JP2501050B2 - 追焚機能付き給湯器 - Google Patents
追焚機能付き給湯器Info
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- JP2501050B2 JP2501050B2 JP3195516A JP19551691A JP2501050B2 JP 2501050 B2 JP2501050 B2 JP 2501050B2 JP 3195516 A JP3195516 A JP 3195516A JP 19551691 A JP19551691 A JP 19551691A JP 2501050 B2 JP2501050 B2 JP 2501050B2
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- Japan
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- hot water
- additional heating
- water supply
- burner
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯バーナおよび追焚
バーナへの燃料の供給を、共通の比例弁によって行う追
焚機能付き給湯器に関するものである。
バーナへの燃料の供給を、共通の比例弁によって行う追
焚機能付き給湯器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】追焚機能付き給湯器を小型、薄型化する
とともに、部品点数を減らす目的で、１つの比例弁によ
って給湯バーナおよび追焚バーナへの燃料の供給量の調
節を行うものがある。
とともに、部品点数を減らす目的で、１つの比例弁によ
って給湯バーナおよび追焚バーナへの燃料の供給量の調
節を行うものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この種の追
焚機能付き給湯器では、追焚運転と給湯運転とが同時に
運転されると、比例弁の開度が給湯運転に基づいて制御
されるため、比例弁の開度が小さくなって、追焚バーナ
の燃焼温度が、追焚単独運転の場合に比較して、低くな
る場合がある。そして、追焚運転では、追焚熱交換器内
を流れる水温が低く、給湯の為に比例弁の開度が小さい
と、追焚熱交換器に結露が発生する問題点を備えてい
た。
焚機能付き給湯器では、追焚運転と給湯運転とが同時に
運転されると、比例弁の開度が給湯運転に基づいて制御
されるため、比例弁の開度が小さくなって、追焚バーナ
の燃焼温度が、追焚単独運転の場合に比較して、低くな
る場合がある。そして、追焚運転では、追焚熱交換器内
を流れる水温が低く、給湯の為に比例弁の開度が小さい
と、追焚熱交換器に結露が発生する問題点を備えてい
た。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、追焚運転と給湯運転とを、共通の
比例弁によって燃焼量を調節するものであって、追焚熱
交換器に結露を発生させない追焚機能付き給湯器の提供
にある。
もので、その目的は、追焚運転と給湯運転とを、共通の
比例弁によって燃焼量を調節するものであって、追焚熱
交換器に結露を発生させない追焚機能付き給湯器の提供
にある。
【０００５】
請求項１の概略を図１のブロック図に示す。追焚機能付
き給湯器１は、給湯バーナ２と、追焚バーナ３と、前記
給湯バーナ２および前記追焚バーナ３へ、燃料の供給を
行う燃料供給路４に設けられ、通電量に応じた燃料を、
前記各バーナ２、３へ供給する１つの比例弁５と、この
比例弁５と前記給湯バーナ２との間に設けられ、前記給
湯バーナ２への燃料の供給の断続を行う給湯開閉弁６
と、前記比例弁５と前記追焚バーナ３との間に設けら
れ、前記追焚バーナ３への燃料の供給の断続を行う追焚
開閉弁７と、前記給湯バーナ２で発生した熱と給水口か
ら供給され出湯口より流出する水とを熱交換する給湯熱
交換器８と、前記追焚バーナ３で発生した熱と浴槽から
供給され再び前記浴槽へ流出する浴槽の水とを熱交換す
る追焚熱交換器９と、前記比例弁５、前記給湯開閉弁
６、前記追焚開閉弁７を通電制御して、給湯および追焚
を行う制御装置１０とを備える。そして、前記制御装置
１０は、追焚条件が成立すると、前記追焚バーナ３で燃
焼を行う追焚運転機能１１を備えるとともに、この追焚
運転機能１１は、追焚運転と同時に、前記給湯バーナ２
で燃焼を行う給湯運転を行う場合で、且つ前記追焚熱交
換器９に結露が発生する可能性がある場合にのみ、給湯
運転が停止するまで、追焚運転を停止し、給湯運転が停
止すると追焚運転を再開する追焚待機機能１２を備え
る。
き給湯器１は、給湯バーナ２と、追焚バーナ３と、前記
給湯バーナ２および前記追焚バーナ３へ、燃料の供給を
行う燃料供給路４に設けられ、通電量に応じた燃料を、
前記各バーナ２、３へ供給する１つの比例弁５と、この
比例弁５と前記給湯バーナ２との間に設けられ、前記給
湯バーナ２への燃料の供給の断続を行う給湯開閉弁６
と、前記比例弁５と前記追焚バーナ３との間に設けら
れ、前記追焚バーナ３への燃料の供給の断続を行う追焚
開閉弁７と、前記給湯バーナ２で発生した熱と給水口か
ら供給され出湯口より流出する水とを熱交換する給湯熱
交換器８と、前記追焚バーナ３で発生した熱と浴槽から
供給され再び前記浴槽へ流出する浴槽の水とを熱交換す
る追焚熱交換器９と、前記比例弁５、前記給湯開閉弁
６、前記追焚開閉弁７を通電制御して、給湯および追焚
を行う制御装置１０とを備える。そして、前記制御装置
１０は、追焚条件が成立すると、前記追焚バーナ３で燃
焼を行う追焚運転機能１１を備えるとともに、この追焚
運転機能１１は、追焚運転と同時に、前記給湯バーナ２
で燃焼を行う給湯運転を行う場合で、且つ前記追焚熱交
換器９に結露が発生する可能性がある場合にのみ、給湯
運転が停止するまで、追焚運転を停止し、給湯運転が停
止すると追焚運転を再開する追焚待機機能１２を備え
る。
【０００６】〔請求項２の手段〕 請求項１の追焚機能付き給湯器において、前記追焚待機
機能は、前記追焚熱交換器の水温が、所定温度以下の場
合に、前記追焚熱交換器に結露が発生する可能性がある
と判断することを特徴とする。 〔請求項３の手段〕 請求項１の追焚機能付き給湯器において、前記追焚待機
機能は、前記給湯バーナの燃焼量が所定以下の場合に、
前記追焚熱交換器に結露が発生する可能性があると判断
することを特徴とする。
機能は、前記追焚熱交換器の水温が、所定温度以下の場
合に、前記追焚熱交換器に結露が発生する可能性がある
と判断することを特徴とする。 〔請求項３の手段〕 請求項１の追焚機能付き給湯器において、前記追焚待機
機能は、前記給湯バーナの燃焼量が所定以下の場合に、
前記追焚熱交換器に結露が発生する可能性があると判断
することを特徴とする。
【０００７】
【発明の作用】追焚運転が単独になされる時は、制御装
置の追焚運転機能によって、所定燃焼量で追焚バーナで
燃焼を行う。追焚単独運転では、燃焼温度が高いため、
追焚熱交換器内の水温が低くても、追焚熱交換器に結露
は発生しない。追焚運転と同時に給湯運転を行う場合、
制御装置の追焚待機機能は、追焚熱交換器に結露が発生
する可能性がある場合に、追焚運転を停止して給湯運転
のみを行い、給湯運転が停止すると追焚運転を再開す
る。
置の追焚運転機能によって、所定燃焼量で追焚バーナで
燃焼を行う。追焚単独運転では、燃焼温度が高いため、
追焚熱交換器内の水温が低くても、追焚熱交換器に結露
は発生しない。追焚運転と同時に給湯運転を行う場合、
制御装置の追焚待機機能は、追焚熱交換器に結露が発生
する可能性がある場合に、追焚運転を停止して給湯運転
のみを行い、給湯運転が停止すると追焚運転を再開す
る。
【０００８】
【発明の効果】本発明の追焚機能付き給湯器は、追焚運
転と給湯運転との同時運転を行う場合、追焚熱交換器に
結露が発生する可能性がある場合では給湯運転のみ行
い、追焚熱交換器に結露が発生する可能性がない場合で
は給湯運転と追焚運転とを同時に行う。この結果、追焚
熱交換器に結露は発生しない。
転と給湯運転との同時運転を行う場合、追焚熱交換器に
結露が発生する可能性がある場合では給湯運転のみ行
い、追焚熱交換器に結露が発生する可能性がない場合で
は給湯運転と追焚運転とを同時に行う。この結果、追焚
熱交換器に結露は発生しない。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の追焚機能付き給湯器を、図２
に示す一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図２は本発明の実施例を示す追焚機能
付き給湯器の概略図である。この追焚機能付き給湯器10
0 は、複合燃焼部200 、燃料供給部300 、給湯配管400
、追焚水配管500 および制御装置600 からなる。
に示す一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図２は本発明の実施例を示す追焚機能
付き給湯器の概略図である。この追焚機能付き給湯器10
0 は、複合燃焼部200 、燃料供給部300 、給湯配管400
、追焚水配管500 および制御装置600 からなる。
【００１０】複合燃焼部200 は、給湯燃焼部201 と、追
焚燃焼部202 とを備え、給湯燃焼部201 の燃焼室と追焚
燃焼部202 の燃焼室とは、独立して設けられている。給
湯燃焼部201 は独立した２つのバーナ（第１給湯バーナ
203 、第２給湯バーナ204 ）を備え、シングル使用ある
いはダブル使用を切り換えることによって大きな燃焼幅
を実現している。給湯燃焼部201 の２つのバーナ203 、
204 および追焚燃焼部202 の追焚バーナ205 は、共通し
た送風機206 より燃焼用の空気の供給を受ける。また、
給湯燃焼部201 および追焚燃焼部202 で発生した燃焼ガ
スは、共通の排気口207 より排出される。第２給湯バー
ナ204 および追焚バーナ205 の近傍のそれぞれには、ガ
スに点火を行うスパーカ208 、209 が取り付けられ、第
１給湯バーナ203 および追焚バーナ205 の近傍のそれぞ
れには、炎の検出を行うフレームロッド210 、211 が取
り付けられている。
焚燃焼部202 とを備え、給湯燃焼部201 の燃焼室と追焚
燃焼部202 の燃焼室とは、独立して設けられている。給
湯燃焼部201 は独立した２つのバーナ（第１給湯バーナ
203 、第２給湯バーナ204 ）を備え、シングル使用ある
いはダブル使用を切り換えることによって大きな燃焼幅
を実現している。給湯燃焼部201 の２つのバーナ203 、
204 および追焚燃焼部202 の追焚バーナ205 は、共通し
た送風機206 より燃焼用の空気の供給を受ける。また、
給湯燃焼部201 および追焚燃焼部202 で発生した燃焼ガ
スは、共通の排気口207 より排出される。第２給湯バー
ナ204 および追焚バーナ205 の近傍のそれぞれには、ガ
スに点火を行うスパーカ208 、209 が取り付けられ、第
１給湯バーナ203 および追焚バーナ205 の近傍のそれぞ
れには、炎の検出を行うフレームロッド210 、211 が取
り付けられている。
【００１１】燃料供給部300 は、第１給湯バーナ203 、
第２給湯バーナ204 および追焚バーナ205 へ、ガスの供
給を行う燃料供給路301 を備える。この燃料供給路301
の上流には、元電磁弁302 が設けられ、その下流に比例
弁303 が設けられている。この比例弁303 は、通電量に
応じて開口比が変化し、通過するガス量を調節するもの
である。比例弁303 の下流は、燃料供給路301 が３方に
分岐しており、それぞれが第１給湯バーナ203 、第２給
湯バーナ204 および追焚バーナ205 にガスを供給するよ
うに設けられている。比例弁303 と第１給湯バーナ203
を結ぶ燃料供給路301aには、第１給湯バーナ203 への燃
料の供給の断続を行う第１給湯開閉弁304 が設けられて
いる。比例弁303 と第２給湯バーナ204 を結ぶ燃料供給
路301bには、第２給湯バーナ204への燃料の供給の断続
を行う第２給湯開閉弁305 が設けられている。比例弁30
3 と追焚バーナ205 を結ぶ燃料供給路301cには、追焚バ
ーナ205 への燃料の供給の断続を行う追焚開閉弁306 が
設けられている。
第２給湯バーナ204 および追焚バーナ205 へ、ガスの供
給を行う燃料供給路301 を備える。この燃料供給路301
の上流には、元電磁弁302 が設けられ、その下流に比例
弁303 が設けられている。この比例弁303 は、通電量に
応じて開口比が変化し、通過するガス量を調節するもの
である。比例弁303 の下流は、燃料供給路301 が３方に
分岐しており、それぞれが第１給湯バーナ203 、第２給
湯バーナ204 および追焚バーナ205 にガスを供給するよ
うに設けられている。比例弁303 と第１給湯バーナ203
を結ぶ燃料供給路301aには、第１給湯バーナ203 への燃
料の供給の断続を行う第１給湯開閉弁304 が設けられて
いる。比例弁303 と第２給湯バーナ204 を結ぶ燃料供給
路301bには、第２給湯バーナ204への燃料の供給の断続
を行う第２給湯開閉弁305 が設けられている。比例弁30
3 と追焚バーナ205 を結ぶ燃料供給路301cには、追焚バ
ーナ205 への燃料の供給の断続を行う追焚開閉弁306 が
設けられている。
【００１２】給湯配管400 は、一端が給水口401 で、水
の給水源に接続される。また、給湯配管400 の他端は出
湯口402 で、湯を供給する配管に接続される。給湯配管
400の途中には、第１給湯バーナ203 および第２給湯バ
ーナ204 で発生した熱と、給水口401 から供給され出湯
口402 より流出する内部を流れる水とを熱交換する給湯
熱交換器403 が設けられている。給湯熱交換器403 の上
流側には、水ガバナ404 および給湯水流スイッチ405 が
設けられている。また、給湯熱交換器403 の下流には、
給湯熱交換器403 を通過した水（湯）の温度を検出する
出湯温度センサ406が設けられている。出湯温度センサ4
06 の下流の給湯配管400 には、加熱された湯を浴槽700
へ導く湯張り配管407 が接続されている。この湯張り
配管407 は、下流側端部が追焚水配管500 の途中（後述
する循環ポンプ504 の下流側）に接続されており、給湯
熱交換器403 で加熱された水（湯）を浴槽700 内へ導く
ものである。なお、湯張り配管407 の途中には、湯張り
電磁弁408 、湯張り用水量センサ409 、逆止弁410 等が
設けられている。
の給水源に接続される。また、給湯配管400 の他端は出
湯口402 で、湯を供給する配管に接続される。給湯配管
400の途中には、第１給湯バーナ203 および第２給湯バ
ーナ204 で発生した熱と、給水口401 から供給され出湯
口402 より流出する内部を流れる水とを熱交換する給湯
熱交換器403 が設けられている。給湯熱交換器403 の上
流側には、水ガバナ404 および給湯水流スイッチ405 が
設けられている。また、給湯熱交換器403 の下流には、
給湯熱交換器403 を通過した水（湯）の温度を検出する
出湯温度センサ406が設けられている。出湯温度センサ4
06 の下流の給湯配管400 には、加熱された湯を浴槽700
へ導く湯張り配管407 が接続されている。この湯張り
配管407 は、下流側端部が追焚水配管500 の途中（後述
する循環ポンプ504 の下流側）に接続されており、給湯
熱交換器403 で加熱された水（湯）を浴槽700 内へ導く
ものである。なお、湯張り配管407 の途中には、湯張り
電磁弁408 、湯張り用水量センサ409 、逆止弁410 等が
設けられている。
【００１３】追焚水配管500 は、両端が浴槽700 内に開
口する配管で、一端より浴槽700 内の水を吸引して、再
び浴槽700 へ戻す水の循環経路を形成するものである。
追焚水配管500 の途中には、追焚バーナ205 で発生した
熱と、内部を流れる水とを熱交換する追焚熱交換器501
が設けられている。この追焚熱交換器501 の上流側に
は、追焚水流スイッチ502 、追焚温度センサ503 および
循環ポンプ504 が設けられている。
口する配管で、一端より浴槽700 内の水を吸引して、再
び浴槽700 へ戻す水の循環経路を形成するものである。
追焚水配管500 の途中には、追焚バーナ205 で発生した
熱と、内部を流れる水とを熱交換する追焚熱交換器501
が設けられている。この追焚熱交換器501 の上流側に
は、追焚水流スイッチ502 、追焚温度センサ503 および
循環ポンプ504 が設けられている。
【００１４】制御装置600 は、使用者によって操作され
るコントローラ601 を備え、このコントローラ601 の指
示や、給湯水流スイッチ405 、追焚水流スイッチ502 、
出湯温度センサ406 、追焚温度センサ503 、２つのフレ
ームロッド210 、211、湯張り用水量センサ409 からの
信号と、制御装置600 に搭載されるマイクロコンピュー
タ602 のプログラムとに従い、送風機206 、２つのスパ
ーカ208 、209 、元電磁弁302 、比例弁303 、第１給湯
開閉弁304 、第２給湯開閉弁305、追焚開閉弁306 、湯
張り電磁弁408 、循環ポンプ504 を通電制御して、給
湯、湯張り、追焚を行うものである。なお、比例弁303
の制御は、追焚運転と給湯運転とを同時に行う場合、使
用者の希望する出湯温度となるように、給湯運転を優先
するように設けられている。
るコントローラ601 を備え、このコントローラ601 の指
示や、給湯水流スイッチ405 、追焚水流スイッチ502 、
出湯温度センサ406 、追焚温度センサ503 、２つのフレ
ームロッド210 、211、湯張り用水量センサ409 からの
信号と、制御装置600 に搭載されるマイクロコンピュー
タ602 のプログラムとに従い、送風機206 、２つのスパ
ーカ208 、209 、元電磁弁302 、比例弁303 、第１給湯
開閉弁304 、第２給湯開閉弁305、追焚開閉弁306 、湯
張り電磁弁408 、循環ポンプ504 を通電制御して、給
湯、湯張り、追焚を行うものである。なお、比例弁303
の制御は、追焚運転と給湯運転とを同時に行う場合、使
用者の希望する出湯温度となるように、給湯運転を優先
するように設けられている。
【００１５】次に、制御装置600 による追焚制御につい
て説明する。コントローラ601 には、使用者によって、
追焚指示を与えるべく、追焚スイッチ603 が設けられて
いる。制御装置600 は、追焚スイッチ603 により追焚指
示が与えられると、浴槽700内の湯を設定された温度に
上昇させる追焚（以下、設定温度追焚とする）、あるい
は浴槽700の湯の温度を現状より上昇させる追焚（以
下、強制追焚とする）を行う追焚運転機能604 を備え
る。具体的には、追焚スイッチ603 がONされると、追焚
バーナ205 で所定燃焼量（追焚バーナ205 での最大燃焼
量に設定される）の燃焼を行う強制追焚を行う。そし
て、追焚所定時間（例えば３分間）燃焼を行なって、追
焚運転を停止する。しかるに、強制追焚運転を行って
も、浴槽700 内の湯温が所定の温度に満たないときは、
浴槽700 内の湯温が所定の温度となるまで、設定温度追
焚運転を行う。この結果、追焚スイッチ603 がONされる
と、浴槽700 内の水温が低いときは、所定温度まで沸か
し直しができるとともに、所定温度に達していても、所
定時間追焚運転が行われるため、湯温を所定温度幅（例
えば約１°）上昇させることができる。
て説明する。コントローラ601 には、使用者によって、
追焚指示を与えるべく、追焚スイッチ603 が設けられて
いる。制御装置600 は、追焚スイッチ603 により追焚指
示が与えられると、浴槽700内の湯を設定された温度に
上昇させる追焚（以下、設定温度追焚とする）、あるい
は浴槽700の湯の温度を現状より上昇させる追焚（以
下、強制追焚とする）を行う追焚運転機能604 を備え
る。具体的には、追焚スイッチ603 がONされると、追焚
バーナ205 で所定燃焼量（追焚バーナ205 での最大燃焼
量に設定される）の燃焼を行う強制追焚を行う。そし
て、追焚所定時間（例えば３分間）燃焼を行なって、追
焚運転を停止する。しかるに、強制追焚運転を行って
も、浴槽700 内の湯温が所定の温度に満たないときは、
浴槽700 内の湯温が所定の温度となるまで、設定温度追
焚運転を行う。この結果、追焚スイッチ603 がONされる
と、浴槽700 内の水温が低いときは、所定温度まで沸か
し直しができるとともに、所定温度に達していても、所
定時間追焚運転が行われるため、湯温を所定温度幅（例
えば約１°）上昇させることができる。
【００１６】追焚運転機能604 は、追焚運転と同時に、
給湯運転が行われる場合で、所定の条件が成立すると、
追焚運転を一旦停止して、給湯運転のみを行い、給湯運
転が停止した後に、再び追焚運転を再開する追焚待機機
能605 を備える。この追焚待機機能605 は、追焚運転と
給湯運転とが同時に運転条件が成立した場合（追焚運転
中に給湯運転が開始される場合、給湯運転中に追焚運転
が開始される場合、あるいは追焚運転と給湯運転とが同
時に開始される場合）、まず、所定時間（例えば１
分）、給湯運転と同時に追焚運転を行う。そして、所定
時間経過後に、追焚温度センサ503 により追焚熱交換器
501 に流入する水温が所定温度以下（例えば１５℃以
下）が測定されると、追焚熱交換器501 に結露が発生す
る可能性があるため、追焚運転を停止して、給湯単独運
転を行う。そして、給湯運転が停止すると、追焚運転を
再開する。この追焚運転再開後の追焚は、強制追焚が給
湯によって中断された時は、残りの時間を追加し、設定
温度追焚が給湯によって中断された時は、設定温度にな
った後に、追焚を停止する。なお、本実施例では、追焚
運転を再開した際に、浴槽700 内の水温が検出できるよ
うに、追焚運転の待機中であっても、循環ポンプ504 は
作動するように設けられるが、騒音や消費電力を低減さ
せるために追焚運転の待機中は、循環ポンプ504 を停止
させても良い。
給湯運転が行われる場合で、所定の条件が成立すると、
追焚運転を一旦停止して、給湯運転のみを行い、給湯運
転が停止した後に、再び追焚運転を再開する追焚待機機
能605 を備える。この追焚待機機能605 は、追焚運転と
給湯運転とが同時に運転条件が成立した場合（追焚運転
中に給湯運転が開始される場合、給湯運転中に追焚運転
が開始される場合、あるいは追焚運転と給湯運転とが同
時に開始される場合）、まず、所定時間（例えば１
分）、給湯運転と同時に追焚運転を行う。そして、所定
時間経過後に、追焚温度センサ503 により追焚熱交換器
501 に流入する水温が所定温度以下（例えば１５℃以
下）が測定されると、追焚熱交換器501 に結露が発生す
る可能性があるため、追焚運転を停止して、給湯単独運
転を行う。そして、給湯運転が停止すると、追焚運転を
再開する。この追焚運転再開後の追焚は、強制追焚が給
湯によって中断された時は、残りの時間を追加し、設定
温度追焚が給湯によって中断された時は、設定温度にな
った後に、追焚を停止する。なお、本実施例では、追焚
運転を再開した際に、浴槽700 内の水温が検出できるよ
うに、追焚運転の待機中であっても、循環ポンプ504 は
作動するように設けられるが、騒音や消費電力を低減さ
せるために追焚運転の待機中は、循環ポンプ504 を停止
させても良い。
【００１７】〔実施例の作動〕次に、本発明にかかる上
記実施例の作動を簡単に説明する。追焚運転中に給湯指
示が与えられる、あるいは給湯中に追焚指示が与えられ
るなどして、追焚運転と同時に給湯運転が行われる場合
は、制御装置600 のマイクロコンピュータ602にプログ
ラムされた追焚待機機能605 の働きにより、まず、所定
時間、給湯運転と追焚運転とを同時に行う。そして、所
定時間が経過して、追焚熱交換器501 に流入する水温が
所定温度以下であると、追焚運転を停止して、給湯単独
運転を行う。給湯が停止されると、追焚運転を再開し、
浴槽700 内の湯温を所定温度に沸かし直す、あるいは所
定温度幅上昇させる。
記実施例の作動を簡単に説明する。追焚運転中に給湯指
示が与えられる、あるいは給湯中に追焚指示が与えられ
るなどして、追焚運転と同時に給湯運転が行われる場合
は、制御装置600 のマイクロコンピュータ602にプログ
ラムされた追焚待機機能605 の働きにより、まず、所定
時間、給湯運転と追焚運転とを同時に行う。そして、所
定時間が経過して、追焚熱交換器501 に流入する水温が
所定温度以下であると、追焚運転を停止して、給湯単独
運転を行う。給湯が停止されると、追焚運転を再開し、
浴槽700 内の湯温を所定温度に沸かし直す、あるいは所
定温度幅上昇させる。
【００１８】〔実施例の効果〕 本実施例では、追焚燃焼部202 と給湯燃焼部201 へのガ
ス量の調節を、共通の比例弁303 で行い、小型あるいは
薄型化、およびコストダウン化を図った給湯器100 であ
っても、追焚運転と同時に給湯運転が行われる際は、追
焚運転も給湯運転と同時に所定時間行い、所定時間後、
追焚熱交換器501 に結露が発生する可能性がある時は、
追焚運転を停止して、給湯運転のみを行う。つまり、追
焚運転と給湯運転との同時運転でも、追焚熱交換器501
に結露が発生する可能性がある時は、追焚運転を停止し
て給湯運転のみを行い、追焚運転と給湯運転との同時運
転でも、追焚熱交換器501 に結露が発生する可能性がな
い時は、追焚運転を停止することなく、追焚運転と給湯
運転とを同時に行う。このため、追焚熱交換器501に結
露は発生しない。
ス量の調節を、共通の比例弁303 で行い、小型あるいは
薄型化、およびコストダウン化を図った給湯器100 であ
っても、追焚運転と同時に給湯運転が行われる際は、追
焚運転も給湯運転と同時に所定時間行い、所定時間後、
追焚熱交換器501 に結露が発生する可能性がある時は、
追焚運転を停止して、給湯運転のみを行う。つまり、追
焚運転と給湯運転との同時運転でも、追焚熱交換器501
に結露が発生する可能性がある時は、追焚運転を停止し
て給湯運転のみを行い、追焚運転と給湯運転との同時運
転でも、追焚熱交換器501 に結露が発生する可能性がな
い時は、追焚運転を停止することなく、追焚運転と給湯
運転とを同時に行う。このため、追焚熱交換器501に結
露は発生しない。
【００１９】〔変形例〕上記の実施例では、追焚運転と
給湯運転との同時運転の要求があった場合に、所定時間
追焚運転を行って、所定時間経過後に追焚熱交換器に流
入する水温を検出した例を示したが、追焚運転は行わ
ず、循環ポンプのみを所定時間作動させて、所定時間後
に追焚熱交換器に流入する水温を検出するように設けて
も良い。追焚熱交換器に流入する水温によって追焚運転
の中断を判定した例を示したが、比例弁の開度など、給
湯バーナの燃焼量が所定以下の場合に追焚運転を中断す
るように設けても良い。水量をカウントして湯張りを行
う湯張り機能を備えた給湯器を例に示したが、水位セン
サの出力によって湯張りを行う湯張り機能を備えた給湯
器や、あるいは湯張り機能を有しない給湯器に本発明を
適用するなど、追焚機能を備えた全ての給湯器に本発明
を適用できるものである。燃料の一例としてガスを示し
たが、灯油など液体燃料を用いても良い。追焚スイッチ
の操作によって追焚指示が与えられる例を示したが、例
えば所定時間毎に浴槽の湯温を検出し、湯温が低下して
いる際に追焚条件が成立して追焚を行う追焚運転機能
(自動追焚) に本発明を適用しても良い。
給湯運転との同時運転の要求があった場合に、所定時間
追焚運転を行って、所定時間経過後に追焚熱交換器に流
入する水温を検出した例を示したが、追焚運転は行わ
ず、循環ポンプのみを所定時間作動させて、所定時間後
に追焚熱交換器に流入する水温を検出するように設けて
も良い。追焚熱交換器に流入する水温によって追焚運転
の中断を判定した例を示したが、比例弁の開度など、給
湯バーナの燃焼量が所定以下の場合に追焚運転を中断す
るように設けても良い。水量をカウントして湯張りを行
う湯張り機能を備えた給湯器を例に示したが、水位セン
サの出力によって湯張りを行う湯張り機能を備えた給湯
器や、あるいは湯張り機能を有しない給湯器に本発明を
適用するなど、追焚機能を備えた全ての給湯器に本発明
を適用できるものである。燃料の一例としてガスを示し
たが、灯油など液体燃料を用いても良い。追焚スイッチ
の操作によって追焚指示が与えられる例を示したが、例
えば所定時間毎に浴槽の湯温を検出し、湯温が低下して
いる際に追焚条件が成立して追焚を行う追焚運転機能
(自動追焚) に本発明を適用しても良い。
【図１】本発明の概略構成図である。
【図２】本発明の実施例を示す追焚機能付き給湯器の概
略図である。
略図である。
１ 追焚機能付き給湯器 ２ 給湯バーナ ３ 追焚バーナ ４ 燃料供給路 ５ 比例弁 ６ 給湯開閉弁 ７ 追焚開閉弁 ８ 給湯熱交換器 ９ 追焚熱交換器 １０ 制御装置 １１ 追焚運転機能 １２ 追焚待機機能
Claims (3)
- 【請求項１】給湯バーナと、 追焚バーナと、 前記給湯バーナおよび前記追焚バーナへ、燃料の供給を
行う燃料供給路に設けられ、通電量に応じた燃料を、前
記各バーナへ供給する１つの比例弁と、 この比例弁と前記給湯バーナとの間に設けられ、前記給
湯バーナへの燃料の供給の断続を行う給湯開閉弁と、 前記比例弁と前記追焚バーナとの間に設けられ、前記追
焚バーナへの燃料の供給の断続を行う追焚開閉弁と、 前記給湯バーナで発生した熱と給水口から供給され出湯
口より流出する水とを熱交換する給湯熱交換器と、 前記追焚バーナで発生した熱と浴槽から供給され再び前
記浴槽へ流出する浴槽の水とを熱交換する追焚熱交換器
と、 前記比例弁、前記給湯開閉弁、前記追焚開閉弁を通電制
御して、給湯および追焚を行う制御装置と を備えた追焚機能付き給湯器であって、 前記制御装置は、追焚条件が成立すると、前記追焚バー
ナで燃焼を行う追焚運転機能を備えるとともに、 この追焚運転機能は、追焚運転と同時に、前記給湯バー
ナで燃焼を行う給湯運転を行う場合で、且つ前記追焚熱
交換器に結露が発生する可能性がある場合にのみ、給湯
運転が停止するまで、追焚運転を停止し、給湯運転が停
止すると追焚運転を再開する追焚待機機能を備えること
を特徴とする追焚機能付き給湯器。 - 【請求項２】 請求項１の追焚機能付き給湯器において、 前記追焚待機機能は、前記追焚熱交換器の水温が、所定
温度以下の場合に、前記追焚熱交換器に結露が発生する
可能性があると判断することを特徴とする追焚機能付き
給湯器。 - 【請求項３】 請求項１の追焚機能付き給湯器において、 前記追焚待機機能は、前記給湯バーナの燃焼量が所定以
下の場合に、前記追焚熱交換器に結露が発生する可能性
があると判断することを特徴とする追焚機能付き給湯
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3195516A JP2501050B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 追焚機能付き給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3195516A JP2501050B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 追焚機能付き給湯器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0539951A JPH0539951A (ja) | 1993-02-19 |
| JP2501050B2 true JP2501050B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=16342386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3195516A Expired - Fee Related JP2501050B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 追焚機能付き給湯器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2501050B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0726731B2 (ja) * | 1984-09-20 | 1995-03-29 | 松下電器産業株式会社 | 追焚機能付給湯機の湯温制御装置 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3195516A patent/JP2501050B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0539951A (ja) | 1993-02-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |