JP7359672B2 - 暖房システム - Google Patents

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本発明は、人体を含む加熱対象を加熱する熱源を有する暖房装置を備えた暖房システムに関する。
従来、この種の暖房システムとして、人体検知を行い、検知信号を出力する赤外線センサと、熱源を制御して加熱対象を加熱する暖房運転を実行可能であると共に、赤外線センサが接続されて、赤外線センサが出力する検知信号が入力されるコントローラとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の暖房システムでは、赤外線センサは、人体を検知した時、検知信号を出力し、コントローラは、赤外線センサから入力された検知信号に基づき、予め記憶しているプログラムに従って人の存在を判定して暖房運転を制御する。
特開2002-372253号公報
然し、赤外線センサには所定の検知範囲があり、赤外線センサは、その検知範囲内での単位時間当たりの温度差を検出して検知信号を出力する。具体的には、赤外線センサは、複数の受光素子を備え、各受光素子が受光する赤外線量の単位時間当たりの差を検出して検知信号を出力する。このため、特許文献1記載の暖房システムでは、暖房運転が正常に実行されても、赤外線センサそれ自体が故障したり、赤外線センサとコントローラとの間の配線が断線したりする等(以下、赤外線センサの異常と称する)の場合、赤外線センサから検知信号がコントローラに入力されず、コントローラは、人が存在しないと誤って判定して、正常な暖房運転が、プログラム通りに実行されないという不具合が生じる。
そこで、赤外線センサの異常をコントローラによって自動的に判定しようとする場合、例えば、赤外線センサそれ自体及び赤外線とコントローラとの間の配線等の状態を検知する新たなセンサ等を暖房システムに組み込むことが一応考えられる。然し、この場合、暖房システムの構成、コントローラに記憶させるプログラム等の改変が必要であり、この改変は、容易には実現し難いため、得策ではない。
本発明は、以上の点に鑑み、赤外線センサの異常を容易にコントローラが判定することができる暖房システムを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、人体を含む加熱対象を加熱する熱源を有する暖房装置を備えた暖房システムであって、人体検知を行い、検知信号を出力する赤外線センサと、熱源を制御して加熱対象を加熱する暖房運転を実行可能であると共に、赤外線センサが接続されて、赤外線センサが出力する検知信号が入力されるコントローラとを備えるものにおいて、熱源によって加熱される被加熱部材が暖房装置に設けられ、赤外線センサは、赤外線の検知範囲内に、被加熱部材の少なくとも一部が入るように配置され、暖房運転を正常に開始させたにもかかわらず、加熱された被加熱部材の温度上昇に伴う検知信号が赤外線センサからコントローラに入力されない場合、コントローラは、赤外線センサの異常であると判定することを特徴とする。
本発明によれば、正常な暖房運転中、熱源によって加熱される被加熱部材の少なくとも一部の温度上昇を赤外線センサが検知することができなければ、赤外線センサの異常に他ならず、従って、コントローラは、赤外線センサの異常を容易に判定することができる。また、コントローラは、赤外線センサの異常の判定を可及的速やかに行うことができる。
また、本発明において、上記暖房装置は、室内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を室内に吹き出して室内の空気を循環させる送風ユニットと、空気の吸込口と吹出口とが開設され、吸込口から吹出口に至る通気路が内部に存し、この通気路に少なくとも送風ユニット及び上記熱源を位置させて収容するハウジングとを備え、上記コントローラは、少なくとも送風ユニット及び熱源を制御して、ハウジングの吹出口から温風を吹き出させて上記暖房運転を実行可能である上記暖房システムであって、吹出口からの温風の吹出方向を変化させる電気駆動式の風向可変手段が、ハウジングの通風路の下流側に配置され、上記被加熱部材は風向可変手段で構成され、コントローラは、暖房運転中に、温風の吹出方向を繰り返し変化させるように風向可変手段を制御することが望ましい。これによれば、風向可変手段が、温風の吹出方向を繰り返し変化させるように動作することで、赤外線センサによる風向可変手段の単位時間当たりの温度上昇を検知する機会が増え、コントローラが行う赤外線センサの異常の判定がより正確になる。
また、本発明において、上記暖房システムであって、上記赤外線センサの異常を報知する、上記コントローラに接続されて制御される報知手段を備え、上記コントローラは、上記赤外線センサからの検知信号の入力に基づいて人体検知を判定すると共に、人体検知の時刻及び継続時間を学習して上記熱源の加熱時間帯を自動的に設定し、この加熱時間帯に上記加熱対象を自動的に加熱する自動暖房運転を実行可能であると共に、コントローラには、自動暖房運転を実行しない制限時間帯が設定可能であり、且つコントローラは、赤外線センサの異常を判定した場合、制限時間帯に報知手段を報知させることが望ましい。これによれば、赤外線センサの異常は、制限時間帯に報知され、加熱時間帯には報知されないため、暖房システムに対するユーザの不安感を上記自動暖房運転を含む暖房運転中に感じさせずに済む。
本発明の暖房システムを浴室暖房システムに適用した一実施形態を示す概略図。 図1に示す浴室暖房システムの暖房装置の一実施形態の構造を示す概略図。 図2に示す浴室暖房システムの暖房装置が備えるコントローラによる、赤外線センサの異常を判定し、赤外線センサの異常をユーザに報知する制御の一実施形態を示すフローチャート。
図1に照らして、本発明の暖房システムを適用した浴室暖房システムの一実施形態を説明する。本実施形態の浴室暖房システム1は、温水を生成し、浴室BRに設置された浴槽BTに温水を供給する湯張り運転を実行可能な給湯装置2と、浴室BR内を暖房する暖房運転を実行可能な暖房装置3とを備えている。
給湯装置2には、浴室BRの外部(屋外等)に設置される熱源機の一種であるガス給湯暖房機が採用されている。また、給湯装置2には、給水管41とガス供給管42とを介して上水と燃料ガスとが夫々供給され、給湯装置2は、ガスバーナ、給湯用熱交換器、暖房用熱交換器、各種配管、各種弁、及び各種センサ等(図示省略)を備えている。給湯装置2と浴槽BTとの間には、給湯装置2で生成した温水を浴槽BTに供給する第1往き管43が介設されている。また、給湯装置2と暖房装置3との間には、給湯装置2で生成した温水の一部を暖房装置3に供給する第2往き管44と、後述する暖房装置3での熱交換後の水を給湯装置2に回収する戻り管45とが介設されている。
暖房装置3は、浴室BRの天井上に設置されている。浴室暖房システム1が備える暖房装置3の加熱対象は、直接的には浴室BR内の空気である。然し、加熱された空気は、入浴中の人体や浴室BRの内壁等を加熱することができるため、暖房装置3の加熱対象には入浴中の人体、浴室BRの内壁等も含まれる。
暖房装置3について図2も参照して説明する。暖房装置3は、浴室BR内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を浴室BR内に吹き出して浴室BR内の空気を循環させる送風ユニット31と、送風ユニット31が吸い込んだ空気を加熱する熱源32とを備えている。また、暖房装置3は、空気の吸込口(図示省略)と吹出口33(図1参照)とが開設され、上記吸込口から吹出口33に至る通気路34が内部に存し、通気路34に送風ユニット31及び熱源32を位置させて収容するハウジング35と、送風ユニット31及び熱源32を制御して、ハウジング35の吹出口33から温風を吹き出させて浴室BR内を暖房する暖房運転を実行可能なコントローラ36とを備えてもいる。コントローラ36はハウジング35の内部に収容されている。
熱源32には、給湯装置2との間に介設された第2往き管44及び戻り管45に接続された温水循環路5を通じて給湯装置2が生成する温水が循環する熱交換器32aが採用されている。熱交換器32aは放熱して通気路34に吸い込まれる空気を加熱する。温水循環路5には、熱交換器32aへの温水の供給を断続する熱動弁6が介設されている。また、送風ユニット31は、循環ファン31aとモータ7と備え、循環ファン31aはモータ7の回転軸に軸支されている。熱動弁6及びモータ7は共にコントローラ36に接続されて、コントローラ36によって制御される。コントローラ36が暖房運転を実行させると、モータ7の回転によって循環ファン31aが回転し、浴室BR内の空気が、上記吸込口からハウジング35の通気路34に吸い込まれる。同時に、熱動弁6が開弁して通気路34に吸い込まれた空気が熱交換器32aによって加熱され、加熱された空気が温風となって吹出口33から浴室BR内に吹き出す。このような暖房運転によって浴室BR内が暖房される。
また、暖房装置3には、ハウジング35の通気路34の下流側に、吹出口33からの温風の吹出方向を変化させる電気駆動式の風向可変手段37が配置されている。具体的には、吹出口33の開閉及び開度の調整を行う、スイング自在なルーバ37aが風向可変手段37として設けられている。ルーバ37aのスイングの駆動源はステッピングモータ37bであり、ステッピングモータ37bは、ハウジング35の内部に設けられ、コントローラ36に接続されている。ルーバ37aは、ステッピングモータ37bの作動に伴いスイングして、吹出口33の開閉及び開動の調整を行う。また、ルーバ37aは、ステッピングモータ37bによってスイングを繰り返し行うことができる。更に、ルーバ37aは、吹出口33から吹き出される温風に晒されるため、浴室BR内の暖房時に加熱されて、ルーバ37aの少なくとも一部が温度上昇する。即ち、ルーバ37aは、浴室暖房システム1において、熱源32としての熱交換器32aによって加熱される被加熱部材に相当する。
更に、暖房装置3には、通気路34の下流端側に位置させてハウジング35の内部に赤外線センサ38が設けられている。赤外線センサ38は、浴室BR内の人の存在を検知する人体検知を行う人感センサとして設けられている。赤外線センサ38もコントローラ36に接続されている。赤外線センサ38は、上記の如く、その検知範囲内での単位時間当たりの温度差を検出して検知信号を出力する。具体的には、赤外線センサ38は、複数の受光素子を備え、各受光素子が受光する赤外線量の単位時間当たりの差を検出して検知信号を出力する。浴室暖房システム1では、赤外線センサ38は、赤外線の検知範囲内に、温風で加熱されるルーバ37aの少なくとも一部が入るように、ハウジング35の内部に配置されている。
更にまた、暖房装置3には、換気ユニット8が並設されている。換気ユニット8は、暖房装置3のハウジング35に隣接するハウジング81と、ハウジング81の内部に収容された換気ファン82とを備えている。換気ファン82は、暖房装置3が備えたコントローラ36に接続されて制御されるファンモータ82aの回転に伴い回転する。また、ハウジング81には、暖房装置3のハウジング35を介して浴室BR内に連通する吸気口9及び浴室BRに隣接する脱衣室や浴室BRの近くに位置するトイレ等の他室とダクトを介して連通可能な吸気筒10a,10bと、屋外とダクトを介して連通可能な排気筒11とが設けられている。従って、暖房装置3は、換気運転も可能であり、換気運転時には、ファンモータ82aの回転によって換気ファン82が回転し、浴室BR内の空気が吸気口9を通じて換気ユニット8に吸い込まれ、排気筒11を介して屋外に排気される。同じく、換気ファン82の回転によって、吸気筒10a,10bを通じて他室の換気も行うことができる。尚、吸気口9の付近に位置する暖房装置3のハウジング35の内部には、ダンパ12が設けられ、ダンパ12は、コントローラ36に接続されて制御されるステッピングモータ13の作動によって作動するようにしている。ステッピングモータ13もハウジング35の内部に収容されている。ダンパ12は、吸気口9の開閉及び開度の調整を行う。
以上の暖房装置3は、循環ファン31aを回転させ、熱交換器32aに温水を供給しない場合、送風運転を実行可能であり、また、暖房運転と共に上記換気運転を実行すると、浴室BR内の乾燥及び浴室BR内に干した洗濯物等の乾燥を行うことができ、暖房装置3は、乾燥運転も実行可能である。
そして、図1に示す如く、浴室BRに隣接する脱衣室の内壁面には、暖房装置3を手動操作する脱衣室リモコン39が設置されている。脱衣室リモコン39は、暖房装置3の運転状態等を表示する表示画面(図示省略)、暖房装置3の上記各運転を、ユーザの手動操作により開始若しくは停止させ、又は調整するスイッチ391、赤外線センサ38それ自体の故障、赤外線センサ38とコントローラ36との間の配線に断線が生じている等の赤外線センサ38の異常を報知する報知手段392等を備えている。脱衣室リモコン39は、暖房装置3のコントローラ36に有線接続され、スイッチ391からの出力信号が有線通信で暖房装置3のコントローラ36に入力される。また、コントローラ36が、赤外線センサ38の異常を判定した時、報知手段392を鳴動させる出力信号がコントローラ36から有線通信で報知手段392に入力される。
コントローラ36は、CPU,ROM,RAM,A/Dコンバータ、インターフェース等を備えるマイクロコンピュータで構成され、暖房装置3の上記各運転の制御に対応するプログラムを記憶している。このプログラムには、赤外線センサ38からコントローラ36への検知信号の入力に基づいて人体検知を判定する制御プログラムと、人体検知の時刻及び継続時間を学習して熱交換器32aの加熱時間帯を自動的に設定し、この加熱時間帯に浴室BR内を自動的に暖房する自動暖房運転を行う制御プログラムとが含まれる。また、上記プログラムには、上記自動暖房運転を実行しない制限時間帯を設定する制御プログラムも含まれる。尚、上記制限時間帯を設定する制御プログラムでは、上記加熱時間帯に基づいてコントローラ36が自動的に行うことができるようにしたり、上記制限時間帯を脱衣室リモコン39のスイッチ391をユーザが手動操作してコントローラ36に入力し、コントローラ36が記憶するようにしたりすることができる。また、制限時間帯を設定する上記制御プログラムでは、コントローラ36が制限時間帯を自動的に行うことを基本として、脱衣室リモコン39のスイッチ391をユーザが操作して修正して制限時間帯を更新することができるようにしてもよい。従って、暖房装置3が実行可能な暖房運転は、ユーザの手動操作によって実行可能な手動暖房運転と、上記自動暖房運転との両方を含む。
また、浴室暖房システム1は、浴室BRの内壁面に設置される浴室リモコン14と、台所の内壁面に設置される台所リモコン15とを備えてもいる。浴室リモコン14及び台所リモコン15は共に、温水の設定温度、現在の時刻等を表示する表示画面141,151と、給湯装置2の湯張り運転を、ユーザの手動操作により開始若しくは停止させ、又は調整する各種のスイッチ142,152とを備えている。浴室リモコン14及び台所リモコン15は互いに連動し、いずれか一方でユーザによって手動操作されると、浴室リモコン14及び台所リモコン15の両方が同時に操作された状態になる。また、浴室リモコン14及び台所リモコン15は給湯装置2と有線接続され、スイッチ142,152の手動操作による出力信号が給湯装置2に有線通信で送信される。
図2に示すコントローラ36による、赤外線センサ38の異常を判定し、赤外線センサ38の異常をユーザに報知する制御の一実施形態について図3を参照して説明する。この制御では、赤外線センサ38の異常判定を行った後、赤外線センサ38の異常をユーザに報知する。即ち、赤外線センサ38の異常を判定する制御では、コントローラ36は、先ず、赤外線センサ38から検知信号が24時間連続して入力されていないか否かの判定を行う(STEP1)。この判定でYESの場合、浴室BR内にユーザが入室していないか又は赤外線センサ38に異常が発生しているかの少なくともいずれか一方であると考えられるため、次いで、コントローラ36は、図1に示す脱衣室リモコン39のスイッチ391の内、上記自動暖房運転に関するスイッチがONにされ、且つそのスイッチONの時点が上記加熱時間帯内であるか否かを判定する(STEP2)。尚、STEP1での判定がNOの場合は、STEP1を繰り返し行う。
STEP2での判定でNOの場合、STEP1に戻る。YESの場合は、循環ファン31aが作動している(即ち、モータ7を回転させている)と共に熱交換器32aが通気路34で空気を加熱し(即ち、熱動弁6を開弁している)、且つ循環ファン31aの回転開始(モータ7の回転開始)後、赤外線センサ38から検知信号が所定時間(例えば、10分間等)連続して入力されていないか否かの判定を行う(STEP3)。この判定でNOの場合、STEP1に戻る。YESの場合は、図1に示す吹出口33から吹き出す温風によってルーバ37aの少なくとも一部が加熱されているにもかかわらず、加熱による温度上昇を赤外線センサ38が検知していないことに起因していると考えられる。従って、コントローラ36は、赤外線センサ38に異常が生じている可能性があると判定する。
但し、上記判定は、赤外線センサ38の異常の可能性の判定であるため、メンテナンス等を要する、少なくとも比較的な重大な異常であるのか否かを確認してSTEP3での判定が誤判定ではないことを確認する必要がある。そこで、コントローラ36は、再度、赤外線センサ38からの検知信号が入力されていないか否かを判定する(STEP4)。この判定でNOの場合、STEP3での判定は誤判定であるとしてSTEP1に戻る。YESの場合は、赤外線センサ38の異常であるとの判定を確定する。尚、浴室暖房システム1を新設した場合は、赤外線センサ38の正常な人体検知は点検済みのため、STEP3での赤外線センサ38の異常という判定は確実性が高いと考えられる。従って、この場合は、STEP4の判定は行わない。
そして、赤外線センサ38の異常をユーザに報知する制御に移行する。即ち、上記加熱時間帯外であり、且つ暖房装置3の暖房運転が停止されているか否かの判定を行う(STEP5)。ここで、加熱時間帯外としているのは、24時間の内、加熱時間帯以外が全て制限時間帯であるとは限らず、制限時間帯は、加熱時間帯外の一部として設定される場合もあり得るからである。また、暖房装置3の暖房運転の停止を確認するのは、上記の如く、暖房装置3の暖房運転は、上記手動暖房運転を含み、上記自動暖房運転は実行していないが、上記手動暖房運転が実行されている可能性があるからである。STEP5の判定でYESの場合、ユーザは入浴していないと考えられるため、コントローラ36は報知手段392に鳴動信号を出力して、ユーザに赤外線センサ38の異常を図1に示す報知手段392によって報知する(STEP6)。尚、この報知手段392の報知は、ユーザが認知した後には、脱衣室リモコン39のスイッチ392として組み込むことができるリセットスイッチをユーザが手動操作することによって解除可能である。一方、STEP5でNOと判定した場合は、ユーザが入浴中であると考えられるため、STEP4に戻る。
上記の如く、正常な暖房運転中、熱交換器32a(熱源32)によって加熱されるルーバ37a(被加熱部材)の少なくとも一部の温度上昇を赤外線センサ38が検知することができなければ、赤外線センサ38の異常に他ならない。従って、コントローラ36は、赤外線センサ38の異常を容易に判定することができる。また、コントローラ36は、赤外線センサ38の異常の判定を可及的速やかに行うことができる。
また、ルーバ37aは、温風の吹出方向を繰り返し変化させるため、赤外線センサ38によるルーバ37aの単位時間当たりの温度上昇を検知する機会が増え、コントローラ36が行う赤外線センサ38の異常の判定がより正確になる。
更に、赤外線センサ38の異常は、上記制限時間帯に報知され、上記加熱時間帯には報知されないため、浴室暖房システム1に対するユーザの不安感を、上記自動暖房運転を含む暖房運転中に感じさせずに済む。
以上、本発明を一実施形態に関して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、暖房装置3の熱源32は、熱交換器32aに限定されることはなく、暖房装置3には、エアコンを採用することもできる。また、脱衣室リモコン39に設けられるスイッチ391と同様な出力信号を出力するスイッチを浴室リモコン14及び台所リモコン15のスイッチ142,152に組み込むことができる。更に、暖房システムは、浴室暖房システム1に限定されることはなく、ファンヒータや、温風によらずに加熱対象の輻射暖房を実行可能なパネルラジエータにも適用することができる。更にまた、被加熱部材は、熱源32によって加熱されて、赤外線センサ38で被加熱部材の少なくとも一部の温度上昇を検知することができる限り、ルーバ37aに限定されない。
そして、赤外線センサ38は、赤外線の検知範囲内に、被加熱部材の少なくとも一部が入る限り、配置位置は特に制限されない。例えば、暖房装置3の場合、必ずしもハウジング35の通気路34の下流端側に配置する必要はなく、ルーバ37aで加熱された部分の温度上昇を検知することができれば、浴室BRの天井、内壁等に配置することも可能である。同様に、暖房装置3が、ファンヒータやパネルラジエータ等の場合、赤外線センサは、赤外線の検知範囲内に、ファンヒータやパネルラジエータ等に設けられる被加熱部材の少なくとも一部が入る適当な部位に配置すればよい。
1…浴室暖房システム(暖房システム)、3…暖房装置、31…送風ユニット、32…熱源、33…吹出口、34…通気路、35…ハウジング、36…コントローラ、37…風向可変手段、37a…ルーバ(被加熱部材)、38…赤外線センサ、392…報知手段、BR…浴室(室)。

Claims (3)

  1. 人体を含む加熱対象を加熱する熱源を有する暖房装置を備えた暖房システムであって、
    人体検知を行い、検知信号を出力する赤外線センサと、熱源を制御して加熱対象を加熱する暖房運転を実行可能であると共に、赤外線センサが接続されて、赤外線センサが出力する検知信号が入力されるコントローラとを備えるものにおいて、
    熱源によって加熱される被加熱部材が暖房装置に設けられ、
    赤外線センサは、赤外線の検知範囲内に、被加熱部材の少なくとも一部が入るように配置され、
    暖房運転を正常に開始させたにもかかわらず、加熱された被加熱部材の温度上昇に伴う検知信号が赤外線センサからコントローラに入力されない場合、コントローラは、赤外線センサの異常であると判定することを特徴とする暖房システム。
  2. 前記暖房装置は、室内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を室内に吹き出して室内の空気を循環させる送風ユニットと、空気の吸込口と吹出口とが開設され、吸込口から吹出口に至る通気路が内部に存し、この通気路に少なくとも送風ユニット及び前記熱源を位置させて収容するハウジングとを備え、前記コントローラは、少なくとも送風ユニット及び熱源を制御して、ハウジングの吹出口から温風を吹き出させて前記暖房運転を実行可能である請求項1記載の暖房システムであって、
    吹出口からの温風の吹出方向を変化させる電気駆動式の風向可変手段が、ハウジングの通風路の下流側に配置され、前記被加熱部材は風向可変手段で構成され、コントローラは、暖房運転中に、温風の吹出方向を繰り返し変化させるように風向可変手段を制御することを特徴とする暖房システム。
  3. 請求項1又は2記載の暖房システムであって、
    前記赤外線センサの異常を報知する、前記コントローラに接続されて制御される報知手段を備え、
    前記コントローラは、前記赤外線センサからの検知信号の入力に基づいて人体検知を判定すると共に、人体検知の時刻及び継続時間を学習して前記熱源の加熱時間帯を自動的に設定し、この加熱時間帯に前記加熱対象を自動的に加熱する自動暖房運転を実行可能であると共に、コントローラには、自動暖房運転を実行しない制限時間帯が設定可能であり、且つコントローラは、赤外線センサの異常を判定した場合、制限時間帯に報知手段を報知させることを特徴とする暖房システム。
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