JP4822051B2 - ミスト発生装置及びこれを備えたミスト機能付き浴室乾燥機 - Google Patents

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本発明は、例えば浴室等において、その室内空間に対し加熱された湯水をミストにして噴霧することによりサウナ感を得るためなどに用いられるミスト発生装置及びこれを備えたミスト機能付き浴室乾燥機に関し、特にミスト用の湯水を加熱するための液−液熱交換器におけるリーク発生(漏水発生)の有無を判定する判定処理機能を備えたミスト発生装置等に係る。
従来、閉回路内において、所定水圧を加えた直後から水圧検出値が低下していって所定の判定用圧力値に達するまでに要する時間値の長短、又は、圧力低下の度合に応じて漏水発生の有無を判定するという検査方法が知られている(例えば特許文献1参照)。このものでは、浴槽水の追い焚きのための風呂回路と、遠隔放熱端末との間で熱源用温水を循環させる暖房回路とを備えた複合熱源器を対象にして、次の手順にて検査をしている。すなわち、新設の弁や既設の弁を閉じて風呂回路と暖房回路とを連通させて一つの閉回路にし、所定の水圧をかける。通常、各回路を構成する配管の膨張等の影響により漏水発生の有無に拘わらず圧力検出値は低下するものの、漏水が発生していると、ない場合に比べ、水圧低下度合が大きくなる。このため、所定の判定用圧力値まで低下するに要した時間値が判定用の時間値よりも短ければ、漏水が発生していると判定するようにしている。
特開平11−63523号公報
ところで、ミスト発生装置として、ミスト用水を所定温度まで加熱するために液−液熱交換器を用いることが行われるようになっている。すなわち、液−液熱交換器の一次側に、浴室乾燥機用もしくは暖房用に循環供給される高温水を利用して熱源として循環させる一方、二次側にミスト用水を引き入れ、このミスト用水を上記高温水により液−液熱交換加熱することが行われるようになっている。この液−液熱交換器内において、例えば、一次側の高温水と、二次側のミスト用水との間を伝熱可能に仕切る隔壁に孔明き等の損傷が万一発生し、その孔を通じて一次側と二次側とが短絡してしまってリークが生じてしまったとしても、外部に見える状態での液漏れが生じる訳でもなく、このため、リーク発生の発見が著しく遅れてしまったり、もしくは、困難になったりする等の不都合がある。
かかる液−液熱交換器の内部で生じるリークの有無についても、リークが発生したら早期にそれを発見する必要がある。又、そのリーク発生の有無の判定(リーク判定)を実行するにあたり、そのリーク判定を実行するためだけに、あるいは、リーク判定を実行する度に、熱源用高温水を循環供給するための燃焼作動を行わせるのでは、ユーザの側からみるとミスト噴霧もしくは浴室乾燥等の使用のため以外の余分な燃焼エネルギーを消費していることに等しい上に、その燃焼作動のために必要な時間がリーク判定に要する所要時間に加わるために、1回あたりのリーク判定の所要時間がその分長くなり、それだけミスト噴霧等の本来の使用可能時間に制約が加わることにもなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ミスト発生装置に備えられている液−液熱交換器内におけるリーク判定を行うにあたり、そのリーク判定のためだけに燃焼作動させる必要がなく、しかも、そのリーク判定を早期にかつ確実に行うことができるミスト発生装置及びこれを備えたミスト機能付き浴室乾燥機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、ミスト用水を加熱する液−液熱交換器と、この液−液熱交換器によりミスト用水を加熱してミストを生成させるためのミスト運転制御を実行する制御手段とを備え、上記ミスト運転制御によって上記液−液熱交換器の一次側に対し熱源として熱媒が循環供給される一方、二次側に被加熱対象としてミスト用水が供給されるように構成されているミスト発生装置を対象にして、次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記液−液熱交換器の一次側における熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段と、上記液−液熱交換器の二次側に対するミスト用水の供給・遮断を切換えるミスト用水供給切換手段と、上記液−液熱交換器の一次側と二次側との間におけるリーク発生の有無を判定処理するリーク判定処理手段とを備える。そして、上記リーク判定処理手段として、上記制御手段によるミスト運転制御終了直後に、上記ミスト用水供給切換手段を遮断状態から供給状態に一時的に切換える一方、上記熱媒温度検出手段により検出される熱媒温度を監視し、その切換後に検出される熱媒温度の変化状態に基づいてリーク発生の有無を判定する構成とする。なお、上記の「液−液熱交換器の一次側における熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段」の設置位置としては、液−液熱交換器内に限られず、その一次側に連通する経路・配管としてもよい。ここにおいても、一次側の熱媒温度の把握検出が可能だからである。
この請求項1に係る発明の場合、ミスト運転制御の終了により液−液熱交換器の一次側への熱媒の循環供給が停止されたとしても、そのミスト運転制御の終了直後であれば熱媒温度は依然として高温状態を維持している。この状態で、ミスト用水供給切換手段が供給状態に一時的に切換えられてミスト用水が液−液熱交換器の二次側に対し供給され、その供給状態に切換えられた間に、監視している熱媒温度の検出値が急激に温度低下した場合には、液−液熱交換器内の二次側から一次側にミスト用水がリークし、冷たいミスト用水の混入により高温の熱媒が急激に温度低下したものと判断し得ることになる。すなわち、上記熱媒温度検出手段により検出される熱媒温度が熱媒の自然放熱を超える温度低下度合で低下すればリークが発生していると判定するリーク判定の構成を採用して、熱媒温度の変化状態についてより明確な判定基準の下でリーク判定をより確実に行い得るようになるのである。以上より、熱媒を高温にするための熱エネルギーを、リーク判定のために消費させることなく、しかも、ミスト運転終了直後の熱媒の残熱を有効利用して早期にかつ確実にリーク判定を行い得ることになる。
又、上記請求項1に係る発明において、上記液−液熱交換器の一次側に対する熱媒の供給・遮断を切換える熱媒供給切換手段を備え、この熱媒供給切換手段と液−液熱交換器の一次側との間に上記熱媒温度検出手段を配設した場合には、上記リーク判定処理手段として、熱媒温度の監視を開始するにあたり、上記熱媒供給切換手段を供給状態に維持又は切換作動する構成とすることができる(請求項2)。この場合、上記熱媒供給切換手段が供給状態に切換えられるため、リークが万一発生すると、ミスト運転終了により本来は循環供給が停止された熱媒内に流れを生じさせて熱媒供給切換手段の側に流れることになる。要するに、液−液熱交換器の二次側から一次側にリークしたミスト用水が熱媒内に混入して熱媒温度を低下させつつその熱媒が熱媒供給切換手段の側、つまり熱媒温度検出手段の側に流れることになるのである。このため、リーク発生に伴う熱媒温度の低下を熱媒温度検出手段によって確実にかつ早期に検出し得ることになって、確実なリーク判定を早期に行い得るようになる。その際、上記のリーク判定処理手段による切換作動として、上記熱媒供給切換手段を全開での供給状態に切換作動するようにすれば(請求項3)、上記のリーク発生に伴う熱媒の流れをより促進させ得ることになる。これにより、熱媒温度検出手段での熱媒温度の低下をより迅速に検出し得ることになり、リーク判定もより迅速に行い得ることになる。
請求項4に係る発明では、ミスト用水を加熱する液−液熱交換器と、この液−液熱交換器によりミスト用水を加熱してミストを生成させるためのミスト運転制御を実行する制御手段とを備え、上記ミスト運転制御によって上記液−液熱交換器の一次側に対し熱源として熱媒が循環供給される一方、二次側に被加熱対象としてミスト用水が供給されるように構成されているミスト発生装置を対象として、次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記液−液熱交換器の一次側において熱媒の流通の有無を検出する熱媒流通検出手段と、上記液−液熱交換器の一次側に対する高温水の供給・遮断を切換える熱媒供給切換手段と、上記液−液熱交換器の二次側に対するミスト用水の供給・遮断を切換えるミスト用水供給切換手段と、上記液−液熱交換器の一次側と二次側との間におけるリーク発生の有無を判定するリーク判定処理手段とを備えることとする。そして、上記リーク判定処理手段として、上記制御手段がミスト運転制御を開始するために上記熱媒供給切換手段に対し遮断状態から供給状態に切換えるための切換作動信号を出力してから、上記熱媒供給切換手段が実際に作動するまでの作動遅れ時間の間に、上記ミスト用水供給切換手段を遮断状態から供給状態に切換える一方、上記熱媒流通検出手段により検出される流通の有無について監視を開始し、ミスト用水の供給状態下において上記熱媒流通検出手段により検出される流通の有無の如何に基づいてリーク発生の有無を判定する構成とする。
この請求項4に係る発明の場合、通常、熱媒供給切換手段としては発熱を待ってその熱により作動するという熱動弁で構成され、ミスト用水供給切換手段としては電磁弁で構成されることになる。このため、ミスト運転開始の際に供給状態に切換作動される熱媒供給切換手段において、切換信号の出力を受けて即座に遮断状態から切換えられるのではなくて、僅かな時間遅れの後に作動を開始して遮断状態から供給状態へ移行することになるという特性がある。このため、切換信号が出力されてから実際に供給状態に変換する前の熱媒供給切換手段が未だ遮断状態に維持されている間に、液−液熱交換器の二次側に対しミスト用水を供給可能又はミスト用水の供給圧力を作用させた状態にしたとき、本来であれば熱媒供給切換手段が未だ遮断状態であるため熱媒流通検出手段では熱媒の流通検知はない筈であるにも拘わらず、流通有りと検出された場合には、液−液熱交換器内の二次側から一次側にミスト用水がリークし、リークしたミスト用水により熱媒に流れが生じた、つまりリークが発生していると判定し得ることになる。すなわち、熱媒流通検出手段により流通有りと検出されれば、リークが発生していると判定するリーク判定の構成を採用しているのである。この場合には、ミスト運転開始の際のいわば死んだ時間を有効利用してリーク判定を早期にかつ確実に行うことが可能になる上に、熱媒を高温にするための熱エネルギーをリーク判定のためだけに消費させることもない。
又、以上のいずれかのミスト発生装置を併設し、加熱手段と、この加熱手段による加熱を受けて温風を生成し浴室空間に吹き出させる送風機とを備えたミスト機能付き浴室乾燥機を構成することもできる(請求項5)。このようにすることにより、以上の如きミスト用水の加熱手段である液−液熱交換器におけるリーク判定を自動処理により行い得るミスト発生装置を備えた浴室乾燥機が得られることになる。
以上、説明したように、請求項1〜請求項3のいずれかのミスト発生装置によれば、ミスト運転終了直後の熱媒の残熱を有効利用してその熱媒温度を監視するようにしているため、リーク発生に伴う急激な温度変化発生によって早期にかつ確実にリーク発生の有無を判定することができるようになる上に、リーク判定のために熱媒を高温にする必要が無く、そのための熱エネルギー消費も不要にすることができる。
特に請求項2によれば、リーク発生に伴う熱媒温度の低下を熱媒温度検出手段によって確実にかつ早期に検出して、確実なリーク判定を早期に行うことができるようになり、請求項3によれば、リーク発生に伴う熱媒の流れをより促進させて熱媒温度検出手段での熱媒温度の低下をより迅速に検出することができることになり、リーク判定もより迅速に行うことができるようになる。
又、請求項4のミスト発生装置によれば、ミスト運転制御の開始の際に遮断状態から供給状態に切換作動される熱媒供給切換手段の作動開始までの僅かな時間遅れを有効利用して、液−液熱交換器の二次側に対しミスト用水を供給可能又はミスト用水の供給圧力を作用させて一次側の熱媒の流通を監視するようにしているため、本来であれば流通しない筈の熱媒の流通検知によって早期にかつ確実にリーク発生の有無を判定することができるようになる上に、熱媒を高温にするための熱エネルギーをリーク判定のためだけに消費させるという不都合も回避することができる。
さらに、請求項5のミスト機能付き浴室乾燥機によれば、上記の請求項1〜請求項4のいずれかのミスト発生装置が併設されているため、ミスト用水の加熱手段である液−液熱交換器におけるリーク判定を自動処理により早期にかつ確実に行うことができ、しかも、リーク判定のためだけに無駄な熱エネルギーを消費することも回避することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るミスト発生装置を浴室乾燥機に併設してミスト機能付き浴室乾燥機としてシステム化したものを示す。つまり、ミストを放出する対象の室内空間として浴室空間Rに適用したものを示す。この浴室乾燥機は、給湯機能及び温水循環式暖房機能を併有する熱源機2と、ミスト用水を生成・準備する室外機としてのミストユニット3と、室内機としての室内ユニット4と、換気装置5とを備えたものである。
上記熱源機2は、温水循環経路内の温水又は不凍液等の熱媒を加熱して外部の暖房端末に循環供給する温水循環系21と、給湯経路内の給水を加熱して外部の給湯先に給湯する給湯系22とを個別に備えたものである。これら温水循環系21と給湯系22とは、それぞれ互いに独立した燃焼缶体を備え、いわゆる2缶2水路に構成されたものである。そして、これらの燃焼作動等が熱源機コントローラ23によって制御されるようになっている。従って、必ずしも1つの熱源機2である必要はなく、温水循環系21のみで構成された第1の熱源機と、給湯系22のみで構成された第2の熱源機との2つを用いてもよいし、逆に、熱源機として1つの燃焼缶体により熱媒や給水等を加熱する1缶2水路又は浴槽水の追い焚き加熱を含めた1缶3水路に構成されたものを用いてもよい。
上記温水循環系21からは種々の暖房端末に対し加熱後の熱媒(以下、「高温水」という)を熱源として循環供給するための循環路が接続されており、その一部として、暖房往路24及び暖房戻路25からなる循環路が上記ミストユニット3を経由して室内ユニット4内の浴室乾燥用の放熱用熱交換器42まで延びている。これら暖房往路24及び暖房戻路25は上記ミストユニット3内においてそれぞれ分岐されて、ミスト用水加熱手段である後述の液−液熱交換器31の一次側(熱源側)に対し高温水を加熱用熱源として循環供給し得るようになっている。すなわち、暖房往路24から分岐した暖房往分岐路241が熱媒供給切換手段としての閉止機能付き流量調整弁である水比例弁311を介して液−液熱交換器31の一次側入口(熱源側入口)に接続され、この液−液熱交換器31の一次側出口(熱源側出口)に接続された暖房戻分岐路251が暖房戻路25に対し合流されている。これにより、暖房往分岐路241から液−液熱交換器31の一次側に供給された高温水が放熱後(熱交換加熱後)に低温となり、低温となった熱媒である低温水が暖房戻分岐路251を通して温水循環系21に戻されるようになっている(図1の矢印参照)。上記の水比例弁311は、液−液熱交換器31でミスト用水を加熱する上で必要な流量だけの高温水を循環供給し得るように開度調整可能となっており、最大開度に開いた状態が全開状態であり、最小開度からさらに閉方向に作動させて完全に閉止した状態が全閉状態である。なお、図1中の符号312は一次側の高温水の温度を検出する熱媒温度検出手段としての熱源温度センサ(サーミスタ)であり、液−液熱交換器31の一次側入口と上記水比例弁311との間の位置で暖房往分岐路241に配設されている。かかる熱源温度センサ312の配設位置は、液−液熱交換器31内の一次側の位置であっても、あるいは、暖房戻分岐路251であって液−液熱源機31の一次側出口近傍位置であっても、いずれでもよい。
上記温水循環系21は、熱源機2内において、膨張タンク211内に貯留された低温水を循環ポンプ212の作動により熱交換器213に送り、燃焼バーナ214の燃焼熱との熱交換により加熱して高温水とした上で、この高温水を熱源要求のある暖房端末(例えば床暖房ユニット等)に供給するようになっている。そして、暖房端末での放熱により低温となった低温水が上記膨張タンク211に戻されて循環されるようになっている。上記の暖房端末の一つとして上記の放熱用熱交換器42があり、この放熱用熱交換器42に対し温水循環系21から高温水が上記暖房往路24を通して供給され、熱交換器42の出口から低温水が暖房戻路25を通して膨張タンク211に戻されるようになっている。
又、上記給湯系22からは種々の給湯先(例えば台所カラン,シャワーカラン等)への給湯配管が接続されており、その一部として給湯配管61が上記液−液熱交換器31の二次側(被加熱側)に対し熱交換加熱対象のミスト用水として給湯し得るように接続されている。上記給湯系22では、いずれかの給湯先が開かれて給水配管62から入水路221への入水が最低作動流量以上になったことが検出されて熱源機コントローラ23により燃焼バーナ222の燃焼が開始され、熱交換器223において入水が燃焼熱により熱交換加熱された後、給湯配管61を含む種々の給湯配管に給湯されるようになっている。又、上記の給水配管62及び後述の給水配管63は共に上流端が水道管に接続され、水道水の供給圧又は減圧調整後の供給圧が作用している。
上記ミストユニット3は浴室空間Rの外部に設置され、液−液熱交換器31と、水比例弁311と、液−液熱交換器31に対する高温水の供給及び加熱対象のミスト用水の切換等を制御するミストユニットコントローラ32とを備えている。上記液−液熱交換器31には、ミスト用水の導入側、すなわち上記の高温水により液−液熱交換加熱される二次側入口(被加熱側入口)に対し、上記の給湯配管61が給湯電磁弁611を介して接続される一方、給水配管63も給水電磁弁631を介して接続されている。これら給水配管63及び給湯配管61が、液−液熱交換器31の二次側入口に対しミスト用水を供給するミスト用水供給配管を構成するものであり、上記給湯電磁弁611及び給水電磁弁631がそのミスト用水の供給・遮断を切換えるミスト用水供給切換手段を構成するものである。なお、これら給湯配管61及び給水配管63には図示を省略するがストレーナや、凍結予防ヒータ等がそれぞれ介装されている。
そして、上記液−液熱交換器31の二次側出口(被加熱側出口)にはミスト温水供給配管64の上流端が接続され、このミスト温水供給配管64の下流端は上記室内ユニット4のミスト噴霧ノズル44a,44bに接続されている。これにより、上記液−液熱交換器31において、二次側に供給されたミスト用水が一次側に供給された高温水との液−液熱交換により加熱され、所定温度まで加熱・昇温されたミスト温水が上記ミスト温水供給配管64を通してミスト噴霧ノズル44a,44bに供給されるようになっている。上記ミスト温水供給配管64には、加熱後のミスト温水の温度を検出するミスト温度センサ(サーミスタ)641と、開閉切換によりミスト温水の上記ミスト噴霧ノズル44a,44bに対する供給・遮断を切換えるミスト電磁弁642とが介装されている。又、上記ミスト温水供給配管64から排水用配管65が排水電磁弁651を介して分岐されており、内部の残留水等の所定温度に未到達の湯水を排水し得るようになっている。
上記の給湯電磁弁611及び給水電磁弁631が、その開閉切換により、液−液熱交換器31に対するミスト用水供給の場合にそのミスト用水として給湯か給水かの選択的供給切換えを行う他、上記液−液熱交換器31の二次側に対するミスト用水自体の供給・遮断の切換えを行うミスト用水供給切換弁を構成する。そして、これらの電磁弁611,631による液−液熱交換器31の二次側に対するミスト用水の供給切換と、水比例弁311による液−液熱交換器31の一次側に対する高温水の供給・遮断の切換と、ミスト電磁弁642によるミスト噴霧ノズル44a,44bに対するミスト用水の供給・遮断の切換となどがミストユニットコントローラ(室外機コントローラ)32により制御されるようになっている。
上記室内ユニット4は浴室空間Rの天井にはめ込まれる天井設置タイプと、浴室空間Rの側壁に取り付けられる壁掛け設置タイプとがあり、いずれのタイプであっても本実施形態として適用し得る。室内ユニット4は、ケーシング41内に温風生成用の熱交換器42及び温風吹き出し用の送風機(循環ファン)43が配設されると共に、ミスト放出手段としての2以上(図例では4つ)のミスト噴霧ノズル44a,44a,44b,44bと、開閉切換によりミストを噴霧させるノズル数を変更するための切換電磁弁45と、以上の機器の作動制御を行う室内ユニットコントローラ(室内機コントローラ)46とが配設されている。
上記送風機43が上記室内ユニットコントローラ46により送風作動されると、ケーシング41の上部の吸い込み口411から浴室空間Rの内気を熱交換器42に対し外側から内側に通過させて吸い込む一方、続いて熱交換器42に対し内側から外側に通過させた上で温風吹き出し口(図示省略)から浴室空間Rに向けて吹き出させることになる。上記の熱交換器42の通過の際に、熱交換器42に対し熱動弁421を介して循環供給されている高温水の放熱を受けて所定温度まで加熱・昇温されて温風に変換され、この温風が浴室空間Rに対し吹き出されて浴室乾燥機能を発揮するようになっている。上記温風吹き出し口には、ルーバーモータ47により首振り傾動されるルーバー471が設置され、このルーバー471の傾動角度の変更設定により温風の吹き出し方向が変更されるようになっている。このような温風吹き出し機能によって浴室乾燥機が構成されることになる。以上の送風機43の作動、熱動弁421の開作動による高温水の循環供給、及び、ルーバーモータ47の作動によるルーバー471の傾動角度設定等の温風吹き出しのための作動制御、並びに、これらの作動制御を吸気温度の検出により室内温度を検出する室内温度センサ48の検出温度や湿度センサ49の検出湿度等に基づいて行う温度及び湿度の管理制御等が室内ユニットコントローラ46によって実行されるようになっている。
又、上記換気装置5は、換気ファン51の作動により浴室空間R内の内気を外部に排出させるようになっている。
上記のミストユニットコントローラ32と熱源機コントローラ23とは、図2にも示すように、有線又は無線により双方向通信が可能に接続され、又、ミストユニットコントローラ32と室内ユニットコントローラ46とも有線又は無線により双方向通信が可能に接続されている。そして、上記ミストユニットコントローラ32は、例えばワイヤレス式のリモコン7からの入力指令や、ミスト温度センサ641及び室内温度センサ48等からの検出情報に基づいて、熱源機コントローラ23や室内ユニットコントローラ46に対し制御信号を送出するなどして、3つのコントローラ23,32,46が協働して浴室空間Rに対するミスト噴霧を制御するようになっている。従って、コントローラ23,32,46によってミスト制御手段8が構成されることになる。又、上記ミストユニットコントローラ32は、液−液熱交換器31におけるリーク発生の有無を自動判定処理するリーク判定処理手段としてのリーク判定部321を備えており、このリーク判定部321はリーク発生有りと判定したときユーザに対する所定の警報処理と共にミスト発生装置の強制運転停止処理とを実行するようになっている。
以下、上記のリーク判定部321によるリーク判定処理について、図3のフローチャートを参照しつつ詳述する。この第1実施形態のリーク判定部321によるリーク判定処理は、ミスト運転(ミストサウナ運転)の終了の際に実行されるようになっている。すなわち、例えばリモコン7のミスト運転スイッチがON状態からユーザ操作によりOFFにされた等のミスト運転を終了させる出力信号を受けると(ステップS1でYES)、ミスト運転終了のための本来の終了時制御として、ミスト電磁弁642の閉作動指令や給水電磁弁631及び給湯電磁弁611の閉作動指令によるミスト温水及びミスト用水の供給停止と、水比例弁311の閉作動指令による熱源用高温水の供給停止とを行い、引き続いて、リーク判定部321によるリーク判定処理に移る。
上記終了時制御実行後に、リーク判定処理として、まず、水比例弁311に全開作動指令を出力し(ステップSA1)、熱源温度センサ312の温度検出値(熱媒温度)を記憶する(ステップSA2)。そして、水比例弁311に対する全開作動指令が出力されていることを確認した上で(ステップSA3でYES)、給水電磁弁631に開作動指令を出力すると共に(ステップSA4)、熱源温度センサ312の温度検出値の変化を所定時間が経過するまで継続して監視する(ステップSA5)。
ここで、水比例弁311よりも下流側の液−液熱交換器31の一次側に存する高温水は、新たな高温水の供給が遮断されているため、時間経過と共に自然放熱によって温度低下していくことになる。この際、もしも、液−液熱交換器31において、一次側と二次側との間を仕切る隔壁に孔明き等が生じてリークが生じていると、二次側からの冷たい給水が一次側の高温水に混入するため、一次側の高温水は上記の自然放熱による温度低下度合よりも急激に温度低下することになる。このため、上記のステップSA5における監視により、現在の温度検出値が上記の記憶した温度検出値から判定用の温度低下度合ΔT(例えば40℃〜50℃/min)以上で変化していることが検知されれば(ステップSA5でYES)、リーク発生有りと判定してその判定結果を一時記憶した上で(ステップSA6)、給水電磁弁631を閉作動し(ステップSA7)、故障ランプを例えば点滅表示したまま(ステップSA8)、運転を終了させる。
例えば、上記の水比例弁311の全閉切換直後における高温水は大体80℃であり、給水電磁弁631の開作動により給水配管63と連通されて液−液熱交換器31の二次側に給水圧が作用した状態となる給水温度は大体30℃であると、上記の40℃〜50℃/minのΔTの場合、ほぼ1分程度で高温水の温度(熱源温度センサ312の温度検出値)は給水温度近くまで低下することになる。従って、上記のステップSA5での温度低下状態の監視時間(リーク判定のための時間)としては、1分、1.5分もしくは2分(1〜2分程度)を設定すればよい。
又、上記の故障ランプとしては、室内ユニット4のケーシング41の浴室空間Rに望む面に設置した警告ランプを用い、この警告ランプを以後継続して点滅表示させるようにすればよい。なお、ユーザに対する警報手段としては、この故障ランプによるもの以外にも例えばリモコン7を用いてその表示面に文字もしくは絵文字を用いた警告表示や、警告灯の点滅表示等を行うようにしてもよいし、上記室内ユニット4に設置した警報ブザーを吹鳴させたり、同様に設置したスピーカを用いて音声案内による警報を出力させたりするようにしてもよい。
一方、上記のステップSA5での監視において、熱源温度センサ312の温度検出値の温度低下度合が上記の判定用の温度低下度合ΔT未満、すなわち、自然放熱に伴う温度低下である場合には(ステップSA5でNO)、リーク発生無しと判定してその判定結果を一時記憶した上で(ステップSA9)、給水電磁弁631を閉作動し(ステップSA10)、運転を終了させる。
以上のリーク判定部321によるリーク判定処理によれば、液−液熱交換器31内での一次側と二次側との間の孔明きによる短絡発生の有無、そして、リーク発生の有無を確実に判定・検知することができる上に、ミスト運転終了時点での高温水の残熱を利用してリーク判定を行うようにしているため、リーク判定のためだけに熱源機2を燃焼作動させる必要がなく無駄に燃焼エネルギーを消費させることもない。しかも、比較的高温の高温水が二次側からリークした給水(ミスト用水)の混入により急激に温度低下するという温度低下現象を検知することでリーク判定を行うようにしているため、リーク発生の有無の判定を比較的短時間(1〜2分程度)で行うことができる。この際、もしも二次側から一次側へのリークが発生した場合には、水比例弁311が開状態にされているため、冷たい給水により温度低下した高温水が開状態の水比例弁311の側に容易に流れ、一次側入口と水比例弁311との間に設置されている熱源温度センサ312によって的確に温度低下を検出することができるようになる。しかも、水比例弁311が単なる開状態ではなくて全開作動されるため、上記の給水の混入により温度低下した高温水の水比例弁311の側への流動、つまり熱源温度センサ312の側への流動がより促進されることになり、この結果、もしもリークが発生した場合の熱源温度センサ312による温度低下の検出をより迅速に行うことができるようになる。
なお、熱源温度センサ312の設置位置を、例えば液−液熱交換器31内の一次側にしたり、あるいは、一次側出口近傍の暖房戻分岐路251にしたりした場合には、上記のフローチャートにおける水比例弁311の全開作動指令の出力は必ずしも必要ではなくなり、これを省略してステップS1のミスト運転終了制御に引き続いて温度検出値の記憶、そして、温度低下度合の監視と判定を実行するようにしてもよい。
又、上記の水比例弁311の設置位置として、図1では液−液熱交換器31の一次側の上流側、つまり暖房往分岐路241に介装した場合を図示しているが、これに限らず、液−液熱交換器31の一次側の下流側、つまり暖房戻分岐路251に上記水比例弁を介装させるようにしてもよい。この場合には、上記の熱源温度センサ312の設置位置との関係で、もしもリークが発生した場合に温度低下した高温水が流動し易いように水比例弁の開作動指令もしくは全開作動指令を出力するようにすればよい。
以上説明したリーク判定の手法では自然放熱に基づく温度低下を超える急激な温度低下を検知することでリーク発生有りと判定して装置の強制終了等の処理を行うようにしているが、上記の如きリークが発生していると疑われる温度低下の検知が1回あっても即座にリーク発生有りとの判定を下さずに2回又は3回と繰り返して同様の検知があったときに初めてリーク発生有りと最終的な判定を下すようにしてもよい。1回の検知だけでリーク発生有りと判定してしまうと、例えば温度検出等に係る基板側での接触不良等に起因する誤判定のおそれがある可能性も考えられるからである。例えば2回目の検知で最終的にリーク発生有りと判定する場合には、リーク判定部321にカウントメモリを設け、上記の如き急激な温度低下の1回目の検知によりカウントを開始して「1」を記憶し、次回のミスト運転終了時にも同様の温度低下を2回目に検知すればリーク発生有りと判定して故障ランプの点滅表示等の処理を実行するようにすればよい。
<第2実施形態>
図4は第2実施形態のミスト発生装置を備えたミスト機能付き浴室乾燥機を示し、第1実施形態における図1に相当するものである。
この第2実施形態では、第1実施形態の熱源温度センサ312は必須ではなく、液−液熱交換器31の一次側出口(熱源側出口)近傍位置又は暖房戻分岐路251に介装した戻り流量センサ252(図5も併せて参照)を用いて、ミスト運転開始の際にリーク判定するようにしている。この戻り流量センサ252は液−液熱交換器31の一次側から熱源機2(温水循環系21)へ戻る流量を検出するものであり、本実施形態のリーク判定部322でのリーク判定処理においては、上記の戻り流量センサ252が有意な流量値(センサの検出誤差範囲を超える流量値)を検出したことにより流れが生じたこと、つまり流通有りの検知を行うようにしている。なお、本実施形態のミスト機能付き浴室乾燥機のその他の構成において、第1実施形態と同様の構成要素については第1実施形態のそれと同一符号を付して詳細な説明の重複を省略する。
以下、第2実施形態でのリーク判定処理手段としてのリーク判定部322によるリーク判定処理について図6を参照しつつ説明する。
リモコン7のミスト運転スイッチがユーザによりONされることによりミスト運転が開始されると、まず、リモコン7に対しユーザが設定したミスト継続のタイマ時間値、ミスト噴霧の風向き設定及びその風量設定や、ミストの温度設定等の各種設定値を取り込む(ステップSB1)。そして、各種温度センサ類(例えば室内温度センサ48、ミスト温度センサ641等)に異常がないかどうかの初期チェックを実行し、万一いずれかにセンサ異常が検知されれば(ステップSB2でNO)、故障ランプを点灯表示して(ステップSB3)、ON操作されたミスト運転を強制停止させる。
各種温度センサが正常であれば(ステップSB2でYES)、ミスト運転開始の前処理として、運転ランプの点灯、ミストランプの点灯、及び、熱源機2の熱源機コントローラ23に対する熱源作動信号(温水循環系21の燃焼等の作動開始信号)の出力と(ステップSB4)、熱動弁421に対する開作動信号の出力及び水比例弁311の開作動信号の出力と(ステップSB5)を行う。
これらの前処理を行った後に、本来は、通常のミスト運転制御である通常運転制御(ステップSB13)に移行するのであるが、上記のステップSB5の熱動弁421や、同じく熱動弁により構成された水比例弁311は開作動信号が出力されてから実際に所定の開状態になるまでに所定の開作動時間(1分程度)の経過を待つ必要がある。このため、この開作動信号が出力されはしたが水比例弁311自体は未だ閉じている間(上記の開作動時間)を有効利用して、この間にリーク判定部322によるリーク判定処理を挟むようにしている。
すなわち、まず、給水電磁弁631を開作動させて(ステップSB6)、戻り流量センサ252が流量を検知したか否か、つまり流通が有るか否かを確認する(ステップSB7)。ミスト運転開始前の状態では、液−液熱交換器31の二次側の上流側の給水電磁弁631や給湯電磁弁611が共に閉状態とされ、下流側のミスト電磁弁642や排水電磁弁651が共に閉状態とされており、この状態で上記ステップSB6の給水電磁弁631を開作動させたとしても、本来であればミスト用水の流れは生じ得ず停滞した状態を維持することになる。ところが、液−液熱交換器31内において一次側と二次側との間に孔明き等が生じて短絡していれば、二次側のミスト用水が一次側の高温水側に流れてリークが生じることになる。そして、ステップSB5の水比例弁311に対する開作動信号の出力直後であれば、水比例弁311はまだ閉状態であるため、流れ自体が本来は生じない筈の暖房戻分岐路251に上記のリーク発生に伴い流れが生じることになる。従って、戻り流量センサ252で有意な流量検出値の検出があれば(ステップSB7でYES)、リーク発生有りと判定してそれを記憶し(ステップSB8)、ステップSB6で開作動した給水電磁弁631を閉作動させた上で(ステップSB9)、故障ランプを例えば点滅表示して(ステップSB10)、開始させたミスト運転制御を停止して強制運転停止させる。
一方、ステップSB7で戻り流量センサ252による流量検知がなければ(ステップSB7でNO)、リーク発生は無しと判定してそれを記憶し(ステップSB11)、リーク判定のために開作動させた給水電磁弁631を閉作動させて元に戻した上で(ステップSB12)、ミスト運転のための通常運転制御に移行する(ステップSB13)。なお、上記のステップSB6の給水電磁弁631の開作動からステップSB9又はステップSB12の閉作動までの時間値、つまり、リーク判定のためにミスト用水の供給圧力を一時的に作用させる時間値としては、例えば数秒であってもリークが発生していればそのリーク発生に伴う流れの検出(流量検出)が可能である。要するに、水比例弁311に対する開作動信号が出力されても、その水比例弁311に開作動遅れがあるものの、その開作動遅れの最初の極短時間(例えば数秒)の間であって確実に水比例弁311が未だ閉状態にある間に、上記の戻り流量センサ252による流量検出があるか否かをチェックするわけである(ステップSB7)。
この第2実施形態のリーク判定部322によるリーク判定処理によれば、液−液熱交換器31内での一次側と二次側との間の孔明きによる短絡発生の有無、そして、リーク発生の有無を第1実施形態と同様に確実に判定・検知することができることになる。その上に、ミスト運転開始時点での熱動弁421や水比例弁311の開作動に要する時間を有効利用してリーク判定を行うようにしているため、熱源機2は燃焼作動を開始してはいるものの、その燃焼作動はリーク判定のためではなくてミスト運転を開始するためのものであるため、リーク判定のためだけに燃焼作動させる場合の無駄な燃焼エネルギー消費を回避させることができる。しかも、上記の水比例弁311の開作動に要する比較的短時間の経過時間の有効利用によりリーク判定しているため、リーク発生の有無の判定も比較的短時間(1分程度)で行うことができる。
なお、以上の第2実施形態では、流量検知を戻り流量センサ252により液−液熱交換器31の一次側での流通が有ることを検知するようにしているが、上記の如く二次側でも本来は流れが生じ得ない筈であるのに、リーク発生に伴いミスト用水が二次側から一次側に漏水するのであるため、例えば液−液熱交換器31の二次側入口近傍位置等にミスト用水流量センサ612(図4参照)を設置し、このミスト用水流量センサ612を上記の戻り流量センサ252の代わりにリーク判定処理に用いるようにしてもよい。又、流量検知を行うのではなくて、微量であっても流れの発生を検知し得る水流スイッチ等を熱媒流通検出手段として用いてもよい。
これらの第2実施形態においても、第1実施形態で説明した如く、1回の流量検知で即座にリーク発生有りとの判定を下さずに2回又は3回と繰り返して同様の検知があったときに初めてリーク発生有りと最終的な判定を下すようにしてもよい。カウントメモリ等を利用する具体的な手法は第1実施形態で説明したものと同様に行えばよい。
<他の実施形態>
なお、本発明は以上の記載のみならず、その他種々のものを包含するものである。すなわち、上記各実施形態において、浴室乾燥機とは切り離してミスト発生装置として単独で使用してもよく、又、対象の室内空間としては浴室空間Rに限らずサウナのみを目的とした室内空間等のいずれの室内空間でもよい。
又、上記各実施形態では室外機としてのミストユニット3と、室内機としての室内ユニット4とを互いに独立させて設置するように構成された場合について説明しているが、これに限らず、ミストユニット(室外機)3の部分を浴室の天井裏に設置するようにして、ミストユニット(室外機)3と室内ユニット(室内機)4とを互いに一体化した一体型に構成してもよい。以上の点は、もちろん、後述の他の構成例においても同じである。
第1実施形態と第2実施形態との双方を組み合わせ、ミスト運転制御の開始時と終了時との双方でリーク判定を行うようにしてもよい。この場合、開始時又は終了時のいずれか一方でリーク発生と判定されても基板の接触不良等に起因する誤判定もあり得ることから、開始時と終了時との双方でリーク発生と判定されたときに限り最終的に又は真にリーク発生と判定して、リーク発生時の処理(故障ランプの点滅表示等)を実行するようにしてもよい。
上記第2実施形態及び後述の他の構成例1においては、給水電磁弁631を一時的に開作動させる代わりに、給湯電磁弁611を一時的に開作動させるようにしてもよい。給水電磁弁631及び給湯電磁弁611はいずれもミスト用水供給切換手段を構成するものであるため、ミスト用水を液−液熱交換器31の二次側に供給する又は供給圧力を作用させるという機能に関しては互いに同じだからである。
<他の構成例1>
図7はリーク判定処理手段であるリーク判定部323によるリーク判定処理のフローチャートである。この場合のリーク判定処理は、第2実施形態と同様にミスト運転開始の際の熱動弁421や水比例弁311の開作動に要する時間経過を有効利用してリーク判定を行いつつも、第2実施形態の如く流れ検知を利用するのではなくて、圧力低下検知によってリーク発生を判定しようとするものである。このため、第2実施形態における戻り流量センサ252もしくはミスト用水流量センサ612は必須ではなくて、代わりに液−液熱交換器31の二次側に対し圧力センサ(図示省略)を設置するものである。かかる圧力センサの設置位置としては、詳しくは、給水電磁弁631(図4参照)又は給湯電磁弁611よりも下流側(液−液熱交換器31側)であって、ミスト電磁弁642よりも上流側又は排水電磁弁651よりも上流側の領域である、液−液熱交換器31の二次側領域のいずれかの位置であればよい。以下、図4に図示した構成要素及びその符号を用いて説明する。
図7において、リモコン7のミスト運転スイッチがユーザによりONされることによりミスト運転が開始されると、第2実施形態で説明したステップSB1〜ステップSB5までの各処理を第2実施形態と同様に実行する(図6も併せて参照)。すなわち、まず、リモコン7に対しユーザが設定した各種設定値を取り込み(ステップSB1)、各種温度センサ類に異常がないかどうかの初期チェックを実行し、万一いずれかにセンサ異常が検知されれば(ステップSB2でNO)、故障ランプを点灯表示して(ステップSB3)、ON操作されたミスト運転を強制停止させる。一方、各種温度センサが正常であれば(ステップSB2でYES)、ミスト運転開始の前処理として、運転ランプの点灯、ミストランプの点灯、及び、熱源機2の熱源機コントローラ23に対する熱源作動信号の出力と(ステップSB4)、熱動弁421に対する開作動信号の出力及び水比例弁311の開作動信号の出力と(ステップSB5)を行う。
そして、これらの前処理を行った後に、ステップSB5の熱動弁421や水比例弁311が開作動信号を受けてから実際に所定の開状態になるまでに要する所定の開作動時間(1分程度)が経過するまでの間に、リーク判定部323によるリーク判定処理を間に挟むようにしている。
すなわち、まず、排水電磁弁651を開作動して(ステップSC6)、給水電磁弁631を開作動させた上で(ステップSC7)、これら排水電磁弁651及び給水電磁弁631を共に閉作動させる(ステップSC8)。要するに、ミスト運転開始前の状態、すなわち、液−液熱交換器31の二次側の上流側の給水電磁弁631や給湯電磁弁611が共に閉状態とされ、下流側のミスト電磁弁642や排水電磁弁651が共に閉状態とされて液−液熱交換器31の二次側が閉回路にされた状態において、上記のステップSC6〜SC8の処理によって二次側の閉回路に対し給水圧を作用させる。リーク発生が無ければ、かけられた給水圧はそのままの圧力状態を保つ筈であるが、リーク発生が有れば上記の二次側の閉回路内の圧力は低下することになる。このため、上記圧力センサの検出圧力値が低下していれば(ステップSC9でYES)、リーク発生有りと判定してそれを記憶し(ステップSC10)、故障ランプを例えば点滅表示して(ステップSC11)、開始させたミスト運転制御を停止して強制運転停止させる。
一方、ステップSC9で圧力センサによる圧力検出値がほぼ一定値を維持して低下しなければ(ステップSC9でNO)、リーク発生は無しと判定してそれを記憶し(ステップSC12)、ミスト運転のための通常運転制御に移行する(ステップSB13)。
以上の場合のリーク判定部323によるリーク判定処理の場合にも、液−液熱交換器31内での一次側と二次側との間の孔明きによる短絡発生の有無、そして、リーク発生の有無を第1実施形態と同様に確実に判定・検知することができることになる。その上に、第2実施形態と同様に、ミスト運転開始時点での熱動弁421や水比例弁311の開作動に要する時間を有効利用してリーク判定を行うようにしているため、熱源機2は燃焼作動を開始してはいるものの、その燃焼作動はリーク判定のためではなくてミスト運転を開始するためのものであるため、リーク判定のためだけに燃焼作動させる場合の無駄な燃焼エネルギー消費を回避させることができる。しかも、上記の水比例弁311の開作動に要する比較的短時間の経過時間の有効利用によりリーク判定しているため、リーク発生の有無の判定も比較的短時間(1分程度)で行うことができる。
又、この場合においても、第1実施形態で説明した如く、1回の流量検知で即座にリーク発生有りとの判定を下さずに2回又は3回と繰り返して同様の検知があったときに初めてリーク発生有りと最終的な判定を下すようにしてもよい。カウントメモリ等を利用する具体的な手法は第1実施形態で説明したものと同様に行えばよい。
<他の構成例2>
図8を参照しつつ説明する。温水循環系21においては、通常、膨張タンク211内の液位が異常に低下すれば、温水循環系21の熱源機2内の配管においてリークが発生していると判定し、異常時対策処理を実行するという機能が備えられている。ここで、液−液熱交換器31の一次側に対する熱源としての高温水の供給・遮断を切換える水比例弁311の設置位置を一次側の上流である暖房往分岐路241ではなくて、一次側の下流である暖房戻分岐路251とする。そして、リーク判定処理として、水比例弁311を閉状態にする一方、排水電磁弁651を開状態にした上で、熱源機コントローラ23に指令を発して温水循環系21の循環ポンプ212を作動させ、上記の膨張タンク211内の液位の変化状況を監視する。液−液熱交換器31内の一次側と二次側との間に孔明き等の短絡発生に伴うリークが無ければ、液−液熱交換器31の一次側に循環供給の圧力が作用するだけで循環水は熱源機2内の温水循環系21の図示省略のバイパス路を循環し膨張タンク211内の液位は低下することはない。しかし、上記のリークが発生すると、一次側から二次側に温水循環系21内の循環水がリークして開状態の排水電磁弁651及び排水配管65を通して流出することになり、この結果、そのリークの分だけ膨張タンク211内の液位が低下することになる。この液位低下を検知することにより、液−液熱交換器31のリーク発生を判定することができることになる。この場合のリークは、液−液熱交換器31内での一次側から二次側へのリークのみならず、液−液熱交換器31の一次側から外部へのリークをも検知し得ることになる。
本発明の第1実施形態のミスト機能付き浴室乾燥機を示す模式図である。 第1実施形態の制御部分についてのブロック構成図である。 第1実施形態における主としてリーク判定処理についてのフローチャートである。 第2実施形態の図1相当図である。 第2実施形態の図2相当図である。 第2実施形態の図3相当図である。 他の構成例1の図3相当図である。 他の構成例2の図1相当図である。
符号の説明
31 液−液熱交換器
32 ミストユニットコントローラ(制御手段)
252 戻り流量センサ(熱媒流通検出手段)
311 水比例弁(熱媒供給切換手段)
312 熱源温度センサ(熱媒温度検出手段)
321,322 リーク判定部(リーク判定処理手段)
611 給湯電磁弁(ミスト用水供給切換手段)
631 給水電磁弁(ミスト用水供給切換手段)

Claims (5)

  1. ミスト用水を加熱する液−液熱交換器と、この液−液熱交換器によりミスト用水を加熱してミストを生成させるためのミスト運転制御を実行する制御手段とを備え、上記ミスト運転制御によって上記液−液熱交換器の一次側に対し熱源として熱媒が循環供給される一方、二次側に被加熱対象としてミスト用水が供給されるように構成されているミスト発生装置であって、
    上記液−液熱交換器の一次側における熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段と、
    上記液−液熱交換器の二次側に対するミスト用水の供給・遮断を切換えるミスト用水供給切換手段と、
    上記液−液熱交換器の一次側と二次側との間におけるリーク発生の有無を判定処理するリーク判定処理手段とを備え、
    上記リーク判定処理手段は、上記制御手段によるミスト運転制御終了直後に、上記ミスト用水供給切換手段を遮断状態から供給状態に一時的に切換える一方、上記熱媒温度検出手段により検出される熱媒温度を監視し、切換後に検出される熱媒温度の変化状態に基づいてリーク発生の有無を判定するように構成されている
    ことを特徴とするミスト発生装置。
  2. 請求項1に記載のミスト発生装置であって、
    上記液−液熱交換器の一次側に対する熱媒の供給・遮断を切換える熱媒供給切換手段を備え、この熱媒供給切換手段と液−液熱交換器の一次側との間に上記熱媒温度検出手段が配設されており、
    上記リーク判定処理手段は、熱媒温度の監視を開始するにあたり、上記熱媒供給切換手段を供給状態に維持又は切換作動するように構成されている、ミスト発生装置。
  3. 請求項2に記載のミスト発生装置であって、
    上記リーク判定処理手段は、上記熱媒供給切換手段を全開での供給状態に切換作動するように構成されている、ミスト発生装置。
  4. ミスト用水を加熱する液−液熱交換器と、この液−液熱交換器によりミスト用水を加熱してミストを生成させるためのミスト運転制御を実行する制御手段とを備え、上記ミスト運転制御によって上記液−液熱交換器の一次側に対し熱源として熱媒が循環供給される一方、二次側に被加熱対象としてミスト用水が供給されるように構成されているミスト発生装置であって、
    上記液−液熱交換器の一次側において熱媒の流通の有無を検出する熱媒流通検出手段と、
    上記液−液熱交換器の一次側に対する高温水の供給・遮断を切換える熱媒供給切換手段と、
    上記液−液熱交換器の二次側に対するミスト用水の供給・遮断を切換えるミスト用水供給切換手段と、
    上記液−液熱交換器の一次側と二次側との間におけるリーク発生の有無を判定するリーク判定処理手段とを備え、
    上記リーク判定処理手段は、上記制御手段がミスト運転制御を開始するために上記熱媒供給切換手段に対し遮断状態から供給状態に切換えるための切換作動信号を出力してから、上記熱媒供給切換手段が実際に作動するまでの作動遅れ時間の間に、上記ミスト用水供給切換手段を遮断状態から供給状態に切換える一方、上記熱媒流通検出手段により検出される流通の有無について監視し、ミスト用水の供給状態下において上記熱媒流通検出手段により検出される流通の有無の如何に基づいてリーク発生の有無を判定するように構成されている
    ことを特徴とするミスト発生装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のミスト発生装置と、加熱手段と、この加熱手段による加熱を受けて温風を生成し浴室空間に吹き出させる送風機とを備えている
    ことを特徴とするミスト機能付き浴室乾燥機。
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