JP2022059367A - 入浴システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用勝手を向上させながらも、不必要にエラー報知処理が実行されることを回避できる入浴システムを提供する。【解決手段】運転制御部Cが、追焚運転制御として、浴槽水循環ポンプ37を作動させたときに水流検出部40にて浴槽水の流動が検出されるときには、浴槽水を目標湯張温度にすべく浴槽水加熱部Dを加熱作動させる加熱処理を実行し、浴槽水循環ポンプ37を作動させたときに水流検出部40にて浴槽水の流動が検出されないときには、エラー発報部Eを作動させるエラー報知処理を実行し、且つ、追焚運転制御において、浴槽水循環ポンプ37を作動させたときに水流検出部40にて浴槽水の流動が検出されない場合に、人感センサMの検出情報に基づいて判定した既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であると判定したときには、エラー報知処理を実行しない。【選択図】図2

Description

本発明は、浴槽内の浴槽水が循環される浴槽水循環回路と、当該浴槽水循環回路を通して浴槽水を循環させる浴槽水循環ポンプと、前記浴槽水循環回路内を流れる浴槽水を加熱する浴槽水加熱部と、前記浴槽水循環回路を通した浴槽水の流動を検出する水流検出部と、保温時間中において、設定追焚時間おきに追焚運転制御を繰り返す保温運転を実行する運転制御部と、が設けられ、
前記運転制御部が、前記追焚運転制御として、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されるときには、浴槽水を目標湯張温度にすべく前記浴槽水加熱部を加熱作動させる加熱処理を実行し、且つ、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されないときには、エラー発報部を作動させるエラー報知処理を実行する入浴システムに関する。
かかる入浴システムは、湯張り後に保温運転を実行することにより、浴槽内の浴槽水の温度を入浴者の好みの目標湯張温度(例えば、41℃)に維持させて、良好な入浴を行えるものである。
つまり、一般家庭においては、複数人の家族が順次入浴することになるが、その入浴時刻にはばらつきが生じることになる。このように入浴時刻にばらつきが生じても、保温時間(例えば、4時間)の間は、浴槽水が目標湯張温度(例えば、41℃)に維持されるから、湯張り後に、先に入浴した入浴者のみならず、後から入浴する入浴者においても、目標湯張温度(例えば、41℃)の浴槽水を使用しながら良好に入浴することができる。
そして、運転制御部が、追焚制御として、浴槽水循環ポンプを作動させたときに水流検出部にて浴槽水の流動が検出されるときには、浴槽水を目標湯張温度にすべく浴槽水加熱部を加熱作動させる加熱処理を実行し、且つ、浴槽水循環ポンプを作動させたときに水流検出部にて浴槽水の流動が検出されないときには、エラー発報部を作動させるエラー報知処理を実行する。
従って、浴槽水循環回路を通して浴槽水が循環されていないのにも拘わらず加熱処理が実行されることを回避できることになり、また、エラー報知処理により、浴槽水循環ポンプが故障している等の異常状態の発生を使用者に認識させることができることになる。
かかる入浴システムの従来例として、浴室内のリモコンに人体センサと入浴予定者の人数設定スイッチとを設けて、保温時間中に人体センサにより入浴者数を検出し、その入浴者数の累積数が入浴予定者数に達すると、保温運転を停止するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2935046号公報
浴槽水循環ポンプを作動させたときに水流検出部にて浴槽水の流動が検出されないことが起きる原因としては、故障により浴槽水循環ポンプが適正通り作動されないことを挙げることができるが、別の原因として、浴槽の排水栓を使用者が開いて、浴槽の浴槽水が排出されることにより、浴槽内に浴槽水が無いことを挙げることができ、このような場合にも、不必要にエラー報知処理が実行される虞がある。
つまり、例えば、複数人の家族が順次入浴する場合において、最後に入浴した入浴者が浴槽の排水栓を開いて、浴槽の浴槽水を排出させることがある。このように浴槽の浴槽水を排出させた場合には、運転制御部に対して保温運転の停止指令を指令する必要があるが、保温運転の停止指令を指令することを忘れる虞があり、その結果、不必要にエラー報知処理が実行される虞がある。
上記特許文献1においては、入浴者数の累積数が入浴予定者数に達すると、保温運転を停止するものであるから、最後に入浴した入浴者が浴槽の排水栓を開いて、浴槽の浴槽水を排出させても、不必要にエラー報知処理が実行されることを回避できることになる。
しかしながら、特許文献1においては、入浴者数の累積数が入浴予定者数に達すると、保温時間中であるにも拘わらず、保温運転を停止するものであるため、例えば、急な来客のために、入浴する入浴者が増える等、入浴する予定者数が増えた場合において、保温運転が停止された状態で入浴する入浴者が発生することになる虞があり、使用勝手が悪い不都合がある。
また、例えば、保温時間中において長時間の風呂掃除を行うこと等により、入浴者数が誤検出されると、入浴者数の累積数が入浴予定者数に達していないのも拘わらず、保温運転が停止されるものであるため、保温運転が停止された状態で入浴する入浴者が生じることになる虞があり、この点からも使用勝手が悪い不都合がある。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、使用勝手を向上させながらも、不必要にエラー報知処理が実行されることを回避できる入浴システムを提供する点にある。
本発明の入浴システムは、浴槽内の浴槽水が循環される浴槽水循環回路と、当該浴槽水循環回路を通して浴槽水を循環させる浴槽水循環ポンプと、前記浴槽水循環回路内を流れる浴槽水を加熱する浴槽水加熱部と、前記浴槽水循環回路を通した浴槽水の流動を検出する水流検出部と、保温時間中において、設定追焚時間おきに追焚運転制御を繰り返す保温運転を実行する運転制御部と、が設けられ、
前記運転制御部が、前記追焚運転制御として、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されるときには、浴槽水を目標湯張温度にすべく前記浴槽水加熱部を加熱作動させる加熱処理を実行し、且つ、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されないときには、エラー発報部を作動させるエラー報知処理を実行するものであって、その特徴構成は、
浴室内の入浴者を検知する人感センサが設けられ、
前記運転制御部が、前記追焚運転制御において、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されない場合に、前記人感センサの検出情報に基づいて判定した既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であると判定したときには、前記エラー報知処理を実行しない点にある。
すなわち、運転制御部が、追焚運転制御において、浴槽水循環ポンプを作動させたときに水流検出部にて浴槽水の流動が検出されない場合には、人感センサの検出情報に基づいて判定した既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であるか否かを判定して、入浴終了状態であると判定した場合には、エラー報知処理を実行しないことになる。
つまり、追焚運転制御において、浴槽水循環ポンプを作動させたときに水流検出部にて浴槽水の流動が検出されないときに、既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態である場合には、最後に入浴した入浴者が浴槽の排水栓を開いて、浴槽の浴槽水を排出させている蓋然性が高いとして、エラー報知処理が実行されないため、不必要にエラー報知処理が実行されることを回避できる。
そして、保温時間中においては、既入浴者数が予め設定した予定者数に達しても、保温運転が継続されるものであるから、急な来客等のために、入浴する入浴者数が予定者数よりも増えた場合においても、保温運転により目標湯張温度に維持されている浴槽水を用いて入浴できることになり、使用勝手の向上を図ることができる。
また、保温時間中において長時間の風呂掃除を行うこと等により、入浴者数が誤検出されることによって、既入浴者数が予め設定した予定者数に達しても、保温運転が継続されるものであるから、保温運転により目標湯張温度に維持されている浴槽水を用いて入浴できることになり、使用勝手の向上を図ることができる。
要するに、本発明の入浴システムの特徴構成によれば、使用勝手を向上させながらも、不必要にエラー報知処理が実行されることを回避できる。
本発明の入浴システムの更なる特徴構成は、前記運転制御部が、前記追焚運転制御において、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されない場合に、前記入浴終了状態であると判定したときには、前記保温運転を停止する点にある。
すなわち、追焚運転制御において、浴槽水循環ポンプを作動させたときに水流検出部にて浴槽水の流動が検出されない場合に、既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であるときには、保温運転が停止されることになるから、不必要に保温運転が継続されることを回避できる。
つまり、浴槽水循環ポンプを作動させたときに水流検出部にて浴槽水の流動が検出されない場合に、既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であるときには、最後に入浴した入浴者が浴槽の排水栓を開いて、浴槽の浴槽水を排出させている蓋然性が高いものであるから、不必要に保温運転を継続することを回避すべく、保温運転が停止される。
要するに、本発明の入浴システムの更なる特徴構成によれば、不必要に保温運転が継続されることを回避できる。
本発明の入浴システムの更なる特徴構成は、前記運転制御部が、リモコンにて湯張指令が指令されると、前記目標湯張温度の湯水を湯張りする湯張運転を実行し、その後、前記保温運転を実行する点にある。
すなわち、運転制御部が、リモコンにて湯張指令が指令されると、目標湯張温度での湯張運転を実行し、その後、保温運転を実行するものであるから、リモコンにて湯張指令を指令するだけで、湯張運転、及び、保温運転が順次実行される。
このように、リモコンにて湯張指令を指令するだけで、湯張運転、及び、保温運転が順次実行されるから、使用勝手の一層の向上を図ることができる。
要するに、本発明の入浴システムの更なる特徴構成によれば、使用勝手の一層の向上を図ることができる。
本発明の入浴システムの更なる特徴構成は、前記リモコンが、前記予定者数を設定できるように構成されている点にある。
すなわち、リモコンにて、入浴する予定者数を設定できるものであるから、入浴システムを設置した際に、リモコンにて入浴する予定者数を設定すれば、入浴システムの設置した当初から、既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態を適切に判別できる。
また、入浴する予定者数が変化した場合にも、リモコンにて入浴する予定者数を設定することにより、既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態を適切に判別できる。
要するに、本発明の入浴システムの更なる特徴構成によれば、既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態を適切に判別できる。
本発明の入浴システムの更なる特徴構成は、前記運転制御部が、設定数日間の前記人感センサの検出情報に基づいて、前記予定者数を判定して設定する点にある。
すなわち、運転制御部が、設定数日間の人感センサの検出情報に基づいて、予定者数を判定して設定するものであるから、予定者数を人為操作により設定する面倒が無くなるため、使用勝手の一層の向上を図ることができる。
要するに、本発明の入浴システムの更なる特徴構成によれば、使用勝手の一層の向上を図ることができる。
入浴システムの全体構成を示す縦断側面図である。 熱源機の構成を示す概略図である。 保温運転を示すフローチャートである。
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(熱源設備の全体構成)
図1に示すように、入浴システムは、浴槽1を備える浴室Yが、脱衣室Zに隣接して設けられ、浴室Yの天井部に、換気機能付きの浴室暖房乾燥機Fが設置され、屋外には、熱源機Gが設置されている。
浴室Yには、出入口を開閉する浴室扉Yaが設けられ、浴槽1の底部には、手動で開閉操作される排水栓2が設けられている。
図2に示すように、熱源機Gの運転を制御する運転制御部Cと、その運転制御部Cに各種制御指令を指令するリモコンRが備えられ、当該リモコンRとして、本実施形態では、メインリモコンR1や浴室リモコンR2とが備えられている。
そして、熱源機Gが、湯水を浴槽1や給湯栓3に供給する湯水供給処理、熱媒を浴室暖房乾燥機Fに循環供給する熱媒供給処理、及び、浴槽1の浴槽水を追焚きする追焚処理を行うように構成されている。
つまり、運転制御部Cが、メインリモコンR1や浴室リモコンR2の指令に基づいて、熱源機Gの作動を制御して、湯水供給処理、熱媒供給処理、及び、追焚処理を実行するように構成されている。
ちなみに、メインリモコンR1は台所の近く等に設けられ、浴室リモコンR2は浴室Yの内部の浴槽1に隣接する壁面等に設けられる(図1参照)。また、給湯栓3は、台所、浴室Y等の各所に設置されることになる。
浴室暖房乾燥機Fの下面部には、浴室Yの内部の人体を検出する人感センサMが設けられている。この人感センサMは、例えば、焦電形赤外センサを用いて構成されることになる。
運転制御部Cが、人感センサMの検出情報に基づいて浴室Yの内部の人体を検出してから、人感センサMの検出情報に基づいて浴室Yの内部の人体の非存在を検出するまでの人体存在検出時間が、設定判定時間(例えば、5分)よりも長くなると、浴室Yの内部に入浴者が存在したと判別するように構成されている。
そして、運転制御部Cが、後述する保温運転を実行する保温時間中において、人感センサMの検出情報に基づいて判別した入浴者の総数である既入浴者数が予め設定した予定者数に達すると、入浴終了状態であると判定するよぅに構成されている。つまり、1回の保温時間中において、人感センサMの検出情報に基づいて判別した既入浴者数が予め設定した予定者数に達すると、入浴終了状態であると判定される。
ちなみに、本実施形態においては、入浴する予定者数がリモコンRにて設定できるように構成されている。
図2に示すように、熱源機Gは、一般家庭用の水道管に接続された給水路4からの水を加熱して、加熱後の湯水を給湯栓3や浴槽1に供給する給湯用加熱部A、及び、浴室暖房乾燥機Fに循環供給する熱媒を加熱する熱媒用加熱部Bを備えている。
そして、給湯用加熱部Aにて加熱された湯水を給湯栓3に供給する給湯路5が設けられ、当該給湯路5を流動する湯水を浴槽1に供給する湯張路6が、給湯路5から分岐する状態で設けられている。
また、熱媒用加熱部Bと浴室暖房乾燥機Fとの間で熱媒を循環させる熱媒循環回路Jと、当該熱媒循環回路Jを通して熱媒を循環させる熱媒循環ポンプ7とが設けられている。
(給湯用加熱部及び熱媒用加熱部の構成)
給湯用加熱部Aは、入口側に給水路4が接続され且つ出口側に給湯路5が接続される給湯用熱交換器8、当該給湯用熱交換器8を加熱する給湯バーナ9、及び、当該給湯バーナ9に燃焼用空気を供給する給湯用送風ファン10を備えて、給湯用熱交換器8を流動する湯水を給湯バーナ9の燃焼ガスにて加熱するように構成されている。
熱媒用加熱部Bは、熱媒循環回路Jの戻り路11が入口側に接続され且つ熱媒循環回路Jの往き路12が出口側に接続される熱媒加熱用熱交換器13、当該熱媒加熱用熱交換器13を加熱する熱媒加熱バーナ14、及び、当該熱媒加熱バーナ14に燃焼用空気を供給する熱媒用送風ファン15を備えて、熱媒加熱用熱交換器13を流動する熱媒を熱媒加熱バーナ14の燃焼ガスにて加熱するように構成されている。
給湯用加熱部Aに装備された給湯バーナ9には、都市ガス等の燃料ガスを供給する給湯側ガス供給路16が接続され、熱媒用加熱部Bに装備された熱媒加熱バーナ14には、都市ガス等の燃料ガスを供給する熱媒側ガス供給路17が接続されている。
給湯側ガス供給路16及び熱媒側ガス供給路17には、燃料ガス供給量を調整する電磁式のガス比例弁18、燃料ガスの供給を断続する断続弁19が設けられている。
尚、図示を省略するが、給湯バーナ9や熱媒加熱バーナ14の近くには、点火用のイグナイタ及び着火を検出するフレームロッドが設けられることになる。
(一般給湯用構成)
給水路4には、給水温度を検出する給水サーミスタ20と給水量を検出する水量センサ21とが設けられ、給水路4における給水サーミスタ20及び水量センサ21よりも下流側の箇所が、給湯用熱交換器8を迂回する給水バイパス路22にて、給湯路5に接続されている。
給湯路5と給水バイパス路22との接続箇所には、給湯用熱交換器8からの湯量と給水バイパス路22からの水量との混合比を調整するミキシング弁23が設けられ、給湯路5における給水バイパス路22の接続箇所よりも上流側には、給湯用熱交換器8から送出される湯水の温度を検出する出湯サーミスタ24が設けられ、給湯路5における給水バイパス路22の接続箇所よりも下流側には、上流側から順に、ミキシング弁23にて混合された後の湯水の温度を検出する給湯サーミスタ25、湯水の量を調整する水比例弁26、一般給湯の割込みを検出する割込み検出用水量センサ27が設けられている。
(熱媒循環用構成)
熱媒循環回路Jの戻り路11には、膨張タンク28が介装され、戻り路11における膨張タンク28よりも下流側の箇所に、上述した熱媒循環ポンプ7が、膨張タンク28内の温水を吸引して熱媒加熱用熱交換器13に送出する形態で設けられている。
熱媒循環回路Jの往き路12には、熱媒加熱用熱交換器13にて加熱されたのちの熱媒の温度を検出する熱媒サーミスタ29、及び、浴室暖房乾燥機Fへの熱媒の供給を断続する端末用熱動弁30が設けられている。
また、往き路12における熱媒サーミスタ29よりも下流側箇所と戻り路11における膨張タンク28よりも上流側箇所とが、浴室暖房乾燥機Fを迂回させて熱媒を循環させるための循環バイパス路31にて接続されている。
(追焚用構成)
往き路12における循環バイパス路31の接続箇所よりも下流側箇所と戻り路11における循環バイパス路31の接続箇所よりも上流側箇所とを接続する追焚き路32が設けられ、その追焚き路32には、浴槽1内の浴槽水を追焚するための追焚用熱交換器33と追焚用熱動弁34とが設けられている。
追焚用熱動弁34は、熱媒循環回路Jを流動する熱媒を、追焚用熱交換器33をバイパスして流動させるバイパス状態と追焚用熱交換器33を経由して流動させる非バイパス状態とに切換える切換部として機能する。
浴槽1の内部の浴槽水が循環する浴槽水循環回路Kが、浴槽1の側壁部下方側に装備された循環アダプタHに接続され且つ追焚用熱交換器33に接続される状態で設けられている。
つまり、浴槽水循環回路Kにおける浴槽水戻り路35が、循環アダプタHと追焚用熱交換器33とを接続する状態で設けられ、浴槽水循環回路Kにおける浴槽水往き路36が、追焚用熱交換器33と循環アダプタHとを接続する状態で設けられ、また、浴槽水戻り路35に、浴槽水循環回路Kを通して浴槽水を循環させる浴槽水循環ポンプ37が設けられている。
ちなみに、追焚用熱交換器33は、浴槽水循環回路Kを流動する浴槽水と熱媒循環回路Jを流動する熱媒とを熱交換する液々熱交換器であり、浴槽水循環回路Kを流動する浴槽水を加熱する浴槽水加熱部Dに相当する。
したがって、端末用熱動弁30を閉弁し且つ追焚用熱動弁34を開弁した状態で熱媒循環ポンプ7を作動させることにより、熱媒加熱用熱交換器13にて加熱された熱媒が、浴室暖房乾燥機Fを迂回した状態で追焚用熱交換器33に循環供給されることになる。
そして、その状態において、浴槽水循環ポンプ37を作動させることにより、浴槽1の内部に貯留された浴槽水を、浴槽水戻り路35及び浴槽水往き路36を通して追焚用熱交換器33に循環供給することにより、浴槽1内の浴槽水の追焚きを行うように構成されている。
浴槽水戻り路35には、上流側から順に、浴槽1から戻ってくる浴槽水の温度を検出する浴槽水温度検出センサ38、浴槽水戻り路35の内部の湯水の圧力を検出することによって浴槽内水位を検出する水位センサ39、浴槽水循環回路Kを通した浴槽水の流動を検出する水流スイッチ40(水流検出部の一例)、及び、上述の浴槽水循環ポンプ37が設けられている。
また、浴槽水往き路36には、追焚用熱交換器33にて加熱された浴槽水の温度を検出する浴槽往温検出センサ47が設けられている。
(湯張用構成)
給湯路5における給水バイパス路22と割込み検出用水量センサ27との間の箇所から、給湯路5からの湯水を浴槽1に供給するための湯張路6が分岐され、その湯張路6が、浴槽水戻り路35における浴槽水循環ポンプ37と追焚用熱交換器33との間に相当する箇所に接続されている。
この湯張路6には、上流側から順に、湯張路6を開閉する湯張電磁弁42と、湯張逆止弁43とが設けられている。
また、湯張路6における湯張電磁弁42と湯張逆止弁43との間には、湯張路6に連通する空気層形成用ホッパ44が介装されている。
空気層形成用ホッパ44には、湯水を排水する排水路45と、その排水路45を開閉する電磁式の排水弁46とが設けられ、排水路45の端部が、浴槽水戻り路35における浴槽水循環ポンプ37と水流スイッチ40との間の箇所に接続されている。
尚、空気層形成用ホッパ44の構成及びその機能は周知であるので、本実施形態においては詳細な説明を省略する。
したがって、湯張電磁弁42を開弁すると、給湯用加熱部Aにて加熱されたのち湯張路6を通して供給される湯水が、浴槽水戻り路35に供給され、浴槽水戻り路35に供給された湯水が、浴槽1の存在側と追焚用熱交換器33の存在側の両側に向けて分流する形態で通流することになる。つまり、湯張路6を通して供給される湯水が、浴槽水往き路36及び浴槽水戻り路35を通して浴槽1に供給されることになる。
(熱源機の運転制御)
熱源機Gは、上記した機器類を装備するものであって、上述の説明から明らかな如く、湯水供給処理として、加熱した湯水を給湯栓3に供給する一般給湯処理及び加熱した湯水を浴槽1に供給する湯張処理を実行し、また、加熱した熱媒を浴室暖房乾燥機Fに循環供給する熱媒供給処理、及び、浴槽1の浴槽水を追焚きする追焚処理を実行するように構成されている。
すなわち、運転制御部Cが、メインリモコンR1や浴室リモコンR2の指令情報、及び、熱源機Gが装備したセンサ類の検出情報に基づいて、熱源機Gが装備した機器類を作動させて、一般給湯処理に対応する一般給湯運転、湯張処理に対応する湯張運転や足し湯運転、湯張運転に続いて行う保温運転、熱媒供給処理に対応する熱媒供給運転、及び、追焚処理に対応する追焚運転を実行するように構成されている。
ちなみに、保温運転は、後述の如く、追焚処理を行う追焚運転制御や湯張処理を行う水位維持制御を行うように構成されている。
ちなみに、メインリモコンR1及び浴室リモコンR2は、同様に構成されるものであり、図示は省略するが、運転の開始と停止を指令する運転スイッチ、自動湯張運転指令(湯張指令の一例)を指令する風呂自動スイッチ、一般給湯温度を設定する給湯温度設定スイッチ、目標湯張温度を設定する浴槽温度設定スイッチ、浴槽内水位の設定水位としての目標水位を設定する水位設定スイッチ、浴槽1に追加で湯張りする足し湯運転指令を指令する足し湯スイッチ、追焚運転指令を指令する追焚スイッチ、設定温度等の各種情報を表示する表示部、熱媒供給運転の開始を指令する熱媒運転スイッチ等が装備され、加えて、湯張りが終了したこと等を報知する報知装置E等が設けられている。
また、本実施形態においては、メインリモコンR1及び浴室リモコンR2に装備される報知装置Eは、異常状態が発生したことを報知するエラー発報部として機能するように構成されている。
ちなみに、報知装置Eとしては、音声式の報知部や表示ランプを備えさせることになるが、音声式の報知部及び表示ランプのうちのいずれか一つを備えさせる形態で実施してもよい。
(運転制御の概要)
運転制御部Cは、運転スイッチが操作されると制御可能な状態になり、給湯栓3が開操作されると給湯栓3から湯水を給湯する一般給湯運転を実行する。
また、運転制御部Cは、風呂自動スイッチがオン操作されて自動湯張運転指令(湯張指令の一例)が指令されると、浴槽1に目標湯張温度の湯水を供給して目標水位の湯張を行い、その後、浴槽1の浴槽水の温度が目標湯張温度になるように追焚する湯張運転を実行するように構成されている。
つまり、運転制御部Cは、自動湯張運転指令が指令されると、浴槽1の浴槽水の水位が目標水位になり且つ浴槽1の浴槽水の温度が目標湯張温度になるように湯張する湯張運転を実行するように構成されている。
また、運転制御部Cは、湯張運転を終了した後に、保温時間(例えば、4時間)が経過するまでの間は、設定追焚時間(例えば、5分~10分)が経過するごとに、浴槽水の温度を目標湯張温度に維持するための追焚運転制御を繰り返す保温運転を実行するように構成されている。つまり、運転制御部Cは、保温時間中において、設定追焚時間おきに追焚運転制御を繰り返す保温運転を実行するように構成されている。
本実施形態においては、運転制御部Cは、設定追焚時間おきに追焚運転制御を繰り返す保温運転を実行する際に、浴槽内水位が目標水位になるように、浴槽1に目標湯張温度の湯水を供給する水位維持制御を実行して、浴槽1内の浴槽水を目標湯張温度に維持することに加えて、浴槽内水位を目標水位に維持するように構成されている。
ちなみに、保温運転は、保温時間(例えば、4時間)が経過すると自動的に停止するが、オン操作されている風呂自動スイッチがオフ操作されても停止されることになる。
さらに、運転制御部Cが、追焚運転制御において、浴槽水循環ポンプ37を作動させたときに水流スイッチ40にて浴槽水の流動が検出されない場合に、人感センサMの検出情報により判定される入浴者の総数である既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であると判定したときに、保温運転を停止するように構成されている。
また、運転制御部Cは、保温運転中において、追焚スイッチが操作されて追焚運転指令が指令された場合や、風呂自動スイッチのオフ操作により保温運転が停止された状態において、追焚スイッチが操作されて追焚運転指令が指令された場合には、追焚運転を実行し、また、保温運転中や、保温運転が停止された状態において、足し湯スイッチにより足し湯運転指令が指令されると足し湯運転を実行するように構成されている。
以下、一般給湯運転、熱媒供給運転、湯張運転、及び、保温運転の各運転について説明を加える。
(一般給湯運転)
運転制御部Cは、給湯栓3が開かれて水量センサ21による検出水量が所定量以上になると、一般給湯運転を実行する。
一般給湯運転においては、給湯用加熱部Aにおける給湯用送風ファン10を駆動した後、断続弁19を開弁してイグナイタにより給湯バーナ9に点火し、給湯温度設定スイッチによる一般給湯温度、水量センサ21の検出水量、給水サーミスタ20の検出水温、出湯サーミスタ24の検出温度及び給湯サーミスタ25の検出温度に基づいて、給湯サーミスタ25の検出温度が給湯温度設定スイッチにて設定された一般給湯温度になるように、ガス比例弁18の開度及びミキシング弁23の開度を調節する処理が実行される。
そして、水量センサ21により通水が検出されなくなると、断続弁19を閉弁して給湯バーナ9の燃焼を停止し、給湯用送風ファン10を停止して、一般給湯運転が終了されることになる。
(熱媒供給運転)
運転制御部Cは、熱媒運転スイッチにて熱媒供給運転の開始が指令されると、浴室暖房乾燥機Fに熱媒を供給する熱媒供給運転を実行する。
熱媒供給運転においては、端末用熱動弁30を開弁し且つ追焚用熱動弁34を閉弁した状態で熱媒循環ポンプ7を作動させて、熱媒循環回路Jを通して熱媒を循環させ、それに併せて、熱媒用加熱部Bにおける熱媒用送風ファン15を駆動した後、断続弁19を開弁してイグナイタにより熱媒加熱バーナ14に点火し、熱媒サーミスタ29の検出温度が目標循環温度(例えば70℃)になるように、ガス比例弁18の開度を調節する処理が実行される。
(判定処理)
運転制御部Cは、湯張運転及び保温運転を実行する際には、次に述べる判定処理を実行して、水流スイッチ40の検出情報に基づいて、浴槽水が存在するか否かを判別し、そして、浴槽水が存在する場合には、水位センサ39の検出情報に基づいて浴槽内水位を検出し、加えて、浴槽水温度検出センサ38の検出情報に基づいて、浴槽1内の浴槽水の温度を検出するように構成されている。
すなわち、判定処理においては、循環判定用設定時間の間、排水弁46を閉弁した状態で浴槽水循環ポンプ37を作動させて、その浴槽水循環ポンプ37の作動中において、水流スイッチ40や浴槽水温度検出センサ38の検出情報を読み込んで、浴槽水の存否を確認し、且つ、浴槽水が存在する場合において浴槽水の温度を検出する。
また、水流スイッチ40が水流を検出することを条件として、浴槽水循環ポンプ37を停止させた後、待機用設定時間が経過すると、水位センサ39の検出情報を読み込んで、浴槽内水位を検出するように構成されている。
(湯張運転)
運転制御部Cは、風呂自動スイッチがオン操作されると、判定処理にて判定した浴槽1の湯水の水位が目標水位よりも低いときに、目標湯張温度の湯水を浴槽1に供給する湯張り運転を実行するように構成されている。
湯張運転では、浴槽1に湯を注湯用設定時間に亘り供給する注湯処理と上述の判定処理を交互に実行する処理を、水位センサ39の検出水位が目標水位以上になるまで繰り返し、水位センサ39の検出水位が目標水位以上になると、浴槽水の温度が目標湯張温度になるように追焚する追焚処理を実行した後、湯張り運転を終了する。
運転制御部Cは、湯張運転における注湯処理では、湯張電磁弁42を開弁し、且つ、上述の一般給湯運転と同様に給湯バーナ9に点火し、浴槽温度設定スイッチにて設定された目標湯張温度、水量センサ21の検出水量、給水サーミスタ20の検出水温、出湯サーミスタ24の検出温度及び給湯サーミスタ25の検出温度に基づいて、給湯サーミスタ25の検出温度が目標湯張温度になるように、ガス比例弁18の開度及びミキシング弁23の開度を調節し、そして、注湯用設定時間が経過すると、湯張電磁弁42を閉弁し、且つ、給湯バーナ9の燃焼を停止するように構成されている。
また、運転制御部Cは、追焚処理では、端末用熱動弁30を閉弁し且つ追焚用熱動弁34を開弁した状態で熱媒循環ポンプ7及び浴槽水循環ポンプ37を作動させて、浴槽1内の湯水を浴槽水戻り路35及び浴槽水往き路36を通して循環させ、それに併せて、熱媒用加熱部Bにおける熱媒用送風ファン15を駆動した後、断続弁19を開弁してイグナイタにより熱媒加熱バーナ14を点火することになり、さらに、浴槽往温検出センサ47の検出温度が追焚用設定出湯温度(例えば60℃)になるように、ガス比例弁18の開度を調節することになる。
そして、浴槽水温度検出センサ38の検出温度が目標湯張温度以上になると、断続弁19を閉弁させて熱媒加熱バーナ14の燃焼を停止させ、熱媒用送風ファン15を停止させて追焚処理を終了する。
運転制御部Cは、湯張運転の注湯処理を終了したときに浴槽水温度検出センサ38の検出温度が目標湯張温度以上の場合は、その時点で、報知装置Eを作動させて湯張り運転の終了を報知し、湯張り運転を終了したときに浴槽水温度検出センサ38の検出温度が目標湯張温度よりも低くて追焚処理を実行した場合は、その追焚処理を終了した時点で、報知装置Eを作動させて湯張り運転の終了を報知するように構成されている。
(保温運転)
運転制御部Cは、上述の如く、湯張運転を終了した後、保温時間(例えば、4時間)が経過するまでの間は、設定追焚時間(例えば、5分~10分)が経過するごとに、浴槽水の温度を目標湯張温度に維持するための追焚運転制御を繰り返す保温運転を実行し、かつ、その保温運転を実行する際に、水位維持制御を実行するように構成されている。
すなわち、運転制御部Cは、保温時間中においては、設定追焚時間が経過する毎に、判定処理を実行し、水流スイッチ40の検出情報に基づいて、浴槽水が存在すると判別したときには、浴槽1の湯水の温度及び浴槽1の湯水の水位を検出し、また、判定処理において、水流スイッチ40の検出情報に基づいて、浴槽水が存在しないと判別したときには、報知装置Eを作動させるエラー報知処理を実行するように構成されている。
そして、判定処理を実行した結果、浴槽1の湯水の水位が目標水位よりも低いときは、浴槽1の湯水の温度に拘わらず、注湯処理と判定処理とを順に実行する処理を、水位センサ39の検出水位が目標水位以上になるまで繰り返し、検出水位が目標水位以上になったときに、浴槽水温度検出センサ38の検出温度が目標湯張温度よりも低い場合は、浴槽水温度検出センサ38の検出温度が目標湯張温度以上になるまで、上述の追焚処理を実行することになる。
判定処理を実行した結果、浴槽1の湯水の水位が目標水位以上で且つ浴槽1の湯水の温度が目標湯張温度よりも低いときは、浴槽水温度検出センサ38の検出温度が目標湯張温度以上になるまで、上述の追焚処理を実行することになる。
ちなみに、判定処理を実行した結果、浴槽1の湯水の水位が目標水位以上で且つ浴槽1の湯水の温度が目標湯張温度以上のときは、当然ながら、特別な処理は実行されない。
つまり、運転制御部Cが、追焚運転制御として、浴槽水循環ポンプ37を作動させたときに水流スイッチ40にて浴槽水の流動が検出されるときには、浴槽水を目標湯張温度にすべく追焚用熱交換器33を加熱作動させる加熱処理として、上述の追焚処理を実行し、且つ、浴槽水循環ポンプ37を作動させたときに水流スイッチ40にて浴槽水の流動が検出されないときには、報知装置Eを作動させるエラー報知処理を実行するように構成されている。
また、運転制御部Cが、判定処理において、水流スイッチ40の検出情報に基づいて、浴槽水が存在しないと判別したときに、人感センサMの検出情報に基づいて判定した既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であると判定したときには、エラー報知処理を実行しないように構成されている。
つまり、運転制御部Cが、追焚運転制御において、浴槽水循環ポンプ37を作動させたときに水流スイッチ40にて浴槽水の流動が検出されない場合に、人感センサMの検出情報に基づいて判定した既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であると判定したときには、エラー報知処理を実行しないように構成されている。
また、判定処理において、水流スイッチ40の検出情報に基づいて、浴槽水が存在しないと判別したときに、人感センサMの検出情報に基づいて判定した既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であると判定したときには、保温運転を停止するように構成されている。
つまり、運転制御部Cが、追焚運転制御において、浴槽水循環ポンプ37を作動させたときに水流スイッチ40にて浴槽水の流動が検出されない場合に、入浴終了状態であると判定したときには、保温運転を停止するように構成されている。
(保温運転の詳細)
次に、保温運転における運転制御部Cの制御作動について、図3のフローチャートに基づいて説明を加える。ただし、以下の説明においては、水位維持制御の説明を省略して、追焚運転制御について説明する。
湯張運転が終了して保温運転が開始されると、先ず、設定追焚時間が経過したか否かを判別し(#1)、経過していない場合には、設定追焚時間になるまで待機する。
#1にて設定追焚時間が経過したと判別すると、浴槽水循環ポンプ37を駆動させる処理を実行し(#2)、続いて、水流スイッチ40が浴槽水の流動を検出するON状態であるか否かを判別する(#3)。
#3にて、水流スイッチ40が浴槽水の流動を検出するON状態であると判別した場合には、浴槽水温度検出センサ38の検出温度が目標湯張温度から設定許容温度(例えば、1℃)を減算した温度よりも低いか否かを判別し(#4)、低いと判別した場合には、浴槽水を加熱する追焚処理を実行する(#5)。
#5の処理に続いて、浴槽水温度検出センサ38の検出温度が目標湯張温度以上であるか否かを判別し(#6)、検出温度が目標湯張温度未満であると判別した場合には、#5の追焚処理を実行する。
#6の処理にて、検出温度が目標湯張温度以上であると判別したときには、浴槽水加熱を停止すべく追焚処理を停止する(#7)。
#7の処理に続いて、保温時間が経過したか否かを判別し(#8)、保温時間が経過していない場合には、#1の処理に移行し、保温時間が経過している場合には、保温運転を停止する処理を実行する(#9)。
#3の処理にて、水流スイッチ40が浴槽水の流動を検出するON状態でないと判別した場合には、人感センサMの検出情報に基づいて判定した既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であるか否かを判別し(#10)、入浴終了状態である判別したときには、保温運転を停止する処理を実行する(#9)。
#10の処理にて、入浴終了状態でないと判別したときには、報知装置Eを作動させてエラー報知処理を実行する(#11)。ちなみに、エラー報知処理を実行する際には、保温運転を停止する処理を併せて実行することになる。
尚、エラー報知処理が実行された際には、例えば、リモコンRの運転スイッチを切り操作する等により、エラー報知処理を停止させることになる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(1)上記実施形態においては、運転制御部Cが、保温運転を行う際に、追焚運転制御に加えて、水位維持制御を行う場合を例示したが、水位維持制御を省略する形態で実施してもよい。
(2)上記実施形態においては、浴槽水加熱部Dとして、浴槽水循環回路Kを流動する浴槽水と熱媒循環回路Jを流動する熱媒とを熱交換する追焚用熱交換器33を例示したが、例えば、浴槽水循環回路Kが接続される熱交換器を追焚用バーナにて加熱する形態で浴槽水加熱部Dを構成する等、浴槽水加熱部Dの具体構成は各種変更できる。
(3)上記実施形態においては、入浴する予定者数をリモコンRにて設定できるように構成する場合を例示したが、運転制御部Cが、設定数日間(例えば、1週間や2週間)の人感センサMの検出情報に基づいて、予定者数を判定して設定するように構成してもよい。
つまり、設定数日間(例えば、1週間や2週間)について、人感センサMの検出情報に基づいて入浴者の総数を求め、その総数を設定数日にて除算した平均値を求め、その平均値に対応する入浴者数を、予定者数を判定して設定することができる。
(4)上記実施形態においては、人感センサMが浴室暖房乾燥機Fの下面部に設けられる場合を例示したが、例えば、人感センサMを浴室リモコンR2に設ける等、人感センサMの設置箇所は種々変更できる。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 浴槽
37 浴槽水循環ポンプ
40 水流検出部
C 運転制御部
D 浴槽水加熱部
K 浴槽水循環回路
M 人感センサ
R リモコン

Claims (5)

  1. 浴槽内の浴槽水が循環される浴槽水循環回路と、当該浴槽水循環回路を通して浴槽水を循環させる浴槽水循環ポンプと、前記浴槽水循環回路内を流れる浴槽水を加熱する浴槽水加熱部と、前記浴槽水循環回路を通した浴槽水の流動を検出する水流検出部と、保温時間中において、設定追焚時間おきに追焚運転制御を繰り返す保温運転を実行する運転制御部と、が設けられ、
    前記運転制御部が、前記追焚運転制御として、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されるときには、浴槽水を目標湯張温度にすべく前記浴槽水加熱部を加熱作動させる加熱処理を実行し、且つ、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されないときには、エラー発報部を作動させるエラー報知処理を実行する入浴システムであって、
    浴室内の入浴者を検知する人感センサが設けられ、
    前記運転制御部が、前記追焚運転制御において、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されない場合に、前記人感センサの検出情報に基づいて判定した既入浴者数が予め設定した予定者数に達している入浴終了状態であると判定したときには、前記エラー報知処理を実行しない入浴システム。
  2. 前記運転制御部が、前記追焚運転制御において、前記浴槽水循環ポンプを作動させたときに前記水流検出部にて浴槽水の流動が検出されない場合に、前記入浴終了状態であると判定したときには、前記保温運転を停止する請求項1に記載の入浴システム。
  3. 前記運転制御部が、リモコンにて湯張指令が指令されると、前記目標湯張温度の湯水を湯張りする湯張運転を実行し、その後、前記保温運転を実行する請求項1又は2に記載の入浴システム。
  4. 前記リモコンが、前記予定者数を設定できるように構成されている請求項3に記載の入浴システム。
  5. 前記運転制御部が、設定数日間の前記人感センサの検出情報に基づいて、前記予定者数を判定して設定する請求項1~3のいずれか1項に記載の入浴システム。
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