JP2002364863A - 水加熱器 - Google Patents

水加熱器

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JP2002364863A
JP2002364863A JP2001168911A JP2001168911A JP2002364863A JP 2002364863 A JP2002364863 A JP 2002364863A JP 2001168911 A JP2001168911 A JP 2001168911A JP 2001168911 A JP2001168911 A JP 2001168911A JP 2002364863 A JP2002364863 A JP 2002364863A
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JP
Japan
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heating
water
noise
hot water
bath
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JP2001168911A
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English (en)
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Toshihiro Kobayashi
敏宏 小林
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間等の騒音制限時間帯には水加熱器から発
生する騒音を減らすことを目的とする。 【解決手段】 風呂追焚開始時に先ず暖房循環ポンプ2
2と風呂循環ポンプ115とをそれぞれ最大回転数で駆
動し(S1)、流水スイッチ116がオンして浴槽20
に水または湯が張られていると判断されれば(S2)、
暖房バーナ41の燃焼を開始する(S3)。システムコ
ントローラ9に設けられた時計の示す時刻が騒音制限時
間帯(例えば、午後10時〜午前6時)にある場合には
(S4)、低騒音モードに入り、各ポンプ22,115
をそれぞれ必要最小限の所定回転数で駆動してポンプ騒
音を減少させる(S5)。騒音制限時間帯以外の時に
は、通常モードに入り、各ポンプ22,115を最大回
転数で駆動する(S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通水を加熱して給湯
する給湯器や、浴槽水を循環加熱して追焚する風呂釜
や、温水を循環させて部屋を暖房する給湯暖房器等の水
加熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、バーナにより加熱される熱交
換器へポンプにより浴槽水を強制的に循環させて追焚す
る追焚機能付き給湯器や、部屋の床面にはり巡らされた
温水配管内の暖房水を同様に循環加熱することにより床
を加熱して室内を暖房する給湯暖房器等の水加熱器が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た構成の水加熱器では、ポンプの回転数やバーナの燃焼
量が昼夜の区別なく設定されていた。このため、人が寝
静まる深夜等、生活騒音の少ない環境で水加熱器を使用
すると、ポンプの回転音,循環水配管内での流水音やエ
ア噛み音(循環水配管内に溜まった空気によって流水時
に発生する音),バーナの燃焼音,バーナへ燃焼用空気
を供給するファンの回転音がうるさく感じられる。特
に、集合住宅では、こうした騒音により就寝中の隣人に
迷惑をかけてしまうことがあった。本発明の水加熱器は
上記課題を解決し、夜間等の騒音制限時間帯には騒音を
減らすことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の水加熱器は、浴槽水や暖房用の循環
水等の水をポンプにより循環路に強制的に循環させ、該
循環路中に設けた熱交換器を流れる水を加熱手段により
加熱する水加熱器において、就寝時間帯等の騒音制限時
間帯では、それ以外の時間帯より上記ポンプの回転数を
減少させることを要旨とする。
【0005】また、本発明の請求項2記載の水加熱器
は、熱交換器を流れる通水をバーナにより加熱して給湯
する水加熱器において、就寝時間帯等の騒音制限時間帯
では、それ以外の時間帯より上記バーナの燃焼量の上限
値を低下させることを要旨とする。
【0006】また、本発明の請求項3記載の水加熱器
は、上記請求項1または2記載の水加熱器において、上
記騒音制限時間帯と、それ以外の時間帯とを判別する判
別手段として、現在時刻と比較する時計手段または屋外
の明るさを検知する光センサーを備えたことを要旨とす
る。
【0007】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
水加熱器は、騒音制限時間帯にポンプの回転数を減少さ
せて、ポンプの回転音,循環水配管内での流水音やエア
噛み音を静める。
【0008】また、本発明の請求項2記載の水加熱器
は、騒音制限時間帯にバーナの燃焼量の上限値を低下さ
せて、バーナの燃焼騒音が所定レベル以上にならないよ
うにする。また、燃焼量に応じて燃焼用空気供給量を制
御する燃焼器においては、送風ファンの駆動音,送風音
等も合わせて低減される。
【0009】また、本発明の請求項3記載の水加熱器
は、騒音制限時間帯と、それ以外の時間帯とを判別する
判別手段として屋外の明るさを検知する光センサーを用
いた場合には、基本的に日没から日出まで騒音を減少さ
せる。一方、判別手段として時計手段を用いた場合に
は、その時計手段により所定時刻(例えば、午後10
時)になったことを認識すると騒音制限を開始し、所定
時刻(例えば、午前6時)になったことを認識すると騒
音制限を解除し通常制御に戻す。このように騒音制限開
始終了時刻を日照時間帯を越えて騒音制限時間帯を設定
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の水加熱器の好
適な実施形態について説明する。図2は、一実施形態と
しての給湯器1を表す。この給湯器1は、暖房燃焼本体
60と、給湯燃焼本体70とを備え、各本体が本体ケー
ス2に収納される。
【0011】暖房燃焼本体60は、部屋の床下に設けら
れた低温放熱器(床暖房ユニット)82および、エアコ
ンや浴室乾燥機やパネルヒーター(ファンヒーター)等
に代表される高温放熱器65に暖房水を循環させる暖房
回路40と、複数のフィン42aを所定間隔あけて備え
暖房水を加熱する暖房熱交換器42と、暖房熱交換器4
2を下方から加熱する暖房バーナ41とを備える。
【0012】低温放熱器82は、部屋の壁面に固定され
る床暖房リモートコントローラ(以下、床暖房リモコン
と呼ぶ)81により運転操作される。床暖房リモコン8
1には、室温を測定する図示しないサーミスタが設けら
れ、測定室温と設定温度とを比較できるようにしてい
る。
【0013】暖房回路40は、暖房水を暖房熱交換器4
2へ送る暖房戻り管46と、暖房熱交換器42で加熱さ
れた高温の暖房水を高温放熱器65へ送る高温往き管6
6と、暖房戻り管46から分岐して暖房熱交換器42を
介さず直接低温の暖房水を低温放熱器82へ送る暖房低
温往き管47とで循環加熱回路を形成すると共に、暖房
戻り管46と暖房高温往き管66の高温放熱器65下流
部とを繋ぐバイパス管34と、後述する風呂熱交換器1
11内を通過する浴槽水加熱管67とを備える。この浴
槽水加熱管67は、暖房戻り管46のバイパス管34下
流部と暖房高温往き管66のバイパス管34上流部とを
繋いだものである。バイパス管34は、暖房高温往き管
66よりも管径が小さい。
【0014】浴槽水加熱管67の風呂熱交換器111下
流には、風呂熱動弁121が設けられる。また、暖房低
温往き管47は、熱動弁83を備え、その下流で低温放
熱器82と接続する。低温放熱器82内では、床パネル
内に管が蛇行して形成され、その下流端が暖房戻り管4
6に接続される。同様に、高温放熱器65の放熱流路に
も熱動弁65aが設けられる。
【0015】この暖房高温往き管66には、暖房熱交換
器42の近傍に加熱後の湯温を検知する暖房出湯サーミ
スタ25が設けられる。また、暖房戻り管46の浴槽水
加熱管67との接続部下流には、上流側から順に、暖房
水の熱膨張に対応するための開放式膨張タンク62,暖
房水を循環させる暖房循環ポンプ22,加熱前の湯温を
検知する暖房入水サーミスタ24が設けられる。
【0016】膨張タンク62には、水位を検知する下限
暖房水位電極63a,上限暖房水位電極63bが設けら
れる。また、膨張タンク62には、上限暖房水位電極6
3bの下端より上方で、オーバーフロー管64が接続さ
れる。また、膨張タンク62の上部に一般給湯管37か
ら分岐した注水管122が接続され、注水管122を開
閉する注水電磁弁123が設けられる。
【0017】風呂回路110は、浴槽水を風呂熱交換器
111へ送る風呂戻り管113と、風呂熱交換器111
で加熱された浴槽水を浴槽20へ送る風呂往き管112
とで循環加熱回路を形成する。この風呂戻り管113に
は、上流側から順に、追い焚き前の湯温を検知する風呂
入水サーミスタ114,浴槽水を循環させる風呂循環ポ
ンプ115,循環水の流れを確認する流水スイッチ11
6が設けられる。また、風呂熱交換器111には、同軸
に暖房回路40の浴槽水加熱管67が内挿される。
【0018】一方、給湯燃焼本体70は、通水を供給さ
せる給湯回路50と、複数のフィン52aを所定間隔あ
けて備え給湯回路50内の通水を加熱する給湯熱交換器
52と、給湯熱交換器52を下方から加熱する給湯バー
ナ51とを備える。
【0019】給湯回路50には、上流側から順に、入水
量を検知する給湯水量センサ26,入水温を検知する給
湯入水サーミスタ27,設定湯温が得られるように通水
流量を調整するモータ駆動式水量制御弁28,熱交換後
の湯温を検知する給湯熱交換器出口サーミスタ12が設
けられる。給湯バーナ51は、燃焼能力の異なる3組の
バーナ群からなり、燃焼量に応じて燃焼するバーナ群が
切り替えられる。
【0020】更に、給湯回路50には、給湯熱交換器5
2の上流と下流とを繋ぐバイパス路36と、そのバイパ
ス路36を開閉するバイパス弁14とが設けられる。こ
のバイパス路36の下流流路は、台所の給湯カラン21
に連通する一般給湯管37と、浴槽20へ給湯するため
の落とし込み管30とに分岐する。一般給湯管37に
は、バイパス路36を通過する水と熱交換後の湯との混
合湯の温度を検知する給湯出湯サーミスタ15が設けら
れる。
【0021】落とし込み管30は、浴槽水を循環させる
風呂回路110と給湯回路50とを接続するもので、上
流側から順に、落とし込み管30を開閉する落とし込み
電磁弁31,給湯回路50から風呂回路110への流量
を検知する落とし込み流量センサ32,逆流を防止する
2個の逆止弁33,浴槽20の水位を検出する風呂水位
センサ35が設けられる。
【0022】ガス流路は、上流側で給湯側ガス流路と暖
房側ガス流路とに分岐し、給湯側ガス流路では上流側か
ら順に、ガス流路を開閉する元電磁弁10,通電量に応
じたガス流量を制御する比例弁11,三組のバーナ群へ
のガス流路を独立して開閉する給湯電磁弁55,56,
57がそれぞれ設けられ、各々独立した燃焼制御が行わ
れる。
【0023】一方、暖房側ガス流路では、上流側から順
に、ガス流路を開閉する元電磁弁45,通電量に応じた
ガス流量を制御する比例弁68,バーナ群へのガス流路
を開閉する暖房電磁弁69が設けられる。
【0024】暖房バーナ41,給湯バーナ51には、イ
グナイタ13の作動によりガスへ着火する電極43,5
3、燃焼炎を検知するフレームロッド44,54が設け
られ、前記のセンサ類・アクチュエータ類と共に、暖房
運転,給湯運転,風呂追焚運転の全ての制御を司るシス
テムコントローラ9と電気的に接続される。
【0025】また、システムコントローラ9には、暖房
燃焼本体60,給湯燃焼本体70の両方を制御する浴室
に設けられた風呂リモコン117と、台所に設けられた
給湯リモコン77と、床暖房の床暖房リモコン81が電
気的に接続される。また、システムコントローラ9に
は、暖房予約運転や後述する騒音抑制制御を行う時間帯
(ここでは、就寝時間帯に合わせて午後10時〜午前6
時とする)を判断するための時計(図示略)が備えられ
ている。
【0026】暖房燃焼本体60,給湯燃焼本体70に
は、その下部に燃焼用空気を供給する暖房ファン18,
給湯ファン19がそれぞれ設けられ、また、その上部に
燃焼排気を排出する暖房排気口61,給湯排気口71が
それぞれ設けられる。
【0027】次に、暖房動作について説明する。高温放
熱器65のリモコン(図示略)または低温放熱器82の
床暖房リモコン81の運転スイッチを入れると、各々の
運転信号をシステムコントローラ9が検知し、低温放熱
器82の熱動弁83を開き、暖房循環ポンプ22を回転
させ、暖房出湯サーミスタ25(または暖房入水サーミ
スタ24)により暖房水の温度が所定値以下になったこ
とが検知されると、暖房ファン18,給湯ファン19を
回転させ、暖房バーナ41に点火して比例制御を開始す
る。ここで、暖房燃焼に関係のない給湯ファン19も回
転させているのは、暖房燃焼本体60から排出される排
気ガスが給湯燃焼本体70側へ回り込むことを防ぐため
である。従って、暖房バーナ41の燃焼時の給湯ファン
19の回転数は小さい。
【0028】高温放熱器65では、室温等を検出して熱
動弁65aを開閉制御する。高温放熱器65のみ運転す
る場合には、風呂追焚用の風呂熱動弁121および低温
放熱器82の熱動弁83を閉じた状態で、暖房循環ポン
プ22を駆動する。これにより、加圧された暖房水は、
暖房低温往き管47へ流れず暖房高温往き管66へ流
れ、暖房熱交換器42で80℃に加熱され、浴槽水加熱
管67へ流れることなく、高温放熱器65とバイパス管
34とで分岐して高温放熱器65で放熱した後、膨張タ
ンク62へ戻る。
【0029】一方、低温放熱器82のみ運転する場合に
は、暖房循環ポンプ22を駆動して、暖房水を暖房低温
往き管47と暖房高温往き管66とで分岐させ、暖房熱
交換器42で加熱して、高温放熱器65を通過せずバイ
パス管34を通って膨張タンク62へ戻す。また、暖房
低温往き管47を通る暖房水も、低温放熱器82にて放
熱した後で膨張タンク62へ戻る。
【0030】つまり、膨張タンク62から出発して低温
放熱器82を流れる暖房水は、暖房熱交換器42で加熱
されないが、低温放熱器82で放熱後、暖房熱交換器4
2で加熱されバイパス管34を流れる暖房水と混合して
昇温する。暖房入水サーミスタ24で検出するこの混合
湯温を60℃程度に保つように制御する。尚、高温放熱
器65の使用時および低温・高温放熱器の同時使用時に
は、暖房出湯サーミスタ25の検出暖房水温を80℃程
度に保つように制御する。
【0031】ところで、低温放熱器82の放熱量が大き
い場合には、直径の小さい低温加熱用バイパス管34を
流れる暖房水の流量が少なく、低温放熱器82への加熱
が追い付かなくなってしまうため、風呂熱動弁121を
開いて径の大きい浴槽水加熱管67に暖房熱交換器42
で加熱された高温の暖房水を流して、暖房戻り管46を
流れる放熱後の暖房水と混合させて、低温放熱器82へ
の加熱を補う。
【0032】さて、こうした暖房制御では、暖房燃焼本
体60の燃焼能力範囲内で、負荷変動に応じてガス比例
制御を行っている。しかし、高温放熱器65や低温放熱
器82の負荷が小さい、つまり、放熱量が少ない場合に
は、暖房燃焼本体60を最低能力で燃焼させても循環暖
房水を過熱してしまうため、暖房水温が所定の温度に低
下するまで暖房バーナ41の燃焼を停止させ、水温低下
後は再び燃焼を開始するオン・オフ制御を行うことで、
暖房水を設定温度に保つ。
【0033】次に、浴槽20への自動給湯動作について
説明する。風呂リモコン117または給湯リモコン77
の風呂自動スイッチを押すと、落とし込み電磁弁31を
開き、水流検知後、給湯バーナ51に比例制御により給
湯燃焼動作をさせ、設定温度の湯が落とし込み流量セン
サ32,逆止弁33を通って浴槽20に給湯される。風
呂水位センサ35で検出した水位が設定水位になると、
落とし込み電磁弁31を閉じ、給湯燃焼を停止する。
【0034】そして、風呂回路110の風呂循環ポンプ
115を駆動して、風呂入水サーミスタ114で検出し
た浴槽水温が設定温度以下であれば、風呂熱動弁121
を開き、暖房循環ポンプ22を回転させ暖房バーナ41
の燃焼を開始する。暖房熱交換器42で加熱された暖房
水は風呂熱交換器111へ向かい、ここで循環浴槽水が
暖房水との熱交換により加熱される。浴槽水温が設定温
度になると暖房バーナ41の燃焼を停止し、暖房循環ポ
ンプ22,風呂循環ポンプ115を停止し、風呂熱動弁
121を閉じ、図示しないお知らせブザーを鳴動して湯
張りの完了を知らせる。その後、風呂水位センサ35に
より浴槽20の水位が設定値以下であることが検知され
ると、浴槽20へ設定水位まで給湯する。
【0035】湯張り後、浴槽水の追焚保温制御に移り、
所定のインターバル(例えば10分おき)で風呂循環ポ
ンプ115により浴槽水を循環させて、風呂入水サーミ
スタ114により浴槽水温をチェックし、湯温の低下を
検出した場合のみ追焚することで浴槽水温を設定温度に
維持するように制御する。そして、風呂自動スイッチが
押されると、全ての作動を停止する。
【0036】次に、風呂追焚時の騒音抑制制御について
図1のフローチャートを用いて説明する。湯張り後の保
温制御に移ると、本ルーチンが起動し、先ず確実に暖房
循環ポンプ22と風呂循環ポンプ115の回転を開始す
るため、それぞれ定格回転数(最大回転数)で駆動する
(S1)。
【0037】そして、流水スイッチ116がオンしたか
否かを判断する(S2)。浴槽水があると判断される
と、暖房ファン18,給湯ファン19を回転し、暖房電
磁弁69を開き、暖房バーナ41に点火して、暖房バー
ナ41の燃焼を開始するし(S3)。そして、現在時刻
が騒音制限時間帯(午後10時〜午前6時)であるか否
かを判断する(S4)。
【0038】騒音制限時間帯であれば、隣人の睡眠を邪
魔しないように給湯器1の騒音を減らす低騒音モードに
入り、暖房循環ポンプ22と風呂循環ポンプ115をそ
れぞれ所定回転数(循環加熱制御に必要な最小回転数)
で駆動して両方のポンプ騒音を減少させ(S5)、ステ
ップ7へ進む。尚、暖房出湯サーミスタ25が高温検知
した場合には、暖房熱交換器42を流れる通水の沸騰を
防止するために、暖房バーナ41への供給ガス量,燃焼
用空気量も減少させる。従って、暖房バーナ41の燃焼
音や暖房ファン18の回転音も同時に減少される。尚、
給湯ファン19の回転数は元々小さいため、その回転音
も小さい。
【0039】一方、生活騒音が多くてこうした低騒音モ
ードにする必要のない時間帯(ここでは、午前6時〜午
後10時)であれば、通常モードに入り、暖房循環ポン
プ22と風呂循環ポンプ115をそれぞれ定格回転数で
駆動し(S6)、ステップ7へ進む。
【0040】そして、ステップ7において、循環湯温が
設定温度以上になるまでステップ2〜6を繰り返し、設
定温度に達したら、暖房バーナ41の燃焼を停止して
(S8)、暖房循環ポンプ22と風呂循環ポンプ115
を停止して(S9)この騒音抑制制御を終了する。さ
て、ステップ2において、流水スイッチ116により浴
槽水の循環を確認しない場合、つまり、浴槽20に水ま
たは湯が張られていない場合には、浴槽水を循環加熱で
きないので、ステップ8を介して暖房循環ポンプ22と
風呂循環ポンプ115を停止して(S9)この騒音抑制
制御を終了する。そして、後述する一般給湯動作によ
り、給湯バーナ51と給湯ファン19を比例制御して設
定温度の湯を浴槽20へ供給する。この際、暖房ファン
18を小さい回転数で駆動して、排ガスが暖房燃焼本体
60に入り込まないようにしている。
【0041】上述した騒音抑制制御によれば、夜間の騒
音制限時間帯に追焚する場合には、暖房循環ポンプ22
と風呂循環ポンプ115との両方の回転数を必要最小限
に抑えて、ポンプの回転音,循環水配管内での流水音,
エア噛み音といった騒音を極力減らすため、隣人の睡眠
妨害を防止できる。また、ポンプ回転数の減少による、
暖房熱交換器42内の通水の沸騰を防止するために、暖
房バーナ41への供給ガス量,燃焼用空気量を減少させ
るため、暖房バーナ41の燃焼音や暖房ファン18の回
転音を抑制できる。
【0042】一方、昼間の通常時(騒音制限時間帯以
外)に追焚する場合には、暖房循環ポンプ22と風呂循
環ポンプ115の回転数を定格回転数にしても、ポンプ
からの騒音が周りの生活騒音に紛れてしまい隣人に迷惑
をかけることなく、ポンプを最大回転数で駆動できるた
め、短時間で浴槽水温を設定温度にすることができる。
【0043】また、この騒音抑制制御中は常に騒音制限
時間帯を判別しているため、例えば、初めに通常モード
で給湯器1を使用していても午後10時になると低騒音
モードに自動的に移行するため、わざわざ低騒音モード
にする操作を行う必要がなく使い勝手がよい。
【0044】ところで、暖房時の騒音抑制制御も、上記
の風呂追焚時の騒音抑制制御と同様であり、高温放熱器
65のリモコン(図示略)または低温放熱器82の床暖
房リモコン81の運転スイッチを入れると、図1のフロ
ーチャートに従ってステップ1以降の制御を行う。尚、
暖房時には、浴槽水を循環させる必要がないため、風呂
循環ポンプ115は停止している。就寝中に暖房して
も、騒音抑制制御により給湯器1から発生する音が静か
になるため、隣人だけでなく、使用者を含めた家族の睡
眠も妨げることがない。
【0045】次に、一般給湯動作とその時の騒音抑制制
御について図3のフローチャートを用いて説明する。風
呂リモコン117または給湯リモコン77の給湯スイッ
チが押された状態で、給湯カラン21を開いて、給湯熱
交換器52へ所定量以上の水が流入していることを給湯
水量センサ26が検知すると、暖房ファン18,給湯フ
ァン19を回転し(S11)、給湯バーナ51を点火す
る(S12)。
【0046】そして、現在時刻が騒音制限時間帯(午後
10時〜午前6時)であるか否かを判断する(S1
3)。騒音制限時間帯であれば、給湯器1の騒音を減ら
す低騒音モードに入り、給湯バーナ51の燃焼量の上限
値を70%にカットする設定をし(S14)、一方、騒
音制限時間帯でなければ、通常モードに入り、給湯バー
ナ51の燃焼量の上限値をカットしない。つまり、10
0%の能力に設定する(S15)。
【0047】そして、ステップ16へ進み、比例制御お
よび水量制御を開始して、水量制御弁28により入水量
を最大にすると共に、要求された加熱量に対応した空気
量を供給するように、比例弁11と給湯ファン19との
制御によりガス流量と空気量とを連続的に変化させて出
湯温度を設定温度に保つ。尚、暖房ファン18は、所定
の小さい回転数で運転している。この比例水量制御時に
おける低騒音モードでは、設定温度で出湯するために給
湯バーナ51の燃焼量を最大値の70%以上必要な場合
のみ、燃焼量を控えて燃焼騒音やファンの回転音を抑え
つつ、水量制御弁28により通水流量を減らす側に調整
して出湯温度を設定温度に保つ。
【0048】このように、出湯温度を制御している間で
は、常時、給湯カラン21が閉じられたか否かを給湯水
量センサ26のオン・オフにより判断しており(S1
7)、給湯カラン21が閉じられて、給湯水量センサ2
6からの出力パルス数が低下した場合には、ガス供給を
停止して給湯バーナ51を消火し(S18)、ポストパ
ージ動作後、暖房ファン18,給湯ファン19を停止さ
せる(S19)。
【0049】上述した制御によれば、夜間の騒音制限時
間帯に給湯する場合には、給湯バーナ51の燃焼量の上
限値を70%に抑えると共にそれに合わせて給湯ファン
19の回転数も制限させて、給湯バーナ51の燃焼音,
給湯ファン19の回転音を下げるため、隣人の睡眠妨害
を防止できる。
【0050】以上説明した本実施形態の給湯器1によれ
ば、人が寝静まる夜間に、一般給湯時に給湯バーナ51
の燃焼量の上限をを制限してその燃焼音,給湯ファン1
9の回転音を減らし、しかも、追焚時や暖房時に暖房循
環ポンプ22と風呂循環ポンプ115の回転数を必要最
小限に抑えてポンプの回転音,循環水配管内での流水
音,エア噛み音を減らす騒音抑制制御を行うため、隣人
の睡眠を妨げることがない。また、予約運転に使用され
る時計を騒音制限時間帯の判別手段に兼用でき、新たに
時計を設ける必要がなく安価である。
【0051】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0052】例えば、騒音抑制制御の開始時刻および終
了時刻を使用者が設定できる構成にしてもよく、この場
合、使用者の住宅環境に合った時間帯に騒音抑制制御を
行うことができて便利である。また、騒音抑制制御の開
始時期および終了時期の判断を、時計による時刻管理に
代えて屋外の明るさを検知する光センサーを用いて行っ
てもよい。この場合には、光センサーにより日照時間帯
以外の時間帯、つまり日没から日出まで騒音抑制制御を
行って騒音を減少させる。更に、光センサーは安価で、
しかも入手しやすく、また、停電による調整が不要とい
う利点がある。
【0053】また、本実施形態では、風呂追焚時の低騒
音モードにおいて、暖房循環ポンプ22と風呂循環ポン
プ115との両方を必要最小限の回転数で運転している
が、片方のみ必要最小限の回転数にしても構わず、それ
ぞれの回転数は限定されない。また、風呂追焚時,暖房
時,一般給湯時の何れかにおいて騒音抑制制御を行うだ
けでもよい。また、風呂追焚時や暖房時に暖房バーナ4
1の燃焼量を下げる騒音抑制制御を行ってもよい。
【0054】また、高温放熱器65,低温放熱器82,
風呂追焚機能(風呂回路110),給湯機能(給湯燃焼
本体70)を全て備える必要はない。また、騒音制限時
間帯であっても低騒音モードに設定しないことを選択で
きる切換スイッチを備えてもよい。近くに住宅がない場
合や逆に近所が騒がしい場合では、給湯器1からの騒音
によって迷惑を掛ける恐れがないので、常に通常モード
で給湯器1を使用することができ、燃焼量や出湯量が制
限されず使い勝手がよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
の水加熱器によれば、騒音制限時間帯では、ポンプの回
転数を減少させて、ポンプの回転音,循環水配管内での
流水音やエア噛み音を静めるため、隣人に迷惑がかから
ない。
【0056】更に、本発明の請求項2記載の水加熱器に
よれば、騒音制限時間帯では、バーナの燃焼量を減少さ
せて、バーナの燃焼騒音を抑えため、隣近所に騒音で迷
惑をかけてしまうことがない。
【0057】更に、本発明の請求項3記載の水加熱器に
よれば、判別手段に光センサーを用いる場合には、入手
しやすく、安価であり、かつ、停電による調整が不要で
ある。一方、判別手段に時計手段を用いる場合には、日
照時間帯に関係なく騒音制限時間帯を設定しておくこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の循環加熱制御時の騒音抑制制御を
示すローチャートである。
【図2】本実施形態の給湯器の概略構成図である。
【図3】本実施形態の一般給湯時の騒音抑制制御を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…給湯器、2…本体ケース、9…システムコントロー
ラ、11,68…比例弁、18…暖房ファン、19…給
湯ファン、20…浴槽、22…暖房循環ポンプ、28…
水量制御弁、41…暖房バーナ、42…暖房熱交換器、
51…給湯バーナ、52…給湯熱交換器、60…暖房燃
焼本体、65…高温放熱器、70…給湯燃焼本体、82
…低温放熱器、110…風呂回路、111…風呂熱交換
器、115…風呂循環ポンプ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽水や暖房用の循環水等の水をポンプ
    により循環路に強制的に循環させ、該循環路中に設けた
    熱交換器を流れる水を加熱手段により加熱する水加熱器
    において、 就寝時間帯等の騒音制限時間帯では、それ以外の時間帯
    より上記ポンプの回転数を減少させることを特徴とする
    水加熱器。
  2. 【請求項2】 熱交換器を流れる通水をバーナにより加
    熱して給湯する水加熱器において、 就寝時間帯等の騒音制限時間帯では、それ以外の時間帯
    より上記バーナの燃焼量の上限値を低下させることを特
    徴とする水加熱器。
  3. 【請求項3】 上記騒音制限時間帯と、それ以外の時間
    帯とを判別する判別手段として、現在時刻と比較する時
    計手段または屋外の明るさを検知する光センサーを備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載の水加熱器。
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