JP2007263506A - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の熱交換器を筐体内に配置して蒸気や温風を効率的に発生させ得ると共に、装置の出力を広範囲に制御可能な蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】筐体内に配置されそれぞれ温水供給管を有して蒸気や温風を発生させる複数の熱交換器と、作動により筐体に設けた吸気口と吹出口との間に通風路を形成する送風手段と、を備えた蒸気発生装置であって、複数の熱交換器の各温水供給管に循環供給される温水の流路が流路切替手段によって切り替えられて、蒸気や温風が吹出口から室内に吹き出されることを特徴とする。前記熱交換器は、温水供給管に温水が循環供給されると共に拡散手段から湯が拡散されて蒸気を発生させる第1の熱交換器と、温水供給管に温水が循環供給されて温風を発生させる第2の熱交換器と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばシステムバスルーム等の浴室の天井部分に設置されて浴室内に蒸気を発生させる蒸気発生装置に関する。
従来、浴室の天井に設置される蒸気発生装置としては、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示のミスト装置(蒸気発生装置)は、横長の装置本体部内に熱交換器を斜めの状態で配置し、この熱交換器の一次側に吸込口を設けると共に二次側に循環ファンを設け、熱交換器で高温とされた温風を循環ファンの作動により浴室内に噴出させると共に、装置本体部の開口を閉塞するグリルの吸込口の近傍外側に、温水供給管と複数の噴射ノズルとで構成したミスト噴出手段を配置し、このミスト噴出手段から浴室内にミスト(蒸気)を直接噴出するようにしたものである。
特開2002−336327号公報
しかしながら、このような蒸気発生装置においては、装置本体部内に配置された熱交換器が蒸気を発生させるものではないことから、給湯機から温水供給管に供給される温水をミストとして噴出ノズルから噴出するミスト噴出手段を、装置本体部の開口端部に浴室内に突出する状態で設ける必要があり、十分な量の蒸気を浴室内に短時間に発生させることが難しく、蒸気の発生効率の面で劣る。また、ミスト噴出手段を単に浴室の天井に配置するだけであることから、蒸気発生装置の出力を広範囲に制御することも難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の熱交換器を筐体内に配置して蒸気や温風を効率的に発生させ得ると共に、装置の出力を広範囲に制御可能な蒸気発生装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、筐体内に配置されそれぞれ温水供給管を有して蒸気や温風を発生させる複数の熱交換器と、作動により筐体に設けた吸気口と吹出口との間に通風路を形成する送風手段と、を備えた蒸気発生装置であって、前記複数の熱交換器の各温水供給管に循環供給される温水の流路が流路切替手段によって切り替えられて、蒸気や温風が前記吹出口から室内に吹き出されることを特徴とする。
そして、前記熱交換器は、請求項2に記載の発明のように、温水供給管に温水が循環供給されると共に拡散手段から湯が拡散されることにより蒸気を発生させる第1の熱交換器と、温水供給管に温水が循環供給されることにより温風を発生させる第2の熱交換器と、を備えることが好ましい。また、前記流路切替手段は、請求項3に記載の発明のように、少なくとも、複数の熱交換器の温水供給管に直列状態で温水が循環供給される状態1と、所定の熱交換器にのみ温水が循環供給される状態2と、に切替可能であることが好ましい。さらに、前記流路切替手段は、請求項4に記載の発明のように、複数の熱交換器の温水供給管の入口側もしくは出口側に接続された複数の熱動弁を備えることが好ましい。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、筐体内に配置されて蒸気や温風を発生させる複数の熱交換器の各温水供給管に循環供給される温水の流路が、流路切替手段によって切り替えられるため、複数の熱交換器のうち所定の熱交換器により蒸気や温風を効率的に発生させることができると共に、複数の熱交換器の切替使用により装置の出力を広範囲に制御することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、複数の熱交換器が、 温水供給管に温水が循環供給されると共に拡散手段から湯が拡散されることにより蒸気を発生させる第1の熱交換器と、温水供給管に温水が循環供給されることにより温風を発生させる第2の熱交換器とを備えるため、第1の熱交換器により蒸気を効率的に発生させ、第2及び第1の熱交換器等により温風を効率的に発生させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、流路切替手段が少なくとも、第1の熱交換器と第2の熱交換器の両方に温水が直列状に循環供給される状態1と、第1の熱交換器にのみ温水が循環供給される状態2とに設定可能であるため、2台の熱交換器を効果的に切替使用して、装置の出力を簡単に制御することができる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、流路切替手段が複数の熱交換器と各温水供給管の入口側や出口側に接続された複数の熱動弁を備えるため、流路切替手段の構成を簡略化させて安価な装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わる蒸気発生装置の一実施形態を示し、図1がその基本構成図、図2が熱動弁の動作を示す図、図3がその説明図、図4が蒸気発生装置の動作の一例を示すフローチャート、図5がファン回転数と風速及び出力の関係を示す図である。
図1に示すように、蒸気発生装置1は、筐体2内に所定間隔を有して略垂直状態で配置された2台の熱交換器3、4と、一方の熱交換器3に所定温度の湯水を拡散(放散、吐出、噴出、噴射、吹付け、噴霧等も含む)する拡散パイプ5(拡散手段)と、この拡散パイプ5で拡散された湯水を回収するバッファタンク6と、このバッファタンク6内の湯水を汲み上げて配管を介し前記拡散パイプ5に供給する循環ポンプ7と、筐体2内の通風路8に配置された送風ファン9(送風手段)と、ダンパーモータ11aで開閉するダンパー11を介して筐体2に接続された換気ファン10と、制御基板12等を備えている。
前記熱交換器3は主に蒸気発生用として使用され、一定間隔で並設された多数枚のフィン等を支持する温水供給管3aを有し、また、前記熱交換器4は温風発生用として使用され、熱交換器3と同様にフィン等を支持する温水供給管4aを有している。そして、熱交換器3、4の温水供給管3a、4aには、温水循環機能付きの熱源機(図示せず)に接続された循環往き配管15aと循環戻り配管15bが、流路切替手段16を介して接続されている。
この時、流路切替手段16は、主熱動弁16aと副熱動弁16bを有し、主熱動弁16aが熱交換器3の温水供給管3aの出口側(循環戻り配管15b側)と熱交換器4の入口側との間に接続され、副熱動弁16bが熱交換器3の出口側と熱交換器4の出口側及び循環戻り配管15bとの間に接続されている。そして、両熱動弁16a、16bが後述するように制御基板12の制御信号により開閉制御されることにより、図2に示すように状態1〜状態3の3つの状態に設定されて、両熱交換器3、4の温水供給管3a、4aに循環供給される温水の流路が図3に示すパターン1〜パターン3に設定されるようになっている。
すなわち、主熱動弁16aが「開」で副熱動弁16bが「閉」の状態1の場合には、図3(a)に示すように、熱交換器3の温水供給管3aと熱交換器4の温水供給管4aが直列状態となって両温水供給管3a、4aに温水が循環供給されるパターン1に設定される。また、主熱動弁16aが「閉」で副熱動弁16bが「開」の状態2の場合には、図3(b)に示すように、熱交換器3の温水供給管3aのみに温水が循環供給されるパターン2に設定され、主熱動弁16aと副熱動弁16bが共に「閉」の状態3の場合には、図3(c)に示すように、両熱交換器3、4の温水供給管3a、4aに温水が循環供給されない循環停止状態のパターン3に設定される。
前記循環ポンプ7は、図1に示すように、バッファタンク6から吸い上げた湯水を2つの方向に吐出する切替式のポンプが使用され、一方の吐出口に配管を介して前記拡散パイプ5が接続され、他方の吐出口に排水配管17が接続されている。そして、制御基板12の制御信号により、循環ポンプ7が正転して拡散側に切り替わると共に循環ポンプ7が所定回転数で回転することにより、汲み上げた湯水が拡散パイプ5から熱交換器3に拡散され、また、循環ポンプ7が逆転して排水側に切り替わると共に所定回転数で回転することにより、汲み上げた湯水が排水配管17を介して浴室13外に排水されるようになっている。
前記バッファタンク6は、熱交換器3、4の下方に配置され、給水電磁弁19が接続された給水配管18が接続されると共に、バッファタンク6内の湯水の水位を検出するフロートスイッチ20やバッファタンク6内の湯水の温度を検出する水温センサ21が配置され、さらに、バッファタンク6の底壁外面には、該バッファタンク6内の残水等を乾燥させるヒータ22が配置されている。
前記送風ファン9は、例えばその回転数が複数段階に設定可能なクロスフローファンもしくはシロッコファン等によって形成され、筐体2の浴室側開口部に装着されるグリル板23の吸気口23aと吹出口23bとの間で筐体2内の前記通風路8内に配置され、そのファンモータが回転することにより、通風路8内に空気の流れを生成(送風)するようになっている。また、前記換気ファン10は、例えばシロッコファン等によって形成され、そのファンモータの回転により、吸気口23aと換気ファン10との間の筐体2内に換気通路を形成するように構成されている。
なお、前記グリル板23の吹出口23bには、ルーバー24がルーバーモータ24aの回転により開閉可能に配設され、また、前記吸気口23aの近傍には吸気温センサ25が配置されると共に、例えば熱交換器3の筐体内の循環往き配管15aの適宜位置には暖房温水センサ26が配置され、さらに、筐体2の外部所定位置には外気温センサ27が配置されている。そして、熱交換器3、4やバッファタンク6、循環ポンプ7,送風ファン9等の各部品が扁平薄型の前記筐体2内に配置されることで、蒸気発生装置1自体が扁平薄型形状に形成されて、浴室13の例えば天井パネル13aに筐体2及び換気ファン10等が浴室13の天井裏に位置するようにして設置されている。
前記制御基板12は、図示しない記憶部や演算制御部を有するマイコンと、蒸気発生装置1の各種負荷を作動させる駆動回路と、電源ケーブルで外部電源に接続された電源回路等を有している。この制御基板12は、その入力側に、図示しない浴室内外のリモコン、前記フロートスイッチ20、水温センサ21、吸気温センサ25、暖房温水センサ26、外気温センサ27等が接続され、その出力側に、循環ポンプ7、送風ファン9や換気ファン10のモータ、ダンパーモータ11a、ルーバーモータ24a、各種弁16a、16b、19、ヒータ22等の各種負荷が接続されている。
なお、前記リモコンには、後述する各運転モードを選択するモードスイッチと、ミスト暖房運転時やドライ暖房運転時等の温度(すなわち蒸気発生装置1の出力)を設定する温度設定釦が配置されている。そして、リモコンで入力された操作情報に基づいて、制御基板12のマイコンに予め記憶されたプログラムに従い、制御基板12の出力側に接続された前記各種負荷が所定の動作をして、例えば「ミスト暖房」「ドライ暖房」「乾燥」「換気」等の各運転モードが行われるように構成されている。
次に、このように構成された蒸気発生装置1の動作の一例を図4のフローチャートに基づいて説明する。先ず、蒸気発生装置1に電源が投入される等してプログラムが開始(S101)されると、運転モードが換気運転か否かが判断(S102)され、この判断S102で「NO」の場合、すなわちリモコンの前記モードスイッチでミスト暖房運転、ドライ暖房運転、乾燥運転のいずれかが選択された場合は、温度設定が「高」か否かが判断(S103)される。そして、この判断S103で「YES」の場合、すなわちリモコンの前記温度設定釦が「高」に設定されている場合は、制御基板12の制御信号により主熱動弁16aと副熱動弁16bが前記状態1に設定(S104)される。
この両熱動弁16a、16bの状態1への設定により、両熱交換器3、4の温水供給管3a、4aへの温水の流路が直列状態のパターン1となり、この状態で選択された運転モードに応じた運転が実行される。この時、選択された運転モードが「ミスト暖房」運転の場合は、次のようにして実行される。すなわち、給水電磁弁19が開となり給水配管18からバッファタンク6内に水が供給されると共に、循環ポンプ7が作動してバッファタンクタンク6内の水が循環ポンプ7で汲み上げられて拡散パイプ5から熱交換器3上に拡散、すなわち湯水がバッファタンク6、循環ポンプ7及び拡散ハイプ5等からなる循環路を循環する。
そして、この循環する湯水が所定温度となり熱交換器3に拡散されることにより蒸気が発生し、この蒸気が送風ファン9の作動で通風路8内を流れてグリル板23の吹出口23bから浴室13内に吹き出され、これによりミスト暖房運転が行われる。この時、設定温度が「高」に設定されていることから、例えば送風ファン9が高回転数で回転し、両熱交換器3、4の各温水供給管3a、4aに温水が直列状態で循環供給され両熱交換器3、4のフィンが共に加熱されると共に、拡散パイプ5から熱交換器3に湯水が拡散されて浴室13内に高温の蒸気が吹き出されることになる。
また、選択された運転モードが「ドライ暖房」運転の場合は、両熱交換器3、4の各温水供給管3a、4aに温水が直列状態で循環供給され両熱交換器3、4のフィンが共に加熱されると共に、例えば送風ファン9が高回転数で回転して高温の温風が浴室13内に発生することになる。また、選択された運転モードが「乾燥」運転の場合は、「ドライ暖房」運転状態で換気ファン10が作動することで行われることになる。
なお、前記ドライ暖房運転時において、主熱動弁16aと副熱動弁16bを開閉制御した場合の送風ファン9の回転数に対する風速(風量)と出力(風速と温度等からなる熱量)の関係を実験したところ、図5に示す結果が得られた。この図から明らかように、風速は主熱動弁16aと副熱動弁16bを開閉制御しても同じ値となるが、出力は、主熱動弁16aを開閉制御した場合と副熱動弁16bを開閉制御した場合とでは、約35%程度、主熱動弁16aを制御した場合の方が大きくなることが判明した。この結果は、ミスト暖房運転時においても略同様の結果が得られることが確認されており、前記主熱動弁16aと副熱動弁16bの開閉制御によって多彩な出力制御が得られることになる。
一方、判断S103で「NO」の場合、すなわち温度設定が「低」に設定されている場合は、制御基板12の制御信号により主熱動弁16aと副熱動弁16bが前記状態2に設定(S105)されて流路がパターン2となり、熱交換器3の温水供給管3aのみに温水が循環供給される。この時、選択された運転モードが「ミスト暖房」運転の場合は、例えば送風ファン9が低回転数で回転し、熱交換器3のフィンが加熱されると共に拡散パイプ5から熱交換器3に湯水が拡散されて比較的低温の蒸気が浴室13内に吹き出されることになる。
また、選択されて運転モードが「ドライ暖房」運転の場合は、例えば送風ファン9が低回転数で回転し、熱交換器3の温水供給管3aに温水が循環供給されてそのフィンが加熱され、比較的低温の温風が浴室13内に吹き出されることになる。さらに、選択された運転モードが「乾燥」運転の場合は、前述したように「ドライ暖房」運転状態で換気ファン10が作動することにより実行されることになる。
また、前記判断S102で「YES」の場合、すなわちモードスイッチが「換気」運転の場合は、制御基板12の制御信号により主熱動弁16aと副熱動弁16bが前記状態3に設定(S106)されて、両熱交換器3、4の温水供給管3a、4aへの循環が停止された状態となる。これにより、熱交換器3、4のフィンが加熱されることがなく、蒸気発生装置1の通風路8や換気通路内を通常温度の空気が流れて浴室外部に排気されることになる。つまり、運転モードに応じて、主熱動弁16aと副熱動弁16bの開閉状態が状態1〜状態3に設定されると共に、設定温度の高低に応じて両熱交換器3、4の温水供給管3a、4aによる流路パターンがパターン1またはパターン2に設定されることになる。
そして、前記ステップS104〜S106で両熱動弁16a、16bが状態1〜状態3のいずれかに設定されると、運転が終了か否かが判断(S107)され、この判断S107で「NO」の場合は、ステップS102に戻り該ステップS102以降を繰り返し、判断S107で「YES」の場合は、一連のプログラムを終了(S108)する。
なお、以上のフローチャートは一例であって、例えば「乾燥」運転時には温度設定を不可能として両熱動弁16a、16bを状態3に設定するフローチャートとしたり、温度設定も「高」「低」の二段階に限らず「高」「中」「低」の3段階やそれ以上に設定するフローチャートとしたり、また、温度設定に係わらず運転モードに応じて両熱動弁16a、16bの状態を所定状態に設定するフローチャートとすることもできる。さらに、運転モードとして「涼風(冷風)」運転を備える場合に状態3に設定したり、運転モードではなく前記吸気温センサ25で検知された温度に基づいて状態1〜状態3に設定する等、他の適宜のフローチャートを採用することができる。
このように上記実施形態の蒸気発生装置1によれば、筐体2内に配置された蒸気を発生させる熱交換器3と温風を発生させる熱交換器4の各温水供給管3a、4aと循環往き配管15a及び循環戻り配管15bとの間に、熱動弁16a、16bからなる流路切替手段16を配置しているため、この熱動弁16a、16bの開閉を制御して状態1〜状態3にして各温水供給管3a、4aへの温水の流路パターンを3つのパターン1〜3に設定することができて、例えばパターン1に設定することで蒸気や高温の温風を効率的に発生させることができたり、パターン2に設定することで低温の温風を効率的に発生することができる。
また、2台の熱交換器3、4を切り替えて使用できるため、蒸気発生装置1の出力を1台の熱交換器3による出力と2台の熱交換器3、4による出力との間に設定できると共に、例えば両熱交換器3、4の温水供給管3a、4aへの温水の供給切替と同時に送風ファン9の回転数や拡散パイプ5からの湯水の拡散量の制御を組み合わせることで、蒸気発生装置1の出力を広範囲に切り替えることができる。
また、2つの熱動弁16a、16bの開閉制御により、熱交換器3、4の両方に温水が直列状に循環供給される状態1と、一方の熱交換器3にのみ温水が循環供給される状態2、及び両熱交換器3、4への温水の循環を停止する状態3に設定可能であるため、2台の熱交換器3、4を効果的に切り替えて蒸気発生装置1の出力を簡単に制御でき、これらのことから、例えば「ミスト暖房」「ドライ暖房」「乾燥」「換気」等の各運転モードに的確に対応することができる。
また、蒸気を発生させる熱交換器3と温風を発生させる熱交換器4が筐体2内に所定間隔を有して略垂直状態で配置されていることから、同じ吹出口23bから蒸気や温風を吹き出すことができて、従来のように蒸気の吹出部が浴室13の天井パネル13a部分に突出することがなくなり、浴室13の天井部分の意匠性の低下を防止でき、これらのことから、浴室13の天井パネル13aに設置される蒸気発生装置1として好適に使用することが可能となる。
さらに、両熱交換器3、4の温水供給管3a、4aへの温水の流路切替を2つの熱動弁16a、16bで行うことができるため、その構成を簡略化して安価な蒸気発生装置1の提供が可能になると共に、制御基板12の制御信号により両熱動弁16a、16bを自動的に切り替えて状態1〜3に設定でき、切替のための格別の操作が不要となって操作性と使い勝手に優れると共に、2台の熱交換器3、4の切替制御により省エネ効果に優れた蒸気発生装置1を提供することが可能である。
なお、上記実施形態においては、筐体内に2台の熱交換器3、4を配置して各熱交換器3、4に熱動弁16a、16bを接続して各温水供給管3a、4aへの温水供給を切り替えるように構成したが、本発明はこの構成に限定されず、例えば3台以上の熱交換器を配置して各熱交換器の温水供給管への温水の供給を適宜数の熱動弁で切り替えるように構成することもできる。また、上記実施形態における熱動弁16a、16bの配置位置やその数等も一例であって、適宜に増減できるし、流路切替手段16も熱動弁に限らず他の開閉弁等といった他の適宜の切替手段を採用することができる。
本発明は、システムバスルーム等の浴室の天井パネルに設置される蒸気発生装置に限らず、例えばサウナルームやシャワールーム等の蒸気発生装置にも適用できるし、浴室の壁パネルの上端部と天井パネルのコーナ部等の天井部分、あるいは浴室内のカウンター内部に配置する蒸気発生装置にも適用できる。
本発明に係わる蒸気発生装置の一実施形態を示す基本構成図 同その熱動弁の動作を示す図 同その説明図 同蒸気発生装置の動作の一例を示すフローチャート 同ファン回転数と風速及び出力の関係を示す図
符号の説明
1・・・蒸気発生装置、2・・・筐体、3・・・熱交換器、3a・・・温水供給管、4・・・熱交換器、4a・・・温水供給管、5・・・拡散パイプ、6・・・バッファタンク、7・・・循環ポンプ、8・・・通風路、9・・・送風ファン、10・・・換気ファン、12・・・制御基板、13・・・浴室、13a・・・天井パネル、15a・・・循環往き配管、15b・・・循環戻り配管、16・・・流路切替手段、16a、16b・・・熱動弁、23・・・グリル板、23a・・・吸気口、23b・・・吹出口。

Claims (4)

  1. 筐体内に配置されそれぞれ温水供給管を有して蒸気や温風を発生させる複数の熱交換器と、作動により筐体に設けた吸気口と吹出口との間に通風路を形成する送風手段と、を備えた蒸気発生装置であって、
    前記複数の熱交換器の各温水供給管に循環供給される温水の流路が流路切替手段によって切り替えられて、蒸気や温風が前記吹出口から室内に吹き出されることを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 前記熱交換器は、温水供給管に温水が循環供給されると共に拡散手段から湯が拡散されることにより蒸気を発生させる第1の熱交換器と、温水供給管に温水が循環供給されることにより温風を発生させる第2の熱交換器と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生装置。
  3. 前記流路切替手段は、少なくとも、複数の熱交換器の温水供給管に直列状態で温水が循環供給される状態1と、所定の熱交換器にのみ温水が循環供給される状態2と、に切替可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気発生装置。
  4. 前記流路切替手段は、複数の熱交換器の温水供給管の入口側もしくは出口側に接続された複数の熱動弁を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の蒸気発生装置。
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