JP4076264B2 - 熱供給システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、循環供給される熱媒により対象室の暖房を行う暖房運転と、前記対象室の換気を行う換気運転とを夫々実行可能な暖房換気装置と、この暖房換気装置の動作を制御する暖房制御手段と、前記暖房換気装置から離間した箇所に設置されるとともに、前記暖房換気装置に前記熱媒を循環供給する熱源機と、人為操作にて指令する指令手段の情報に基づいて前記熱源機の動作を制御する熱源制御手段とが備えられ、前記暖房制御手段と前記熱源制御手段とが互いに通信可能に構成されている熱供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記構成の熱供給システムを新たに設置したとき、熱源機や暖房換気装置が正常に動作しているか否かを確認する必要があるが、この種の熱供給システムの場合、熱源機と暖房換気装置とが互いに離間した箇所に設置されることがあるが、熱媒を循環供給する必要があることからそれらを熱媒循環用の配管で接続する必要がある。
【0003】
そこで、従来では、暖房換気装置の動作を制御する暖房制御手段と、熱源機の動作を制御する熱源制御手段とが互いに通信可能に設けられている点に着目して、熱供給システムが新たに設置された後において、前記指令手段による指令に基づいて、熱源機の動作確認だけでなく、配管内を熱媒が適正に循環供給されて暖房換気装置の暖房運転が正常に行われているか否かの確認を行えるようにしたものがあった。
このような構成においては、熱源機に対する動作確認と暖房換気装置に対する動作確認とを指令手段からの指令に基づいて行うことができることから、例えば、夫々の設置箇所において各別に動作確認を行う場合に較べて作業能率が向上する利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成においては、指令手段の指令に基づいて、暖房換気装置に対する暖房運転の動作確認は行えるものの、換気運転の動作確認は行うことができないものとなっており、換気運転の動作確認を行う場合には、作業者が暖房換気装置が設置されている箇所あるいはその近くまで行って、暖房換気装置用の操作部を操作して動作確認を行う等の煩わしい作業が必要であり、この点で未だ改善の余地があった。
【0005】
本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、例えば設置後の動作確認等の作業を能率よく行うことが可能となる熱供給システムを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の特徴構成によれば、上記構成の熱供給システムにおいて、前記熱源制御手段は、前記指令手段により検査指令が指令されると、前記暖房制御手段に対して、前記暖房運転と前記換気運転とを夫々実行すべく試運転モードを通信にて指令するように構成され、前記対象室の温度を検出する室温検出手段が備えられ、この室温検出手段の検出情報に基づいて、前記対象室の温度が前記暖房運転を開始してから設定温度以上上昇しているか否かにより前記暖房運転が正常に行われているか否かを判別し、且つ、前記暖房運転が正常に行われたものと判別した後、前記換気運転を実行するときの前記対象室の温度の低下状態に基づいて前記換気運転が正常に行われているか否かを判別する動作状態判別手段が備えられている。
【0007】
つまり、検査指令が指令されると、熱源制御手段が暖房制御手段に対して暖房運転と換気運転とを夫々実行すべく通信にて指令する。その結果、暖房換気装置が暖房運転と換気運転とを夫々実行することになる。そして、対象室の温度が室温検出手段によって検出されて、その検出情報に基づいて、動作状態判別手段により暖房運転及び換気運転が正常に実行しているか否かが判別されるのである。
【0008】
従って、熱源機用の指令手段による指令に基づいて、熱源機の動作は勿論、暖房換気装置における暖房運転、及び、換気運転夫々についての動作確認を行うことができ、例えば設置後の動作確認等の作業を能率よく行うことが可能となる熱供給システムを提供できるに至った。
【0009】
請求項2に記載の特徴構成によれば、熱源機から暖房換気装置に供給される熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段が備えられ、動作状態判別手段は、室温検出手段の検出情報及び熱媒温度検出手段の検出情報の夫々の情報に基づいて、検査指令に伴う暖房運転及び換気運転を正常に実行しているか否かを判別するように構成されている。
【0010】
つまり、暖房運転や換気運転の動作状態を、室温検出手段による対象室の温度の検出情報だけでなく循環供給される熱媒の温度の検出情報と合わせて判別することにより、上記各運転が正常に実行されているかについてより正確に判別できることになる。
【0011】
請求項3に記載の特徴構成によれば、前記動作状態判別手段により、前記暖房運転、前記換気運転が正常に実行していないことが判別されると、そのことを報知する異常報知手段が備えられているので、正常に動作が実行されていないことを作業者が容易に認識することができ、その後の対策を迅速に講じることができる。
【0012】
請求項4に記載の特徴構成によれば、熱源制御手段は、検査指令が指令されると、熱源機から暖房換気装置に対する熱媒供給用の循環路内に熱媒が充満するように熱媒を補給する補給作動を実行すべく熱源機の動作を制御するように構成されている。
【0013】
従って、システムが新たに設置された後に動作確認を行う場合、熱媒供給用の循環路内への熱媒の供給作動も同時に実行されるので、このような動作を別途行うようにした場合に較べて作業能率を向上できるものとなる。
【0014】
請求項5に記載の特徴構成によれば、前記熱源機は、前記暖房換気装置に循環供給する前記熱媒としての水を加熱する暖房用熱交換器と、給湯用の水を加熱する給湯用熱交換器とを備えて構成されているので、給湯用の熱交換器から給湯用の温水を供給する構成を兼用するものであり、暖房専用の熱源機を別途設ける構成に較べて、システム全体の構成を簡素化できるものとなる。
【0015】
請求項6に記載の特徴構成によれば、暖房換気装置が対象室としての浴室の暖房及び換気を実行するように構成され、指令手段が熱源機または台所に設置されるものであるから、例えば、システムが新たに設置された後に動作確認を行う場合、熱源機のある箇所又は台所にある指令手段に対して指令操作を行うだけで暖房運転と換気運転の動作確認を行うことができ、作業者が浴室まで行って換気運転の動作確認を行う従来構成の場合に較べて煩わしい作業が不要となり、作業能率が向上するものとなった。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る熱供給システムについて図面に基づいて説明する。
図1に熱供給システムを示しており、このシステムは、対象室としての浴室の暖房や換気等を行う暖房換気装置としての浴室暖房乾燥機Aと、浴槽と洗い場とを備えた浴室Cと、浴室暖房乾燥機Aに熱媒としての温水を供給するとともに、浴槽やその他の給湯栓に給湯する熱源機Bとが設けられ、浴室暖房乾燥機Aの機器本体としての暖房乾燥機ユニットA1には脱衣室等から操作する暖房乾燥機リモコンA2が双方向に通信可能に接続され、屋外に設けた熱源機Bには台所等から操作するメインリモコンB1と浴室C内から操作する浴室リモコンB2とが双方向に通信可能に接続されている。
【0017】
前記熱源機Bの作動は、マイクロコンピュータを主要部とする制御手段としての熱源機制御部B3により、予め記憶されている制御プログラムに基づいて制御され、浴室暖房乾燥機Aの作動は、マイクロコンピュータを主要部とする制御手段としての暖房乾燥機制御部A3により、予め記憶されている制御プログラムに基づいて制御されるように構成されていている。
【0018】
前記暖房乾燥機ユニットA1は、図2〜図5に示すように、吸気口50と吹出し口51とを備えたケーシング52に、浴室C内から吸引した空気を加熱しながら浴室内に戻すように循環通風させる加熱運転モードと、浴室C内から吸引した空気を浴室C外に排気する換気運転モードとに切換自在な循環手段を組み付けて構成されている。
【0019】
前記循環手段は、吸気口50から浴室C内の空気を吸引して吹出し口51からその浴室C内に戻す循環通風用の通風手段としての循環ファン53と、熱源機から熱媒としての温水が温水循環路を通して循環供給され、循環ファン53にて循環される空気を加熱する加熱部としての暖房乾燥用熱交換器54と、浴室C内から吸引した空気量のうちの浴室C内に戻す戻し空気量を調節する調節手段としての揺動開閉式の可動ダンパー55とを浴室空気の循環用通風路56に設けるとともに、循環ファン53よりも下流側であって暖房乾燥用熱交換器54よりも上流側の循環用通風路56に、排気用通風路57を連通接続して構成されている。尚、吸気口50の近傍には、浴室の空気の温度を検出する室温検出手段としての室温サーミスタ58が設けられ、温水循環路には温水の循環供給を断続自在な熱動弁59と、熱媒としての温水の温度を検出する熱媒温度検出手段としての温水サーミスタ60とが設けられている。
【0020】
前記排気用通風路57には、浴室C内から吸引した空気の排気用通風路57から浴室C外への通風を阻止する通風阻止状態と、その通風を許容する通風許容状態とに切換操作自在なシャッター部材61が設けられ、このシャッター部材61は、通風阻止状態として、浴室C内から吸引した空気の全量の浴室C外への通風を阻止する全部通風阻止状態と、浴室C内から吸引した空気の一部の浴室C外への通風を阻止する一部通風阻止状態とに切換操作自在に設けられている。
【0021】
前記シャッター部材61は、通風阻止状態と通風許容状態とに各別に切換操作自在な二つのシャッター片61a,61bを上下に設けて構成されている。
前記シャッター片61a,61bの各々は、浴室C外から流入しようとする空気の圧力で排気用通風路57を閉じる閉じ位置と、循環用通風路56から流入しようとする空気の圧力で排気用通風路57を開く開き位置とに亘って横軸周りで各別に揺動自在に設けられ、かつ、その自重によって閉じ位置に揺動するように付勢されている。
また、各シャッター片61a,61bに対応して、そのシャッター片61a,61bを閉じ位置に吸着固定する固定状態と、その吸着固定を解除する固定解除状態とに切換操作自在な固定手段62としての電磁ソレノイド62a,62bが各別に設けられ、これらの電磁ソレノイド62a,62bのON・OFF作動によって、各シャッター片61a,61bを各別に固定状態と固定解除状態とに切り換えるように構成されている。
【0022】
そして、シャッター部材61は、全部通風阻止状態では、閉じ位置に自重揺動している各シャッター片61a,61bを電磁ソレノイド62a,62bのON作動によって共に固定状態に切り換えて、循環用通風路56からの通風も、浴室C外からの通風も阻止し、一部通風阻止状態では、閉じ位置に自重揺動している各シャッター片61a,61bのうちの上側のシャッター片61aを電磁ソレノイド62aのOFF作動によって固定解除状態に切り換え、下側のシャッター片61bを電磁ソレノイド62bのON作動によって固定状態に切り換えて、浴室C外からの通風を阻止しながら、浴室C内から吸引した空気の一部の浴室C外への通風を阻止し、通風許容状態では、閉じ位置に自重揺動している各シャッター片61a,61bを電磁ソレノイド62a,62bのOFF作動によって共に固定解除状態に切り換えて、浴室C外からの通風を阻止しながら、浴室C内から吸引した空気の全部の浴室C外への通風を許容するように構成されている。
【0023】
前記可動ダンパー55は、循環用通風路56の暖房乾燥用熱交換器54よりも下流側である吹出し口51に設けられて、その可動ダンパー55の揺動操作で戻し空気量を調節しながらその吹出し方向を変更できるように設けられ、吹出し口51は、その内径が、暖房乾燥用熱交換器54を設けてある部分の循環用通風路56の内径よりも徐々に小さくなるように形成されている。
【0024】
暖房乾燥機制御部A3は、暖房乾燥機リモコンA2から指令される運転モードに応じて、暖房運転モードが指令されると、浴室C内から吸引した空気の全量を循環用通風路56を通して暖房乾燥用熱交換器54にて加熱しながら浴室C内に戻すように循環通風させる暖房運転を実行し、乾燥運転モードが指令されると、浴室C内から吸引した空気の一部を排気用通風路57から排気するとともに残部を暖房乾燥用熱交換器54にて加熱しながら浴室C内に戻ように循環通風させる乾燥運転を実行し、換気運転モードが指令されると、浴室C内から吸引した空気の全量を排気用通風路57を通して浴室C外に排気する換気運転を実行するように、循環手段の作動を制御する。
【0025】
次に前記熱源機Bの構成について説明する。
図6に示すように、暖房用の水を貯蔵するための大気開放型給水タンク1に連通の暖房用給水路2からの水を加熱して暖房用給湯路3に給湯する暖房用熱交換器4と、給水路5からの水を加熱して給湯路6に給湯するための給湯用熱交換器7とを備え、これら暖房用熱交換器4と給湯用熱交換器7とをひとつのガスバーナ8の燃焼によって加熱すべく構成され、このガスバーナ8には、着火のためのイグナイタ9と着火を検出するフレームロッド10、ならびに、ガスバーナ8に燃焼用の空気や冷却用の空気を供給するファン11も設けられている。
【0026】
前記暖房用給水路2には、給水タンク1内の水を吸引して暖房用熱交換器4に供給するとともに、この暖房用熱交換器4によって加熱された後の湯を暖房装置に供給する循環ポンプ12が設けられ、暖房用給湯路3には、給湯温を検出する暖房用サーミスタ13が設けられている。この暖房用給湯路3は、温水循環路JUを介して暖房乾燥用熱交換器54に接続されるとともに、分岐路14を介して給水タンク1に連通され、かつ、この暖房用給湯路3から分岐の暖房用バイパス路15が、暖房用供給路16に連通接続されている。
この暖房用供給路16は、床暖房などのように比較的低温の湯を必要とする図外の暖房装置に給湯するためのもので、その一端が循環ポンプ12より上流側の暖房用給水路2に接続され、他端がヒータによる加熱で開弁する熱動弁17を介して図外の暖房装置に接続されている。
【0027】
前記暖房用給湯路3を介して暖房乾燥用熱交換器54に供給された後の湯水と、暖房用供給路16を介して床暖房装置等に供給された後の湯水とは、共通の戻り路18を介して給水タンク1内に供給されるように構成され、前記暖房用バイパス路15にはバイパス用電磁弁19が、暖房用供給路16には暖房用電磁弁20がそれぞれ設けられ、暖房用バイパス路15の接続箇所より下流の暖房用供給路16には、暖房用ミキシングサーミスタ21が設けられている。
この暖房用ミキシングサーミスタ21は、水頭によって暖房用給水路2を介して暖房用供給路16に供給される給水タンク1からの水に対して、暖房用バイパス路15を介して供給される湯を混合した後の湯温を検出するためのものであり、また、前記給水タンク1の上部には、オーバーフロー路22が連通接続され、かつ、この給水タンク1内には、水位の上限を検出する上限水位センサ23と下限を検出する下限水位センサ24とが設けられている。
【0028】
前記給湯用熱交換器7への給水路5には、通水量を検出する水量センサ25と給水温を検出する給水サーミスタ26とが設けられ、かつ、この給水路5からは、給水タンク1に給水するためのタンク用給水路27が分岐され、このタンク用給水路27には、補給水用の手動弁28と電磁弁29とが設けられている。
この給湯用熱交換器7からの給湯路6は、カランやシャワーなどの一般給湯栓30に給湯するための一般給湯路で、この一般給湯路6には、給湯温を検出する給湯サーミスタ31と、この一般給湯路6内の圧力が一定圧力以上になると自動的に開弁する開閉弁としての圧力逃し弁32とが設けられ、この圧力逃し弁32を介して、一端を給水タンク1に開口した圧力逃し路33の他端が、一般給湯路6に連通接続されている。
【0029】
前記一般給湯路6からは、浴槽34に給湯するための浴槽用給湯路35が分岐されている。この浴槽用給湯路35は、追焚き弁36を有する追焚き路と湯張り弁37を有する湯張り路とからなり、これら追焚き路と湯張り路との合流箇所よりも下流側には、バキュームブレーカ38が設けられている。
前記一般給湯路6には、給水路5から分岐のバイパス路39がミキシング弁40を介して接続され、このミキシング弁40より上流には逆止弁41が、下流にはミキシングサーミスタ42がそれぞれ設けられ、かつ、この一般給湯路6と給水路5との間には割込みセンサ43が介装されている。
【0030】
前記ガスバーナ8には、燃料ガスを供給する燃料ガス供給路44が接続され、この燃料ガス供給路44には、その上流側から順に、電磁式の安全弁45、電磁式比例弁46、電磁式の断続弁47などが設けられている。
【0031】
図7は熱供給システムの制御ブロック図を示し、熱源機制御部B3と暖房制御部A3は、夫々の通信制御部B4,A4を介して有線或いは無線で互いに双方向に通信可能に接続されているとともに、メインリモコンB1と浴室リモコンB2は通信制御部B4を介して有線或いは無線で熱源機制御部B3と双方向に通信可能に接続され、暖房乾燥機リモコンA2は通信制御部A4を介して有線或いは無線で暖房制御部A3と双方向に通信可能に接続されている。又、熱源機Bには、上記各リモコンB1,B2のように通信による指令ではなく人為操作にて熱源機制御部B3に直接、各種の動作を指令することができる本体側操作部B0が備えられている。この本体側操作部B0はケーシング内部に収納されており、設置作業者やメンテナンス作業者が操作するものであり、通常の給湯使用者が操作しないようになっている。 上記本体側操作部B0,メインリモコンB1,浴室リモコンB2の夫々が、人為操作にて熱源機Bの動作を指令する指令手段に対応する。
【0032】
前記メインリモコンB1と浴室リモコンB2には、風呂運転スイッチ63と、給湯温度設定部64と、自動湯張りスイッチ65と、浴槽湯温設定部66と、自動追焚スイッチ67とが設けられている。
【0033】
そして、熱源機制御部B3は、風呂運転スイッチ63がON操作されると、給湯温度設定部64で設定された温度の湯を図外の給湯栓に給湯する一般給湯モードによる運転を実行し、自動湯張りスイッチ65がON操作されると、浴槽湯温設定部64で設定された温度の湯を浴槽に湯張りする自動湯張りモードによる運転を実行し、自動追焚スイッチ67がON操作されると、浴槽内の湯が浴槽湯温設定部66で設定された温度になるように追焚きする自動追焚モードによる運転を実行する。
【0034】
給湯可能な状態で、予めタンク用給水路27の手動弁28を開弁しておき、浴室暖房機の運転停止スイッチにて運転状態に操作されると、暖房運転が実行される。その際、給水タンク1内の水位が下限水位以上あれば、下限水位センサ24の検出に基づいて直ちに暖房運転が実行され、下限水位以下であれば、電磁弁29が開弁して給水タンク1内に水を補給し、下限水位センサ24の検出を待って暖房運転が実行される。
【0035】
この暖房運転においては、循環ポンプ12が駆動して給水タンク1内の水を暖房用熱交換器4に送水するとともに、上述の一般給湯運転の場合と同様に、ファン11を回転駆動し、安全弁45と断続弁47を開弁し電磁式比例弁46を緩点火位置にセットして、イグナイタ9によって点火する。
この暖房運転においては、前記熱源機制御部B3が、電磁式比例弁46の開度などを調整して、暖房用サーミスタ13による検出温度が80℃になるように制御し、その80℃の湯を暖房用給湯路3を介して暖房用熱交換器54に供給する。この暖房用給湯路3は、分岐路14を介して給水タンク1にも連通されているが、水頭や必要に応じて介装する絞り弁の作用で、加熱後の湯は暖房用熱交換器54側に供給され、その後、戻り路18を介して給水タンク1に戻される。
【0036】
前記暖房乾燥機リモコンA2には、浴室暖房乾燥機Aの運転を停止させる運転停止スイッチ68と、暖房運転モードを指令する暖房運転スイッチ69と、換気運転モードを指令する換気運転スイッチ70と、涼風運転モードを指令する涼風運転スイッチ71と、乾燥運転モードを指令する乾燥運転スイッチ72と、運転時間設定部73とが設けられている。
【0037】
前記暖房運転では、図2に示すように、浴室Cへの戻し空気量が多くなるように可動ダンパー55を半開位置P2に移動させるとともに、各シャッター片61a,61bが共に通風阻止状態に切り換わるように、各電磁ソレノイド62a,62bのON作動によって共に固定状態に切り換える。
そして、循環ファン53の駆動を開始するとともに、熱動弁59を開いて熱媒としての温水を暖房乾燥用熱交換器54へ循環供給することにより、暖房運転を開始し、室温サーミスタ58の検出情報に基づいて浴室C内の温度が予め設定した暖房用の設定温度範囲に維持されるように熱動弁59の開閉が制御され、運転時間設定部73で設定した設定時間がタイムアップすると、又は、運転停止スイッチ68が操作されるとその暖房運転を終了する。
【0038】
前記換気運転では、図3に示すように、浴室C内から吸引した空気が浴室C内に戻らないように、可動ダンパー55を全閉位置P1に移動させるとともに、各シャッター片61a,61bが共に通風許容状態に切り換わるように、各電磁ソレノイド62a,62bのOFF作動によって共に固定解除状態に切り換える。
従って、この切換作動によって、シヤッター部材61が通風許容状態に切り換えられる。
そして、循環ファン53を駆動して換気運転を開始し、運転時間設定部73で設定した設定時間がカウントアップされると、又は、運転停止スイッチ68が操作されるとその換気運転を終了する。
【0039】
前記涼風運転では、図4に示すように、可動ダンパー55を半閉位置P2に移動させるとともに、上側のシャッター片61aが通風許容状態に切り換わるように、その電磁ソレノイド62aのOFF作動によって固定解除状態に切り換え、下側のシャッター片61bが通風阻止状態に切り換わるように、その電磁ソレノイド62bのON作動によって固定状態に切り換える。
そして、循環ファン53の駆動により、浴室C内から吸引した空気の一部を排気しながら、残部を暖房乾燥用熱交換器54で加熱せずに循環通風させる涼風運転を開始し、運転時間設定部73で設定した設定時間がカウントアップされると、又は、運転停止スイッチ68が操作されると、循環ファン53の駆動停止により、通風作動を停止してその涼風運転を終了する。
【0040】
前記乾燥運転では、図5に示すように、浴室Cへの戻し空気量が多くなるように可動ダンパー55を全開位置P3に移動させるとともに、上側のシャッター片61aが通風許容状態に切り換わるように、その電磁ソレノイド62aのOFF作動によって固定解除状態に切り換え、下側のシャッター片61bが通風阻止状態に切り換わるように、その電磁ソレノイド62bのON作動によって固定状態に切り換える。
【0041】
そして、暖房運転モードの時と同様に、循環ファン53の駆動を開始するとともに温水を暖房乾燥用熱交換器54へ循環供給することにより、乾燥運転を開始し、浴室C内の温度が予め設定した乾燥用の設定温度範囲に維持されるように熱動弁の開閉が制御され、運転時間設定部73で設定した設定時間がタイムアップすると、又は、運転停止スイッチ68が操作されるとその乾燥運転を終了する。
【0042】
そして、この熱供給システムは、取り付け施工作業を実行して新たに住宅等に設置された場合に、動作確認用の試運転を行うための試運転制御を実行可能に構成されている。
つまり、前記本体側操作部B0には通常の利用者が操作しないようにケース内部に試運転指令スイッチ74が設けられて、熱源機制御部B3が、この試運転指令スイッチ74の操作により検査指令が指令されると、暖房制御部A3に対して、暖房運転と換気運転とを夫々実行すべく試運転モードを通信にて指令するように構成されている。そして、この試運転モードにおいて、室温サーミスタ58の検出情報に基づいて、浴室暖房乾燥機Aが、前記検査指令に伴う前記暖房運転及び前記換気運転を正常に実行しているか否かを判別する動作状態判別手段100が備えられている。
しかも、前記熱源機制御部B3は、前記検査指令が指令されると、熱源機Bから浴室暖房乾燥機Aに対する熱媒供給用の温水循環路JU内に温水(熱媒)が充満するように温水を補給する補給作動を実行すべく熱源機Bの動作を制御するように構成されている。この補給作動に先立って、予めタンク用給水路27の手動弁28を開弁しておく。
補給作動について説明すると、先ず、電磁弁29を開弁して給水タンク1内に水を補給し、下限水位センサ24のレベルまで補給されると、循環ポンプ12を運転させて循環路内のエアー抜きを行う。上限水位センサ23のレベルまで水が補給されると一旦電磁弁29を閉じ、循環路内への流動によりタンク内の水が減少して、下限水位センサ24がOFFすると電磁弁29を開き、ONすると電磁弁29を閉じる動作を繰り返して循環路JU内に水を充満させ、上限水位センサ24が連続してONが検出されると、水張りが完了したものと判断する。
【0043】
前記動作状態判別手段100は、暖房制御部B3に制御プログラム形式で備えられ、暖房制御部A3は次のように制御を実行するように構成されている。
図8、図9に示すように、熱源機B側から前記検査指令(試運転)が指令されると、試運転モードに設定する(ステップ1,2)。そして、熱源機側で予め実行されている循環路JU内への温水補給作動(水張り)が完了したことについての通信を受信すると、暖房運転を開始するとともに、設定時間(9分40秒)のタイマーをセットする(ステップ3,4,5)。そして、室温サーミスタ58の検出情報に基づいて、暖房運転の開始からの室温が7°C以上上昇しているか否か、及び、温水サーミスタの検出情報に基づいて循環供給される温水の温度が設定温度(55°C)以上であるか否かにより、適正に温水が循環供給されて暖房運転が適正に行われているか否かを判断するようにして、室温が7°C以上上昇しており、温水の温度が設定温度(55°C)以上であれば、正常に暖房運転が行われているものと判別する(ステップ6,7,8,9)。
【0044】
尚、ステップ3にて水張り完了についての受信がなければ通信を開始してから90秒以内にポーリング応答があるか否かが判断され、応答が無ければ、適正な通信が行われていないものとして処理を中断する(ステップ17,14)。
【0045】
尚、前記設定時間が経過するまでの間に、室温が7°C以上上昇せず、温水の温度が設定温度(55°C)以上にならない場合には、試運転による暖房運転が正常に行われない異常状態であると判断して、メインリモコンB1に設けられた表示部75に異常状態であることを表示する(ステップ11,12)。この表示部75が異常報知手段に対応する。又、通信を開始してから90秒以内にポーリング応答があるけれども、何らかの通信エラーが発生しているような場合には、前記表示部75に通信エラーが発生していることを表すエラーコードを表示する(ステップ13,15,16)。
【0046】
前記暖房運転が正常に行われたものと判別された後は、次に、換気運転を実行する(ステップ10,18)。そして、室温サーミスタ58の検出情報に基づいて浴室内の室温の低下が早いか否かによって、換気運転が適正に行われているか否かが判別される(ステップ19,20)。つまり、換気運転が実行されると、浴室内の空気は循環ファン53により外部に排出され、浴室内には浴室入口等から外気が吸気されるので比較的早く温度が低下するのに対して、換気運転が適正に行われていない場合には温度低下が比較的遅いものとなる。そこで、このような室温の低下状態に基づいて換気運転が適正に行われているか否かを判別するのである。
浴室内の室温の低下が早い場合には、正常に換気運転が行われているものと判別して、試運転モードを終了する(ステップ21)。浴室内の室温の低下が遅い場合には、試運転による換気運転が正常に行われない異常状態であると判断して、メインリモコンB1に設けられた表示部75に異常状態であることを表示する(ステップ22)。
【0047】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、指令手段としての本体側操作部B0に試運転指令スイッチ74を設ける構成を例示したが、例えば図10に示すように、メインスイッチB1に試運転指令手段74を備えさせる構成としてもよい。あるいは、浴室リモコンB2に備えさせるようにしてもよい。
【0048】
(2)上記実施形態では、前記動作状態判別手段100が前記暖房制御部A3に制御プログラム形式で備えられる場合を例示したが、前記熱源機制御部B3に制御プログラム形式で備えられるとしてもよく、あるいは、暖房制御部A3や熱源機制御部B3とは別に単独で設けられる構成としてもよい。
【0049】
(3)上記実施形態では、室温検出手段(室温サーミスタ)の検出情報及び前記熱媒温度検出手段(温水サーミスタ)の検出情報の夫々の情報に基づいて、試運転モードにおける暖房運転及び換気運転を正常に実行しているか否かを判別するようにしたが、このような構成に代えて、室温サーミスタの検出情報のみに基づいて動作状態を判別するようにしてもよい。
【0050】
(4)上記実施形態では、前記暖房運転、前記換気運転が正常に実行していないことが判別されると、そのことを異常報知手段としての表示部75に表示させて報知するようにしたが、正常に動作した場合においてもそのことを報知させるようにしてもよい。
【0051】
(5)上記実施形態では、前記試運転モードが指令されると、熱源機制御部は熱媒供給用の循環路内に熱媒(水)が充満するように熱媒を補給する補給作動を自動的に実行するように構成したが、このような構成に代えて、補給作動は別途人為的に指令するようにしてもよい。
【0052】
(6)上記実施形態では、暖房換気装置として対象室の暖房や換気以外に涼風運転や乾燥運転も行える構成としたが、暖房運転と換気運転とを行える構成のものであってもよい。
【0053】
(7)上記実施形態では、暖房換気装置として浴室の暖房や換気を行う浴室暖房乾燥機を例示したが、対象室としては浴室に限らず、脱衣室や居間その他の部屋を暖房、換気するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱供給システムの斜視図
【図2】暖房運転時の浴室暖房乾燥機の側面図
【図3】換気運転時の浴室暖房乾燥機の側面図
【図4】涼風運転時の浴室暖房乾燥機の側面図
【図5】乾燥運転時の浴室暖房乾燥機の側面図
【図6】熱源機の概略構成図
【図7】制御ブロック図
【図8】制御動作のフローチャート
【図9】制御動作のフローチャート
【図10】別実施形態の制御ブロック図
【符号の説明】
4 暖房用熱交換器
7 給湯用熱交換器
58 室温検出手段
60 熱媒温度検出手段
75 異常報知手段
100 動作状態判別手段
A 暖房換気装置
A3 暖房制御手段
B 熱源機
B0,B1,B2 指令手段
B3 熱源制御手段
Claims (6)
- 循環供給される熱媒により対象室の暖房を行う暖房運転と、前記対象室の換気を行う換気運転とを夫々実行可能な暖房換気装置と、この暖房換気装置の動作を制御する暖房制御手段と、前記暖房換気装置から離間した箇所に設置されるとともに、前記暖房換気装置に前記熱媒を循環供給する熱源機と、人為操作にて指令する指令手段の情報に基づいて前記熱源機の動作を制御する熱源制御手段とが備えられ、前記暖房制御手段と前記熱源制御手段とが互いに通信可能に構成されている熱供給システムであって、
前記熱源制御手段は、前記指令手段により検査指令が指令されると、前記暖房制御手段に対して、前記暖房運転と前記換気運転とを夫々実行すべく試運転モードを通信にて指令するように構成され、
前記対象室の温度を検出する室温検出手段が備えられ、
この室温検出手段の検出情報に基づいて、前記対象室の温度が前記暖房運転を開始してから設定温度以上上昇しているか否かにより前記暖房運転が正常に行われているか否かを判別し、且つ、前記暖房運転が正常に行われたものと判別した後、前記換気運転を実行するときの前記対象室の温度の低下状態に基づいて前記換気運転が正常に行われているか否かを判別する動作状態判別手段が備えられている熱供給システム。 - 前記熱源機から前記暖房換気装置に供給される熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段が備えられ、
前記動作状態判別手段は、前記室温検出手段の検出情報及び前記熱媒温度検出手段の検出情報の夫々の情報に基づいて、前記検査指令に伴う前記暖房運転及び前記換気運転を正常に実行しているか否かを判別するように構成されている請求項1記載の熱供給システム。 - 前記動作状態判別手段により、前記暖房運転、前記換気運転が正常に実行していないことが判別されると、そのことを報知する異常報知手段が備えられている請求項1又は2記載の熱供給システム。
- 前記熱源制御手段は、
前記検査指令が指令されると、前記熱源機から前記暖房換気装置に対する熱媒供給用の循環路内に前記熱媒が充満するように熱媒を補給する補給作動を実行すべく前記熱源機の動作を制御するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱供給システム。 - 前記熱源機は、前記暖房換気装置に循環供給する前記熱媒としての水を加熱する暖房用熱交換器と、給湯用の水を加熱する給湯用熱交換器とを備えて構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱供給システム。
- 前記暖房換気装置が前記対象室としての浴室の暖房及び換気を実行するように構成され、
前記指令手段が前記熱源機または台所に設置されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱供給システム。
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