足り、高い断熱性能は要求されない。しかも、比較的に少量の給湯要求が多いことから、タンク容量が小さくても貯湯式給湯装置の利点を享受することができる。貯湯量を抑え、貯湯量の不足時にはバーナー式熱交換器を利用することを前提とする貯湯式給湯装置の実用的価値は高いと期待されている。
この方式の貯湯式給湯装置は、低温(雑菌が繁殖する可能性のある程度に低温)の水を貯湯しておくことを常態としており、長時間給湯しなければ、タンク内で雑菌が繁殖する可能性がある。しかしながら、この方式の貯湯式給湯装置には、特許文献1の殺菌技術はなじまない。特許文献1の殺菌技術は、タンク内の水を高温に加熱して殺菌する方式であり、低温の水を貯湯しておくことを常態とする貯湯式給湯装置になじまない。
本発明は、低温の水を貯湯しておくことを常態とする給湯装置に適合する殺菌技術を提供するものである。
本発明の給湯装置について、そのコンセプトを模式的に例示する図9〜図13を参照しながら説明する。
本発明の給湯装置は、貯湯タンクに貯湯されていた水を殺菌してから給湯箇所に送水することができる。図9に示すように、給湯装置は、給湯経路104と、冷水経路106と、水量調整手段107と、給湯量検出手段108と、コントローラ110を備えている。給湯経路104は、水道水112を、貯湯タンク102とバーナー式熱交換器115を経て、給湯箇所114に送り出す。冷水経路106は、水道水112を、バーナー式熱交換器115と給湯箇所114の間で、バーナー式熱交換器115から送り出された水に合流させる。水量調整手段107は、冷水経路106を通過する水量を調整する。給湯量検出手段108は、給湯箇所114に給湯する水量を検出する。コントローラ110には、バーナー式熱交換器115と水量調整手段107と給湯量検出手段108が接続されている。コントローラ110は、殺菌処理時には非殺菌処理時よりもバーナー式熱交換器115を強く燃焼するとともに、バーナー式熱交換器115による殺菌処理の開始以降に給湯量検出手段108が検出した水量の積算値が所定値になった場合に、バーナー式熱交換器による殺菌処理を終了する。
この給湯装置は、殺菌処理時は非殺菌処理時よりもバーナー式熱交換器115を強く燃焼する。バーナー式熱交換器115を強く燃焼することによって、バーナー式熱交換器115を通過する水の温度を高くする。このため、バーナー式熱交換器115を通過する水が殺菌される。バーナー式熱交換器115から送り出されて殺菌された水に、冷水経路106を通過した水道水が合流する。水量調整手段107が冷水経路106を通過する水量を調整することによって、適度に調温された水が給湯箇所114に送り出される。バーナー式熱交換器115が加えた熱量は、殺菌と給湯の両者に有効に利用される。
この給湯装置によれば、貯湯タンク102内の水を高温に加熱しないでも、貯湯タンク102から給湯箇所114に送水する水を殺菌することができる。低温(雑菌が繁殖する可能性のある程度に低温)の水を貯湯しておくことを常態とする給湯装置に無理なく適合することができる。また特許文献1の技術では、貯湯タンク102を殺菌するために加熱している最中に出湯要求があった場合、貯湯タンク102の加熱が終了するまでは出湯できない。本発明の給湯装置によれば、貯湯タンク102の全体を加熱する必要がなく、出湯要求にタイムリーに対応することができる。
この給湯装置は、殺菌処理の開始以降に給湯量検出手段108が殺菌処理の開始時に貯湯タンク102に入っていた水の全部が送り出されたことを検出した場合に、殺菌処理を終了する。殺菌処理の開始時に貯湯タンク102に入っていた水の全てが殺菌されたタイミングで、殺菌処理を終了することができる。
給湯量検出手段108は、図9のAの位置にあってもよいし、Bの位置にあってもよい。Aの位置にあれば、貯湯タンク102からの出湯量が直接に検出される。Aを通過する流量がわかれば、温水温度と冷水温度と給湯温度の関係から温水と冷水の混合比がわかり、給湯量がわかる。Bの位置にあれば、給湯量が直接に検出される。Bを通過する流量がわかれば、温水温度と冷水温度と給湯温度の関係から温水と冷水の混合比がわかり、貯湯タンク102からの出湯量がわかる。
A位置であれ、B位置であれ、その流量を検出することによって、殺菌処理の開始時に貯湯タンク102に入っていた水の全部が送り出され、その後は殺菌処理が不必要となるタイミングを特定することができる。
上記の給湯装置は、図11に示すように、加熱経路125と、開閉手段121と、ポンプ122と、加熱手段123と、切換手段120をさらに備えている。加熱経路125は、水道水112を貯湯タンク102に導く流路126から分岐し、加熱手段123を通過し、貯湯タンク102とバーナー式熱交換器115を結ぶ流路127に合流する。開閉手段121は、加熱経路125を開閉可能である。ポンプ122は、貯湯タンク102に貯湯されている水を加熱経路125を経由して貯湯タンク102に戻す。切換手段120は、給湯経路104と加熱経路125のいずれか又は双方を有効にする。コントローラ110は、切換手段120によって給湯経路104が有効になっている状態で殺菌処理を実行するときには開閉手段121を閉じ、貯湯タンク102に貯湯されている水を加熱するときにはポンプ122を駆動して開閉手段121を開く。
開閉手段121を閉じると、加熱経路125に水道水が流入しなくなり、多くの水が貯湯タンク102から送り出される。従って、殺菌動作をより早く終了することができる。
開閉手段121を開いてポンプ122を駆動すると、貯湯タンク102に貯湯されている水が加熱経路125を経由して貯湯タンク102に戻される。加熱手段123と加熱経路125は、貯湯タンク102に貯湯されている水を加熱することができ、バーナー式熱交換器115に送り込む水を加熱することもできる。
図10に示すように、給湯量検出手段に代えて、温度検出手段118を設けることもできる。温度検出手段118は、貯湯タンク102から送り出されてバーナー式熱交換器115に流入する以前の水の温度を検出する。図10の貯湯式給湯装置の場合、コントローラ110は、殺菌処理時には非殺菌処理時よりもバーナー式熱交換器115を強く燃焼するとともに、温度検出手段118が水道水112の温度を検出した場合に、バーナー式熱交換器115による殺菌処理を終了する。
この給湯装置によれば、貯湯タンク102内の水を高温に加熱しないでも、貯湯タンク102から給湯箇所114に送水する水を殺菌することができる。また、この給湯装置によると、貯湯タンク102の全体を加熱する必要がなく、出湯要求にタイムリーに対応することができる。
貯湯タンク102に入っていた水が送り出されると、送り出された分だけ水道水112が貯湯タンク102に入り込む。殺菌処理の開始時に貯湯タンク102に入っていた水の全てが送り出されると、温度検出手段118は、水道水112の温度を検出する。この給湯装置は、温度検出手段118が水道水112の温度を検出した場合に、殺菌処理を終了する。従って、殺菌開始処理の時に貯湯タンク102に入っていた水の全てが送り出されて殺菌されたタイミングで、殺菌処理を終了することが可能になる。
上記の給湯装置では、図11に示すように、加熱経路125と、開閉手段121と、ポンプ122と、加熱手段123と、切換手段120を備えていることが好ましい。加熱経路125は、水道水112を貯湯タンク102に導く流路126から分岐し、加熱手段123を通過し、貯湯タンク102とバーナー式熱交換器115を結ぶ流路127に合流する。開閉手段121は、加熱経路125を開閉可能である。ポンプ122は、貯湯タンク102に貯湯されている水を加熱経路125を経由して貯湯タンク102に戻す。切換手段120は、給湯経路104と加熱経路125のいずれか又は双方を有効にする。コントローラ110は、切換手段120によって給湯経路104が有効になっている状態で殺菌処理を実行するときには開閉手段121を閉じ、貯湯タンク102に貯湯されている水を加熱するときにはポンプ122を駆動して開閉手段121を開く。
閉手段121を閉じると、加熱経路125に水道水が流入しなくなり、多くの水が貯湯タンク102から送り出される。従って、殺菌動作をより早く終了することができる。
開閉手段121を開いてポンプ122を駆動すると、貯湯タンク102に貯湯されている水が加熱経路125を経由して貯湯タンク102に戻される。加熱手段123と加熱経路125は、貯湯タンク102に貯湯されている水を加熱することができ、バーナー式熱交換器115に送り込む水を加熱することもできる。
上記の給湯装置において、図12に示すように、貯湯タンク102に貯められている水を、ポンプ122によってバーナー式熱交換器115を経てから貯湯タンク102に戻す殺菌経路140を有していることが好ましい。その場合、コントローラ110は、切換手段120によって、給湯経路104と加熱経路125と殺菌経路140のいずれかを有効にするとともに、バーナー式熱交換器による殺菌処理の開始から第1所定期間が経過しても給湯量検出手段108が検出した給湯流量の積算値が所定値に達していない場合には、殺菌経路140を有効にする。
殺菌処理時には非殺菌処理時よりもバーナー式熱交換器115を強く燃焼して給湯箇所114に送り出す水を殺菌する場合、給湯箇所114で水が消費されないと、殺菌処理も行われない。このため、給湯箇所114での水の消費が少ないと、バーナー式熱交換器による殺菌処理の開始時に貯湯タンク102に入っていた水が長期間に亘って貯湯タンク102に滞留していることがある。上述の給湯装置は、殺菌処理の開始から第1所定期間が経過しても給湯量検出手段108が検出した給湯流量の積算値が所定値に達していない場合には、殺菌経路140を有効にする。殺菌経路140を有効にすることによって、貯湯タンク102から送り出された水が、バーナー式熱交換器115で加熱されて貯湯タンク102に戻る循環が行わる。この循環が行われることにより、貯湯タンク102内の水が高温になる。貯湯タンク102内の水は、高温になることによって殺菌される。
この技術要素は、特許文献1の技術に他ならない。本来的には、低温の温水を貯湯しておく技術になじまない。本発明では、長期に亘って給湯されない例外的な場合に限って、貯湯タンクの全体を加熱して殺菌する。
図13に示すように、バーナー式熱交換器115が、バーナーの燃焼熱で水を加熱する顕熱交換器132と、バーナーの燃焼ガスに含まれている水蒸気の凝縮潜熱で水を加熱する潜熱交換器133を備えていることが好ましい。その場合、加熱経路125への分岐点135と貯湯タンク102の間に潜熱交換器133が介装されており、加熱経路125からの合流点136と冷水経路106からの合流点138の間に顕熱交換器132が介装されている。
潜熱交換器133は、通過する水の温度が低いと効率が高い。通過する水の温度が低いと、燃焼ガスに含まれている水蒸気が多く凝縮するからである。上述の給湯装置は、加熱経路125への分岐点135と貯湯タンク102の間に潜熱交換器133が介装されている。このため、温度が低い水道水が潜熱交換器133を通過する。あるいは、貯湯タンク102の底部に蓄えられている温度が低い水が潜熱交換器133を通過する。潜熱交換器133の効率を高くすることができる。
上記の給湯装置において、加熱手段123は、ヒートポンプであることが好ましい。
ヒートポンプを採用することにより、給湯装置の熱効率を高めることができる。
上記の給湯装置において、コントローラ110は、バーナー式熱交換器による殺菌処理を終了してから第2所定期間が経過したときに、バーナー式熱交換器による殺菌処理を開始することが好ましい。
殺菌処理を終了してから長い期間が経過すると、貯湯タンク102に入っている水に雑菌が多く繁殖している可能性が高くなる。この給湯装置は、バーナー式熱交換器による殺菌処理を終了してから第2所定期間が経過した時に、バーナー式熱交換器による殺菌処理を開始する。
本発明によれば、貯湯タンク内の水の全部を高温に加熱しないでも、貯湯タンクから給湯箇所に送水する水を殺菌することができる。低温(雑菌が繁殖する可能性のある程度に低温)の水を貯湯しておくことを常態とする給湯装置に無理なく適合することができる。また本発明の給湯装置によれば、貯湯タンクの全体を加熱する必要がなく、出湯要求にタイムリーに対応することができる。
後述する実施例の主要な特徴を記載する。
(1)給湯装置は、ヒートポンプ、貯湯タンク、バーナー部、それらを接続する流路、流路に介装されたセンサや三方弁や流量調整弁、ポンプ、コントローラ、リモコンを備えている。
(2)ヒートポンプは、外気熱交換器、給湯熱交換器、圧縮機、減圧弁と、それらを一巡する流路を有している。外気熱交換器には、熱媒体が流入する。外気熱交換器を流れる熱媒体は、外気から吸熱する。外気熱交換器を流出した熱媒体は、圧縮機に圧縮されることによって温度が上昇する。給湯熱交換器には、熱媒体流路と水流路が設けられている。圧縮機で圧縮された熱媒体は、熱媒体流路に流入する。熱媒体流路を流れる熱媒体は、水流路を流れる水を加熱する。給湯熱交換器の熱媒体流路を流出した熱媒体は、減圧弁で膨張することによって温度が低下する。温度が低下した熱媒体は、外気熱交換器に戻り外気から吸熱する。
(3)バーナー部は、顕熱交換器、潜熱交換器、バーナーを備えている。コントローラは、センサ等から入力される信号に基づいて、ヒートポンプや三方弁や流量調整弁を制御する。リモコンはコントローラに接続されており、使用者が給湯要求温度等を設定するのに用いられる。
(4)貯湯タンクに貯湯するときには、ヒートポンプを動作させる。バーナーは燃焼させない。このときには、ポンプが動作することによって、貯湯タンクから潜熱交換器、給湯熱交換器を通過して貯湯タンクに戻るルートで水が循環する。給湯熱交換器を通過する水が熱媒体流路を通過する熱媒体によって加熱され、貯湯タンクに貯湯が行われる。
(5)貯湯タンクに貯湯されている水の温度が給湯要求温度よりも高い場合には、ヒートポンプを動作させる。バーナーは燃焼させない。この場合には、給湯装置に供給された水道水が、潜熱交換器を経由して貯湯タンクの下部に送り込まれる。貯湯タンクの下部に水が送り込まれると、貯湯タンクの上部から貯湯されていた水が送り出される。貯湯タンクから送り出された水は、顕熱交換器を通過してから給湯栓等に給湯される。また、給湯装置に供給された水道水は、給湯熱交換器の水流路を通過することによって温度が上昇してから、貯湯タンクから送り出される水に合流する。
(6)貯湯タンクに貯湯されている水の温度が給湯要求温度よりも低い場合には、ヒートポンプを動作させるとともに、バーナーを燃焼させる。給湯装置に供給された水道水は、潜熱交換器を通過することによって、燃焼ガスに含まれる水蒸気の凝縮潜熱を回収して温度が上昇する。潜熱交換器を通過して温度が上昇した水は、貯湯タンクの下部に送り込まれる。貯湯タンクの下部に水が送り込まれると、貯湯タンクの上部から水が送り出される。貯湯タンクから送り出された水は、顕熱交換器を通過する。顕熱交換器を通過した水は、バーナーの燃焼ガスによって加熱され、温度がさらに上昇する。顕熱交換器で加熱された水は、給湯栓等に給湯される。また、給湯装置に供給された水道水は、給湯熱交換器の水流路を通過することによって温度が上昇してから、貯湯タンクから送り出される水に合流する。
(7)2つの殺菌モード(第1殺菌モード、第2殺菌モード)を実行可能である。第1殺菌モードと第2殺菌モードは、コントローラが殺菌処理を処理することによって実行される。
第1殺菌モードは、前回の殺菌処理が終了してから第1所定期間が経過すると開始される。第1殺菌モードでは、ヒートポンプを停止する。水道水は、潜熱交換器と貯湯タンクと顕熱交換器を通過する。第1殺菌モードでは、バーナーを強く燃焼させる。バーナーを強く燃焼させることによって、顕熱交換器を流出する水の温度が高温になり、貯湯タンクから送り出された水が殺菌される。顕熱交換器を流出した水に水道水が混合され、所望の温度の水が給湯栓等に給湯される。
(8)第2殺菌モードは、第1殺菌モードを開始してから第2所定期間が経過した場合に実行される。第2殺菌モードでは、ヒートポンプを動作させるとともに、バーナーを燃焼させる。この場合には、ポンプが動作することによって、貯湯タンクから、潜熱交換器と給湯熱交換器と顕熱交換器を通過して、貯湯タンクに戻るルートで水が循環する。循環する水は、潜熱交換器と給湯熱交換器と顕熱交換器を通過することによって高温になる。高温になった水によって、貯湯タンクが殺菌される。
(9)第2殺菌モードを実行しているときに給湯要求があった場合には、ヒートポンプを停止する。バーナーは動作を継続する。給湯装置に供給された水道水は、顕熱交換器を通過する。顕熱交換器を通過する水は、バーナーの燃焼ガスによって加熱されて殺菌されてから給湯栓等に給湯される。
本発明の給湯装置に係る一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、給湯装置10は、ヒートポンプ12、貯湯部45、バーナー部50、それらを接続する流路、流路に介装されたセンサや三方弁や流量調整弁、コントローラ95、リモコン96を備えている。
ヒートポンプ12は、外気熱交換器20、送風機21、給湯熱交換器24、循環往路30、循環復路34、圧縮機32、減圧弁37、第1センサ33、第2センサ40、第3センサ41を有している。
外気熱交換器20は、内部を通過する熱媒体と外気との間で熱交換を行う。送風機21は、外気熱交換器20に隣接して設けられており、電動モータ23とファン22を有している。ファン22は、電動モータ23に駆動されて回転する。ファン22が回転すると、外気が外気熱交換器20に吹き付けられる。外気が吹き付けられることによって、外気熱交換器20の効率が向上する。熱媒体には、例えば代替フロン(ハイドロフルオロカーボン等)や、例えば二酸化炭素を用いることができる。
給湯熱交換器24には、熱媒体流路26と水流路27が設けられている。循環往路30は、外気熱交換器20の出口25と、給湯熱交換器24の熱媒体流路26の入口31を接続している。圧縮機32と第1センサ33は、循環往路30に介装されている。
循環復路34は、給湯熱交換器24の熱媒体流路26の出口35と外気熱交換器20の入口36を接続している。減圧弁37と第2センサ40と第3センサ41は、循環復路34に介装されている。
圧縮機32は、外気熱交換器20を流出した熱媒体を圧縮して給湯熱交換器24に送り込む。第1センサ33は、外気熱交換器20を流出した熱媒体の温度を検出する。給湯熱交換器24は、熱媒体流路26を通過する熱媒体と水流路27を通過する水との間で熱交換を行う。水流路27を通過する水が、熱媒体流路26を通過する熱媒体によって加熱される。第2センサ40は、給湯熱交換器24を流出した熱媒体の温度を検出する。減圧弁37は、通過する熱媒体を減圧する。減圧弁37が熱媒体を減圧する程度は、その開度を調整することによって行われる。第3センサ41は、外気熱交換器20に流入する熱媒体の温度を検出する。
貯湯部45は、貯湯タンク46と第4センサ47を備えている。貯湯タンク46は縦長状に形成されている。第4センサ47は、貯湯タンク46内の水の温度を検出する。
バーナー部50は、顕熱交換器52、潜熱交換器51、バーナー53、バーナーファン54を備えている。バーナー53は、ガスを燃焼する。バーナーファン54は、バーナー53に燃焼用の空気を送風する。
第1流路56の一端57には、水道水が供給されている。第1流路56の他端58は、第2流路60(後述する)の途中に接続されている。第1流路56には、流量センサ59が介装されている。流量センサ59は、第1流路を流れる水量を検出する。
第2流路60は、逃がし弁62と潜熱交換器51の一方端63を接続している。第2流路60には、第1三方弁64が介装されている。逃がし弁62は、第2流路60内の圧力が所定値以上になったときに開き、第2流路60内の圧力を外部に開放する。第1三方弁64は、第2流路60同士を流通させる状態と、第2流路60の逃がし弁62側と第11流路94(後述する)を流通させる状態とを切り替える。
第3流路66は、潜熱交換器51の他方端67と貯湯タンク46の下端を接続している。第3流路66には、第5センサ68が介装されている。第5センサ68は、第3流路66を流れる水の温度を検出する。
第4流路70は、第2流路60の途中と、給湯熱交換器24の水流路27の入口71を接続している。第4流路70には、ポンプ73と第1流量調整弁72が介装されている。ポンプ73は、上流側(第1流量調整弁72側)の水を吸込み、下流側に送り出す。第1流量調整弁72は、その開度を変化させることによって、通過する水の量を調整する。
第5流路75は、給湯熱交換器24の水流路27の出口74と、第7流路78(後述する)の途中を接続している。第5流路75には、第5センサ76と第2三方弁77が介装されている。第5センサ76は、第5流路75を流れる水の温度を検出する。
第6流路84の上流端85は、第2三方弁77に接続されている。第6流路84の下流側は、給湯栓や風呂と連通している。第6流路84には、第6センサ79が介装されている。第2三方弁77は、第5流路75同士を流通させる状態と、第5流路75の上流側と第6流路84を流通させる状態とを切り替える。第6センサ79は、第6流路84を流れる水の温度を検出する。
第7流路78は、貯湯タンク46の上端と第3三方弁82(後述する)を接続している。第7流路78には、第7センサ80が介装されている。第7センサ80は、第7流路78を流れる水の温度を検出する。
第8流路81は、顕熱交換器52の一端83と第3三方弁82を接続している。上述したように、第3三方弁82には、第6流路78が接続されている。また、第3三方弁82には、第11流路94(後述する)も接続されている。第3三方弁82は、第7流路78と第8流路81を流通させる状態と、第8流路81と第11流路94を流通させる状態とを切り替える。
第9流路86は、顕熱交換器52の他端87と第6流路84の途中を接続している。第9流路86には、第8センサ88が介装されている。第8センサ88は、第9流路86を流れる水の温度を検出する。
第10流路90の一端92は、第6流路84の途中であって、第9流路86が接続されているのと同じ部位に接続されている。第10流路90の他端93は、第2流路60の途中であって、第4流路70が接続されているのと同じ部位に接続されている。第10流路90には、第2流量調整弁91が介装されている。第2流量調整弁91は、その開度を変化させることによって、第10流路90を流れる水の量を調整する。第11流路94は、第1三方弁64と第3三方弁82を接続している。
コントローラ95は、制御プログラムを記憶している。コントローラ95には、リモコン96の操作信号と、流量センサ59の検出信号と、センサ33、40、41、47、68、79、80、88の検出信号が入力される。コントローラ95は、それらの信号を制御プログラムで処理することによって、送風機21、圧縮機32、減圧弁37、バーナー53、バーナーファン54、三方弁64、77、82、ポンプ73、流量調整弁72、91を制御する。
ヒートポンプ12の代わりに、他の加熱手段(例えば、燃料電池)を用いることもできる。
給湯装置10の動作について説明する。
ヒートポンプ12の外気熱交換器20には、循環復路34から液体状の熱媒体が流入する。外気熱交換器20を流れる熱媒体は、外気から吸熱することによって蒸発し、液体状からガス状に相変化する。外気熱交換器20を流出した熱媒体は、循環往路30を流れ、圧縮機32によって圧縮される。圧縮機32に圧縮された熱媒体は、ガス状のまま温度が上昇する。温度が上昇した熱媒体は、給湯熱交換器24の熱媒体流路26に流入する。給湯熱交換器24の水流路27には、熱媒体流路26を流れる熱媒体よりも低温の水が流れている。熱媒体流路26を流れる熱媒体は、水流路27を流れる水と熱交換することによって冷却される。冷却された熱媒体は、ガス状から液体状に相変化する。水流路27を流れる水は、熱媒体流路26を流れる熱媒体に加熱されて温度が上昇する。
給湯熱交換器24の熱媒体流路26を流出した液体状の熱媒体は、循環復路34を流れる。循環復路34を流れる熱媒体は、減圧弁37で膨張することによって温度が低下する。温度が低下した液体状の熱媒体は、外気熱交換器20に流入する。
給湯装置10は、貯湯タンク46に貯湯したり、給湯栓等に給湯したり、貯湯タンク46を殺菌したりする動作を実行する。以下、それらの動作について説明する。
最初に、図1を用いて、貯湯タンク46に貯湯する動作について説明する。このときには、ヒートポンプ12を動作させる。バーナー53は燃焼させない。貯湯タンク46に水が貯められているとともに、第6流路84から給湯栓等に給湯していないものとする。第6流路84から給湯していないので、第1流路56には水道水が流入しない。図1で塗りつぶされている流路は、熱媒体や水が流通していることを示している。熱媒体や水の流通方向は、矢印で示している。
貯湯タンク46に貯湯するときには、第1流量調整弁72を開くとともに、ポンプ73を駆動する。第1三方弁64は、第2流路60同士を流通させる状態にする。第2三方弁77は、第5流路75同士を連通させる状態にする。第3三方弁82は、第8流路81と第11流路94を連通させる状態にする。ポンプ73を駆動すると、第4流路70から給湯熱交換器24の水流路27に水が流入する。水流路27を流れる水は、熱媒体流路26を流れている熱媒体に加熱されて温度が上昇する。温度が上昇した水は、第5流路75と第7流路78を流れて貯湯タンク46に送り込まれる。貯湯タンク46に水が送り込まれることによって、貯湯タンク46の下部から第3流路66に水が送り出される。第3流路66に送り出された水は、バーナー部50の潜熱交換器51と、第2流路60と、第4流路70を流れてポンプ73に吸い込まれる。給湯熱交換器24で加熱されて温度上昇した水が貯湯タンク46に送り込まれ、さらに貯湯タンク46から送り出されて給湯熱交換器24に戻る循環が繰り返されることにより、貯湯タンク46に高温な水(湯)が貯湯される。
コントローラ95は、センサ47、68、76、80が検出した温度に基づいて、ヒートポンプ12やポンプ73の運転強さ、第1流量調整弁72の開度を調整する。コントローラ95がヒートポンプ12の運転強さを調整するにあたっては、センサ33、40、41の検出温度に基づいて、圧縮機32の圧縮率や減圧弁37の開度を調整する。
給湯装置10が給湯するときの動作を、以下の(1)、(2)、(3)それぞれの場合について説明する。
(1)貯湯タンクに貯湯している水の温度が給湯要求温度よりも高い場合。
図2に示すように、貯湯タンク46には45℃の水が貯湯されており、給湯要求温度は38℃であるとする。貯湯タンク46に45℃の水が貯湯されていることは、第4センサ47によって検出される。給湯要求温度は、使用者がリモコン96を操作することによって設定されている。
この場合には、ヒートポンプ12を動作させる。バーナー53は燃焼させない。第1流量調整弁72を開くとともに、ポンプ73を停止する。第1三方弁64は、第2流路60同士を流通させる状態にする。第2三方弁77は、第5流路75同士を連通させる状態にする。第3三方弁82は、第7流路78と第8流路81を連通させる状態にする。
第1流路56には水道水の水圧が加わっている。このため、第6流路84の下流側に設けられている給湯栓等が開けられると、第1流路56と、第2流路60と、潜熱交換器51と第3流路66を経て水が貯湯タンク46の下部に入り込む。第1流路56に水道水が供給されたことは、流量センサ59によって検出される。貯湯タンク46の下部に水が入り込むと、その上部から第7流路78に45℃の水が送り出される。
第1流路56に供給されている水道水は、第2流路60の途中で第4流路70にも流入する。第4流路70に流入した水は、第1流量調整弁72とポンプ73を通過する。上述したように、ポンプ73は停止している。ポンプ73が停止していても、水はポンプ73内の流路を通過する。第4流路70を流れた水は、給湯熱交換器24を通過することによって加熱され、28℃まで温度が上昇する。その水温は、第5センサ76によって検出される。温度が上昇した水は、第5流路75を流れ、第7流路78で貯湯タンク46から送り出された水に混合する。混合した水は、42℃になる。その水温は、第7センサ80によって検出される。
第7流路78を出た水は、第3三方弁82を通過してから、第8流路81と顕熱交換器52と第9流路86を流れる。一方、第1流路56から第2流路60に流入した水道水は、第10流路90にも流入する。第10流路90に流入した水は、第6流路84で第9流路86を流れてきた水と混合する。第10流路90を流れる水の量は、第2流量調整弁91によって調整されている。第2流量調整弁91が第10流路90を流れる水の量を調整するにあたっては、第6センサ79や第8センサ88の検出温度が利用される。第2流量調整弁91が、第9流路86を流れてきた水(42℃)に混合する第10流路90を流れてきた水(15℃)の量を調整することによって、第6流路84から給湯要求温度どおりの38℃の水が給湯栓等に給湯される。
既に説明したように、貯湯タンク46から送り出された水(45℃)に、ヒートポンプ12の給湯熱交換器24で加熱された水(28℃)が混合する。このため、給湯熱交換器24で加熱された水の分だけ、貯湯タンク46に貯湯されている水(湯)を節約することができる。
(2)貯湯タンクに貯湯している水の温度が給湯要求温度よりも低い場合。
図3に示すように、貯湯タンク46には33℃の水が入っているとする。給湯要求温度は42℃であるとする。
この場合には、ヒートポンプ12を動作させる。バーナー53を燃焼させる。第1流量調整弁72を開くとともに、ポンプ73を停止する。第1三方弁64は、第2流路60同士を流通させる状態にする。第2三方弁77は、第5流路75同士を連通させる状態にする。第3三方弁82は、第7流路78と第8流路81を連通させる状態にする。第2流量調整弁91を閉じる。
給湯栓等が開かれると、第1流路56と第2流路60を流れた15℃の水(水道水)が潜熱交換器51に流入する。潜熱交換器51では、バーナー53で燃焼しているガスに含まれる水蒸気が、潜熱交換器51を通過する水に冷却されて凝縮することによって水になる。そのときに発生する潜熱(凝縮熱)を吸収することとバーナー53の燃焼ガスに加熱されることによって、温度が33℃に上昇した水が、潜熱交換器51から第3流路66に流入する。第3流路66を流れた水は、貯湯タンク46に入り込む。このため、貯湯タンク46内の水温が33℃になる。
貯湯タンク46の下部に水が入り込むことによって、その上部から第7流路78に33℃の水が送り出される。第1流路56に供給されている水道水は、第4流路70にも流入する。第4流路70を流れた水は、給湯熱交換器24を通過することによって加熱され、28℃まで温度が上昇する。温度が上昇した水は、第5流路75を流れ、第7流路78で貯湯タンク46から送り出された水に混合する。混合した水は、31℃になる。
第7流路78を出た水は、第8流路81を経て顕熱交換器52に流入する。顕熱交換器52に流入した水はバーナー53の燃焼ガスに加熱される。バーナー53の燃焼強さが調整されることによって、顕熱交換器52を通過した水は、給湯要求温度である42℃になる。バーナー53の燃焼強さの調整にあたっては、第6センサ79、第7センサ80、第8センサ88の検出温度が利用される。顕熱交換器52を通過した42℃の水は、第9流路86と第6流路84を流れて給湯栓等に給湯される。
上述したように、貯湯タンク46には、潜熱交換器51で加熱された33℃の水が入れられている。それ以前に、給湯要求温度よりも高い温度(例えば、45℃)の水が貯湯タンク46に入っていることがある。つまり、上述した(1)の場合である。その場合には、貯湯タンク46の45℃の水を消費するまで、バーナー53を燃焼させない。バーナー53が燃焼しないので、貯湯タンク46には、その下部から15℃の水(水道水)が入り込む。低温(15℃)の温度成層の上に高温(45℃)の温度成層が形成された状態で、45℃の水が消費されてゆく。45℃の水が消費されると、15℃の水が貯湯タンク46から送り出される。そのことは、第7センサ80によって検出される。15℃の水が貯湯タンク46から送り出されると、バーナー53を燃焼させる。バーナー53が燃焼すると、貯湯タンク46の下部に潜熱交換器51から、例えば30℃の水が送り込まれる。15℃の水が入っていた貯湯タンク46の下部に、それよりも温度が高い30℃の水が送り込まれるので、貯湯タンク46内には対流が発生する。このため、貯湯タンク46内には、明瞭な温度成層は形成されない。最終的に、貯湯タンク46は30℃の水で満たされる。
(3)バーナー53がミニマム燃焼すると、顕熱交換器52から流出する水の温度が給湯要求温度を超えてしまう場合。
ミニマム燃焼とは、バーナー53が最も弱く燃焼している状態である。バーナー53がミニマム燃焼すると、顕熱交換器52から流出する水の温度が給湯要求温度を超えてしまう事象は、貯湯タンク46に貯湯されている水の温度が給湯要求温度よりも僅かに低い場合に発生する。
図4に示すように、貯湯タンク46には38℃の水が入っており、給湯要求温度は42℃であるとする。流量調整弁や三方弁の状態は、第2流量調整弁91を開く以外、上述した(2)の場合と同様である。ヒートポンプ12は弱く運転する。貯湯タンク46から送り出された38℃の水に、給湯熱交換器24で加熱された21℃の水が混合することによって、顕熱交換器52には35℃の水が流入する。顕熱交換器52に流入する水の温度が35℃であり、給湯要求温度である42℃よりも低いので、バーナー53を動作させる必要がある。バーナー53を動作させると、顕熱交換器52を流出する水の温度が、給湯要求温度である42℃を超える。顕熱交換器52を流出した水は、第9流路86を流れて第6流路84に流入する。第6流路84には、第10流路90から第2流量調整弁91によって流量が調整された低温(15℃)の水が混合する。このようにして、第6流路84から給湯要求温度どおりの42℃の水が給湯栓等に給湯される。
第6流路84から給湯される水量は、給湯栓の開度等によって規制されている。従って、顕熱交換器52から第9流路86を経由して第6流路に流入する水量に対して、第10流路90から第6流路84に流入する水量の割合を多くすれば、貯湯タンク46から送り出される水を節約することができる。
既に説明したように、ヒートポンプ12を弱く運転することによって、貯湯タンク46から送り出された38℃の水に、給湯熱交換器24で加熱された21℃の水が混合する。給湯熱交換器24で加熱された水が貯湯タンク46から送り出された水に混合することによって、バーナー53で加熱されて顕熱交換器52から流出する水の温度が高くなる。顕熱交換器52から流出する水の温度が高くなると、第10流路90から第6流路84に流入する水量が多くなる。よって、貯湯タンク46から送り出される水を節約することができる。
ヒートポンプ12を強く運転することもできる。ヒートポンプ12を強く運転すると、給湯装置10のエネルギー効率は低下するが、貯湯タンク46から送り出される水をより節約することができる。
給湯装置10が実行する殺菌動作について説明する。殺菌動作では、コントローラ95が図5に示す殺菌処理を行う。殺菌処理の最初の処理であるS10では、前回殺菌処理を実行してから第1所定期間が経過したか否かを判別する。第1所定期間は、貯湯タンク46に貯められている水にレジオネラ菌等の雑菌が多く繁殖する可能性がある期間(例えば48時間)を設定する。S10で前回殺菌処理を実行してから第1所定期間が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S10で前回殺菌処理を実行してから第1所定期間が経過していると判別した場合(YESの場合)には、S12に移行する。
S12では、第1殺菌モードを実行する。図6に示すように、第1三方弁64は、第2流路60同士を流通させる状態にする。第2三方弁77は、第5流路75同士を流通させる状態にする。第3三方弁82は、第7流路78と第8流路81を流通させる状態にする。ヒートポンプ12は、動作させない。第1流量調整弁72を閉じるとともに、ポンプ73を停止する。バーナー53を強く燃焼させる。貯湯タンク46には、35℃の水が貯められているとする。給湯要求温度は、40℃であるとする。
この状態で第6流路84の下流側に設けられている給湯栓等が開けられると、流量センサ59によってそれが検出される。給湯栓等が開けられると、第1流路56と、第2流路60と、潜熱交換器51と第3流路66を経て水が貯湯タンク46の下部に入り込む。バーナー53は、強く燃焼させる。潜熱交換器51を通過した水は、温度が上昇する。貯湯タンク46の下部に水が入り込むと、その上部から第7流路78に35℃の水が送り出される。第7流路78を流出した水は、第8流路81を経て顕熱交換器52に流入する。バーナー53が強く燃焼していることによって、顕熱交換器52を通過した水の温度は、70℃になる。水の温度が70℃になると、貯湯槽46から送り出される水に含まれていた雑菌が消毒される。水の温度が70℃にまで加熱されると、5秒後には雑菌が死滅する。顕熱交換器52を通過して温度が上昇した水は、第9流路86を経て第6流路84に流入する。第6流路84には、第10流路90から第2流量調整弁91によって流量が調整された15℃の水(水道水)も流入する。第6流路84で、70℃の水と15℃の水が混合することによって、給湯要求温度である40℃の水が給湯栓等に供給される。
バーナー53を強く燃焼して70℃にまで加熱すると、冷水と混合して40℃の混合温水とするのに必要な温水量はすくなくてよい。顕熱交換器52を通過して温度が上昇した水は、流量が少ないことから第9流路86をゆっくり流れ、5秒以上が経過して水道水と混合する。貯湯タンクに蓄えられていた水は、70℃の状態に5秒以上維持されてから水道水と混合するために、その間に雑菌は死滅する。
図14に示すように、第1モードの殺菌用に、バイパス流路104と三方弁102を用意してもよい。第1殺菌モードでは、図14に示すようにABポートを開ける。顕熱交換器52を通過して温度が上昇した水は、バイパス流路104を流れてから水道水に合流し、この間に5秒以上が経過する。第1殺菌モード以外では、ACポートを開ける。顕熱交換器52を通過して温度が上昇した水は、速やかに給湯箇所に送り出される。バイパス流路104と三方弁102を用いると、殺菌モード時以外には給湯箇所に迅速に給湯を開始することができ、殺菌モード時には確実に殺菌することが可能となる。
図5の給湯処理S10が設けられていることにより、第1殺菌モードは定期的に実行される。このため、給湯する水を確実に殺菌することができるとともに、第1所定期間を適切に設定することにより、無駄な殺菌を実行することが防止される。
図5に示すように、S12に続くS14では、第1殺菌モードを開始してからの出湯積算流量が所定量に達したか否かを判別する。出湯積算流量は、流量センサ59の検出値を用いて算出する。出湯積算流量の所定量は、貯湯タンク46の容量を所定倍した値である。所定量をこのように設定するのは、以下の理由による。すなわち、流量センサ59が検出する流量は、貯湯タンク46に送り込まれる水の流量(貯湯タンク46から送りだされる流量に等しい)と、第10流路90を通過する水の流量(貯湯タンク46と顕熱交換器52をバイパスする水の流量)との和である。従って、出湯積算流量の所定量を貯湯タンク46の容量とし、出湯積算流量が所定量に達したときに第1殺菌モードを終了したのでは、第1殺菌モードを開始したときに貯湯タンク46に貯められていた水の全てが送り出されて殺菌されたことにならない。出湯積算流量の所定量を、貯湯タンク46の容量を所定倍した値にすることにより、出湯積算流量が所定量に達したときには、第1殺菌モードを開始したときに貯湯タンク46に貯められていた水の全てを送り出して殺菌することができる。例えば、貯湯タンク46に送り込まれる水の流量と、貯湯タンク46をバイパスする水の流量の比が、最大限開いても「1:0.5」である場合には、出湯積算流量の所定量を貯湯タンク46の容量の1.5倍にする。
上記に代えて、顕熱交換機52で加熱された水温と、水道水温度と、リモコン設定温度から、温水と冷水の混合比を計算し、流量センサ59の検出量と混合比から、貯湯タンク46から送りだされた水の流量を計算し、それがタンク容量に等しくなった時に第1殺菌モードを終了するようにしてもよい。なお、安全のために、タンク容量にプラスアルファした量と比較して第1殺菌モードを終了するようにしてもよい。
上述したように、第1殺菌モードでは、第1流量調整弁72を閉じる。第1流量調整弁72を閉じると、第5流路75を水が通過しない。このため、貯湯タンク46から送り出される水の量がより多くなる。このため、第1殺菌モードをより早く終了することが可能になる。
流量センサを他の部位に装着し、第1殺菌モードを開始したときに貯湯タンク46に貯められていた水の全てが送り出されたことを推定することもできる。例えば、流量センサで、貯湯タンク46から送り出された水量を直接検出する。
貯湯タンク46から送り出された直後の水の温度や、貯湯タンク46内の水の温度を温度センサで検出することによって、第1殺菌モードを開始したときに貯湯タンク46に貯められていた水の全てが送り出されたことを推定することもできる
図5に示すように、S14で第1殺菌モードを開始してからの出湯積算流量が所定量に達したと判別した場合(YESの場合)には、S16に移行することによって第1殺菌モードを終了する。第1殺菌モードを終了してから、殺菌処理を終了する。
S14で第1殺菌モードを開始してからの出湯積算流量が所定量に達していないと判別した場合(NOの場合)には、S20を行う。S20では、第1殺菌モードを開始してから第2所定期間が経過したか否かを判別する。S20で第1殺菌モードを開始してから第2所定期間が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、S14を再び実行する。S20で第1殺菌モードを開始してから第2所定期間が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S22に移行することによって、第2殺菌モードを実行する。第2所定期間は、使用者が通常の給湯を行った場合に、第1殺菌モードを開始してからの給湯流量が出湯積算流量を上回るであろう期間に対して、余裕を見込んで設定している。従って、S20でYESと判別されるのは、第1殺菌モード中に行われた給湯が、非常に少ない場合である。詳しくは後述するが、S22でYESと判別された場合に実行される第2殺菌モードでは、給湯を実行しなくても貯湯タンク46を殺菌することができる。
S22の第2殺菌モードにおける給湯装置10の動作について、図7を参照しながら説明する。第2殺菌モードでは、ヒートポンプ12を動作させるとともに、バーナー53を燃焼させる。第1流量調整弁72を開くとともに、ポンプ73を駆動する。第1三方弁64は、第2流路60同士を流通させる状態にする。第2三方弁77は、第5流路75の上流側と第6流路84を流通させる状態にする。第3三方弁82は、第7流路78と第8流路81を流通させる状態にする。第2流量調整弁91を閉じる。
ポンプ73を駆動すると、第4流路70から給湯熱交換器24に水が流入して加熱される。加熱されて温度上昇した水は、第5流路75から第2三方弁77を通過して第6流路84に流入する。第6流路84に流入した水は、第9流路86を経由してから顕熱交換器52を通過する。顕熱交換器52を通過する水は、バーナー53の燃焼ガスに加熱されて温度が上昇する。顕熱交換器52を通過して温度が上昇した水は、第8流路81と第3三方弁82と第7流路78を流れて貯湯タンク46の上部に入り込む。
貯湯タンク46の下部からは、第3流路66に水が流入する。第3流路66に流入した水は、潜熱交換器51を通過する。潜熱交換器51を通過した水は、潜熱を回収するとともにバーナー53の燃焼ガスに加熱されてさらに温度が上昇する。潜熱交換器51を通過してさらに温度が上昇した水は、第2流路60に流入する。第2流路60に流入した水は、第2流路60の途中から第4流路70に流入する。このように、貯湯タンク46から送り出された水が、給湯熱交換器24とバーナー53に加熱されて貯湯タンク46に戻る循環が繰り返されることによって、貯湯タンク46内が高温(例えば、60℃)になる。貯湯タンク46内が高温になった状態は、特定時間(例えば、5分)継続させる。貯湯タンク46内が高温になった状態を所定時間継続させることによって、雑菌が殺菌される。
図5に示すように、第2殺菌モードを実行してから、殺菌処理を終了する。
第2殺菌モードを実行しているときに、給湯栓等が開かれた場合、すなわち給湯要求があった場合について、図8を参照しながら説明する。給湯要求温度は、38℃であるとする。
この場合には、ヒートポンプ12の動作を停止する。バーナー53の燃焼は、継続する。第1流量調整弁72を閉じるとともに、ポンプ73を停止する。第1三方弁64は、第2流路60の逃がし弁62側と第11流路94を流通させる状態にする。第3三法弁82は、第8流路81と第11流路94を流通させる状態にする。第2流量調整弁91を閉じる。
給湯栓等を開くと、水道水が、第1流路56と、第2流路60と、第1三方弁64と、第11流路94を流れてから顕熱交換器52を通過する。顕熱交換器52を通過した水は、バーナー53の燃焼ガスに加熱されて給湯要求温度である38℃の水になる。顕熱交換器52を通過した水は、第9流路86と第6流路84を流れて給湯栓等に給湯される。
この給湯装置10によれば、第2殺菌モード中に給湯要求があっても、貯湯タンク46に入っている水を消費することなく、直ちに給湯を実行することができる。給湯要求が終了してから、殺菌動作を再開することができる。
貯湯タンク46から送り出された水を高温にして殺菌する場合(第1殺菌モードに相当)と、貯湯タンク46内を高温にして殺菌する場合(第2殺菌モードに相当)における給湯装置10の熱効率を比較する。貯湯タンク46から送り出された水を高温にして殺菌する場合、バーナー53が水を加熱した熱量は、給湯に有効に利用される。これに対して、貯湯タンク46内を高温にして殺菌する場合には、殺菌が終了してから、貯湯タンク46内の水は、外部に放熱しながら温度が低下してゆく。外部に放熱される熱量は無駄になる。従って、貯湯タンク46から送り出された水を高温にして殺菌する方が、貯湯タンク46内を高温にして殺菌するよりも、熱効率に優れている。
貯湯タンク46内を高温にして殺菌する場合には、外部への放熱をできるだけ少なくするために、貯湯タンク46をカバーする断熱材を厚くする必要がある。貯湯タンク46から送り出された水を高温にして殺菌すれば、その断熱材の厚さを薄くしたり、断熱材を省略したりすることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
給湯装置の系統図(貯湯中)。 給湯装置の系統図(貯湯温度>給湯要求温度)。 給湯装置の系統図(貯湯温度<給湯要求温度)。 給湯装置の系統図(バーナーがミニマム燃焼中)。 殺菌処理のフローチャート。 給湯装置の系統図(第1殺菌モード)。 給湯装置の系統図(第2殺菌モード)。 給湯装置の系統図(貯湯タンクを殺菌中に給湯要求があった場合)。 発明のコンセプトを模式的に例示する図。 発明のコンセプトを模式的に例示する図。 発明のコンセプトを模式的に例示する図。 発明のコンセプトを模式的に例示する図。 発明のコンセプトを模式的に例示する図。 給湯装置の系統図(第1殺菌モード)。図6の系統図の変形例を示す。
符号の説明
10:給湯装置
12:ヒートポンプ
20:外気熱交換器
21:送風機
22:ファン
23:電動モータ
24:給湯熱交換器
25:出口
26:熱媒体流路
27:水流路
30:循環往路
31:入口
32:圧縮機
33:第1センサ
35:出口
36:入口
34:循環復路
37:減圧弁
40:第2センサ
41:第3センサ
45:貯湯部
46:貯湯タンク
47:第4センサ
50:バーナー部
51:潜熱交換器
52:顕熱交換器
53:バーナー
54:バーナーファン
56:第1流路
57:一端
58:他端
59:流量センサ
60:第2流路
62:逃がし弁
63:一方端
64:第1三方弁
66:第3流路
67:他方端
68:第5センサ
70:第4流路
71:入口
72:第1流量調整弁
73:ポンプ
74:出口
75:第5流路
76:第5センサ
77:第2三方弁
78:第7流路
79:第6センサ
80:第7センサ
81:第8流路
82:第3三方弁
83:一端
84:第6流路
85:上流端
86:第9流路
87:他端
88:第8センサ
90:第10流路
91:第2流量調整弁
92:一端
93:他端
94:第11流路
95:コントローラ
96:リモコン

Claims (7)

  1. 貯湯タンクから給湯箇所に送水する水を殺菌可能な給湯装置であり、
    水道水を、貯湯タンクとバーナー式熱交換器を経て、給湯箇所に送り出す給湯経路と、
    水道水を、バーナー式熱交換器と給湯箇所の間で、バーナー式熱交換器から送り出された水に合流させる冷水経路と、
    水道水を貯湯タンクに導く流路から分岐し、加熱手段を通過し、貯湯タンクとバーナー式熱交換器を結ぶ流路に合流する加熱経路と、
    貯湯タンクに貯湯されている水を加熱経路を経由して貯湯タンクに戻すポンプと、
    冷水経路を通過する水量を調整する水量調整手段と、
    給湯箇所に給湯する水量を検出する給湯量検出手段と、
    加熱経路を開閉可能な開閉手段と、
    給湯経路と加熱経路のいずれか又は双方を有効にする切換手段と、
    バーナー式熱交換器と水量調整手段と給湯量検出手段が接続されているコントローラを備えており、
    コントローラは、殺菌処理時には非殺菌処理時よりもバーナー式熱交換器を強く燃焼、バーナー式熱交換器による殺菌処理の開始以降に給湯量検出手段が殺菌処理の開始時に貯湯タンクに入っていた水の全部が送り出されたことを検出した場合にバーナー式熱交換器による殺菌処理を終了し、切換手段によって給湯経路が有効となっている状態で殺菌を実行するときには開閉手段を閉じ、貯湯タンクに貯湯されている水を加熱するときにはポンプを駆動して開閉手段を開くことを特徴とする給湯装置。
  2. 貯湯タンクから給湯箇所に送水する水を殺菌可能な給湯装置であり、
    水道水を、貯湯タンクとバーナー式熱交換器を経て、給湯箇所に送り出す給湯経路と、
    水道水を、バーナー式熱交換器と給湯箇所の間で、バーナー式熱交換器から送り出された水に合流させる冷水経路と、
    冷水経路を通過する水量を調整する水量調整手段と、
    貯湯タンクから送り出されてバーナー式熱交換器に流入する以前の水の温度を検出する温度検出手段と、
    バーナー式熱交換器と水量調整手段と温度検出手段が接続されているコントローラを備えており、
    コントローラは、殺菌処理時には非殺菌処理時よりもバーナー式熱交換器を強く燃焼するとともに、温度検出手段が水道水の温度を検出した場合に、バーナー式熱交換器による殺菌処理を終了することを特徴とする給湯装置。
  3. 水道水を貯湯タンクに導く流路から分岐し、加熱手段を通過し、貯湯タンクとバーナー式熱交換器を結ぶ流路に合流する加熱経路と、
    加熱経路を開閉可能な開閉手段と、
    貯湯タンクに貯湯されている水を加熱経路を経由して貯湯タンクに戻すポンプと、
    給湯経路と加熱経路のいずれか又は双方を有効にする切換手段を備えており、
    コントローラは、切換手段によって給湯経路が有効となっている状態で殺菌を実行するときには開閉手段を閉じ、貯湯タンクに貯湯されている水を加熱するときにはポンプを駆動して開閉手段を開くことを特徴とする請求項の給湯装置。
  4. 貯湯タンクに貯められている水を、前記ポンプによってバーナー式熱交換器を経てから貯湯タンクに戻す殺菌経路を有しており、
    コントローラは、切換手段によって給湯経路と加熱経路と殺菌経路のいずれかを有効にするとともに、バーナー式熱交換器による殺菌処理の開始から第1所定期間が経過しても給湯量検出手段が検出した給湯流量の積算値が所定値に達していない場合に、殺菌経路を有効にすることを特徴とする請求項1又は3の給湯装置。
  5. バーナー式熱交換器は、バーナーの燃焼熱で水を加熱する顕熱交換器と、バーナーの燃焼ガスに含まれている水蒸気の凝縮潜熱で水を加熱する潜熱交換器を備えており、
    加熱経路への分岐点と貯湯タンクの間に潜熱交換器が介装されており、
    加熱経路からの合流点と冷水経路からの合流点の間に顕熱交換器が介装されていることを特徴とする請求項1又は3の給湯装置。
  6. 加熱手段は、ヒートポンプであることを特徴とする請求項1又は3の給湯装置。
  7. コントローラは、バーナー式熱交換器による殺菌処理を終了してから第2所定期間が経過したときに、バーナー式熱交換器による殺菌処理を開始することを特徴とする請求項1から6のいずれかの給湯装置。
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