JP2007152000A - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器の所定領域に湯水を効果的に拡散することにより、蒸気の発生効率を向上させると共に最適な加湿量等が簡単に得られる蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】筐体内に配置された熱交換器と、該熱交換器の近傍の筐体内に配置され加熱手段で加熱された状態の熱交換器に湯水を拡散することにより蒸気を発生させる拡散パイプと、該拡散パイプから熱交換器への湯水の拡散領域を変化させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。前記制御手段は、拡散領域を予め設定した少なくとも二つの領域の間で変化させ、また、複数本配置した拡散パイプへの通水制御によってあるいはパイプの熱交換器に対する角度制御及び又は位置制御によって湯水の拡散領域を変化させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばシステムバスルーム等の浴室の天井部分等に設置されて浴室内に蒸気を発生させる蒸気発生装置に関する。
従来、浴室の天井に設置される蒸気発生装置としては、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示のミスト装置(蒸気発生装置)は、横長の装置本体部内に熱交換器を斜めの状態で配置し、この熱交換器の一次側に吸込口を設けると共に二次側に循環ファンを設け、熱交換器で高温とされた温風を循環ファンの作動により吹出口から浴室内に噴出させると共に、装置本体部の開口を閉塞するグリルの吸込口の近傍外側に、温水供給管と複数の噴出ノズルとで構成したミスト噴出手段を配置し、このミスト噴出手段から浴室内にミスト(蒸気)を直接噴出させるようにしたものである。
特開2002−336327号公報
しかしながら、このような蒸気発生装置においては、装置本体部内に配置された熱交換器が蒸気を発生させるものではないことから、給湯機から温水供給管に供給される温水をミストとして噴出ノズルから噴出するミスト噴出手段を、装置本体部の開口端部に浴室内に突出する状態で設ける必要があり、蒸気の発生効率の面で劣ると共に、温水を単に噴出ノズルから噴出してミストを発生させる構造であるため、ミスト噴出手段による加湿量等を最適な値に設定することが困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、熱交換器の所定領域に湯水を効果的に拡散することにより、蒸気の発生効率を向上させると共に最適な加湿量等が簡単に得られる蒸気発生装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、筐体内に配置された熱交換器と、該熱交換器の近傍の筐体内に配置され加熱手段で加熱された状態の熱交換器に湯水を拡散することにより蒸気を発生させる拡散パイプと、該拡散パイプから前記熱交換器への湯水の拡散領域を変化させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
そして、前記制御手段は、請求項2に記載の発明のように、前記拡散領域を予め設定した少なくとも二つの領域の間で変化させることが好ましい。また、前記制御手段は、請求項3に記載の発明のように、複数本配置した前記拡散パイプへの通水制御によって湯水の拡散領域を変化させたり、請求項4に記載の発明のように、前記拡散パイプの熱交換器に対する角度制御及び又は位置制御によって湯水の拡散領域を変化させることが好ましい。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、加熱手段で加熱された状態の熱交換器に湯水を拡散することにより蒸気を発生させる拡散パイプと、この拡散パイプから熱交換器への湯水の拡散領域を変化させる制御手段を備えるため、湯水の拡散方式により蒸気の発生効率を向上させつつ、湯水の拡散領域を所望に設定できて、最適な加湿量等を簡単に得ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、制御手段が拡散領域を予め設定した少なくとも二つの領域の間で変化させるため、湯水の拡散領域を複数に設定できて、最適な加湿量等を一層簡単に得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、制御手段が複数本配置した拡散パイプへの通水制御によって湯水の拡散領域を変化させるため、通水制御という簡易な構成により、拡散パイプからの湯水の拡散領域を最適に容易に設定することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、制御手段が拡散パイプの熱交換器に対する角度制御や位置制御によって湯水の拡散領域を変化させるため、角度制御や位置制御という簡易な構成により、湯水の拡散領域を最適に容易に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わる蒸気発生装置の一実施形態を示し、図1がその基本構成図、図2が具体的構成を示す縦断面図、図3が熱交換器と拡散パイプの配置関係を示す正面図、図4がその概略側面図、図5が湯水の拡散状態の説明図である。
図1に示すように、本発明に係わる蒸気発生装置1は、筐体2内に所定間隔を有して略垂直状態で配置された熱交換器3と、熱交換器3上に所定温度の湯水を拡散(放散、吐出、噴出、噴射、吹付け、噴霧等も含む)させる拡散パイプ5と、この拡散パイプ5で拡散された湯水を回収するバッファタンク6と、このバッファタンク6内の湯水を汲み上げて配管8を介し拡散パイプ5に供給する循環ポンプ7と、前記熱交換器3により発生した蒸気や温風を浴室12内に吹き出す送風ファン9と、筐体2にダンパーモータ11aで開閉するダンパー11を介して接続された換気ファン10と、制御手段としての制御基板13等を備えている。
前記熱交換器3は、蒸気発生用として使用され、図2及び図3に示すように、一定間隔で並設された多数枚のフィン3aと、このフィン3aの両端部に配置された支持板3bと、フィン3a及び支持板3bを支持する蛇行状に屈曲形成された加熱手段としての温水供給管3c等で構成されている。そして、図1に示すように、熱交換器3の温水供給管3cには、循環機能付きの給湯機に接続された循環往き配管15aと循環戻り配管15bが電磁弁16を介して接続されている。
このような熱交換器3上に湯水を拡散する前記拡散パイプ5は、図3及び図4に示すように、例えば金属パイプからなる2本の拡散パイプ5a、5bにより形成されている。この各拡散パイプ5a、5bは、その先端部が閉塞されて基部に前記配管8接続用の接続部17が設けられると共に、熱交換器3と対向する周面には所定形態(例えば一定ピッチ)で多数の噴出孔18が形成されている。
そして、この各拡散パイプ5a、5bは、熱交換器3の一次側(吸気側)上部に所定の間隔を有して配置されており、この時、一方の拡散パイプ5aの長さが他方の拡散パイプ5bよりも長く形成されることにより、拡散パイプ5aによる熱交換器3への拡散領域(拡散面積)S1と拡散パイプ5bによる拡散領域S2とが異なる(すなわち拡散領域S1が拡散領域S2より大きくなる)ように設定されている。なお、拡散領域S1、S2を決定する各拡散パイプ5a、5bの長さは、例えば実験により求めた長さ(領域)と加湿量(蒸気発生装置1の出力)等の関係によって予め設定されている。
また、この各拡散パイプ5a、5bは、図3に示すように、電磁弁19a、19bを介して前記循環ポンプ7の一方の吐出口に並列的に接続されると共に、各電磁弁19a、19bが制御基板13に接続されている。これにより、後述するように、制御基板13の制御信号により、循環ポンプ7が作動中に電磁弁19a、19bが開閉動作することにより、各拡散パイプ5a、5bから熱交換器3上への湯水の拡散領域が調整(変化)されるようになっている。
前記循環ポンプ7は、図1に示すように、バッファタンク6から吸い上げた湯水を2つの方向に吐出する切替式のポンプが使用され、一方の吐出口に配管8及び電磁弁19a、19bを介して前記拡散パイプ5a、5bが接続され、他方の吐出口に排水配管20が接続されている。これにより、制御基板13の制御信号により、循環ポンプ7が正転して拡散側に切り替わることにより、汲み上げた湯水が拡散パイプ5a、5bから後述するように熱交換器3上に拡散され、循環ポンプ7が逆転して排水側に切り替わることにより、汲み上げた湯水が排水配管20を介して排水されるようになっている。
前記バッファタンク6は、図1及び図2に示すように、熱交換器3の下方に配置され、給水電磁弁23が接続された給水配管22が接続されると共に、バッファタンク6内の湯水の水位を検出するフロートスイッチ24や湯水の温度を検出する温度センサ25が配置されている。また、バッファンタンク6の底壁には、バッファタンク6内の湯水を加熱して雑菌の増殖防止等を図るヒータ26が配置されている。
前記送風ファン9は、例えばシロッコファン、クロスフローファン等によって形成され、そのファンモータの回転により、図2に示すように、グリル板28の吸気口28aと吹出口28bとの間の筐体2内に通風路を形成するように構成されている。また、前記換気ファン10は、例えばシロッコファン等によって形成され、そのファンモータの回転により、吸気口28aと換気ファン10との間の筐体2内に換気通路を形成するように構成されている。なお、グリル板28の吹出口28bには、ルーバー29がルーバーモータ29aの回転により開閉可能に配設されている。
そして、これらの各部品が扁平薄型の筐体2内に配置されることで、蒸気発生装置1自体が図2に示すように扁平薄型形状に形成されて、図1に示すように浴室12の例えば天井パネル12aに筐体2及び換気ファン10が浴室12外に位置するようにして設置されている。また、前記制御基板13は、図示しないマイコンや電源回路等を有し、その入力側に前記フロートスイッチ24や温度センサ25等の各種センサが接続されると共に、その出力側には前記循環ポンプ7や各種電磁弁等が接続されている。また、制御基板13には、電源コード30や信号線31等が接続されると共に、必要に応じて前記換気ファン10とは別の換気扇32及び室内リモコン33や室外リモコン34等が接続されている。
次に、このように構成された蒸気発生装置1の動作の一例について説明する。先ず、この蒸気発生装置1は、例えば「ミスト暖房」「ドライ暖房」「乾燥」「換気」の4つの運転モードで運転可能に構成されている。そして、これらの運転モードのうち、拡散パイプ5から湯水が拡散される「ミスト暖房」運転モードが選択された場合には、次のようにして動作する。すなわち、給水配管22からバッファタンク6内に水が供給され、循環ポンプ7の作動によりバッファタンク6内の水が汲み上げられて拡散パイプ5a、5bから熱交換器3上に拡散されると共に、給湯機から循環往き配管15aと循環戻り配管15bにより熱交換器3の温水供給管3cに所定温度(例えば80℃以上)の温水が供給される。
この熱交換器3の温水供給管3cへの温水の循環供給により、熱交換器3のフィン3aが所定温度まで加温され、送風ファン9の作動により吸気口28aから吸い込まれた筐体2内の前記通風路内の空気が、熱交換器3で加温されて温風となる。また、循環ポンプ7の作動で熱交換器3上に拡散される水は、熱交換器3のフィン3a間を通過して流下することにより、熱交換器3で効率良く熱交換されて短時間に所定温度の湯水となる。
この所定温度となった湯水の熱交換器3への拡散により、筐体2内の通風路を介して熱交換器3のフィン3a間に供給されている空気との間に圧力差が生じて拡散される湯水の一部が蒸気となり、この蒸気が送風ファン9を通過して吹出口28bから浴室12内に吹き出され、浴室12内が蒸気で充満した「ミスト暖房」状態が得られることになる。
そして、この「ミスト暖房」状態における各拡散パイプ5a、5bによる湯水の拡散時に、制御基板13により、各拡散パイプ5a、5bからの湯水の拡散領域が次のようにして調整される。すなわち、図5(a)に示すように、循環ポンプ7が作動した状態で、制御基板13の制御信号により電磁弁19bが所定時間「開」になると、拡散パイプ5bから湯水が熱交換器3に拡散され、この時の拡散領域は、拡散パイプ5bの長さに応じた拡散領域S2(最大拡散領域)となり、蒸気発生装置1からこの拡散領域S2に対応した量のミストが発生することになる。
また、図5(b)に示すように、制御基板13の制御信号により電磁弁19aが所定時間「開」になると、拡散パイプ5aから湯水が熱交換器3に拡散パイプ5aの長さに応じた量だけ拡散されることになり、この時の拡散領域は、拡散パイプ5aの長さが前記拡散パイプ5bより長いことから、前記拡散領域S2より大きい拡散領域S1となる。さらに、図5(c)に示すように、制御基板13の制御信号により両電場弁19a、19bがともに「開」になると、両拡散パイプ5a、5bによる拡散領域S2、S1を合計した拡散領域S3(最大拡散領域)に湯水が拡散されることになる。
つまり、長さの異なる2本の拡散パイプ5a、5bを配置して各拡散パイプ5a、5bに接続された電磁弁19a、19bの開閉を制御することにより、熱交換器3上への湯水の拡散領域を最小拡散領域S2から最大拡散領域S3までの間で例えば三段階に変化させ、この拡散領域の変化に対応して蒸気発生装置1から発生するミストの量を所望量に増減(調整)できることになる。なお、図5に示す例においては、両電磁弁19a、19bを所定時間「開」にすることで、三段階の所定時間略一定量の拡散領域S2、S1、S3を得るように構成したが、例えば、両電磁弁19a、19bの開閉をパルス状に制御することにより、熱交換器3上に拡散される湯水の拡散領域を、S2〜S3の間で略連続的に拡大させたり縮小させることもでき、このように構成すれば、拡散領域のきめ細かな制御が可能となる。
このように、上記実施形態の蒸気発生装置1にあっては、熱交換器3に湯水を拡散することにより蒸気を発生させるための拡散パイプ5a、5bを2本配置し、この各拡散パイプ5a、5bに接続された電磁弁19a、19bの開閉を制御基板13で制御することにより、熱交換器3上に拡散される湯水の拡散領域を変化させることができるため、浴室12内の大きさや温度・湿度等に応じた最適な加湿量(蒸気発生装置1の出力)を簡単に得ることができる。特に、制御基板13の制御信号によって、所定長さの2本の拡散パイプ5a、5bへの通水を制御することで、予め設定したS1、S2、S3の三段階の拡散領域に設定することができて、浴室12の大きさ等の形態に係わらず浴室12内に最適な加湿量等を一層簡単に得ることが可能となる。
また、制御基板13が2本の拡散パイプ5a、5bへの通水制御によって湯水の拡散領域を変化させるため、各拡散パイプ5a、5bに接続された2つの電磁弁19a、19bの開閉により拡散領域を変化させることができて、構成の簡素化と制御自体の簡素化を図ることができる。また、循環ポンプ7として2つの吐出口を有するポンプが使用されているため、バッファタンク6内の湯水を排水するためのポンプが不要となり、蒸気発生装置1の構成を簡略化することができると共に、バッファンタンク6内の湯水の循環使用が可能となり、水の有効利用を図ることができる。これらにより、構成簡易で安価な蒸気発生装置1を得ることができて、例えば浴室12の天井部分に設置される蒸気発生装置1に好適に適用することが可能となる。
さらに、蒸気発生装置1が各拡散パイプ5a、5bから湯水を熱交換器3上に拡散することにより蒸気を発生する方式であるため、従来のミスト噴出手段による蒸気の発生に比較して、所望量の蒸気を短時間に発生させることができて、蒸気の発生効率を大幅に高めることが可能となり、比較的容積の大きな浴室12であっても好適に設置することができる。
図6〜図9は、本発明に係る蒸気発生装置の第2及び第3の実施形態を示している。以下、上記実施形態と同一部位には同一符号を付して説明する。先ず、図6及び図7に示す第2の実施形態の蒸気発生装置1の特徴は、前記拡散パイプ5を熱交換器3の幅と略同一長さの1本の拡散パイプ5で形成すると共に、この拡散パイプ5をモータ35により矢印イの如く軸回りに所定角度α回転可能に配設した点にある。すなわち、拡散パイプ5の基部側に、前記制御基板13の制御信号により正転もしくは逆転するモータ35を連結すると共に電磁弁19aを介して循環ポンプ7を接続する。この時、拡散パイプ5はその噴出孔18の向きが、例えばモータ35の正転時に図7(a)に示す拡散領域S1となる位置に設定され、モータ35の逆転時に図7(b)に示す拡散領域S2となる位置に設定されるようになっている。
これにより、噴出孔18の位置が角度αの範囲で変化し、噴出孔18から噴出される湯水の向き、つまり湯水の熱交換器3上への拡散領域が、図7(a)の最大拡散領域が得られるS1から図7(b)の最小拡散領域が得られるS2の範囲で、段階的もしくは略連続的に変化することになる。この実施形態の蒸気発生装置1においても、拡散パイプ5の回転角度により湯水の熱交換器3上への拡散領域が変化して、少なくとも最大・最小の二段階の拡散領域に設定できて、上記実施形態と同様の作用効果が得られることになる。
また、図8及び図9に示す第3の実施形態の蒸気発生装置1の特徴は、前記拡散パイプ5を熱交換器3の幅と略同一長さの1本の拡散パイプ5で形成すると共に、この拡散パイプ5を上下移動機構36により熱交換器3の高さ方向に移動可能に配設した点にある。すなわち、熱交換器3の幅方向両側にガイドとしてのレール37を配置すると共に、拡散パイプ5の例えば基部側にモータやベルト等からなり制御基板13の制御信号で作動する上下移動機構36を連結する。
そして、制御基板13の制御信号により上下移動機構36を作動させて、拡散パイプ5をレール37に沿って矢印ロ方向もしくは矢印ハ方向に移動させて、拡散パイプ5の熱交換器3に対する位置を変化させる。この拡散パイプ5が矢印ロ方向に上昇して図9(a)に示す上方に位置することで、湯水が熱交換器3の略全域である拡散領域S1に拡散されて最大拡散領域が得られ、また拡散パイプ5が矢印ハ方向に下降して図9(b)に示す最も下方に位置することで、湯水が熱交換器3の下部側の拡散領域S2に拡散されて最小拡散領域が得られることになる。
この実施形態においても、拡散パイプ5の熱交換器3に対する上下方向の位置により、熱交換器3上に拡散される湯水の拡散領域が少なくとも最大と最小の二段階に設定されて、上記実施形態と同様の作用効果が得られることになる。この第3の実施形態においては、拡散パイプ5を上下方向に移動可能に配設したが、例えば熱交換器5の幅より短い長さの拡散パイプを熱交換器5の幅方向である図8に示す矢印ニ方向に移動可能に配設して、熱交換器3上への湯水の拡散領域を調整することも勿論可能である。
なお、本発明は、上記した各実施形態のそれぞれに限定されるものではなく、例えば複数本の拡散パイプ5a、5bを回転可能や上下方向に移動可能等に配設して、熱交換器3上への湯水の拡散領域をきめ細かに調整することもできるし、拡散パイプ5の本数も1本や2本に限らず、3本以上の拡散パイプ5を所定形態で配置する構成とすることもできる。
また、上記各実施形態においては、熱交換器3を筐体2内に略垂直状態で配置したが、例えば熱交換器3を図4の二点鎖線で示すように、所定角度傾斜させることにより湯水の熱交換器3のフィン3aへの接触時間を長くして、蒸気の発生効率をより高めるように構成することもできる。さらに、上記各実施形態における、蒸気発生装置1の全体構成、筐体2内における熱交換器3や送風ファン9の配置形態等も一例であって、筐体2が設置される浴室12の部位等に応じて最適な形態を使用する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、浴室の天井部分に設置される蒸気発生装置に限らず、例えば浴室の壁パネルやカウンターあるいはバスタブエプロン内側に設置される蒸気発生装置にも適用できる。
本発明に係わる蒸気発生装置の一実施形態を示す基本構成図 同具体的構造を示す縦断面図 同熱交換器と拡散パイプの配置関係を示す正面図 同その概略側面図 同湯水の拡散状態の説明図 本発明に係わる蒸気発生装置の第2の実施形態を示す図3と同様の正面図 同その概略側面図 本発明に係わる蒸気発生装置の第3の実施形態を示す図3と同様の正面図 同その概略側面図
符号の説明
1・・・蒸気発生装置、2・・・筐体、3・・・熱交換器、3a・・・フィン、3b・・・支持板、3c・・・温水供給管、5、5a、5b・・・拡散パイプ、6・・・バッファタンク、7・・・循環ポンプ、9・・・送風ファン、10・・・換気ファン、12・・・浴室、12a・・・天井パネル、13・・・制御基板、18・・・噴出孔、19a、19b・・・電磁弁、20・・・排水配管、22・・・給水配管、35・・・モータ、36・・・上下移動機構、37・・・レール、α・・・角度。

Claims (4)

  1. 筐体内に配置された熱交換器と、該熱交換器の近傍の筐体内に配置され加熱手段で加熱された状態の熱交換器に湯水を拡散することにより蒸気を発生させる拡散パイプと、該拡散パイプから前記熱交換器への湯水の拡散領域を変化させる制御手段と、を備えたことを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 前記制御手段は、前記拡散領域を予め設定した少なくとも二つの領域の間で変化させることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生装置。
  3. 前記制御手段は、複数本配置した前記拡散パイプへの通水制御によって前記拡散領域を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気発生装置。
  4. 前記制御手段は、前記拡散パイプの熱交換器に対する角度制御及び又は位置制御によって前記拡散領域を変化させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の蒸気発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013036721A (ja) * 2011-08-11 2013-02-21 Wetmaster Kk 滴下浸透気化式加湿装置

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