JP4709675B2 - ミストサウナ装置 - Google Patents
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Description
前記特許文献1の従来例に開示されたミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機1Aは、図6に示すように、浴室13内を暖房する暖房乾燥機本体2と、温水をミスト状にして浴室13内に噴霧するミスト噴霧装置3とからなる。水を供給する給水管路20の下流側にはノズル開閉弁24を介してミストノズル10が接続されており、給水管路20のノズル開閉弁24よりも上流側に熱源機からの温水によって給水管路20内を流れる水を加熱するための熱交換器11が配設されており、排水管路21の熱交換器11よりも下流側で且つノズル開閉弁24よりも上流側には、排水電磁弁26により開閉される排水管路21が分岐接続されている。
浴室暖房時には、熱源機からの温水が往き側暖房用温水管路16aに流れて熱動弁8が開くことにより、循環ファン5からの風が温風用熱交換器7により加熱され、下方の温風吹き出し口15から浴室13内に供給されることにより、浴室暖房が行なわれる。図中の9は浴室温サーミスタ、17は暖房温水サーミスタ、12は水比例弁、18はミスト噴霧温度を検出するサーミスタ、19は加熱用管路である。
ミスト運転時には、最初にノズル開閉弁24を閉じた状態で排水電磁弁26を一定時間開いて給水管路20内の残留水を排水管路21から外部に排水する排水動作を行ない、一定時間経過後に排水電磁弁26を閉じ且つノズル開閉弁24を開いて熱交換器11からの温水をミストノズル10を介して浴室13内にミスト状に噴霧するようにしている。つまり、水道水からの水は、ストレーナ23、給水電磁弁22を介して、給水管路20に流れ、熱交換器11により加熱された後に、ノズル開閉弁24を介して、ミストノズル10からミスト噴霧する。
ここで、前記給水管路20には、熱交換器11とノズル開閉弁24との間から排水管路21が分岐しており、この排水管路21は、排水電磁弁26及びバキュームブレーカー27を介して外部の排水管に接続されている。これにより、ミスト運転開始直後に、ノズル開閉弁24を閉じた状態で排水電磁弁26を開くことで、給水管路20内の水を排水管路21を通して排水でき、水抜き後は、排水電磁弁26を閉じ且つノズル開閉弁24を開くことで、ミスト噴霧が開始される。このように、ミスト運転開始直後に給水管路20内の水や残留水を外部に排水できるので、汚れた水や残留水がミストノズル10から噴霧されることを防止できる。特に、ミスト噴霧装置3を長期間使用せずに、給水管路20内に水が汚れて滞留している場合があり、この場合、その汚れた残留水を水抜きすることによって、レジオネラ菌などの雑菌対策が万全となる。
このような構成とすることで、熱交換器11の出口側出湯温度を検出するためのミスト温度センサ6を利用して排水電磁弁26の故障を判定できると共に、それを使用者に報知することで、使用者は排水電磁弁26の故障によって排水動作不良が発生していることを認識できるようになり、これによりミスト運転開始直後に汚れた残留水が浴室内に噴出した際に、これを知らずに浴びてしまうという心配がなくなる。
また、前記熱交換器11に供給される暖房回路16側の温水温度を検出するための暖房側温度センサ17を設け、前記制御部14は、前記排水動作を開始する前に、暖房回路16側の温水温度を一定値以上にするための暖房運転を実行し、暖房側温度センサ17の検出温度が一定値以上となった後に前記排水動作を開始すると共に、前記判定手段51により排水動作時及び一定時間経過時のミスト温度の差が、予め定めた判定温度差よりも低いかどうかの判定を行なうことを特徴としている。このような構成とすることで、暖房回路16側の温水温度が一定値以上となるまでは排水動作を行なわずに、暖房運転を行ない、暖房回路16側の温水温度が一定値以上となった後、つまり、暖房側温度センサ17の検出温度が一定値以上となった後に、排水動作を開始するように制御する。これにより暖房運転直後に、熱交換器11の出口側出湯温度を検出するミスト温度センサ6の温度上昇によって排水電磁弁26の故障検出を効率よく行なえるようになる。
前記熱源機4には、開放式シスターン18、ポンプ25、バーナ29の燃焼による熱を受熱する熱交換器30がそれぞれ内蔵されている。開放式シスターン18は暖房運転に伴う配管内温水膨張に対する膨張タンクであり、所定の水位以上に上昇するとオーバーフロー管31を通って外部に排水されるように構成されている。熱源機4からの温水は暖房回路16に供給される。本例では熱源機4からの温水は往き側ヘッダー32及び開閉弁34を介して往き側暖房用温水管路16aに供給され、戻り側ヘッダー33を介して戻り側暖房用温水管路16bに戻されるようになっている。図1中の35は往き側サーミスタ、36は戻り側サーミスタである。なお熱源機4は図1の構成に限定されず、熱発生手段を有する水加熱器全般を広く含むものである。
一方、浴室暖房乾燥機本体2には、熱源機4から温水が供給される往き側暖房用温水管路16aの途中に温風用熱交換器7が設けられ、循環ファン5からの風が温風用熱交換器7により加熱されて、下方の温風吹き出し口15から浴室内に供給されるようになっている。
給水管路20の熱交換器11とノズル開閉弁24との間からは排水管路21が分岐しており、この排水管路21は排水電磁弁26を介して外部の排水管に接続されている。
ここで本発明においては、給水管路20の熱交換器11よりも下流側で且つ前記排水管路21に設けられる排水電磁弁26よりも上流側の管路部分には、熱交換器11の出口側出湯温度を検出するためのミスト温度センサ6が設けられている。このミスト温度センサ6はサーミスタ等で構成され、ミスト運転中のミスト噴霧温度を検出して制御部14に送る働きに加えて、後述のように排水電磁弁26に閉故障が発生したかどうかの情報を制御部14に送る働きもする。
制御部14は、ミスト運転開始時にノズル開閉弁24を閉じたままで、給水電磁弁22及び排水電磁弁26をそれぞれ開いて給水管路20内の残留水を排水管路21から水抜きした後、排水電磁弁26を閉じ且つノズル開閉弁24を開いてミスト噴霧を開始する自動運転モードを有している。この制御部14には、図5に示すように、排水動作開始時及びそれから一定時間経過時にミスト温度センサ6により検出されるミスト温度T1、T2の差(T2−T1)が、予め定めた判定温度差Tよりも低いときは排水電磁弁26が故障であると判定するための判定手段51と、排水動作の異常を使用者に報知するための報知手段50とが設けられている。
ここで図2は制御フローの一例を示し、図3は排水電磁弁26が正常の場合を示し、図4は排水電磁弁26が閉故障している場合を示す。なお図3、図4において、排水動作開始時をt1、判定時をt2、t1時のミスト温度をT1(℃)、t2時のミスト温度をT2(℃)、実験により予め定めた一定時間(t1〜t2)での判定温度差をT(℃)とする。
図2において、ミスト運転開始指令のスイッチ操作が行なわれると、制御部14は最初に暖房運転を実行して、暖房回路16側の温水温度を上昇させる。暖房温水サーミスタで構成される暖房側温度センサ17により暖房回路16側の温水温度が検出され、温水温度が一定値Th(℃)以上となった時t1に、排水電磁弁26及び給水電磁弁22が開き、排水動作が開始される。この時点t1でミスト温度センサ6によりミスト温度T1(℃)が検出され、それから一定時間経過した時t2にミスト温度センサ6によりミスト温度T2(℃)が検出される。このとき、排水電磁弁26が正常である場合は、給水管路20内の残留水が排水管路21を通って外部に排水されていき、ミスト温度センサ6は熱交換器11の出口側出湯温度(熱交換器11により暖められた温水の温度)を検出するので、温度変化率が図3で示すように一定時間(t1〜t2)内で急上昇して、温度差(T2−T1)(℃)が、予め定めた判定温度差T(℃)よりも高くなり、判定手段51は排水電磁弁26は正常であると判定する。
一方、排水電磁弁26が開かない閉故障の場合は、給水管路20内の水は排水されずに残ったままとなり、前記ミスト温度センサ6に伝わる熱は熱交換器11からの伝熱のみとなり、この場合、ミスト温度センサ6の検知温度は図4で示すように緩やかな上昇となり、温度差(T2−T1)(℃)が判定温度差T(℃)よりも低くなり、排水電磁弁26は故障であると判定する。
このように、熱交換器11の出口側出湯温度を検出するためのミスト温度センサ6を利用して排水電磁弁26の閉故障の有無を容易に判定できるようになり、また、排水動作の異常を報知手段50によって報知されるので、使用者は排水動作不良が発生していることを認識でき、ミスト運転開始後にしばらくの間、ミストノズル10から汚れた湯が噴出したときでもこれを知らずに浴びてしまうという心配がない。また異常が報知されたときは使用者は即座にメーカーに連絡して修理にとりかかることができ、故障に迅速に対応できる。また、異常が報知されない場合はミスト運転開始時の水抜きが確実になされていることがわかるので、衛生的なミストサウナ浴を安心して楽しむことができる。
前記報知手段50の例として、ミストサウナ装置1の操作パネルに異常を示すランプを点灯させたり、或いは音声で知らせたり、任意の方法を採用できるものである。また報知以外に、排水電磁弁26が閉故障であると判定されたときは、制御部14はノズル開閉弁24を開かないようにしてミスト運転を停止させるように制御することも可能である。なお、排水電磁弁26が閉故障ではなく、逆に閉じなくなった開故障の場合は、ノズル開閉弁24を開いた後もミストが浴室内に噴霧しなくなるため、排水動作不良が発生しているのを浴室内から一目瞭然で分かり、あえて使用者に報知する必要はない。
さらに本例では、暖房回路16側の温水温度が一定値以上となるまで暖房運転を行ない、排水動作を行なわず、暖房回路16側の温水温度が一定値以上となった後(暖房側温度センサ17の温度が一定値以上となった後)に、排水動作を開始するように制御しているので、暖房運転直後に、熱交換器11の出口側出湯温度を検出するミスト温度センサ6の温度上昇によって排水電磁弁26の故障検出を判定できるので、故障検出を効率よく行なうことができ、エネルギーロスをなくすことができる利点もある。
6 ミスト温度センサ
10 ミストノズル
11 熱交換器
14 制御部
16 暖房回路
17 暖房側温度センサ
20 給水管路
21 排水管路
24 ノズル開閉弁
26 排水電磁弁
50 報知手段
51 判定手段
Claims (1)
- 水を供給する給水管路の下流側にノズル開閉弁を介してミストノズルが接続され、給水管路のノズル開閉弁よりも上流側に、暖房回路からの温水によって給水管路内を流れる水を加熱するための熱交換器が配設され、給水管路の熱交換器よりも下流側で且つノズル開閉弁よりも上流側に、排水電磁弁により開閉される排水管路が分岐接続され、ミスト運転開始時に、ノズル開閉弁を閉じた状態で排水電磁弁を一定時間開いて給水管路内の残留水を排水管路から外部に排水する排水動作を行ない、ミスト運転開始から一定時間経過後に排水電磁弁を閉じ且つノズル開閉弁を開いて熱交換器からの温水をミストノズルからミスト状に噴霧するように制御する制御部を備えるミストサウナ装置において、前記熱交換器に供給される前記暖房回路側の温水温度を検出するための暖房側温度センサを設け、前記給水管路の熱交換器よりも下流側で且つ前記排水管路に設けられる排水電磁弁よりも上流側の管路部分に、前記熱交換器の出口側出湯温度を検出するためのミスト温度センサを設けると共に、前記制御部に排水動作開始時及びそれから一定時間経過時にミスト温度センサにより検出されるミスト温度の差が、予め定めた判定温度差よりも低いときは排水電磁弁が故障であると判定する判定手段を設け、前記制御部は、前記排水動作を開始する前に、前記暖房回路側の温水温度を一定値以上にするための暖房運転を実行し、前記暖房側温度センサの検出温度が一定値以上となった後に前記排水動作を開始すると共に、前記判定手段によりミスト温度センサで検出される排水動作時及び一定時間経過時のミスト温度の差が、予め定めた判定温度差よりも低いかどうかの判定を行なうことを特徴とするミストサウナ装置。
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