JP5130724B2 - 加湿装置及び加湿空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、浴室やシャワー室等の室内を加湿する加湿装置及びこの加湿装置を備えた加湿空調システムに関する。
従来より、温水をミストとして浴室内に噴出し、浴室の加湿を行うミスト装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなミスト装置は、単数もしくは複数のミストノズルを浴室の壁面等に設置して、給湯器から供給された温水をミストにして浴室内に噴出する構成である。
しかし、ノズルからミストを噴出して加湿を行う構成では、入浴者等が直接水滴を浴びることで体が濡れてしまい、発汗により体が濡れているのか、ミストの水滴で体が濡れているのか判断しにくい状況になってしまい、加湿による発汗を実感できない虞があった。
これに対して、超音波振動子により水を振動させて霧を発生させて空気を加湿する超音波加湿装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、ヒータで水を加熱して蒸気を発生させて空気を加湿する蒸気加湿装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
超音波加湿装置や蒸気加湿装置では、入浴者等は直接水滴を浴び難くなって、加湿による発汗が実感しやすくなる。
特公平6−59301号公報 特公平8−6177号公報 特開2002−267215号公報
浴室の加湿を行う空調装置は、蒸気や霧の吹出口を天井に設置して、浴室内が均一に加湿されるようにしている。しかし、吹出口から吹き出される蒸気や霧の一部は、吹出口への風路を送風されている間に液化し、吹出口から水滴が落下する虞があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、蒸気や霧の吹出口からの水滴の落下を防ぐことができる加湿装置及びこの加湿装置を備えた加湿空調システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の加湿装置は、水槽に貯められた水を水加熱手段により加熱して蒸気を発生させる蒸気加湿手段、または、水槽に貯められた水を超音波振動子により加振して霧を発生させる超音波加湿手段の何れかと、蒸気加湿手段で発生された蒸気または超音波加湿手段で発生された霧が送風される加湿風路と、加湿風路を送風される蒸気または霧が吹き出される加湿空気吹出口と、加湿風路に拡散された蒸気または霧を送風して、加湿空気吹出口から吹き出させる送風手段とを備えた加湿装置であって、加湿風路を通る蒸気または霧の一部が、加湿風路の壁面に付着して液化することで、加湿風路から加湿空気吹出口へ流れる水を回収して機外に排水する水回収手段を、加湿空気吹出口とつながって上側に位置する加湿風路の吹出口に備え、水回収手段は、加湿風路の壁面から内側へ突出し、水の流れる方向に向いて開口すると共に、回収した水が排水口に流れるような傾斜を有した溝部を、加湿風路の壁面の全周に亘って備えたことを特徴とする
本発明の加湿装置では、蒸気加湿手段で発生させた蒸気または超音波加湿手段で発生させた霧が加湿風路を送風され、加湿空気吹出口から吹き出されることで室内が加湿される。
加湿風路を通る蒸気または霧の一部は液化して、加湿風路の壁面に水滴が付着する。加湿風路の壁面に付着した水滴は、加湿空気吹出口へと流れるが、加湿風路の壁面を流れる水滴は、水回収手段で回収されて機外に排水され、加湿空気吹出口から滴下しない。
本発明の加湿空調システムは、上述した加湿装置と、室内の暖房を少なくとも行う空調装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の加湿空調システムでは、加湿装置は、上述したように、蒸気または霧が加湿風路を送風され、加湿空気吹出口から吹き出される。また、空調装置は、温風等が室内に吹き出される。これにより、室内が加湿暖房される。
加湿装置では、加湿風路を通る蒸気または霧の一部は液化して、加湿風路の壁面に水滴が付着する。加湿風路の壁面に付着した水滴は、加湿空気吹出口へと流れるが、加湿風路の壁面を流れる水滴は、水回収手段で回収されて機外に排水され、加湿空気吹出口から滴下しない。
本発明の加湿装置によれば、加湿風路を通る蒸気または霧の一部が液化することで発生した水を回収することができるので、加湿空気吹出口から水が落下することを防ぐことができる。
また、加湿風路内で発生した水を回収して機外に排水することができるので、機内での雑菌の発生を抑えることができる。
本発明の加湿空調システムによれば、加湿装置で蒸気または霧が室内に吹き出されると共に、空調装置で室内の暖房が行われることで、室内を短時間で加湿暖房しながら、加湿装置の加湿空気吹出口から水が落下することを防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の加湿装置及び加湿空調システムの実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態の加湿装置の構成例>
図1は、第1の実施の形態の加湿装置の一例を示す構成図である。第1の実施の形態の加湿装置1Aは、蒸気Vを発生させる加湿部10Aと、加湿部10Aで発生させた蒸気Vを送風して吹き出させる送風ファン部11とを備える。
加湿部10Aは蒸気加湿手段の一例で、水Wを貯める水槽12Aと、水槽12Aに貯められた水Wを加熱して蒸気Vを発生させるヒータ13Aと、送風ファン部11で循環させる空気が通る風路を形成し、ヒータ13Aの動作で発生させた蒸気Vが送風される加湿風路14とを備える。
水槽12Aは、加湿風路14に面して上部に開口を有すると共に、内部にヒータ13Aを備え、ヒータ13Aが駆動されると、水槽12Aに貯められた水Wが加熱されて気化し、水槽12Aの上部の加湿風路14に蒸気Vが拡散される。
送風ファン部11は送風手段の一例で、ファンモータ15aに回転駆動される多翼のファン15と、風路を形成するファンケース16を備える。ファンケース16は、ファン15が回転駆動されると、ファン15の軸方向に形成されたファン吸込口16aから空気を吸い込み、加湿風路14に吹き出す風路を形成する。
加湿装置1Aは、水槽12Aに給水を行う給水機構12sと、水槽12Aの排水を行う排水機構12eと、水槽12A内の水位を検知する水位センサ12wを備える。
給水機構12sは、図示しない上水管と給水配管12spを介してつながる給水口12swを水槽12Aの上部に備える。また、給水機構12sは、電磁弁等で構成され、水槽12Aへの水(上水)SWの供給の有無を切り換える給水バルブ12sbを給水配管12spに備える。
これにより、給水機構12sでは、給水バルブ12sbを開くと、給水口12swから水SWが水槽12Aに供給される。
排水機構12eは、図示しない排水管と排水配管12epを介してつながる排水口12ewを水槽12Aの底面に備える。また、排水機構12eは、電磁弁等で構成され、排水EWの排出の有無を切り換える排水バルブ12ebを排水配管12epに備える。
これにより、排水機構12eでは、排水バルブ12ebを閉じると、水槽12Aに水Wが貯められる。また、排水バルブ12ebを開くと、水槽12A内の水Wが排水され、水槽12Aを空にすることも可能である。
水位センサ12wは、水槽12A内にフロートを備え、フロートの位置で水槽12Aの水位を検知する。
加湿装置1Aは、水位センサ12wで検知された水槽12Aの水位に応じて給水バルブ12sbを開閉することで、水槽12A内の水位が制御される。例えば、水位センサ12wの出力から、水槽12A内の水位が所定量まで下がったことを検知すると、給水バルブ12sbを開いて水槽12Aに給水する。また、水位センサ12wの出力から、水槽12A内の水位が所定量まで上がったことを検知すると、給水バルブ12sbを閉じる。
加湿装置1Aは、下面にフロントパネル17を備える。フロントパネル17は、送風ファン部11のファン吸込口16aとつながる吸込口グリル17aと、加湿風路14とつながり加湿空気吹出口を構成する吹出口グリル17bを備える。
加湿装置1Aは、フロントパネル17の吹出口グリル17bとつながって上側に位置する加湿風路14の吹出口14aにドレンパン18を備える。
図2は、ドレンパンの一例を示す構成図で、図2(a)は、ドレンパン18の断面図、図2(b)は、ドレンパン18の斜視図である。
ドレンパン18は水回収手段の一例で、加湿風路14の壁面14bから全周に亘って内側へ突出し、水滴の流れる方向に向いた上部が開口した溝部18aで構成され、加湿風路14の壁面14bを伝わって落ちる水滴を回収する。
これにより、ドレンパン18の下側に位置する吹出口グリル17bまで、水滴が流れない構成となっている。
また、ドレンパン18は、排水配管12epとつながるドレン口18bを備える。ドレン口18bは排水口の一例で、ドレンパン18は、溝部18aで回収した水がドレン口18bに流れるような傾斜を有し、ドレンパン18で回収した水をドレン口18bから機外へ排水できる構成となっている。
<第2の実施の形態の加湿装置の構成例>
図3は、第2の実施の形態の加湿装置の一例を示す構成図である。ここで、第2の実施の形態の加湿装置1Bにおいて、第1の実施の形態の加湿装置1Aと同じ構成の部位については、同じ番号を付して説明する。
第2の実施の形態の加湿装置1Bは、霧Fを発生させる加湿部10Bと、加湿部10Bで発生させた霧Fを送風して吹き出させる送風ファン部11とを備える。
加湿部10Bは超音波加湿手段の一例で、水Wを貯める水槽12Aと、水槽12Aに貯められた水Wを加振して霧Fを発生させる超音波振動子13Bと、送風ファン部11で循環させる空気が通る風路を形成し、超音波振動子13Bの動作で発生させた霧Fが送風される加湿風路14とを備える。
水槽12Aは、加湿風路14に面して上部に開口を有すると共に、底面に超音波振動子13Bを備え、超音波振動子13Bが駆動されると、水槽12Aに貯められた水Wが振動して表面から霧化し、水槽12Aの上部の加湿風路14に霧Fが拡散される。
送風ファン部11は、ファンモータ15aに回転駆動されるファン15と、風路を形成するファンケース16を備える。送風ファン部11は、ファン15が回転駆動されると、ファン15の軸方向に形成されたファン吸込口16aから空気が吸い込まれ、ファン吸込口16aから吸い込まれた空気が加湿風路14に吹き出されて、加湿風路14に拡散された霧Fが送風される。
加湿装置1Bは、図示しない上水管と給水配管12spを介してつながる給水口12swを水槽12Aの上部に備えると共に、給水の有無を切り換える給水バルブ12sbを給水配管12spに備えて、水槽12Aに給水を行う給水機構12sを備える。
また、加湿装置1Bは、図示しない排水管と排水配管12epを介してつながる排水口12ewを水槽12Aの底面に備えると共に、排水の有無を切り換える排水バルブ12ebを排水配管12epに備えて、水槽12Aの排水を行う排水機構12eを備える。
更に、加湿装置1Bは、水槽12A内にフロートを備え、フロートの位置で水槽12Aの水位を検知する水位センサ12wを備える。
これにより、加湿装置1Bは、給水機構12sで給水バルブ12sbを開くと、給水口12swから水SWが水槽12Aに供給される。また、排水機構12eで排水バルブ12ebを閉じると、水槽12Aに水Wが貯められ、排水バルブ12ebを開くと、水槽12A内の水Wが排水される。更に、水位センサ12wで検知された水槽12Aの水位に応じて給水バルブ12sbを開閉することで、水槽12A内の水位が保たれる。
加湿装置1Bは、送風ファン部11のファン吸込口16aとつながる吸込口グリル17aと、加湿風路14とつながる吹出口グリル17bを備えたフロントパネル17が下面に取り付けられる。
また、加湿装置1Aは、フロントパネル17の吹出口グリル17bとつながって上側に位置する加湿風路14の吹出口14aにドレンパン18を備える。
ドレンパン18は、図2で説明したように、加湿風路14の壁面14bから内側へ突出し、上部が開口した溝部18aが加湿風路14の壁面14bに沿って形成されており、加湿風路14の壁面14bを伝わって流れる水滴が回収される。
また、ドレンパン18は、排水配管12epとつながるドレン口18bを備え、ドレンパン18で回収した水がドレン口18bから機外へ排水される。
<本実施の形態の加湿空調システムの構成例>
図4は、本実施の形態の加湿空調システムの一例を示す構成図で、次に、上述した加湿装置1(1A,1B)を備えた加湿空調システムの構成及び加湿装置1の設置例について各図を参照して説明する。
加湿空調システム100は、加湿装置1(加湿装置1Aと加湿装置1Bの何れか)と、浴室空調装置2を備える。
加湿装置1は、浴室51に設置される。浴室51の天井パネル51aには、図1で説明したヒータを利用した形態の加湿装置1Aまたは図3で説明した超音波振動子を利用した形態の加湿装置1Bの本体が入る開口部が形成され、加湿装置1は、フロントパネル17が露出するようにして、天井裏から吊り下げる形態、あるいは天井パネル51aに固定する形態等で設置される。
浴室51の天井パネル51aに取り付けられた加湿装置1は、給水配管12spが図示しない上水管と接続され、排水配管12epが図示しない排水管と接続される。
加湿装置1が設置された浴室51には、加湿装置1との連動で浴室51の加湿暖房を行う浴室空調装置2が設置される。浴室空調装置2は空調装置の一例で、ファンやヒータ等を備え、浴室51の空気RAを吸い込んで循環させて、温風HA等を吹き出す機能と、浴室51から吸い込んだ空気EAを屋外に排気する機能等を有する。
浴室51の天井パネル51aには、浴室空調装置2の本体が入る開口部が形成され、浴室空調装置2は、空気が吸い込まれる吸込口グリルや空気が吹き出される吹出口グリルが形成されたフロントパネル20が露出するようにして、天井裏から吊り下げる形態、あるいは天井パネル51aに固定する形態等で設置される。
浴室51の天井パネル51aに取り付けられた浴室空調装置2は、図示しない排気口に排気ダクト21が接続される。排気ダクト21は、図示しない建物の外壁52に取り付けた屋外グリル21aに接続され、浴室空調装置2で浴室51等から吸い込んだ空気を、排気ダクト21を介して屋外に排気できる構成となっている。
加湿装置1及び浴室空調装置2は、浴室51に隣接した洗面脱衣所53に設置された主操作部3で入浴者等の操作を受け、主操作部3で選択された運転モードが実行される。
例えば、主操作部3の所定の操作で、加湿装置1Aを備えた構成では蒸気Vの吹き出し、または、加湿装置1Bを備えた構成では霧Fの吹き出しと、浴室空調装置2による暖房運転とを連動させて、浴室51の加湿暖房を行う加湿暖房運転モードが実行される。
また、浴室空調装置2単体では、浴室空調装置2で循環風により温風HAを吹き出して、浴室51の暖房を行う暖房運転モードが実行される。また、浴室空調装置2で浴室51内の空気を屋外に排出して、浴室51の換気を行う換気運転モード、及び、所定時間で図示しない建物の空気が入れ替えられる風量で換気を行う24時間換気運転モードが実行される。
更に、浴室空調装置2で循環風により温風HAを吹き出しながら、浴室51内の空気を屋外に排出して、浴室51に干された衣類等の乾燥を行う乾燥運転モードと、浴室空調装置2で循環風により送風を吹き出す涼風運転モードが実行される。
ここで、図4に示す実施の形態の加湿空調システム100では、加湿装置1と浴室空調装置2を独立した形態としたが、加湿装置と浴室空調装置を一体に構成しても良い。
<各実施の形態の加湿装置及び加湿空調システムの動作例>
次に、第1の実施の形態の加湿装置1A及び第2の実施の形態の加湿装置1Bの動作例と、本実施の形態の加湿空調システム100の動作例について、各図を参照して説明する。
加湿空調システム100は、主操作部3の所定の操作で加湿暖房運転モードが選択されると、加湿装置1Aを備えた構成では、例えば、まず、浴室空調装置2による暖房運転を行い、図示しない温度センサで検知された浴室51の温度が所定温度に達したと判断した場合、または、暖房運転を開始してから所定時間が経過した場合等、浴室51の状態が加湿に適した状態となると、浴室空調装置2の暖房運転は停止すると共に、加湿装置1Aで蒸気Vを吹き出して、浴室51の加湿暖房を行う加湿暖房運転モードが実行される。
また、加湿装置1Bを備えた構成では、例えば、まず、浴室空調装置2による暖房運転を行い、浴室51の状態が加湿に適した状態となると、浴室空調装置2の暖房運転は継続すると共に、加湿装置1Bで霧Fを吹き出して、浴室51の加湿暖房を行う加湿暖房運転モードが実行される。
加湿装置1Aは、加湿暖房運転モードが実行されると、加湿部10Aのヒータ13Aが駆動されると共に、送風ファン部11のファンモータ15aが駆動される。加湿装置1Aでは、ヒータ13Aが駆動されると、水槽12Aに貯められた水Wが加熱されて蒸気Vが発生し、水槽12Aの上部の加湿風路14へ拡散される。
また、加湿装置1Aでは、ファンモータ15aが駆動されると、ファン15が回転することで、フロントパネル17の吸込口グリル17aからファン吸込口16aに空気RAが吸い込まれる。
送風ファン部11でファン吸込口16aから吸い込まれた空気は加湿風路14に吹き出され、水槽12Aに貯められた水Wがヒータ13Aで加熱されることで発生した蒸気Vが送風されて、フロントパネル17の吹出口グリル17bから蒸気V及び蒸気Vで加湿された空気が吹き出される。
加湿装置1Bは、加湿暖房運転モードが実行されると、加湿部10Bの超音波振動子13Bが駆動されると共に、送風ファン部11のファンモータ15aが駆動される。加湿装置1Bでは、超音波振動子13Bが駆動されると、水槽12Aに貯められた水Wが加振されて霧Fが発生し、水槽12Aの上部の加湿風路14へ拡散される。
また、加湿装置1Bでは、ファンモータ15aが駆動されると、ファン15が回転することで、フロントパネル17の吸込口グリル17aからファン吸込口16aに空気RAが吸い込まれる。
送風ファン部11でファン吸込口16aから吸い込まれた空気は加湿風路14に吹き出され、水槽12Aに貯められた水Wが超音波振動子13Bで加振されることで発生した霧Fが送風されて、フロントパネル17の吹出口グリル17bから霧F及び霧Fで加湿された空気が吹き出される。
さて、加湿部10Aで発生された蒸気Vまたは加湿部10Bで発生された霧Fが加湿風路14を通ると、蒸気Vまたは霧Fの一部は液化して加湿風路14の壁面14bに付着する水滴となる。加湿風路14の壁面14bに付着した水滴は、加湿風路14の壁面14bを伝わって、加湿風路14の下方に位置する吹出口グリル17bへ向けて流れる。
加湿風路14の吹出口14aに備えられたドレンパン18は、上部が開口した溝部18aが加湿風路14の壁面14bに沿って形成されており、加湿風路14の壁面14bを伝わって流れる水滴は、ドレンパン18で回収される。
これにより、加湿風路14を通る蒸気Vまたは霧Fの一部が液化することで加湿風路14の壁面14bに付着した水滴が、吹出口グリル17bから滴下することが防止される。
また、ドレンパン18で回収した水は、ドレン口18bから排水配管12epへ流れて機外へ排水される。これにより、ドレンパン18で回収した水が機内に残ることによる雑菌の発生が抑制される。
<各実施の形態の加湿装置の変形例>
図5及び図6は、各実施の形態の加湿装置の変形例を示す要部構成図である。ここで、変形例の加湿装置1C,1Dにおいて、第1の実施の形態の加湿装置1A及び第2の実施の形態の加湿装置1Bと同じ構成の部位については、同じ番号を付して説明する。
図5に示す加湿装置1Cは、加湿風路14の吹出口14aに水切り部材40を備える。水切り部材40は水切り手段の一例で、加湿風路14の吹出口14aの下方を塞ぎ、加湿風路14を送風される蒸気Vまたは霧Fを水平方向に吹き出させる水切り風路40aが形成される。
また、加湿装置1Cは、水切り部材40の下部に排水部材41を備える。排水部材41は排水手段の一例で、水切り風路40aとつながる室内吹出口41aと、水切り部材40から受けた水を排水する排水口41bを備える。
室内吹出口41aは加湿空気吹出口の一例で、水切り風路40aを送風される蒸気Vまたは霧Fの吹出方向に沿って、水切り部材40の先端より突出した位置に形成される。
これにより、水切り部材40の先端は室内吹出口41aより突出せず、水切り部材40を流れる水が、室内吹出口41aから落下せず、排水部材41で受けられる構成となっている。
排水口41bは、図4に示す浴室51の壁面51bに沿って形成される。排水部材41は、水切り部材40から受けた水が排水口41bに流れるような傾斜を有し、排水部材41で回収した水を排水口41bから浴室51の壁面51bに沿って排水できる構成となっている。
加湿装置1Cの動作について説明すると、図1で説明したヒータ13Aを備えた構成では、ヒータ13Aが駆動されると、水槽12Aに貯められた水Wが加熱されて蒸気Vが発生して、蒸気Vが加湿風路14へ拡散される。また、図3で説明した超音波振動子13Bを備えた構成では、超音波振動子13Bが駆動されると、水槽12Aに貯められた水Wが加振されて霧Fが発生して、霧Fが加湿風路14へ拡散される。
加湿風路14に拡散された蒸気Vまたは霧Fは、図1等で説明した送風ファン部11が駆動されることで吹き出される空気で送風され、加湿風路14を送風される蒸気Vまたは霧Fは、水切り部材40によって風向が曲げられて、水切り風路40aを通り室内吹出口41aから略水平方向に吹き出される。
さて、蒸気Vまたは霧Fが加湿風路14を通ると、蒸気Vまたは霧Fの一部は液化して、加湿風路14の壁面14bに付着する水滴となる。また、加湿風路14を送風されて水切り部材40で風向が曲げられる蒸気Vまたは霧Fの一部も液化して、水切り部材40に付着する水滴となる。
加湿風路14の壁面14b及び水切り部材40に付着した水滴の流れる経路を破線の矢印Mで示す。加湿風路14の壁面14b及び水切り部材40に付着した水滴は、水切り部材40上を流れ、水切り部材40の先端から排水部材41に落下する。
水切り部材40から排水部材41に落下して回収された水は、排水部材41上を排水口41bへと流れ、排水口41bから浴室51の壁面51bに沿って排水される。
これにより、水切り部材40及び排水部材41で水を回収して、機外に排水することができる。また、配管工事をすることなく、浴室51内の目立たない箇所に排水することが可能となる。
ここで、水切り部材40を備えずに、排水部材41で蒸気Vまたは霧Fの一部を液化させると、排水部材41の室内吹出口41aの近傍に水滴が付着し、室内吹出口41aから機外に落下する虞がある。
これに対して、加湿風路14の吹出口14aに水切り部材40を備えて、蒸気Vまたは霧Fの一部が水切り部材40で液化されるようにすると共に、水切り部材40の先端が室内吹出口41aより内側に位置するようにすると、室内吹出口41aの近傍に水滴が付着しにくくなり、かつ、水切り部材40を流れる水も、室内吹出口41aから機外に落下しない。
図6に示す加湿装置1Dは、加湿風路14の吹出口14aに水切り部材40を備える。水切り部材40は、加湿風路14の吹出口14aの下方を塞ぎ、加湿風路14を送風される蒸気Vまたは霧Fを水平方向に吹き出させる水切り風路40aが形成される。
また、加湿装置1Dは、水切り部材40の下部に貯水部材42を備える。貯水部材42は貯水手段の一例で、水切り風路40aとつながる室内吹出口42aと、水切り部材40から受けた水を貯める貯水部42bを備える。
更に、加湿装置1Dは、貯水部材42の貯水部42bに貯められた水を排出するポンプ43を備える。
室内吹出口42aは加湿空気吹出口の一例で、水切り風路40aを送風される蒸気Vまたは霧Fの吹出方向に沿って、水切り部材40の先端より突出した位置に形成される。
これにより、水切り部材40の先端は室内吹出口42aより突出せず、水切り部材40を流れる水が、室内吹出口42aから落下せず、貯水部材42で受けられる構成となっている。
貯水部材42は、水切り部材40から受けた水が貯水部42bに流れるような傾斜を有し、貯水部材42で回収した水を室内吹出口42a方向に流さずに、貯水部42bで貯水できる構成となっている。
ポンプ43は揚水手段の一例で、貯水部材42の貯水部42bに吸込口43aが配置され、ポンプ43が駆動されると、貯水部42bに貯められた水が吸い上げられて、図示しない排水管等に排水される構成となっている。
加湿装置1Dの動作について説明すると、図1で説明したヒータ13Aを備えた構成では、ヒータ13Aが駆動されると、水槽12Aに貯められた水Wが加熱されて蒸気Vが発生して、蒸気Vが加湿風路14へ拡散される。また、図3で説明した超音波振動子13Bを備えた構成では、超音波振動子13Bが駆動されると、水槽12Aに貯められた水Wが加振されて霧Fが発生して、霧Fが加湿風路14へ拡散される。
加湿風路14に拡散された蒸気Vまたは霧Fは、図1等で説明した送風ファン部11が駆動されることで吹き出される空気で送風され、加湿風路14を送風される蒸気Vまたは霧Fは、水切り部材40によって風向が曲げられて、水切り風路40aを通り室内吹出口42aから略水平方向に吹き出される。
さて、蒸気Vまたは霧Fが加湿風路14を通ると、蒸気Vまたは霧Fの一部は液化して、加湿風路14の壁面14bに付着する水滴となる。また、加湿風路14を送風されて水切り部材40で風向が曲げられる蒸気Vまたは霧Fの一部も液化して、水切り部材40に付着する水滴となる。
加湿風路14の壁面14b及び水切り部材40に付着した水滴は、水切り部材40上を流れ、水切り部材40の先端から貯水部材42に落下する。水切り部材40の先端は、室内吹出口42aより内側に入り込んで機外には突出しておらず、水切り部材40を流れる水は、室内吹出口42aから機外に落下しない。
水切り部材40から貯水部材42に落下して回収された水は、貯水部材42の傾斜によって貯水部42bに貯水される。ポンプ43は、例えば一定間隔毎に駆動され、貯水部42bに貯められた水EWを吸い上げて、図示しない排水管等に排水する。
これにより、水切り部材40及び貯水部材42で水を回収して、機外に排水することができる。
上述した各実施の形態の加湿装置では、送風ファン部11を備えて蒸気Vまたは霧Fを送風するようにした。これに対して、加湿装置には送風ファン部を備えずに、図4に示す浴室空調装置2と加湿装置を空気が通るダクトで接続して、浴室空調装置2からの送風で蒸気Vまたは霧Fが吹き出されるようにしても良い。
本発明は、浴室やシャワー室等の加湿暖房を行う加湿空調システムに適用される。
第1の実施の形態の加湿装置の一例を示す構成図である。 ドレンパンの一例を示す構成図である。 第2の実施の形態の加湿装置の一例を示す構成図である。 本実施の形態の加湿空調システムの一例を示す構成図である。 各実施の形態の加湿装置の変形例を示す要部構成図である。 各実施の形態の加湿装置の変形例を示す要部構成図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D・・・加湿装置、2・・・浴室空調装置、10A,10B・・・加湿部、11・・・送風ファン部、13A・・・ヒータ、13B・・・超音波振動子、14・・・加湿風路、14b・・・壁面、17・・・フロントパネル、17b・・・吹出口グリル、18・・・ドレンパン、40・・・水切り部材、41・・・排水部材、41a・・・室内吹出口、41b・・・排水口、42・・・貯水部材、42a・・・室内吹出口、42b・・・貯水部、43・・・ポンプ、100・・・加湿空調システム

Claims (2)

  1. 水槽に貯められた水を水加熱手段により加熱して蒸気を発生させる蒸気加湿手段、または、水槽に貯められた水を超音波振動子により加振して霧を発生させる超音波加湿手段の何れかと、
    前記蒸気加湿手段で発生された蒸気または前記超音波加湿手段で発生された霧が送風される加湿風路と、
    前記加湿風路を送風される蒸気または霧が吹き出される加湿空気吹出口と、
    前記加湿風路に拡散された蒸気または霧を送風して、前記加湿空気吹出口から吹き出させる送風手段とを備えた加湿装置であって、
    前記加湿風路を通る蒸気または霧の一部が、前記加湿風路の壁面に付着して液化することで、前記加湿風路から前記加湿空気吹出口へ流れる水を回収して機外に排水する水回収手段を、前記加湿空気吹出口とつながって上側に位置する前記加湿風路の吹出口に備え、
    前記水回収手段は、前記加湿風路の壁面から内側へ突出し、水の流れる方向に向いて開口すると共に、回収した水が排水口に流れるような傾斜を有した溝部を、前記加湿風路の壁面の全周に亘って備えた
    ことを特徴とする加湿装置。
  2. 請求項1に記載の加湿装置と、
    室内の暖房を少なくとも行う空調装置とを備えた
    ことを特徴とする加湿空調システム。
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