JP4923812B2 - ブライン放熱式暖房装置 - Google Patents
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Description
従来より、床に設置した床暖房パネル(放熱パネルの一例)に加熱したブラインを流して床暖房を行ういわゆる温水式床暖房装置(ブライン放熱式暖房装置の一例)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この温水式床暖房装置は、ブラインを加熱するブライン加熱手段、加熱されたブラインの熱を放熱させる放熱パネル、ブライン加熱手段→放熱パネル→再びブライン加熱手段の閉ループを成すブライン循環回路、このブライン循環回路においてブラインを循環駆動するブライン循環ポンプから構成される。
温水式床暖房装置の暖房の熱源として、ヒートポンプサイクルおよび貯湯タンクを用いたものが提案されている。これは、ヒートポンプサイクルにより、貯湯タンク内の水を加熱するものであり、温水式床暖房装置は、貯湯タンクに蓄えられた給湯水の熱、あるいはヒートポンプサイクルにより加熱された給湯水の熱により、ブラインを加熱するものであり、ブライン加熱手段として給湯水とブラインとの熱交換を行う水/ブライン熱交換器を用いたものである。そして、ブラインを加熱して温度が低下した給湯水は貯湯タンクへ戻される。
即ち、床暖房パネルを通過して水/ブライン熱交換器へ戻されるブラインの温度(以下、実戻り温度T2’と称す)が、床暖房パネルの設定温度T2(リモコン等で設定される暖房温度)より上昇したら電動開閉弁を閉じて床暖房パネルの放熱量を減らし、逆に実戻り温度T2’が設定温度T2より下降したら電動開閉弁を開いて床暖房パネルの放熱量を上げる動作を繰り返して床暖房パネルの温度を設定温度T2に制御していた。
水/ブライン熱交換器で加熱されて床暖房パネルに向かうブラインの温度(以下、実往き温度T1’と称す)は、電動開閉弁を開閉制御して床暖房の温度制御を行うため、高目に制御される。
このように、実往き温度T1’を高目にするには、水/ブライン熱交換器に供給される給湯水の熱量を大きくする必要がある。そのため、給湯水を水/ブライン熱交換器を介して貯湯タンクに戻すブライン加熱回路の放熱量が大きくなる。即ち、熱ロスが大きくなる。
また、実往き温度T1’が高目に制御されると、床暖房パネル以外のブライン循環回路におけるブラインの放熱量も大きくなり、これによっても熱ロスが大きくなる。
床暖房パネルの温度制御は、上述したように、電動開閉弁の開閉によりなされる。このため、床暖房パネルは、加熱されたブラインが供給される温度上昇と、ブラインの供給が停止される温度降下とを繰り返す。このため、床温度の変動が大きく、暖房の快適性が損なわれる。
上述したように、実往き温度T1’は、電動開閉弁を開閉制御して床暖房の温度制御を行うため、高目に制御される。
このように、実往き温度T1’を高目にするには、給湯水によるブラインの加熱量を多くする必要がある。その結果、水/ブライン熱交換器を介して貯湯タンクに戻される給湯水の熱量が多くなる。
すると、貯湯タンク内における中温の給湯水(中温水)の割合が高まり、ヒートポンプサイクルによって貯湯タンク内の水を沸き上げる際のCOP(成績係数)が低下する不具合が発生する。
本発明の第2の目的は、上記問題点1〜3の事情に鑑みてなされたものであり、熱ロスが小さく、放熱パネルの温度変化を抑えて暖房の快適性を向上することができ、さらにヒートポンプサイクルによって貯湯タンク内の水を沸き上げる際のCOPを高めることのできるブライン放熱式暖房装置の提供にある。
請求項1の手段を採用するブライン放熱式暖房装置の制御装置(4)は、ブライン加熱手段(31)で加熱されたブラインの実往き温度(T1’)が、目標往き温度(T1)となるように、ブライン加熱手段(31)によるブライン加熱量をフィードバック制御する加熱量フィードバック手段と、放熱パネル(32)で放熱したブラインの実戻り温度(T2’)が、放熱パネル(32)の設定温度(T2)となるように、目標往き温度(T1)を可変制御する目標往き温度制御手段とを備える。
このように、ブラインの実戻り温度(T2’)が設定温度(T2)となるようにブラインの実往き温度(T1’)が制御されて、放熱パネル(32)の暖房温度が制御されるため、ブラインの実往き温度(T1’)を従来より下げることができ、放熱ロスを減らすことができる。即ち、放熱ロスを減らすことができるため、ブライン放熱式暖房装置の消費エネルギーを抑えることができる。
また、ブラインの実往き温度(T1’)により放熱パネル(32)の温度が制御されるため、放熱パネル(32)の温度変化を抑えることができ、放熱パネル(32)を用いた暖房の快適性を向上させることができる。
そして、最も温度差(t)が小さい暖房系では、その暖房系における電動開閉弁(51)を開いたまま、実戻り温度(T2’)が、放熱パネル(32)の設定温度(T2)となるように、目標往き温度(T1)を可変制御することで放熱パネル(32)の放熱量をコントロールする。同時に、他の暖房系では、各電動開閉弁(51)を開閉して他の暖房系における放熱パネル(32)の放熱量をコントロールする。
即ち、設定温度(T2)の最も高い暖房系においては、電動開閉弁(51)を開いたままの状態でブラインの実往き温度(T1’)を制御して暖房温度を制御し、他の暖房系{設定温度(T2)の低い暖房系}では電動開閉弁(51)を開閉して暖房温度を制御する。
このように設けることにより、複数の暖房系の暖房運転中であっても、設定温度(T2)の最も高い暖房系{最も温度差(t)が小さい暖房系}を基準としてブラインの実往き温度(T1’)がコントロールされるため、ブライン加熱手段においてブラインの余分な加熱量が不要となり、熱ロスを抑えることができる。
また、設定温度(T2)の最も高い暖房系{最も温度差(t)が小さい暖房系}は、ブラインの実往き温度(T1’)の制御により放熱パネル(32)の温度が制御されるため、放熱パネル(32)の温度変化が抑えられ、暖房の快適性が向上する。
請求項2の手段を採用するブライン放熱式暖房装置のブライン加熱手段(31)は、貯湯タンク(5)に蓄えられた給湯水、あるいはヒートポンプサイクル(R)により加熱された給湯水を用いて暖房用のブラインを加熱する水/ブライン熱交換器(31)であり、この水/ブライン熱交換器(31)でブラインと熱交換した給湯水は、貯湯タンク(5)に戻される。
上述したように、ブラインの実往き温度(T1’)を従来より下げることができるため、給湯水によるブラインの加熱量を少なくできる。その結果、水/ブライン熱交換器(31)を介して貯湯タンク(5)に戻される給湯水の熱量が少なくなる。
すると、貯湯タンク(5)内における中温水の割合が減ることになり、ヒートポンプサイクル(R)によって貯湯タンク(5)内の水を沸き上げる際のCOPを従来より高めることができる。
請求項3の手段を採用するブライン放熱式暖房装置は、ブライン加熱手段(31)におけるブライン加熱量が、水/ブライン熱交換器(31)を通過して貯湯タンク(5)に戻される給湯水の流量を可変するブライン加熱用ポンプ(P1)の回転数により制御されるものである。
請求項4の手段を採用するブライン放熱式暖房装置の放熱パネル(32)は、床面に設置される床暖房パネル(32)である。
このように、放熱パネル(32)として床暖房パネル(32)を用いても、上記請求項1〜3のいずれかの効果を得ることができる。
温水式暖房装置(3)は、貯湯タンク(5)内の給湯水、あるいはヒートポンプサイクル(R)で加熱された給湯水を利用して、暖房用のブラインを加熱する水/ブライン熱交換器(31:ブライン加熱手段の一例)と、水/ブライン熱交換器(31)で加熱されたブラインの熱を放熱させる床暖房パネル(32:放熱パネルの一例)と、水/ブライン熱交換器(31)で加熱されたブラインを床暖房パネル(32)を通して再び水/ブライン熱交換器(31)に戻すブライン循環回路(K2)と、このブライン循環回路(K2)においてブラインを循環駆動するブライン循環ポンプ(P2)とを備える。
このように、ブラインの実往き温度(T1’)により床暖房パネル(32)の温度が制御されるため、ブラインの実往き温度(T1’)を従来より下げることができ、放熱ロスを減らすことができる。また、電動開閉弁(51:熱動弁)を開閉制御するのではなく、ブラインの実往き温度(T1’)により床暖房パネル(32)の温度が制御されるため、床暖房パネル(32)の温度変化を抑えることができ、暖房の快適性を向上させることができる。
さらに、制御装置(4)は、複数の暖房系の暖房運転中に、暖房運転中の各暖房系の実戻り温度(T2’)から設定温度(T2)を差し引いた温度差(t)を求める。
そして、最も温度差(t)が小さい暖房系では、その暖房系における電動開閉弁(51)を開いたまま、実戻り温度(T2’)が、床暖房パネル(32)の設定温度(T2)となるように、目標往き温度(T1)を可変制御することで床暖房パネル(32)の放熱量をコントロールする。同時に、他の暖房系では、各電動開閉弁(51)を開閉して他の暖房系における床暖房パネル(32)の放熱量をコントロールする。
即ち、設定温度(T2)の最も高い暖房系においては、電動開閉弁(51)を開いたままの状態でブラインの実往き温度(T1’)を制御して暖房温度を制御し、他の暖房系{設定温度(T2)の低い暖房系}では電動開閉弁(51)を開閉して暖房温度を制御する。
このように、複数の暖房系の暖房運転中であっても、設定温度(T2)の最も高い暖房系{最も温度差(t)が小さい暖房系}を基準としてブラインの実往き温度(T1’)がコントロールされるため、ブライン加熱手段においてブラインの余分な加熱量が不要となり、熱ロスを抑えることができる。
また、設定温度(T2)の最も高い暖房系{最も温度差(t)が小さい暖房系}は、ブラインの実往き温度(T1’)の制御により放熱パネル(32)の温度が制御されるため、放熱パネル(32)の温度変化が抑えられ、暖房の快適性が向上する。
以下、具体的な実施の形態を、4つの実施例について図を参照しながら説明する。ただし、実施例1、2は、本発明が適用されていない例を示す参考例であり、実施例3、4は、本発明が適用された例を示す。
貯湯式給湯暖房装置は、タンク装置1、ヒートポンプ熱源装置2および温水式暖房装置3(ブライン放熱式暖房装置の一例)を備え、制御装置4によって運転が制御される。
なお、以下では、貯湯タンク5内に蓄えられる水を「給湯水」と称し、給湯水のうち貯湯タンク5の上部に蓄えられる高温の水(例えば、75〜90℃の水)を「熱水」と称し、給湯水のうち貯湯タンク5の上下方向の中間部に蓄えられ、熱水より温度の低い水(例えば、40〜75℃の水)を「中温水」と称し、給湯水のうち貯湯タンク5の下部に蓄えられ、中温水より温度の低い水(例えば、40℃未満の水)、あるいは上水道から直接供給される水を「冷水」と称して説明する。
タンク装置1は、給湯水を蓄える貯湯タンク5を搭載する。この貯湯タンク5は、熱水を長時間保温した状態で蓄えることのできる所定容量の断熱容器であり、耐腐食性に優れた材料(例えば、ステンレス等)よりなる。
貯湯タンク5の下部には、上水道に接続される給水配管6が接続されている。この給水配管6には、図示しない逆止弁および電動開閉弁(例えば、常開弁)が設けられており、上水道に接続された状態で、且つ電動開閉弁が開かれた状態において、上水道から供給される水道水が水道圧によって貯湯タンク5の下部に供給される。
貯湯タンク5の中間部には、貯湯タンク5の中間部に蓄えられている中温水を外部に給湯するための中温水配管8が接続されている。この中温水配管8の下流端は、給湯配管7の途中に設けられた第1電動三方弁11(熱水/中温水切替三方弁)に接続されており、第1電動三方弁11を切り替えることにより、熱水または中温水が出水可能に設けられている。
貯湯タンク5は、上記配管類とは別に、内部に貯溜する給湯水を加熱するための給湯水加熱回路K0と、内部に貯溜する給湯水によって暖房用のブラインを加熱するための暖房用1次回路K1とが接続される。先ず、給湯水加熱回路K0および暖房用1次回路K1の基本構成を説明する。
(1)水側熱交換器14で加熱された『熱水』を貯湯タンク5の上部に供給する「高温貯湯運転」、
(2)水側熱交換器14で加熱された『中温水』を貯湯タンク5の中間部に供給する「中温貯湯運転」、
(3)貯湯タンク5の上部の『熱水』を暖房用水側熱交換器16に導く「高温蓄熱利用の床暖房運転」、
(4)貯湯タンク5の中間部の『中温水』を暖房用水側熱交換器16に導く「中温蓄熱利用の床暖房運転」、
(5)水側熱交換器14で加熱された『熱水』を直接的に暖房用水側熱交換器16に導く「高温直接暖房運転(高温直暖:この時、水側熱交換器14で加熱された熱水の約半分は貯湯タンク5の上部へ戻される)」、
(6)水側熱交換器14で加熱された『中温水』を直接的に暖房用水側熱交換器16に導く「中温直接暖房運転(中温直暖:この時、水側熱交換器14で加熱された中温水の約半分は貯湯タンク5の中間部へ戻される)」、
(7)貯湯タンク5の中間部の『中温水』を暖房用水側熱交換器16に導く「中温蓄熱利用の床暖房運転」を行いつつ、水側熱交換器14で加熱された『熱水』を貯湯タンク5の上部に供給する「高温貯湯運転」を行う「高温貯湯運転&中温蓄熱利用の床暖房運転」など、運転状況に応じて種々の運転が可能となっている。
なお、給湯水加熱回路K0および暖房用1次回路K1の水回路構成は、機能等に応じて種々変更可能なものである。
ヒートポンプ熱源装置2は、上述した給湯水加熱回路K0を用いて貯湯タンク5内の給湯水を加熱する熱源ユニットであり、給湯水加熱回路K0によって水側熱交換器14に導かれた給湯水を加熱するためのヒートポンプサイクルRを搭載する。
ヒートポンプサイクルRは、貯湯タンク5内の給湯水を高温(例えば、90℃)の熱水に加熱する超臨界ヒートポンプサイクルを採用している。ここで、超臨界ヒートポンプサイクルとは、高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となるヒートポンプサイクルを言い、例えば、二酸化炭素、エチレン、エタン、酸化窒素などを冷媒とするヒートポンプサイクルである。
冷媒圧縮機21は、冷媒(この実施例では二酸化炭素)の吸入、圧縮、吐出を行うものであり、この冷媒圧縮機21は、図示しない電動モータによって駆動される。なお、冷媒圧縮機21は、電動モータと一体型のものであっても良いし、電動モータと別体のものであっても良い。
冷媒蒸発器24は、膨張装置23を通過して減圧された冷媒と大気とを熱交換させて、冷媒の熱エネルギーを上昇させる。冷媒蒸発器24には、冷媒と大気との熱交換を促進させる電動ファン27が設けられている。
アキュムレータ25は、ヒートポンプサイクルRの余剰冷媒を蓄えるとともに、ガス冷媒のみを冷媒圧縮機21に導く容器である。
温水式暖房装置3は、上述した暖房用1次回路K1を用いて暖房用のブラインを加熱し、加熱されたブラインを用いて床暖房を行うものであり、暖房用のブラインを加熱する水/ブライン熱交換器31(ブライン加熱手段の一例)と、水/ブライン熱交換器31で加熱されたブラインの熱を放熱させる床暖房パネル32(放熱パネルの一例)と、水/ブライン熱交換器31で加熱されたブラインを床暖房パネル32を通して再び水/ブライン熱交換器31に戻す暖房用2次回路K2(ブライン循環回路に相当する)と、この暖房用2次回路K2においてブラインを循環駆動する暖房用2次ポンプP2(ブライン循環ポンプに相当する)とを備える。
暖房用2次回路K2は、水/ブライン熱交換器31で加熱されたブラインを床暖房パネル32に導くとともに、床暖房パネル32を通過した放熱後のブラインを再び水/ブライン熱交換器31に戻す循環回路である。
暖房用2次ポンプP2は電動ポンプであり、制御装置4から運転指示が与えられると、水/ブライン熱交換器31→床暖房パネル32→再び水/ブライン熱交換器31の順でブラインを循環させる。
制御装置4は、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存するメモリ(ROM、スタンバイRAM、EEPROM、RAM等)、入力回路、出力回路、電源回路などを含んで構成される周知のコンピュータである。
制御装置4は、読み込まれたセンサ類の信号(運転指示信号、温度設定信号、ブライン放熱式暖房装置の運転状態など)に基づいて各種の演算処理を行い、ブライン放熱式暖房装置に搭載された各種電気機能部品(各ポンプ類、各電動バルブ類、冷媒圧縮機21の電動モータ、電動ファン27など)の通電制御を実施する。
次に、暖房運転制御機能の制御例を、図2のフローチャートを参照して説明する。
この制御ルーチンに侵入すると(スタート)、先ず図示しない暖房運転スイッチがONされたか否かの判断を行う(ステップS1)。この判断結果がNOの場合(OFF)は、ステップS1へ戻り待機する。
ステップS1の判断結果がYESの場合(ON)は、貯湯サーミスタ41〜46で検出した貯湯タンク5の中間部近傍の給湯水の温度が、所定温度(例えば、40℃)より低いか否かの判断を行う(ステップS2)。
一方、ステップS3の判断結果がNO(運転開始初期でない)の場合は、貯湯タンク5の中間部の中温水を暖房用水側熱交換器16に導く「中温蓄熱利用の床暖房運転」を実施し(ステップS5)、その後ステップS2へ戻る。
ステップS6の判断結果がYES(運転開始初期)の場合は、ヒートポンプ熱源装置2を作動させて水側熱交換器14で加熱された熱水を直接的に暖房用水側熱交換器16に導く「高温直接暖房運転(高温直暖)」を実施し(ステップS7)、その後ステップS2へ戻る。
ステップS6の判断結果がNO(運転開始初期でない)の場合は、ヒートポンプ熱源装置2を作動させて水側熱交換器14で加熱された中温水を直接的に暖房用水側熱交換器16に導く「中温直接暖房運転(中温直暖)」を実施し(ステップS8)、その後ステップS2へ戻る。
暖房用2次ポンプP2の回転数は、内蔵する電動モータの通電量に応じて可変制御可能に設けられている。
上述した「高温蓄熱利用の床暖房運転」が行われている際、貯湯タンク5の上部から暖房用水側熱交換器16に導かれた熱水は、ブラインと熱交換した後、再び貯湯タンク5に戻される。このため、暖房用2次ポンプP2の回転数を高く設定すると、床暖房パネル32で放熱しきれず、ブライン加熱手段(水/ブライン熱交換器31)で給湯水と熱交換されるブラインの温度が高まり、結果的にブラインと熱交換して貯湯タンク5に戻される給湯水の戻り温度が高くなり、貯湯タンク5内の中温水割合が高まり、結果的に貯湯タンク5内の水を沸き上げる際のCOPが低下してしまう。このため、暖房用2次ポンプP2の回転数を下げる必要がある。
逆に、暖房用2次ポンプP2の回転数が低すぎると、床暖房パネル32の温度ムラが大きくなり、快適性が損なわれてしまう。
なお、この実施例では、暖房用2次ポンプP2の回転数を一定で運転させる例を示すが、運転状況に応じて暖房用2次ポンプP2の回転数を段階的(2段を含む)あるいは連続的に可変しても良い。
次に、暖房用1次ポンプP1の回転数制御について説明する。
暖房用1次ポンプP1の回転数は、内蔵する電動モータの通電量に応じて可変制御される。制御装置4は、暖房運転中に暖房用1次ポンプP1の回転数を可変制御する。
制御装置4は、暖房運転中、往き温度センサ48で検出された実往き温度T1’が、目標往き温度T1となるように、暖房用1次ポンプP1の回転数(水/ブライン熱交換器31においてブライン加熱量を制御するもの)を、PI制御あるいはPID制御など周知のフィードバック技術により制御する「加熱量フィードバック手段(制御プログラム)」を備える。
さらに、制御装置4は、戻り温度センサ49で検出されたブラインの実戻り温度T2’が、床暖房パネル32の設定温度T2(リモコン等の操作盤で設定された暖房温度)となるように、目標往き温度T1を可変制御する「目標往き温度制御手段(制御プログラム)」を備える。
制御装置4は、戻り温度センサ49で検出されたブラインの実戻り温度T2’から床暖房パネル32の設定温度T2を差し引いて温度差tを求め(T2’−T2=t)、次の(a)〜(d)の制御を行う。
(a)求めた温度差tが+2℃より大きい場合(+2℃<t)、目標往き温度T1を2℃下げる(T1−2℃→新T1)。
(b)求めた温度差tが−2℃より大きく、且つ+2℃以下の場合(−2℃<t≦+2℃)、目標往き温度T1を変化させない(T1変化なし)。
(c)求めた温度差tが−4℃より大きく、且つ−2℃以下の場合(−4℃<t≦−2℃)、目標往き温度T1を2℃上げる(T1+2℃→新T1)。
(d)求めた温度差tが−4℃以下の場合(t≦−4℃)、目標往き温度T1を4℃上げる(T1+4℃→新T1)。
暖房運転中における具体的な作動例を図3を参照して説明する。
(a)戻り温度センサ49で検出されたブラインの実戻り温度T2’が、床暖房パネル32の設定温度T2より高い場合(図中、A参照)、目標往き温度制御手段が作動して、目標往き温度T1を所定温度(例えば、2℃)下げる(図中、A’参照)。
すると、加熱量フィードバック手段が作動して、往き温度センサ48で検出された実往き温度T1’が、目標往き温度T1となるように、暖房用1次ポンプP1の回転数をフィードバック制御するため、結果的に暖房用1次ポンプP1の回転数が下がる(図中、A”参照)。
これにより、水/ブライン熱交換器31で熱交換される給湯水の供給量が少なくなり、結果的に水/ブライン熱交換器31で熱交換されるブラインの上昇温度が抑えられ、実往き温度T1’が下がり、実戻り温度T2’も下がる。
すると、加熱量フィードバック手段が作動して、往き温度センサ48で検出された実往き温度T1’が、目標往き温度T1となるように、暖房用1次ポンプP1の回転数をフィードバック制御するため、結果的に暖房用1次ポンプP1の回転数が下がる(図中、B”参照)。
これにより、水/ブライン熱交換器31で熱交換される給湯水の供給量が少なくなり、結果的に水/ブライン熱交換器31で熱交換されるブラインの上昇温度が抑えられ、実往き温度T1’が下がり、実戻り温度T2’も下がる。
すると、加熱量フィードバック手段が作動して、往き温度センサ48で検出された実往き温度T1’が、目標往き温度T1となるように、暖房用1次ポンプP1の回転数をフィードバック制御するため、結果的に暖房用1次ポンプP1の回転数が上がる(図中、C”参照)。
これにより、水/ブライン熱交換器31で熱交換される給湯水の供給量が増えることになり、結果的に水/ブライン熱交換器31で熱交換されるブラインの温度が上昇し、実往き温度T1’が上がり、実戻り温度T2’も上がる。
実施例1の温水式暖房装置3は、上述したように、ブラインの実戻り温度T2’が設定温度T2となるようにブラインの実往き温度T1’が制御されて、床暖房パネル32の暖房温度が制御される。このため、ブラインの実往き温度T1’を従来より下げることができ、暖房用1次回路K1および暖房用2次回路K2の循環熱量を下げることができ、暖房用1次回路K1および暖房用2次回路K2における放熱ロスを減らすことができる。
このように、放熱ロスを減らすことができるため、温水式暖房装置3における消費エネルギーを抑えることができる。
上述したように、ブラインの実往き温度T1’を従来より下げることができるため、給湯水によるブラインの加熱量、即ち暖房用1次ポンプP1の回転数を従来より抑えることができる。このため、水/ブライン熱交換器31を介して貯湯タンク5に戻される給湯水が少なくなる。
これにより、貯湯タンク5内における中温水の割合が減ることになり、ヒートポンプサイクルRによって貯湯タンク5内の水を沸き上げる際のCOPを従来より高めることができる。
上記実施例1では、戻り温度センサ49で検出されたブラインの実戻り温度T2’から床暖房パネル32の設定温度T2を差し引いて温度差tを求め(T2’−T2=t)、求めた温度差tが+2℃より大きい場合(+2℃<t)、目標往き温度T1を2℃下げるように暖房用1次ポンプP1の回転数を下げる制御を実施する例を示した。
即ち、上記の実施例1では、温度差tが第1所定温度(例えば、2℃)より高い場合に、暖房用1次ポンプP1の回転数を下げる例を示した。
なお、暖房用1次ポンプP1の停止時間は予め設定した一定時間でも良いし、温度差tが大きくなるほど停止時間が長くなるように可変するものであっても良い。
この実施例2のように、温度差tが大きい場合に、一時的に暖房用1次ポンプP1の運転を停止させることで、ブラインの実戻り温度T2’を床暖房パネル32の設定温度T2に素早く下げることができる。
また、暖房用1次ポンプP1を一時停止させることで、貯湯タンク5内における中温の給湯水(中温水)の割合がさらに減ることになり、ヒートポンプサイクルRによって貯湯タンク5内の水を沸き上げる際のCOPをさらに高めることができる。
この実施例3の温水式暖房装置3は、図4に示すように、独立した床暖房パネル32が複数(図4中、3台)用いられる。なお、図4では暖房用2次ポンプP2の設置位置が実施例1とは異なるが、実施例1と同じ位置に設置して良いことは言うまでもない。
また、暖房用2次回路K2は、複数の床暖房パネル32毎にブラインを並列供給するように、複数の床暖房パネル32毎の並列回路として設けられている。即ち、暖房用2次回路K2は、複数の床暖房パネル32に対応した複数の暖房系を備えている。
各床暖房パネル32のブラインの上流には、複数の暖房系を独立して運転あるいは停止させる電動開閉弁51(熱動弁)が設けられている。
そして、最も温度差tが小さい暖房系(図5、上段参照)では、電動開閉弁(51)を開いたままの状態で、その暖房系のブラインの実戻り温度T2’が設定温度T2となるようにブラインの実往き温度T1’を制御して、その暖房系の床暖房パネル32の暖房温度を制御する。
また、他の暖房系(図5、下段参照)では、ブラインの実戻り温度T2’が設定温度T2となるように各電動開閉弁51を開閉制御して、他の暖房系における床暖房パネル32の暖房温度を制御する。
この実施例3の温水式暖房装置3では、設定温度T2の最も高い暖房系(最も温度差tが小さい暖房系)においては、電動開閉弁51を開いたままの状態でブラインの実往き温度T1’を制御して暖房温度を制御し、他の暖房系(設定温度T2の低い暖房系:温度差tの大きい暖房系)では電動開閉弁51を開閉して暖房温度を制御する。
このように設けることにより、複数の暖房系の暖房運転中であっても、設定温度T2の最も高い暖房系(最も温度差tが小さい暖房系)を基準としてブラインの実往き温度T1’がコントロールされるため、ブライン加熱手段においてブラインの余分な加熱量が不要となり、熱ロスを抑えることができる。
また、設定温度T2の最も高い暖房系(最も温度差tが小さい暖房系)は、ブラインの実往き温度T1’の制御により床暖房パネル32の温度が制御されるため、床暖房パネル32の温度変化が抑えられ、暖房の快適性が向上する。
上記実施例2では、ブラインの実戻り温度T2’を急速に低下させる目的で、暖房用1次ポンプP1を一時停止させる例を示した。
これに対し、実施例3に示すように、複数の暖房系を備える場合、最も温度差tの小さい暖房系において、温度差tが大きい時(例えば、4℃以上)、最も温度差tの小さい暖房系の電動開閉弁51を一時閉弁させるものである。なお、最も温度差tの小さい暖房系の電動開閉弁51の閉弁時間は予め設定した一定時間でも良いし、温度差tが大きくなるほど閉弁時間が長くなるように可変するものであっても良い。
上記の実施例では、超臨界ヒートポンプサイクルを用いる例を示したが、フロン冷媒(代替フロンを含む)を用いた一般的なヒートポンプサイクルを用いても良い。
上記の実施例では、貯湯タンク5の給湯水をヒートポンプ熱源装置2で加熱する例を示したが、貯湯タンク5の給湯水を深夜に電気ヒータで加熱するタイプであっても良い。
上記の実施例では、給湯水によりブラインを加熱する例を示したが、電気ヒータ、燃料燃焼装置など、他の加熱手段でブラインを加熱するように設けても良い。即ち、ブライン加熱手段として、他の加熱手段を用いても良い。
上記の実施例では、放熱パネルの一例として床暖房パネル32を用いる例を示したが、床以外の他の部位に配置される放熱器(放熱パネル)を用いても良い。もちろん、床暖房パネル32と、床以外の他の部位に配置される放熱器(放熱パネル)とを、組み合わせて用いても良い。
2 ヒートポンプ熱源装置
3 温水式暖房装置(ブライン放熱式暖房装置)
4 制御装置
5 貯湯タンク
31 水/ブライン熱交換器(ブライン加熱手段)
32 床暖房パネル(放熱パネル)
51 電動開閉弁
K1 暖房用1次回路
K2 暖房用2次回路(ブライン循環回路)
P1 暖房用1次ポンプ(ブライン加熱用ポンプ)
P2 暖房用2次ポンプ(ブライン循環ポンプ)
R ヒートポンプサイクル
Claims (4)
- (a)暖房用のブラインを加熱するブライン加熱手段(31)と、
(b)このブライン加熱手段(31)で加熱されたブラインの熱を放熱させる放熱パネル(32)と、
(c)前記ブライン加熱手段(31)で加熱されたブラインを前記放熱パネル(32)を通して再び前記ブライン加熱手段(31)に戻すブライン循環回路(K2)と、
(d)このブライン循環回路(K2)においてブラインを循環駆動するブライン循環ポンプ(P2)と、
(e)前記ブライン加熱手段(31)で加熱されたブラインの実往き温度(T1’)が、目標往き温度(T1)となるように、前記ブライン加熱手段(31)によるブライン加熱量をフィードバック制御する加熱量フィードバック手段を備えるとともに、
前記放熱パネル(32)で放熱したブラインの実戻り温度(T2’)が、前記放熱パネル(32)の設定温度(T2)となるように、目標往き温度(T1)を可変制御する目標往き温度制御手段を備える制御装置(4)と、
を具備しており、
前記放熱パネル(32)は、複数用いられて、前記ブライン循環回路(K2)において並列接続されることで複数の暖房系を構成し、
各暖房系は、それぞれの放熱パネル(32)へブラインの供給あるいは停止を行う電動開閉弁(51)を備え、
前記制御装置(4)は、複数の暖房系の暖房運転中に、暖房運転中の各暖房系の実戻り温度(T2’)から設定温度(T2)を差し引いた温度差(t)を求め、
最も温度差(t)が小さい暖房系では、その暖房系における電動開閉弁(51)を開いたまま、実戻り温度(T2’)が、前記放熱パネル(32)の設定温度(T2)となるように、目標往き温度(T1)を可変制御することで前記放熱パネル(32)の放熱量をコントロールし、
他の暖房系では、各電動開閉弁(51)を開閉して他の暖房系における前記放熱パネル(32)の放熱量をコントロールすることを特徴とするブライン放熱式暖房装置。 - 請求項1に記載のブライン放熱式暖房装置において、
前記ブライン加熱手段(31)は、貯湯タンク(5)に蓄えられた給湯水、あるいはヒートポンプサイクル(R)により加熱された給湯水を用いて暖房用のブラインを加熱する水/ブライン熱交換器(31)であり、
この水/ブライン熱交換器(31)でブラインと熱交換した給湯水は、前記貯湯タンク(5)に戻されるものであり、
前記貯湯タンク(5)の給湯水は、前記ヒートポンプサイクル(R)によって加熱されることを特徴とするブライン放熱式暖房装置。 - 請求項2に記載のブライン放熱式暖房装置において、
前記ブライン加熱手段(31)におけるブライン加熱量は、前記水/ブライン熱交換器(31)を通過して前記貯湯タンク(5)に戻される給湯水の流量を可変するブライン加熱用ポンプ(P1)の回転数により制御されることを特徴とするブライン放熱式暖房装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のブライン放熱式暖房装置において、
前記放熱パネル(32)は、床面に設置される床暖房パネル(32)であることを特徴とするブライン放熱式暖房装置。
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