JPH11281149A - 風呂追焚き装置 - Google Patents

風呂追焚き装置

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JPH11281149A
JPH11281149A JP10081218A JP8121898A JPH11281149A JP H11281149 A JPH11281149 A JP H11281149A JP 10081218 A JP10081218 A JP 10081218A JP 8121898 A JP8121898 A JP 8121898A JP H11281149 A JPH11281149 A JP H11281149A
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JP
Japan
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temperature
reheating
hot water
bathtub
water
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JP10081218A
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English (en)
Inventor
Makoto Sano
真 佐野
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランニングコストを低減し、かつ、浴槽内の
湯水の冷却防止をしながら、浴槽内の湯水の温度を極力
設定温度に維持する風呂追焚き装置。 【解決手段】 追焚き用加熱手段Bと、循環路21を介
して浴槽1内の湯水を循環させる循環ポンプ30と、浴
槽1内の湯水の温度を検出する温度検出手段17,46
と、追焚き用加熱手段Bと循環ポンプ30との作動を制
御して、追焚き処理を実行する追焚き用制御手段100
とが設けられ、追焚き用制御手段100が、循環ポンプ
30を作動して温度検出手段17,46による追焚き用
温度検出処理を設定時間間隔ごとに実行し、温度検出手
段17,46による検出温度が設定温度以下であると、
追焚き処理を実行するように構成されている風呂追焚き
装置であって、追焚き用温度検出処理を実行する設定時
間間隔を変更設定する時間設定手段101が設けられて
いる風呂追焚き装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、循環路を介して浴
槽と接続された追焚き用加熱手段と、前記循環路を介し
て浴槽内の湯水を循環させる循環ポンプと、前記浴槽内
の湯水の温度を検出する温度検出手段と、前記追焚き用
加熱手段と循環ポンプとの作動を制御して、前記浴槽内
の湯水を加熱して追焚きする追焚き処理を実行する追焚
き用制御手段とが設けられ、前記追焚き用制御手段が、
前記循環ポンプを作動して前記温度検出手段により浴槽
内の湯水の温度を検出する追焚き用温度検出処理を設定
時間間隔ごとに実行し、その追焚き用温度検出処理にお
いて、前記温度検出手段による検出温度が設定温度以下
であると、前記追焚き処理を実行するように構成されて
いる風呂追焚き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような風呂追焚き装置において、
従来、循環ポンプを作動して温度検出手段により浴槽内
の湯水の温度を検出する追焚き用温度検出処理を予め設
定されている一定時間間隔ごとに実行し、浴槽内の湯水
の温度を極力設定温度に維持するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
風呂追焚き装置では、一定時間間隔ごとに追焚き用温度
検出処理を実行していたので、例えば、夏場では浴槽内
の湯水の放熱が遅いため、追焚き処理を必要としないと
きにも、頻繁に追焚き用温度検出処理を実行して、ラン
ニングコストが上昇するとともに、浴槽内の湯水を循環
することによって浴槽内の湯水が循環路や追焚き用加熱
手段などで冷却され、却って浴槽内の湯水の放熱を早め
たりすることがあった。また、冬場においては、浴槽内
の湯水の放熱が早いため、浴槽内の湯水の温度が設定温
度以下になっているにもかかわらず、追焚き処理が実行
されていないこともあり、浴槽内の湯水の温度が低下し
すぎるなどの不都合があった。
【0004】そこで、本発明は、かかる点に着目してな
されたものであり、その目的は、追焚き処理が必要とさ
れるときに、適切に追焚き用温度検出処理を実行し、ラ
ンニングコストを低減し、かつ、浴槽内の湯水の冷却防
止をしながら、浴槽内の湯水の温度を極力設定温度に維
持することが可能となる風呂追焚き装置を提供する点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、追焚き用加熱手段
と循環ポンプとの作動を制御して、浴槽内の湯水を加熱
して追焚きする追焚き処理を実行する追焚き用制御手段
が、循環ポンプを作動して温度検出手段により浴槽内の
湯水の温度を検出する追焚き用温度検出処理を設定時間
間隔ごとに実行し、その追焚き用温度検出処理におい
て、温度検出手段による検出温度が設定温度以下である
と、追焚き処理を実行するように構成され、追焚き用温
度検出処理を実行する設定時間間隔を変更設定する時間
設定手段が設けられている。したがって、例えば、夏場
には設定時間間隔を長く設定し、冬場には設定時間間隔
を短く設定するなど設定時間間隔を適宜設定して、追焚
き用温度検出処理を適切に実行することができ、不必要
な湯水の循環によるランニングコストの上昇や浴槽内の
湯水の冷却を防止をするとともに、浴槽内の湯水の温度
を極力設定温度に維持することが可能となる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、時間設定
手段が、浴槽内における湯水の放熱状態に基づいて、設
定時間間隔を自動的に変更設定するように構成されてい
るので、追焚き処理実行時に、加熱される浴槽内の湯水
の放熱状態に基づいて、追焚き用温度検出処理をより一
層適切に実行させることができ、さらに、時間設定手段
が人為操作式に構成されているものと比較して、設定時
間間隔が自動的に設定されるので、使い勝手のよいもの
となる。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、時間設定
手段が、外気温度を検出する外気温検出手段の検出情報
に基づいて、湯水の放熱状態を判別するように構成され
ているので、季節の変化によるものだけでなく、浴室内
の温度や浴室外の温度などの外気温度に基づいて、湯水
の放熱状態を確実に判別することが可能となる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、給水路よ
り供給される水を加熱して給湯する給湯手段が設けられ
ているので、浴槽内の湯水を加熱して追焚きするととも
に、浴槽内に湯水を供給する湯張りを実行することも可
能となる。そして、給水路の水の温度を検出する水温検
出手段が設けられ、この水温検出手段の検出情報に基づ
いて、湯水の放熱状態を判別するので、この水温検出手
段の検出情報を給湯する際の温度情報として兼用するこ
ともでき、コストの低減を図ることも可能となる。
【0009】請求項5に記載の発明によれば、追焚き用
加熱手段、循環ポンプ、ならびに、循環路の一部がケー
シング内に収納されているので、循環路を浴槽に連通さ
せるだけで、この追焚き装置を室外に設置することも可
能となり、追焚き装置の設置作業が比較的容易になり、
さらに、そのケーシング内に収納された循環路に温度検
出手段が設けられているので、浴槽の風呂アダプタなど
に温度検出手段を設ける必要もなく、設置作業が一層容
易になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の追焚き装置を給湯装置に
適応した例を図面に基づいて説明する。この給湯装置
は、図1に示すように、浴槽1や給湯栓2に対して給湯
するための給湯手段としての給湯部Aと、浴槽1内の湯
水を加熱して追焚きするための追焚き用加熱手段として
の追焚き部B、この給湯装置を制御する制御部Cなどを
ケーシングK内に備えて構成されている。
【0011】前記給湯部Aは、燃焼室内に設けられたガ
ス燃焼式の給湯用バーナ3、この給湯用バーナにより加
熱される給湯用熱交換器4などで構成され、給湯用バー
ナ3に点火させるイグナイタ5、給湯用バーナ3に対し
て着火したことを確認するフレームロッド6、給湯用バ
ーナ3に対して燃焼用空気を通風するとともに、その通
風量を変更調整自在な給湯用ファン7などが設けられて
いる。前記給湯用熱交換器4には、加熱用の水を供給す
る給水路13と、加熱後の湯水を浴槽1、給湯栓2、お
よび、図外のシャワーなどに供給する給湯路14とが接
続され、この給水路13と給湯路14とがバイパス路1
5で接続されるとともに、給湯路14とバイパス路15
との接続箇所には、ミキシングバルブ16が設けられて
いる。
【0012】このミキシングバルブ16は、給湯路14
からの湯の量とバイパス路15からの水の量との比率を
調整しながら両者を混合して、所望温度の湯を得るため
のもので、図外の電動モータによって作動される。前記
給水路13には、入水温度を検出する水温検出手段とし
ての入水温サーミスタ17、通水量を検出する水量セン
サ18が設けられている。そして、ミキシングバルブ1
6より下流側の給湯路14には、ミキシングバルブ16
によって混合された後の湯水の温度を検出する出湯温サ
ーミスタ19、給湯栓2が開操作されたことを検出する
割込み水流スイッチ20などが設けられ、電磁開閉弁2
3、空気層形成用ホッパ24、逆止弁25などを介し
て、風呂給湯路を兼用する追焚き用循環路21に接続さ
れている。
【0013】前記追焚き部Bは、給湯部Aと同様に、燃
焼室内に設けられたガス燃焼式の追焚き用バーナ8、こ
の追焚き用バーナ8により加熱される追焚き用熱交換器
9などで構成され、追焚き用バーナ8に点火させるイグ
ナイタ10、追焚き用バーナ8に対して着火したことを
確認するフレームロッド11、追焚き用バーナ8に対し
て燃焼用空気を通風するとともに、その通風量を変更調
整自在な追焚き用ファン12などが設けられている。
【0014】前記追焚き用熱交換器9には、浴槽1内の
湯水を循環させるための追焚き用循環路21が接続さ
れ、この追焚き用循環路21の両端が、風呂アダプタ2
2を介して浴槽1内に連通されている。そして、追焚き
用循環路21のうち、追焚き用熱交換器9より下流側に
は、追焚き用熱交換器9により加熱された後の湯水の温
度を検出する往きサーミスタ26が設けられている。ま
た、追焚き用循環路21のうち、追焚き用熱交換器9よ
り上流側で、かつ、給湯路14との接続箇所よりも上流
側には、浴槽1内の湯水の温度を検出する温度検出手段
としての戻りサーミスタ27、追焚き用循環路21に設
定値以上の湯水が通流したことを検出する水流スイッチ
28、追焚き用循環路21を開閉する電磁式の風呂2方
弁29、圧力を検出することによって浴槽1内の水位を
検出する圧力検知式水位センサ31、浴槽1内の湯水を
循環させる循環ポンプ30などが設けられている。そし
て、空気層形成用ホッパ24内の湯水を排出する排出路
24bが、水位センサ31と循環ポンプ30の間の追焚
き用循環路21に接続され、この排出路24bを開閉す
る電磁式の排水弁24aが設けられている。
【0015】前記給湯用バーナ3と追焚き用バーナ8に
は、一般家庭用の燃料ガスが供給されるように構成さ
れ、給湯用バーナ3に接続されているガス供給路34に
は、燃料ガスの供給を断続する断続弁32と給湯用バー
ナ3へのガス供給量を調節する給湯用電磁比例弁33と
が設けられている。そして、この断続弁32と給湯用電
磁比例弁33との間のガス供給路34からは、追焚き用
ガス供給路34aが分岐接続され、この追焚き用ガス供
給路34aが追焚き用バーナ8に接続され、この追焚き
用ガス供給路34aにも、追焚き用バーナ8へのガス供
給量を調節する追焚き用電磁比例弁35が設けられてい
る。
【0016】前記給湯部Aと追焚き部Bとの作動は、制
御部Cによって制御され、この制御部Cは、マイクロコ
ンピュータを利用して、追焚き処理を実行する追焚き用
制御手段100、追焚き用温度検出処理を実行する際の
時間間隔を設定する時間設定手段101などを備えて構
成され、有線あるいは無線によって通信可能なメインコ
ントローラ36や風呂用コントローラ37からの指令で
作動するように構成されている。
【0017】前記メインコントローラ36は、通常、台
所などに設置されるもので、運転の開始と停止を指令す
る運転スイッチ38、給湯温度を設定する温度設定スイ
ッチ39、浴槽1への自動湯張りを指令する湯張りスイ
ッチ40、給湯温度などを表示する表示部41などが設
けられている。また、風呂用コントローラ37は、浴室
内に設置されるもので、運転の開始と停止を指令する運
転スイッチ42、湯張り温度などを設定する温度設定ス
イッチ43、浴槽1への自動湯張りを指令する湯張りス
イッチ44、湯張り温度などを表示する表示部45など
が設けられている。
【0018】つぎに、制御部Cによる給湯装置全体の制
御動作について説明する。メインコントローラ36の運
転スイッチ38か、風呂用コントローラ37の運転スイ
ッチ42がON操作されている状態で、例えば、給湯栓
2を開くと、一般給湯モードとなり、水量センサ18が
設定値以上の水が通流したことを検知すると、給湯用フ
ァン7を作動させるとともに、断続弁32を開弁させ
て、給湯用電磁比例弁33の開度を調整して、イグナイ
タ5により給湯用バーナ3に点火する。そして、フレー
ムロッド6により着火が確認されると、メインコントロ
ーラ36の温度設定スイッチ39による設定温度、入水
温サーミスタ17による検出水温、水量センサ18によ
る検出水量などに基づいて、給湯用電磁比例弁33の開
度が調整され、かつ、ミキシングバルブ16の開度も調
整されて給湯温度が設定温度になるように、いわゆるフ
ィードフォワード制御が実行される。
【0019】また、このフィードフォワード制御ととも
に、メインコントローラ36の温度設定スイッチ39に
よる設定温度と出湯温サーミスタ19による検出温度と
の偏差に基づいて、給湯用電磁比例弁33の開度を微調
整する、いわゆるフィードバック制御が実行されて、温
度設定スイッチ39による設定温度の湯を給湯栓2から
供給する。そして、給湯栓2を閉じて水量センサ18が
所定量の通水を検出しなくなると、断続弁32と給湯用
電磁比例弁33を閉弁して給湯用バーナ3の燃焼を停止
し、一定時間経過後に給湯用ファン7も停止して一般給
湯モードを終了する。
【0020】つぎに、自動湯張りモードについて説明す
ると、メインコントローラ36の湯張りスイッチ40
か、風呂用コントローラ37の湯張りスイッチ44がO
N操作されると、自動湯張りモードとなり、電磁開閉弁
23が開弁され、上述の一般給湯モードと同様に給湯用
バーナ3に点火して、フィードフォワード制御とフィー
ドバック制御により浴槽1に設定温度の湯水が供給され
湯張り処理が実行される。つまり、電磁開閉弁23と風
呂2方弁29とが開弁され、給湯用電磁比例弁33の開
度を調整して、給水路13からの水が給湯用熱交換器4
で加熱され、この加熱後の湯にバイパス路15からの水
が混合されて、設定温度の湯水が給湯路14から追焚き
用循環路21に供給される。そして、図において点線で
示すように、追焚き用循環路21の両端から風呂アダプ
タ22を介して浴槽1内に供給される。
【0021】その後、所定量の湯水が浴槽1内に供給さ
れると、風呂2方弁29を閉じて、水位センサ31によ
り浴槽1の水位を検出し、この検出水位が設定水位に達
していると、電磁開閉弁23を閉弁して、給湯用電磁比
例弁33を閉弁して給湯用バーナ3の燃焼が停止され、
一定時間経過後に給湯用ファン7も停止される。このよ
うにして、浴槽1の水位検出を適宜行って、浴槽1の水
位が設定水位になるように浴槽1に湯水を供給する。な
お、自動湯張りモード中に給湯栓2が開かれると、割込
み水流スイッチ20が給湯栓2の開操作を検出し、自動
湯張りモードから一般給湯モードに移行される。つま
り、一般給湯モードが優先され、給湯栓2を閉じると、
再び自動湯張りモードに移行される。
【0022】このようにして、浴槽1の水位が設定水位
に達して湯張り処理が終了すると、循環ポンプ30を作
動させ、空気層形成用ホッパ24内の湯水を、一定時間
だけ排水弁24aを開弁し、排水路24bを介して追焚
き用循環路21に排出する。そして、図において実線で
示すように、浴槽1内の湯水と空気層形成用ホッパ24
から排出された湯水などを追焚き用循環路21を介して
循環させ、戻りサーミスタ27による検出温度が風呂用
コントローラ37の温度設定スイッチ43による設定温
度に達していれば、循環ポンプ30を停止し、温度設定
スイッチ43による設定温度に達していなければ、自動
的に追焚き処理が実行される。
【0023】前記追焚き処理は、循環ポンプ30の作動
によって浴槽1内の湯水を追焚き用循環路21を介して
循環させながら、追焚き用熱交換器9により浴槽1内の
湯水を加熱して行う。具体的に説明すると、循環ポンプ
30の作動を開始し、水流スイッチ28の水流検出に伴
って、追焚き用ファン12を作動させた後、追焚き用電
磁比例弁35の開度を調整してイグナイタ10により追
焚き用バーナ8に点火する。そして、往きサ−ミスタ2
6の検出温度などに基づいて、追焚き用電磁比例弁35
の開度を調整し、追焚き用熱交換器9により浴槽1内の
湯水を加熱する。その後、戻りサ−ミスタ27の検出温
度が設定温度に達すると、断続弁32と追焚き用電磁比
例弁35を閉弁させ追焚き用バーナ8の燃焼を停止させ
て、一定時間経過後に追焚き用ファン12も停止させ、
自動湯張りモードが終了する。
【0024】このようにして、自動湯張りモードが終了
すると、浴槽1の水位を設定水位に維持するとともに、
浴槽1内の湯水の温度を設定温度に維持する、いわゆ
る、適温適量キープモードとなり、この適温適量モード
が自動湯張りモードの終了から設定時間(例えば、4時
間)継続される。つまり、この適温適量キープモードで
は、風呂2方弁29を閉じて、常時、水位センサ31に
より浴槽1の水位を検出し、この検出水位が設定水位未
満(例えば、検出水位が設定水位よりも3センチ以下)
になると、浴槽1内に設定温度の湯水を供給する上述の
湯張り処理を実行して、浴槽1内の水位を設定水位に維
持する。そして、設定時間間隔ごとに、風呂2方弁29
を開弁し、循環ポンプ30を作動させて浴槽1内の湯水
を攪拌し、戻りサーミスタ27により浴槽1内の湯水の
温度を検出する追焚き用温度検出処理を実行し、この検
出温度が設定温度未満であると、循環ポンプ30を作動
させて浴槽1内の湯水を循環させながら追焚き用熱交換
器9により加熱する追焚き処理を実行する。
【0025】上述のように、追焚き用温度検出処理は設
定時間間隔ごとに実行されるが、この設定時間間隔の設
定について説明すると、入水温サーミスタ17により入
水温度を検出し、この入水温度から浴槽1内における湯
水の放熱状態を判別し、この放熱状態の判別情報に基づ
いて、時間間隔が自動的に設定される。つまり、夏場な
どで入水温度が高いとき程、浴槽1内における湯水の放
熱が遅いので、時間間隔を長く設定し、冬場などで入水
温度が低いとき程、浴槽1内における湯水の放熱が早い
ので、時間間隔を短く設定している。
【0026】具体的に説明すると、例えば、入水温度が
2℃のときには時間間隔を6分に、入水温度が20℃の
ときには時間間隔を15分に、入水温度が30℃のとき
には時間間隔を30分などのように、予め設定されてい
る入水温度ごとの時間間隔を自動的に設定するようにし
ている。このようにして、入水温度に応じて時間間隔を
適宜設定することができるので、追焚き用温度検出処理
を適切に実行することができ、ランニングコストの低減
を図り、かつ、浴槽1内の湯水の冷却防止をしながら、
この追焚き用温度検出処理に基づいて追焚き処理を必要
に応じて実行し、浴槽1内の湯水の温度を設定温度に極
力維持することが可能となる。
【0027】上述の適温適量モードについて、図2のフ
ローチャートに基づいて説明すると、まず、自動湯張り
モードの終了から4時間が経過していなければ、風呂2
方弁29を閉じて、水位センサ31により浴槽1の水位
を検出し、この検出水位が設定水位未満になると、浴槽
1の水位が設定水位に達するまで、浴槽1内に設定温度
の湯水を供給する(ステップ1〜4)。そして、浴槽1
の水位が設定水位に達しているときには、設定フラグが
OFFであると、入水温サーミスタ17により入水温度
を検出し、この入水温度に基づいて、予め設定されてい
る入水温度ごとの時間間隔を自動的に設定し、設定フラ
グをONする(ステップ5〜8)。
【0028】その後、自動湯張りモードが終了してから
その設定時間間隔が経過するか、あるいは、前回の追焚
き用温度検出処理を実行してから設定時間間隔が経過す
ると、追焚き用温度検出処理を実行する(ステップ
9)。つまり、風呂2方弁29を開弁し、循環ポンプ3
0を作動させて浴槽1内の湯水を循環させ、戻りサーミ
スタ27により浴槽内の湯水の温度を検出し、そのとき
の戻りサーミスタ27の検出温度が設定温度未満になっ
ていると、浴槽1内の湯水を循環させながら追焚き用熱
交換器9により加熱する追焚き処理を実行する(ステッ
プ10〜12)。そして、この追焚き処理が、戻りサー
ミスタ26の検出温度が設定温度以上になるまで継続し
て実行される(ステップ13)。
【0029】このようにして、浴槽1の水位を設定水位
に維持するとともに、浴槽1内の湯水の温度を設定温度
に維持するそれぞれの処理が実行されて、自動湯張りモ
ードの終了から4時間が経過すると、設定フラグをOF
Fして、すべての処理を自動的に停止する(ステップ
1,14,15)。
【0030】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、入水温度を入水温サーミスタ
17により検出し、この入水温度から浴槽1内における
湯水の放熱状態を判別して、放熱状態の判別情報に基づ
いて、時間間隔を自動的に設定するように構成している
が、図1の仮想線で示すように、風呂用コントローラ3
7に浴室温を検出する外気温検出手段としての浴室温サ
ーミスタ46を設け、この浴室温から浴槽1内における
湯水の放熱状態を判別して、放熱状態の判別情報に基づ
いて、時間間隔を自動的に設定するように構成してもよ
い。
【0031】また、上記実施形態において、給湯部A、
追焚き部B、制御部Cなどを収納しているケーシングK
を浴室などの室外に設置するものでは、このケーシング
K内やケーシングKの外側面に室外温を検出する外気温
検出手段としての温度サーミスタを設け、この室外温か
ら浴槽1内における湯水の放熱状態を判別して、放熱状
態の判別情報に基づいて、時間間隔を自動的に設定する
ように構成してもよい。
【0032】つまり、浴槽1内における湯水の放熱状態
を判別する際の情報としては、入水温サーミスタ17に
よる検出温度に限られるものではなく、上述のような外
気温によるものでもよく、あるいは、制御部Cに備えら
れているカレンダー機能、いわゆる、万年カレンダーを
利用して、そのカレンダーによる四季の変化などに対応
して自動的に設定するものでもよい。
【0033】(2)上記実施形態では、入水温サーミス
タ17の検出温度に基づいて、時間間隔を自動的に設定
するように構成されているが、この自動設定に加え、メ
インコントローラ36や風呂用コントローラ37など
に、時間設定手段としての設定スイッチを設け、自動設
定と手動設定とを選択できるように構成してもよく、ま
た、手動設定のみできるように構成してもよい。
【0034】(3)上記実施形態では、自動湯張りモー
ド終了後、4時間の適温適量キープモードにおいて、追
焚き用温度検出処理を設定時間間隔ごとに実行するよう
に構成しているが、この適温適量キープモードを指令す
る適温適量スイッチをメインコントローラ36や風呂用
コントローラ37に設けて、この適温適量スイッチがO
N操作されていると、適温適量キープモードとなり、追
焚き用温度検出処理を設定時間間隔ごとに実行するよう
に構成してもよい。
【0035】(4)上記実施形態では、給湯栓2や浴槽
1に給湯する給湯部Aと、浴槽1内の湯水を加熱して追
焚きする追焚き部Bを備えた構成をしているが、給湯部
Aを設けることなく、浴槽1内の湯水を加熱して追焚き
する追焚き部Bのみを備える構成としてもよい。つま
り、浴槽1内の湯水の温度を設定温度に維持する適温モ
ードのみを備えていて、追焚き用温度検出処理と追焚き
処理を実行できる風呂追焚き装置であればよい。また、
バーナに燃焼用空気を通風するファンなども、上記実施
形態のように、給湯部Aと追焚き部Bのそれぞれに設け
るものではなく、ひとつのファンで兼用するように構成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の全体概略図
【図2】適温適量キープモードの制御動作のフローチャ
ート
【符号の説明】
1 浴槽 13 給水路 17 温度検出手段としての水温検出手段 21 循環路 30 循環ポンプ 46 温度検出手段としての外気温検出手段 100 追焚き用制御手段 101 時間設定手段 A 給湯手段 B 追焚き用加熱手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環路を介して浴槽と接続された追焚き
    用加熱手段と、前記循環路を介して浴槽内の湯水を循環
    させる循環ポンプと、前記浴槽内の湯水の温度を検出す
    る温度検出手段と、前記追焚き用加熱手段と循環ポンプ
    との作動を制御して、前記浴槽内の湯水を加熱して追焚
    きする追焚き処理を実行する追焚き用制御手段とが設け
    られ、 前記追焚き用制御手段が、前記循環ポンプを作動して前
    記温度検出手段により浴槽内の湯水の温度を検出する追
    焚き用温度検出処理を設定時間間隔ごとに実行し、その
    追焚き用温度検出処理において、前記温度検出手段によ
    る検出温度が設定温度以下であると、前記追焚き処理を
    実行するように構成されている風呂追焚き装置であっ
    て、 前記追焚き用温度検出処理を実行する前記設定時間間隔
    を変更設定する時間設定手段が設けられている風呂追焚
    き装置。
  2. 【請求項2】 前記時間設定手段が、前記浴槽内におけ
    る湯水の放熱状態に基づいて、前記設定時間間隔を自動
    的に変更設定するように構成されている請求項1に記載
    の風呂追焚き装置。
  3. 【請求項3】 前記時間設定手段が、外気温度を検出す
    る外気温検出手段の検出情報に基づいて、前記湯水の放
    熱状態を判別するように構成されている請求項2に記載
    の風呂追焚き装置。
  4. 【請求項4】 給水路より供給される水を加熱して給湯
    する給湯手段が設けられ、かつ、前記給水路の水の温度
    を検出する水温検出手段が設けられていて、前記時間設
    定手段が、前記水温検出手段の検出情報に基づいて、前
    記湯水の放熱状態を判別するように構成されている請求
    項2に記載の風呂追焚き装置。
  5. 【請求項5】 前記追焚き用加熱手段、前記循環ポン
    プ、ならびに、前記循環路の一部がケーシング内に収納
    され、そのケーシング内に収納された循環路に前記温度
    検出手段が設けられている請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の風呂追焚き装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010210117A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Panasonic Corp 給湯機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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