JP5040273B2 - 加湿空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、浴室やシャワー室等の室内の加湿暖房を行う加湿空調システムに関する。
従来より、温水をミストとして浴室内に噴出し、浴室の加湿暖房を行うミスト装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなミスト装置は、単数もしくは複数のミストノズルを浴室の壁面等に設置して、給湯器から供給された温水をミストにして浴室内に噴出する構成である。
しかし、ミストの噴出のみで浴室を暖める場合、温度が十分に上がらないという問題があった。
そこで、暖房機による温風の吹き出しと併用してミストを噴出することで、短時間で浴室の温度を上げられるようにしたミスト装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、加湿装置としては、超音波振動子により水を振動させ、微細化した水滴を発生させて空気を加湿する超音波加湿器や、ヒータで水を加熱して水蒸気を発生させて空気を加湿するヒータ式の加湿器も提案され、例えば、装置本体と室外機を備え、室外機に超音波加湿器を組み込んだ浴室乾燥機も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特公平6−59301号公報 特開2002−61860号公報 特許第3756055号公報
しかし、水を霧状のミストにして噴出し、加湿暖房を行う構成では、入浴者等が直接水滴を浴びることで体が濡れてしまい、発汗により体が濡れているのか、ミストにより体が濡れているのか判断しにくい状況になってしまい、加湿暖房を行っても、発汗を実感できないという問題があった。
これに対して、超音波加湿器やヒータ式の加湿器を利用すれば、直接水滴を浴び難くなって、加湿暖房による発汗は実感しやすくなるが、超音波加湿器で発生させた微細化した水滴やヒータ式の加湿器で発生させた水蒸気を送風する手段が備えられていないと、十分な加湿効果が得られないという問題があった。
また、微細化した水滴を送風するため、室外機に超音波加湿器を組み込んだ浴室乾燥機では、室外機と装置本体の間を給気及び排気ダクトで接続する必要があり、施工に手間が掛かると共に、設置場所に制約が多いという問題があった。
更に、加湿器と浴室乾燥機を別々の装置とすると、入浴者等はそれぞれの装置を操作する必要があり、操作が面倒であるという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、加湿暖房の効果を実感でき、かつ、操作が容易な加湿空調システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の加湿空調システムは、超音波振動子により水を振動させて発生させた微細化した水滴で空気を加湿して加湿空気を生成する加湿手段を有すると共に、浴室から吸い込んだ空気を循環させ、加湿手段で生成した加湿空気を同浴室に吹き出す送風手段を有した加湿装置と、加湿装置で加湿空気が吹き出される浴室内の空気を吸い込んで同浴室に吹き出す循環送風手段を有すると共に、循環送風手段で吹き出す空気を加熱する加熱手段を有した空調装置とを備え、加湿装置と空調装置は、空調装置が浴槽の上部に配置され、加湿装置が洗い場側に配置されて、浴槽と洗い場の並び方向に沿って浴室の天井に配置され、空調装置は、浴室内の空気を吸い込む吸込口よりも、浴室内に空気を吹き出す吹出口が洗い場側に配置され、浴室内の空気を吸い込む空調装置の吸込口よりも洗い場側に配置されるように、浴槽の上部に配置された空調装置の吹出口と、洗い場の上部に配置された加湿装置の吹出口から、浴室の洗い場側に向けて送風を行う加湿空調システムであって、所定の操作により、空調装置は吹出口から浴室の洗い場方向に温風を吹き出して暖房を行い、空調装置から温風を吹き出して所定時間経過後に、加湿装置は、空調装置により温風が吹き出されて温度が上げられた浴室の空気を吸込口から吸い込んで加湿して、同浴室内に吹出口から加湿空気を吹き出し、空調装置の吹出口から浴室の洗い場方向へ吹き出される温風により、加湿装置の吹出口から加湿空気が吹き出された浴室内の空気を循環させながら、浴室全体の加湿暖房を行うことを特徴とする。
また、上述した課題を解決するため、本発明の加湿空調システムは、超音波振動子により水を振動させて発生させた微細化した水滴で空気を加湿して加湿空気を生成する加湿手段を有すると共に、浴室から吸い込んだ空気を循環させ、加湿手段で生成した加湿空気を同浴室に吹き出す送風手段を有した加湿装置と、加湿装置で加湿空気が吹き出される浴室内の空気を吸い込んで同浴室に吹き出す循環送風手段を有すると共に、循環送風手段で吹き出す空気を加熱する加熱手段を有した空調装置とを備え、加湿装置と空調装置は、空調装置が浴槽の上部に配置され、加湿装置が洗い場側に配置されて、浴槽と洗い場の並び方向に沿って浴室の天井に配置され、空調装置は、浴室内の空気を吸い込む吸込口よりも、浴室内に空気を吹き出す吹出口が洗い場側に配置され、浴室内の空気を吸い込む空調装置の吸込口よりも洗い場側に配置されるように、浴槽の上部に配置された空調装置の吹出口と、洗い場の上部に配置された加湿装置の吹出口から、浴室の洗い場側に向けて送風を行う加湿空調システムであって、所定の操作により、空調装置は吹出口から浴室の洗い場方向に温風を吹き出して暖房を行い、浴室の温度が加湿空気の吹き出しに適した温度に上昇すると、加湿装置は、空調装置により温風が吹き出されて温度が上げられた浴室の空気を吸込口から吸い込んで加湿して、同浴室内に吹出口から加湿空気を吹き出し、空調装置の吹出口から浴室の洗い場方向へ吹き出される温風により、加湿装置の吹出口から加湿空気が吹き出された浴室内の空気を循環させながら、浴室全体の加湿暖房を行うことを特徴とする。
本発明の加湿空調システムでは、浴槽の上部に配置された空調装置は、浴室内の空気を循環させながら、洗い場側に向けて温風を吹き出して、室内を暖房する。また、洗い場の上部に配置された加湿装置は、空気を加湿して生成した加湿空気を、洗い場側に向けて温風を吹き出す空調装置により暖房が行われる浴室内に吹き出す。そして、空調装置による室内の暖房と、加湿装置による加湿空気の供給が、所定の操作により連動して行われる。
本発明の加湿空調システムによれば、独立した構成の加湿装置と空調装置の双方を制御して、浴槽の上部に配置された空調装置で洗い場側に向けて温風を吹き出すと共に、洗い場の上部に配置された加湿装置で洗い場側に向けて加湿空気を吹き出すことで、室内の加湿暖房が行われるので、加湿暖房を行う際に、加湿装置と空調装置をそれぞれ操作する必要がなく、利用者の操作の手間を低減することができる。
また、室内を加湿するために、加湿装置で生成された加湿空気を供給することで、加湿空調システムが浴室で使用される場合、入浴者が直接水滴を浴びることがなく、加湿暖房に伴う発汗効果を実感できる。
更に、加湿装置で加湿空気を送風できるので、十分な加湿効果を得ることができると共に、加湿空気を送風するために、他の空調装置と加湿装置をダクトを介して接続する必要がなく、施工が容易である。
以下、図面を参照して本発明の加湿空調システムの実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態の加湿空調システムの構成例>
図1は、第1の実施の形態の加湿空調システムの一例を示す構成図である。第1の実施の形態の加湿空調システム1Aは、加湿空気WAを吹き出す加湿装置2と、温風HAまたは送風を吹き出す浴室空調装置3Aを浴室51の天井等に備え、加湿装置2と浴室空調装置3Aを連動させて、浴室51の加湿暖房が行われる。
図2は、第1の実施の形態の加湿装置2Aの一例を示す構成図である。第1の実施の形態の加湿装置2Aは、超音波振動子を利用した形態の加湿装置で、微細化した水滴Mを発生させて霧状の加湿空気WAを生成する加湿部20Aと、図1に示す浴室51から吸い込んだ空気RAを循環させて、加湿空気WAを吹き出す循環ファン部21を備える。
加湿部20Aは加湿手段の一例で、水Wを貯める水槽22Aと、水槽22Aに貯水された水Wを振動させて微細化した水滴Mを発生させる超音波振動子23Aと、微細化されて拡散された水滴Mに、循環させる空気を混合させて加湿し、加湿空気WAを生成する加湿風路24を備える。また、加湿部20Aは、水槽22Aに給水を行う給水機構22sと、水槽22Aの排水を行う排水機構22eと、水槽22A内の水位を検出する水位センサ22wを備える。
水槽22Aは、上面が開口して加湿風路24に露出すると共に、底面に超音波振動子23Aを備え、水槽22Aに貯水された水Wを超音波振動子23Aで振動させることで微細化した水滴Mを発生させ、水槽22Aの上部の加湿風路24へと拡散させる。
給水機構22sは、図示しない上水管と接続され、例えば水槽22Aの上部に給水口22swを備えると共に、給水SWの有無を切り替える給水バルブ22sbを備える。
また、排水機構22eは、浴室51の図示しない排水管と接続され、水槽22Aの底面に排水口22ewを備えると共に、排水EWの有無を切り替える排水バルブ22ebを備える。
水位センサ22wは、水槽22A内にフロートを備え、フロートの位置で水位を検出する。
循環ファン部21は送風手段の一例で、図示しないファンモータに回転駆動される多翼のファン25と、風路を形成するファンケース26を備える。
ファンケース26は、ファン25の軸方向に沿ってファン吸込口26aを備えると共に、ファン25の接線方向に沿ってファン吹出口26bを備え、循環ファン部21は、ファン25が回転駆動されると、ファン吸込口26aから空気を吸い込んで、ファン吹出口26bから吹き出す。
循環ファン部21は、ファン吹出口26bが加湿部20Aの加湿風路24と接続されている。これにより、水槽22Aに貯水された水Wを超音波振動子23Aで振動させることで微細化して拡散した水滴Mに、ファン25が回転駆動されることでファン吹出口26bから吹き出す空気が混合されて加湿され、加湿空気WAが生成される。
加湿装置2Aは、下面にフロントパネル27を備える。フロントパネル27は、加湿装置2Aに着脱できるように構成され、循環ファン部21のファン吸込口26aとつながる吸込グリル27aと、加湿風路24とつながる吹出グリル27bを備える。
これにより、加湿装置2Aは、加湿部20Aと循環ファン部21が駆動されると、吸込グリル27aから空気RAを吸い込み、吸込グリル27aから吸い込んだ空気を加湿風路24を通して加湿して、吹出グリル27bから加湿空気WAを吹き出す。
図3は、第2の実施の形態の加湿装置2Bの一例を示す構成図である。第2の実施の形態の加湿装置2Bは、ヒータを利用した形態の加湿装置で、水蒸気WVを発生させて加湿空気WAを生成する加湿部20Bと、図1に示す浴室51から吸い込んだ空気RAを循環させて、加湿空気WAを吹き出す循環ファン部21を備える。
加湿部20Bは加湿手段の一例で、水Wを貯める水槽22Bと、水槽22Bに貯水された水Wを加熱して水蒸気WVを発生させる水加熱手段としてのヒータ23Bと、循環させる空気を水蒸気WVで加湿して加湿空気WAを生成する加湿風路24を備える。また、加湿部20Bは、水槽22Bに給水を行う給水機構22sと、水槽22Bの排水を行う排水機構22eと、水槽22B内の水位を検出する水位センサ22wを備える。
水槽22Bは、上面が開口して加湿風路24に露出すると共に、内部にヒータ23Bを備え、水槽22Bに貯水された水Wをヒータ23Bで加熱することで水蒸気WVを発生させ、水槽22Bの上部の加湿風路24へと拡散させる。
給水機構22sは、図示しない上水管と接続され、例えば水槽22Bの上部に給水口22swを備えると共に、給水SWの有無を切り替える給水バルブ22sbを備える。
また、排水機構22eは、浴室51の図示しない排水管と接続され、水槽22Bの底面に排水口22ewを備えると共に、排水EWの有無を切り替える排水バルブ22ebを備える。
水位センサ22wは、水槽22B内にフロートを備え、フロートの位置で水位を検出する。
循環ファン部21は送風手段の一例で、図示しないファンモータに回転駆動される多翼のファン25と、風路を形成するファンケース26を備える。
ファンケース26は、ファン25の軸方向に沿ってファン吸込口26aを備えると共に、ファン25の接線方向に沿ってファン吹出口26bを備え、循環ファン部21は、ファン25が回転駆動されると、ファン吸込口26aから空気を吸い込んで、ファン吹出口26bから吹き出す。
循環ファン部21は、ファン吹出口26bが加湿部20Bの加湿風路24と接続されている。これにより、ファン25が回転駆動されることでファン吹出口26bから吹き出す空気が、水槽22Bに貯水された水Wをヒータ23Bで加熱することで発生させた水蒸気WVで加湿され、加湿空気WAが生成される。
加湿装置2Bは、下面にフロントパネル27を備える。フロントパネル27は、加湿装置2Bに着脱できるように構成され、循環ファン部21のファン吸込口26aとつながる吸込グリル27aと、加湿風路24とつながる吹出グリル27bを備える。
これにより、加湿装置2Bは、加湿部20Bと循環ファン部21が駆動されると、吸込グリル27aから空気RAを吸い込み、吸込グリル27aから吸い込んだ空気を加湿風路24を通して加湿して、吹出グリル27bから加湿空気WAを吹き出す。
図4は、本実施の形態の浴室空調装置の一例を示す構成図であり、次に、浴室空調装置3Aの構成及び動作例について説明する。
浴室空調装置3Aは空調装置の一例で、浴室暖房換気乾燥装置等と称され、図1に示す浴室51から空気RAを吸い込んで吹き出すファン部30と、ファン部30から吹き出される空気を浴室51に吹き出すか、排気するかを切り替える風路切換部31と、浴室51へ吹き出す空気を加熱するヒータ32とを備える。
ファン部30は循環送風手段の一例で、回転駆動される多翼のファン33と、ファン33を回転駆動するファンモータ33aと、風路を形成するファンケース34を備える。
浴室空調装置3Aは、ファン33の軸方向に沿ったファンケース34の下面にファン吸込口34aを備え、ファンケース34は、ファン33が回転駆動されることでファン吸込口34aから吸い込んだ空気を、ファン33の接線方向に吹き出す風路を形成する。
風路切換部31は、風路を切り換えるダンパ35を備える。ダンパ35は、後述するダンパモータの駆動力がカム35aを介して伝達され、軸35bを支点に回転して開閉動作を行う。
浴室空調装置3Aは、風路切換部31の下方に吹出口36aを備えると共に、風路切換部31の側方に排気口36bを備え、ダンパ35を図4(a)に示す循環位置とすると、排気口36bへの風路が遮断され、ファン吸込口34aから吹出口36aへ連通した循環風路31aが形成される。
また、ダンパ35を図4(b)に示す換気位置とすると、吹出口36aへの風路が遮断され、ファン吸込口34aから排気口36bへ連通した換気風路31bが形成される。
更に、ダンパ35を図4(c)に示す分流位置とすると、ファン吸込口34aから吹出口36aへ連通した循環風路31aと、ファン吸込口34aから排気口36bへ連通した換気風路31bの双方が形成される。
ヒータ32は加熱手段の一例で、吹出口36aにPTCヒータ等の電気ヒータを備えて構成される。なお、吹出口36aに、風向を切り換える電動の吹出ルーバを備える構成としても良い。
浴室空調装置3Aは、下面にフロントパネル37を備える。フロントパネル37は、浴室空調装置3Aに着脱できるように構成され、ファン吸込口34aとつながる吸込グリル37aを備えると共に、吹出口36aとつながる吹出グリル37bを備える。また、フロントパネル37は、吸込グリル37aの裏側に図示しないフィルタが交換可能に取り付けられる。
また、浴室空調装置3Aは、ファン吸込口34aに温度検出センサ38が備えられ、フロントパネル37の吸込グリル37aからファン吸込口34aに吸い込まれる空気の温度を検出することで、浴室51の温度を検出可能となっている。
更に、浴室空調装置3Aは、排気口36bに排気ダクトジョイント39を備える。
次に、浴室空調装置3Aの動作について説明する。浴室空調装置3Aは、ファンモータ33aによりファン33が回転駆動されると、フロントパネル37の吸込グリル37aからファン吸込口34aに空気RAが吸い込まれる。
ダンパ35の位置が図4(a)に示す循環位置であると、ファン吸込口34aから吹出口36aへの循環風路31aが形成されるので、吸込グリル37aから吸い込まれた空気RAは、循環風路31aを通ってフロントパネル37の吹出グリル37bから吹き出される。
ヒータ32は、循環風路31aの吹出口36aに配置されるので、ヒータ32が通電されることで、循環風路31aを通る空気が温められて、温風HAが吹出グリル37bから吹き出す。
これにより、ダンパ35を循環位置として、ファン部30が駆動されると、ヒータ32に通電した場合は、図1に示す浴室51内の空気を循環させながら、浴室51内に温風HAが吹き出される。
ダンパ35の位置が図4(b)に示す換気位置であると、ファン吸込口34aから排気口36bへの換気風路31bが形成されるので、フロントパネル37の吸込グリル37aから吸い込まれた空気は、換気風路31bを通って排気口36bから排気される。
これにより、ダンパ35を換気位置として、ファン部30が駆動されると、浴室51内の湯気や湿気が排気される。
ダンパ35の位置が図4(c)に示す分流位置であると、ファン吸込口34aから吹出口36aへの循環風路31aと、ファン吸込口34aから排気口36bへの換気風路31bの双方が形成されるので、フロントパネル37の吸込グリル37aから吸い込まれた空気は、一部は循環風路31aを通って吹出グリル37bから浴室51内に吹き出される。
また、吸込グリル37aから吸い込まれた空気の残部は、換気風路31bを通って排気口36bから排気される。
これにより、ダンパ35を分流位置として、ファン部30が駆動されると、ヒータ32が非通電の場合は、浴室51内の空気を循環させながら、浴室51内の湯気や湿気が排気される。
また、ヒータ32に通電した場合は、浴室51内の空気を循環させて浴室51内に温風を吹き出しながら、浴室51内の湯気や湿気が排気される。
なお、浴室空調装置としては、循環ファン部と換気ファン部を別に備えて循環風路と換気風路が独立した構成等でも良い。
<第1の実施の形態の加湿空調システムの設置例>
次に、上述した加湿装置2と浴室空調装置3Aを備えた加湿空調システム1Aの設置例について、図1等を参照に説明する。
浴室51の天井パネルには、図2で説明した超音波振動子を利用した形態の加湿装置2Aまたは図3で説明したヒータを利用した形態の加湿装置2Bの本体が入る開口部が形成され、加湿装置2は、フロントパネル27が露出するようにして、天井裏から吊り下げる形態、あるいは天井パネルに固定する形態等で設置される。
浴室51の天井に取り付けられた加湿装置2は、図示しない上水管とつながる供給配管52aが、図2及び図3で説明した給水機構22sと接続され、浴室51の排水口からの図示しない排水管とつながる排水配管52bが、排水機構22eと接続される。
浴室51の天井パネルには、図4で説明した浴室空調装置3Aの本体が入る開口部が形成され、浴室空調装置3Aは、フロントパネル37が露出するようにして、天井裏から吊り下げる形態、あるいは天井パネルに固定する形態等で設置される。
浴室51の天井に取り付けられた浴室空調装置3Aは、図4に示す排気ダクトジョイント39に排気ダクト53が接続される。排気ダクト53は、図示しない建物の外壁54に取り付けた屋外グリル53aに接続され、浴室空調装置3Aで浴室51等から吸い込んだ空気を、排気ダクト53を介して屋外に排気できる構成となっている。
加湿装置2と浴室空調装置3Aは、浴槽51aと洗い場51bの並び方向に沿って並列され、本例では、浴室空調装置3Aが浴槽51aの上部に配置され、加湿装置2が洗い場51b側に配置される。
そして、加湿装置2の加湿空気WAの吹き出し方向と、浴室空調装置3Aの温風HA(送風)の吹き出し方向は、通常洗い場51b側に向けられている。
<第1の実施の形態の加湿空調システムの制御機能例>
図5は、第1の実施の形態の加湿装置2Aを備えた加湿空調システム1Aの制御系の一例を示す機能ブロック図であり、次に、上述した超音波振動子を利用した形態の加湿装置2A及び浴室空調装置3Aを備えた加湿空調システム1Aの制御系の構成について説明する。
加湿空調システム1Aは、浴室空調装置3Aに主制御部6aを備えると共に、加湿装置2Aに副制御部6bを備える。また、加湿空調システム1Aは、浴室51に隣接した洗面脱衣所55に主操作部4aが設置されると共に、浴室51に副制御部4bが設置される。
主制御部6aは制御手段の一例で、図4で説明した浴室空調装置3Aのファンモータ33aと、ダンパ35を駆動するダンパモータ35cと、ヒータ32と、温度検出センサ38等が接続される。また、主制御部6aは、主操作部4aが例えば有線で接続される。
副制御部6bは、図2で説明した加湿装置2Aの超音波振動子23Aと、水位センサ22wと、給水バルブ22sbと、排水バルブ22ebと、循環ファン部21のファン25を駆動するファンモータ25a等が接続される。また、副制御部6bは、浴室空調装置3Aの主制御部6aに有線で接続されると共に、副操作部4bが例えば有線で接続される。
主制御部6aと副制御部6bは、それぞれ図示しないCPUやメモリ等を備え、主操作部4a及び副操作部4bでの操作と、予め記憶されているプログラムに従って、加湿装置2Aと浴室空調装置3Aを制御する。
すなわち、主制御部6aと副制御部6bは、主操作部4aあるいは副操作部4bでの所定の操作に従って通信を行い、主制御部6aで浴室空調装置3Aを制御すると共に、副制御部6bで加湿装置2Aを制御して、浴室空調装置3Aと加湿装置2Aを連動させ、図1に示す浴室51の加湿暖房を行う加湿暖房運転モードを実行する。
また、主制御部6aは、浴室空調装置3A単体の動作として、主操作部4aでの所定の操作に従って浴室空調装置3Aを制御し、浴室51の暖房を行う暖房運転モードと、浴室51の換気を行う換気運転モードと、浴室51及び浴室51内に干した衣類等の乾燥を行う乾燥運転モードと、入浴者等に対して送風を行う涼風運転モードを選択的に実行する。
<第1の実施の形態の加湿空調システムの他の制御機能例>
図6は、第2の実施の形態の加湿装置2Bを備えた加湿空調システム1Aの制御系の一例を示す機能ブロック図であり、次に、上述したヒータを利用した形態の加湿装置2B及び浴室空調装置3Aを備えた加湿空調システム1Aの制御系の構成について説明する。なお、加湿装置2Bを備えた加湿空調システム1Aで、浴室空調装置3A側の制御機能は、図5で説明した機能と同じで良い。
加湿空調システム1Aは、浴室空調装置3Aに主制御部6aを備えると共に、加湿装置2Bに副制御部6bを備える。副制御部6bは、図3で説明した加湿装置2Bのヒータ23Bと、水位センサ22wと、給水バルブ22sbと、排水バルブ22ebと、循環ファン部21のファン25を駆動するファンモータ25a等が接続される。また、副制御部6bは、浴室空調装置3Aの主制御部6aに有線で接続されると共に、副操作部4bが例えば有線で接続される。
主制御部6aと副制御部6bは、それぞれ図示しないCPUやメモリ等を備え、主操作部4a及び副操作部4bでの操作と、予め記憶されているプログラムに従って、加湿装置2Bと浴室空調装置3Aを制御する。
すなわち、主制御部6aと副制御部6bは、主操作部4aあるいは副操作部4bでの所定の操作に従って通信を行い、主制御部6aで浴室空調装置3Aを制御すると共に、副制御部6bで加湿装置2Bを制御して、浴室空調装置3Aと加湿装置2Bを連動させ、図1に示す浴室51の加湿暖房を行う加湿暖房運転モードを実行する。
また、主制御部6aは、浴室空調装置3A単体の動作として、上述したように、浴室51の暖房を行う暖房運転モードと、浴室51の換気を行う換気運転モードと、浴室51及び浴室51内に干した衣類等の乾燥を行う乾燥運転モードと、入浴者等に対して送風を行う涼風運転モードを選択的に実行する。
<本実施の形態の加湿暖房運転モードの動作例>
次に、第1の実施の形態の加湿装置2Aを備えた加湿空調システム1Aで実行される加湿暖房運転モードの一例について、各図を参照して説明する。
洗面脱衣所55に設置されている主操作部4aまたは浴室51に設置されている副操作部4bが操作され、加湿暖房運転モードが選択されると、主制御部6aは、図4(a)に示すようにダンパ35を循環位置とすると共に、ヒータ32に通電して、ファン部30を駆動する。これにより、浴室空調装置3Aでは、浴室51内の空気を循環させながら、浴室51内に温風HAが吹き出される。
また、主制御部6aは副制御部6bと通信を行い、加湿空気の吹き出しを開始する指令を出す。副制御部6bは、主制御部6aからの指令に従い、加湿部20Aの超音波振動子23Aを駆動すると共に、循環ファン部21のファンモータ25aを駆動する。
これにより、水槽22Aに貯水された水Wが振動して微細化された水滴Mは、水槽22Aの上部の加湿風路24へと拡散する。そして、吸込グリル27aから吸い込んだ浴室51の空気RAが加湿風路24を通って加湿され、吹出グリル27bから霧状の加湿空気WAが吹き出される。
このように、主操作部4aまたは副操作部4bの操作で、浴室空調装置3Aからは温風HAが吹き出され、加湿装置2Aからは加湿空気WAが吹き出されることで、浴室51が加湿暖房される。
この加湿暖房を実行する際に、加湿装置2Aと浴室空調装置3Aをそれぞれ操作する必要がなく、入浴者等の操作の手間を低減することができる。
また、加湿手段として超音波振動子を備えた加湿装置2Aを使用することで、水がより一層微細化され、霧状の加湿空気WAが浴室51に吹き出されるので、水滴が直接噴き出されるノズル式のミスト噴霧発生装置と比較して、入浴者が直接水滴を浴びることがなく、加湿暖房に伴う発汗効果を実感できる。
更に、加湿装置2Aと浴室空調装置3Aは独立した装置であるので、加湿装置2Aに、既存の浴室暖房換気乾燥装置を組み合わせて加湿空調システムを実現でき、1台の加湿装置2Aに複数台の浴室空調装置3Aを組み合わせた加湿空調システムも実現できる。
また、加湿装置2Aと浴室空調装置3Aが独立した装置で、それぞれが浴室51の天井に設置されるので、装置が大型化せず、また、加湿装置2Aと浴室空調装置3Aとの間をダクトで接続する必要も無いので、施工が容易となる。
更に、加湿装置2Aはヒータが不要であるので、消費電力を抑えることができる。
なお、本実施の形態の加湿空調システムでは、加湿装置2Aの水位センサ22wの出力を監視し、水槽22A内の水が無くならないように、給水機構22sで給水が行われる。
すなわち、副制御部6bは、水位センサ22wの出力から、水槽22A内の水位が所定量まで下がったことを検知すると、給水バルブ22sbを開き、給水口22swから上水を水槽22Aに補給する。そして、水位センサ22wの出力から、水槽22A内の水位が所定量まで上がったことを検知すると、給水バルブ22sbを閉じる。
なお、運転停止中のメンテナンス等で、水槽22A内の水を抜く必要がある場合は、副制御部6bは、排水バルブ22ebを開き、排水口22ewから水槽22A内の水を排水する。
次に、第2の実施の形態の加湿装置2Bを備えた加湿空調システム1Aで実行される加湿暖房運転モードの一例について、各図を参照して説明する。
洗面脱衣所55に設置されている主操作部4aまたは浴室51に設置されている副操作部4bが操作され、加湿暖房運転モードが選択されると、主制御部6aは、図4(a)に示すようにダンパ35を循環位置とすると共に、ヒータ32に通電して、ファン部30を駆動する。これにより、浴室空調装置3Aでは、浴室51内の空気を循環させながら、浴室51内に温風HAが吹き出される。
また、主制御部6aは副制御部6bと通信を行い、加湿空気の吹き出しを開始する指令を出す。副制御部6bは、主制御部6aからの指令に従い、加湿部20Bのヒータ23Bを駆動すると共に、循環ファン部21のファンモータ25aを駆動する。
これにより、水槽22Bに貯水された水Wが加熱されて水蒸気WVが発生し、水槽22Bの上部の加湿風路24へと拡散する。そして、吸込グリル27aから吸い込んだ浴室51の空気RAが加湿風路24を通って加湿され、吹出グリル27bから加湿空気WAが吹き出される。
このように、主操作部4aまたは副操作部4bの操作で、浴室空調装置3Aからは温風HAが吹き出され、加湿装置2Bからは加湿空気WAが吹き出されることで、浴室51が加湿暖房される。
従って、ヒータを利用した形態の加湿装置2Bを備えた加湿空調システムでも、加湿暖房を実行する際に、加湿装置2Bと浴室空調装置3Aをそれぞれ操作する必要がなく、入浴者等の操作の手間を低減することができる。
また、加湿手段としてヒータを備えた加湿装置2Bを使用することで、水蒸気を含んだ加湿空気WAが浴室51に吹き出されるので、ノズル式のミスト噴霧発生装置と比較して、入浴者が直接水滴を浴びることがなく、加湿暖房に伴う発汗効果を実感できる。
更に、加湿装置2Bと浴室空調装置3Aは独立した装置であるので、加湿装置2Bに、既存の浴室暖房換気乾燥装置を組み合わせて加湿空調システムを実現でき、1台の加湿装置2Bに複数台の浴室空調装置3Aを組み合わせた加湿空調システムも実現できる。
また、加湿装置2Bと浴室空調装置3Aが独立した装置で、それぞれが浴室51の天井に設置されるので、装置が大型化せず、また、加湿装置2Bと浴室空調装置3Aとの間をダクトで接続する必要も無いので、施工が容易となる。
更に、加湿装置2Bは水を加熱するので、雑菌の繁殖を抑制することができる。
なお、本実施の形態の加湿空調システムでも、加湿装置2Bの水位センサ22wの出力を監視し、水槽22B内の水が無くならないように、給水機構22sで給水が行われる。
すなわち、副制御部6bは、水位センサ22wの出力から、水槽22B内の水位が所定量まで下がったことを検知すると、給水バルブ22sbを開き、給水口22swから上水を水槽22Bに補給する。そして、水位センサ22wの出力から、水槽22B内の水位が所定量まで上がったことを検知すると、給水バルブ22sbを閉じる。
なお、運転停止中のメンテナンス等で、水槽22B内の水を抜く必要がある場合は、副制御部6bは、排水バルブ22ebを開き、排水口22ewから水槽22B内の水を排水する。
<本実施の形態の加湿暖房運転モードの変形例>
次に、第1の実施の形態の加湿装置2Aを備えた加湿空調システム1Aで実行される加湿暖房運転モードの変形例について、各図を参照して説明する。
洗面脱衣所55に設置されている主操作部4aまたは浴室51に設置されている副操作部4bが操作され、加湿暖房運転モードが選択されると、主制御部6aは、図4(a)に示すようにダンパ35を循環位置とすると共に、ヒータ32に通電して、ファン部30を駆動する。これにより、浴室空調装置3Aでは、浴室51内の空気を循環させながら、浴室51内に温風HAが吹き出される。
主制御部6aは、浴室空調装置3Aで暖房運転を開始して、温度検出センサ38の出力から浴室51内の温度が所定の温度、本例では、加湿空気の吹き出しに適した温度に上昇したと判断すると、副制御部6bと通信を行い、加湿空気の吹き出しを開始する指令を出す。
副制御部6bは、主制御部6aからの指令に従い、加湿部20Aの超音波振動子23Aを駆動すると共に、循環ファン部21のファンモータ25aを駆動する。
これにより、水槽22Aに貯水された水Wが振動して微細化された水滴Mは、水槽22Aの上部の加湿風路24へと拡散する。そして、吸込グリル27aから吸い込んだ浴室51の空気RAが加湿風路24を通って加湿され、吹出グリル27bから加湿空気WAが吹き出される。
このように、浴室空調装置3Aで浴室51の暖房を行って浴室51内の温度を上げてから、加湿装置2Aで加湿空気の吹き出しが行われるので、浴室51内が十分に温まる前に加湿空気が吹き出されることがなく、寒さを感じることを防ぐことができる。
なお、本例では温度検出センサ38で浴室51の温度を検出して、加湿空気の吹き出しに適した温度になったか否かを判断したが、浴室空調装置3Aによる暖房運転を開始してから、所定の時間が経過すると、加湿空気の吹き出しに適した室温になったと判断して、加湿装置2Aで加湿空気の吹き出しを開始するようにしても良い。
次に、第2の実施の形態の加湿装置2Bを備えた加湿空調システム1Aで実行される加湿暖房運転モードの変形例について、各図を参照して説明する。
洗面脱衣所55に設置されている主操作部4aまたは浴室51に設置されている副操作部4bが操作され、加湿暖房運転モードが選択されると、主制御部6aは、図4(a)に示すようにダンパ35を循環位置とすると共に、ヒータ32に通電して、ファン部30を駆動する。これにより、浴室空調装置3Aでは、浴室51内の空気を循環させながら、浴室51内に温風HAが吹き出される。
主制御部6aは、浴室空調装置3Aで暖房運転を開始して、温度検出センサ38の出力から浴室51内の温度が所定の温度、本例では、加湿空気の吹き出しに適した温度に上昇したと判断すると、ヒータ32の通電を停止すると共に、ファン部30の駆動を停止する。また、副制御部6bと通信を行い、加湿空気の吹き出しを開始する指令を出す。
副制御部6bは、主制御部6aからの指令に従い、加湿部20Bのヒータ23Bを駆動すると共に、循環ファン部21のファンモータ25aを駆動する。
これにより、水槽22Bに貯水された水Wが加熱されて水蒸気WVが発生し、水槽22Bの上部の加湿風路24へと拡散する。そして、吸込グリル27aから吸い込んだ浴室51の空気RAが加湿風路24を通って加湿され、吹出グリル27bから加湿空気WAが吹き出される。
このように、浴室空調装置3Aで浴室51の暖房を行って浴室51内の温度を上げてから、加湿装置2Bで加湿空気の吹き出しが行われるので、浴室51内が十分に温まる前に加湿空気が吹き出されることがなく、寒さを感じることを防ぐことができる。
また、加湿装置2Bのヒータ23Bが駆動されている間は、浴室空調装置3Aのヒータ32の駆動を停止することで、消費電力を抑えることができる。
なお、本例でも温度検出センサ38で浴室51の温度を検出して、加湿空気の吹き出しに適した温度になったか否かを判断したが、浴室空調装置3Aによる暖房運転を開始してから、所定の時間が経過すると、浴室空調装置3Aの運転は中断すると共に、加湿装置2Bで加湿空気の吹き出しを開始するようにしても良い。
<第2の実施の形態の加湿空調システムの構成例>
図7は、第2の実施の形態の加湿空調システムの一例を示す構成図である。第2の実施の形態の加湿空調システム1Bは、加湿空気WAを吹き出す加湿装置2と、温風HAまたは送風を吹き出す浴室空調装置3Aを浴室51の天井等に備え、加湿装置2と浴室空調装置3Aを連動させて、浴室51の加湿暖房が行われる。
また、加湿装置2と浴室空調装置3Aで一体のフロントパネル28を備え、2台の装置を天井に設置しながら、フロントパネル28は1枚として、加湿空調システム1Bを設置した浴室51の見栄えを向上させる。
ここで、加湿空調システム1Bを構成する加湿装置2は、図2で説明した超音波振動子を利用した形態の加湿装置2Aでも良いし、図3で説明したヒータを利用した形態の加湿装置2Bでも良い。また、浴室空調装置3Aは、図4で説明した形態のもので良い。
フロントパネル28は、加湿装置2及び浴室空調装置3Aに着脱できるように構成され、図2または図3で説明した加湿装置2のファン吸込口26aとつながる吸込グリル27aと、加湿風路24とつながる吹出グリル27bを備える。
また、図4で説明した浴室空調装置3Aのファン吸込口34aとつながる吸込グリル37aを備えると共に、吹出口36aとつながる吹出グリル37bを備える。
各グリルの配置としては、例えば、浴槽51aと洗い場51bの並び方向に沿って加湿装置2の吸込グリル27aと浴室空調装置3Aの吸込グリル37aが並び、加湿装置2の吹出グリル27bと浴室空調装置3Aの吹出グリル37bが並ぶ。また、浴槽51aの長手方向に沿って加湿装置2の吸込グリル27aと吹出グリル27bが並び、浴室空調装置3Aの吸込グリル37aと吹出グリル37bが並ぶ。
なお、加湿装置2と浴室空調装置3Aで、吸込グリルと吹出グリルを隣り合う配置としないことで、加湿装置2から吹き出された加湿空気が、浴室空調装置3Aで吸い込まれてしまうようなショートカットの発生を防ぐことが可能となる。
<第2の実施の形態の加湿空調システムの設置例>
次に、加湿装置2と浴室空調装置3Aでフロントパネル28を一体とした加湿空調システム1Bの設置例について、図7等を参照に説明する。
浴室51の天井パネルには、図2で説明した超音波振動子を利用した形態の加湿装置2Aまたは図3で説明したヒータを利用した形態の加湿装置2Bの本体と、図4で説明した浴室空調装置3Aの本体が入る開口部が形成され、加湿装置2は、天井裏から吊り下げる形態、あるいは天井パネルに固定する形態等で設置される。
また、浴室空調装置3Aは、天井裏から吊り下げる形態、あるいは天井パネルに固定する形態等で設置される。
そして、浴室51の天井に取り付けられた加湿装置2と浴室空調装置3Aは、下面にフロントパネル28が取り付けられる。
第2の実施の形態の加湿空調システム1Bにおける各種配管やダクトの接続は、第1の実施の形態の加湿空調システム1Aと同様で良く、浴室51の天井に取り付けられた加湿装置2は、図示しない上水管とつながる供給配管52aと、浴室51の排水口からの図示しない排水管とつながる排水配管52bが接続される。
また、浴室51の天井に取り付けられた浴室空調装置3Aは、屋外グリル53aとつながる排気ダクト53が接続され、浴室空調装置3Aで浴室51等から吸い込んだ空気を、排気ダクト53を介して屋外に排気できる構成となっている。
第2の実施の形態の加湿空調システム1Bにおける制御機能は、図5または図6で説明した第1の実施の形態の加湿空調システム1Aの制御機能と同様で良い。また、第2の実施の形態の加湿空調システム1Bで実行される加湿暖房運転モードの動作例も、第1の実施の形態の加湿空調システム1Aと同様で、主操作部4aまたは副操作部4bの操作で、浴室空調装置3Aからは温風HAが吹き出され、加湿装置2からは加湿空気WAが吹き出されることで、浴室51が加湿暖房される。
この加湿暖房を実行する際に、加湿装置2と浴室空調装置3Aをそれぞれ操作する必要がなく、入浴者等の操作の手間を低減することができる。
更に、第2の実施の形態の加湿空調システム1Bでは、独立した装置である加湿装置2と浴室空調装置3Aで、フロントパネル28は一体にしたので、加湿空調システムとして浴室51の天井に露出するフロントパネルは1枚となり、見栄えが向上する。
本発明は、浴室やシャワー室等の加湿暖房を行う空調システムに適用される。
第1の実施の形態の加湿空調システムの一例を示す構成図である。 第1の実施の形態の加湿装置の一例を示す構成図である。 第2の実施の形態の加湿装置の一例を示す構成図である。 本実施の形態の浴室空調装置の一例を示す構成図である。 第1の実施の形態の加湿装置を備えた加湿空調システムの制御系の一例を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態の加湿装置を備えた加湿空調システムの制御系の一例を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態の加湿空調システムの一例を示す構成図である。
符号の説明
1A,1B・・・加湿空調システム、2・・・加湿装置、3A・・・浴室空調装置、4a・・・主操作部、4b・・・副操作部、6a・・・主制御部、6b・・・副操作部、20A,20B・・・加湿部、21・・・循環ファン部、23A・・・超音波振動子、23B・・・ヒータ、30・・・ファン部、32・・・ヒータ、51・・・浴室

Claims (3)

  1. 超音波振動子により水を振動させて発生させた微細化した水滴で空気を加湿して加湿空気を生成する加湿手段を有すると共に、浴室から吸い込んだ空気を循環させ、前記加湿手段で生成した加湿空気を同浴室に吹き出す送風手段を有した加湿装置と、
    前記加湿装置で加湿空気が吹き出される浴室内の空気を吸い込んで同浴室に吹き出す循環送風手段を有すると共に、前記循環送風手段で吹き出す空気を加熱する加熱手段を有した空調装置とを備え、
    前記加湿装置と前記空調装置は、前記空調装置が浴槽の上部に配置され、前記加湿装置が洗い場側に配置されて、浴槽と洗い場の並び方向に沿って浴室の天井に配置され、
    前記空調装置は、浴室内の空気を吸い込む吸込口よりも、浴室内に空気を吹き出す吹出口が洗い場側に配置され、
    浴室内の空気を吸い込む前記空調装置の前記吸込口よりも洗い場側に配置されるように、浴槽の上部に配置された前記空調装置の前記吹出口と、洗い場の上部に配置された前記加湿装置の吹出口から、浴室の洗い場側に向けて送風を行う加湿空調システムであって、
    所定の操作により、前記空調装置は前記吹出口から浴室の洗い場方向に温風を吹き出して暖房を行い、
    前記空調装置から温風を吹き出して所定時間経過後に、前記加湿装置は、前記空調装置により温風が吹き出されて温度が上げられた浴室の空気を吸込口から吸い込んで加湿して、同浴室内に前記吹出口から加湿空気を吹き出し、
    前記空調装置の前記吹出口から浴室の洗い場方向へ吹き出される温風により、前記加湿装置の前記吹出口から加湿空気が吹き出された浴室内の空気を循環させながら、浴室全体の加湿暖房を行う
    ことを特徴とする加湿空調システム。
  2. 超音波振動子により水を振動させて発生させた微細化した水滴で空気を加湿して加湿空気を生成する加湿手段を有すると共に、浴室から吸い込んだ空気を循環させ、前記加湿手段で生成した加湿空気を同浴室に吹き出す送風手段を有した加湿装置と、
    前記加湿装置で加湿空気が吹き出される浴室内の空気を吸い込んで同浴室に吹き出す循環送風手段を有すると共に、前記循環送風手段で吹き出す空気を加熱する加熱手段を有した空調装置とを備え、
    前記加湿装置と前記空調装置は、前記空調装置が浴槽の上部に配置され、前記加湿装置が洗い場側に配置されて、浴槽と洗い場の並び方向に沿って浴室の天井に配置され、
    前記空調装置は、浴室内の空気を吸い込む吸込口よりも、浴室内に空気を吹き出す吹出口が洗い場側に配置され、
    浴室内の空気を吸い込む前記空調装置の前記吸込口よりも洗い場側に配置されるように、浴槽の上部に配置された前記空調装置の前記吹出口と、洗い場の上部に配置された前記加湿装置の吹出口から、浴室の洗い場側に向けて送風を行う加湿空調システムであって、
    所定の操作により、前記空調装置は前記吹出口から浴室の洗い場方向に温風を吹き出して暖房を行い、
    浴室の温度が加湿空気の吹き出しに適した温度に上昇すると、前記加湿装置は、前記空調装置により温風が吹き出されて温度が上げられた浴室の空気を吸込口から吸い込んで加湿して、同浴室内に前記吹出口から加湿空気を吹き出し、
    前記空調装置の前記吹出口から浴室の洗い場方向へ吹き出される温風により、前記加湿装置の前記吹出口から加湿空気が吹き出された浴室内の空気を循環させながら、浴室全体の加湿暖房を行う
    ことを特徴とする加湿空調システム。
  3. 前記加湿装置の前記吸込口と前記吹出口、及び前記空調装置の前記吸込口と前記吹出口を備えたフロントパネルが、浴室の天井面に設置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加湿空調システム。
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