JP4535957B2 - 熱供給システム - Google Patents
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又、第1特徴構成によれば、運転制御手段が熱媒循環運転処理を実行しているときは、熱媒を加熱手段にて設定目標温度に加熱する状態で熱媒循環路を通流させるように加熱手段及び熱媒循環手段の作動を制御するので、熱媒循環路を通流する熱媒は設定目標温度又はそれに近い温度に加熱されている。
そして、運転制御手段が熱媒循環運転処理を停止した後において、そのとき熱交換器内において湯水の漏出がない状態であれば、熱媒の温度は自然放熱によって徐々に低下していくが、熱交換器内において湯水の漏出が発生していると、熱媒の温度は湯水の流入によって設定目標温度又はそれに近い温度から急激に低下することになる。
又、熱交換器内において湯水の漏出がない状態であれば、上述したように熱媒の温度は自然放熱によって徐々に低下していくから、例えば外気温度に対応する低い温度に収束するまでには長い時間がかかるが、熱交換器内において湯水の漏出が発生している場合には、熱媒の温度は急激に低下して通水路内の湯水の温度と同じ又はほぼ同じ温度に短時間で収束することになる。
そこで、そのような熱媒循環運転処理を停止した後における判別開始タイミングからの熱媒の温度の低下状況に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別することができるのである。前記熱媒の温度の低下状況としては、例えば、前記判別開始タイミングから設定時間が経過するまでの間における前記熱媒の温度の低下量、あるいは、前記判別開始タイミングから熱媒の温度が安定した値に収束するまでの間の所要時間等を用いることができる。
従って、上記構成によれば、前記熱媒循環運転処理を停止した状態で前記漏れ判別処理を行うので、エネルギの無駄な消費のない状態で適切に熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別することができる。
前記加熱手段及び前記熱媒循環手段の作動を制御して、熱媒を前記加熱手段にて設定目標温度に加熱する状態で前記熱媒循環路を通流させる熱媒循環運転処理を実行する運転制御手段とが設けられ、
前記熱交換器が、前記熱媒循環路を通流する熱媒と供給源から湯水消費箇所に通水路を通して通流する湯水との間で熱交換するように構成された熱供給システムであって、
前記運転制御手段が、前記熱媒循環路における前記熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の熱媒の温度又は前記熱交換器内の熱媒通流部の熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段の検出情報に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別する漏れ判別処理を実行するように構成され、
前記運転制御手段が、前記漏れ判別処理として、前記熱媒循環運転処理を停止した後における判別開始タイミングからの熱媒の温度の低下状況に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別するように構成され、
前記運転制御手段が、前記判別開始タイミングからの前記熱媒の温度の低下状況として、前記判別開始タイミングから判別用設定時間が経過する間における熱媒の温度の低下量を求めて、その熱媒の温度の低下量が判別用閾値より大きければ前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出していると判別するように構成されている点にある。
そして、熱媒温度検出手段によって、熱媒循環路における熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の熱媒の温度又は熱交換器内の熱媒通流部の熱媒の温度が検出され、運転制御手段は、その熱媒温度検出手段の検出情報に基づいて、熱交換器内の湯水通流部の湯水が熱媒通流部に漏出しているか否かを判別する漏れ判別処理を実行するのである。
説明を加えると、例えば、運転制御手段が熱媒循環運転処理を実行している状態から熱媒循環運転処理を停止したときに、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生していれば、通水路内の湯水が熱媒循環路内に流入することになるが、そのとき、熱媒循環手段は停止して熱媒が循環流動していないから、熱媒循環路に流入した湯水は熱媒循環路における熱交換器内部の熱媒通流部及び熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所を通して流入することになり、熱媒循環路における熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の熱媒の温度又は熱交換器内部の熱媒通流部の熱媒の温度が流入する湯水によって急激に変動することになる。
これに対して、運転制御手段が熱媒循環運転処理を実行していない場合、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生していなければ、湯水が熱媒循環路に流入することはなく熱媒循環路内の熱媒の温度は急激に変動することはない。
そこで、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生している場合と発生していない場合の熱媒循環路内の熱媒の温度の変動のしかたの違いを利用して熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生しているか否かを判別することができるのである。
従って、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生しているか否かを適切に検出することが可能となる熱供給システムを提供できるに至った。
又、第2特徴構成によれば、運転制御手段が熱媒循環運転処理を実行しているときは、熱媒を加熱手段にて設定目標温度に加熱する状態で熱媒循環路を通流させるように加熱手段及び熱媒循環手段の作動を制御するので、熱媒循環路を通流する熱媒は設定目標温度又はそれに近い温度に加熱されている。
そして、運転制御手段が熱媒循環運転処理を停止した後において、そのとき熱交換器内において湯水の漏出がない状態であれば、熱媒の温度は自然放熱によって徐々に低下していくが、熱交換器内において湯水の漏出が発生していると、熱媒の温度は湯水の流入によって設定目標温度又はそれに近い温度から急激に低下することになる。
又、熱交換器内において湯水の漏出がない状態であれば、上述したように熱媒の温度は自然放熱によって徐々に低下していくから、例えば外気温度に対応する低い温度に収束するまでには長い時間がかかるが、熱交換器内において湯水の漏出が発生している場合には、熱媒の温度は急激に低下して通水路内の湯水の温度と同じ又はほぼ同じ温度に短時間で収束することになる。
そこで、そのような熱媒循環運転処理を停止した後における判別開始タイミングからの熱媒の温度の低下状況に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別することができるのである。
従って、上記構成によれば、前記熱媒循環運転処理を停止した状態で前記漏れ判別処理を行うので、エネルギの無駄な消費のない状態で適切に熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別することができる。
さらに、第2特徴構成によれば、前記運転制御手段は、熱媒温度検出手段の検出結果に基づいて、判別開始タイミングから判別用設定時間が経過する間における熱媒の温度の低下量を求める。そして、その熱媒の温度の低下量が判別用閾値より大きければ、熱媒の温度が自然放熱による温度の低下に比べて大きく急激に低下している状態であるから、熱交換器内の湯水通流部の湯水が熱媒通流部に漏出していると判別するのである。尚、熱媒の温度の低下量が判別用閾値より小さければ、熱媒の温度が自然放熱により徐々に低下している状態であるから熱交換器内の湯水通流部の湯水が熱媒通流部に漏出していないものと判別することになる。
従って、判別開始タイミングから判別用設定時間が経過する間における熱媒の温度の低下量を求めて、その値が判別用閾値より大きいか否かにより判別するという簡単な演算処理により、熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かの判別を適切に行えるものとなる。
そして、熱媒温度検出手段によって、熱媒循環路における熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の熱媒の温度又は熱交換器内の熱媒通流部の熱媒の温度が検出され、運転制御手段は、その熱媒温度検出手段の検出情報に基づいて、熱交換器内の湯水通流部の湯水が熱媒通流部に漏出しているか否かを判別する漏れ判別処理を実行するのである。
説明を加えると、例えば、運転制御手段が熱媒循環運転処理を実行している状態から熱媒循環運転処理を停止したときに、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生していれば、通水路内の湯水が熱媒循環路内に流入することになるが、そのとき、熱媒循環手段は停止して熱媒が循環流動していないから、熱媒循環路に流入した湯水は熱媒循環路における熱交換器内部の熱媒通流部及び熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所を通して流入することになり、熱媒循環路における熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の熱媒の温度又は熱交換器内部の熱媒通流部の熱媒の温度が流入する湯水によって急激に変動することになる。
これに対して、運転制御手段が熱媒循環運転処理を実行していない場合、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生していなければ、湯水が熱媒循環路に流入することはなく熱媒循環路内の熱媒の温度は急激に変動することはない。
そこで、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生している場合と発生していない場合の熱媒循環路内の熱媒の温度の変動のしかたの違いを利用して熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生しているか否かを判別することができるのである。
従って、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生しているか否かを適切に検出することが可能となる熱供給システムを提供できるに至った。
又、第3特徴構成によれば、運転制御手段が熱媒循環運転処理を実行しているときは、熱媒を加熱手段にて設定目標温度に加熱する状態で熱媒循環路を通流させるように加熱手段及び熱媒循環手段の作動を制御するので、熱媒循環路を通流する熱媒は設定目標温度又はそれに近い温度に加熱されている。
そして、運転制御手段が熱媒循環運転処理を停止した後において、そのとき熱交換器内において湯水の漏出がない状態であれば、熱媒の温度は自然放熱によって徐々に低下していくが、熱交換器内において湯水の漏出が発生していると、熱媒の温度は湯水の流入によって設定目標温度又はそれに近い温度から急激に低下することになる。
又、熱交換器内において湯水の漏出がない状態であれば、上述したように熱媒の温度は自然放熱によって徐々に低下していくから、例えば外気温度に対応する低い温度に収束するまでには長い時間がかかるが、熱交換器内において湯水の漏出が発生している場合には、熱媒の温度は急激に低下して通水路内の湯水の温度と同じ又はほぼ同じ温度に短時間で収束することになる。
そこで、そのような熱媒循環運転処理を停止した後における判別開始タイミングからの熱媒の温度の低下状況に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別することができるのである。
従って、上記構成によれば、前記熱媒循環運転処理を停止した状態で前記漏れ判別処理を行うので、エネルギの無駄な消費のない状態で適切に熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別することができる。
このような熱供給システムは、一般に、熱源機が室外に設置され、端末機が室内に設置されて、熱源機の機内流路と前記端末機の端末流路とを外部配管路にて接続して熱媒循環路が形成されるものであり、熱源機と端末機とが離間した箇所に設置されることになる。
そして、前記熱媒温度検出手段が端末機の端末流路内の熱媒の温度を検出するようになっているので、熱媒温度検出手段が熱媒循環路内に湯水が流入する箇所に近い箇所に設けられることになり、前記漏れ判別処理を実行する場合において熱媒の温度の変化を精度よく検出することが可能となり、熱交換器内において熱媒通流部と湯水通流部とが短絡する不具合が発生しているか否かを的確に判別することが可能となる。
又、前記熱媒温度検出手段は前記端末流路内の熱媒の温度を検出するために端末機内部に設置されることになるから、端末機の外部に設ける構成に比べて熱媒温度検出手段の設置を容易に行える利点もある。
以下、本発明に係る熱供給システムについての第1実施形態を図面に基づいて説明する。
この熱供給システムは、図1に示すように、熱源機1から端末機としてのミスト機能付きの浴室暖房乾燥機2に熱媒循環路3を構成する外部配管路4を通して熱媒の一例である温水を循環させて熱供給を行うように構成されている。そして、熱源機1及び浴室暖房乾燥機2の運転を制御する運転制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御部5と、運転状態を指令するリモコン操作部6とが備えられている。
また、グリル板38には、吸気口39と吹出口40とを並設し、ミスト噴出部35に配設された複数の噴出ノズル35aに対応する位置に、湯水をミスト状に噴出するための複数のミスト噴出口41が形成されている。
前記暖房運転は、換気ファン45を停止させ、かつ、循環ファン33を作動させるとともに、熱源機1を作動させて、浴室Y内の温度が設定温度に維持されるように、空調用熱交換器側断続弁51の開閉を制御して空調用熱交換器11に加熱部9にて設定目標温度に加熱した熱媒を循環供給するように運転を制御し、この空調用熱交換器11により加熱された循環空気を吹出口40から浴室Y内に吹き出すようにしている。
図5に示すように、上記したようなミスト運転を実行している状態からそのミスト運転を停止すると、言い換えると、熱媒循環路3を通してミスト用熱交換器12に加熱した熱媒を循環させる熱媒循環運転処理を実行している状態から熱媒循環運転処理を停止した状態に切り換わると、前記給水弁52を開弁状態に切り換えた状態で前記排水弁56を開弁状態に切り換える(ステップ1、2)。つまり、排水手段54を排出停止状態から湯水排出作用状態に切り換えて、通水路46内部に残っている高温の湯水を排水路55を通して外部に排出させ、水道から供給される新たな低温の湯水を通水路46内部に導入させるのである。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図7に第2実施形態に係る熱供給システムを示している。この熱供給システムは、第1実施形態の熱源機1における熱媒供給構成に加えて、加熱部9にて加熱されて熱媒循環路3を通して循環する熱媒と供給源としての水道から供給されて通水路70を通して通流される湯水を熱交換して、加熱した湯水を給湯栓71を介して湯水消費箇所としての給湯箇所に給湯するように構成されている。
そして、この実施形態では、風呂開閉弁78付きの風呂湯張り路79は、通水路46内部に残っている高温の湯水を湯張り給湯に用いるものであり、前記排水手段54を兼用する構成となっている。
従って、この実施形態では、前記熱媒往きサーミスタ20が熱媒温度検出手段Nを構成することになる。
以下、別実施形態を説明する。
2 端末機
3 熱媒循環路
5 運転制御手段
9 加熱手段
10 膨張タンク
12、74 熱交換器
13、73 熱媒循環手段
53 湯水温度検出手段
54 排水手段
N 熱媒温度検出手段
Claims (6)
- 熱媒を熱媒加熱用の加熱手段及び熱交換器を通過する熱媒循環路を通して循環させる熱媒循環手段と、
前記加熱手段及び前記熱媒循環手段の作動を制御して、熱媒を前記加熱手段にて設定目標温度に加熱する状態で前記熱媒循環路を通流させる熱媒循環運転処理を実行する運転制御手段とが設けられ、
前記熱交換器が、前記熱媒循環路を通流する熱媒と供給源から湯水消費箇所に通水路を通して通流する湯水との間で熱交換するように構成された熱供給システムであって、
前記運転制御手段が、前記熱媒循環路における前記熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の熱媒の温度又は前記熱交換器内の熱媒通流部の熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段の検出情報に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別する漏れ判別処理を実行するように構成され、
前記運転制御手段が、前記漏れ判別処理として、前記熱媒循環運転処理を停止した後における判別開始タイミングからの熱媒の温度の低下状況に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別するように構成され、
前記運転制御手段が、前記判別開始タイミングからの前記熱媒の温度の低下状況が、前記熱交換器内において湯水の漏出がない状態に対応する低下状況であるか、前記熱交換器内において湯水の漏出が発生している状態に対応する低下状況であるかにより、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が熱媒通流部に漏出しているか否かを判別するように構成されている熱供給システム。 - 熱媒を熱媒加熱用の加熱手段及び熱交換器を通過する熱媒循環路を通して循環させる熱媒循環手段と、
前記加熱手段及び前記熱媒循環手段の作動を制御して、熱媒を前記加熱手段にて設定目標温度に加熱する状態で前記熱媒循環路を通流させる熱媒循環運転処理を実行する運転制御手段とが設けられ、
前記熱交換器が、前記熱媒循環路を通流する熱媒と供給源から湯水消費箇所に通水路を通して通流する湯水との間で熱交換するように構成された熱供給システムであって、
前記運転制御手段が、前記熱媒循環路における前記熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の熱媒の温度又は前記熱交換器内の熱媒通流部の熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段の検出情報に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別する漏れ判別処理を実行するように構成され、
前記運転制御手段が、前記漏れ判別処理として、前記熱媒循環運転処理を停止した後における判別開始タイミングからの熱媒の温度の低下状況に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別するように構成され、
前記運転制御手段が、前記判別開始タイミングからの前記熱媒の温度の低下状況として、前記判別開始タイミングから判別用設定時間が経過する間における熱媒の温度の低下量を求めて、その熱媒の温度の低下量が判別用閾値より大きければ前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出していると判別するように構成されている熱供給システム。 - 熱媒を熱媒加熱用の加熱手段及び熱交換器を通過する熱媒循環路を通して循環させる熱媒循環手段と、
前記加熱手段及び前記熱媒循環手段の作動を制御して、熱媒を前記加熱手段にて設定目標温度に加熱する状態で前記熱媒循環路を通流させる熱媒循環運転処理を実行する運転制御手段とが設けられ、
前記熱交換器が、前記熱媒循環路を通流する熱媒と供給源から湯水消費箇所に通水路を通して通流する湯水との間で熱交換するように構成された熱供給システムであって、
前記運転制御手段が、前記熱媒循環路における前記熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の熱媒の温度又は前記熱交換器内の熱媒通流部の熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段の検出情報に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別する漏れ判別処理を実行するように構成され、
前記運転制御手段が、前記漏れ判別処理として、前記熱媒循環運転処理を停止した後における判別開始タイミングからの熱媒の温度の低下状況に基づいて、前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出しているか否かを判別するように構成され、
前記運転制御手段が、前記判別開始タイミングからの前記熱媒の温度の低下状況として、前記判別開始タイミングから熱媒の温度が安定した値に収束するまでの間の所要時間を計測して、その所要時間が設定時間より短い場合には前記熱交換器内の湯水通流部の湯水が前記熱媒通流部に漏出していると判別するように構成されている熱供給システム。 - 前記加熱手段及び前記熱媒循環手段が、前記熱媒循環路の一部を構成する機内流路中に配設される状態で熱源機に装備され、
前記熱交換器が、前記熱媒循環路の一部を構成する端末流路中に配設される状態で端末機に装備され、
前記熱媒循環路が、前記熱源機の機内流路と前記端末機の端末流路とを前記熱媒循環路の一部を構成する外部配管路にて接続して構成され、
前記熱媒温度検出手段が、前記端末機の端末流路内の熱媒の温度を検出するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱供給システム。 - 前記通水路における前記熱交換器よりも下流側に、前記湯水消費箇所に湯水を供給する開状態と湯水の供給を停止する閉状態とに切り換え自在な通水路開閉手段が設けられ、
前記通水路における前記熱交換器よりも下流側であって且つ前記通水路開閉手段よりも上流側に位置する箇所から湯水を外部に排出させる排水手段が、湯水排出作用状態と排出停止状態とに切換え自在に設けられ、
前記運転制御手段が、
前記熱媒循環運転処理を停止した後において、前記排出停止状態から前記湯水排出作用状態に切り換え、且つ、排水用設定時間が経過すると前記排出停止状態に切換えるように、前記排水手段を制御する排水処理を実行し、その排出処理の実行を終了した後を前記判別開始タイミングとして前記漏れ判別処理を実行するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱供給システム。 - 前記通水路における前記熱交換器の上流側箇所あるいは下流側箇所の湯水の温度又は前記熱交換器内の湯水通流部の湯水の温度を検出する湯水温度検出手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記排水処理を実行した後に、前記湯水温度検出手段にて検出される湯水の温度と前記熱媒温度検出手段にて検出される熱媒の温度との温度差が大であるときは前記温度差が小であるときよりも大きい値になるように前記判別用閾値を変更設定するように構成されている請求項5記載の熱供給システム。
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