JP5171410B2 - 温水供給システム - Google Patents
温水供給システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5171410B2 JP5171410B2 JP2008152544A JP2008152544A JP5171410B2 JP 5171410 B2 JP5171410 B2 JP 5171410B2 JP 2008152544 A JP2008152544 A JP 2008152544A JP 2008152544 A JP2008152544 A JP 2008152544A JP 5171410 B2 JP5171410 B2 JP 5171410B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- water
- channel
- heating
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 393
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 180
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 claims description 102
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 52
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 23
- 239000008236 heating water Substances 0.000 description 44
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 34
- 239000008399 tap water Substances 0.000 description 20
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 description 20
- 239000008400 supply water Substances 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N fluoromethane Chemical compound FC NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/12—Hot water central heating systems using heat pumps
Landscapes
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
ヒートポンプは、水を高効率で加熱することができる一方で、加熱能力(単位時間当たりに水に与える熱量)はそれほど高くない。すなわち、短時間で多量の温水を生成することはできない。このため、特許文献1の温水供給システムは、ヒートポンプで加熱した温水を蓄熱タンクに貯留し、必要時に蓄熱タンク内の温水を温水利用箇所に供給する。したがって、浴槽に湯張りをする場合等のように、一度に多量の温水が必要とされる場合でも、十分な量の温水を供給できる。
しかしながら、上述した温水供給システムでは、以下の問題が生じる。すなわち、通常は、暖房機が使用されるのは外気温が低いときである。したがって、蓄熱タンクに貯留している温水から外気への放熱量は大きい。一方、上記の温水供給システムは、ヒートポンプにより加熱した温水を予め蓄熱タンク内に貯留しておき、貯留している温水を暖房機に供給して暖房する。このように、蓄熱タンク内に予め温水を貯留していると、外気温が低いために、放熱により蓄熱タンク内の温水の熱が奪われる。したがって、暖房時の熱利用効率が悪くなるという問題があった。
なお、上記の「温水利用箇所に温水を供給する」とは、給湯栓や浴槽等で出湯するために温水を供給する(すなわち、供給した水を回収しない)ことだけではなく、熱交換器等に温水を供給し(すなわち、熱を供給し)、放熱後の温水を回収することも含む。
また、この温水供給システムは、タンク水を加熱するための構成(すなわち、第1熱交換器及びタンク水循環水路)とは別に、暖房機に熱を供給するための構成(すなわち、第2熱交換器及び第2熱媒体循環路)を備えている。暖房運転時には、ヒートポンプの第1熱媒体の熱が、第2熱交換器を介して第2熱媒体に伝達される。暖房機は、第2熱媒体の熱を利用して暖房運転を実行する。このように、この温水供給システムでは、暖房用の温水を蓄熱タンクに貯留しない。ヒートポンプの第1熱媒体の熱を、蓄熱タンクを経由することなく暖房機に供給する。したがって、蓄熱タンクに暖房用の温水を貯留する場合に比べて、放熱により奪われる熱が少ない。このため、高効率で暖房運転を実行できる。
以上に説明したように、この温水供給システムは、蓄熱タンクを備えているにも係わらず、暖房運転時にタンク水を利用しない。すなわち、蓄熱タンクには、他の温水利用箇所に供給するための温水が貯留され、暖房用の温水は貯留されない。したがって、蓄熱タンクから放熱により奪われる熱を最小限とすることができる。これによって、温水供給システムの熱利用効率を向上させることができる。
第1暖房運転では、ヒートポンプにより第2熱媒体を加熱して(すなわち、第2熱交換器で、第1熱媒体との熱交換により第2熱媒体を加熱して)、暖房機を作動させる。
第2暖房運転では、バーナ加熱装置により第2熱媒体を加熱して、暖房機を作動させる。バーナ加熱装置はヒートポンプに比べて加熱能力が高いので、第2運転では、第2熱媒体を急速に加熱したり、高温まで加熱することができる。したがって、暖房機を急速に立ち上げたり、高出力で作動させることができる。また、第2暖房運転では、開閉弁を開く。したがって、第2熱媒体がバイパス経路を通過し、第2熱交換器を通過する第2熱媒体は少なくなる。このため、第2熱交換器で、第2熱媒体からヒートポンプの第1熱媒体に熱が奪われることが抑制される。したがって、第2暖房運転を効率よく実行することができる。
このような構成によれば、暖房機の作動直後は、バーナ加熱装置により第2熱媒体を急速に加熱して、暖房機の立ち上がり性能を向上させることができる。また、暖房機の立ち上がり後は、ヒートポンプにより第2熱媒体を加熱して、高効率の暖房運転を実行することができる。
したがって、温水供給システムは、第2暖房運転と、ヒートポンプによりタンク水循環水路内の水を加熱する蓄熱運転を同時に実行可能であることが好ましい。
この温水供給システムは、第2暖房運転で、開閉弁を開いた状態でバーナ加熱装置により第2熱媒体を加熱する。これによって、第2熱交換器で第2熱媒体から第1熱媒体に熱が伝わることが抑制される。したがって、蓄熱運転中のヒートポンプの第1熱媒体が極端に高温となり、ヒートポンプの加熱効率が低下することが抑制される。すなわち、この温水供給システムは、高効率で暖房運転と蓄熱運転を同時に実行することができる。
このような構成によれば、温水供給システムを小型化することができる。
(構成1)温水供給システムは、蓄熱タンク内の水、または、蓄熱タンク内の水と熱交換されて加熱された水を温水利用箇所に供給する供給水路を備えている。
(構成2)タンク水循環水路は、蓄熱タンクの下部から蓄熱タンク内の水を導入し、導入した水を蓄熱タンクの上部に戻す。
また、低温暖房水路66には、開閉弁66aの上流側と低温暖房水路66の下流側とを接続するバイパス水路66bが形成されている。バイパス水路66bには、開閉弁66cが介装されている。開閉弁66cは、バイパス水路66bを開閉する。
循環ポンプ82は、浴槽水加熱水路80内の水を下流側へ送り出す。また、上述したように、循環ポンプ82には、浴槽水路36cの下流端が接続されている。浴槽水路36cから水が供給されている状態で作動すると、循環ポンプ82は浴槽水路36cからの水を浴槽水加熱水路80の下流側に送り出す。
蓄熱運転は、ヒートポンプ50で生成した熱により、蓄熱タンク22内の水を加熱する運転である。図1中の実線矢印は、蓄熱運転中の熱媒体及び蓄熱タンク22内の水の流れを示している。蓄熱運転では、制御装置90がヒートポンプ50と循環ポンプ32を作動させる。ヒートポンプ50を作動させると、熱媒体循環路51内を熱媒体が循環して、三流体熱交換器54に熱が供給される。また、循環ポンプ32を作動させると、タンク水循環水路30内を蓄熱タンク22内の水が循環する。すなわち、蓄熱タンク22の下部に存在する水がタンク水循環水路30内に導入され、導入された水が三流体熱交換器54で加熱され、加熱された水が蓄熱タンク22の上部に戻される。したがって、蓄熱タンク22に高温の水が貯められる。
このように、タンク水循環水路30は、加熱された水を蓄熱タンク22の上部に供給する。また、後に詳述するが、蓄熱タンク22内の水を給湯栓100または浴槽102に供給すると、水道水導入水路34から蓄熱タンク22の下部に水道水(冷水)が供給される。したがって、蓄熱タンク22内には、その上部に高温の水の層が形成され、その下部に低温の水の層が形成される。
湯張り運転は、蓄熱タンク22内の水を浴槽102に供給して、浴槽102に湯張りする運転である。図1中の点線矢印は、湯張り運転中のタンク水系統20及び浴槽水加熱水路80内の水の流れを示している。湯張り運転では、制御装置90は、流量調整弁36aと開閉弁36dを開く。すると、水道水供給源110からの水圧によって、水道水導入水路34(第1導入水路34a)から蓄熱タンク22の下部に水道水が流入する。それと同時に、蓄熱タンク22の上部の温水が、供給水路36(浴槽水路36c)を介して循環ポンプ82に供給される。また、制御装置90は、循環ポンプ82を作動させる。すると、循環ポンプ82に供給された水が浴槽水加熱水路80内を下流側へ送り出され、浴槽102に供給される。これによって、湯張りが行われる。
なお、制御装置90は、蓄熱タンク22から供給水路36に供給される水の温度(すなわち、サーミスタ23の検出温度)が浴槽102に供給する水の設定温度より高い場合には、流量調整弁34eを開いて第2導入水路34bから供給水路36に水道水を導入する。したがって、蓄熱タンク22から供給された水と第2導入水路34bから供給された水道水とが供給水路36内で混合される。制御装置90は、浴槽102に供給される水の温度が設定温度と一致するように、流量調整弁34eの開度を調整する。
また、蓄熱タンク22から供給水路36に供給される水の温度が設定温度より低い場合には、制御装置90はバーナ加熱装置38を作動させる。制御装置90は、浴槽102に供給される水の温度が設定温度と一致するように、バーナ加熱装置38の出力を制御する。
給湯運転は、蓄熱タンク22内の水を給湯栓100に供給する運転である。給湯栓100が開かれると、制御装置90は、流量調整弁36aを開く。すると、水道水供給源110からの水圧によって、水道水導入水路34(第1導入水路34a)から蓄熱タンク22の下部に水道水が流入する。それと同時に、蓄熱タンク22の上部の水が、供給水路36(給湯栓水路36b)を介して給湯栓100に供給される。
なお、制御装置90は、湯張り運転時と同様に、流量調整弁34eまたはバーナ加熱装置38を制御して、給湯栓100に供給される水の温度を設定温度に調整する。
追い焚き運転は、浴槽水を加熱する運転である。追い焚き運転では、制御装置90は、循環ポンプ82を作動させる。これによって、浴槽水加熱水路80内に浴槽水が循環する。また、制御装置90は、開閉弁66c及び68aを開き、循環ポンプ65aを作動させる。これによって、熱供給循環水路62内に水を循環させる。さらに、制御装置90は、ヒートポンプ50を作動させる。図2は追い焚き運転時の温水供給システム10を示している。図2中の矢印に示すように、追い焚き運転では、熱供給循環水路62内に、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67及び熱交換水路68を経てシスターン64に戻る第1追い焚き循環経路と、シスターン64から、ポンプ水路65、低温暖房水路66及び熱回収水路63を経てシスターン64に戻る第2追い焚き循環経路が形成される。なお、低温暖房水路66では、水はバイパス水路66bを流れ、低温暖房機104を通過しない。
三流体熱交換器54では、熱媒体循環路51内の熱媒体との熱交換によって、熱回収水路63内を流れる水が加熱される。熱回収水路63内の水が加熱されると、熱交換水路68に温水が流入するようになる。したがって、浴槽熱交換器84で、熱交換水路68内を流れる水と浴槽水加熱水路80内を流れる水との間で熱交換が行われ、浴槽水加熱水路80内の水が加熱される。これによって、浴槽水が加熱される。
なお、浴槽水を急速に追い焚きする必要がある場合には、循環水路内の水をバーナ加熱装置67aで加熱することもできる。バーナ加熱装置67aを作動させると、熱交換水路68により高温の水が流入するようになる。したがって、浴槽熱交換器84で浴槽水加熱水路80内の水が急速に加熱される。したがって、浴槽水が急速に追い焚きされる。
低温暖房運転は、低温暖房機104を作動させて居室を暖房する運転である。図3は、低温暖房運転時に制御装置90が実行する処理を示すフローチャートである。
なお、第1低温暖房循環経路の熱回収水路63では、開閉弁63b(すなわち、バイパス水路63a)が開かれている。したがって、熱回収水路63内をバイパス水路63aの上流端まで流れた水のほとんどは、バイパス水路63aへ流れ、三流体熱交換器54にはほとんど水が流れない。
なお、上述したように、ステップS4の実行中においては、バイパス水路63aに循環水が流れており、三流体熱交換器54にはほとんど循環水が流れていない。これによって、三流体熱交換器54で循環水と熱媒体循環路51内の熱媒体との熱交換が生じ、循環水が温度低下することが防止されている。したがって、ステップS4で低温暖房機104を高効率で作動させることができる。
ヒートポンプ50の加熱能力はそれほど高くない。しかしながら、上述したように、ステップS10の開始時には、居室の室温が上昇しているので、低温暖房機104を高出力で作動させる必要はない。また、ステップS10の開始時には、循環水の温度が約42℃であるため、ヒートポンプにより循環水をほとんど昇温させる必要はない(すなわち、循環水の温度を維持する程度に加熱すればよい)。したがって、ヒートポンプ50の加熱能力でも好適に暖房運転を実行することができる。また、ヒートポンプ50によれば、循環水を非常に高効率で加熱することができる。すなわち、低温暖房機104を高効率で作動させることができる。
制御装置90は、循環水の温度が低温暖房機104の設定温度に対応した温度となるように、ヒートポンプ50を制御する。したがって、居室の室温が設定温度に制御される。
制御装置90は、ユーザによって低温暖房機104の停止命令が入力されるまで、ステップS10を実行する。
また、三流体熱交換器54から低温暖房機104に温水を供給するときには、その温水供給水路を温水が流れるときにも、外気への放熱が生じる。蓄熱タンク内の温水を暖房機に供給するタイプの温水供給システムでは、ヒートポンプで生成された温水が、蓄熱タンクを経由して暖房機に供給されるので、ヒートポンプから暖房機まで流れる温水の経路が長く、その経路上で温水から外気への放熱量が多くなる。一方、本実施例の温水供給システム10では、三流体熱交換器54から低温暖房機104への温水供給水路(すなわち、熱供給循環水路62内を三流体熱交換器54から低温暖房機104まで流れる水の経路)が蓄熱タンク22を経由しない。したがって、温水供給経路を短距離とすることができる。このため、温水供給水路での放熱により熱が失われることも抑制される。これによっても、低温暖房運転の高効率化が実現されている。
また、暖房運転Aにおいては、熱供給循環水路62内の水が三流体熱交換器54を通過しないので、三流体熱交換器54で熱供給循環水路62内の水が温度低下することが抑制される。これによって、より高効率で低温暖房運転を実行可能となっている。
また、温水供給システム10は、1つの三流体熱交換器54により、熱媒体循環路51と熱供給循環水路62の間の熱交換と、熱媒体循環路51とタンク水循環水路30の間の熱交換を行う。これによっても、温水供給システム10が小型化されている。
高温暖房運転は、高温暖房機106を作動させて居室を暖房する運転である。図6は、高温暖房運転時に制御装置90が実行する処理を示すフローチャートである。
ステップS24では、制御装置90は、バーナ加熱装置67aを作動させる(暖房運転C)。これによって、高温暖房循環経路内を流れる水(以下では、単に循環水という場合がある)が加熱される。高温暖房機106は、循環水の熱を利用して、居室を暖房する。制御装置90は、サーミスタ67bで検出される循環水の温度が約80℃となるように、バーナ加熱装置67aの出力を制御する。
なお、ステップS24では、三流体熱交換器54にほとんど循環水が流れない。これによって、ヒートポンプ50の熱媒体との熱交換により循環水が温度低下することが防止されている。ステップS24で高温暖房機106を高効率で作動させることができる。
ステップS30では、制御装置90は、開閉弁63bを閉じるとともに、ヒートポンプ50を作動させる(暖房運転D)。図8はステップS30の実行時における温水供給システム10を示している。図8中の矢印に示すように、ステップS30では、循環水が三流体熱交換器54を通過するようになる。ヒートポンプ50の作動により、三流体熱交換器54で、循環水が加熱される。これによって、高温暖房機106を高効率で作動させることができる。制御装置90は、循環水の温度が高温暖房機106の設定温度に対応する温度と一致するように、ヒートポンプ50を制御する。したがって、居室の室温が設定温度に制御される。
制御装置90は、ユーザによって高温暖房機106の停止命令が入力されるまで、ステップS30を実行する。
温水供給システム10は、暖房運転(すなわち、低温暖房運転または高温暖房運転)と蓄熱運転を同時に実行することもできる。なお、低温暖房運転と蓄熱運転の同時運転は、高温暖房運転と蓄熱運転の同時運転と略等しいので、以下では低温暖房運転と蓄熱運転の同時運転(以下では、単に同時運転という)について説明する。
図9は、同時運転時の温水供給システム10を示している。
同時運転時には、制御装置90が、上述した蓄熱運転と同様に、ヒートポンプ50と循環ポンプ32を作動させる。したがって、蓄熱タンク22の下部の水がタンク水循環水路30に導入され、導入された水が三流体熱交換器54で加熱され、加熱された水が蓄熱タンク22の上部に戻される。
また、制御装置90は、熱供給循環水路62を上述したステップS4と同様に制御する。すなわち、開閉弁63b、66a、69aを開き、循環ポンプ65aとバーナ加熱装置67aを作動させる。開閉弁63bを開くので、熱回収水路63内の水は三流体熱交換器54にはほとんど流れない。すなわち、熱供給循環水路62内の水がバーナ加熱装置67aのみによって加熱され、低温暖房機104に供給される。これによって、低温暖房機104が作動する。
このように、同時運転時には、三流体熱交換器54では、熱媒体とタンク水循環水路30内の水との間で熱交換が行われ、熱媒体と熱回収水路63内の水との間の熱交換は行われない。
本実施例の温水供給システム10は、同時運転時にバイパス水路63aに循環水を流すことで、上記の加熱効率低下を防止している。したがって、同時運転時に、熱媒体の温度上昇によりヒートポンプ50加熱効率が低下することがない。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
20:タンク水系統
22:蓄熱タンク
30:タンク水循環水路
32:循環ポンプ
34:水道水導入水路
36:供給水路
38:バーナ加熱装置
50:ヒートポンプ
51:熱媒体循環路
52:熱交換器
53:圧縮器
54:三流体熱交換器
55:膨張弁
60:追い焚き・暖房系統
62:熱供給循環水路
63:熱回収水路
63a:バイパス水路
63b:開閉弁
64:シスターン
65:ポンプ水路
65a:循環ポンプ
66:低温暖房水路
67:バーナ加熱水路
67a:バーナ加熱装置
68:熱交換水路
69:第1高温暖房水路
70:第2高温暖房水路
71:バイパス水路
80:浴槽水加熱水路
82:循環ポンプ
84:浴槽熱交換器
90:制御装置
100:給湯栓
102:浴槽
104:低温暖房機
106:高温暖房機
110:水道水供給源
Claims (4)
- 温水利用箇所に温水を供給する温水供給システムであり、
第1熱媒体を循環させる第1熱媒体循環路を備えたヒートポンプと、
温水利用箇所に供給する水を貯留する蓄熱タンクと、
蓄熱タンク内の水を導入し、導入した水を蓄熱タンクに戻すタンク水循環水路と、
第1熱媒体との熱交換によって、タンク水循環水路内の水を加熱する第1熱交換器と、
ヒートポンプに比べて加熱能力が高く、第2熱媒体を加熱するバーナ加熱装置と、
第2熱媒体を循環させる第2熱媒体循環路と、
第1熱媒体との熱交換によって、第2熱媒体を加熱する第2熱交換器と、
第2熱媒体の熱を利用して暖房する暖房機、
を備え、
第2熱媒体循環路に、第2熱交換器の上流側と下流側とを接続するバイパス経路が設けられており、
バイパス経路には、バイパス経路を開閉する第1開閉弁が介装されており、
第1開閉弁を閉じた状態でヒートポンプにより第2熱媒体を加熱して暖房機を作動させる第1暖房運転と、第1開閉弁を開いた状態で第2熱媒体をバイパス経路と第2熱交換器に流してバーナ加熱装置により第2熱媒体を加熱して暖房機を作動させる第2暖房運転とを実行可能であり、
暖房機の作動開始直後は第2暖房運転を実行し、その後、第1暖房運転を実行することを特徴とする温水供給システム。 - 第2熱媒体循環路が、暖房機と第2熱交換器を介して熱媒体を循環させる第1循環路と、第1循環路と部分的に合流しており、バーナ加熱装置を介して熱媒体を循環させる第2循環路を有しており、
第2循環路に、第2循環路を開閉する第2開閉弁が介装されており、
第1暖房運転が、第2開閉弁を閉じた状態で実行され、
第2暖房運転が、第2開閉弁を開いた状態で実行される、
ことを特徴とする請求項1に記載の温水供給システム。 - 第2暖房運転と、ヒートポンプによりタンク水循環水路内の水を加熱する蓄熱運転を同時に実行可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の温水供給システム。
- 第1熱交換器と第2熱交換器が、第1熱媒体循環路とタンク水循環水路の間、及び、第1熱媒体循環路と第2熱媒体循環路の間で熱交換可能な三流体熱交換器により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の温水供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008152544A JP5171410B2 (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | 温水供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008152544A JP5171410B2 (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | 温水供給システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009299941A JP2009299941A (ja) | 2009-12-24 |
JP5171410B2 true JP5171410B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=41547030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008152544A Active JP5171410B2 (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | 温水供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5171410B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5081787B2 (ja) * | 2008-10-21 | 2012-11-28 | リンナイ株式会社 | 暖房装置 |
JP5729910B2 (ja) * | 2010-03-05 | 2015-06-03 | 三菱重工業株式会社 | 温水ヒートポンプおよびその制御方法 |
JP5592427B2 (ja) | 2012-04-10 | 2014-09-17 | リンナイ株式会社 | 暖房システム |
JP6009797B2 (ja) * | 2012-04-10 | 2016-10-19 | リンナイ株式会社 | 暖房システム |
JP5810042B2 (ja) * | 2012-07-09 | 2015-11-11 | リンナイ株式会社 | 給湯暖房システム |
JP5746103B2 (ja) * | 2012-07-09 | 2015-07-08 | リンナイ株式会社 | 給湯暖房システム |
JP6007123B2 (ja) * | 2013-02-18 | 2016-10-12 | リンナイ株式会社 | ヒートポンプシステム |
JP6152312B2 (ja) * | 2013-07-19 | 2017-06-21 | リンナイ株式会社 | 暖房機 |
JP6051146B2 (ja) * | 2013-11-06 | 2016-12-27 | リンナイ株式会社 | 暖房装置 |
KR101567185B1 (ko) | 2014-01-03 | 2015-11-06 | 린나이코리아 주식회사 | 난방 시스템 |
JP6326344B2 (ja) * | 2014-10-01 | 2018-05-16 | リンナイ株式会社 | 給湯暖房装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3848243B2 (ja) * | 2002-11-28 | 2006-11-22 | リンナイ株式会社 | コージェネレーションシステム |
JP4136916B2 (ja) * | 2003-12-09 | 2008-08-20 | 大阪瓦斯株式会社 | 熱源システム |
JP2005291561A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Osaka Gas Co Ltd | コージェネレーションシステムの運転方法及びコージェネレーションシステム |
JP4277836B2 (ja) * | 2005-08-02 | 2009-06-10 | 日立アプライアンス株式会社 | ヒートポンプ給湯機 |
JP4780395B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2011-09-28 | 株式会社ノーリツ | 貯湯式給湯装置 |
JP5130696B2 (ja) * | 2006-11-15 | 2013-01-30 | 株式会社デンソー | 給湯装置 |
-
2008
- 2008-06-11 JP JP2008152544A patent/JP5171410B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009299941A (ja) | 2009-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5171410B2 (ja) | 温水供給システム | |
JP5097624B2 (ja) | 温水供給システム | |
JP5202261B2 (ja) | 給湯機 | |
JP5580658B2 (ja) | 熱媒供給装置 | |
JP5175138B2 (ja) | 給湯機 | |
JP6456627B2 (ja) | 給湯システムおよびコージェネレーションシステム | |
JP5419504B2 (ja) | 貯湯式給湯機 | |
JP5592427B2 (ja) | 暖房システム | |
JP4923812B2 (ja) | ブライン放熱式暖房装置 | |
JP2008014585A (ja) | ブライン放熱式暖房装置 | |
JP2008032291A (ja) | ヒートポンプ式給湯暖房装置 | |
JP4267601B2 (ja) | 給湯装置 | |
JP5176474B2 (ja) | ヒートポンプ給湯装置 | |
JP2005164237A (ja) | 多機能給湯機 | |
JP6152312B2 (ja) | 暖房機 | |
JP6672983B2 (ja) | 貯湯給湯装置 | |
JP5984708B2 (ja) | 暖房システム | |
JP6281736B2 (ja) | ヒートポンプ給湯装置 | |
JP4033184B2 (ja) | 多機能給湯機 | |
JP2012225562A (ja) | 熱供給システム | |
JP2005201618A (ja) | 温水暖房システム | |
JP2019039596A (ja) | ヒートポンプ熱源機 | |
JP6403630B2 (ja) | 貯湯ユニット | |
JP6403631B2 (ja) | 貯湯ユニット | |
JP5741256B2 (ja) | 貯湯式給湯機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120424 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5171410 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |