JPH09264554A - 浴室暖房機付き給湯装置 - Google Patents

浴室暖房機付き給湯装置

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JPH09264554A
JPH09264554A JP7383996A JP7383996A JPH09264554A JP H09264554 A JPH09264554 A JP H09264554A JP 7383996 A JP7383996 A JP 7383996A JP 7383996 A JP7383996 A JP 7383996A JP H09264554 A JPH09264554 A JP H09264554A
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Tamotsu Enomoto
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Daisuke Konishi
大輔 小西
Itaru Kimura
格 木村
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純 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室暖房機の作動を有効に利用して、極力、
適温キープ運転の終了直後に入浴できるようにした浴室
暖房機付き給湯装置の提供。 【解決手段】 浴槽1を備えた浴室内を暖房する浴室暖
房機2と、浴室暖房機2の作動を制御する暖房制御手段
と、浴槽1内の湯水を追焚きする追焚き手段Cと、浴槽
1内の湯水の温度が設定温度になるように追焚き手段C
の作動を制御して適温キープ運転を実行する風呂制御手
段H1とを備えていて、暖房制御手段が、浴室暖房機2
を作動状態から停止状態に切り換えるに伴って、風呂制
御手段H1が、適温キープ運転を開始するように構成し
てある浴室暖房機付き給湯装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽を備えた浴室
内を暖房する浴室暖房機と、この浴室暖房機の作動を制
御する暖房制御手段と、前記浴槽内の湯水を追焚きする
追焚き手段と、前記浴槽内の湯水の温度が設定温度にな
るように前記追焚き手段の作動を制御して適温キープ運
転を実行する風呂制御手段とを備えている浴室暖房機付
き給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような浴室暖房機付き給湯装置にお
いては、従来、浴室暖房機の作動は暖房制御手段によ
り、追焚き手段の作動は風呂制御手段により、そのぞれ
独立して制御されており、また、風呂制御手段による適
温キープ運転は、予め設定された時間経過毎に開始して
実行されるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては、適温キープ運転が実際の入浴時とは無関係にあ
る設定時間毎に開始されていたので、入浴の際に必ずし
も浴槽内の湯温が適温に維持されているとは限らず、適
温よりかなり低い湯温の場合もあり、この点に改良の余
地があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
し、かつ、浴室暖房機を備えた給湯装置においては、通
常、入浴の前に浴室暖房機を作動させて浴室内を予め暖
房しておき、浴室暖房機の停止後に入浴する点に着目し
たもので、その目的は、この浴室暖房機の作動を有効に
利用し、極力、適温キープ運転の終了直後に入浴できる
ことが可能な浴室暖房機付き給湯装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、浴室暖房機の作動
を制御する暖房制御手段が、浴室暖房機を作動状態から
停止状態に切り換えるに伴って、追焚き手段の作動を制
御する風呂制御手段が、適温キープ運転を開始するもの
であるから、浴室暖房機の作動の停止を待って入浴する
ことにより、入浴時に浴槽内の湯が入浴に適した温度に
維持されている可能性が高く、従来のような低い湯温で
の入浴を極力回避して、最適な湯温での入浴を行い得
る。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、暖房制御
手段に暖房の作動開始を指示する暖房開始手段を設け、
この暖房開始手段により作動開始の指示があると、暖房
制御手段が、浴室暖房機を設定時間作動させて停止させ
るものであるから、浴室暖房機の作動時間を予め設定し
ておくことにより、浴室内が適温に暖房された後に停止
させることができ、したがって、浴室暖房機の作動停止
を待って入浴することで、適温暖房下での適温入浴が可
能となる。しかも、暖房の作動停止を指示する暖房停止
手段を設け、この暖房停止手段による作動停止の指示が
あると、例え浴室暖房機が作動中であっても浴室暖房機
の作動を停止して適温キープ運転を開始するものである
から、浴室内が適温に暖房される前においても、必要に
応じて最適な湯温での入浴を行うことができる。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、暖房制御
手段に制御指令を指示する暖房用リモコンを設け、この
暖房用リモコンに暖房開始手段と暖房停止手段とを設け
るとともに、適温キープ運転の開始を指示するキープ運
転指示手段を設けるものであるから、この暖房用リモコ
ンの操作によって暖房運転の開始や適温キープ運転の開
始を指示することができ、例えば、この暖房用リモコン
を浴室に隣接する脱衣室などに設置することにより、脱
衣前に暖房運転や適温キープ運転の開始を指示すること
で、入浴に際して適温暖房下で適温入浴が可能となるな
ど、極めて便利に、かつ、合理的に使用することができ
る。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、風呂制御
手段が、適温キープ運転の際に、浴槽内の湯水の量が設
定量になるように湯水供給手段の作動を制御する適量キ
ープ運転をも実行するものであるから、入浴の際には湯
量も適量に維持され、適温適量での入浴が可能となる。
【0009】請求項5に記載の発明によれば、給水路か
らの水を加熱して浴槽に供給する給湯手段を備え、給湯
の作動開始を指示する給湯開始手段により給湯開始の指
示があると、風呂制御手段が、浴槽内に設定温度の湯水
を設定量供給する適温適量湯張り運転を実行するもので
あるから、上述の適温キープ運転や適温適量キープ運転
に加えて、適温適量での湯張り運転も可能となり、実際
の使用に際して極めて便利である。
【0010】請求項6に記載の発明によれば、風呂制御
手段が、湯張り運転の完了後において設定時間経過毎に
適温キープ運転を実行するものであるから、浴室暖房機
の作動とは無関係に適温キープ運転や適温適量キープ運
転が実行されることになり、例え浴室暖房機の作動開始
やキープ運転の指示などを忘れて入浴した場合において
も、浴槽内の湯はある程度適温や適量に維持されること
になる。
【0011】請求項7に記載の発明によれば、風呂制御
手段が、湯張り運転の完了後において浴室暖房機が作動
停止状態にあると、設定時間経過毎に適温キープ運転を
実行するものであるから、入浴前の浴室暖房機の作動中
においては、適温キープ運転や適温適量キープ運転など
を実行せず、不必要なキープ運転の実行を回避して省エ
ネルギ化に寄与し、しかも、浴室暖房機を作動しない場
合においても、ある程度適温や適量に維持される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の浴室暖房機付き給湯装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。この浴室暖房
機付き給湯装置は、図1に示すように、浴槽1や図外の
給湯栓に給湯するための給湯手段としての給湯用動作部
Aと、浴室内を暖房したり乾燥したりするための浴室暖
房乾燥機2に給湯するための暖房用動作部Bとを備え、
かつ、浴槽1内の湯水を追焚きするための追焚き手段と
しての追焚き用動作部Cを備えていて、これら給湯用動
作部A、暖房用動作部B、追焚き用動作部Cが、ひとつ
の熱源機内に収納されている。
【0013】前記給湯用動作部Aは、燃焼室内に配設さ
れたガス燃焼式のバーナ3、このバーナ3により加熱さ
れる給湯用熱交換器4、バーナ3に燃焼用空気を供給す
るファン5などからなり、バーナ3には、点火のための
イグナイタや着火を検出するフレームロッドなどが設け
られている。前記給湯用熱交換器4には、一般家庭用の
水道管に接続して加熱用の水を供給する給水路6と、加
熱後の湯を供給する給湯路7とが接続され、かつ、給水
路6と給湯路7とが、給湯用熱交換器4を迂回する状態
でバイパス路8を介して互いに接続されている。このバ
イパス路8には、給湯路7からの湯の量と給水路6から
の水の量との混合比率を調整して、所望の温度の湯を得
るためのバイパス弁9が設けられ、図外の電動モータに
よって作動可能に構成されている。
【0014】前記給水路6には、給湯用熱交換器4への
入水温度を検出する入水サーミスタ10と、通水量を検
出する水量センサ11とが設けられ、給湯路7には、加
熱後の湯の温度を検出する出湯サーミスタ12が設けら
れていて、さらに、バイパス路8との接続箇所よりも下
流側の給湯路7には、バイパス弁9の作動によって混合
された後の湯の温度を検出する給湯サーミスタ13が設
けられている。前記給湯用動作部Aのバーナ3には、一
般家庭用の燃料ガスが供給されるように構成され、燃料
ガスの供給を断続する電磁式断続弁14を有する元ガス
供給路15から分岐の給湯用ガス供給路16が接続さ
れ、このガス供給路16には、燃料ガスの供給量を調節
する電磁比例弁17と、燃料ガスの供給を断続する電磁
式断続弁18とが設けられている。
【0015】前記暖房用動作部Bも、燃焼室内に配設さ
れたガス燃焼式のバーナ19、このバーナ19により加
熱される暖房用熱交換器20、バーナ19に燃焼用空気
を供給するファン21などからなり、バーナ19には、
元ガス供給路15から分岐の暖房用ガス供給路22が接
続されて、それに電磁比例弁23と電磁式断続弁24と
が設けられ、かつ、イグナイタやフレームロッドも設け
られている。前記暖房用熱交換器20には、暖房用の膨
張タンク25内の水を供給する暖房用給水路26と、加
熱後の湯を供給する暖房用給湯路27とが接続され、こ
の暖房用給湯路27が、前記浴室暖房乾燥機2内の熱交
換器に接続されるとともに、その熱交換器により熱交換
された後の湯水が、暖房用戻り路28を介して膨張タン
ク25内に戻されるように構成されている。
【0016】前記バーナ19の燃焼によって暖房用熱交
換器20で加熱された後の湯は、前記追焚き用動作部C
の熱源としても利用され、そのため、前記暖房用給湯路
27と暖房用戻り路28とは、浴室暖房乾燥機2を迂回
する状態で追焚きバイパス路29を介して互いに接続さ
れ、その追焚きバイパス路29には、浴槽1内の湯水を
追焚きするための追焚き用熱交換器30と、ヒータによ
る加熱で開弁する熱動弁31とが設けられている。前記
暖房用給水路26には、膨張タンク25内の水を吸引し
て暖房用熱交換器20に供給するとともに、加熱後の湯
を浴室暖房乾燥機2や追焚き用熱交換器30に供給する
ための循環ポンプ32が設けられ、暖房用給湯路27に
は、加熱後の湯の温度を検出する暖房サーミスタ33が
設けられている。
【0017】前記追焚き用動作部Cは、浴槽1内の湯水
を追焚き用熱交換器30に供給し、この追焚き用熱交換
器30で加熱された後の湯を浴槽1内に戻す追焚き循環
路34や追焚き用熱交換器30などからなり、前記追焚
き循環路34が、風呂アダプタ35を介して浴槽1に接
続されている。この追焚き循環路34は、浴槽1内の湯
水を追焚き用熱交換器30にまで供給する風呂戻り路3
6と、加熱後の湯を浴槽1にまで供給する風呂往き路3
7とからなり、風呂戻り路36側には、浴槽1内の湯水
を循環されるための風呂循環ポンプ38が設けられ、か
つ、この風呂循環ポンプ38と浴槽1との間の風呂戻り
路36には、浴槽1側から順に、浴槽1内の湯水の温度
を検出する風呂サーミスタ39、水流スイッチ40、浴
槽1内の湯水の水位を検出する水位センサ41とが設け
られている。
【0018】前記風呂循環ポンプ38と追焚き用熱交換
器30との間の風呂戻り路36には、前記給湯サーミス
タ13より下流側の給湯路7から分岐された湯張り路4
2が接続され、給湯用動作部Aからの湯を浴槽1内に供
給可能に構成され、その湯張り路42には、上流側から
順に、風呂電磁弁43、逆止弁付き大気開放式のホッパ
44、逆止弁45とが設けられている。前記ホッパ44
と逆止弁45とは、浴槽1内の湯水が湯張り路42を介
して給湯路7側に逆流するのを防止するためのもので、
例え逆止弁45が故障して浴槽1内の湯水が逆流して
も、ホッパ44によって逆流が遮断され、かつ、逆流し
た湯水がホッパ44内に貯められるように構成されてい
る。このホッパ44には、貯められた湯水を浴槽1内に
戻すための排水電磁弁46付きの戻し路47が接続さ
れ、この戻し路47が水位センサ41と風呂循環ポンプ
38との間の風呂戻り路36に接続されるとともに、ホ
ッパ44内の湯水をオーバーフローさせるための排水路
48も設けられている。
【0019】前記給湯用動作部A、暖房用動作部B、追
焚き用動作部C、ならびに、浴室暖房乾燥器2などの作
動は、全てマイクロコンピュータを主要部とする制御部
Hにより制御されるように構成されている。この制御部
Hは、図3に示すように、給湯用動作部A、暖房用動作
部B、および、追焚き用動作部Cの作動を制御する風呂
制御手段としての熱源機用制御部H1と、浴室暖房乾燥
機2の作動を制御する暖房制御手段としての暖房用制御
部H2とならなり、熱源機用制御部H1は熱源機内に、
暖房用制御部H2は浴室暖房乾燥機2内にそれぞれ収納
されていて、両者は通信制御部49,50を介して互い
に通信可能に接続されている。そして、熱源機用制御部
H1側の通信制御部49には、メインリモコンR1と風
呂リモコンR2とが、暖房用制御部H2側の通信制御部
50には、暖房用リモコンR3がそれぞれ通信可能に接
続されている。
【0020】前記メインリモコンR1は、通常、台所な
どに設置されるもので、このメインリモコンR1には、
運転スイッチ51、一般給湯運転時の給湯温度を設定す
る温度設定スイッチ52、浴槽1への給湯開始手段とし
ての湯張りスイッチ53などが設けられている。風呂リ
モコンR2は、図2に示すように、浴室D内の浴槽1の
近くに設置されるもので、メインリモコンR1と同様
に、運転スイッチ54、湯張りスイッチ55が設けら
れ、キープ運転指示手段としてのキープ運転スイッチ5
6、湯張り温度やキープ運転時における湯の温度を設定
する温度設定スイッチ57なども設けられている。暖房
用リモコンR3は、浴室Dに隣接する脱衣室E内に設置
され、暖房開始手段としての暖房スイッチ58、乾燥ス
イッチ59、暖房停止手段としての停止スイッチ60、
キープ運転指示手段としてのキープ運転スイッチ61な
どが設けられている。
【0021】この浴室暖房機付き給湯装置の作動につい
て説明すると、メインリモコンR1の運転スイッチ51
か風呂リモコンR2の運転スイッチ54を入れることで
作動可能な状態となり、この状態で図外の給湯栓を開け
ると、給湯用動作部Aが作動して一般給湯運転が実行さ
れる。この一般給湯運転においては、給水路6内を設定
量以上の水が流通したことを水量センサ11が検出し
て、ファン5を回転駆動し、元ガス供給路15の電磁式
断続弁14と給湯用ガス供給路16の電磁式断続弁18
とを開弁し、かつ、電磁比例弁17の開度を調整して、
イグナイタによりバーナ3に点火する。このバーナ3の
燃焼により、給湯用熱交換器4によって加熱された後の
湯は、バイパス弁9によりバイパス路8からの水と混合
され、メインリモコンR1の温度設定スイッチ52によ
り設定された温度に調整されて給湯栓から吐出される。
【0022】作動可能な状態でメインリモコンR1の湯
張りスイッチ53か風呂リモコンR2の湯張りスイッチ
55を入れると、風呂電磁弁43が開弁するとともに、
給湯用動作部Aが作動して浴槽1内への湯張り運転が実
行される。この湯張り運転においても、先の一般給湯運
転と同様に、熱交換器4によって加熱された湯が、バイ
パス路8からの水と混合され、風呂リモコンR2の温度
設定スイッチ57により設定された温度に調整されて、
湯張り路42、ならびに、風呂戻り路36と風呂往き路
37とを介して風呂アダプタ35から浴槽1内に供給さ
れる。浴槽1内に設定量の湯が供給されると、水位セン
サ41の検出に基づいて風呂電磁弁43が閉弁し、両電
磁式断続弁14,18や電磁比例弁17も閉弁してバー
ナ3の燃焼が停止し、一定時間経過後にファン5も停止
される。
【0023】その後、風呂循環ポンプ38が駆動して風
呂サーミスタ39が浴槽1内の湯水の温度を検出し、そ
の検出温度が風呂リモコンR2の温度設定スイッチ57
による設定温度に達していれば、風呂循環ポンプ38が
停止して、温度設定スイッチ57により設定した適温と
水位センサ41での適量による湯張りが終了する。設定
温度に達していなければ、追焚き用動作部Bが作動して
追焚き運転が実行される。この追焚き運転においては、
熱動弁31が開弁し、循環ポンプ32とファン21とが
回転駆動し、かつ、元ガス供給路15の電磁式断続弁1
4と暖房用ガス供給路22の電磁式断続弁24とが開弁
するとともに、電磁比例弁23の開度調整の基にバーナ
19が燃焼される。バーナ19の燃焼により加熱された
後の湯と浴槽1内の湯水とが、追焚き用熱交換器30で
熱交換され、風呂サーミスタ39による検出温度が設定
温度に達した時点で、風呂循環ポンプ38が停止し、バ
ーナ19の燃焼も停止して、適温適量湯張りが終了す
る。
【0024】この適温適量湯張りが終了すると、引き続
いて自動的に適温適量キープ運転が実行されて、浴槽1
内の湯が適温と適量に維持される。この適温適量キープ
運転は、予め設定された時間経過毎に自動的に繰り返さ
れ、まず、水位センサ41によって浴槽1内の湯量が適
量に維持されているか否かを検出し、湯量が不足してい
ると、足し湯運転が実行される。この足し湯運転は、上
述の湯張り運転と同じ作動により、温度設定スイッチ5
7により設定された温度の湯が浴槽1内に供給され、浴
槽1内の湯量が適量にキープされる。その後、風呂循環
ポンプ38が駆動して風呂サーミスタ39が浴槽1内の
湯水の温度を検出し、その検出温度が温度設定スイッチ
57による設定温度に達していれば、風呂循環ポンプ3
8が停止し、達していなければ、上述の追焚き運転と同
じ作動によって追焚きされ、風呂サーミスタ39による
検出温度が設定温度に達した時点で、風呂循環ポンプ3
8やバーナ19の燃焼が停止し、浴槽1内の湯の温度が
適温にキープされる。
【0025】この適温適量キープ運転は、図4のフロー
チャートに示すように、予め設定された時間経過毎に自
動的に開始して繰り返されるのであるが、暖房用リモコ
ンR3の暖房スイッチ58により後述する暖房運転が実
行され、かつ、その暖房運転が自動的に停止されると、
設定時間が経過していなくとも開始される。また、暖房
運転中であっても、暖房用リモコンR3の停止スイッチ
60を入れると、暖房運転が停止するので、この暖房運
転の停止に伴って適温適量キープ運転が開始される。ま
た、暖房運転中であっても、風呂リモコンR2のキープ
運転スイッチ56か暖房用リモコンR3のキープ運転ス
イッチ61を入れると、浴室暖房乾燥機2による暖房運
転と並行して適温適量キープ運転が開始される。なお、
このようなキープ運転開始の判断は、キープ運転中でな
い場合にのみ行われ、キープ運転中の場合には、このよ
うな判断を行うことなく、浴槽1内の湯が適温かつ適量
になるまでキープ運転を実行する。
【0026】この暖房運転においては、暖房用リモコン
R3の暖房スイッチ58を入れることで、暖房用動作部
Bが作動して浴室D内を暖房する。この暖房運転では、
熱動弁31が閉弁したままとなり、バーナ19の燃焼で
暖房用熱交換器20によって加熱された後の湯が、暖房
用給湯路27を介して浴室暖房乾燥機2内の熱交換器に
まで送られる。この浴室暖房乾燥機2には、ファンやダ
ンパが内装されていて、そのファンにより浴室D内の空
気が吸引されて浴室暖房乾燥機2の熱交換器で加熱さ
れ、加熱後の温風が浴室D内に排出されて暖房運転が実
行され、図外タイマーの作動によって予め設定された時
間経過後に、バーナ19の燃焼が停止され、ファンも停
止されて自動的に停止する。この浴室暖房乾燥機2の作
動時間については、タイマーにより自由に設定変更でき
るように構成され、また、暖房運転中であっても、暖房
用リモコンR3の停止スイッチ60を入れることで、暖
房運転を停止させることができる。
【0027】この暖房運転と同じ作動により、浴室暖房
乾燥機2を利用して浴室D内の洗濯物を乾燥させること
もできる。すなわち、暖房用リモコンR3の乾燥スイッ
チ59を入れると、先の暖房運転と同じ作動によって浴
室D内の温度が上昇する。この乾燥運転においては、ダ
ンパの開度調整によって浴室D内から吸引した空気の一
部を湿気と共に浴室D外の放出するように構成されてい
るので、浴室D内に干した洗濯物を短時間のうちに乾燥
させることができる。この乾燥運転の作動時間について
も、タイマーによって自由に設定変更でき、また、停止
スイッチ60を入れることで、乾燥運転中であっても、
その乾燥運転を停止させることができる。
【0028】〔別実施形態〕先の実施形態においては、
設定時間の経過時や暖房運転が停止した際などに適温適
量キープ運転を開始するように構成したものを示した
が、図5のフローチャートに示すように、暖房運転中で
あれば、設定時間毎の開始を停止し、その暖房運転が停
止するのを待って適温適量キープ運転を開始するように
構成して実施することもできる。その場合、暖房運転中
でないときにのみ、予め設定された設定時間毎に開始し
て実行するように構成することができ、また、風呂リモ
コンR2のキープ運転スイッチ56か暖房用リモコンR
3のキープ運転スイッチ61を入れることで、暖房運転
中や設定時間の経過前であっても、適温適量キープ運転
を優先的に開始して実行するように構成することができ
る。
【0029】また、これまでの実施形態においては、給
湯用動作部Aの作動によって、浴槽1内に設定温度の湯
を供給して湯張りしたり足し湯する構成のものを示した
が、浴槽1内に設定温度以下の低温の湯や水を供給し、
その後、追焚き用動作部Cを作動させて浴槽1内の湯を
設定温度にまで焚き上げる構成のものや、足し湯の際に
低温の湯や水を供給して追焚きする構成のものにも適用
することができ、このように低温の湯や水を供給するも
のを湯水供給手段と称する。さらに、暖房用動作部Bや
追焚き用動作部Cについても種々変更が可能であり、例
えば、追焚き用熱交換器30をバーナによって直接加熱
するように構成したり、あるいは、浴室暖房乾燥機2に
代えて、暖房運転のみ可能な浴室暖房機を用いて実施す
ることもできる。
【0030】その他、制御部Hを熱源機側に収納の熱源
機用制御部H1と浴室暖房乾燥機2側に収納の暖房用制
御部H2とから構成し、両者を通信可能に接続したもの
を示したが、この熱源機用制御部H1と暖房用制御部H
2とをひとつの制御部Hで構成し、その制御部Hを熱源
機側に収納して実施することもできる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室暖房機付き給湯装置の概略構成図
【図2】浴室と脱衣室との断面図
【図3】制御部のブロック図
【図4】適温適量キープ運転の作動を示すフローチャー
【図5】適温適量キープ運転の別実施形態の作動を示す
フローチャート
【符号の説明】
1 浴槽 2 浴室暖房機 6 給水路 53,55 給湯開始手段 58 暖房開始手段 60 暖房停止手段 61 キープ運転指示手段 A 湯水供給手段としての給湯手段 C 追焚き手段 D 浴室 H1 風呂制御手段 H2 暖房制御手段 R3 暖房用リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 純 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽を備えた浴室内を暖房する浴室暖房
    機と、この浴室暖房機の作動を制御する暖房制御手段
    と、前記浴槽内の湯水を追焚きする追焚き手段と、前記
    浴槽内の湯水の温度が設定温度になるように前記追焚き
    手段の作動を制御して適温キープ運転を実行する風呂制
    御手段とを備えている浴室暖房機付き給湯装置であっ
    て、 前記暖房制御手段が、前記浴室暖房機を作動状態から停
    止状態に切り換えるに伴って、前記風呂制御手段が、前
    記適温キープ運転を開始するように構成してある浴室暖
    房機付き給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記暖房制御手段に暖房の作動開始を指
    示する暖房開始手段と、暖房の作動停止を指示する暖房
    停止手段とを設け、前記暖房開始手段により作動開始の
    指示があると、前記暖房制御手段が、前記浴室暖房機を
    設定時間作動させて停止させるとともに、その設定時間
    内に前記暖房停止手段による作動停止の指示があると、
    前記浴室暖房機の作動を停止するように構成してある請
    求項1記載の浴室暖房機付き給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記暖房制御手段に制御指令を指示する
    暖房用リモコンを設け、この暖房用リモコンに前記暖房
    開始手段と暖房停止手段とを設けるとともに、前記風呂
    制御手段に適温キープ運転の開始を指示するキープ運転
    指示手段を前記暖房用リモコンに設けてある請求項2記
    載の浴室暖房機付き給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記風呂制御手段が、前記適温キープ運
    転の際に、前記浴槽内の湯水の量が設定量になるように
    湯水供給手段の作動を制御する適量キープ運転を併せて
    実行するように構成してある請求項1、2または3記載
    の浴室暖房機付き給湯装置。
  5. 【請求項5】 給水路からの水を加熱して浴槽に供給す
    る給湯手段と、前記風呂制御手段に給湯の作動開始を指
    示する給湯開始手段とを備え、前記給湯開始手段により
    給湯開始の指示があると、前記風呂制御手段が、前記浴
    槽内に設定温度の湯水を設定量供給するように前記給湯
    手段の作動を制御して適温適量湯張り運転を実行するよ
    うに構成してある請求項1、2、3または4記載の浴室
    暖房機付き給湯装置。
  6. 【請求項6】 前記風呂制御手段が、前記湯張り運転の
    完了後において設定時間経過毎に前記適温キープ運転を
    実行するように構成してある請求項5記載の浴室暖房機
    付き給湯装置。
  7. 【請求項7】 前記風呂制御手段が、前記湯張り運転の
    完了後において前記浴室暖房機が作動停止状態にある
    と、設定時間経過毎に前記適温キープ運転を実行するよ
    うに構成してある請求項5記載の浴室暖房機付き給湯装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004198073A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Hitachi Housetec Co Ltd 浴室暖房機能付きの給湯付風呂釜
JP2007064577A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Noritz Corp 熱源機
JP2010223490A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Osaka Gas Co Ltd ふろ暖房設備
JP2012052751A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Gastar Corp 熱源装置

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